共通点など
・ロマン派の音楽がルーツ
・絵画的(目で見たものを彷佛とさせる)←印象派の絵画と短絡的に結びつけられないが…。
・水、海に魅かれて書いた作品が多い(リストも)
・神秘的
・平行8度、平行5度を多用。斬新な響き。
・鐘の音の疑似再現に5度、オクターブを用いる。
・フランス音楽では重い感じよりもクリスタルな響き、澄んだ音色が求められる。
・ロマンティックな方向性から離れ、自然の中から情熱的な喜びの音楽を創造した。
ラヴェル 1875 年3月7日生
ドビュッシー 1862 年8月22日生
流れ
ベートーヴェン(人間的、具体的)→リスト→ラヴェル
モーツァルト(精神的、ウィット、ユーモア)→ショパン→ドビュッシー
音楽作品
について
・現実的、物語的
・過去の音楽の伝統線上にある
・旋律線がとてもロマンティック
・20歳ぐらいで自分の音楽の方向性を認識していた
・例えると石版画(リトグラフ)
・詩的
・未来指向的
・初期の作品はとてもロマンティック
・サロン的な音楽から出発して20代はまだ模索していた。30歳すぎてから自分の音楽性が安定してきた
・例えると水彩画
・派手さは不似合い
響き
・複雑だが古典的な和声進行に還元できる。ただ和声の構成音に付加音がたくさん入る。正規の解決をしない和声外音が加わる。
・19世紀の響きを踏襲しつつ、それをより複雑にすることによって非常に精妙な「感知し難い」新しい響きにしている。
・徹底した音色のイメージが求められる
・独特の透明感や澄んだ音
・明晰な音、音楽作りが要求される
・メロディーにヴィブラートをかけるように歌うことは無い
・“打楽器的な”音楽作り
・縦の響きはシンプルに感じられる
・「旋法性」の復活。前音音階など。 彼独自の旋法もある
・ ラヴェル以上に西洋音楽以外の音楽のものに関心があった
・1889年のパリ万国博覧会で極東や東南アジアの音楽に出会い、それを自分のパレットの一部にしていった
フォルム
(形式、構造)
・初期のものほど自由。次第に「新古典主義」的傾向が出てくる(古典的なたたずまいからは絶対にはずれない。過去に準拠)
・第一次世界大戦後、ソナタやコンチェルトを書くなどさらに古典的な本質を出すようになる
・“今までにない変わった曲”を作ろうとした
・過去(バッハ〜シューマン)のフォルム(調性など)を壊した。
・主題、推移部が曖昧(自由)
・ワーグナーを尊敬していて彼の影響を受けて、新しい語法を生み出した。
・いつも何かから何かに推移している(自然現象のように)
アレンジ
(指番号や 左右の手の指示など)
・テンポを上げると演奏しにくい箇所が多いので、弾きにくい所はアレンジをする事が可能。
・現実的な指示になっているので、全て指示通りに演奏する事が望ましい。
・曲によっては急なポジション移動あり。
ルバート
・古典的
・細かいテンポの指示はあるが、演奏家に任せるような速さは無い。
・ルバートを初めて楽譜に表記した。ただし単に自由という意味ではなく、リズムに対するノリは崩さないように、あくまでも小節内で処理する。
・ショパンのように「遅めに始めて後は巻く」
・柔軟に。一瞬たりともリズムが生硬にならないように
トッカータ
鋭い
レガート
長前打音
・拍の間に数多い前打音が付く
(急いで次へ行き、拍の時間を短くしない)
・拍の中に取り込み、時間を延長しない。リズムそのものに組み入れる。
バス音の働き
・大曲になると出てくるバスの保持音。その進行を意識して、ハーモニーの推移の中でテーマや重要な音を浮き出させるように演奏する。
・バスの役割が土台として機能しているのではなく、その上の音との関係で強さを考えて響かせなくてはならない
ペダル
・サスティンペダルの指示。
・ほとんどない。ソフトペダルの指示はある(ffでも)
色彩感
・「視覚的なイメージ」を「聴覚的なイメージ」に代えて演奏する
・響きの重層性を表現するテクニックが必要
・ピアノ曲はオーケストラ作品もあるのでそれを聴いてイメージを広げる。
・「遠くで」とか「少し近くで」など、それまでにない次元の指示がある。
・ 単なる強弱ではなく、イメージをふくらませて演奏する。
・ ペダリングも重要。
・ロマン派の音楽がルーツ
・絵画的(目で見たものを彷佛とさせる)←印象派の絵画と短絡的に結びつけられないが…。
・水、海に魅かれて書いた作品が多い(リストも)
・神秘的
・平行8度、平行5度を多用。斬新な響き。
・鐘の音の疑似再現に5度、オクターブを用いる。
・フランス音楽では重い感じよりもクリスタルな響き、澄んだ音色が求められる。
・ロマンティックな方向性から離れ、自然の中から情熱的な喜びの音楽を創造した。
ラヴェル 1875 年3月7日生
ドビュッシー 1862 年8月22日生
流れ
ベートーヴェン(人間的、具体的)→リスト→ラヴェル
モーツァルト(精神的、ウィット、ユーモア)→ショパン→ドビュッシー
音楽作品
について
・現実的、物語的
・過去の音楽の伝統線上にある
・旋律線がとてもロマンティック
・20歳ぐらいで自分の音楽の方向性を認識していた
・例えると石版画(リトグラフ)
・詩的
・未来指向的
・初期の作品はとてもロマンティック
・サロン的な音楽から出発して20代はまだ模索していた。30歳すぎてから自分の音楽性が安定してきた
・例えると水彩画
・派手さは不似合い
響き
・複雑だが古典的な和声進行に還元できる。ただ和声の構成音に付加音がたくさん入る。正規の解決をしない和声外音が加わる。
・19世紀の響きを踏襲しつつ、それをより複雑にすることによって非常に精妙な「感知し難い」新しい響きにしている。
・徹底した音色のイメージが求められる
・独特の透明感や澄んだ音
・明晰な音、音楽作りが要求される
・メロディーにヴィブラートをかけるように歌うことは無い
・“打楽器的な”音楽作り
・縦の響きはシンプルに感じられる
・「旋法性」の復活。前音音階など。 彼独自の旋法もある
・ ラヴェル以上に西洋音楽以外の音楽のものに関心があった
・1889年のパリ万国博覧会で極東や東南アジアの音楽に出会い、それを自分のパレットの一部にしていった
フォルム
(形式、構造)
・初期のものほど自由。次第に「新古典主義」的傾向が出てくる(古典的なたたずまいからは絶対にはずれない。過去に準拠)
・第一次世界大戦後、ソナタやコンチェルトを書くなどさらに古典的な本質を出すようになる
・“今までにない変わった曲”を作ろうとした
・過去(バッハ〜シューマン)のフォルム(調性など)を壊した。
・主題、推移部が曖昧(自由)
・ワーグナーを尊敬していて彼の影響を受けて、新しい語法を生み出した。
・いつも何かから何かに推移している(自然現象のように)
アレンジ
(指番号や 左右の手の指示など)
・テンポを上げると演奏しにくい箇所が多いので、弾きにくい所はアレンジをする事が可能。
・現実的な指示になっているので、全て指示通りに演奏する事が望ましい。
・曲によっては急なポジション移動あり。
ルバート
・古典的
・細かいテンポの指示はあるが、演奏家に任せるような速さは無い。
・ルバートを初めて楽譜に表記した。ただし単に自由という意味ではなく、リズムに対するノリは崩さないように、あくまでも小節内で処理する。
・ショパンのように「遅めに始めて後は巻く」
・柔軟に。一瞬たりともリズムが生硬にならないように
トッカータ
鋭い
レガート
長前打音
・拍の間に数多い前打音が付く
(急いで次へ行き、拍の時間を短くしない)
・拍の中に取り込み、時間を延長しない。リズムそのものに組み入れる。
バス音の働き
・大曲になると出てくるバスの保持音。その進行を意識して、ハーモニーの推移の中でテーマや重要な音を浮き出させるように演奏する。
・バスの役割が土台として機能しているのではなく、その上の音との関係で強さを考えて響かせなくてはならない
ペダル
・サスティンペダルの指示。
・ほとんどない。ソフトペダルの指示はある(ffでも)
色彩感
・「視覚的なイメージ」を「聴覚的なイメージ」に代えて演奏する
・響きの重層性を表現するテクニックが必要
・ピアノ曲はオーケストラ作品もあるのでそれを聴いてイメージを広げる。
・「遠くで」とか「少し近くで」など、それまでにない次元の指示がある。
・ 単なる強弱ではなく、イメージをふくらませて演奏する。
・ ペダリングも重要。