Quantcast
Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2772

真央の感動、閉会式で演奏されたのはラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」 

$
0
0
真央の感動よみがえる2曲 閉会式に響く

 感動がよみがえった。閉会式で演奏されたのは、フィギュアスケート女子の浅田真央(中京大)が圧巻の滑りを披露したフリーの使用曲、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」だった。

 前回のバンクーバー冬季五輪のショートプログラムで演じたハチャトリアン作曲の「仮面舞踏会」も五輪スタジアムに響いた。ファンの心をくすぐる選曲で、名演技の記憶が呼び覚まされた。


女子フィギュア史上最高の演技だったと思います。異論は認めます。
技術点の基礎点が示す通り、行った演技要素は史上最高です。3回転8本、6種類成功はどちらも五輪史上初です。

それでいて高い表現力を兼ね備えたプログラム。これに史上最高点がつかない理由は正直ないのですが…なぜかフリー3位…

この採点には正直疑問を抱く方が多かったのではないでしょうか。割と採点システムを分かっている私ですら疑問でした。後で詳しく説明します。

フリーに向かう時の表情がとても印象的でした。ショート同様個人的には堅い表情に見えました。

正直それを見てああ、これはだめかなあと恥ずかしながら思ってしまいました。

ところが冒頭のトリプルアクセルを見事に成功させると、すべてのジャンプをクリーンに決めました。

ルッツのエラー判定はスローで見ると仕方ないと思います。
ローテーションを2つ取られたところは微妙なので判定に従うしかありません。

しかしあれだけショートで出遅れながらこれだけの会心の演技で最終6位に上げたのはさすがとしか言いようがありません。
前の記事で浅田真央は本来メンタルは強いと説明しましたが、まさに最後の大舞台、プレッシャーに打ち勝っての演技です。

これは後付けで知ったので紹介しておきますが、今回使用したラフマニノフのピアノ協奏曲が、ラフマニノフが極度の不振にあえいでいたころに作曲し、自身の復活を印象付ける曲になったという背景があるらしく、まさに今回の浅田真央に重なるところがあったとのこと。

すごいですね。偶然にしては恐ろしい。
私としてはロシアの五輪ですし、そういう意識の選曲かなあと漠然と思っていたのですが、よく考えるとそもそも浅田真央のスケート人生そのものではないかと思います。

周囲からの期待、バンクーバーでのミス…そういったものから乗り越えていく姿を表現したかったのではないでしょうか。


今回メダルに届かなかったのはひとえにショートでのミスですので仕方ないとして(後述)、何か別の形でメダルを上げられないかと思うほどでした。泣きました。




Viewing all articles
Browse latest Browse all 2772

Trending Articles