*北鎌尾根は、難度の高いバリエーションルートです。 カヨワイ、かもしれない一般女性ハイカーが行けるのなら、と軽い気持ちで行くと、最悪死にます。 しっかり情報を集め、自分の行けるルートか判断し、入念な準備をして、天気を選んだ上でトライされることをお勧めします。
■1日目 上高地バスターミナル6:00-小梨平 06:16 - 06:51 明神館 07:01 - 07:08 徳本口 07:09 - 07:49 徳沢公衆トイレ 07:50 - 07:54 徳澤園 08:08 - 08:19 新村橋 - 09:01 横尾 09:20 - 09:56 槍見河原 - 10:06 一ノ俣 10:18 - 10:24 二ノ俣 - 10:49 槍沢ロッヂ 11:07 - 11:34 ババ平 11:42 - 12:18 槍沢大曲り 12:20 - 13:21 水俣乗越 13:40 - 15:36 北鎌沢出合(テント泊) ■2日目 北鎌沢出合 03:46 - 05:49 北鎌のコル 06:12 - 09:05 独標2899m 09:33 - 13:12 槍ヶ岳 13:36 - 13:50 槍ヶ岳山荘 (テント泊) ■3日目 槍ヶ岳山荘4:00-殺生ヒュッテ 04:23 - 04:45 播隆窟 - 04:50 坊主岩屋下 04:51 - 05:40 槍沢・天狗原分岐 - 06:23 槍沢大曲り 06:24 - 06:46 ババ平 06:47 - 07:09 槍沢ロッヂ 07:31 - 07:52 二ノ俣 - 07:59 一ノ俣 - 08:06 槍見河原 - 08:39 横尾 09:06 - 09:50 新村橋 - 10:03 徳澤園 10:04 - 10:07 徳沢公衆トイレ - 10:42 徳本口 10:43 - 11:10 明神館 11:11 - 11:45 小梨平 11:46 - 12:02 河童橋 12:03 - 12:07 上高地バスターミナル 12:09 - 12:19 ゴール地点
今から降りていく、天上沢。 遠くに見えるのは、高瀬ダムか。 標識の裏の緑のロープを越え、いよいよバリエーションルートに突入。
いきなり、ひどいザレっザレの急斜面。 上の方にはお助けロープがあったので、それを頼りに降りていると、
ある程度降りると、斜度が緩くなるが、今度は大きい石がゴロゴロ。 雪渓はわずかで、影響はなし。 でも、浮石だらけで歩きにくい。 結構大きい石が動いて足の上に落ちそうになり、慌ててよけたりも。
その少し先に、見覚えのある岩の上のケルン。 GPSで確認すると、北鎌沢出合だった。
目印のケルンの裏や、周りにいくつかテントを張れそうな所があったが、今の所先行者は見当たらない。 計画では15時着でここにテントを張る予定だったが、まだ13時前。 しばらく休憩したが後続者も来ず、先に進むことにする。
最初の分岐。 右の右股へ。 左股へ行くと大変らしいので、登るのに必死になって分岐を見落とさないよう注意。
この時期は2100m辺りまであちこちで出ていた。 一旦2100を過ぎた辺りで上見て水が見えなくなったので、そこで最低限必要な水を汲み、計3Lを背負った。
急だし、段差大きいし、水でさらに重くなったテント泊装備で上がるのは、キツイ。二つ目の分岐かな。 これも、右へ。
クライマーズホイホイはよく分からなかったが、右に分岐する細目のがそうだったのかも。 コルと方向が違ったし、草も茂ってたので行く気にはならず。
コルまであと少しという所で、比較的はっきりしたとこを登っていたが、
先がこんな感じに。 強引に行くか迷ったが、少し戻ってみると、草が茂っているが少し左よりに踏み跡があったので、そこを登っていくと、
北鎌のコルに到着。 2-3張テント張れそうないいところだが、虫が多いのと、この時間だと後続が来る可能性もあるのでもう少し先へ進むことにする。
5分ほどでツエルトなら張れそうなところがあったが、私のクロスオーバードーム2は出口が長辺だし少し狭いので、先へ。 1だと大丈夫そう。
10分ほど先の一人用なら張れるスペースを今日の宿にすることに。 コルを過ぎても一人用やツエルトなら数分進めば張れそうなところはぽつぽつあるが、大きいテントは天狗の腰掛近くでないと張れなさそうだった。
頑張って背負ってきた。 夕飯は、アルファ米とレトルトハンバーグとちくわ(相変わらずお湯沸かすだけ)。 ガスってきたし、19時頃には就寝。 しかし、22時頃ふと目覚めて外を見ると、まさに降るような素晴らしい星空が広がっていた。 天の川もはっきり見えて、今まで見た中でも最高級の美しさ。 しばらく外に出て、星空を眺めていると不安も消えていった。スタートしてすぐに、二人用テント位なら張れそうなとこが。 未開封のアルファ米が幾つかおいてあったけど、忘れ物なのか?
ちょっと遠くから多分ああ行くのかなと大雑把に当たりを付けて、
登った方がよさそうとか、調整していく。 たまにスマホで軌跡からずれてないか、確認。
ソロフリーなので、ここは巻き道へ。 頼りにしていいのか怪しいロープも、目印にはなるし、あるだけありがたい。巻
き道の先があまりよくなさそうで、コの字を過ぎたら稜線に出た方がいいと書いてあるものも多かったので、登ろうと思う。 が、どこから登ればいいのかよくわからない。 この位の数mの判断は、GPS見ても分からない。 結局適当に登れそうな所を登ったが、テント泊装備では緊張するところだった。 今回ルーファイ頑張ったせいかそこまで怖いと思う所はなかったが、ジャンダルム等と違いマーキングがないので、頑張って登ればいいだけではない。 ここ登って大丈夫か?間違ってたら降りてこれるか?と常に考える必要があるので難度は上だと思う。
大槍、小槍、孫槍、曾孫槍も分かる。 うおおおお~、興奮する! 天気予報ですごく迷ったけど、きてよかった~。
先へ。 ここから先も、まだまだ道は険しい。 独標から先は、基本稜線通し。 行き詰ったら、巻くが、巻きすぎず早めに稜線に戻る。 ほとんど千丈沢側に巻いたが、比較的踏み跡がしっかりしてて行けそうなところは数回天上沢側に巻いた。
出来ればちゃんとしたとこから登りたいと思ったが、とりあえずそれっぽいとこから登る。 上の方は、足の置き場が少なくて足場を探すのに多少時間がかかった。 下を見ると、落ちるとヤバい。
山頂の祠! 正面から見て、祠の右後ろから出てきたようだ。 山頂には5-6人の方がおられたが、皆さん拍手をして、おめでとう、凄い!と言ってくれて、凄く嬉しかった。
槍ましたー!! 宿泊地から5時間ちょっと、無事北鎌尾根からの単独登頂に成功しました!! 写真を撮ってもらい、何故か握手してくださいと言われ、ハイテンションのまま山頂にいた人達と握手をした。 定番の、山頂で写真を撮ろうとするとガスが出てくるが発動したが、
北鎌に比べれば歩きやすいのに、ババ平手前のなんともないとこで派手に転倒、近くにした三人組の登山者に助け起こしてもらう。 擦り傷程度だが、タイツに穴、ザックのサイドポケットに裂けめTT。 帰宅までが登山、気を付けよう、、、。
16:30頃、無事バスターミナルに帰還し、16:40の臨時便に乗れた。
去年からの目標だった、北鎌尾根を無事単独で踏破しました。 簡単ではなかったですが、天気に恵まれ、自分の持てる力を駆使して、歩き切ることが出来ました。 険しくも美しい稜線、迫ってくるような大槍、素晴らしい眺望、ここちよい緊張感、そして登頂したときの爆発するような喜びと達成感、、、最高でした!!