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Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
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地獄軍団 YSHR 大魔人 がん ぱく 敗退もある

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東北遠征最終日の今日はまたしても未踏の百名山である「苗場山」に登ってきた。
前日のうちに磐梯山から秋山郷まで移動、4時間半もかかった。
津南からの国道405号線は「酷道」と呼べる狭くて急な林道で、ガードレールもないワイルドな道だった。
今思えば山行よりこの林道ドライブが核心だった気がする。

だが斜面が全く見えないので数m進んではGPSで方角を確認、これを十数回繰り返してなんとか視界があるところまで降りてきた。

今回は一応栗駒山に登ったわけだが白い斜面を登って滑ったという感覚しかないので次回は視界がある時に是非再訪したい。

2021年一発目の山行は会津朝日岳!
前日の御神楽岳から下山して即只見へ移動。
雪で動けなくなる前に登山口、というかまたスノーシェッドの軒下を借りる。
世の中は大晦日で紅白やら年越しそばを楽しんでいるんだろう。
少しでも雰囲気を楽しもうとコンビニでどん兵衛とお湯をもらってそれっぽくしてみた。
19時には就寝して2時前に起床。雪は夜もシンシンと降り続きまた更に積雪量は増えたようだった。

スタートからラッセル開始。
最初は車道歩きなのでプチラッセル。
会津朝日岳へ向かう林道へ入ると一気に積雪量が増えて膝ラッセルとなった。
勾配がないのでまだ頑張って歩けたが、登山口に到着するといよいよ前代未聞の深いラッセルが待ち構えていた。
まずは沢の渡渉。
しかし橋が見つからない。
しばらくみんなで探して最終的には超細い木の橋の上にこんもりと雪が積もっているのを発見。
第1発見者が自分だったのでトップで渡る、が、雪がボロボロと落ちていく。怖い。
ここで落ちたら即敗退。ツボになって行こうかとも思ったが、最終的には板で渡りきった。
なにこの達成感。(笑)
橋の幅は板二本分なかった。

ようやくスタート地点をクリアしたに過ぎない。ここからルートファインディングをしながらの激ラッセルが待ち構えていた。
雪が深すぎてポンツーンでもほとんど進まない。30mも進んだら暑くなって交代。怪獣パクですらこれまでで最凶のラッセルだったようだ。
7時を過ぎるとようやく辺りが明るくなってきた。YSHRセンセーが心配そうな眼差しで通ってきた斜面を眺めている。
無木立の急斜面。あそこが雪崩たらひとたまりもない。
しばらくラッセルを頑張ってみるもののピークを踏める気がしない。
トレースが残っているうちに引き返そう。
敗退、というより安全を優先した英断だった。

滑走タイムも甘くはなかった。ポンツーンでも滑らない。唯一大魔人さんのヘルベントだけが浮いていた。
最後はまたあの一本橋を渡って長い林道を下りラッセルしながら歩いてゴール。

ピークは取れなかったが正月からガッツリラッセルして無事戻ることが出来たのでよしとしよう。

 

生活道路を歩いて林道に入るが、道路の時点で既にラッセルだった。これは除雪車が来ないと集落の人たちは国道に出ることができない。雪は大粒で水を含んでいて重たくみぞれのよう。ウェアは濡れたところから凍ってくる。林道を歩いて登山口に着くまで2時間ちかくかかった。やっと沢沿いの登山道を詰めてゆくが片斜面は腰ラッセルに胸ラッセル、尾根に取り付いて斜度が上がればもう頭より上の高さの雪を崩さないと前に出ることができない。一晩で1.5~2mくらい降ったのだろうか。今までで一番深い雪だった。5時間もがいて400mも上がらず。これは上まで行ったら日が暮れる。雪は止むどころか勢いを増して帰りのトレースが消えて帰りもラッセルになる。急な斜面でもがくと先日の雨の層より上に乗った雪が雪崩てきそうで怖い。もうだめぽ。帰って温泉温泉!!とギブアップ宣言をしてみんなでシールを剥がして一目散に逃げ帰ってきた。帰りのトレースはなんとか残っていたが既に30cm以上積もっていてやっぱり帰りもラッセルだった。

下山後は近くの深沢温泉で風呂入ってステーキ丼食べてひとやすみ。予定している明日の山まで移動するが、今日もまた猛吹雪ホワイトアウトの運転で心臓に悪かった。元旦から厳しい一日だった。明日も相当厳しそうだが他にすることが無いのでとりあえず安全第一でやれるところまでやるしかない。

御神楽岳の戦いから次の戦いの地会津朝日岳に移動した。道中ずっとゴン降りで雪は止まない、会津朝日岳は夏に来たことがある、素敵な山である。この時期当然登山口まで車は入れず6km手前の洞門がスタートラインである。

今日も昨日と同じメンバー、YSHR 大魔人 がん ぱくである。深夜3時スタートと約束し準備ができた人からラッセル開始した。今日の雪は深かった。登山口のいわなの里まで黙々膝ラッセルを回した。長かった、深かった。最初の川の徒渉点がはっきりしなくて暗闇の中ウロウロした。会津朝日岳は暫く沢沿いを進むが雪は吹き溜まりめちゃ深かった。延々と腰ラッセルが続く、ラッセルを回すが遅々として進まない。

時間はどんどん過ぎていく。スタートして5時間過ぎても標高は350mしか上がってなかった。おまけに降り続く雪で帰りのトレースが消えたら更にまずい、沢沿いは雪崩の危険も大きい。この時点で登頂は無理と判断して引き返すタイミングを考えた。結局850mを終点として帰還を決めた。

昨日今日で1m以上は軽く降っただろう。雪も全く沈降していないのでポンを持ってしても無理だ。怪獣パクもこれはアカンと諦めてくれた。そうと決まれば逃げ足は早いガンガンパウダーを頂いて林道をダッシュで逃げ帰った。自然には敵わない、無理はしない、長生きの秘訣である。

深夜3時前にゴン降りの中スタートした、除雪が入っていないからブーツラッセル、そして林道に入れば膝ラッセルとなった。頑張って4人でラッセルを回し林道はクリア、膝ラッセルは大したことはない。駐車場から対岸に渡るけど橋が見つからない、ウロウロしてやっと見つけたが1本橋だった。ガンを先頭にドボンしないように渡る、パクはシールを濡らしてしまった。

登山道は沢沿いなので歩きやすい所を進む、しかい腿ラッセルとなっていく。大丈夫だと言い聞かせ4人で回す、時間ばかりが過ぎていく。沢沿いは底なしのラッセルなので尾根に取付いて標高を稼ぐ作戦にした。尾根に取付いたら胸ラッセル、標高はまだ800mに届いていない、ガチるしかない、しかし進まない、後ろは寒くガチる人をこまめに交代して進む。標高が上がると終始胸ラッセル、敗退がよぎる、せめて尾根上まで行きたい。

ラッセルの距離は1人30mが限界で尾根でジグると標高は10m未満しか稼げなくなっていた。斜度が増しパクがガチる、しかしもう限界の叫び声が…よく叫んでくれた、これで敗退決定です。

ゴン降りなのでトレースが埋まらないうちに帰ろう、滑りは底なしの激パウ、ポンでも埋まり快適に滑降できない。僕はヘルベント君、浮きまくって楽しかったご馳走様でした。さあ明日も豪雪地帯、下見ではトレースは皆無だった。果たしてピクれるのでしょうか

 

 

 

先週白山へ行ったばかりだがYSHRセンセーと大魔人さんが2月のお参りにいくというので便乗させてもらった。
単独頑張るという選択肢もあるがやっぱり仲間と一緒の方が安心だ。

いつもなら0時スタートだが、今日は天気が崩れる予報だったので23時スタートとなった。
相変わらずフライングスタートとなって22時半頃から順次出発。
先週はスタートからフルラッセルだったが今週は除雪が入ったらしくブル道ができていた。
ブル道のおかげというのもあるが、今回は降雪直後でもないのでラッセルもあまりなく楽勝ムード。
実際別当出合まで5時間ちょいで到着した。
先週6時間半かかったことを思えばかなり短縮したといえる。

別当出合から交代しながらラッセルしていく。
ここも先週と比べればほとんどラッセルはなく、割とイージーモードだった。
甚之助避難小屋を過ぎて谷からエコーラインへ登り上げることになったが、途中カチカチ斜面に出くわして肝を冷やした。
クトーを着けていても急なカチカチ斜面は心臓に悪い。
ここをクリアしたらサクっとエコーラインに登り上げることができた。
晴れる予報ではなかったが奇跡のご来光。そして御前峰や別山もはっきりとその姿を見せてくれていた。
このまま天気が持ってくれればよかったがそううまくはいかない。
室堂手前で雲がかかり、一瞬の間にホワイトアウトに。
まあホワイトアウトは織り込み済みなのでGPSを頼りに登るしかない。

いつもなら虐くの字から山頂に向かうが、視界もないので適当に登りやすいところから登っていった。
そして9時に山頂に到着。先週より2時間以上早い。ラッセルがなかったこととスタートが早かったことが功を奏した。
大魔人さんと14時くらいには降りれるかな・・・なんて言っていたが甘かった。

今日のルートは砂防ピストンではなく湯ノ谷~釈迦岳を回り、尾根伝いに宮谷川経由で百万貫岩までショートカットする計画だった。
しかし御前峰から先は常にホワイトアウト。
湯ノ谷までたどり着くのも一苦労。
雪面の起伏もわからなければ目印もない。
GPSだけを頼りになんとか湯ノ谷までたどり着くとYSHRセンセーを先頭に登り返し地点まで滑走、そこからは自分と大魔人さんでラッセルしながら釈迦岳まで登り返した。
待てど暮らせどホワイトアウト、当初予定していた尾根に入ってみるもまったく視界がない。
これでは細尾根で滑落するリスクもあるしどれだけ時間がかかるかわからない・・・ということで尾根ルートは断念、素直に丸岡谷から市ノ瀬を目指すことにした。
このルートなら全員行ったことがあるので問題ない。
視界がなくても大丈夫だ。
慎重に滑り降りていくと徐々に視界が晴れてきてパウダーも残っていたので気持ちよく滑走。
釈迦新道のブナの森は冬に来ても最高だ。

湯ノ谷の渡渉は橋の鉄板が外されていたのでどうしようかと悩んだが、近くにスノーブリッジを発見、そこからうまいこと渡渉することができた。
市ノ瀬まで重雪を下りラッセル、そこから延々と白峰まで11kmのスキーハイク…先週来た時はもう白峰ピストンはやめようと思っていたがまさかの2週連続。
大魔人さんがいつものようにロケットスタートで白峰まで滑っていった。

久しぶりに本当の地獄山行を経験したが、無事行って帰ってこれたこと、2月のお参りを済ませられたことに感謝したい。

 

昨日は次第に冬型が決まる最悪の天候だがYSHR 大魔人 ガンの三人で2月のお参りに行くしかない。自分は55ヶ月目がかかっている。こういう記録は天候の良し悪しを選べない辛さがある。冬型が決まる前に核心部山頂から湯ノ谷滑走を終えたいのでスタートは深夜23時と約束したが気合い入れまくりのメンバーは22時半過ぎに白峰ゲートをスタート。

大魔人が先頭で飛ばしていったがYSHRは両足の小指が痛すぎて全く飛ばせず、半泣きになって白峰に16時過ぎ帰還、17時間半の今期最長山行で久しぶりに完全燃焼、ボロボロになった。55ヶ月目のお参りは半端なく辛いものであった。

快晴の弥陀ヶ原を歩き室堂に着くころにはホワイトアウトの地獄になった。雪は多いけど鳥居は埋まっていなかった。さあ地獄の行進の始まりです、風が徐々に強くなり何にも見えへん、山頂に着くころは1丁目になっていた。奥宮で2月のお参りを済まして滑降準備、ビビンバ斜面を回避して室堂側から滑り込んだ。何も見えない1丁目のなかGPSでルートを確認し何とか予定の沢に入った。しかし緊張は続く、谷の分岐を間違えないように慎重に下った。宇宙遊泳滑降は苦痛だった。

何とか湯の谷に合流、1800mまで滑降し釈迦岳に登り返す、相変わらずの地獄で何にも見えへん、雪庇に気を付けよう。釈迦に着いた、地獄2丁目5番地ですか、ここから尾根を滑って東高山経由で林道に出る作戦、ホワイトアウトの尾根を滑っていく。何も見えない複雑な尾根は狭くて何度も谷に吸い寄せられ一向に高度が下がらない。ここで作戦変更、隣の丸岡谷を滑って釈迦新道の尾根を滑ることにした。そうなると逃げ足は早かった。尾根はご褒美のパウ、1600からはホワイトアウトから解放されパラダイスであった。

あっという間に林道に降り立ち湯の谷を渡って登り返す、雨が降りだしてきた。林道ラッセルをガンちゃんがこなしトレースに合流した。ここから最後の仕事、ガンちゃんはもう使い物にならないから白峰までトレースを作り直す。過酷だけど無休憩で頑張った、ちょうど17時間、白峰に到着。完全燃焼…50代のオジンは今日も元気だった。片づけして皆を待った、40分後に無事みんなゴール、お疲れさまでした。

今週も日曜日の天気が×。
土曜友の会のパクもいなくなったので単独で御嶽山でも行ってみようか。
御嶽山は昔噴火する前に剣ヶ峰を滑ったことはあるけど一度きり。
残雪期の御嶽山も行ったことがなかったので今回良いチャンスだと思った。

前日東京出張だったので新幹線で金沢に戻ったらそのまま長野に直行。
あらかじめ山スキー道具は車に積んでおいた。用意周到ってやつだ。
御嶽山の山スキーというとチャオ御嶽スキー場を起点として北面を滑る記録が多いが、ガッツリ歩きたいのと雪質で言えば東面がいいのでは?と思い開田高原から登って見ることにした。
開田高原のルートは数年前の初冬に登って登りがいがあって楽しかった記憶がある。
そこに雪がガッツリついたらさぞかし良いゲレンデになるのではないかと妄想していた。

開田高原に入って林道を車で走っていくと倒木だらけ…一切車は入っていないのか。
いちいち車から降りては倒木を除けて行けるところまで進んで車中泊。想定外のイベントだった。

4時に起床して出発。
登山道も少し荒れていたがまあ想定内。こちらも倒木があったが道があるだけマシ。
1,550mあたりから雪が出てきて踏み抜きが多くなったので板を履く。
とてもツボ足で登る気にはならない。
夏道を無視して谷筋を登っていったのだがこれが失敗。
谷にも倒木が何本も横たわっていて行く手を阻む。
そこそこ雪は多いのに倒木が埋まるほどには積もっていなかった。
その都度両脇の斜面を登ってトラバースしたり、木を乗り越えたりするうちに日が昇り暑くなってきた。
結局七合目避難小屋跡まで修行が続いたがこういうところを歩くことで山スキーのスキルが維持向上できるのだ。

避難小屋跡から先は一切障害物はないがかなりの急登。
出だしの修行で時間を消費したせいですっかり雪は緩んでいたが、そのおかげでグリップは良くなって楽に直登できる状態になっていた。
薄着2枚でガシガシ登る。誰もいないプライベート斜面。この時期の雪山は明るくて暖かくて良い。気持ちに余裕が持てる。
ラストは急斜面をトラバースして三四五ノ池分岐まで向かい、更に五ノ池小屋を目指した。
ここまでくると登山者さんが何人か登ってきていた。恐らく濁河からだろうか。
五ノ池小屋で持ってきたパンを食べて本日のピーク、継子岳に向かう。
西側斜面は強風のせいかほとんど雪が着いていなかったが少ない雪を拾いながら継子岳へサクッと登頂。
これでトータル4回目の登頂かな…多分。
残雪期は初めてなので景色が新鮮。
北面を眺めると雪はあまり多くないように見えるがどうなんだろう。
マイアスキー場方面は北東面なのでかなりいい感じに見えるが降りたら帰れなくなるのでグッと我慢笑
記念撮影したら四ノ池に滑り込む。まさに極上ザラメ、タマランチ会長ってやつです。
四ノ池渡渉点から少し登り返して夏道に向けてトラバースしながら滑っていく。
白山東面台地を彷彿させる素晴らしい斜面を一気に滑って七合目避難小屋跡まで。
あとは長い長い修行の滑走。登りルートと少し変えて小尾根の密林を縫うようにトラバースしながら高度を落としていく。
なかなかアドベンチャーな滑りだったがまた経験値が上がったと思う。
やっぱり山スキーは楽してはいけない。

四合目のおいしい水場でキンキンの水をいただいて元気いっぱい。
冬の水は黄金の水だ。
あとはシートラでガチャガチャあるいて終了。
7時間弱のショートトリップだったが晴れた御嶽山を味わうことができてよかった。

 

今日は土曜友の会、久しぶりにパクと白山へ行くことになった。
パクは4月から北海道へ帰るので今回の山行がラスト。お別れ山行だ。
やっぱり最後は白山でしょう、ってことで自分もまだやったことがなかった別山~御前峰~釈迦岳の周回ルートを提案した。
パクとのお別れ山行に相応しいガッツリルートだ。
天気は上々、風も弱くてまさにビッグ山行日和。
金曜日に仕事を終えて白峰へ。21時前に到着して車中泊、0時に起床したので3時間ちょいしか眠れなかった。
準備をしているとパクも起き出したようなのでフライング宣言してスタート。
パクは今季初チャリらしいが自分のチャリ足に付き合わせるのも悪いしましてついていくのは無理。
先に出てのんびり漕いでいこう。
後ろの様子を気にしながらチャリを漕いでいくと三ツ谷の手前あたりでパクのライトが見えてきた。
さすがに早いな、でもタイミングはバッチリ、ちょうど市ノ瀬に到着して間もなくパクも到着した。

パクとは1月末の激ラッセルの白山以来なので2か月ぶり。色んな話をしながら別山に向かってのんびり歩いていく。
別山は去年の9月の嵐の日に行っているが晴れた別山はいつぶりだったか。
確認すると2019年3月、やぱりパクと大魔人サンと行った時以来だった。

今日は晴れる。
曲池から登山道のある尾根に登り上げてチブリ尾根避難小屋に向かっていくと別山のシルエットがドン!
左を見ると甚の助谷あたりにヘッデンのライトが3つほど見える。
更に別当出合あたりにも2個ほど、どうやら今日も白山を目指す登山者が多いようだ。
チブリ尾根にはうっすらパウダーも残ってたがやはりこの尾根はラストがカチカチ。
いつものことなので気合でクトーで登り上げた。
御舎利山までくると御嶽山や北アルプス、南アルプスの景色が素晴らしかった。
ちょうどご来光直後で空もオレンジ色に染まって幻想的な光景だった。
サクッと別山まで行って記念撮影、まずは1座目ゲット。

さあ次は御前峰だ。
まずは南竜目指して滑走モードでカチカチ斜面をトラバースしていく。
最初は東面を、少し登り返して次は西面をトラバース。
夏場ならアップダウンが面倒な尾根もスキーなら一瞬で赤谷渡渉点までたどり着いた。
シールに換装して御前峰を目指す。
南竜のキャンプ場もケビンが雪で埋まってこの時期ならではの光景を楽しむことができた。
逆くの字に差し掛かると登山者が一人、更に下の方にも2人ほどの登山者が見える。
朝一で登っていた人はもう下りただろうからやはり登山者は多い。
2座目の御前峰をピクったら西面台地経由で白山釈迦岳へ。
白山釈迦岳は2月のお参りの時にホワイトアウトの中辛うじて登頂したが、やっぱり今日のように晴れた日に登りたいよな。
水曜日にセンセーが開拓した西面台地を楽しみながら、途中からパウダーが詰まった谷を滑って湯ノ谷へ落ちていく。
湯ノ谷も何度来ても楽しい。
沢床でシールを装着して白山釈迦岳まで登り返すがこの時間になると暑くてツライ。
パクは半袖になって元気に登り返していった。

釈迦岳から今日登った別山と御前峰を眺めながらよくあそこからここまで来たよなぁと物思いに耽る。
だがまだ終わったわけではない、次は丸岡谷~釈迦の森を滑って湯ノ谷を越えなければならない。
ここも前回はホワイトアウトだったが今日は快適ザラメで最高。

ただ最後に事件が起きた。

釈迦の林道に合流するところが雪切れで自分もパクも板を外してモンキーで降りたのだが、パクの板を渡そうと軽く投げた際に崖下の沢に滑り落ちてしまったのだ。
そこから二人で探すも見つからない・・・マジか、パクのお別れ山行で板をなくすとか最悪じゃないか。
するとパクが木に引っかかっている板を発見。おおーよかった、川に流されてたらどうしようかと思った。
あとは湯ノ谷の恐怖の一本橋を渡って林道をこなして市ノ瀬のチャリデポまでいって自動運転で終了。

パクとのお別れ山行をガッツリ白山で〆ることができてよかった。
パク、次は富士山で会おう!

チブリ尾根から眺めた朝日に染まる白山は美しかった。白山から見る別山も、別山から見る白山も、釈迦岳から眺める別山も、すべて美しかった。今日は終始天気が安定していて春スキーらしい素晴らしい一日だった。岩さんこんな素敵な計画を立ててくれてありがとう。静岡から親不知へ抜けた時に応援に来てくれたり、豪雪でスタックした時に引っ張り出してくれたり、いつもおやつを分けてくれたり岩さんにはとてもお世話になりました。また会う日まで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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