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Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
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Sanchan33 地獄軍団の夏山

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今週末は日曜日は天気がよさそうだがコロナのワクチン接種が控えている。
土曜日に日帰りでどこか行くしかないが、天気も微妙だし雷も鳴りそう。
割と天気が良さそうでサクッと登れそうな山・・・そういえば八海山は200名山ながら未踏だ、ついでに隣の阿寺山も絡めればそこそこの山行になりそう。
ということで八海山を目指すことにした。

今日は白山へ8月のお参りに行ってきた。
夏のこの時期は砂防新道や観光新道、平瀬道は使わない。混みすぎ。
その代わり白山には北部白山という素晴らしい山域がある。
今年は久しぶりに中宮道が通行可能となっているのでこの機会に加賀禅定道~中宮道をグルっと周回することにした。
そんな計画を立てていると、会社の後輩Jから「白山行くなら一緒に行かせてください」と声がかかった。
北部白山はにわか登山者には荷が重い。歩行距離40km超、累積標高差も3000mを超える。
しかし後輩Jは現役のバレーボール選手であり、登山もそこそこやっているので行けるだろうと思った。

 

 

 

花も雪もないお茶濁しシーズンの9月上旬、今回は北アルプスの未踏の山を登ろうと扇沢へ向かった。
ターゲットは針ノ木岳~種池山荘の間にそびえるスバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳。
針ノ木岳は山スキーを始めたばかりの頃にノリで登って滑ってめちゃ楽しかった記憶があるが、それから数年ぶりの再訪となる。

最初のうちは辛うじて黒部別山や内蔵助カールが見えていたがそれもガスに包まれて見えなくなった。
完全修行山行。まあたまには地獄も悪くない。おかげで雷鳥もうじゃうじゃ。10羽くらい見た気がする。

 

 

 

 

 

 

 

念願の赤牛岳に行ってきた。
これまで未踏だったということもあるが、絶対今年のうちに登らなければならない理由があった。
自分は丑年生まれ。年男だ。なにか牛のつく山に登りたいと思っていたわけだが「赤牛岳」をおいて他に選択肢はあり得ない。
これを逃したら60歳、さすがにどうなっているかわからない。

双六小屋で一休みしてさあ行くか、と腰を上げるとみたような出で立ちのハイカーが。あれはパクじゃないのか?
LINEを送るとビンゴ。自分とまったく同じルートで赤牛タイムアタックをしていた。
後でスライドしそうだな、水晶-赤牛の間ですかね~なんて会話をしながら先へ進んだ。

水晶小屋を通って水晶岳へ。ここも2回目。頂上は狭くて足場も悪いのであまり好きじゃないが山容はごつくてカッコいい。
さあ未踏の赤牛岳へ。地図をパッと見ただけだと平坦そうな道を行って帰ってくるだけのように見えるが、実は足場も悪いしアップダウンも多くてめちゃくちゃ難儀。
しかもこれを往復するとか、マジやばい。
しばらく歩いていくと前からパクがやってきた。どうやら赤牛まで6時間で着いたらしい。あほか。
タイムアタックの邪魔をしても悪いのでサクッと写真だけとってそれぞれの道を急いだ。
そう、今日はのんびりしていられない。時間がない。まあ明日も休みだから時間無制限一本勝負なのだが、とはいえ暗闇の時間は極力減らしたい。

赤牛岳に到着すると4人組PTがいた。後からも2名ほど登山者がやってきた。
誰もいないのかと思ったが意外と盛況していてびっくり。
写真だけ撮って即来た道を戻る。繰り返しだがのんびりしている余裕はない。

三俣山荘に差し掛かったころパクからLINEが来た。このルートを11時間40分で踏破したそうだ。あほか。赤牛岳がインフレしてるみたいに見えるじゃないか。

弓折乗越に向かう途中で事件が起きた。地震だ!
高山を震源とする震度4の地震らしいが立っていられない、転ばないようにかがんで収まるのを待つ。
そこらじゅうで落石が起きているらしく谷に轟音が響き渡る。
恐ろしい、ガレ場を歩いていたらマジやばいやつ。白出沢(今は通行止)とか飛騨沢とかやばいよね。
他人事じゃない。自分もこれから沢筋をトラバースしながら下山しなければならない。
鏡平の手前で暗くなってきたのでヘッデン装着。来た時と同じくヘッデン山行になった。
下山は急ぐ、地震に巻き込まれたくない。
下山中も何度も余震に襲われ地響きと落石が発生する。やばい。ほんとやばい。
沢筋はロシアンルーレット、余震が来ないように祈りながらダッシュで通過。火事場のクソ力ってやつ。
おかげですっかり足の痛みのことは忘れていた。

だが実はラストの林道が一番やばかった。
林道わきから土砂崩れや落石が林道を覆ってひどいことになっていた。
すぐ復旧できるのかどうなのか・・・わさび平まで車が入れないんじゃないか。
最後までヒヤヒヤしながら21時に下山。約22時間山行となった。自己新記録。

なんとか年男としてのノルマは達成したが、身も心もへとへとになった。
もう赤牛ワンディはやらない!(笑)

 

登山の日の日曜日。予報は快晴。
ギリギリまで予定が決まらなかったのだが何とか山に行けそう。
YSHRセンセーに湯ノ谷も誘われていたが予定があやしかったので単独で北縦走路を歩くことにした。
もはや秋の恒例行事。このルートは暑い時期に歩くと死ぬ。秋が一番だ。

あらかじめ平瀬にチャリデポして道の駅で車中泊。2時前に鶴平新道登山口からまずは野谷荘司を目指した。

地獄覗に到着すると見覚えのあるトレランの人が。ああ!?8月にゴマ平でお会いした方ですね。あの時も加賀禅-中宮道で同じルートだったが今回も鶴平-平瀬ということで全く同じコースだった。
全く同じこと考えてて笑える。足の速い方だったのでさっさと行ってしまったが平瀬道~道の駅に向かう林道をランしてるところを後ろからチャリでパスさせてもらう際に再度ご挨拶させてもらった。
ロードをランで道の駅までとか自分的にはありえない。またどこかでお会いしましょう。
今回はほんとに色んな方々にお会いした。
さすがホーム白山ということでブログの読者さんにもたくさん声をかけていただいた。ありがとうございました。

・ゴマで1泊してから明日中宮温泉まで降りるという女性の方。
・親子トレイルランナーのM村さん。
・福井から来られたというお二人。センセーにも遭遇したとか。
・修験者かと勘違いしそうになった笠をかぶった二人組のお姉さん。
・平瀬道登山口で写真のモデルになってくれたお姉さん。

あとは平瀬道をサッサと下っていく。トレランの人が好むだけのことはあってめっちゃ整備されていて歩きやすい。
スキーだとめっちゃ滑りにくいのに(笑)
平瀬道登山口からはチャリで鶴平新道まで頑張る。とはいえ下り基調なので頑張るのは最後のひと登りだけ。
特に苦労もなく鶴平新道まで戻ることができた。

快晴微風で素晴らしい紅葉も色んな出会いも楽しめた。
やっぱり白山は最高!

 

今週の日曜日も快晴予報。さあどこへ行こうか…と考えているところに大魔人サンからLINEがきた。
「バリバリ行こう」
いや、大魔人サンのバリバリはレベル高すぎて無理!自分でも行けるところなら…というと猫又から赤谷山を経て大窓周回しようとのこと。
ふむ、これならいけるかも。一応懸垂下降の用意はしていこう。
今回はバリではあるが紅葉メイン。あまり早出しすぎると暗闇登山になってしまうので大猫山あたりで明るくなるように3時馬場島スタートということになった。

今日も劒でバリバリ。馬場島から大猫山と猫又山をピックって赤谷山から北方稜線を行き大窓から馬場島に下山する欲張り山行にガンちゃんと行ってきた。

いよいよ高山に雪が降り始めた。
山スキーシーズンを前に少しでも未踏の山を歩いておきたい。
金曜日に休みが取れたのでたまには南アルプスへ行ってみようか。
南アルプスの南の方…そうだ、笊ヶ岳に行こう。二百名山でかねてからずっと登りたいと思っていたし、一応山梨百で故郷の山でもある。

伝付峠からチャリデポした田代発電所に向かって下山開始。
2018年の台風でだいぶやられたようだがピンクテープもしっかりつけられていて問題なく歩き通すことができた。
油断すると迷う箇所がいくつかあるので注意は必要だが。

あとはデポしておいたチャリに跨って20kmほどサイクリング。
こちらも大きなアップダウンもなく快適に漕ぎ切ることができた。

初めての笊ヶ岳は文句なしの天候とコンディションで記憶に残る山行となっ

 

 

 


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