BSプレミアム 月〜金曜 午前6時〜6時55分
国内外の一流演奏家のリサイタルを、豊富なラインナップでお送りします。
次回の放送予定
12月16日(月) 午前6時00分〜6時58分 クラシック倶楽部 佐々木典子 ソプラノ・リサイタル
「夜 作品10第3」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「サフラン 作品10第7」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「万霊節 作品10第8」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「ツェチーリエ 作品27第2」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「あすの朝 作品27第4」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「ばらの花輪 作品36第1」
作曲)リヒャルト・シュトラウス
「満ちたりた幸福 作品37第1」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「わが子へ 作品37第3」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「母親の自慢話 作品43第2」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「こもり歌 作品49第3」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「黄金色に輝くなかを 作品49第2」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「歌劇「カプリッチョ」作品85から 最後の場」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「「四つの最後の歌」から 夕映えに」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
佐々木典子といえば、長きにわたりウィーン国立歌劇場の専属歌手として活躍し、帰国後はリヒャルト・シュトラウスの数々のオペラに主演し聴衆を魅了している日本を代表するプリマドンナ。
『カプリッチョ』伯爵令嬢マドレーヌ、『ダナエの愛』ダナエ(演奏会形式)、『ダフネ』タイトルロール、『ナクソス島のアリアドネ』プリマドンナ/アリアドネ、そして何より『ばらの騎士 』元帥夫人での心情も豊かな品格ある歌唱で絶賛を浴びてきた。
R.シュトラウスのプリマに求められること、それは時の移ろいとともに滅びゆくものの中に煌めく美しさとノスタルジーであり、佐々木が愛してやまないウィーン(華やかなハプスブルク帝国の繁栄と滅亡の運命の渦中にあって、眩しくもどこか悲しい美しさを湛える夢の街)にも似ている。そしてそのメンタリティーを深く理解し、馥郁たる歌唱で存在感を示すことの出来るたぐい稀な存在が佐々木典子だ。オペラの舞台に彼女が登場すると、そこには高い知性と感性を併せ持つなんともいえない典雅なオーラが立ち込める。そしてオペラ歌手としての結実ゆえにこそ、到達したリートの世界がある。来たる3月17日には、自身の演奏家人生の中でも特別な意味を持つというR.シュトラウスの歌曲だけを集めたプログラムのリサイタルを千駄ヶ谷の津田ホールで開催する。R.シュトラウスの歌曲を演奏する際には、音楽だけでなく、言葉や語感を大切にし、原詩を何度も朗読しているのも彼女ならではのこだわりなのだろう。国内主要オーケストラともR.シュトラウス「四つの最後の歌」で頻繁に共演しており、09年秋にリリースしたCD「R.シュトラウス歌曲集“四つの最後の歌”」も好評を博している。
今、人生の充実期を迎えた彼女が、時満ちて、生きる悦びと限りある命をいとおしむ洞観をリートに託す。音楽と人生の奥深さを感じさせる美しい詩が一体となったR.シュトラウスの歌曲をどんなふうに表現するのか、魂を込めて綴る色彩豊かな演奏に期待は膨らむばかりである。
国内外の一流演奏家のリサイタルを、豊富なラインナップでお送りします。
次回の放送予定
12月16日(月) 午前6時00分〜6時58分 クラシック倶楽部 佐々木典子 ソプラノ・リサイタル
「夜 作品10第3」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「サフラン 作品10第7」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「万霊節 作品10第8」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「ツェチーリエ 作品27第2」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「あすの朝 作品27第4」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「ばらの花輪 作品36第1」
作曲)リヒャルト・シュトラウス
「満ちたりた幸福 作品37第1」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「わが子へ 作品37第3」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「母親の自慢話 作品43第2」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「こもり歌 作品49第3」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「黄金色に輝くなかを 作品49第2」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「歌劇「カプリッチョ」作品85から 最後の場」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
「「四つの最後の歌」から 夕映えに」
(作曲)リヒャルト・シュトラウス
佐々木典子といえば、長きにわたりウィーン国立歌劇場の専属歌手として活躍し、帰国後はリヒャルト・シュトラウスの数々のオペラに主演し聴衆を魅了している日本を代表するプリマドンナ。
『カプリッチョ』伯爵令嬢マドレーヌ、『ダナエの愛』ダナエ(演奏会形式)、『ダフネ』タイトルロール、『ナクソス島のアリアドネ』プリマドンナ/アリアドネ、そして何より『ばらの騎士 』元帥夫人での心情も豊かな品格ある歌唱で絶賛を浴びてきた。
R.シュトラウスのプリマに求められること、それは時の移ろいとともに滅びゆくものの中に煌めく美しさとノスタルジーであり、佐々木が愛してやまないウィーン(華やかなハプスブルク帝国の繁栄と滅亡の運命の渦中にあって、眩しくもどこか悲しい美しさを湛える夢の街)にも似ている。そしてそのメンタリティーを深く理解し、馥郁たる歌唱で存在感を示すことの出来るたぐい稀な存在が佐々木典子だ。オペラの舞台に彼女が登場すると、そこには高い知性と感性を併せ持つなんともいえない典雅なオーラが立ち込める。そしてオペラ歌手としての結実ゆえにこそ、到達したリートの世界がある。来たる3月17日には、自身の演奏家人生の中でも特別な意味を持つというR.シュトラウスの歌曲だけを集めたプログラムのリサイタルを千駄ヶ谷の津田ホールで開催する。R.シュトラウスの歌曲を演奏する際には、音楽だけでなく、言葉や語感を大切にし、原詩を何度も朗読しているのも彼女ならではのこだわりなのだろう。国内主要オーケストラともR.シュトラウス「四つの最後の歌」で頻繁に共演しており、09年秋にリリースしたCD「R.シュトラウス歌曲集“四つの最後の歌”」も好評を博している。
今、人生の充実期を迎えた彼女が、時満ちて、生きる悦びと限りある命をいとおしむ洞観をリートに託す。音楽と人生の奥深さを感じさせる美しい詩が一体となったR.シュトラウスの歌曲をどんなふうに表現するのか、魂を込めて綴る色彩豊かな演奏に期待は膨らむばかりである。