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”預金封鎖” ”年金支給大幅減” その日は近い!!其の拾弐/アナタの預金はクニと銀行が遣い果たした!

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2016年08月20日10:21
カテゴリ愛詩tel by shig預金封鎖
”預金封鎖” ”年金支給大幅減” その日は近い!!其の拾弐/アナタの預金はクニと銀行が遣い果たした!
愛詩tel by shigさんのサイトより
http://blog.goo.ne.jp/1shig/e/cc87f83afcf5cea2baa828181d0fa79d
<転載開始>
今回はセンセーショナルなタイトルになった

「”預金封鎖” ”年金支給大幅減” その日は近い!!」シリーズの過去記事は
左のカテゴリーの中にあるのでそれを参照して欲しい

今回のテキストは↓クリック

国家予算は国レベルでの”壮大な詐欺”だと分かった!!/武田邦彦

である

この記事の最後に
読者の方には、次回の記事までに、ぜひこの問題に挑戦してもらいたい
と記したが、賢明な読者は、もう、答えを出されただろうか

では
再び武田邦彦氏のブログを見てみよう
↓クリック
https://youtu.be/PIYb7Xc93eA








氏は、ブログの中で

「なにやってんですかね、自転車操業というか、雪だるまというか」と言っておられる

それは
政府は
国家予算を税収だけではまかなえないので
国債を発行して穴埋めをする(歳入)

ところが、支出(歳出)するときに、また国債を発行する

ここ、武田氏も理解に苦しむと言っておられるが、事実だ
国債を購入した銀行などの利子を穴埋めするための国債発行

その結果、新たに国債費での収入は
36兆8630億円-23兆4507億円=13兆4123億円しか増えない

ーーーー

問題は、
今までクニが発行した国債は(もちろん、現行経由で遣われたアナタの預金は)
すでに政府が遣いきって、返るあてがない、ということ

特に黒田日銀総裁が2013年に就任して以来、200兆円もの円を発行している
2%のインフレを目標にしたというが、
その札はどこにあるのだろう
市中に流せば、間違いなくインフレになる
もちろん、それを倉庫に保管するわけがない
それはただ、数字上、コンピューターの上での数字にすぎない

しかし、日銀はそのカネで国債を買い、ETFを使って株を買っているのだ
その原資は、もちろん、銀行が日銀に預けたアナタの預金だ

というわけで、アナタの預金は、国債と日銀に遣われ、返ってこない

さらに、残されたわずかなアナタの預金を
銀行は、マイナス金利の国債(その前はゼロ金利)を嫌って
為替に投資した
ドルを買って、その結果円安になった



これは昨日(2016.06.08)のドル/円の為替相場だ
昨年から、じつに18円近く円高に振れているのが分かる

124.88ー107.04=17.84 17.84÷124.88=0.14=14%の損失となる

しかし、FX投資のようにレバレッジを利かせると、証拠金(保証金)の数倍~数十倍の取引ができる

もし、10倍の取引をA銀行が1兆円を証拠金に投資したとする

すると、元手は1兆円だが、損失は1兆円×0.14×10=1兆4千億円の損となり
まるまる4千億を拠出しなければならない

このようなわけで
銀行(特にメガバンク)にはカネがないのだ

もちろんそれは、アナタの預金だ

だから、最近まとまったカネを引き出そうとすると、1日がかりでも出せない、警察もやってくる、なんて事態が起こっているのだ

マネーサプライ(現実の経済に出回るお金の量)を絞っているに違いない


で、本日の結論

アナタの預金はクニと銀行が遣い果たした!


2016年08月20日17:28
カテゴリgeneumiのブログ
詐欺金融は地球を滅ぼす重力波兵器
geneumiのブログさんのサイトより
http://ameblo.jp/geneumi/entry-12192069712.html
<転載開始>
お金が作り出すおびただしい不幸。
汚れたお金の集まる所 ☞ アシュケナージ油ダ屋銀行。

お金と言っても紙幣ばかりではない。
証券もゴールドも、負債も、結果生じた全ての不幸も金庫の中?
いやいや、そのほとんどは実体のない数字である。

一節には十数京ドル。
天文学的な数値だけが一人歩きしている。
しかし、人間がつくった数値は反物質化し、ある種の重力波兵器のようなモノに変質。

人間(油ダポチ)はホント、バカな生き物。
汚れたお金を暴走させ、結果、多くの地球原住民が苦しみの渦中にある。

そんなの始めっから分かっている。
もっと言えば、そうなるまで暴走したらどうなるかの実験である。

汚れたお金は重力波兵器に変質し、大量破壊がいつ起こるか分からない。
もはや1%にも、油ダポチにも制御不能。

しかし、1%と油ダポチは、すでに、重力派兵器の洗礼を受けている。
なぜなら、99%を散々騙して操り方をシミュレーションしてきたのである。

執着すればするほど破壊力が増し、三次元物理世界に目に見える悪影響を及ぼす。
見方を変えれば、この先、出来るだけ効果的に破壊工作を主導するにはどうすればいいかを考え中。
できれば、この際、敵対する国や地域は徹底的に破壊してしまいたい。

1%と油ダポチは、富の著しい不均衡、謀略、暴力、あらゆる汚い手を使って世界中に貧困を撒き散らしている。

なぜ、そんな非道ができるのか?

彼らは、誰一人責任を取れない事を知っているからである。

それが偽油ダ屋式詐欺金融資本主義の本質である。

詐欺金融は地球を滅ぼす重力波兵器である。

人類は今すぐ、偽油ダ屋の発明したお金(詐欺金融システム)を一切合切破棄しないと、未来は無い。

政府日銀は詐欺金融暴走蒸発計画に従っている。
何をやろうと、退職したらそれで終わり。

アンタがたの仕事はマイナス金利どころではない、マイナスツンドラ極悪生命環境テロである。

地球の自然法に準拠すれば、1ミリでも関与した関係者は一人残らず、重力派兵器の乱用責任を取らなければならない。

だが、少なくとも生きている間、責任の取りようがない。
ズルズル先送りして時間稼ぎをしているうちに、後は野となれ山となれ。

可哀想な家畜はそれでも期待する。
政府、官僚が、まさか微々たる年金まで蒸発させるはずがないと信じている。

現時点で、詐欺金融テロが目の前で繰り広げられているのに、まだ、一縷の望みを捨てきれない可哀想な人々。

哀れ99%の棄民。

と、言いたい所だが、悪魔の論理では、99%の棄民も汚れたお金の生産者。
消費者として、あるいは企業家として、生命環境を脅かして蓄えた富。
悪銭身につかず、と、嘆いてみても既に手遅れ。
一蓮托生で葬り去られるのは当然である。


霊性を持つ人間を虐げたら、どんな悪魔と取引しても、取り返しがつかないことを知らない人間が増え過ぎたのである。
(霊格を持つ人間は全て例外無くそれを教えられているが、それを忘れた、知らなかったと言い張る人ほど自信満々、大手を振って生きている)

少なくとも西暦2000年以降、追いつめられた偽油ダ屋匪賊の暴走は苛烈を極め、日本の資産を横流し、返す刀で自衛隊を世界有数の偽油ダ屋防衛軍に押し上げたい。
ジミンはその流れに乗っている。

偽総理が平然とトップに居座れるのは、責任の取りようのない結末を織り込んでのこと。
悪魔は天文学的な汚れたお金の反作用が作り出した鉄壁の囲いの中に潜む。
このブラックボックスと一体化した1%は圧倒的な犠牲の陰に隠れて生き延びる。
ジミン党的絶望社会も一部は生き残ると信じている。

油ダポチは、国会の議論もなし、民意など始めから無視、二院制議会制度が完全崩壊でも意に介さない。
官僚は偽総理を担ぎ、どうせ責任の取りようのない財政や制度欠陥を崩壊するがままに任せる算段。

しかし、特殊霊界を汚す行為は、1ミリも違わず個々の意識に記録される。
金目のモノは一銭たりともあの世に持っていけないが、記録された汚物だけは巨大貨物コンテナ船何隻分でも背負える。

腐臭の酷いタールの海に、ベタベタ汚れがこびりついた巨大なコンテナの山。
目を凝らせばその先頭に一人のチッポケな人間がつながれている。

こんな連中が大挙してやって来たら、上位霊界が穢れるので、自動的に下位幽界に振り分けられる。
アッチの世界では、霊格の違う存在は哀れだが、哀れむ機会は無い。
なぜなら、空間を同じくする可能性はゼロである。

待っているのは、終わりなき永遠と孤独。
ま、死んでみないと確かな事は言えないが・・・。w


2016年08月20日17:49
カテゴリ社会科学者の随想福島・原発関係
東電福島第1原発事故現場の「汚染水漏れ」対策は,いつになったら完了できるのか? あと何年・何十年かかるのか?
社会科学者の随想さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1060360837.html
やっていることは昔と変わらない
李ひとみ‏@hitomi_rome 8月16日
特攻隊の飛行機、故障で帰って来る機が余りにも多く、そこで改善されたのは飛行機能ではなく、飛び立ったら車輪が落ちるという残酷極まりない処置だったと聞いた時、嘘だと思ってた。でも本当だったんだ…。「とにかく死ね」という悪魔が居たんだ。 http://www.nhk.or.jp/shogenarchives/special/vol4.html …
<転載開始>

【いつ終わるのかこれからもまったく読めていない『いまも生きている〈悪魔の火〉=溶融した核燃料「残骸(デブリ」)』 による放射性物質汚染水の継続的な発生問題に対する東電側対策の無力さ】


 ①「凍土壁の凍結未完 規制委有識者『破綻』福島第1」(『朝日新聞』2016年8月19日朝刊4面「総合」)

 1)記事本文
 この記事の見出し文句が目に入ったとき,ビックリしないでいられる人は,多分いないはずである。東電福島第1原発事故現場に発生していた放射性物質(溶融した核燃料)による地下水汚染問題は,2011年「3・11」の東日本大震災に誘発された原発事故において併発された技術的な困難である。ところが,いまだにその根本解決をみていない。

東電福島第1原発事故現場汚染水問題画像
 出所)この図解の原図は,http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2013041099070855.jpg である。http://blog.goo.ne.jp/torl_001/e/0e1d7e9006a1dcc0d679b0045bfebadc から借りた。2013年4月12日に記述されていた,このブログ記事の表題が「東電の破綻した汚染水管理~トラブルの連続で経営陣ら謝罪,『謝って済む問題では無い』」。

 最近ではときおりこのように,新聞に報道される関連記事を読んでいるだけでも,その地下水汚染問題が重大な局面をかかえたままでありつづけていることや,いつになっても抜本の解決に至っていない状況が理解できる。ともかくつぎに,この記事を引用する。
 --東京電力福島第1原発の汚染水対策として1~4号機を「氷の壁」で囲う凍土壁について,東電は〔2016年8月〕18日,凍結開始から4カ月半で,なお1%ほどが凍っていないと原子力規制委員会の検討会に報告した。地下水の流れを遮るという当初の計画は達成されておらず,規制委の外部有識者は「破綻(はたん)している」と指摘した。
 補注)「破綻している」という現在形の表現が出ている。いままで汚染水対策は,これがととのいしだい順次実行されてゆき,解決もしていくかのような情報として,われわれの耳には届けられていた。ところが,そうではなくて,ここに至っては「破綻だ」と,それも原子力規制委員会の「外部有識者」(後段に写真も出した橘高義典首都大学東京教授がその人物)が指摘したと報道されている。さきまわりして,つぎに出てくる数値に関してもいっておくが,その1%とは 8.2メートルの幅になる凍土壁のことである。記事本文の引用に戻る。

 東電の報告によると,3月末に凍結を始めた長さ約820メートルの区間の温度計測点のうち,8月16日時点で99%が零度以下になったが,地下水が集中している残りの部分〔つまりその1%〕はまだ凍っていないという。東電は,セメントなどを注入すれば凍らせられると主張した。
 補注)いままでは,この凍結の技術方法を用いた汚染水漏れ工事によれば,問題は解決の方向に向かうかのように広報されてきた。しかしながら,そうはなっていない。もっとも,本ブログ内の諸記述のなかには早くから,この工事が成功する〈あて〉はないと判断していた。

 また,その現場をめぐる絶望的な現実・状況についても本ブログは,2016年03月08日「東電福島第1原発事故の炉心溶融は圧力容器⇒格納容器内に収まっているのか? 爆発事故によって実質はすべてが破損した状態である」をもって,具体的に記述してみた。ぜひ,こちらの記述( ⇑ )も参照されたい。

橘高義典画像 凍土壁の下流で汲み上げている地下水の量は,凍結開始前とほとんど変わっていない。外部有識者の橘高(きつたか)義典・首都大学東京教授は「凍土壁で地下水を遮る計画は破綻している。このまま進めるとしても,別の策を考えておく必要がある」と指摘。検討会は,上流でくみ上げた場合の地下水抑制効果の試算などを示すよう東電に求めた。
 出所)画像は橘高義典,http://www.ues.tmu.ac.jp/aus/1_outline/5_teachers.html

 --規制委の外部有識者とはこの橘高義典のことであるが,以前より指摘されつづけてきた汚染水漏れ工事の困難性(それが至難である事実)は,小出裕章などが原発事故直後から指摘してもきた点であった。参照した記事には,いまだに続いている汚染水の処理が具体的にどのように始末されているかは報道されていない。いままででも増えつづけている貯水槽に貯めているのか? 貯水槽を設置する場所が東電福島第1原発の敷地内では足りなくなっているのではないか?

 2)関連の記事(『産経ニュース』2016.3.31 12:33)は5ヶ月前にこう報じていた
産経ニュース2016年3月31日凍土壁問題画像 東京電力は〔2016年3月〕31日,福島第1原発の汚染水対策で,1~4号機の建屋周辺の土壌を凍らせて建屋内への地下水の流入を防ぐ「凍土遮水壁」の運用を開始した。海側(東側)から先行して凍結を始め,総延長約1500メートルの氷の壁をつくって汚染水の低減をめざす。
 補注)ここでは「総延長約1500メートルの氷の壁」と説明されているが,前段朝日新聞の記事では「〔2016年〕3月末に凍結を始めた長さ約820メートルの区間」という説明も出ていた。地下水漏れ対策が万全に完成していないのであれば〔!?〕,どちらでもたいした違いにならないが……。

 凍結の作業では,1~4号機の山側にある「凍結プラント」と呼ばれる施設で作業員がスイッチを操作し,冷凍機30台とポンプを起動。マイナス30度に冷やした冷媒を,建屋の周囲をとり囲むように打ちこんだ約1500本の凍結管(26.4メートル)に循環させる。

 凍土壁を完全に凍らせると,建屋周辺の地下水位が急激に下がり,汚染水が外に漏れ出す可能性があることから,原子力規制委員会は段階的な凍結を条件に運用を認可した。第1段階では,地下水の流れ込みを確保する未凍結部分(7カ所,約45メートル)を残し,海側全体と山側の95%を凍らせる。東電によると,凍結の効果は1カ月半ほどで出始める見通し。
 註記)http://www.sankei.com/life/news/160331/lif1603310023-n1.html

 だが,その「凍結の効果」は最新のニュースが伝えるとおり,まだ成功していない。この 2)に引用した産経新聞には,つぎのような記事も出ていた。日付は『産経ニュース』で「2016.1.24 08:37」にまで,さかのぼっている。
    原発事故は〔2016年〕3月で5年を迎えるが,汚染水問題の解決が遠のいていることに対し,規制委の田中俊一委員長はこれまで「凍土壁ができれば汚染水問題がなくなるという変な錯覚をまき散らしているところに過ちがある。(凍土壁は)不要では,と指摘しても東電や経済産業省は検討しない」と指摘している。(原子力取材班)
 註記)http://www.sankei.com/affairs/news/160124/afr1601240009-n3.html
 原子力規制委員会の田中俊一自身が「凍土壁の構築⇒汚染水問題の解決」は「錯覚である」から,これを「まき散らすのは過ち」だと断言している。この点は,説明の必要もない同会委員長の判断=批判である。しかし,新聞紙上などわれわれが理解できる範囲内では,ともかく凍土壁の完成を待てば,汚染水漏れの問題が解決可能であるかのような雰囲気で報道がなされてきた。

 ②「福島第1の汚染水 浄化し建屋内に戻す 東電方針」(『日本経済新聞』2016年8月19日朝刊38面「社会1」)

 1)同日朝刊の記事
 東京電力は〔2016年8月〕18日,福島第1原子力発電所1~4号機の建屋内に溜まっている高濃度の汚染水対策として,処理装置で主な放射性物質をとり除いた水を,建屋内に戻す方針を示した。処理水を使って建屋内の汚染水を薄め,2018年度に2014年度末に比べて放射性物質の濃度を半減させる。原子力規制委員会は処理水をためるタンク増設の検討も東電に求めた。

 規制委が同日開いた会合で東電が方針を明らかにした。東電は汚染水対策として建屋周辺の地盤を凍らせる「凍土壁」の工事を進めているが,地下水の流入量を減らす効果はまだ出ていない。規制委は建屋内に溜まった汚染水の処理を2020年までに終えるとする東電の目標達成には,タンクの空き容量が足りないと強調。更田豊志委員は,東電が汚染水の量を減らす具体的な計画を示せなかった場合,「タンク増設命令を出すことになる」と述べた。

 --この記事は,その間に必要となる汚染水処理用のタンク(貯水槽)が足りないのだが,それとともに,凍土壁の工事も既述のように完成しておらず,結局「穴」が残っているままである事実も指摘している。

 福島第1原発事故現場においてなされてきた汚染水漏れ工事は,実質として観るに「いたちごっこ?」にもなっていない,穴だらけの(つまりバケツに穴が空いている状態)状況が,これまで続いてきた。

 溶融した原子炉の核燃料がデブリ(残骸)となって,圧力容器の底面あたりに〔あるいは格納容器の底面,あるいはまた建屋の底面に〕あると推測されている〔正確にはなにひとつ判っていない〕が,そもそも汚染水漏れがどこから発生しているのか,確実に正確に説明してくれる原子力工学の専門家からして,まだいない(それほどむつかしい問題ではなさそうであるが,現状を視認できていないことだけはたしかである)。

 ともかく,そのデブリじたいに汚染源がある事実を否定する者はいないとは思うが,それ以上にどこからどのように汚染が発生しているのか,素人のわれわれの理解に納得のいく説明をする者がいない(素人に納得のいく説明ができないのは,専門的にも現状の把握がまともにできていないせいである)。こうして,東電福島第1原発事故現場における汚染水漏れ問題は,これからいったい,いつになったら「解決への見通し」が立つのかさえ,依然として不分明のままである。原発とこの施設全体に対して,廃炉問題にとりかかれる以前の問題が,いまもなお未解決の段階で足踏みしている。

 2)同日夕刊の記事「原子炉,底まで透視 名大・中部電,溶けた核燃料把握へ実証試験」(『日本経済新聞』2016年8月19日夕刊1面)は,こう報じていた。

 名古屋大学などは原子炉の底部まで透視できる技術を開発し,〔2016年8月〕23日から中部電力浜岡原子力発電所2号機(静岡県)で実証試験を始める。従来の技術では原子炉の中心付近の様子しか判らなかった。使えるとたしかめられれば,東京電力福島第1原発の溶け落ちた核燃料のありかを把握でき,溶融燃料のとり出しに必要な工法の絞りこみに役立つとみている。
 補注)以上の内容は,依然「たられば」の想定話である。この話法がいままでも延々と続けられてきた。しかし,汚染水漏れ工事は完遂できていない。放射性物質に汚染された地下水はいまもなお,漏れつづけている。それを貯めておくタンク(貯水槽)はこれからも永遠に増設されつづけていく様子にしかみえていない。東電の姿は,まさしく哀れな《魔法使いの弟子》そのものである。

 炉心溶融を起こした福島第1原発1~3号機では,溶融燃料は炉心の鋼鉄製の圧力容器を破り,外側にあるコンクリート製の格納容器の底に落ちたと考えられている。名大の中村光広教授らが開発した技術は宇宙から降り注ぐ宇宙線から生じる「ミュー粒子」と呼ぶ素粒子を使う。物質を通り抜ける性質があり,レントゲン写真のように透視する。( ↓ 画面 クリックで 拡大・可)
東電原発事故現場画像
出所)http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/outline/2_10-j.html
これはあくまで東電側が「3・11」直後に作製していた,
福島第1原発3・4号機に関する図解例である。4号機
は「3・1」のときは,幸いにも休止中であった。

 東電や政府はミュー粒子を使って福島第1原発1・2号機を調査しているが,電気を使うことなどから検出器を地上にしか設置できず,地表面よりも低い場所にある格納容器底部の様子はわからなかった。新技術はミュー粒子が当たると痕跡が残って画像ができる特殊な高感度フィルムを使う。検出器の厚みは10センチメートルと従来の10分の1ほどで,電源は要らず,地下水につかっても使用できる。実証試験では,検出器を地下十数メートルに置き,格納容器の底部を鮮明に撮影できるかどうかを約半年かけてたしかめる。

 --この試みが半年先にであっても,その成果を挙げられるかどうかは,結局その半年先に「たしかめる」ほかないと断わられている。この試図が絶対に成功するかどうかについて,これを保証してくれる者もいまのところはいない。

 ③「福島第1原発『凍土壁』の失敗で東京五輪返上が現実味 永田町の裏を読む」(『日刊ゲンダイ』2016年7月28日)

 この ③ は,凍土壁工事が当面している悲観的な現状を指摘する記事である。以下に引用する。

 a)〔2016年〕7月19日に開かれた原子力規制委員会の有識者会合で,東京電力が福島第1原発の汚染水対策の決め手となるはずだった「凍土壁」建設が失敗に終わったことを認めた。本来なら各紙1面トップで報じるべき重大ニュースだが,ほとんどが無視もしくは小さな扱いで,実は私〔高野 孟〕も見落としていて,民進党の馬淵澄夫の25日付メルマガでしって慌てて調べ直したほどだ。

 これがなぜ重大ニュースかというと,安倍晋三首相は2013年9月に全世界に向かって「フクシマはアンダー・コントロール。東京の安全は私が保証する」とみえを切って五輪招致に成功した。これはもちろん大嘘で,山側から敷地内に1日400トンも流れこむ地下水の一部が原子炉建屋内に浸入して堆積した核燃料に触れるので,汚染水が増えつづける。

 必死で汲み上げて林立するタンクに貯めようとしても間に合わず,一部は海に吐き出される。そうこうするうちにタンクからまた汚染水が漏れはじめるという,どうにもならないアウト・オブ・コントロール状態だった。それで,経産省が東電と鹿島に345億円の国費を投じて造らせようとしたのが「凍土壁」で,建屋の周囲に1メートルおきに長さ30メートルのパイプ1568本を打ちこんで,そのなかで冷却液を循環させて地中の土を凍結させて壁にしようという構想だった。
アウト・オブ・コントロールL表紙
 しかしこの工法は,トンネル工事などで一時的に地下水を止めるために使われるもので,これほど大規模な,しかも廃炉までの何十年もの年月に耐えうる恒久的な施設としてはふさわしくないというのが多くの専門家の意見で,私は2014年1月に出した小出裕章さんとの共著『アウト・オブ・コントロール』(花伝社)でこれを強く批判していた。馬淵もこの問題を何度も国会質問でとり上げて,別のやり方への転換を主張してきた。

 凍土壁は〔2016年〕6月にほぼ完成したが,汚染水がなかなか減らず,規制委は「壁になりきらず,隙間だらけで地下水が通り抜けているのでは」と疑問を突きつけた。慌てた東電は「凍土が形成されていないかもしれない箇所にセメントを流し込む」などの弥縫策をとったが,やはりダメで,〔7月〕19日の会合でついに「完全遮蔽は無理」と告白した。つまり,安倍の大嘘を後付けのにわか工事で隠蔽しようとした政府・東電のもくろみは失敗したということである。

 これが国際的にしれわたれば,リオのジカ熱どころではない,選手の参加とりやめが相次ぐに決まっている。東京五輪は返上するしかないのではないか。
 註記)http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186504

 b)「〈小出裕章さん(京都大学原子炉実験所助教〔当時の肩書〕)インタビュー〉 止まらない汚染水流出,オリンピックなんて悪い冗談です 水による冷却に限界-金属による冷却も検討すべき事態」(『人民新聞オンライン』2013/9/12 更新)

 この記事はいまから3年前〔2013年9月時点〕のものである。古い記事だという必要はまったくない,いまにも妥当する中身が語られている。
 
 ◆ 編集部…  新聞・雑誌・テレビなど,あらゆるメディアが,にわかに汚染水問題について活発にとりあつかってます。事態の重大さは?

 ◇ 小 出…  汚染の深刻さに光を当てるのはありがたいことだと思いますが,いまさらなにを騒いでいるのか(?)とも思ってしまいます。汚染水問題は,2011年3月11日から続いている問題です。事故発生直後の4月には,ピットというコンクリートのトンネルから汚染水が海に流れ出ているのが発見されたために東電は,大あわてで漏れを防ぐ緊急工事をおこないました。するとメディアは,汚染水問題は終わったかのようにしらん顔を決めこんできたのです。

 事故原発敷地内には,ピットのほかに配管を格納しているトレンチや立坑があり,その先にはタービン建屋・原子炉建屋があります。これらが全部,汚染水で水浸しのままなのです。建屋にしろ配管用トンネルにしろすべてコンクリート構造物です。福島第1原発は,地震に襲われ,あちこちでヒビが入り,そこら中で水漏れを起こしています。

 地上で割れがあり水が漏れていればみえるので塞ぐこともできます。しかし,みえない地下でも同様に割れたところから汚染水が漏れつづていることは明らかです。2011年の4月の初め段階で,敷地の中には約10万トンの汚染水があふれ,恒常的に海に流れ出ているのです。

 私は,その時から イ) コンクリート構造物から汚染水をくみ出し,ロ) 巨大タンカーに移し替えて,ハ) 柏崎刈羽原発内にある処理施設で処理すべきだといいつづけてきました。あれからすでに2年経っています。汚染水問題は,いま,急に立ち現われた問題ではないのです。
 補注)そしてそれからさらに3年が経っている。東電福島第1原発事故現場に対していまでは,一般人が見学できるコースが用意されている。だが,現況の事故現場が抱えている深刻な基本問題が,いったいいつになったら本格的に,解決の方途に向かいだせるのか,まだなにも判っていない。

 ◆ 編集部… 原子力規制委員会は,レベル3という評価をしていますが…

 ◇ 小出…バカげた評価です。今回タンクから300㌧の汚染水が漏れたので,かけ算をして24兆Bqになるので,レベル3だといっているわけですが,冗談じゃない。汚染水は2年以上にわたって海に流れ出つづけているのです。実際,どれほどの量かは誰にもわかりませんが,私は300㌧の10倍・100倍のレベルだろうと思っています。

 すでに事故原発敷地内は,放射能の沼のような状態になっています。今回タンクから汚染水が漏れたのですが,タンク建設にしても,時間をかけてしっかりした工事ができる環境ではないのです。猛烈な被曝環境で応急措置的工事しかできないのです。汚染水が地下水と接触するようなことになれば手がつけられなくなるので,私は2011年5月に,事故原発周辺に流れこむ地下水を止めるために,建屋を地下ダム(遮水壁)でとり囲み地下水から遮断すべきだとも提言してきました。

 当時,東京電力は6月に株主総会を控えており,そんな大規模工事を提案すると総会を乗り切れないということで,議案書には書かれていなかったのですが,総会後に作成された工程表には,「遮水壁の建設」が書き込まれていました。ところが,それは建屋の海側に作るという計画でした。

 これではだめです。地下水は山側から流れこんでいるのですから,山側にも作らなければ,汚染水はドンドン増えつづけ,海側の遮水壁の横から海に漏れ出るし,横から漏れなければ遮水壁を超えてしまうからです。海側では意味がないのです。こんな簡単なことに「専門家」といわれる人たちが気がつかないことに驚いています。

 最近になって東電は,凍土壁を建設して原子炉建屋を囲むといっています。これは,2011年からいいつづけている地下ダム(遮水壁)と基本的に同じ役割なので早く実施すべきです。しかし,それでも2年かかるそうです。この間も汚染水は,海に流れつづけます。

 --このインタビュー記事は,まだつづいている内容だが,以上までの引用としておき,さらにはつぎの段落のみ紹介し,以下は割愛する-

 ▼「国家が倒産するほどの事態なのに,政府も国民も現実をみようとしないのです。オリンピックなんて悪い冗談です」と,小出さんは語った。「国会は,事故をどう収束させるのか? 被災者をどう救済するのか? を最優先に議論すべき」とも。
 註記)http://www.jimmin.com/htmldoc/149201.htm

 ④ 幻冬舎の安倍晋三関連書物の広告(宣伝)

 以下に画像でかかげるのは,幻冬舎の安倍「本」の広告(宣伝)」である。( ↓ 画面 クリックで 拡大・可)
山口敬之安倍晋三本表紙『日本経済新聞』2016年8月20日朝刊3面広告
 ここでは同時につぎの画像も出しておく。(画面 クリックで 拡大・可)
安倍晋三アンダーコントロール発言批判画像
出所)http://matome.naver.jp/odai/2137856684578462101
4つの画像は当時のNHKニュースからの切り貼りで,
大越とは,このニュース報道を担当した
当時のアナウンサー大越健介のこと。

 この安倍晋三を「21世紀に残る偉大な(?)首相」の1人にしておきたい意図がみえみえの著作刊行である。安倍晋三の存在を恥じらう書物もたくさん公刊されていることも事実である。だが,幻冬舎の社長が安倍晋三とは親しい関係にある事情もあって,このように安倍晋三君の虚像をふりまき,そしてこれを実像にまですり替えておきたいという願望が,露骨に剥き出しされている。

 本当のところをいえば,まったく逆説的にそのとおりである。すなわち,当然のこと「夢や理想では政治はできない !! 」。しかし「夢も理想もないまま,ウソやごまかしによる政治では,この日本に未来はない」。これが安倍晋三君の作風であった。しかも,当人にはその自覚症状がない。

 安倍晋三はこの日本を,自分なりにうまくアンダーコントロールできているつもりかもしれない。だが,実は,日本の政治はそうはなっていない。そのことがよくしれるのは,日本という土俵を1歩出ると,まともには相手にされていない「子ども政治家」である彼の実像を介してである。

 安倍晋三もまた,内政問題を,まずアメリカに報告してからとりかかるような日本の政治家である。安倍は,安保関連法の国会成立を,アメリカのオバマに対してだけは事前に「きっと,そのようにいたします」と,日本国民を完全に無視したかたちで約束していたではないか。
   「〔2015年〕4月30日午前0時にアメリカの上下両院合同会議で日本の首相として初めて演説をした安倍首相ですが,その演説中で安倍首相は集団的自衛権を柱とする新しい安全保障法制を夏までに成立させる決意を表明しました」。
 註記)http://saigaijyouhou.com/blog-entry-6328.html
 出所)「安倍首相:安保関連法案,夏までに必ず成立-米議会で初演説」,http://www.bloomberg.co.jp/bb/newsarchive/NNKLY56K50Y901.html
21世紀における日本政治史に汚点ばかりをこすり付けているこの首相に,わざわざ「夢や理想では政治ができない」とお説教を垂れてもらう筋合いはない。

 もともと対話力も説明力も説得力もなにもない政治家である。あるのはオジイチャンの七光りだけである。おそらく敗戦後における日本政治史では,ここまで首相の任期〔2012年12月以降〕を務めてきているものの,「史上最悪・最低の首相」であるという評価は回避できていない。
小指画像
 これ(小指のこと)のせいで,在任期間を1989年6月3日から8月10日と非常に短かった)とみずから短くさせてしまい,首相の座を早々と追われていた,第75代総理大臣宇野宗佑が記録した出処進退のありようのほうが,よほど無益かつ無害であった。
 出所)小指の画像は,http://ameblo.jp/piroperi/entry-10359166090.html

 安倍晋三の政治・経済の運営ぶりは,まったきに百害あって一利なし。さて,昨日⇒本日には,いよいよ対ドル為替で100円をはっきりと切りそうな経済情勢もうかがえる。アベノミクスがこの為替情勢の推移で,1ドルを80円あたりから120円まで円安にしてきたが,いまでは後戻りの趨勢をたどりしつつある。

 アベノミクスじたいがあやふやな幻想であるどころか,確実に,錯覚に根ざした空振りの経済政策であった(これからどのような禍根がもたらされるか大きく懸念される)。東電福島第1原発事故現場における放射性物質汚染水問題は,これからも半永久的にかかえこんでいくほかない《悪魔からの贈り物》だと,われわれは覚悟を決めてかかる必要がありそうである。


ひかたま(光の魂たち)
運動とがんの予防
ひかたま(光の魂たち)さんのサイトより
http://shindenforest.blog.jp/archives/63087345.html
<転載開始>
適度な運動は
心身を丈夫にします。

では、
がんの発生は、
運動によって変化するのでしょうか?

欧米で今までの論文をメタ分析した研究が行われています。
合計で
144万人を対象にした研究です。

休暇中の運動量と癌の発生について
調べています。

運動しない人に多いがんは
次の通りです。

肝臓がん
肺がん
乳がん
腎臓がん
食道腺がん
胃噴門部がん
大腸がん
子宮がん
骨髄性白血病
骨髄腫
頭頚部がん
膀胱がん

身体活動が多い人に多いがんは
こちら。
悪性黒色腫
前立腺がん



これは主に白人のデータなので、
日光に強い日本人の肌では
悪性黒色腫は少ないのではないでしょうか。


世界ガン研究基金(The World Cancer Research Fund, WCRF)
によると、
がんにかかってしまう人の約24%は、
「食事」と「生活習慣」を改めるだけで
癌を未然に防げると推測しています。

毎日の適度な運動(10-15分程度の軽い運動で十分)
お酒とタバコを控えめにする
食べ過ぎ、高カロリー食品や糖分の多い飲料の制限

たったこれだけで、
がんの罹患率を劇的に下げることができると考えられています。


誰でも
健康的に楽しく長生きしたいはずですよね。


たまには
近くの低い山にのんびりと登ってみることも
おすすめです。




<転載終了>

8/21 リハビリ山行 焼山登山口から 

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2015
年末現在

 2484塔ノ岳2535

 1302丹沢山1352

 1138蛭ヶ岳1187

  558姫 次605

  364焼 山402

  361焼山登山口397

  350三ケ木384

  263橋本駅北口284





大倉尾根の下りが86:21

まだまだです

アルプスは無理です

2ケ月ですっかり筋力が落ちて

蛭ケ岳までで力を使いはたして

その後は厳しい歩きになりました


今まで月間600kmで維持していたものなので

それがなくなると

これが今の実力になりました

ロード走が復活できるまで待つしかありません





無責任に原発を稼働して、事故を起こせば責任は国民に負わせるということですね。伊方原発だって同じことです。

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東京新聞:帰還困難区域の除染に国費 事実上の東電救済策:社会(TOKYO Web) http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201608/CK2016082002000130.html …
除染は移染、大量の汚染土が発生するだけで税金をドブに捨てるようなものでしかない。


一般国民には負担だけを押しつけ、社会的弱者をこれでもかと虐め抜く一方で、犯罪企業盗電は国費=血税で事実上救済する。これが凶人安倍一味の「政治」だ!

ここにも現自民党政権が行う利権による不当な利益誘導の政策が見て取れる。現政権の基本姿勢は利権による利益誘導であり、これは様々な場面で現実化されている。


なぜ、国費の導入に国民の同意なく勝手にきめるのか? そして国は、なぜ東電に負担を要求しないのか? RT 東京新聞:帰還困難区域、除染に国費 事実上の東電救済策:社会






2016年08月21日23:37
カテゴリネットゲリラ
働いたら負け
ネットゲリラさんのサイトより
http://my.shadowcity.jp/2016/08/post-9819.html
この際みんなで自給自足にシフトすればいいんじゃないでしょうか。
余っている土地を無料で貸し付けるとか。
但し、最低10年間は就業すること。
<転載開始>
まーた総務省がバカ考えたようなんだが、「ふるさとワーキングホリデー」だそうでw 「都会の若い衆が長期休暇を取って、田舎の農業などを手伝いに行く制度」だっていうんだが、帰って来たら席がないぞw つうか、田舎で百姓やりたくないから一生懸命に勉強して、良い大学に入って、良い成績修めて、一流会社に就職したはずなのに、何が悲しくて、わざわざ休暇をとってまで田植えに行かなきゃならんw

総務省が、都市部の若者が長期休暇を利用して地方で働く「ふるさとワーキングホリデー」制度を2017年にスタートする、とマスコミ各社が報道。ネット上で「休暇に働くってどういうこと?」
「わけがわからないよ」と物議を醸しています。
報道によると「ふるさとワーキングホリデー」は、都市部在住の若者が長期休暇を使って、1週間~1カ月ほど地方の製造業、農業などに従事する制度。人口減が進む地方の人手不足解消や消費の押し上げ、移住促進などの狙いがあるとされています。
これに対し、ネット上では「休暇に働くというのは矛盾」「労働力を安く使おうとしているだけでは」と批判が。田舎暮らしを体験できる制度として受け入れている人もいますが、若者へのデメリットを主張する声が大きいようです。

どうせアレだ、地方創生とか掛声で、何かやってるというアリバイ工作しなきゃならないという、その程度の発想だろうねw
【社会】休暇中に地方で働く「ふるさとワーキングホリデー」制度が「わけが分からない」と物議、というわけで、例によって2ちゃんねるでは無責任なネットすずめたちがピーチク騒いでおります。ニュース速報板からです。

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働いたら休暇じゃないだろ
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カナダとかワーホリが最低賃金でカフェとかレストランで働いてるからな。
それと同じことを期待してるんだろw
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総務省、廃止にしろ。
なんで休暇でわざわざ田舎で働くんだよ。
キチガイかよ。
ボランティアじゃねーんだよ。
てめーらが働けよ!
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↑で 休暇に大量に限界村落に送り込んで
帰り道を絶ってしまえば・・・ ほーら人口問題解決やww
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休暇を取って働く

日本人は働き者だなぁ(白目)
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現代版帰農令
官僚の考えそうなことっていつの時代も変わらんのね
机上で考えすぎてて、利用する側の思考は一切考慮してない
いかに良い制度でも、反発されたり、知られないと成功しないのに
その辺の感情の機微に無頓着なんだよなー
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こんなおもしろいジョークをどうやったら思いつくんだろう。
頭の良い人はやっぱり違うね
ふるさとワーキングホリデー
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毛沢東が上山下鄕運動やって失敗したのに日本でやるとかw
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中国の「下放政策」とか、北朝鮮の「収穫30日戦闘」とか、都市在住の若者を地方に飛ばす政策は世界には色々あって、それを真似したんじゃないかな。
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そう言っても産業が無いから都市に集まってるわけだしな
田舎側も無償労働なら歓迎するけど、給料ありなら悩ましいだろう
利益が出ない場所に人間押し込むとテロが起きかねん
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文化大革命でいう「下放」か
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災害支援もボランティア頼みだしね、昨今。
しかし期間や内容は受け入れ側の意向次第で変わるって、ひどい。
お上の肝煎りなら何らかの制限かけないと
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ホント、働いたら負けだなwww
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一番危ない可能性は中間ブローカーが現れて地場産業からは正規の賃金を取ってワーキングホリデー参加者には雀の涙しか払わないってパターンかな
タダの悪質な派遣に成り下がるな
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↑地方の役人では処理しきれないだろうから
中間業者は必ず関わる
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自宅警備員が屯田兵になる話?
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休暇も死ぬ迄働けww
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民間は経費削減のため人員削減状態で2日以上有休使うなら同僚の負担増大・大ヒンシュクで、長期休暇なんて退職届け出すのとかわらない。
一般の労働者が働いてる時間に窓口開けて、わざと暇になるようにして勤務してる役所の地方公務員なんかに向けたワーキングホリデー制度かもね。
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一週間や一ヶ月そこらで人手不足が解消するわけねーだろ
仕事覚える頃にはいさようならじゃん
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平日は都会で休日は地方で働けと言う事か
ナマホ連中を強制労働させれば済むだろ
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いつ休めばいいのだ?
つまり、土日祭日夏休み正月休みに実家に帰省した時に働けば
低賃金にしても問題ないだろ?って竹中さんの戦略?
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愛国心があれば労働不足の地方に奉仕しようと考えるのがふつうだろ
個をやたら主張するのは戦後ブサヨ教育を受けた売国奴だよ
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ちなみに平均的℃田舎の地方公務員は
色々引かれて14万くらいと聞いた。
係長くらいになると18万くらいになる

地域に人も金もないとこは地獄
広大な畑は二束三文、街中心部のテナントすら担保にならない
こんな状態なのに地元の奴らは給料12万くらいの会社を点々とする。
派遣じゃねーぞ。40代既婚子持ち家ローンありでな・・
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ワーキングホリデーって観光旅行の資金を現地で稼ごうって感じで観光の分野だぞ
地方の人手不足解消の手段じゃない
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極短期の派遣労働者が欲しいんだな。
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ふるさとワーキングホリデー ホリデーとついてるのにこれはひどい!
まさかの、国が推奨する奴隷制度!休暇というものをなんだと思ってるのか。
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そもそも会社員で長期休暇ある奴がどのくらいいるかが疑問
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どこの職場が1ヶ月も休暇をくれるんだよ。
公務員じゃあるまいし
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外人奴隷研修生制度が使えなくなった代替え策だろ
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まーた安倍の詐欺
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休暇中なら休めや
奴隷か
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マトモに働いてる会社だったら、一ヶ月の長期休暇なんてとれません。どこだってギリギリの人数で動かしている。まずはすき家のワンオペ解消してから寝言はホザイてくれw

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本来のワーキングホリデーは、観光ビザでは働けない外国人が海外旅行の費用をバイトで稼ぐことを合法化する制度だ。
都市住民が田舎で働くことはもともと違法でもなんでもないのだから、導入する意味はない。
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何をしたいかはっきりしないのに、制度スタート?
ナニソレ
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数年前はボラバイトとか言ってWBSで最低賃金無視の労働賛美してて呆れた
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どんだけ若者奴隷にしたいんだ?
これ考えた奴出て来いよ
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流石に強制じゃないよな
会社からこういう制度があるからお前行けと言われて従わなきゃいけないわけないよな
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公務員が休暇中に田舎に行って労働奉仕すればいい。
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農業実習生が集まりにくくなってるとか?こわい
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公務員が有給使って働けばいいんだよ
国民に見本を見せてくれや
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ジミンに入れたお前らのせい
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地方まで行って別の仕事できるほど暇な奴がこの国の何処にいるのかね?
会社員はそんな長い休み取れないし学生だってそんなことするくらいならコンビニでバイトしてるほうが稼ぎになるだろ
制度の中身もおかしいけどそもそも誰向けの試みなんだよ
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地方で足らないのは、福祉介護職だ
人手不足を補うって魂胆だろう

「今度の休みは、何してる?」
「働いてるよ」
「?」
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ほんと馬鹿の思いつきって感じがするな
こんな馬鹿みたいなこと思いつく奴がいて会議で話し合ってる連中がいてそいつらはそんな馬鹿みたいなことで給料もらってて
ただただ腹立たしい
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まず総務省の役人自ら休みに地方に働きに行けよ
毎週末どこぞの農家の収穫の手伝いに行けよ
盆や正月は介護施設でも行って来い
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田舎の人にこき使われに行くとか
どんだけMなの
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社畜にそんな余裕はねぇよ
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秋田市は 「援農ボランティア」 制度を開始!
長靴や軍手は参加者が用意し、報酬は支払わない。
昼食は市の補助を受けて農家が提供する。

これって奴隷だろ?
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年金溶かしてサーセンって素直に謝れないから
一億総活躍社会、定年延長制度、ふるさとワーキングホリデー
次々出るわ出るわ、死ぬまで働け休みも働けw
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正当な賃金と労働環境を作らず安く人を使うことばかり考えても
デフレと労働意欲の低下に拍車をかけて回り回って自分の首を絞めるだけだ
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勤労奉仕と言えよ
安倍チョン

奴隷のごとく働かせる
戦争中から勤労奉仕は日本のお家芸
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そのうち国民の義務になるんだろうな。
休みに働かないと罪に問われるようになる。
もちろん、公務員と在日は対象外。むしろ休みが増える。

奴隷階級は休みなど取るなという、貴族様からのお達しだ。
-----------------------
かつて中国共産党は
毛沢東同士は革命は農村からと説いたんだからと
紅衛兵の若者を騙して農村へ移住させて強制労働させたわけだが

ファシスト自民党
政官財癒着体制は中共レベルのゴミだなw
-----------------------
運転免許と車がないと、ストレス溜まりまくるだろ

平日は、朝6時から夜7時頃まで農園で働いて
自分で自炊して寝るだけ

休日は日曜日だけ、その休日に街に買い物に出たくても
車とか原付でもなけりゃバスが朝1便、夕方1便だけだぞ
-----------------------
じゃあまずあべがゴルフ場で半日キャディやってからラウンド廻るとかしろよ
-----------------------
日本の労働環境全体がブラックなのに、労働効率を上げるのではなく、更に休暇中に働かせようとする
総務省・自民党
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この国は変な国なのはわかってるけど、さらに磨きをかけて変な国になっていくな。
-----------------------
来年から実施するのに、何も分らないって

どうせ、地方自治体に全部丸投げするから
あとは知らねえwってことだわな

とにかく、総務省にワーホリの担当部局ができて、数人でも人員配置ができ
予算獲得の口実ができて
視察と称して地方に大名旅行がタダでできりゃいいわってだけだろ
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ふるさとワーカホリック
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なんか金払って雪かきに来いを思い出した
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東京オリンピックも諸経費全て自腹のボランティアを募集するらしいし、名前を変えた強制労働がトレンドな時代になってきたのかな
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京都の知り合いになった人から、こっちで働かない?と言われたけど正職員待遇で給料が都内のハードオフ店員より安い。
普通まず無理だろ
リサイクル店の給料より安くておまえどうやって生きているんだ?
ストレートに聞いたらスゲ怒られたけど、だから京女は嫌いだわ
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まず、地方に今いる若者にまともな仕事与えて結婚させることで若い女がぞろぞろ上京するのを防がないと。
最初に地方の20代の男女実数を真面目に調べてみるべき。
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そもそも「制度」なんてなくても、誰でもいつでも、田舎で働くことは出来る。何でわざわざ総務省が口を出さなきゃならないのか? まぁ、社員をリストラするには良い口実になるかも知れないw 「オマエ、一ヶ月、休暇やるから、北海道で牛の世話して来い」みたいなw もちろん、戻ったら席はありませんw
コメント(18)

musia | 2016年8月21日 08:02 | 返信
すべては経験から生み出されたもの、しかし世の中あたまでしか考えることができない幼児脳もある、定年近くなってもあたまの幼児脳は幼児脳。欠陥を埋めることなく人生を閉じる哀れ、これを妬人と。

noname | 2016年8月21日 08:17 | 返信
そもそも地方にまともな仕事があるなら、大都市に集まってこないでしょう。それに田舎者がまともに人を使えると思っているとかそこから間違っている。田舎に都会から移住した人ですら溶け込むのが大変なのに、ただで使える相手にどういう態度を取るのでしょう。

どこまでも中央集権を維持したいダロ | 2016年8月21日 08:38 | 返信
非正規雇用拡大や賃上げ停止で若者を使い捨て、夢も仕事も奪い、結婚もできないからこのままだと労働力が不足する、

フト気が付くと、労働力の供給源としてきた地方も疲弊してる、だから
都会の若者を地方に触れさせれば数%は地方を志向するかも、と算段した?

早く、各省庁を各地方へ移転させろよ、決定してるのは文化庁京都移転だけだろ、
tppを秋の国会で固めるようだが、ますます農業離れは進むのが現実だよ、
もう、トップに思考力がなく日本の未来なんてどーなってもいい、とかいうあまりにも酷い閣僚がいたりするから、各省ハチャメチャ

一将功なって万骨枯るとか、民は官の肥しとか、が本音だろ。
しかし、宿主を食いつぶしてどーすんだ?

素人 へのへのもへじ | 2016年8月21日 09:12 | 返信
>何でわざわざ総務省が口を出さなきゃならないのか?
 
霞が関に仕事が無いから?

しろねこ | 2016年8月21日 09:28 | 返信
生活保護受給要件として繁忙期の農家作業3ヶ月ということにしましょう

猫吉 | 2016年8月21日 10:02 | 返信
>この国は変な国なのはわかってるけど、さらに磨きを
かけて変な国になっていくな。

彼らに軽んじられたという積年の怨念を抜きに、清和会
は理解できない。
リベラルが大手を振ってきた「戦後レジーム」の打破こ
そ、清和会に受け継がれてきたDNAなのだ。
(中略)
財務省に代わって安倍官邸で幅をきかせているのが、経
済産業省と警察庁だ。「霞が関野党」として後塵を拝し
てきたが、第二次安倍内閣で経産省出身の今井尚哉氏が
首相政務秘書官、警察庁出身の杉田和博氏が官僚トップ
の官房副長官に就任し、絶大な影響力を握った。
原発再稼働や通信傍受の拡大など、経産省と警察庁の意
向が強く反映された政策は枚挙にいとまがない。
(中略)
メディアも様変わりした。
(中略)
安倍政権下の政界、官界、財界、メディア界で、かつて
の「一軍」が退き、「二軍」が前面に出る人事が相次い
でいる。

『「安倍の次は稲田」当然の帰結』
(2016年9月号 FACTA)

FT | 2016年8月21日 10:27 | 返信
2018年の第1四半期にバブルが崩壊することが解ってるから、その準備の一環だと思う。

じろう | 2016年8月21日 12:00 | 返信
「隗より始めよ。」

じろう | 2016年8月21日 12:02 | 返信
「隗より始めよ。」

海DON | 2016年8月21日 12:20 | 返信
公務員吊るしから始めよでは?www

弦巻町 | 2016年8月21日 12:28 | 返信
 どうせ行く気はないんだろう、自分たちは。 この連中を寒村に放っぽり出すには、毛沢東の遺体をかっぱらってきて、ゾンビ復活術でよみがえらせ、わが国の指導者に据えればいいと思うよw

「下放」
「党と政府機関の幹部および知識人を長期にわたり農村,あるいは五・七幹部学校に派遣し,農業労働に参加させること。」
https://kotobank.jp/word/%E4%B8%8B%E6%94%BE-46442

万事急須 | 2016年8月21日 13:21 | 返信
ところで、総務省ってなにする役所ですか ?
どうせ前世紀の遺物、汚物だろうけどww

ヒマなチホウジジタイと連携して業務を煩雑にしたりww
監督、管理ゴッコやってんじゃない ?

エブリデイ・ホリデイのこいつら
まとめて南スーダンワーキングホリデイへ派遣だww

海DON | 2016年8月21日 13:27 | 返信
>総務省

電波とオマワリじゃね?www
だからwww怪電波飛ばして19人殺しwwwオマワリ大繁盛なんじゃね?www

つか、戦前回帰じゃね?www71年前に吊るされる筆頭じゃね?www

海DON | 2016年8月21日 13:34 | 返信
>人手不足解消、消費の押し上げ

そんなの簡単じゃんwww
総務省ならwww電子化で不要な公務員の強制解雇で済むだろwww
あと、派遣業の規制でも数十万人規模で出るぞwww

寄生虫が減れば消費も上向くだろwwww

ちぬ | 2016年8月21日 13:52 | 返信
なんつーか、農繁期だけ人雇ってるとこあるけど
人集まるところは、ちょっと言えないぐらいもらってるらしい。
ちょっと、親を危篤にしておいて
会社さぼって行くくらいwwwww

集まらないとこは、それなりwwwww

田舎の人間でも行くのを嫌がるところは
推して知るべしwwwww
時給800円で、雨の日休みとかさwwww


ところで、関西に行ってきたんだが、
べたべた貼ってある、コンビニ時給が、
こっちより安いってどうゆうこと???

やっぱり、あの政党?????
wwwwwwwwwww

海DON | 2016年8月21日 14:17 | 返信
>時給800円で、雨の日休みとかさwwww

時給1000円で、雨の日休みなら(ry

肉骨茶 | 2016年8月21日 14:58 | 返信
また今回も公務員には抜け道があるだろうね。
「兼業禁止」とかなんとか言っちゃって。

廊下で長々立ち話したり、日に何度も煙草に出かけるような連中をなんとかしないと、日本にTiSAが入るのも現実味が出てくるね。
TPPだけで終わりじゃないんだよ。

海DON | 2016年8月21日 15:29 | 返信
>兼業禁止

だったら兼業農家も兼業坊主も禁止しないとwww
タダ働きなら良いんじゃね?wwwwww
ただでも寄生虫しすぎだけどwwwwww


<転載終了>

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コメント一覧

1. まあちゃん 2016年08月22日 00:07
ついに携帯からコメント出来ないようにしたか。
2. Air 2016年08月22日 00:39
誰がいい大学に入った?誰がいい会社に就職した?それは全体の中の1%であって、他の99%は全て負け犬だ。

実際のところ都会に出た者は例外無く負け犬だ。食えないから小銭拾いをしに都会へ行った。都会では道に小銭が落ちているから、これを拾い集めれば日銭くらいにはなる。田舎の道には馬糞も落ちてない。

かくして働かなくては食えない奴は、どうせ働くなら都会へ行った方が有利だから都会へ出るわけだが、それも最近怪しくなってきている。
3. かは 2016年08月22日 01:07
俺はわかったわ。1億総活躍社会って労働人口だけでなく時間的にも活躍させたいわけね。後の2000万人は老人や浮浪者病人、子供がいて、それ以外に働かない超健康な『特権階級』がいる。それらが二極化したヒエラルキーを肯定化させたいんだよ。

俺はこういうの無理だから、俺の分まで国家の為に与党に入れた人が代わって24時間365日活躍してください(笑)
自分はもっと人間的なましな働き方します

滅びていく独裁国家によくある現象だ。

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「滅びていく独裁国家によくある現象だ。:金子勝氏」
http://www.asyura2.com/16/senkyo211/msg/525.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 8 月 20 日 23:44:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

#NHK 「おはよう日本」で福島などに、都市部の若者を移住と「大本営発表」の「棄民政策」をしらっと捲したてる。シングルマザーの福島移住、高齢者の福島移住に続いて、とうとう「徴農制」実施までの開始を「移住」と言い換えて垂れ流す。 #おはよう日本 ほど過激なプロパガンダ放送他になない



日本には、子育ての問題、高齢者の死、子どもを育てられない人々がたくさんいます。それをあたかもそっちのけにして、オリンピック、オリンピックです。ちょうど、ローマ時代に、コロシアムでライオンやあるいは人と一緒に戦って殺し合う様に酔いしれたみたいです。これを昔から、政治学では「人を興奮させるには、ゲームがいい」です。

 安倍政権、そしてNHKなどが、自らのその仕掛けにはまり、国民はその罠から抜け出せません。


日本人が素晴らしいすばらしいと連呼し、メダルを取った瞬間にアナウンサーが下品に絶叫するたびにげっそりする。
確認しておくが、日本人の3年や5年で突如として運動能力が上がることは不可能だ。海外からのコーチ招聘、練習施設・方法の充実などの積み重ねがメダル数の向上の理由であり、主催国はそれだけ金をかけるので、時期主催国、ホスト国がメダルが増えるのは当たり前の話であり、予算をつぎ込めばどうかなる世界だろう。
  


【アンダーコントロールなのか】これまで54.4mSvの被ばくをした50代の男性作業員が白血病を発症。

厚労省は被ばくによる労災と認定。

これまで4万7000人の作業員が働いている。

これから人命と健康への被害が拡大していくだろう。http://goo.gl/fjfaCz

本日の大竹まことゴールデンラジオの録音です。

今日のテーマは経済の北朝鮮化です。

マイナス金利で金利機能は麻痺、日銀の株式購入で株式市場も麻痺、原発事故もアウト・オブ・コントロール。

ミニバブルも東京五輪まで。

現実を直視する所から始まる。http://goo.gl/29kfL

【普通のことを普通にするとどうなるか】三反園鹿児島県知事は、事故時の避難計画見直すために、川内原発周辺を視察した。

熊本大地震が起きれば、周辺に住民が大丈夫かと心配になる。

備えあれば憂いなし。

備えがなければ、原発停止が当然です。https://t.co/irExelQwc5

【秘密国家の国家秘密】佐藤独立公文書管理監が、防衛省指定の特定秘密3件の不適正な運用に対して是正勧告。

だが、JAXAや外国衛星が撮影する対象物を追加し、「特定秘密」の表示が赤色でなく黒色だった、とかです。

これで「監視」と言えるのか。https://t.co/2qsiKI84j3

【「国営」放送の秘密保護】NHKがやる同じニュースを見よ。

何を是正したかがなく、まるで独立公文書管理監が防衛省の秘密指定を厳しくチェックしているかのような、誤った印象を与える。

ニュースとして何を切り取るかで、誘導可能なのです。

要注意。http://goo.gl/luuyOw

【内部告発の違い】ドイツ銀行のデリバティブ商品の評価額について不適切な会計処理を米証券取引委員会に内部告発した元行員(リスク管理担当)が、経営陣の責任を追及しなかったとして約8億円の報奨金の受取拒否。

日本の不正会計のひどさが際だつ。https://t.co/EL2Lmj0mxi

特定秘密保護法にせよ、政治家の政治資金や利益誘導にせよ、頻発する企業の不正会計やデータねつ造にせよ、(欧米諸国がいいとは思わないが)日本のあまりのひどさが際だっている。

安倍政権になってから、政官財の腐敗と無責任が公然とまかり通るようになった。

滅びていく独裁国家によくある現象だ。

【不公正社会】福島第1原発事故に伴う「帰還困難区域」の除染について、政府が国費を投入する方針を固めたという。

重大事故を起こした東京電力の経営責任は一切問われず、福島を犠牲にして、東電救済に湯水のように国民の税金をつぎ込んでいく。

https://t.co/ex4sjp51ST他方で弱者は切り捨て。

要介護度の軽い人たちについて福祉用具レンタルを原則自己負担化するとの財務省案が出ている。

1割負担が10割になれば、10倍。

月5500円のだったら年間60万円に。

「成長」の果実は福祉の充実に使う?https://t.co/9lFBqgD762

 


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コメント

1. 信陵君[240] kE2Xy4xO 2016年8月21日 10:53:59 : bOe8YvxgKU : iaHnQrHc@zs[129]
▲△▽▼
日本を滅ぼす安倍一味は一刻も早く退陣して自ら滅びてほしいね。ついでに阿修羅に巣食うおじゃま一郎、糞川隆をはじめとするネトウヨも。


2. スポンのポン[3514] g1iDfIOTgsyDfIOT 2016年8月21日 11:37:21 : aqUt17OY0s : ECYF@mH61@Y[289]
▲△▽▼
   
   
■利権に血税をばら撒き、国民に幻想をばら撒く。
  
 


3. バアルのような者[798] g2@DQYOLgsyC5oKkgsiO0g 2016年8月21日 12:05:13 : TNPQJQcolc : xhbZ41wGMQc[13]
▲△▽▼
>1さん
おじゃま一郎さんとか中川さんって、ウヨのフリして愚か者を演じるピエロでしょ。
ウヨはこんなに支離滅裂で頭の悪い連中だよって演じて、読者に、こんなにカッコ
悪いウヨにだけはなりたくないと強く思わせる。
中道左派としては最高の援護射撃になっているし、御本人もそういうキャラクター
として納得の上で演じているだけで本当は愚か者などではないと思うんですが。
頭がまともならウヨになるはずは無いが、ウヨ的な人脈内に居て頭脳明晰な奴の方が
圧倒的に困り者です。(たとえばアカシックレコードの佐々木敏先生とか)



4. 2016年8月21日 15:09:53 : wQNu6EfThc : 3oNdayCY8X0[1]
▲△▽▼
レンタル料10割負担なら、介護用品レンタル使わずに素直に購入しますわw
そんなことなら、介護保険料も払わなくてもよいねぇ



5. 2016年8月21日 16:56:12 : 4aNu6KGiCg : kCwEEpLPtUQ[26]
▲△▽▼


  ★:アヘン王子の格差拡大政治のせいで、不満分子の無差別犯罪が止まらない・・・・

    
    ブラジル人の無差別殺人も、研修生の格安労働が問題の根源
     今日も、東京サマーランドで、19~23歳の女性8人が切りつけられた。

   =======

    笑ってしまう?? 強い国を取り戻す・・・
     こんな事件が毎月の様に起きていて、外国人労働者が毎年20万人も来れば、
      毎週でも事件塗れ、テロ塗れになるし、
       日本人でも、おかしいのが、どんどん出てるので、
        今後は、修羅場が加速される・・・

   ======

   ◆:54.4mSvの被ばくをした50代の男性作業員が白血病を発症。


    全電源喪失はありえない・・・!! というアヘン王子は、

     福島で年間50mSv(外部のみ)の被爆をしても、絶対発病しない、風評というだろう

      甘利君が受け取った数千万円も、風評だったし、自分が朝鮮人なのも風評なのだろう

   ~~~~~~~

    地方の殆どが30年以内に壊滅して消える・・・のも、風評なんだし、
    
     2年間で、内部留保を90兆円増額させたのも、風評なんだろう。

       現時点でさえ、じきに1,000人の子供が甲状腺がんの手術を受ける予定なのも、

        風評なんだろう。 

    ~~~~~~~~

    アヘン王子になって、

      ロシアの航空侵犯を 年間で 225回
      中国の海域侵犯は  年間で 450回

    も風評だぞ・・・

     竹島も魚釣島も、奪われて手も足も出せないのも、風評だぞ・・・

   ~~~~~~
   
     爺さんが、慰安婦をアヘン中毒にさせてたのも、風評だぞ・・・

      <敗戦>記念日を、<終戦>記念日と勘違いするのも、風評だぞ・・・

        福島の復興なくして日本の将来はない・・・も風評だぞ・・・

     
      放射能を完全にコントロールし、五輪とリニア建設で、

       資材高騰&人手を奪われた、福島や熊本は、復興が進まないのも、風評だぞ・・・

   ~~~~~~

    長州藩帝国陸軍と薩摩藩帝国海軍と三菱・三井が慰安婦レイプ魔だったのも風評だぞ・・・

   =======

   ★:30年以内に、地方の市町村の半分が壊滅する超高齢社会の日本と、

      100万人都市が、150個以上もある世界の巨人の中国と、潰れる日本とを、

        認識できないのは、放射<脳>、それとも、アヘン中毒・・・の末期





6. スポンのポン[3520] g1iDfIOTgsyDfIOT 2016年8月21日 20:56:20 : aqUt17OY0s : ECYF@mH61@Y[295]
▲△▽▼
 
>>5.
>★:アヘン王子の格差拡大政治のせいで、不満分子の無差別犯罪が止まらない・・・・
■ご貴殿の書き込みはいつも充実した内容的で、
 意外と言っては失礼ですが、一読に値するものだと思います。
 しかし、「アヘン王子」という言葉は慣れない人には何のことやら
 分かりづらいかと思います。
 折角の貴重なご意見ですので、
 一人でも多くの人に読んでもらい、理解されるために
 具体的な言葉を用いた方が良いかと思います。
 余計なお世話とお怒りならば、笑ってお許し下さい。 
 



7. 2016年8月22日 02:41:44 : Fk4FcPHda2 : BUs3NQy8REA[7]
▲△▽▼
小池百合子に「金に真っ黒」疑惑 浜渦武生氏との付き合い【朝堂院大覚】
【NET TV ニュース.報道】国家非常事態対策委員会 2016/08./11
https://www.youtube.com/watch?v=i_s40DW6IxE
⇒自公推薦しなくて正解
★小池百合子について、フィクサーである朝堂院大覚氏の視点からの指弾

吉田
選手はまっすぐな努力家、負けた若い白人女子にもたれかかって泣くなんて大丈夫か?、と思った。オバマ氏が広島来日の折に、米国白人被爆者に奔走された年配の御仁が、オバマ氏にもたれかかるように涙していたように感じたが、は~っ、これじゃほんとに家畜人ヤプ~じゃないかと情けなく呆れたが、吉田選手は、純粋培養の選手で、父の愛情を頼りにここまで来られたので、突然父が逝去されたことで大きな心の穴を背負ってしまわれた。負けた事も責任感とか、何もかもが、それは人生を燃やし続けて何もかもが父への信頼と愛情であったから、それを突然失われて、人知れない虚脱感や、深い霊的とも言える喪失感を埋めることはできず、責任感などに転嫁して、亡き父がそばにおられるようにここまで精進されてきた。相手は若く吉田打倒に集中してきたので確かに強かったが、吉田氏の魂は、父が超奇跡的にでも生還をして欲しい、突然、帰ってきてくれないか、そんな、人としての見果てぬ孤独な苦しさ、それらが激しい減量や鍛錬の支えにもなったが、突然の父の逝去は人間の暗渠をしるような人生の恐ろしさみたいな不安や、精神霊の弱体化を招かれたと思う。彼女の涙は。帰らぬ父を返して欲しい、その一点にあった。
吉田選手は霊長類最強などではなく、純粋で強い、やまとなでしこである。今後優しき伴侶が現れる事は間違いがない。どうぞお幸せをお祈りいたします。
大切な方をなくされた経験のある方は皆お分かりと思われます。ある記録フイルムで、暴れん坊、きかん坊の、ゴリラの子供が毎日母親をてこづらせていた。ある日その母ゴリラが急逝した。その日から、その子ゴリラは、母の倒れた草の上から動かず、食事をせず、そのまま死んでしまった。吉田氏をゴリラに例えているのでは当然全くないが、人間、あまりに一人の肉親を大事に思い過ぎていて突然それを失うと、霊性エネルギーまで減衰してしまいやすい、その怖さを言っているのです。
勝手な感想を書いて、吉田選手様申し訳ありません。然し、諸行無常のこの世でありますが、必ずお幸せになられることを信じております。
話しは変わりますが、世には大金持ちの家族もおられ、親孝行の一人娘を極悪人に殺された母一人子一人のお母さんもおられます。災害で、汚染で、苦しみ、仮説で今も身動きできない大勢のお人もおられます。上見りゃきりなく、下見りゃきりなく、ですが、オリンピックなどまるで無関係のお方も大勢いらっしゃいます。仕事とはいえ、テレビで、大はしゃぎして見せる方々がなんだかお可哀想です。子供のがちゃがちゃではあるまいし、メダルメダルと、いい大人が大騒ぎするのも情けなく如何なものかと感じます。明るい話題を世に提供するのは良い事ですが、質と程度によります。現在の我が国の現状で、東京オリンピックと騒げる感覚が理解出来ません。経済面を見てもです。正しく見、正しく思い、正しく考えて、良い世の中に日本が進展しますように願っています。

何でアホの安倍ちゃんがリオ五輪の閉会式に出席するのか?小池がリオで五輪旗を受け取る。裏金事案を弁解するために行くのか?
ソチとリオでNHKと民放が払う放送権料は350~360億円、電通が仲介料として数十億を受け取る、今回も値下げ交渉はしてないと思う、電通のいい値で払ってる。シドニーまではジャパンコンソーシアムとIOCが放送権料の金額を直接交渉していた。

オリンピックで嫌が上にもナショナリズムが高まってる時間の尖閣問題の出来レースニュースを流す。

東京2020が開催されるかは不確定だが、自民党としてはベルリン五輪(ナチス主催)の如きナショナリズム高揚のために利用しようとするだろう。

NHKのスポーツ解説委員もオリンピックを開催する目的を「国威発揚」と認めた。

「国会議員」は金もうけの道具なのか?

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▼安倍政権は世襲内閣
 さらに後援会と称する「利益集団」は一種の互助会で、議員と会員が互いに甘い汁をなめ合っている。だから議員は引退する時、真っ先に身内から後継者を出そうとする。営々と築き蓄えた「利権」を他人に渡したくないのである。

 世襲議員が選挙で難なく当選を重ねるのは、こうした「仕掛け」があるからだ。安倍内閣を見れば一目瞭然。安倍晋三を筆頭に、麻生太郎をはじめ、8月3日の選手交代(内閣改造)で身を退いたが石破茂、中谷元、塩崎恭久、林芳正、宮澤洋一、竹下亘・・それの口利き疑惑男の甘利明、これらは全員、世襲議員だ。

 彼らは「棚からぼた餅」だから、庶民の心など知る由がない。田中角栄のようにゼロから這い上がってきた政治家と違い、苦労と言うものを知らない。机上の空論ですべてことを運ぶ。市民感覚とずれるのは当たり前だ。戦争法が好例だ。ロボットのように機械的に賛成する。世襲議員が国を誤らせている。

▼国会議員を「家業」にするな
 だから私は世襲議員に反対だ。国会議員を「家業」、ショウバイにして飯を食ってはいけない。議員を金もうけの道具にしてはならない。英国などはほとんどボランティア。日本のように議員1人あたり毎年、約1億円も税金を投じている国は世界のどこにもない。

 こうした無能な世襲議員が議席を占めるため、幾多の人材が出馬の機会を奪われている。政界にコネも、カネも、地盤もなく、ゼロから立候補する者はスタート時点からハンデーが付いている。これでは当選はおぼつかない。何度、選挙を繰り返しても、金太郎飴のように毎度、おなじみの顔ぶれが登場するのはこのせいだ。

▼進次郎の英雄視はない
 現状を変えるには「世襲議員には票を投じない」ことだ。「視聴率さえ上がればなんだって構わない」のテレビに騙されてはならない。

 日本が海外にまで出張って行って、他国の軍隊と一緒になって戦う可能性が強い戦争法に、何の違和感も感じないで賛成票を投じる小泉進次郎を英雄視してはならない。

 


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コメント

1. 2016年8月21日 10:03:55 : qkAZ7zSU8E : W9AATMVkcgM[63]
▲△▽▼
自民党内がそのようなことを認めていて、それを国民の3割もの人が受け入れていることが、不思議なのだ。
 したがって、もっともっとメディアに関係している人達にプライドや自信を失わないように、思うところを自由に発言し、主張していくことを望みたい。


2. 2016年8月21日 10:29:36 : Xr1o10xjAA : Ha9VfoONjY8[2]
▲△▽▼
 議員は家業。うまい商売。
 なぜならば、安倍のように、相続税をごまかせることができるから。政治ほど素晴らしい商売はない。いっそのこと、ミュージカルにでもするか?



3. 2016年8月21日 11:28:07 : 3E76uVCkj6 : nVgKMnZYopg[11]
▲△▽▼

 それ以外に 何があるの??
 政治家の 仕事してるひと いる??
 



4. 2016年8月21日 12:00:23 : NNHQF4oi2I : p@MqjzZMakU[493]
▲△▽▼

今あえて「持ち家」より「賃貸」がいい、これだけの理由

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★阿修羅♪ > 経世済民112 > 258.html  



今あえて「持ち家」より「賃貸」がいい、これだけの理由
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160821-00000010-pseven-life
NEWS ポストセブン 8月21日(日)7時0分配信


 夏休みが終わり、9月に入ると繁忙期を迎えるのがマンション販売。企業の決算期や人事異動、転勤などで住み替えが進むからだという。折しも住宅ローンは史上空前の低金利を更新し、マイホーム購入を検討している人にとっては“追い風”が吹いているかに見える。

 しかし、「買わないで賃貸に引っ越す選択肢もしっかりと比較検討すべき」と話すのは、建築検査のプロで総合検査株式会社代表取締役の船津欣弘氏だ。その根拠とは──。

 * * *
 横浜のマンション問題を契機に『新築マンションは9割が欠陥』(幻冬舎新書)という、少し刺激的なタイトルの著作を出版させていただきましたが、〈第二章、新築信仰が貴方を不幸にする〉の中で新築マンション購入と賃貸の場合のコスト比較をしています。

 新築マンションを購入し、万が一、大きな欠陥や施工不備があった場合のリスクは、かなり大きな問題です。現実問題として、出版後、全国各地のマンション管理組合の方からお問い合わせを頂きました。

 つい先日(8月17日)、明らかに施工瑕疵があり、デベロッパー・ゼネコンと10年以上も争っている案件の管理組合の方々のお話をお伺いしましたが、大きく報道されることはないものの、潜在的に問題となっている事実を改めて認識しました。

 大きな欠陥や施工不備が「ない」と仮定したとしても、やはり一般の方々の大きな関心は「購入か賃貸か」という、ある意味根源的なところにあるとの編集担当者さんからのリクエストにより著した第二章でしたが、ここでは、「購入か賃貸か」の部分をクローズアップします。

 まず「購入」の場合ですが、購入時に必要なコスト(イニシャルコスト)は物件価格以外に、不動産取得税や登記費用などの租税公課や修繕積立基金などの「諸費用」が必要になってきますが、目安はおおよそ物件価格の4%程度と言われています。

 そして入居後必要なコスト(ランニングコスト)は月々のローン以外に、管理費・修繕積立金など毎月支払いが必要な費用と、固定資産税や火災保険など年払いの費用があります。

 対して「賃貸」の場合は、「敷金」と呼ばれる保証金のようなものと「礼金」とよばれる家主に対して支払うお金、そして仲介業者に支払う手数料や火災保険などがあります。関西方面では敷金の代わりに「保証金」とされる場合が多いようです。敷金制は退去の際の修繕費用を差し引き返還、保証金制は最初から敷引きとして○万円差し引くと決められていることがほとんどです。

 首都圏の分譲マンション販売価格は一例として2016年7月調べで1戸あたり5656万円、平米単価は80.6万円という調査結果(株式会社不動産経済研究所調べ、同社公開資料及び平成28年8月17日付日本経済新聞記事より)がでています。

 一般的なファミリータイプである3LDKの場合、約75平米として計算すると6045万円になります。この価格はバブルの頃以上ともいわれていますし、一般のサラリーマンには到底手が出せる金額ではありません。

 首都圏では販売戸数も月間契約率も下落傾向にあるようですが、それはさておき、私がいいたいのは「購入」と「賃貸」を損得で考えるのではなく、あくまでこれからの生活を金銭的に管理しましょうということです。

 著作の中で4300万円のマンションを購入した場合と、同程度の立地条件や広さのマンションを賃貸した場合の比較を行いました。要点を再掲すると

【購入】
・物件価格/4300万円
・頭金/500万円、借入金/3800万円
・諸費用/172万円(物件価格の4%と仮定)、
・借入期間/25年、固定金利1.55%
・管理費1万8000円、修繕積立金8000円
・月々支払額/17万8900円(管理費・修繕積立金込、総支払額約:4587万円)

【賃貸】
・賃料/15万円(共益費込み)
・更新費用引当(2年毎に1ヶ月分)15万円÷24ヶ月=6250円
・月々15万6250円

 購入した場合との差額が、月あたり2万2650円あります。賃貸の場合、これを毎月すべて貯蓄に回したとすると1年で27万1800円、25年で679万5000円です。これに購入時の頭金500万円から賃貸時の敷金・礼金(敷金3ヶ月、礼金1ヶ月と仮定)を差し引く金額(500-(15×4)=440万円)を加えると1119万5000円になります。

 貯金したとして現在の利率はあってないようなものですが、マイナスになることはありません。25年後にこれだけの「貯金」があることになります。

 購入の場合は毎年必要な固定資産税が加わりますが、所得税減税があるので、紙面の都合上ほぼ相殺できると仮定し、著作では考慮から省きました。ただ、所得税減税は10年間ですので本来はしっかりと計算に入れる必要があります。また火災保険等も必要です。もちろん賃貸であっても火災保険は必要ですが、掛け金の額は当然違いますので、ここもしっかりと比較する必要があります。

 また、金利動向や頭金の金額、つまりローン借入額(月々の返済額)や支払い年数によっても変動します。現在はマイナス金利の影響で固定金利のほうが変動金利より利率が低いという逆転現象も発生していますが、総支払額は変動することを考慮に入れる必要があります。その結果、賃貸より購入のほうが総支払額が低いことも考えられます。

 よって単純に比較することは無理があると思いますが、大事な事は前に述べたように「これからの生活を金銭的に管理する」という視点で考えることの重要性を感じて頂きたいと思っています。

 転勤や家族構成の変化つまりライフプランの変化は必ずあると言ってよいと思います。また、失職などの支払い不能リスクも絶対にないとは言い切れないはずです。賃貸であれば、状況に応じて柔軟に対応できる自由度が高いのも魅力です。家族が増えたらより広い物件に引っ越すこともできますし、逆のパターンも考えられるでしょう。

 現在私は首都圏の賃貸マンション暮らしです。マンションであれ戸建てであれ首都圏での取得費用は、大阪圏や名古屋圏とは大きく異なります。子供も高校生と中学生で、今後教育費も増えていきます。子供たちが就職したら夫婦2人だけの生活がずっと続くかもしれません。

 仮に現状の家族構成でマンションを購入したとしても持て余す可能性があるということになりますし、ローンを支払い終わっても固定資産税はずっと発生します。修繕積立金が不足した場合、臨時の出費も考えられます。著作に詳しく書きましたが、毎月の修繕積立金が十分足りているという物件はほとんどないといっても過言ではないのです。

 万が一、自分の身に何かあったとしても残された家族に、せめて「住まい」だけは残してあげたい(または残してほしい)という思いもわかりますし、私もそう考えることもあります。しかし、生命保険で子供たちが成人するまでの学費を含めた生活費をカバーできるかもしれません。

 重要な事は、人生で一番大きな額の買い物ともいえるマイホームについても、子供の学校や自分の仕事など自分や家族にとって重要なことと同様にしっかりと比較検討し決定すべきだと私は考えますが、読者の皆様はどう思われますか?

●ふなつ・よしひろ/1965年福岡県生まれ。2001年GAO建築工房設立。阪神・淡路大震災の被災経験から2003年より欠陥住宅問題に取り組み始め、構造計算偽装事件をきっかけに建築検査業務を専業に。2011年4月、総合検査株式会社代表取締役に就任し、現在に至る。

 


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コメント

1. 2016年8月21日 10:45:36 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[2395]
▲△▽▼

一般に30~40台のサラリーマンの年収は~500万程度だから、賃料/15万円だと年収の半分になるから高過ぎる
浦安あたりなら、77m2で11万台もあるし、もっと安い物件を検討すべきだな
http://nensyu-labo.com/heikin_nenrei.htm 


とは言え、賃貸は、所有の場合に比べ、さまざまなリスクを大幅に減らすことができるという点で、特に子育て前の若年低所得層にとっては、有利だろう

賃貸は大家による搾取がある分、確実に損にはなるが、URなら、保証人もいらないし、コストパフォーマンスが良いケースが多い
http://www.ur-net.go.jp/kanto/search/chiba_list_room.html?tcd=12&cities=227&cities=204&rentLow=min&rentUp=120&walk=&bus=no&madori_group=3LDKGroup&floorplan=3LDK&floorplan=3DK&floorplan=3K&madori_group=4LDKGroup&floorplan=4LDK&floorplan=4DK&floorplan=4K&floorplan=5K&rank=&elevator=


もちろん、ある程度、金融資産があるなら、流動性の高い好条件物件をキャッシュで買って、必要な期間だけ住み、その後は住み変える方が、一般的には得になる

ただ今後、タワーマンションなど、価格が下がる確率が高まっているから、物件の選択や購入時期には注意が必要なのは言うまでもない

また富裕層でなくても、転居リスクがないなら、安い中古物件を買って、自分で手を入れながら住めば、コストパフォーマンスは、かなり高まる

地方の中古なら、高級車程度の価格で買える家も珍しくはないから簡単にキャッシュで買える

http://suumo.jp/jj/bukken/ichiran/JJ010FJ001/?ar=030&bs=011&ta=12&jspIdFlg=patternShikugun&sc=12204&kb=1&kt=1000&mb=70&mt=9999999&ekTjCd=&ekTjNm=&tj=0&cnb=0&cn=9999999



2. 2016年8月21日 12:01:06 : E9jCbPy2EE : iY4NBv8yroU[2]
▲△▽▼
>流動性の高い好条件物件をキャッシュで買って、必要な期間だけ住み、その後は住み変える方が、一般的には得になる
そういうところはお値段もそれなりだろう。

>また富裕層でなくても、転居リスクがないなら、安い中古物件を買って、自分で手を入れながら住めば、コストパフォーマンスは、かなり高まる

地方公務員や地元の中小企業勤めじゃないと難しいな。
後は、結婚しているならば奥さんは家を守って、夫は単身赴任か。


3. 2016年8月21日 12:02:26 : 3E76uVCkj6 : nVgKMnZYopg[13]
▲△▽▼

 これを見て どれだけの人が 理解できるだろうか??
 ===

 n百室の マンションを実際にもっていて 運用している家主の立場からすると

 1DK 1K などの 単身者用マンションでは 利益が出るが

 2DK 位になると 家主業では 儲からなくなる

 ましてや 3DK 3LDKを 賃貸に出しても 家主側から見れば 利益が出ない

 ===

 おそらく 1DKでも 中古マンションなら 利益が出るが 新築だと

 建築業者は 儲かるが 家主業では 利益を出すのは不可能だ!!

 ===

 新築のマンションを建築して 賃貸に出すのは 相続税対策の面が 大きいだろう

 ===

 普通に考えれば 3LDKなどの 安い賃貸は 新築では 供給されないので

 マンションは 購入するしか何のではないのかね~~~

 個人が購入すると 税金面での優遇があって 得するところもある

 ===

 賃貸経営では 1DKなどの 低所得者や 若い独身者などから 搾取していることになる

 ===

 高額所得者は 建築業者や デベロッパーから 搾取されている
 
 



4. 2016年8月21日 13:39:36 : 4Lt0stQCX6 : O33YHbrUcio[11]
▲△▽▼
今ではなくて昔からそうだろう。
賃貸10年以上の俺の経験から言わせてもらえれば、問題は如何にして良い物件と良い大家に出会うかなんだな。
そういう意味では官舎や社員寮に住める高級官僚や大企業社員は給料以上に有利な生活を送っているわけだ。
下っ端庶民は悪条件の賃貸や大家に耐え続けねばならず、結局は持ち家を買った方がストレスの少ない生活を送る事ができる。
だからある一定の年齢に達すると、みんな家を買うのだ。金はあの世に持って逝けないから残しても仕方がない。


5. 2016年8月21日 18:23:00 : nJF6kGWndY : n7GottskVWw[2403]
▲△▽▼

>>02 地方公務員や地元の中小企業勤めじゃないと難しい
ちなみに上で紹介した物件は、東京駅から50分くらいだ



6. 2016年8月21日 19:46:49 : 4OAG5Jdpn6 : lmN1oQvkOoY[444]
▲△▽▼
>>4
高給官僚ね。 ヤツラは知能は高いかもしれないが、地獄に落ちるような事ばかりしている連中が多いので、決して高級ではなく、むしろ人間性としてはゲスのほうが多い。
断言できるよ。
 


7. 2016年8月21日 20:08:33 : 0cJ9YnQezE : _v2NhX_YRs4[5]
▲△▽▼
>官舎や社員寮に住める高級官僚や大企業社員は給料以上に有利な生活を送っているわけだ。
社宅は古いし狭いし、ストレスも多いぞ。
だからたいていは避けて、外で自分で借りる人が多い。
それで入居率が減り社宅廃止、借り上げ社宅化する企業も多い。


8. 2016年8月21日 20:18:52 : 4Lt0stQCX6 : O33YHbrUcio[12]
▲△▽▼
>>07
会社によるんじゃないの。
俺の家の近くにあった某製薬会社の社宅は築10年程度でワンルームマンション風、駅まで徒歩三分。10年以上昔の話だが。

うへぇ めんどくせぇ! マジかよソフトバンク…

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2016年08月22日18:31
カテゴリ勝手に拝借しましたm(__)m
東日本大震災や4月の三重県南東沖に続き地球深部探査船「ちきゅう」がまた地震の近くに
地震ニュースさんのサイトより
http://jishin-news.com/archives/685
<転載開始>
海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」が東北地方にいることがわかった。

「ちきゅう」は強い地震が起きる場所にいることが多いとして地震との関連が囁かれることがある。勿論根拠はなく噂・憶測・都市伝説の部類であることに注意は必要だが、最も知られているエピソードが東日本大震災の際、東北で海底探査を行っていた件で、Wikipediaの「ちきゅう」の項目にもこう書かれている。
「2011年3月11日には下北八戸沖の海底探査のために八戸港に停留していた際に東北地方太平洋沖地震に遭遇し、津波の被害を避ける為に一時沖合に待避した。」

また2016年4月1日に三重県南東沖でM6.5の地震が発生した際、この震源が東南海地震の震源域であったとして警戒が広がったがこの時にも「ちきゅう」は現地のすぐ近くにいたとして話題になっていた。

8月20~21日にM6.0を含む地震が相次いでいるが、「ちきゅう」は現在石巻港にいるという。これは8月19日に海洋研究開発機構のWebサイトで更新されていた情報だが、今後更に強い地震が起きるようなことがあれば、再び地震と「ちきゅう」の関連が取り沙汰されそうである。



父が所持していたソフトバンクの携帯を解約しようとしたら、死亡診断書の原本が必要とのこと。んなもんもう役所に出したわ。

そもそも速やかに役所に出さないといけないものを、なんで先に携帯会社なんかに出さないといけないんだよ。ふざけてんのか。そうなんですよ。コピーは役所の方から「必要かもしれないので」といただいてたんですが、まさかの原本。意味不明の極みですわ。

フォロ外から失礼します。私も父の時同じ事を言われました。しかも解約には契約した店舗に行けと言われ、引っ越しをして遠かったので最寄りでして欲しいと言っても却下され、ツイッターで直接孫さんに訴えたらスタッフの人がトンチンカンな返答を返すという三重苦でした。


多くのアドバイスやコメントありがとうございます。これからお見送りへ行くこと、今日はゆっくり過ごそうと思うのでレスは控えますが、後日ありがたく拝読させていただきます。この後、サポートに問い合わせて戸籍謄本や住民票、埋葬申請書などでもよいという回答を得ています。


原本を必要とする意味がわからない

解約は契約店舗のみ…?バカなの?

これはもっと世間に知らしていい事実

1日でも長く契約させておきたいから面倒にするんだね



緊急時に対応が悪い会社は総じてクソ


原本を確認できない場合は、永続的に料金を支払っていただくことになります。



「医療大麻」【大麻って病気に効くんですか?!】
大麻堂大阪店ブログさんのサイトより

世界の裏側ニュースさんのサイトに有ったリンクからです。
<転載開始>
いかがお過ごしでしょうか?大阪は相変わらず蒸し風呂状態です。ロンTも厳しい暑さです。
さてさて今日はまじめなお話。

先日「大麻が病気に効くと知って、詳しく知りたいので電話しました。」というお問い合わせがありました。

海外では医療としての大麻の解禁が進み、実際に使用されています。

ところが日本はどうでしょう。

大きな壁がこれです↓

大麻取締法 第四条

何人も次に掲げる行為をしてはならない。

大麻から製造された医薬品を施用し、又は施用のため交付すること。

大麻から製造された医薬品の施用を受けること。

です。

日本の法律で固く禁止されていますので、無論ぼくが大麻治療を勧めるわけにはいきません。

まさに違憲。

下記に大麻が有効とされている適応疾患を記載しました。

約250種類ありますので、参考になればと思います。

【メディカルカナビス適応疾患一覧】




Genital Herpes性器ヘルペス
Herpetic infection of penisペニスのヘルペス感染
AIDS Related Illnessエイズ関連疾患
Post Western Equine Enephalitis西部ウマ脳炎後遺症
Chemotherapy Convales化学療法回復
Shingles (Herpes Zoster)帯状疱疹
Radiation Therapy放射線治療
Viral B Hepatitis, chronic慢性ウイルス性B型肝炎
Viral C Hepatitis, chronic慢性ウイルス性C型肝炎
Other arthropod borne diseaseその多の節足動物媒介疾患
Lyme Diseaseライム病
Reiters Syndromeライター症候群
Post Polio Syndromeポリオ後症候群
Malignant Melanoma悪性黒色腫
Other Skin Cancerその他の皮膚癌
Prostate Cancer前立腺癌
Testicular Cancer精巣癌
Adrenal Cortical Cancer副腎皮質癌
Brain malignant tumor悪性脳腫瘍
Glioblastoma Multiforme多形神経膠芽腫
Cancer, site unspecified癌全般
Lympho & reticular cancerリンパ節細網癌
Myeloid leukemia骨髄性白血病
Uterine cancer子宮癌
Lymphomaリンパ腫
Graves Disease **グレーブス病
Acquired hypothyroidsm後天性甲状腺機能低下症
Thyroiditis甲状腺炎
Diabetes Adult Onset成人糖尿病
Diabetes Insulin Depend.インスリン依存型糖尿病
Diabetes Adult Onset Uncontrolable偶発性成人糖尿病
Diabetic Renal Disease糖尿病性腎症
Diabetic Ophthalmic Disease糖尿病性眼科疾患
Diabetic Neurpathy糖尿病性神経障害
Diabetic Peripheral Vascular Disease糖尿病性末梢血管病
Hypoglycemia(s)低血糖症
Lipomatosis脂肪腫症
Arthropathy, gout関節障害、痛風
Mucopolysaccharoidosisムコ多糖症
Porphyriaポルフィリン症
Amyloidosisアミロイド症
Obesity, exogenous外因性肥満症
Obesity, morbid病的肥満
Autoimmune disease自己免疫疾患
Hemophilia A血友病A
Henoch-Schoelein Purpurヘノッホ・シェーンライン紫斑病
Senile Dementia +老年痴呆
Delerium Tremens +振戦せん妄
Schizophrenia(s)統合失調症
Schizoaffective Disorder統合失調感情障害
Mania躁病
Major Depression, Single Episodic突発性大うつ病
Major Depression, Recurrent反復性大うつ病
Bipolar Disorder双極性障害
Autism/Aspergers自閉症、アスペルガー症候群
Anxiety Disorder +不安障害
Panic Disorder +パニック障害
Agoraphobia広場恐怖症
Obsessive Compulsive Disorder強迫性障害
Dysthymic Disorder気分変調性障害
Neurasthenia神経衰弱症
Writers’ Cramp ****書痙
Impotence, Psychogenic心因性インポテンツ
Alcoholism +アルコール依存症
Opiate Dependence +オピエート依存症
Sedative Dependence +鎮静薬依存症
Cocaine Dependence +コカイン依存症
Amphetamine Dependenceアンフェタミン依存症
Alcohol Abuse +アルコール乱用
Tobacco Dependenceタバコ依存症
Psychogenic Hyperhidrosi心因性多汗症
Psychogenic Pylorospas **心因性幽門痙攣
Psychogenic Dysuria心因性排尿障害
Bruxism歯ぎしり
Stuttering *吃音
Anorexia Nervosa神経性食欲不振症
Tic disorder unspecific非特異的チック障害
Tourette’s Syndromeトウレット症候群
Persistent Insomnia持続型不眠症
Nightmares悪夢
Bulemia過食症
Tension Headache緊張性頭痛
Psychogenic Pain心因性疼痛
Post Traumatic Stress Disorder外傷後ストレス障害
Organic Mental Dissorder hd inj器質性精神障害
Post Concussion Sydrome脳振盪後症候群
Nonpsychotic Organic Brain Dissorder非精神器質性脳障害
Brain Trauma頭部外傷
Intermittent Explosive Dissorder間欠性爆発性障害
Trichotillomania抜毛癖
ADD without hyperactivity非多動性注意欠陥障害
ADD with hyperactivity多動性注意欠陥障害
ADD otherその他の注意欠陥障害
Pschogenic PATその他心因性疾患
Parkinsons Diseaseパーキンソン病
Huntingtons Disease +ハンチントン病
Restless legs syndromeムズムズ脚症候群
Friedreich’s Ataxiaフリードライヒ失調症
Cerebellar Ataxia小脳性運動失調症
Spinal mm atrophy II脊髄性筋萎縮症(II型)
Amytrophic Lateral Sclerosis筋萎縮性側索硬化症
Other spinal cord diseaseその他の脊髄性疾患
Syringomyelia脊髄空洞症
Reflex Sympath Dystrophy反射性交感神経性ジストロフィー
Multiple Sclerosis多発性硬化症
Other CNS demyelinatingその他の中枢神経系脱髄性疾患
Hemiparesis/plegia半身麻痺
Cerebral Palsy +脳性麻痺
Quadriplegia(s)四肢麻痺
Paraplegia(s)対麻痺
Paralysis, unspecified非特定運動麻痺
Epilepsy(ies) +てんかん
Grand Mal Seizures **大発作てんかん性疾患
Limbic Rage Syndrome **辺縁系激怒症候群
Jacksonian Epilepsy **ジャクソン型てんかん
Migraine(s) +片頭痛
Migraine, Classical +古典的片頭痛
Cluster Headaches群発性頭痛
Compression of Brain脳圧迫症
Tic Doloroux+有痛性チック障害
Bell’s palsyベル麻痺
Thoracic Outlet Syndrome胸郭出口症候群
Carpal Tunnel Syndrome手根管症候群
Mononeuritis lower limb下肢単発神経炎
Charcot-Marie-Toothシャルコー・マリー・トゥース病
Neuropathy +神経障害
Muscular dystrophies筋ジストロフィー症
Macular Degeneration **黄斑変性症
Glaucoma緑内障
Dyslexic Amblyopia **弱視失読症
Color Blindness *色覚異常
Conjuctivitis結膜炎
Drusen of Optic Nerve視神経の集晶
Optic neuritis視神経炎
Strabismus & other binocular斜視、両眼視
Nystagmus, Congenital先天性眼振
Meniere’s Diseaseメニエール病
Tinnitus耳鳴症
Hypertension +高血圧症
Ischemic Heart Disease虚血性心疾患
Angina pectoris狭心症
Arteriosclerotic Heart Disease動脈硬化性心疾患
Cardiac conduction Disorder心伝導障害
Paroxysmal Atrial Tachycardia **発作性心房頻拍
Post Cardiotomy Syndrom開心後症候群
Raynaud’s Diseaseレイノー病
Thromboangiitis Obliteran閉塞性血栓血管炎
Polyarteritis Nodosa結節性多発動脈炎
Acute Sinusitis急性副鼻腔炎
Chronic Sinusitis慢性副鼻腔炎
Chronic Obstacle Pulmo Disorder慢性肺障害
Emphysema肺気腫
Asthma, unspecified喘息
Pneumothorax, Spontaneous自発性気胸症
Pulmonary Fibrosis肺線維症
Cystic Fibrosis嚢胞性線維症
Dentofacial anomaly pain歯顎顔面異常痛症
Temporomandibular Joint Sydrome顎関節症候群
GastroEsophgeal Reflux Disease胃食道逆流症
Acute Gastritis急性胃炎
Gastritis +胃炎
Peptic Ulcer/Dyspepsia消化性潰瘍疾患、胃腸障害
Colitis, Ulcerative潰瘍性大腸炎
Pylorospasm Reflux幽門痙攣性逆流症
Regional Enteri & Crohns限局性腸炎、クローン病
Colitis +大腸炎
Colon diverticulitis大腸憩室症
Constipation便秘症
Irritable Bowel Sydrome過敏性腸症候群
Dumping Sydrome Post Surgery術後ダンピング症候群
Peritoneal pain腹膜痛
Hepatitis-non-viral非ウイルス性肝炎
Pancreatitis膵臓炎
Nephritis/nephropathy腎炎、腎障害
Ureter spasm calculus尿管結石けいれん
Urethritis/Cystitis尿道炎、膀胱炎
Prostatitis前立腺炎
Epididymitis **精巣上体炎
Testicular torsion精巣回転症
Pelvic Inflammatory Disease骨盤内炎症性疾患
Endometriosis **子宮内膜症
Premenstrual Syndrome +月経前緊張症
Pain, Vaginal腟痛
Menopausal syndrome閉経期症候群
Sturge-Weber Diseaseスタージ・ウェーバー症候群
Eczema湿疹
Pemphigus天疱瘡
Epidermolysis Bullosa表皮水疱症
Erythma Multiforma多形性紅斑
Rosacea酒さ
Psoriatic Arthritis乾癬性関節炎
Psoriasis乾癬
Pruritus, pruritic +そう痒症
Atrophy Blanche白色萎縮症
Alopecia脱毛症
Lupusループス
Scleroderma強皮症
Dermatomyositis皮膚筋炎
Eosinophilia-Myalgia Syndrome好酸球増多筋痛症候群
Arthritis, Rheumatoid +関節リウマチ
Felty’s Syndromeフェルティ症候群
Arthritis, Degenerative変形性関節症
Arthritis, post traumatic +外傷後関節炎
Arthropathy, Degenerative +変形性関節障害
Patellar chondromalacia膝蓋軟骨軟化症
Ankylosis強直症
Multiple joints pain多発性関節痛障害
Intervertebral Disk Displacement椎間板ヘルニア
L-S disk dis sciatic N irrit腰部椎間板疾患
IVDD Cervical with Myelopathy頚部脊髄症
Cervical Disk Disease頚部椎間板障害
Cervicobrachial Syndrome頚腕症候群
Lumbosacral Back Disease腰仙後部障害
Spinal Stenosis脊柱管狭窄症
Lower Back Pain腰痛症
Peripheral enthesopathies末梢腱付着部症
Tenosynovitis腱鞘炎
Dupuytens Contracture手のひらしこり
Muscle Spasm筋痙縮
Fibromyagia/Fibrositis線維筋痛症、結合組織炎
Osgood-Schlatterオスグッド・シュラッター病
Tietze’s Syndromeティーツェ症候群
Melorheostosis蝋流骨症
Spondylolisthesis **脊椎すべり症
Cerebral Aneurism脳動脈瘤
Scoliosis脊柱側弯症
Spina Bifida Occulta潜在性二分脊椎
Osteogenesis imperfecta骨形成不全症
Ehlers Danlos Syndromeエーラス・ダンロス症候群
Nail patella syndrome爪膝蓋骨症候群
Peutz-Jehgers Syndrme **ポイツ・ジェガース症候群
Mastocytosis肥満細胞症
Darier’s Diseaseダリエー病
Marfan syndromeマルファン症候群
Sturge-Weber Eye syndrome **スタージ・ウエーバー症候群
Insomnia +不眠症
Sleep Apnea睡眠時無呼吸
Chronic Fatigue Syndrme慢性疲労症候群
Tremor/Involuntary Movements振戦、不随意運動
Myofacial Pain Syndrme **筋筋膜性疼痛症候群
Anorexia +食欲不振症
Hyperventilation過換気症
Cough +咳
Hiccough +しゃっくり
Vomiting嘔吐
Nausea +吐き気
Diarrhea下痢
Pain, Ureter尿管痛
Cachexia悪液質
Vertebral dislocate unspecfic椎骨脱臼
Whiplashむち打ち症
Back Sprainぎっくり腰
Shoulder Injury Unspecfic肩部傷害
Fore Arm/Wrist/Hand前腕、手首、手部傷害
Hip臀部傷害
Knee, ankle & foot injury膝、踵、足の傷害
Motion Sickness乗り物酔い
Anaphylactic or Reactionアナフィラキシー様症状
Trachoria Growths ***(註)トラコリア増殖
(カナビス・スタディハウスより抜粋)

NPO法人「医療大麻を考える会」

医療大麻がここ日本で解禁された日には、みんなで「勝利」の祝杯をあげましょう。


親が恐れるべきなのは、ワクチン産業です。ワクチンは極悪な資本主義が成功するためのわかりやすい常套手段です。

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016年08月22日18:38
カテゴリマスコミに載らない海外記事
ヒトという悪は、地球上の生命を破壊するのだろうか?
マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-bdfa.html
<転載開始>
Paul Craig Roberts
2016年8月17日


ケムトレイルの成分について告発した核科学者



ケムトレイルについて、最近、核科学者で、地球化学者、宇宙化学者のMarvin Herndon博士が科学ジャーナル誌のCurrent Science(Indian Academy of Sciences)上に「機密のジオエンジニアリング活動を通じアルミニウムによって毒されている人体及び地球の生物相について」という論文を発表して世界中に波紋を巻き起こしています。



論文の中では、2011年から2012年にドイツやフランス、オーストリアから採集された雨水を分析した結果、アルミニウムやストロンチウム、バリウムといった金属が検出されたこと、さらに雨水のサンプルのうち77%からアルミニウムが検出され、バリウムやストロンチウムも高濃度で検出されたこと、さらにこれらの高濃度の金属類は火山噴火など自然現象を原因として検出されたものではないと説明が続いています。

イギリスのテリーザ・メイ元内務大臣が新首相として就任した直後、「地球温暖化担当庁」の廃止を決定したと日本でも一部で騒がれていたようですが、正確に言うと実際に彼女が廃止しようとしているのは「Global warming(地球温暖化)」の担当庁ではなく、「Climate change(気候変動)」を担当する部門でした。



地球温暖化という言葉は、イギリスでは現在ではニュースなどでも使用することが避けられる傾向にありますが、日本のマスコミなどでは今でも気象変動、異常気象ではなく「温暖化」という概念がまだ用いられていたり、混同されているのは国民からの混乱を招くのではないでしょうか。



細かいことですが、似ているようでこの二つの概念はまったく異なる意味合いがありますし、特にこのメイ首相の政策という点では天と地ほどの違いがあるかと思います。






世界自然保護基金によれば、トラは世界中に、わずか3,890匹しかいないという。短期的利益のために、環境を破壊する搾取的資本主義のおかげで、トラの生息地は急速に消滅しつつある。環境破壊と、素晴らしい動物を殺すことが、男らしいとか、もうかるとか考えている連中による狩猟や密猟が、この美しい動物の急速な絶滅を引き起こしている。間もなく、トラは動物園展示だけになってしまうだろう。

同じことが、ライオン、チーター、ヒョウ、サイ、象、ボブキャット、狼、熊、鳥、チョウチョ、ミツバチにも起きている。ありとあらゆるものに。

我々が目にしているのは、美しい地球に所属しない、大悪魔に呪われた生命体、人類の無責任さだ。呪われた人類は、地球の居住適性を破壊する核戦争を始めることさえ可能だ。

神は、悪の虜になっている人類に、地球の管轄権を与えてしまった時、間違いをおかしたのだ。神は、動物に管轄権を与えるべきだったのだ。人類が動物に一体何をしたかを考えて頂きたい。例えば、「野生動物の擁護者」という団体が、現在、ヘラジカを殺りくするための、より多くの狩猟許可証を、州がハンターに販売できるよう、腐敗したアラスカ州が、狼やハイイログマを虐殺していると報じている。狼の群れや、ハイイログマに食べられるヘラジカも、ハンターに殺りくされるために存在しているわけではない。州は、狩猟許可証料収入を減らす捕食動物を全滅させているのだ。

ウズラ・ハンターたちは、より多くのウズラを撃てるよう、ボブキャットを殺して欲しいと思っている。ニューハンプシャー州魚類鳥獣部が、ボブキャットのために、狩猟と罠をしかける季節を設定することに決めたが、絶滅危惧種のオオヤマネコも、同じ罠にかかることが明らかになって、決定を覆さざるを得なかった。動物が絶滅の瀬戸際になって初めて、人は保護の価値があると考えるのだ。

殺りくと死は、ハンターだけでなく、アメリカ人にも受けるのだ。過去15年間に、7つの国々における、自国政府による、殺りくや、負傷や、何百万人ものイスラム教徒難民に心を痛めているアメリカ国民を一体何人ご存じだろう?

数年前に、アメリカ人が、相手を殺したり、殺されたりする目的で犬を喧嘩させる闘犬の常連に、NBAのスターがいたというスキャンダルがあった。アメリカ人は、雄鶏が殺したり、殺されたりする、闘鶏を楽しむ。イギリス人は、熊と犬が戦って死ぬのを楽しみ、熊と戦う特殊な犬を育てている。スペイン人は、闘牛、あるいは闘牛士の死を見るのを楽しみにしている。ローマのコロシアムでの血を流す競技は、大いに人類の一環だ。

酷い育てられ方をした少年たちは、犬や猫の尻尾にカンを結びつけ、驚いた動物が走るの見て笑うが、こうした動物は車にはねられて死ぬことが多い。

私は、時々友人と射撃練習場に行って紙の標的を撃つことがある。ある時、超強力な銃の爆音で、我々の集中力が乱された。射撃するたびに、彼はひるんでいた。練習するには、それほど強力ではない銃を使った方が良いと、私は助言した。

実は、彼の息子がアフリカに行き、ライオンを殺すのに、25,000ドル払ったのだと彼は言った。息子が父親に自分の功績に応えるよう圧力をかけ、父親は、0.375 H&Hマグナム弾を撃つ度に、肩にあざをふやすというわけだ。彼は引き金を引くたびに縮みあがるようになり、彼の狙いは、撃つたびに、益々外れてゆくのだった。

ライフルで照準を合わせられるようになりたいのだと彼は言った。我々自身が目と手の連動に集中できるようにするため、私はお手伝いすようと言った。我々の不満そうな表情を見て、本当は、ライオンを撃ちたくはないが、友人連中と息子が狩猟文化にはまって、動物を殺すのは、男らしさの証明だと言うのだと口走った。彼らに受け入れてもらうためには、そうするしかないと彼は思ったのだ。

そして彼は、偉大なライオン・ハンターが危険な動物を殺す方法を説明してくれた。

最初に、カバを撃つのだと彼は言った。そこで、死んだ動物の一部を、わずか55メートル先のライオンのように大きな動物を撃つための自分のライフル銃を背負って上がれない場合でも銃が置いてある、高さ6メートルの足場から、わずか18メートルの所に餌として、つり下げるのだ。そして、もし撃ち損ねれば、グレート・ホワイト・ハンター・ガイドが撃ち、あなたは危険な野獣に勝利したのだと主張できるというわけだ。

このエセ狩りシナリオに参加するのに余り気乗りがしないようですねと私は言った。彼は気乗りはしなかったが、25,000ドル支払ってしまったと言った。旅行をキャンセルし、25,000ドルは卑劣な殺りくに参加する恥を避けるための費用だと考えるように私は助言した。

象は素晴らしい生き物だ。象の知性は、多くのヒトよりも高く、もし殺害されなければ、象の寿命は、ヒトの寿命より長い可能性がある。それなのに、象は驚くべき率で殺害されつつある。ニック・ブラントは写真集「Across The Ravaged Land」で、東アフリカの動物の消滅を記録している。

かつては強力だったが、現在は弱体で、アメリカ政府の言いなりになっているイギリス新聞ガーディアンは、2014年に、20,000匹のアフリカ象が密猟者によって殺されたと報じている。東アフリカと、中央アフリカ中での同じ惨害で、タンザニアとモザンビークは、象の数の半分を失った。

象の絶滅に直面して、欧州連合は一体何をしただろう? EUは、象牙取り引き禁止を拒否したのだ! 禁止は、資本家連中の利益を妨げかねない。

自由市場イデオローグが理論をでっちあげた 動物を救う方法は、動物の殺害が儲かるようにすることだというのだ。そこで、人はハンターに殺されるために動物を育てるのだ。言い換えれば、動物は、人が動物を殺す喜びのためにのみ存在する。https://www.theguardian.com/environment/2016/jul/06/african-wildlife-officials-appalled-as-eu-opposes-a-total-ban-on-ivory-trade

我々が押しつけられているのは、もはや文明などではなく、地球上のあらゆる生命に対する実存的脅威たる“欧米文明”だ。オバマは、一兆ドルのアメリカ核兵器近代化計画を発表した。http://billmoyers.com/story/the-trillion-dollar-question-the-media-have-neglected-to-ask-presidential-candidates/ 死のために使われるこの膨大な金額は、そうではなく、生のために使うことも可能なはずだ。これは、多数の大きな良く保護された野生生物保護区域に資金を提供するに十分な金額だ。

核兵器が代表する悪は、地球上の生命の存在継続とは相いれない。他国に対する覇権への欲望で狂ったアメリカ政府は、無責任に、核大国間戦争を招こうとしている。世界の指導者の中で、プーチンだけが、アメリカ政府が、全員にとって見込みのない進路をとっていると警告している。

あらゆる事実にもかかわらず、だまされているアメリカ国民は、いまだに、自らを、地球上で最も善良な地の塩、“例外的な国民”“必要欠くべからざる国民”だと思い込んでいる。もしこの妄想が治療できなければ、人間は地球を殺りくするだろう。



我々が押しつけられているのは、もはや文明などではなく、地球上のあらゆる生命に対する実存的脅威たる“欧米文明”だ。核兵器のもう一つの顔、原発が代表する悪は、地球上の生命の存在継続とは相いれない。


製薬企業(およびアルコール産業)はアメリカ政府に対して強力な影響力を持ち、長年にわたり自らの利益を保護するためにカンナビス(大麻)の合法化に反対するロビー活動を続けています。


しかし世界中で医療用、娯楽用のカンナビスの合法化の波が押し寄せ、その潮流が変わってきているようです。


合法化により、危険な副作用のある処方薬の代わりとして大麻という植物が素晴らしい働きをすることに気が付いた人が増加し続けています。


治療法としてカンナビスを使用している成人472人に対するアンケートによれば、うち87%は処方薬やアルコール、その他の麻薬などを止めてカンナビスに切り替えたと答えています。40歳以下の成人は、これら3種のもの全部を止めてカンナビスに切り替える傾向が強いようです。



回答者の80%が処方薬の摂取を止めてカンナビスの使用に切り替えたと伝えていますが、これは中でも製薬企業が最も懸念し、ぐるの国会議員にすり寄って行きそうな驚きの事実です。さらに52%の人はアルコールを止めて、さらに32%は違法物質を止めてそれぞれカンナビスに切り替えています。

この結果から、危険なほど中毒性が高く、致死的な物質よりも、オーバードース(摂取しすぎ)による死者をこれまで出したことのない奇跡的な植物を好んで選択している人々の非常に前途有望な動きを見ることができます。



「カンナビスがこれら3つの異なるクラスの物質すべての代替となりえるという発見からは、カンナビスの医療目的の使用によって、これらの物質の使用という点で考えた場合に害を削減する役割をすることが可能であることが示唆されています。


生物医学的代用品と、処方医薬品や向精神薬の代用品の相違点について、さらに両者の機構についてついて解明するためのさらなる研究が必要とされます。」



The Free Thought Projectが以前に報道していた通り、アメリカでは巨大製薬企業が政府や主流の医薬品に対するコントロールを確保し、痛み止めのオーバードースによる死者数が急増するという異常な流行の最中にあります。


オピオイドとヘロインがオーバードースによる死者数を急増させ、現在ではアメリカ国内での死亡原因の主流になっているのです。またアルコールによる死者数も、過去35年の間で見られなかったような割合になっています。


このような状況の中、今回のアンケートの結果は、カンナビスがこれらの問題に対する解決策になりえることが明らかにされました。


ウェブサイトAmericans for Safe Accessには、カンナビスによって治療可能な症状の概要、処方薬との対象比較をご覧いただけます。


慢性的な痛み
関節炎
消化器疾患
運動障害
多発性硬化


カンナビスによる他の症状に対する望ましい効果についても、確認がされ始めているところです。例えば不安感については通常、ザナックス( Xanax 、日本での商品名は 「ソラナックス」)のような錠剤が処方され、不眠症には通常、アンビエン(Ambien、日本の商品名は「マイスリー」)、そして抗うつ剤としてはゾロフト(Zoloft)が用いられていますが、これらの処方薬にはすべて、人間を衰弱させるような中毒性と、深刻な副作用があります (訳注:カンナビスはこれらの症状にも有効だという研究結果が出始めています) 。



麻薬撲滅キャンペーンにより医療カンナビスの研究に数十年のストップがかけられていましたが、近年になって、多数の研究が実行されたのを目撃し、禁止状態が崩壊し、スケジュール1(訳注:アメリカの麻薬取り締まり法による麻薬の分類)の「医学的効能がない」というのは茶番であったことが明らかにされています。

大麻堂 「「医療大麻」【大麻って病気に効くんですか?!】Medical Cannabis」





うちのご近所さんの同僚(友人)が残り数か月の命と言われたので、 (おそらくは最後になるだろうと思い)ご近所さんは数か月前に病院にお見舞いに行っていました。 ご近所さんに偶然出会って直接に話を聞いていたので、私も一緒になってブルーな気分になったのでよく覚えています。



しかし数か月後の最近、その入院していた同僚がずいぶんと元気そうに職場に遊びに来て、その近所さんはかなりびっくりしたそうです。しかしご近所の彼は大麻などにはあまりいい印象を持っていませんでしたし、微妙な気分のようですが。



詳しく話を聞くと、イギリスの国営病院の中でも医療大麻の使用が実験的に行われていたようで、その友人は大麻の医療的な使用で様態が急変して回復したのだとか。職場に来た彼は、普通のその辺の人たちよりもずっと健康的に見えたということです。



ご近所さんの驚いた様子を見ると、こうやって医療大麻に対する考えが水面下でも大きく変わって来ているんだろうと思われ、いろいろな面で嬉しいニュースでした❤


以前には、アメリカのミシガン州で病院内で栽培した有機(オーガニック)野菜を患者さんに提供する病院の記事をご紹介したことがありましたが(リンク)、病気を治すには根源から、そのためには食生活から「直す」という考えがすばらしいです。






イギリスではインフルエンザで病院に行っても何も検査も処方されないことの方が多いですが、日本では、ただの風邪でも病院に行けば簡単に5種類程度の薬が処方されることもよくある話です。でも・・・特に処方薬は、それぞれの症状を軽減することはあっても幅広い副作用もありますし、それによって自分の体をさらに弱める場合もあります。



製薬を処方することで得られる利益よりも、各個人が本来持っている体の機能を最善にすることを考えているお医者様って・・・いいですね!



たしかに私たちは資本主義的な国に暮らしていますし、そのような社会では商品やサービスを販売することでビジネス経営者はより力を手にし、より望ましい生活を送っています。



しかし他人が死ぬことを知りつつも、そこからお金を作り出しているようなビジネスは閉鎖され、罰金を科し、あるいは当事者を投獄する必要があるのではないでしょうか。



それは企業や機関だけでなく、規則を制定している政府機関にも適用されるべきですが、実際それはあまりにも理想的な社会の話であり、残念ながらそのような社会は存在していませんし、周りを見渡してもそうなる可能性も低そうに思われます。



有史以来、先住民の人たちはあらゆる種類の感染症を予防し、治療する自然な食べ物やハーブ、チンキやベリー類、キノコ、ミネラル類を発見してきました。しかしアメリカではそういった治療について知っている人はごくわずかで、その中でも代替治療と呼ばれる治療を信じていない人もいます。



その理由とは何でしょうか? 答えは恐怖心です。

政府が国民に対し、各感染症の最悪のケースを数例紹介することで甚大な恐怖心を埋め込み、人々を文字通り死に追いやるほどの恐怖心を植え付けるプロパガンダを行っています(有毒な「医薬品」によって緩慢に死に追いやるスローデス)。



ポリオに感染し、手足が使えなくなった子供の写真や、頭から足先まで天然痘やはしか、水疱瘡で覆われた子供の写真があります・・・まあ、なんということでしょう!



性交渉で感染するガンの一種の予防として、有害な予防接種を注射される9歳の少女たちがいます。9歳で性交渉を持つ子供など、何人ほどいるのでしょうか。



確実に言えることといえば、HPVワクチンを受けた後の少女の多くは、HPVワクチンを受けた直後にアナフィラキシー性ショックや昏睡状態に追いやられているていますが、それは彼女たちが誰とでもセックスをしているからではない、ということです。




極悪な数百億ドルのワクチン産業がてっとり早く作り出し、疾病予防センター(CDC)によってプロパガンダがなされ、マスメディアによってその感染症の大流行の可能性という大嘘について最大限に大騒ぎしている偽物の感染症が存在しています。



それにより、みんなが最寄りの医者や薬局、大手スーパーなどに急いで、化学調味料や水銀、ホルムアルデヒドやアルミニウム、さらには遺伝子組み換えされた有機体やバクテリア、本当の治療法の確立されていない可能性のある生のウィルスなどが満載された注射を受けに行列を作っています。



そんな注射を受けたいと思うのは、どんな人なのでしょう?



「万が一のケースを避けたい」と思う人たちです。彼らは病気や感染症に効果があるのは、米国厚生省の食品医薬品局FDAや、保健福祉省の質病予防センターCDCによって「認可」され、実験室で化学物質から作られた医薬品だけだと洗脳されているからなのです。



しかしそれは大きな誤りです。かなり大きな間違いです。



そのようなワクチンを受けた人たちは免疫システムを傷つけ、身体に予測できない病原菌を血液に取り込み、彼らが被害妄想レベルに恐れているまさにその感染症に感染しやすくなるのですから。



なんと皮肉なことでしょう。これが資本主義というものだそうです。あなたは黙って有毒な注射を受けるか、あるいは西側の医薬品産業が自ら作り出す病気や、それを治療するというより有害な「医薬品」からどのように大きな利益を生み出しているのかという本物の陰謀について少し下調べをするかを選ぶことができます。





次に絶対に必要のないワクチン(予防接種)9種をあげます。これはあなたを何からも守ることはなく、予防すると言っている病気には特に効果がないものばかりです。



*はしかワクチン(あるいはMMR三種混合ワクチン)

*ジカウィルス

*インフルエンザ

*豚インフルエンザ(H1N1)

*鳥インフルエンザ(H5N1亜型)

*ポリオ

*HPV(ヒト・パピローマ、子宮頸がん)

*炭そ菌





医薬品複合産業が誰にも知ってほしくないこと



子供や新生児の多くの免疫システムが大人よりも弱いのは、彼らがCDCや官庁が推奨するまま、そしてカリフォルニア州など一部の地域では銃を突きつけるような方法で強制化されて7歳までに50種の有毒なワクチンを接種しているからです。



水疱瘡は子供時代にかかる一般的な感染症で、ウィルスは2~4日間生き延びますが、感染した後はほとんどの子供は一生涯有効な免疫を構築させます。



はしかは咳や高熱、赤い湿疹などが症状としてでますが、数日経って皮がむけたら消えていく風邪のような病気です。



おたふく風邪は急性ウィルス感染の一種で、通常は1、2日ほど微熱が出て、のどの痛みと腺の肥大が見られます。



普通に健康な人間であれば、ワクチンの目的とする感染症に負けることもなく、さらに食べ物などから取り入れている毒物の方がよほど恐ろしいということは、医薬品業界が秘密にしておきたいと思っていることです。



同じことはジカ・ウィルスにも言え、出生異常を起こすこともありません。メディアの言っていることは嘘で、恐怖心を煽ろうという作戦なのです。



豚インフルエンザも、そのワクチンと同様の大ぼらであり、有害なワクチンを製造した企業は数百万ドルの賠償金を支払っています。



MMRワクチンはCDC上部の科学者、ウィリアム・トンプソン医師が告白したように、自閉症を引き起こすことが明らかにされています。



炭そ菌ワクチンは非常に実験的で危険です。



そして注射、口や鼻から適用されているポリオのワクチンは、実際にはポリオの予防接種を受けた子供が感染源となって、他の子供や家族に感染を広げています。





これは犯罪行為であり、ワクチン産業も熟知していることですが、恐怖心を煽ることで被害妄想になった親や洗脳され無知な人たちにワクチンを売りつけることから受ける利益は、ワクチンの副作用に対する賠償金の支払いの金額よりもはるかに大きいのでそのようなビジネスを続けているのです。



ワクチンは極悪な資本主義が成功するためのわかりやすい常套手段です。数百万本もの有毒なワクチンを販売し、その利益の約1%を裏金として蓄えておき、子供や新生児が身体障がい者になった親が同産業を訴訟しようとした場合には、そこから資金を出して黙らせるのです。



親が恐れるべきなのは、ワクチン産業です。オーガニック食品やホリスティックな医薬品で免疫を構築させ、アメリカのCDCが広げるプロパガンダに恐怖を抱かないようにすることだけです。




<転載終了>

なにせ、生まれたときから植民地。 オレの半世紀を返せ!と、チッポケな自我が叫んでいる・・・。w

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これまでの長き、日本の御用メディアの言う「国際社会」は金融油ダ屋支配国家群を指していた。
西暦2000年辺りから「国際社会」を耳にする度に違和感を覚えるようになる。

知っている人はとっくに知っている。
だが、未だに「国際社会」の枠組み上、国連の役割を始めとする暴力装置を疑わない人もいる。

フィリピンのドゥテルテ大統領は自国の麻薬撲滅運動に「人権」上問題があるとする「国際社会」の批判を受けて、国連脱退も辞さないと発言。
彼は当然知っている。
いわゆる「国際社会」のドル箱産業こそ、麻薬ビジネスである。

やっていることは、米国水泳金メダリスト、ロクテ選手と同じだが、反省の「は」の字もない。
「国際社会」は一定の信頼を保っているとシラを切り通すつもりのようだ。

もちろん、何も出来ない、何もしないどころかむしろ紛争を泥沼化させる国連には一定の役割がある。
彼らは高給官吏の集まりであって、職務や実績で評価される立場にない。
結果的に偽油ダ屋の大方針に従うだけのクズである。

一筋縄でいかないのは、偽油ダ屋は常に両天秤にかけて、転ぶ先の破壊の大きい方にカジを切らせる。
少なくとも20世紀までは偽旗作戦が功を奏したかに見せかけることに成功していた。
なぜならマスメディアが唱える「国際社会」がそれなりに機能していたからである。

ロシアや中国がことごとく反対、何一つ決まらないのも織り込み済み。
国際和平の枠組みに反する国家を浮き彫りにし、偽油ダ屋に忠実な「国際社会」が正義であるかのように見せる。
だが、底は抜けた。
いまどき、それで騙される人類は絶滅危惧種である。
悲しいことに、日本には絶滅危惧種のコロニーがソッコラ中にあるのだが・・・。w

もちろん、ロシアや中国、中南米やアフリカ諸国の国々が全て反偽油ダ屋ではない。
それぞれの国にはカビのような偽油ダ屋シンパが生息する。
噓で固めた「国際社会」に明らかに反旗を翻す国々でも、国内外に潜むカビやダニの駆除に手を焼いている。

そんな後ろ向きな仕事は、そろそろ面倒くさい。
ここらで一気に叩き潰したいのである。

機が熟すとすればこの秋。
ユ印「国際社会」VS 新「国際社会」の構図だが、始めから勝負はついている。

だが、日本だけは、最後の最後までユ印「国際社会」にしがみつく。

アトのない偽油ダ屋は日本の金「資産」を充てにして、無謀な争いを前倒しで仕掛けたい。
無謀なの意味は勝ち目がないと言う意味である。

なぜ、勝ち目がないのか?
ユ印「国際社会」の足元がグラついている。

米軍が油ダポチの言うことを聞くかどうか?
NATO軍は一枚岩ではない。

事実上世界最強はロシア軍。
中国だって侮れない。

そこでハイテク自衛隊に一役も二役も買って欲しいが、日本人の平均的世論は戦争反対。
当たり前である。

仮にユ印「国際社会」の戦時行動に帯同することになったら、自衛隊員は即刻辞職すべし。
後方支援も補給もダメ。
防衛任務以外は完全拒否。

命令違反を問うなら全員辞職。
少数が辞めたら見せしめで懲罰必至だが、一気に辞職、部隊運営が不可能なら懲罰どころではない。

自衛隊トップはそのくらいの腹を固めて時局を読んでいただきたい。

一般市民はユ印「国際社会」を見定めて、偽総理が無謀な賭けに出ても、致命傷にならぬよう監視しなければならない。
だが、一般市民のかなり人々がユ印「国際社会」こそ、本当の「国際社会」だと信じている。
政府は沖縄で狼藉を働いては世論の動向を見ている。
マスメディア総動員でユ印「国際社会」の枠組み堅持を守りたい。

日本から国連脱退の「こ」の字もでてこないのは、平時ボケしたその他大勢が大勢を占めている証拠である。

やがて、数々の悪事がバレて、雪崩を打って国連脱退があいつぐ。
ユ印「国際社会」の暴力に対抗するには実効性のある国連が必要である。
過渡的にユ印「国際社会」対策で連携するのは良いが、それが固定すれば第二の国連必至である。

バイブルによれば、地球の終わりの時、ロシアが疾風の如く南下するそうだ。
爆撃機は音速でやってくる。
弾道ミサイルなら十数分後には核弾頭が炸裂する。
そして、最後のとどめは中国軍。
膨大な兵士が占領地に足を踏み入れる。
つまり、地球の最後を締めくくる?

ユ印「国際社会」を許す人 ☞ 最終核戦争を望む人。

ユ印「国際社会」を許さない ☞ 偽油ダ屋暗黒帝国の崩壊を望む人。

一番いいのは核戦争の回避に決まっている。
戦争によらない「偽油ダ屋暗黒帝国の崩壊」がベストである。

この先の地球はこの2つの選択しかない。

フィリピンのドゥテルテ大統領は実にクールで勇気がある。
自国の若者が油ダ屋麻薬ビジネスの生け贄にされるのを許せる訳がない。
徹底的に断罪する。
この意味は、暗にユ印「国際社会」を許さない ☞ 偽油ダ屋暗黒帝国の崩壊にⅠ票である。

偽総理はどうでもいいが、日本の大勢は呆然とユ印「国際社会」を許す人。
最終核戦争を望む人である。
そうでなくとも莫大な金を貢がされた上に、麻薬の利益でユ印「国際社会」を潤している。
日本はフィリピンに負けず劣らぬ麻薬中毒大国である。
だが、誰一人根本にメスを入れようとする人間がいない。
警察もお役人もユ印「国際社会」の信奉者である。

挙げ句の果てに、専守防衛の自衛隊をユ印「国際社会」防衛軍に昇格させようとする始末。

地球の命運は地球人の総意(集合意識)で決まる。
その最中、日本人だけ平時ぼけでは面目が立たない。

この期に及んで御用メディアの「国際社会」を鵜呑みにする、あるいは意図的に支援する輩はクズである。
人間のクズが一定数を超えれば、核であれ、大洪水であれ、地球リセットは必至。

クズ如きのために宇宙の均衡を損なうわけにはいかないのである。


<転載終了>

【緊急警告】史上最悪の“スーパーテロ”が間近!? 米国防総省で650兆円の使途不明金発覚、9.11前夜と全く同じ事態が進行中!

2016.08.19.

 先月26日、米国防総省(ペンタゴン)の監察総監室が公表した監査報告「6.5兆ドル(650兆円)の使途不明金」に衝撃が広がっている。当初、問題の監査報告に大きな危機感を表明したのは、各国のオルタナティブメディアや陰謀論者たちに限られていた。しかし、事の重大性が明らかになるとともに、現地では次第に「極めて恐ろしい事態の前触れではないか」との声が高まりを見せている模様だ。米国を“世界のリーダー”たらしめるスーパーパワーの源泉であるペンタゴン。その監査報告に、いったい何が書かれていたというのか? まだ日本のニュースではほとんど報じられていない、驚くべき詳細についてお伝えしよう。


■ペンタゴンの監査報告に異変

6trillion_2.jpg画像は「Office of Inspector General」より引用

 本題に入る前に、まずは米国における監察官制度について簡単に説明しておく必要があるだろう。国防総省をはじめ、国務省や商務省など各連邦政府機関には、独立かつ客観的な監督機関として監察総監室(Office of Inspector General、OIG)が設置されている。これは1978年に連邦監察官法が成立したことによるもので、無駄や権限乱用の防止、効率性の推進などに主眼を置くものであり、各連邦政府機関に対するチェック機能を果たす存在といえる。

 そして今回、ペンタゴンに設置された監察総監室が、同省における2015年の財務諸表を審査。その結果を7月26日に報告したが、そこになんと「6.5兆ドル(約650兆円)という巨額の使途不明金がある」事実が記載されていたというのだ。この報告はオンライン上でも公開されているが、確かに「6.5兆ドルという額に対する裏づけが十分ではない」との文言を見て取れる。

 世界最強の軍事力を誇る米軍が、地球上のほとんどすべての戦場に軍人を派遣し、数多の作戦を遂行していることは今さら指摘するまでもない。これまでペンタゴンが監察総監室の審査に対して非協力的姿勢を貫けたのは、決して表沙汰にできない極秘ミッションがあることが暗黙の了解だったからだろう。しかし、今回の額はケタ違いだ。米国家予算(350兆円)をはるかに上回る650兆円という額の使途不明金である。ペンタゴンで尋常ならざる事態が進行しているのではないか、と疑わないほうが不自然というものだろう。


■巨額の使途不明金はどこへ!?

 さて、ここで注意しなければならないのが、650兆円という額があくまでも「使途不明」であるという点である。つまり、国防総省が公にすることができない事業や作戦のために拠出している可能性から、何者かによって盗まれている可能性まで、あらゆる可能性が残されているのだ。

これが単に、「(国民に知られると)厄介なことは曖昧にしておく」という官僚体質の表れであるならば、話はそれほど複雑ではない。しかし、各国のオルタナティブメディアや陰謀論者たちが懸念するのは、この莫大な金額が「テロリストへと流れている」もしくは「陰謀に使われている」可能性なのだ。しかも彼らの危機感は、決して妄想による思い込みなどではなく、9.11という前例に基づくものだという。


■9.11の前日にも使途不明金の存在が判明していた!

 実は、ペンタゴンに設置された監察総監室が同省における巨額の使途不明金を指摘したのは、これが初めてのことではない。2001年に「2.3兆ドル(当時のレートで約276兆円)もの使途不明金がある」との監査報告がなされていたのだ。この事実を当時のラムズフェルド国防長官が公表したのが、現地時間9月10日。彼は「徹底的に調査し、議会に報告する」と約束した。ところがその翌日となる9月11日、あの米国同時多発テロ事件が発生してしまうのだ――。

 9.11後、当然ながら世界のニュースはテロ事件とその首謀者である国際テロ集団アルカイダの話題で持ちきりに。やがてアメリカは、アフガニスタン空爆とイラク侵攻へと突き進むことになる。もちろん、ペンタゴンによる巨額の使途不明金に関する話題など、完全に吹っ飛んでしまったことは言うまでもない。しかし、この流れに“えもいわれぬ不気味さ”を感じていた米国民も多いという。


■9.11は自作自演? 使途不明金が使われた?

 間もなく9.11から15年が過ぎようとしているが、世論調査によると「イスラム過激派にハイジャックされた旅客機が世界貿易センタービルや国防総省に突入した」という同時多発テロ事件の“通説”に疑問を抱く米国人の割合は、なんと65%にも達しており、一部には「米連邦政府による自作自演だった」と信じる人々も存在するという。

6trillion_4.jpg炎上する国防総省本庁舎と突入したアメリカン航空77便の破片 画像は「Wikipedia」より引用

 このような人々は、「世界貿易センタービルが上層階での火災にもかかわらず完全崩壊した点」「国防総省内で犠牲となった職員の多くが会計士や予算分析に携わる人材だった点」をはじめとする数多くの不審点から、次のような主張を繰り広げる。要するに、同時多発テロは、中東での戦争に突き走りたいネオコン(新保守主義勢力と、その背後にいるステークホルダー)が、自らの手で引き起こした、もしくは起きるように仕向けた、または起きることを知っていながら放置した、そのいずれかの結果だったのではないかというのだ。そしてペンタゴンの使途不明金は、まさにこの陰謀のための資金であり、すべてを知っていた一部の国防総省職員たちは、ペンタゴンに突入してきた旅客機によって口封じのために消されてしまった可能性も否定できないというわけだ。

 現に今年5月には、ロシア国営メディア「ロシア・トゥデイ」が独自取材の末に導き出した答えとして、米国同時多発テロは米政府内部の何者かによる手引の末に招かれた犯行であったと報じている。また昨年、米国家安全保障局(NSA)の元職員であり内部告発者、現在はロシアに匿われているエドワード・スノーデンも、アルカイダの指導者であるオサマ・ビンラディンがバハマで生存しており、CIAの庇護下にあると暴露している。これらのレポートや証言が事実であるとしたら、私たちはあくまでも米国にとって都合のよい歴史のみを見せられているにすぎないということになる。


 では、今回判明した巨額の使途不明金は、9.11を上回る“スーパーテロ”が差し迫っていることを示唆しているのだろうか? 後編は、米国の政府機関や諜報員とパイプをもつ人物が明かした“事態の深刻さ”についてお伝えしよう。
(編集部)

●国を頓珍漢な方向に走らせる原動力は? 50代以上の人びと?

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 以下は、河合薫氏のコラムである。「幸せより金」と云う、面倒な“中流意識”の問題点を、やんわりと抉っている。コラムの内容は、以下、参考引用するので、気軽に読んでみていただきた。また、珍しく、当該コラムに対する“投稿”がフィードバックとして、参考引用されているので、50代世代と思われる方の、投稿文も参考に引用掲載しておく。

 河合氏は、リーダーシップ分野の枠の中で、「絶対価値観」に気づくこと、相対的価値観に惑わされてはしまいかと云うところで、自問自答までして、心から、このテーマを考えようとしている。筆者は、このコラムを読み進むうちに、やはり、巷でよく言われる「世代間格差」という問題に行きついた。そして、その延長線上に、今の日本政治の現状を重ねてみた。そうしていくと気づいたのだが、現在の60代以上世代と50代世代に、交わることが不可能なような、価値観における断層があるのかも、と云う感慨に至った。筆者も、まもなく60代に突入するので、この大きな断層帯の真ん中で、錐もみ状態になっている(笑)。

長くなるが、読者の投稿文が別途フィードバックされていた。参考になるかと云うよりも、人それぞれの考え方に触れる、いい機会になった。ピンキリだが、筆者のコラムもピンキリだから、人様のことは言えない。他人の考えも読んでみようと思う方は、是非一読してください。筆者は、全部読みましたが、文字数の都合上、一部省略しています。フィードバックのURLは下記。

http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/200475/072200063/?ST=viewcomment

≪ 自称「非・負け組」50代を襲う下流老人の恐怖
「幸せより金」の裏にある面倒な中流意識 欲しいものは「幸せ」より「お金」――。
 博報堂生活総合研究所が行った調査で、欲しいものは「お金」と回答した人が40.6%となり、「幸せ」の15.7%を大きく上回った。




 一方、お父さんのひと月のお小遣いは、過去最低の26,820円を記録した。

 


 この調査は1986年から10年ごとに同じ方式で実施され、今回がその4回目。なんだかしょっぱなから“どよ~ん”とする話題になってしまったが、この30年で、繁華街を札束ぶら下げ「幸せ」を求めて闊歩していた人たちが、「幸せよりも、カネをくれ!」と悲鳴を上げてるということか。
 いずれにせよ、時代が変わる中、「お金」と「幸せ」に関する逆転現象が起こり、その差が今回、過去最大に広がったのだ。
 調査担当者は、これらの結果について、「老後が長期化し生活の見通しは暗い状況で、現実的なお金を求める切実な気持ちが伺える」と分析している。

■お金が欲しいのは、本当に「生活が苦しいから」?
 この調査結果、改めて分析してもらうまでもなく、ごくごく当たり前の結果だと考えることもできる。  なんせ、この30年で74.54歳(男性)、80.93歳(女性)だった平均寿命(1984年)は、80.18歳(男性)、86.83歳(女性)と延び(2014年)、年金受給年齢は引き上げられ、考えれば考えるほど、「大丈夫か?」という気分にもなる。
 た・だ・し、実はコレ、調査対象は「60歳以上」のいわゆる「逃げ切り世代」だ。平均寿命が5年延びたとしても、下の世代に比べればまだ“懐は温かい”はず。
 生活に困窮する、いわゆる「下流老人」が増えている一方で、悠々自適な日々を過ごす人たちも多い。  実際、内閣府の「平成28年版高齢社会白書」 では「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」と答えた人は、75歳以上では20%を超え、60代、70代前半でも約15%。「家計にゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」という人を加えると、7割以上もの人が、「お金を心配せずに暮らしている」のである。




 つまり、冒頭の調査結果は、「もっとゆとりある生活のために、お金が欲しい人」と、「生活が苦しいので、お金が欲しい人」が混在していて、前者の人が多いと推察できる(ちなみに高齢社会白書では「家計にゆとりはなく、多少心配である」が21.7%、「家計が苦しく、非常に心配である」は6.6%となっている)。

■「かくいう私も、不安なのだ」
 といっても、これは「今」の60歳以上のお話である。
 「今」の50代が60代になったときには、「生活が苦しいので、お金が欲しい人」の割合が大幅に増加する可能性は高い。さらに、非正規元年世代である40代が60代になったときには、もっともっと深刻化するに違いない。
「なんかヤバいなぁって。ええ、お金です」 「老後が不安」 「会社でもそろそろかなってなってきたので……」 「退職金激減してるんだよなぁ」 「今の55歳以上は、まだ逃げ切れるでしょ」 「僕たちは無理」 「団塊の世代がうらやましい~」 etc、etc…
 実際、この1年間でこんな具合に将来への不安を口にする人が、フィールドインタビューでも増えた。果てしないポジティブ思考だったバブル世代でさえ、将来への不安を抱くようになってしまったのだ。
 ん? 私ですか? ええ。その一人です。コレといったきっかけがあるわけではない。だが、最近になって、かくいう私も将来に不安を感じている。 同世代たちの不安が伝染した? その可能性はある。 仕事に行き詰まった? それは毎度のこと(苦笑)
 いずれにせよ、先日、51歳の男性から伺った話が、実に考えさせられるもので、みなさんのご意見も伺いたいと思った次第だ。ふむ。こういうときこそ、コメント欄の機能を生かさなくてはならない。
 というわけで、今回のテーマは、「将来不安」です。では、さっそく、男性の話をお聞きください。

■「自分でも何が正解なのか、わからないんです」
  「私は今、51歳で、11月の誕生日で52歳になります。20年前は30歳を過ぎたばかり。これから20年後には70代になっています。なんか年齢のことばかり話していて、すみません。でも、あと20年で70って思った途端、やたらと将来にリアリティが出てしまったんです。ええ、悪い意味で、です。
 30歳から50歳って、アッという間でした。もちろんあの頃と比べたら体力は落ちたし、気力も昔ほど続かなくなった。でも、働き方というか、生き方はそんなに変わっていないし、むしろ今の方が充実しています。会社の出世競争からは最初から外れてしまいましたが、自分なりの仕事観というか人生観を変 えることなく、50歳を迎えることができました。
 30歳のときに考えていたほど給料は上がらなかったので、当時、期待したほど生活に余裕はありません。それでも生活に困っているわけではない。
 たぶん、この『今は困っていない』という状況が、私の不安を掻き立てているのかもしれません。つまり、70になったときに、今のような生活ができるのだろうか? 年金は? 社会保障は? どうなっているのか? 全くイメージができない。それが不安なんです。
 お恥ずかしい話ですが、ローンの残高を調べてみたら唖然としちゃって。これじゃあ、退職金が消えてしまうじゃないかと。かといって繰り上げ返済し ようにも、子どもが2人ともまだ大学生なので、学費がかかる。妻は少しでも貯蓄を増やそうと数年前から働き始めましたが、40代の女性に払われる賃金は驚くほど低い。妻はSEの仕事をしていたので、勉強し直して就職したんですが、与えられる仕事は若手のサポートばかりだと嘆いています。要するに、会社は40代の労働力に全く期待していないわけです。
 そうやって今の社会状況を冷静に分析してくと、20年後、安心して暮らすには、どこかで自分の価値観を変えないとダメなんじゃないかと。でも、どう変えればいいのかが曖昧で。自分でも何が正解なのか、わからないんです」
「負け組になりたくないって思うから、余計に不安になる」
「価値観を変える、ですか?」(河合)
「はい、そうです。実は、知人が東日本大震災が起きて被災地に通ってボランティアをしているうちに、『生活を変える』と言って、会社を辞めて郊外に引っ越したんです」
「支援をするために、東北に移住したということですか?」(河合)
「いいえ、関東です。東京からは電車だと2時間半くらいかかります。仕事も、家も、一瞬にして失った人たちを目の当たりして、あくせく働いて、カネを稼いで、何になるんだと思ったそうです」
「それまでの貯蓄と退職金で残りの人生を過ごせる、と考えたってことですね?」(河合)
「いやぁ、そうでもないみたいなんです。退職金は家のローンを完済するにも足りなかったと聞いています。移り住んだあとしばらく連絡がなかったので、大変なことのほうが多かったんじゃないでしょうか。  ところが、先日、偶然都内で会いましてね。てっきり地方生活が上手くいかず東京に戻ってきたのかと思ったら、たまたま用事があって来ただけだった。それでせっかくだから飲みに行こうってことになって、彼の話を聞いていろいろと考えてしまったんです。
 彼は得意だった英語を生かして、子どもたちに教えているそうです。といっても、収入は学生のバイト並み。ただ、生活には困らないって言うんです。 家賃8万で築50年の一軒家を借りて、生活費は月10万円程度。世の中、なんやかんやいってデフレだから、安いものはたくさんあるので十分やっていける、 と。  それで、彼に言われたんです。
 『負け組になりたくないって思うから、余計に不安になるんだよ』って。所詮、負け組とか勝ち組とか、周りからの評価でしかない。周りと比べない で、もっと自由に自分の価値観だけを頼りに生きていけば、自分次第でどうにでもなる。誰かが喜ぶようなことを、自分ががんばってやりさえすれば、頑張った分だけ満足感を得ることができる。ちゃんと報われるんだよ、って。
 彼に言われて、私は自分がわからなくなった。派手に暮らしてるわけでも、贅沢しているわけでもないけど、自分の価値観がわからなくなってしまった んです。いい顔をしてる彼をうらやましいと思う半面、私には彼のように達観できる自信もない。なんだか余計に不安になってしまいましてね。それで、今こうやって河合さんに話を聞いてもらってるんです(苦笑)」

■半数以上が、年収10万ドルより5万ドルを選んだ理由
 以上が彼とのやりとりである。
 お金への不安、将来への不安――。その正体は何だったのか? 知人の本質を突いた言葉に、男性は戸惑ってしまったのだ。
 そもそも、人間にとって、おカネはどういう価値を持つのか?
(1)あなたの年収は5万ドル、あなた以外の人たちの年収は2万5000ドル
(2)あなたの年収は10万ドル、あなた以外の人たちの年収は25万ドル
この2つの環境があるとしたならば、あなたはどちらを選びますか?
 このような質問を投げかけた時に、人はどちらの環境を選択するだろうか。
 もし、人にとってお金が絶対的な価値をもつものであれば、年収5万ドルの(1)よりも、その2倍の年収を稼げる(2)の方を選ぶはずだ。
 ところが、1990年代後半に、経済学者であるサラ・ソルニック(米バーモント大学経済学部アソシエイトプロフェッサー)と、デービッド・ヘメン ウェイ(米ハーバード大学公衆衛生大学院教授)の2人が、ハーバード大学の大学院生と教員たちに、この二つの質問を投げかける実験を行ったところ、対象者 の56%が(1)の方を選択した。
 つまり、半数以上の人が「周囲の人よりも稼いでいる」という相対的所得の高い環境を選んだのである(出所: “Is more always better?:A Suvey on Positional Concerns”,Jounal of Economic Behavior and Organization)。
 また、この調査では学歴についての質問も行った。
(1)あなたは高卒で、ほかの人は中卒
(2)あなたは大卒で、ほかの人は大学院卒
 どちらを選びますか? 
 結果は、前述の質問と同様、相対的に学歴の高い(1)を選ぶ人が半数を超えた。このほかにも、おカネと学歴の絶対的価値と相対的価値を問う質問をしたのだが、そのすべてで相対的価値の高い方を選ぶ傾向が高いことが明らかになったのである。
 ただし、例外が1つだけあった。休暇の長さに関する質問では、ほとんどの回答者が長く休める方を選択したのだ。

■相対的価値観から生まれる漠然とした不安感
 要するに、冒頭で紹介した「お金」と「幸せ」の逆転現象。高齢社会白書で明らかになった、7割以上が「お金に心配せずに暮らしている」という現実。その矛盾は、すべて相対的価値に起因していると解釈すれば、説明がつく。  が、問題なのは、件の男性がそうだったうように、「自分が相対的価値観に翻弄されている」ことに気付かないことだ。
 私はこれまでカネ、カネ、カネ、競争、競争、競争の世の中に、散々疑問を呈してきた。周りと比べるな! 自分を信じろ!と、ことあるごとに言ってきた。
 が、彼の話を聞きながら、実は私自身も、どこかで相対的な価値観に抜け出せずにいることに気付かされた。 「キミは本当にそうしてるかい? 相対的な価値に翻弄されてるだろ?」
 そんな風に言われている気がしてしまったのだ。
 かっこわるい。実に情けないことだ。
 成長する社会より、成熟する社会へ。この言葉を聞くと、誰もが「そうだよね」と安堵する。だが、そのためには私たち自身が成熟しなきゃダメ。
 周りと比べてるなんて無意味。心底、そう考えているのに、絶対的価値観だけで生きていけるほど、私は成熟していなかったのである。
 ただ、今回、「ズドン!」と弾を打たれて、少しだけ楽になった。今は必死で抗い続けても、「もう、いいかな」と思ったときに、絶対的価値で生きる選択をすればいい。そう思っただけで、少しだけ楽になったのである。
 市場経済では、おカネが絶対的な価値を持つものであったとしても、人間にとっては、人それぞれに価値のあるものが存在し、その絶対的価値あるものに向かっていくことが無用な不安を払拭する。
 ひょっとするとその「絶対的価値」を持てない、こと自体が、現代社会の問題かも、と思ったりもする。家族がいればなおさらのこと。自分では「生活のレベルと落としてもいい」と思っても、それを簡単には許さない“ナニか”が、不安を増殖させる。
 負け組、格差社会、下流老人、老後破綻……。そういったセンセーショナルな言葉自体も、相対的価値を助長する。そんな風に考えることはできないだろうか。

■多少のけがをしたり、痛い思いをするかもしれないけど
 もちろん、絶対的な価値観で、すべてが解決できるわけじゃない。
 下流老人、老後破産という新しい言葉が生まれるのは、そういう現象が社会で増えているからだし、一回でもつまずくとやり直すのが難しい、一回でも病気になると働くのが厳しい社会構造は変えるべきだ。  でも、絶対的価値を持つことが、不安から脱する最大の武器になることは間違いない。崖から飛び降りたときは、多少のけがをしたり、痛い思いをするかもしれない。でも、それは真の自由を手に入れることであり、幸せな人生を全うすることでもあるように思う。
 その勇気を、私たちは持てるだろうか? 大切な人と絶対的価値観を共有するには、どうしたらいいのか? 
 20年なんてアッという間。今、50歳の方は、気がついたときには、70歳。みなさんの絶対的価値は何ですか? 是非、お聞かせいただければ幸いです。よろしくお願いします。
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■――いただいたコメント―― (抜粋)

★サラリーマンの5%くらいは何を言われなくても、出世の為に頑張ろうという上昇志向のある人。彼らは自分達の目標達成の為に仕事を前向きに行う。また5% くらいは何を言っても頑張ろうとしない人たちもいる。仕事とは全く違うところに目標があるのかもしれない。90%くらいの人は真面目だが前向きに仕事をする意欲は無いが目の前にある仕事はきっちりこなす。概ねこのような社員の状態を是としている経営者が多いように思える。だからある程度できると見なされた 管理職研修をおこなう。しかしこれは90%の真面目な「普通組」の社員はいつでも交換が効くという前提の上に成り立った戦術。会社が安定または衰退期に 入った企業は若い新入社員の数が限界的に減少するので、「茹で蛙」世代とその予備軍の割合がどんどん増える。その時に経営者は自分の戦術は戦略ではなかっと気付くでしょう。それを気付ける経営者はまだ救える。殆どの経営者は世代交代で責任のとわれることがない。いつまで経っても人事戦略がない会社のまま。 茹で蛙は実は会社そのものということが判っていない。

★首都圏在住の方が、地方移住している例を挙げているのが、 残念。もともと、地方在住で賃金の安い中小企業で勤務している、 簡単には職替えなどできない、人には的はずれの記事。そもそも、人それぞれが持ち合わせる『価値観』と実際に ”今後の収入が心配”と考えるのは、まったく別物。筆者は、もっと深い思慮が必要だと感じた。

★頭に残る記事でした。特に「自分が相対的価値観に翻弄されているか」に自問が続きました。 ちょうど50歳の自分、相変わらず昇進、年収アップを狙っている、精神年齢が若年かも知れない、という身には、仕事の合間に、ちょっぴり異次元の視点を与えて頂けた印象です。 先日、親類の法事の際に、同年齢の従兄弟たちと集まり「どーして、その年齢になったのに、そんなにまだ忙しいの?」と尋ねられて、返答に困惑した事を思い出しました。 そう、もう皆それぞれ違う世界にいるんだと。昔は一緒に海に行った子供時代の思い出は一緒であったのに、と。 この記事の問い掛けに感謝します。

★絶対的価値をもてればいいでしょうが、なかなか難しいと思います。私は相対的なものでもいいと思っています。他人の比較したときにお金は比較しやすいです よね。数字がでますから、でも金持ちだからいいかといえばそうでないでしょう。金を持っていることが価値基準ならやくざと呼ばれる人たちは沢山お金を持っ ている人多いですよ。でもそうなりたいと考える人も、お金持っているからと尊敬する人も少ないでしょう。だからお金があればいいわけではないと思っていま す。 ▽私は人と比べてなにか勝っているものがあれば結構強く生きていけると考えています。もちろん人より勝るためにはそれなりの努力が必要です が、得意分野で勝負すれば勝算は十分にあるはずです。他とえばただ健康で年をとるだけでもなかなか大変ですよ。80歳90歳になって病気が無い人は人より 勝っていると思います。確かに多少はお金は必要ですが、健康を保つのひそんなにお金は要りません。まあ、お金をかけて保っている人もいるとはおもいますけ どね。他にもいつも気軽に話せる友達がいるとか、みなで騒げる仲間がいるとか。夢中になれる趣味があるとか。一生働き続ける。なんってのもいいと思います よ。それなりに出来ている人は少ないです。お金をいっぱい稼いだ人と同じくらいにね。

★本文中の「70になったときに今のような生活ができるのだろうか」に非常に違和感を感じました。52歳現役時代と年金生活とで、「今のような生活」が続け られるわけがないじゃないですか。定年後は現役時代より生活レベルを落とすのが当たり前ですよ。私は現在57歳、60歳定年です。年金生活に入るのは63 歳からですが、別に何の心配もしていません。以前は年金生活に入るのは60歳からでしたので、3年間の無収入は痛いですが、そもそも年金生活に入って現役 時代と同じ生活レベルを維持できると思っていませんでした。年金収入年200万円として、それとほぼ同額を貯蓄から取り崩すかアルバイトでもして取り崩す 金額を減らして、3年間はしのごうかと思っています。現役時代の収入でキリギリスの生活ができていても定年後はアリのようにつましく生活する。定年後もキ リギリスの生活がしたければ、年金収入以外の収入を得るか、蓄えがなくなったら生活保護を受ける下流老人になるかしかない。「立って半畳寝て一畳」の覚悟 さえあれば、生活保護を受けるのもよし、ですよ。

★▼ 普段の生活で他人と関わってゆく中で自分自身の内側に目を向ける時間ができた時、初めて筆者の言う「絶対的価値観」(どなたかが仰ってた通り普遍的なもの では無く「自分の価値観」のこと)が芽生えてくるのだと思います。やはり他人の存在なくして自分の中の価値観を作り上げるのは不可能ですから。大事なの は、他人との比較は良いけど優劣はつけないことだと思います。優劣をつけると、これはもう相対的価値観にしかならない。▼ 人生なぞ、いくら計画を立てても気をつけていても、他人と関わる限り思い通りにはならないもの。ならば自分の中で確立された価値観という一本の芯を持っ て、臨機応変に生きていくのも楽しいかもしれないですね。▼ わたしの中の価値観は、「謙虚と卑屈を間違えるな」「自信と尊大を間違えるな」ですね。地位肩書きに関係なくこれができるようになるために、毎日反省しつ つ生きているようなものです。あとはまあ、年を取っても女性に好かれるオトコでありたいですね。地位やカネがあれば出会いの機会も多くなりましょうが、そ れだけでは好かれませんから。

★楽しく読ませていただきました。内容は、ホセ・ムヒカ氏の問いかけを連想いたしました。あなたにとって、最も大切なものを教えて下さい。この問いかけは、少子高齢化を克服する社会のスタートと考えています。 自身の持つ価値観を棚卸しすることは重要です。これを踏まえないと次世代に尊重すべき、新たな価値を認識できません。これからも、楽しみにしています。

★お金はなくても幸せになれますよ。ですが、ないよりはあるほうがいいのと、一度生活ランクが上がれば、やはりお付き合いの人たち周りの環境も変わっていくので、なかなか生活レベルを落とすのに恐怖を感じるのも仕方ないでしょう。 それをサクッと乗り越えれば、この日本でのたれ死ぬことなぞ、そうそうないはず。

★現在62歳。2度転職して3年前から契約社員です。 学校はもとより、会社でさんざん相対評価をされてきた私にとって、絶対的な価値観って言われて も良く分かりません。ただ言えるのは、3人の子供が社会人としてそれなりに(給料の多い少ないは有りますが)やって行ってくれていることに満足し、私と妻 が、生活の質を落とすことなく暮らしていることに感謝しているってことですかね。あと十年、二十年先のことは、今心配しても仕方が無いと割り切れるのは、 絶対的な価値観かもしれません。

★50代の不安を煽る記事のなんと多いことか・・・ 50代であるだけで、悩みや不安が他の世代と比べて多くあるようだ。 50代は、もうすぐ楽になる自由寸前の世代でしょう。もうすぐ会社や嫌いな人から解放され好きに生きられる世代です。工夫して楽しく自由に生きる。 ワクワクしますよね。 東京でも環境が良くて安い公団のアパートががら空きの状態です。郊外のショッピングモールは安いものがたくさんあります。図書館も広い公園も、自然もある。鳥や声や風の音を、川のせせらぎを聞いているだけで気持ちが清々しくなります。あー幸せだと思えます。 下流って何でしょうか?我々は川で流れてるわけじゃないんですから。 今、ここ、自分ですよね。人生は長い線ではなく、今、ここで、踊っているだけの連続です。この先どこへ行くかなんて、ないんです。

★ロストジェネレーション(Lost Generation)という言葉がよく使われますが本来の失われた世代とは欧米諸国で第一次世界大戦に遭遇して、従来の価値観に懐疑的になった世代を指 します。人間社会を維持していく世代循環行動(誕生~再生産~死)の良き一員として個人を位置づけていた、のどかな価値観を、資本が悪用し始めた頃から 人々は価値観に疑問を持ち始めました。そこで迷った大人たちは子供たちに『何が公正か』ではなく『どちらが得か』ばかりを教えた結果、今の私達は価値観を 確立できずにさ迷っています。その意味で殆どの私達はロストジェネレーションの延長線上に漂っていますがこの状態を資本は『価値観の多様化』などと、社会 の発展ととらえています。確かに人生の選択枝が増えた事は幸福の多様化に繋がる様に考えられますが不幸の多様化にも繋がっている事を忘れてはいけません。

★「私には三人の、信頼できる友がいる。 老いたる妻、老いたる犬、そして貯金」 (貧しいリチャードの格言より) 250年前から少しも変わっていませんね。

★30代男性です。拙いですが感想です。 「カネ」は信用で成り立つものであって、1万円札の原価は20円程度。 少子高齢化による人口減少で右肩下がりの現状が見えている中で、今どれだけ預金残高があったからといって、それが20年後にも同様の「価値」をもっているかはわからない。 最低限の貯金はしているが、現状いくら金を持っていても、何の保証もされないことに気がつきべきだ。 私が考える絶対的な価値とは「自分の実力/人間性」であって、どんな環境になろうとも「それなり」に生きていけるだろうと、最終的には楽観、あるいは腹をくくることが重要であると思う。 そもそも幸せは気分の問題なので、自分が幸せだと思えば幸せなのだ。 孤独に耐えながら大金を稼いで身体を壊して若くして死ぬのが幸せか、お金がなくても信用できる家族がいて健康で平均程度に生きるのか。 金をもったら、金をもったなりの悩みは出来るはずで、悩みがなくなるわけではない。 漠然とした不安は、あくまで漠然としているので、全く具体的ではないのだ。 「ダメならのたれ死んだらいいじゃないか」←本当にその通りだと思います。

★現在、35歳、既婚、子供2人です。将来不安は殆どありません。私たちはロスジェネ世代ですし、デフレばかりを経験している世代ですので、お金をかけずに 生活をし、その中で幸福感を得る術を多く持っています。また、年収が少なくとも、やりくりをしながら貯金や資産運用をしています。自分より上のバブル世代 や団塊世代がなぜそんなにお金に不安を持っているのか、正直あまり理解も共感も出来ません。完全に自己責任ですし、助けたいとも全く思いません。日本で は、少子高齢化が進み、人口が減少し、経済がシュリンクしていくことは99.9%確実なことなので、その中でお金と幸福感に折り合いをつけながら、生活を 破綻させずに生きていくことを誰もが要求されていることは明白です。その現実から目を背け、生き方を変えられない世代は、正直少し哀れだし、情けなくも思 います。自由主義、資本主義の社会なので、そうした人は一度、破産なりして精算してもらうしかないように思います。

★世界一不安症の日本国民には、絶対的価値ありなしうんぬんはあまり効果ないのでは。日本には結局年功序列があっていたのでしょうし、欧米流の実力主義・成果主義、むしろ将来不安を煽るだけです。それに、政府が積極財政出動しそこそこ多少の需要生み出せたたとしても一過性に終わり、また、少々の賃金UPしたとしても将来不安から貯蓄に回るだけ。それに、定年制度。USなら一発でアウト。すぐに廃止すべきで、そもそも憲法違反では。定年制度なくなれば、年金制度や将来不安の多くが解消される気がします。

★嫁と子供に見限られ、早期の熟年離婚した50代。 断舎利にはいささか早過ぎた感が否めないが、一番最後まで手放しにくいものを真っ先に手放すことになったお陰で、自分の命の炎も含め何を失っても怖いことはなくなった。 医 療漬けになって長生きしようとするからお金と未来の不安でいっぱいになるわけで、健康寿命が尽きた時点で孤独死上等、と考えられるようになれば、いろいろ と持てる者よりもむしろ安らかに日々を送れるかも。少なくとも自分は、そう。これも河合氏が言う絶対的価値(この言葉自体が矛盾してるでしょ)のひとつの 形だろうか。

★以下とりとめもない感想です。 二択で「お金」と対峙するのは、多分「命」です。したがって、質問自体ナンセンスでは。 世代間で考える視点が違うはず。20代~30代までは人生何をしたいのか、40代以降は終活含めて人生どう生きるかではないでしょうか。後者の世代には住む場所が大きく関係してくるでしょう。 正義や愛などの概念とは違う絶対的価値観とは難解ですが、要するに他者と必要以上に比較して自身の価値判断をしないことということでしょう。それに最も効果的なのはマスメディアにできるだけ触れないことです。自ら思考し、書物を読み解くことが肝要かと。 お金との関わりで逸話を一つ。1~2年前マンハッタンの古い質素なアパートで93歳の身寄りの無い老人の孤独死が発見されました。老人は数年前までビル清掃 員で、この仕事を30~40年間真面目に続けていたそうです。捜査員が室内を調べたところ、数十万円の現金と何十枚かの古い株券を発見。その後、この株券 を精査したところ、50年以上前のものを含めて全て正規の株券で、時価総額はなんと9億円余だったそうです。

★19世紀末、いわゆる一流企業に転職し、精神を病み何年も休職を繰り返す。 2015年の大震災から、人の家の大掃除(一般にはボランティア)や、豪雪災害、豪雨災害に参加し、心身ともに強靱になるも、自己破産。 でも今は300歳まで生きようと思っている。 今も同じ会社でサラリーマンをしているが、給与がいくら上がる、肩書き、報酬、成果、コストパフォーマンスなんて問題よりも、誰にでも当たり前にある愛があれば生きられると思っている。 お金はコミュニケーションの道具でしかなく、人以外の生物は「金」がなくても立派に生きている。 「金」ですべての価値が決まると思っている人たちの方が圧倒的に多く、でも、分かりやすい価値だし、それを信じることは信仰の自由と同じく否定しない。 でもそれ以外の価値に目を向けてもいいとは思う。

★河合さんほど、他人の評価なんてどうでもいいじゃないか!と言い続けてきた人でさえ、その現状であることを考えると、普通の人が成熟するのは本当に可能な のでしょうか。私は今、家族が大好きで、仕事が楽しくて、お金にも困っていません。人と比べることをあまり重視しないので、現状で物凄く幸せです。でも、 人の評価やリアクション、考えてることは気になるし、気にするから他人とのコミュニケーションがうまくいくのだと思います。そういう意味で人という社会的 な生き物に、絶対的な価値観なんてあるのか、疑問に思ってしまいます。究極、人の迷惑になるような価値観をもって行動してしまうヒトラーのような人を、社 会は受け入れられないわけで、その意味で絶対的な価値観があれば幸せになれるという仮説自体、揺らいで見えます。

★娘が結婚を控え、息子二人が私立大学に通い、自分は役定を迎えた今。お金が足りないとランチをうどんで済まして納得させている自分がいる。絶対的価値?多 分そんなものはない。相対的でないもののことをそういうのであれば辛うじて存在するかもしれない。大切にするものが何か、それを自分の中で整理できる人 が、発信するかしないかに係らず、物質的な束縛から無縁な豊かな生活をおくれるのではないかと思う。このままでは経済的にはすでにショートすることが明確 になっているので、開き直るのではなく、現実的なことも含めて対応していこうと考えている。定年が見えてきたのでそう思うようになったのかもしれない。

★日本に勢いがあったころは、終身雇用制が日本の強みと言われていました。確かに、自動車や電機産業では人材を抱え込んで、改善力・開発力で差別化していた ので、歯車が噛み合ってましたね。で、何が言いたいかと言うと、ある日戦前(古い表現で恐縮です)の日本は終身雇用制ではなかった事を知りました。あれ、 そうなの。じゃあ、今の幸せ感も戦後の特殊な状況を当たり前の事と思い込んでいただけだと。団塊の世代の次の世代ですが、確かに猛烈な受験戦争、競争社会 を過ごしてきて、狭い範囲での競合優位に飼いならされてきた感は否めません。エリート街道をひた走り突然死んじゃった学生時代の友人、綺麗な奥さんと子供 どうすんの。功成り遂げて大会社の役員に名を連ねたけど息子はモヒカン刈りで金髪、娘はガングロの先輩、自分だけ良ければ良いの?。離婚して再婚、還暦な のにまだ小学生の子供を抱える親友、やっぱ学生結婚早すぎたよね。みんな元気になあれ! 生まれてきた時は裸で無一文、死ぬ時も何も持って行けないぞ。

★幸せとお金のデータ、お小遣いのデータは、経年比較しているのに、高齢者のゆとりのデータは、どうして単年なのですか? 近年、幸せよりもお金を重視する傾向があるのは、単に将来不安からではないのでしょうか? 相対的価値観に囚われているのは、近年始まったわけでもなく、バブルの頃も、デフレの今も、金を持っている人はいた(いる)わけで、景気の動向と、絶対的価値観を持つことは、無関係でしょう。 そもそも、自分の興味に従って、キャリアを積み重ねてきた著者自身が絶対的価値観を持っていないことが意外でした…。(その一方で、人間は仙人じゃないので霞を食って生きていくわけにもいかないことが肝要でしょう。)

★> 「お金」と「幸せ」のどちらが欲しいか、などという質問が、 > そもそも意味不明です。「幸せ」を得るのが目的であって、 >「お金」は「幸せ」を得るための手段に過ぎないでしょうに。 そうなんですけど、いつの間にか、「お金」そのものが目的にすり替わってしまって、自分では気づかないうちに自分が不幸になる選択をしてしまっている、ということが、世の中にはたくさんある、という話なんです。 今 回の河合さんの話では、「お金」以外にも、「地位」とか「世間体」とか、そういうもろもろの事項を取り上げています。いずれも、「幸せ」を得るための手段 に過ぎなかったはずなのに、いつの間にかそちらに拘って、不幸になる選択をしているのではないか、という問いかけです。 ただ、この話の難 しい点は、「地位」や「他人より稼いでいるという気持ち」などは、それ自身を「幸せ」と感じることもあることです。例えば、「お金」そのものではなくて、 「他人よりお金を持っている」という気分が「幸せ」である、という気持ちは、多かれ少なかれ誰にもある。ですから、河合さんの示唆に従うには、人に依りま すが、場合によっては、自分が何を幸せと考えるかを、自分で変えていく努力をしなくてはならないことになります。

★つい最近、バブル世代の社長夫妻がオーナーと言う賃貸物件を見学しました。上階に自宅のあるマンションで、その自宅部分まで拝見したのですが、外観から内 装までバブル色満開で、いまだにあのころの価値観を死守していることに呆れ半分、感心半分でした。一方では、ゆとり世代などはナンバーワンよりオンリーワ ンと言われて育ち、競争を避けて生きる事を選びがち。と価値観とは絶対的なものではなく、育ちによって大いに変わるもの。生得的な感情と思えるようなもの も、実は環境によって育まれるものも多いと聞きます。今現在、老後に不安を感じる世代は、上へ上へと競ってきた世代だから、例え実際は老後に充分な蓄えが あっても、最後まで自分と周囲を比較する習性から解き放たれる事はないのでしょう。しかしやがてその世代が過ぎ去れば、また新たな思考を持った高齢者群が 生まれるのではないでしょうか。

★相対的な価値に振り回されることを不幸というのだと思う。 では、絶対的な価値に基準をおけば幸せなのだろうか? それは人がいかに生きていくか、という命題と同義のように思う。 自分自身の生きる道を見据えていれば不安はあっても恐れず進めるのではないか。 確かに将来設計がしづらい時代である。 人の人生は人間関係や運にも往々にして左右される。 病気にもなれば、事故もあり、家族(子供、介護)の問題もある。 でも、それが人生である。 しかし、何があっても自分はこう生きると目指すものがあれば、 それが絶対的な価値なのだと私は思う。

★「絶対的価値」でイメージしたのは修行僧や修道士です。 お金を使って生活する世俗の我々は相対的価値に振り回されるものです。 そんな程度なんだから将来不安になって当然。 現金収入が少なくても生きていきたいなら、農作物の育てかたを覚えるところから始めてはどうでしょうか。 ★デフレ大前提の話ですね。悪くは無いが、犠牲にするものも案外多いよ、という心構えは必要でしょう。ふと思い出したのは、財政が破綻した夕張市のケース。 病院経営が立ち行かなくなり、カネのある人や、本当に重病を抱え込んだ人は市外に転出し、住民の人口が減少したことで、かえって自助自立の精神が芽生え、 病院を頼り切る人が減りました(めでたし、めでたし)みたいな話に近い。究極の引き算であることを認識すべきだと思います。


<転載終了>

【敗戦を契機に「属国日本の道」を選んだ昭和天皇,この天皇の一家が毎年の正月に,新年のあいさつを国民(臣民?!)に送っているが……】

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2016年08月22日19:35
カテゴリ社会科学者の随想
森田 実が語った「日本の対米従属」観とは
社会科学者の随想さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1060393067.html
<転載開始>
【森田 実『独立国日本のために-「脱アメリカ」だけが日本を救う-』KKベストセラー,2011年12月の基本主張 】

【敗戦を契機に「属国日本の道」を選んだ昭和天皇,この天皇の一家が毎年の正月に,新年のあいさつを国民(臣民?!)に送っているが……】

【本当におめでたいのは毎年ごとに来る「新年」ではなく,日本国民という〈臣民意識〉から脱却できないワレワレの側ではないのか 】

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〔※ 断わり〕 本記述は,旧ブログ 2012年1月3日の再掲である。ここに再録することに当たっては,その後において補正・加筆が必要な段落・箇所については,適宜,手をくわえてある。

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 ① 森田 実が『独立国日本のために-「脱アメリカ」だけが日本を救う-』(KKベストセラー,2011年12月)を公刊していた

 1) 主権在米国家:この日本を批判してきた森田 実
 本書は2011年12月25日に出版されていた。クリスマスプレゼントではないが,この日に発行日を定めて発売するのは,本ブログ筆者の経験でいえば少し違和感をもった。というのは,この時期に本を出版するのは年末・年始であるから適当ではない,といわれたことがあるからである。
森田独立国日本のために表紙
 ところが,森田 実〔というよりは上掲書の出版社の担当者〕は,サラリーマンたちが年末・年始の時期,かえってこのような話題提供的(センセーショナル)な題名を付けた書物を世の中に出すことによって,売行きの増大を期待したのではないか。

 それはともかく,森田『独立国日本のために-「脱アメリカ」だけが日本を救う-』は,こう解説されている。つづいて目次もあげておく。
   「巨大広告会社に支配された大マスコミはいまやわれわれに真実を語らない」。「東京の政治,行政,経済,メディア,学界-日本の頭脳と心臓が腐りゆくなか,真実の日本再生のために,誰かがなんとしても言わねばならぬ」。「いま,文明の大転換期に,屈辱の「主権在米」国家を卒業し,アジアと協調する「自立の道」こそがこの国の生きる道だ」。

 序 章 独立国・新生日本のために
 第1章 戦後日本の諸悪の根源は日米安保条約にあり-日本を従米国家に固定した二つの安保条約-

 第2章 国内政治の諸悪の根源は小選挙区比例代表並立制にあり
 第3章 財務省の増税路線・アメリカ流新自由主義が日本をつぶす-『ショック・ドクトリン』が宣告したフリードマン理論の破綻-

 第4章 民主党的「政治主導」の愚-榊原英資氏の『公務員が日本を救う』を支持する-
 第5章 公共事業が失業問題を解決し,日本の自然を再生し,日本の未来を開く

 第6章 巨大マスコミの罪-マスコミ人の傲慢を叱る-
 第7章 歴史的大変化期のなか,日本はどう生きるべきか-「和を以て貴しと為す」(十七条憲法)-
 著者,森田 実[モリタ・ミノル]は政治評論家である。1932年静岡県伊東市生まれ。東京大学工学部卒業したあと,日本評論社出版部長,『経済セミナー』編集長などを経て,1973年に政治評論家として独立。著作・論文を著わす一方,テレビ・ラジオ・講演などで評論活動をおこなっている。  

 森田は,2005年5月ころを境に「かつてコメンテーターとして引っ張りだこだったが」「段々とテレビ局での私の扱いがかわってきた」。以後,森田は一時期,日本のマスコミ界からほぼ完全にいっていいほど締め出されたことがあった。その直接の理由は,こういうものであった。

 2005年の5月ころから,複数の経路を通じてアメリカの巨大広告企業から電通に巨額の宣伝費が流れた。郵政民営化が絶対善であるかのような情報操作・宣伝工作をおこなうように,日本のメディア操作がおこなわれているとの情報が入ってきた。その金額は5000億円ともいわれ,アメリカ保険業界が日本市場拡大を狙って拠出したものだという話であった。森田はこの情報を発信しはじめたのである(178頁)。

 この話に関していえば,当時,そのアメリカによる陰謀のお先棒担ぎをしたのが,小泉純一郎元首相やその手下の竹中平蔵などの特定政治集団であった。この事実は,いまとなっては否定のしようもない。

 本ブログの筆者も,テレビ局のニュース報道番組などのなかで,頻繁に登場する森田 実の「論評(批評)(コメント)をよく聞かされたものであるが,ある時からまったく彼の姿が消えた変化には,なんとはなしに気づく程度でしかなかった。

 しかし,森田のこのような回顧談を聞かされると,第3の権力集団といわれるマスコミ界をてこに利用した「隠然たる〈日本を支配する勢力〉のありか:様相」をあらためて知覚させられる。

 2012年12月に安倍晋三が政権に返り咲いてからのこの日本国は,森田の前掲書「目次」に記されていた「あれこれの見通しや懸念」が,ほぼ妥当する方向性で,それも悪い次元に突きすすんでいる。この事実認識は,現状における日本社会を真正面からみすえている識者であれば,残念ながら皆が一様に同意できる基本路線である。

 2) 森田 実の経歴
森田実画像 ウィキペディア「森田 実」には,こう記述されている。--テレビ・ラジオ出演では,「ニッポン放送の番組やフジテレビ系列『めざましテレビ』で政治評論のコーナーを長年担当していた。郵政解散での自民党圧勝を,みずからのウェブサイト等で『電通の力が大きい』と主張」した。「これが引き金となってか,以降テレビにはほとんど登場せず,インターネットでの言論活動や全国での講演活動に主軸を移している」。
 出所)写真は,http://news.goo.ne.jp/entertainment/talent/M09-0026.html

 「しかし福田康夫の総理就任後は,TBSにコメント出演したり,BS11 の INside OUT・本格闘論FACEや選挙予測特番に時折出演するようになっている」。「2007年10月からはスーパーニュースアンカー(関西テレビ)の金曜コメンテーターを担当し」「2008年7月からは『キンキンのサンデー・ラジオ』(文化放送)の『やさしすぎるニュース』にコメンテーターとして出演している(第1・第3日曜日のみ。第2・第4日曜日は二木啓孝)」。「TV出演時は,当初スーツを着用していたが,2000年ころから和服を着るようになった」。

 ② 昭和天皇『沖縄メッセージ』1947年9月-前論として-

 1) 昭和天皇「沖縄メッセージ」に森田が触れない不思議
 昭和天皇は敗戦後,自分と家族たちだけのよりよい生き残りのために「国を売った」のである。いまでは,日本の政治学を専門とする研究者であれば,しらない者がいない,有名な「昭和天皇の〈沖縄メッセージ〉」問題がある。

 半年まえに『さらば日米同盟!』(講談社,2010年6月21日)を緊急出版したという「天木直人のブログ」から,その「沖縄メッセージ」の歴史的意味を簡単に説明してもらうことにする。2011年6月28日の天木の記述で,題名は「琉球処分と天皇の沖縄メッセージ」である。

 a)「琉球処分」--普天間基地問題が論じるさい「琉球処分」ということばが言及されている。明治政府が琉球王国を強制的に日本の領土にした1872年に琉球王国を琉球藩とした〈第1次琉球処分〉,1879年に廃藩置県に従い琉球藩を沖縄県にした〈第2次琉球処分〉があった。この琉球処分とは「沖縄県民の意向を無視して日本政府の都合で沖縄の命運が決められた」というような意味で使われていい。そして琉球処分はさらに戦後一貫して沖縄で繰り返されてきた。

 b)「沖縄メッセージの歴史的な意味」--その直近の例が,嫌がる沖縄県民の声を無視するかたちで,普天間基地代替施設を辺野古周辺に作ると決めた日米共同声明である。天木は,この琉球処分について沖縄文学を専攻する与那覇恵子東洋英和女学院教授が,東京新聞に3回に分けて連載した記事「文学は沖縄をどう描いてきたか」〔の第1回:6月23日〕に触れて,こう指摘している。
    沖縄における「琉球処分」が戦後も繰り返された結果,基地は固定化され,沖縄が閉塞社会に押しこまれてしまった。「天皇がマッカーサーに伝えたといわれる『合衆国が沖縄および琉球の他の諸島を軍事的に占領しつづけることを望んでいる』という『天皇メッセージ』が明らかになるのは1979年である」。この新聞記事を読んだ一般の日本国民のはたして何人が,この文章の深刻な意味を理解したのかと,天木はあらためて問うているのである。
天木直人主張画像
出所)http://marimari00.blog105.fc2.com/blog-entry-256.html
 c)「沖縄メッセージの内容」--天木は,近著『さらば日米同盟』(講談社)のなかで問題提起したひとつが,まさにこの昭和天皇の「沖縄メッセージ」であったと強調する。天木が同書で引用した豊下楢彦氏『昭和天皇・マッカーサー会見』(岩波書店〔現代文庫〕,2008年)は,こう指摘していた。
   「沖縄における米軍の占領が『25年から50年,あるいはそれ以上にわたる長期の貸与というフィクション』のもとで継続されることを望むという,有名な〔昭和〕天皇の『沖縄メッセージ』がマッカーサーの政治顧問シーボルトによって覚書にまとめられたのは,(第4回の天皇・マッカーサー会談が行なわれた1947年)9月20日のことであった」。

 「このメッセージが〔昭和〕天皇自身の意思で出されたことは『入江相政日記』(第10巻)における,『アメリカに占領してもらふのが沖縄の安全を保つ上から一番よからうと仰有ったと思う旨の仰せ』(1979年5月7日付),との記述によって確認された」。
 天木は「昭和天皇による沖縄メッセージ。これこそが琉球処分である。今日の沖縄問題の原点がここにある」と指摘する。まさしくこのとおりであって,日本国民は「あなたは昭和天皇の『沖縄メッセージ』をしってい」いれば,そして「もし,われわれ日本国民の1人1人がこの歴史的なメッセージのこと事を正しく認識しているなら,沖縄県民が日本政府と日本国民にどのような要求をおこなおうとも,それは許されることだとしるだろう」とまで,天木は断言する。

 したがって「日本政府と日本国民は沖縄県民に対し,いかなる償いをしても償いきれない」。「それにもかかわらず,沖縄県民の意思よりも米国政府の要求に応えることを優先する政府」が存在する。「よりによって沖縄慰霊の日の挨拶で沖縄県民に米国と一緒になってさらなる負担を求めて感謝する政府」も存在する。「そのような政府,政権とそれを演出する政治家と官僚たちには,いかなる意味においても正統性はない」。これが天木の結論。
 註記)以上,http://www.amakiblog.com/archives/2010/06/28/ 参照。

 d)「本物の売国奴としての裕仁」--天木が引用した豊下楢彦氏『昭和天皇・マッカーサー会見』は「はじめに」のなかで,敗戦後になっても以前の「立憲君主天皇である立場」より「以上」に,きわめて能動的・積極的に,直接的な政治行動を記録してきた昭和天皇の姿を,いいかえれば,敗北した日本帝国の政治過程において,それも「自分自分の生き残り」のためにだけ必死になって「戦後史を切開していった彼の画策行為」を議論した結果を,こうまとめていた。
   「つまりは,安保体制こそ戦後日本の新たな『国体』となった」(はじめに,ⅹ頁)。
   マッカーサーと裕仁画像
 註記)色彩加工がほどこされた有名な「1945年9月27日の写真」。
 2) 戦後日本に新しくできた『国体』
 要するに「『立憲君主』という自己規定の枠組を乗り越えて昭和天皇が,“超法規的” に『高度に政治的な行為』を展開した背景」(同所),すなわち,簡潔にいえば「アメリカに沖縄(琉球)を生贄に与える」という交換条件を差し出し,その代わりに「裕仁とその家族の命乞い」をしたのである。そのさい「日本国における自身の天皇位」の存続・維持が保障・獲得できたことは,いうまでもない。

 --本ブログの読者にはぜひとも,「戦後レジーム形成に天皇がきわめて能動的に関与した衝撃の事実」を解明した本書,豊下楢彦氏『昭和天皇・マッカーサー会見』(岩波現代文庫,2008年。定価千円+税)の一読を薦めたい。
 補注)豊下楢彦はその後,つぎの画像で紹介する文献を,2015年7月に公刊していた。本書も必読文献である。専門家でなくととも通常の日本語力があれば無理なく読める著作である。
豊下楢彦表紙画像
 熱心な天皇崇拝者である純日本人であっても,あるいは,なんとはなしに温和なかたちで天皇・天皇制支持の日本民族の人たちであっても,これらの本を読んだらきっと,裕仁当人および彼の一族の度はずれたエゴぶりには呆れはて,もしかしたら否応なしに,いっぺんに〈アンチ・皇室派〉になるかもしれない。
 補記)「沖縄メッセージ」の存在を初めて明確に指摘したのは,進藤榮一である。進藤榮一『分割された領土-もうひとつの戦後史-』(岩波書店〔現代文庫〕,2002年)は,雑誌『世界』1979年4月号に「その事実」を解明した発表済みの「同名の論文」を投稿しており,これが,同書の第1部「分割された領土」に収録されている。

 なお,同書の解説はこう書かれている。--「天皇,憲法,領土問題・・・」「さまざまな選択肢のなかでどういう力学が働き,戦後日本が形作られたのか。沖縄の分割を示唆した天皇メッセージの存在を明らかにし衝撃を与えた論文『分割された領土』を軸に,降伏への道程,占領下の政策,サンフランシスコ講和とその後に至る日本外交の “失敗” を跡づける」著作である。

 なお,進藤榮一『戦後の原像-ヒロシマからオキナワへ-』(岩波書店,1999年),『敗戦の逆説-戦後日本はどうつくられたか-』(ちくま新書;筑摩書房,2014年)も挙げておく。

 ③ 森田 実が提供する2つの話題:その1「沖縄メッセージ」

 話を,森田『独立国日本のために』に戻そう。-- ② の記述は,昭和天皇の「沖縄メッセージ」をとりあげていた。というのも,本ブログの筆者は,森田『独立国日本のために』を読み,そのなかで関心を抱いた2つの論点があったのだが,そのうちのひとつに関してはとくに,その「沖縄メッセージ」の問題も密接に関連づけての議論が,さらに要求されるはずだ,と判断した。

 1) 第1次日米安保条約は「対米従属の歴史的原点」
 森田はこういっていた。--敗戦後「日本は,アメリカ政府のシナリオの上で,吉田 茂首相1人しかしらなかった日米安保条約を締結させられ,アメリカに縛りつけられてしまった」。「サンフランシスコ講和条約により日本は形式的には『独立』をえたが,それはあくまで形式的なものに過ぎなかった。実質的には,日本は日米安保条約によって冷戦構下でアメリカ陣営に組みこまれ,事実上アメリカの属国にされてしまった」(50頁)。

吉田茂講和条約署名画像 そのとおりである。サンフランシスコ講和条約は,1951年9月8日に日米安全保障条約と同時に調印されていた。森田はそこに付随していた「重要な史実」も指摘する。そもそも「安保条約の条文は」その「調印〔の9月8日〕まで,ごくわずかの日米両政府関係者以外,誰にもしらされていなかった。もちろん,一般の国民はその内容をしる由もなかった。吉田首相だけが日本代表として調印したのも,残りの日本側全権使節は条約の内容をしっていなかった」(52頁)。
 出所)右側画像はサンフランシスコ講和条約に署名する吉田 茂,http://www.ne.jp/asahi/koiwa/hakkei/sintou7.htm

 「吉田以外は,調印されることになる日米安保条約の内容をしっていなかった」「つまり,条約案文を読まされていなかったのだ」。「調印式は下士官クラブの舞踏室でおこなわれ,10分間で終わった。調印したのは吉田だけだった」(53頁)。
天皇巡幸画像1例 出所)左側画像は,昭和20年代前半の天皇「行幸」の一コマを撮ったもの。本文におけるような日米間の政治過程が進行するなかで,昭和天皇はこのような仕事も精力的にこなしていた。
出所)http://www.ne.jp/asahi/koiwa/hakkei/sintou7.htm

 その事実を「吉田氏のワンマン振りは独裁者の行きかたである」(苫米地義三)とのみ固定的にとらえて終わらせてはいけない。進藤榮一『分割された領土-もうひとつの戦後史-』2002年,および,豊下楢彦氏『昭和天皇・マッカーサー会見』2008年などをまともに読解すればただちに,その先に開けている《敗戦後史の真実》に到達することができるはずである。

 吉田 茂は,敗戦後になっても,天皇に対する自分の政治的立場:距離を「臣茂」と表現するほど「尊皇」の思想・立場にあった。敗戦直後,昭和天皇が戦争責任をとろうと退位を申し出たときも,国民への謝罪の意を表明しようとしたときも,この吉田が止めたのである。1952年(昭和27年)11月の皇太子明仁の立太子礼に臨んださい,退位を考えた天皇を止めてもいた(原 彬久『吉田 茂』岩波書店,2005年,146-155頁など参照)。

 2) アメリカに日本を売りわたしたのは昭和天皇であって,吉田 茂はその代理人に過ぎなかった
 昭和天皇に対してそのように「臣茂」とみずから称した吉田は「時代錯誤」とマスコミに批判されても,得意のジョークで「臣は総理大臣の臣だ」とやり返した。もっとも「大臣」ということばじたいが時代がかった古いものであるが・・・。

 いずれにせよ「吉田にとって『天皇制護持』こそ,すべての始まりであり,すべての結着点であった」から(原『吉田 茂』121頁),「マッカーサーと吉田を “バイパス” して米国側に〔沖縄〕メッセージを送るという,政治過程への露骨な介入に〔昭和〕天皇を踏み切らせたのではなかった」かという歴史解釈が成立する(豊下『昭和天皇・マッカーサー会見』119頁)。

 ところが,「沖縄の無期限の米占領を規定した対日平和条約の調印と同じ日の1951年9月8日,サンフランシスコにおいて調印された」第1次日米安保「条約は,今日もつづくアジア干渉のための米軍の軍事行動の発進拠点になったわが国の米軍基地に,占領終結の時点で条約上の根拠を与え,わが国を軍事上外交上米国への深い従属下に置いた」のである(森田『独立国日本のために』51頁)。

 森田はこのように指摘していながらも,そのさい「臣茂」と自称して憚らなかった当時の吉田首相が,昭和天皇の意のままに働いていた事実まで追究していない。森田の記述は「第1次安保条約におけるアメリカ政府に対する忠実な協力者は」,まさにこの「吉田 茂首相だった」事実に触れ,「吉田 茂首相は日本の独立をアメリカに売りわたしたのだった」と指摘する(54頁)。

 そうであったならば,昭和20年代における日米関係史において「日本の独立をアメリカに売りわたした」本当の「張本人」は,昭和天皇以外にはいない。この人物こそが,敗戦後史のなかに「正真正銘の《売国奴》である行為」の記録を,いまでは抹消できないかちで留めてもいたといえる。

 本ブログが他日でも触れたように,1946年5月19日の「食糧メーデー」(米よこせメーデー,正式には「飯米獲得人民大会」)のとき,敗戦後まだ帝国臣民であった人民・国民の1人が

   「ヒロヒト詔書 曰ク 国体はゴジされたぞ
    朕はタラフク食ってるぞ
    ナンジ人民 飢えて死ね ギョメイギョジ」

とプラカードの文句に書いたために,当時まだ廃止されていなかった「不敬罪」に問われる事件が起きて,占領軍当局をびっくりさせる事件があった。
       松島松太郎 
 註記)これは,1946年5月19日「食糧メーデー」のときみられたプラカードのひとつ。その日,皇居前広場で「食糧危機突破大会」,いわゆる「食糧メーデー」)が開催された。参加者の1人がこのプラカードをかかげていた。
 出所)http://showa.mainichi.jp/news/1946/05/post-14a5.html
 しかし,昭和天皇がアメリカに発信していた個人的な「沖縄メッセージ」は,目先の食い物の問題などではなかった。天皇裕仁は自分の地位・立場・家族だけを最優先して守るために,大日本帝国時代の国土のうち「沖縄(琉球)をアメリカに処分してもらった」のである。

 それでは彼は,いったいなにを恐れていたのか? それは第2次大戦後における国際政治の舞台にできあがっていた「冷戦構造」:「東西間における決定的な政治イデオロギー対立」であり,その一方の陣営である社会主義(共産主義)国家体制であった。

 日本がもしも「アカの諸国」(とくにソ連邦や中華人民共和国)に侵食でもされたら,自分と一族は根絶やしにされるかもしれないと,それはもう異常なほどに恐怖していたのである。この事実は,敗戦前の戦時中から日本の皇族・華族のなかでは共有されていた基本認識でもあった。

 いずれにせよ,沖縄県が21世紀の現在においても基地問題で苦しむ実情を観察する森田 実が,この「沖縄メッセージ」が有する歴史的な関連問題を抜かしたまま『日米安保』論を説くのは,認識不足のそしりを逃れえない。
 補注)ちょうど,昨日〔2016年8月20日(土)〕の午後 9:00~午後 9:50 (50分) に,NHK総合テレビが「報道特番」の『「沖縄 空白の1年~ “基地の島” はこうして生まれた~」』を放送していた。こういう番組であった。
NHK特番沖縄2016年8月20日午後9時画像
 なぜ沖縄に基地が集中しているのか。それはどう始まったのか。NHKは,戦後の混乱のため資料が乏しく,「空白の1年」とも呼ばれる1945年から1946年の映像や未公開資料を入手。

 そこからは,アメリカが日本への返還や住民による自治を模索したにもかかわらず,世界情勢の変化によって,沖縄が基地化されていく過程が浮かび上がってきた。本土が復興に向かう一方で,重い負担を背負うことになった沖縄の戦後をみつめる。
 註記)http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2016-08-20&ch=21&eid=34944&f=46
   敗戦後に沖縄県が追いこまれたこの方向性にダメ押しのための力添えをしたのが,アメリカへ発信・伝達された昭和天皇の「沖縄メッセージ」(1947年9月20日)のであった。( ↓ 画面 クリックで 拡大・可)
天皇メッセージ1947年9月20日画像資料
 註記)天皇メッセージ1947年9月20日画像資料,http://www.archives.pref.okinawa.jp/collection/images/Empero%27s%20Message.jpg

 沖縄県公文書館によるこの資料の公開は,つぎのような解説を付している。

☆「米国国立公文書館から収集した “天皇メッセージ” を
公開しました。(平成20年3月25日)」☆

 同文書は,1947年9月,米国による沖縄の軍事占領に関して,宮内庁御用掛の寺崎英成を通じてシーボルト連合国最高司令官政治顧問に伝えられた天皇の見解をまとめたメモです。【資料コード:0000017550】

 天皇メッセージの内容は,おおむね,以下の通りです。

  (1) 米国による琉球諸島の軍事占領の継続を望む。

  (2) 上記 (1) の占領は,日本の主権を残したままで長期租借によるべき。

  (3) 上記 (1) の手続は,米国と日本の二国間条約によるべき。

 メモによると,天皇は米国による沖縄占領は日米双方に利し,共産主義勢力の影響を懸念する日本国民の賛同もえられるなどとしています。1979年にこの文書が発見されると,象徴天皇制のもとでの昭和天皇と政治のかかわりを示す文書として注目を集めました。

 天皇メッセージをめぐっては,日本本土の国体護持のために沖縄を切り捨てたとする議論や,長期租借の形式をとることで潜在的主権を確保する意図だったという議論などがあり,その意図や政治的・外交的影響についてはなお論争があります。

 --いまの沖縄〔県〕の現況:あの壊滅的な「沖縄戦後における71年と2ヶ月」は,「日本本土の国体護持のために沖縄を切り捨てたとする議論」を全面的に支持するほかないのであって,「長期租借の形式をとることで潜在的主権を確保する意図だったという議論」のほうは,付け足しの感を否めない。

 沖縄県は敗戦した日本帝国の捨て駒・踏み台にされていた。それも,日本という国家全体の〈利益〉(交換条件?)ためというよりは,ともかく,当時において天皇裕仁が当面していた自身・家族の立場・状況のためにこそ,ぜひとも必要だった「政治局面において精神的に安定した日常的条件」をえるための,すなわち,アメリカ軍の日本に対する「具体的な軍事支援」体制を,より確実に提供してもらうための取引材料にされていた。

 21世紀のいまにおいて,日本全国(もちろん沖縄県も入れて)に配置・布陣されている米軍基地を思いだしてみればいいのである。たとえば,アメリカ海軍の原子力空母の “母港” が横須賀には提供されている。このような米軍との関係を維持しているのは,日本以外にはない。つぎの画像資料をみたい。(画面 クリックで 拡大・可)
  横須賀原子力空母母港関連画像
    横須賀空母母港画像2
 出所)http://cvn.jpn.org/ 画像中の日付はみな,2016年のものである。『原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会』から。
 ④ 森田 実が提供する2つの話題:その2「在日外国人政治献金問題」

 1) 在日外国人献金問題
 森田は,民主党国会議員の前原誠司に起きた「在日外国人政治献金問題」について,「前原氏の外国人からの政治献金疑惑が,国会論戦の中心になった」のではなく,この問題が「なんら解決していないのに前原フィーバーを煽っていた」以前に,「マスコミは臭い物に蓋をするつも〔り〕だったのか ! ? 」と追及していた(169頁)。
前原画像
 この「在日外国人政治献金問題」は,ウィキペディア「前原誠司」では「在日韓国人献金問題・引責辞任」として〈編集〉されている。2011年3月4日に突如,話題にされていたのが,この事件であった。前原が誠司献金を受けとった在日韓国人女性は,前原の子どものころからのつき合いがあったという。
 出所)画像は,http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-3716.html

 「政治資金規正法」は,外国人から政治活動に関する寄付を受けてはならないとされ,故意にこの規定に反して寄付を受けた人には,罰則の定めがある。この刑罰に処せられたばあいは,公民権停止の対象になる。前原のばあい,その全体像を把握してから判断したほうがよいとされ,その場ではただちに結論は出されなかった。

 2011年3月6日夜,外務省で記者会見した前原は,外相を辞任する意向を明らかにしたが,議員辞職については言及しなかった。また,問題となった人物が前述のように「旧知の在日外国人(韓国人)であった事実」は認めたものの,「献金をいただいているという認識はなかった」と,献金受領の故意を否定した。後任が決定するまでの外相臨時代理は,枝野幸男が務め,3月9日に外務副大臣だった松本剛明が昇格となった。

 同日の記者会見で前原が公表したのは,在日韓国人の女性から受けとった献金の額は毎年5万円ずつ,5年間で計25万円である。年に5万円以下の献金は,収支報告書に寄付者の氏名などを明示しなくても良いとされている。3月8日,前原に対する政治資金規正法容疑としての告発状が,京都地検に提出された。12月21日,京都地検は,不起訴処分(嫌疑なし)とする。

 2) そのほか在日外国人献金問題
 ウィキペディアの当該記事は「上記以外の外国人献金問題」として,以下も記述している。

 --2011年8月27日,2005年から2010年までの6年間を前原の事務所が調査した結果,新たに在日外国人3人と,在日外国人が代表取締役を務める法人からの献金,計34万円分の外国人献金が発覚した。8月27日の発表前にこの献金は返金されている。2011年9月1日,8月27日の発表分とは別に,在日韓国人が株の大半を所有する企業から1996年から2003年までの間,計約100万円の献金を受けていることが発覚した。なおこの献金問題は時効の3年を過ぎていた。

 さて,政治家の汚職だとか個人献金の問題では,もっと巨額・多額の政治献金問題・事件が頻発してきた。こちらのほうはそっちのけで,前原のような事例が,あたかも大問題であるかのように事件として報道されている。本ブログは,原発問題をよくとりあげてきているが,政党に対して東電関係者が個人献金にならないように巧みに数十万円・数百万円単位の政治献金を,それも会社幹部連中が何名・何十名も揃えて旧与党政権党に都合している。

 前原の政治献金問題は「特別永住権という摩訶不思議な在留資格」を保有している「在日2世・3世」からの献金に関するものであって,政治資金規制法が法人企業については,排除できるわけもない外国法人(日本国籍の会社法人であっても外国〔人〕資本の比率が大きい企業経営も多数存在する)との関連を合わせて観察してみるに,雑魚を捕えるのには熱心でも大魚ははじめから問題外である。
☆ 前原外相に献金した女性
「選挙権もなく政治資金も出せないとは」☆

 前原誠司外相に献金して問題となった在日同胞のチャン・オクプンさんは,「外国人も公務員になる時代なのに外国人が献金してはいけないとは夢にも思わなかった」として,自身の献金で前原外相が辞任することになったことを悔やんだ。

 慶尚北道醴泉出身で韓国籍を維持しているチャンさんは,前原外相が12歳のときに父親と死別し,15歳のときにチャンさん夫婦が経営する飲食店の近所に引っ越してきてから親しくなったという。チャンさんは韓国と日本のメディアとのインタビューを通じ,「前原外相は私の2男と同い年で,店に立ち寄ったときには私を “お母さん” と呼んだ」と話した。

 その後,前原氏が政治家になるとすぐに小さな気持だが支援したいと考えていた。「5年前に前原氏の広報物のなかに寄付金を送る口座用紙が入っており,通名で送金した」と話した。また,「このお金は正直なところ政治資金とは思わなかった。家族ぐるみで親密に過ごしながら韓国人か日本人かを問うことなく慶弔時 ごとに助け合う仲だ」と強調した。さらに,「外国人の寄付だと不法資金だというが,いつまでこのように在日韓国人が差別を受けなければならないか」と反問 した。

 チャンさんは京都市山科区で焼き肉店を38年前から経営している。「これまで飲食店をしながら日本人と同じように税金を払っているが,選挙権もなく政治資 金も出せないとは。こういう差別はなくならなければならない」と強調した。前原外相が辞任した3月6日にはチャンさんの店に日本の右翼勢力とみられる人たちから脅迫電話がときどきかかってきたという。7日の店は連絡が途絶えた状態だった。
註記)http://japanese.joins.com/article/013/138013.html,『中央日報』日本語版 2011年03月08日09時59分 配信。
 今回のような在日外国人献金問題の問題は,特別永住権をもって日本に暮らしている旧植民地出身者およびその子孫の問題であるからには,ごくふつうの外国〔国籍〕人という概念で〈規制する〉ことじたい,根本より疑念がもたれて当然である。日本〔国籍〕人でなければ,ほかはすべて非日本〔国籍〕人=外国人,という単純な腑分け=歴史的にも論理的にも不当である排外的な判断が,結局のところ問題として浮上してくる。
在日韓国人来歴解説画像
出所)https://ja.wikipedia.org/wiki/在日韓国・朝鮮人
(画面 クリックで 拡大・可)

 在日外国人に地方参政権を与えるかどうかという政治外交問題も長らく議論されるばかりで,いまだに解決していない(自民党政権に戻ってからはまったく進展なし)。「旧植民地出身者およびその子孫である在日外国人」に対して,日本国籍人でないから,政治資金規制法でとりしまる対象になるという単純思考が,まずもって再考されねばならない。

 さて森田は,以上のように指摘した問題点についていえば,論外に残されたかのような「在日外国人献金問題」に対する議論しかできていない。この種の問題が発生する「日本社会の実態」は,ほとんど感知しえていないがゆえに,まともに把握できてもいない。

 ⑤ 敗戦後の日本に残された呪縛4項目

 1)「皇 室」 昭和天皇の権威を利用してGHQは,日本の占領政策を進めることができた。

 2)「大蔵省(現財務省)」 戦前からつづく省庁では,GHQによる改変を逃れたのは大蔵だけである。大蔵官僚のDNAは従米主義で,いまはアメリカ国債を買い支えるためにには「増税もやむなし」という思考になってしまっている(この段落の話は2010年当時のことである)。

 3)「法務省・検察庁」 アメリカの意のままにならない人間を強制的に排除する「暴力装置」として機能している。

 4)「マスコミ」 マスコミは政治家なり官僚なりの疑惑を煽り,それをもとに賢察が乗りだすというのが排除の王道パターンである。

 --戦後も66〔→ 67(⇒ 71)〕年も経過すると,こうした日本への呪縛はだいぶ解けてきた。皇室はとくに,昭和から平成へと代替わりして,アメリカとの関係も希薄になった。大蔵省は借金を作りすぎて,かといって増税もできず,力を失っている(その間に消費税は5%から8%に上げられたが)。検察は元気がよかったのだが,調書捏造事件など暴走し過ぎたために民意からみはなされた。戦後アメリカ占領軍が使った日本支配のための主要な道具が変質し,もろくなってしまっている(183頁)。

 もっとも,以上に森田が認識してきたように,はたして日本国が有意・顕著に変質してきたのか,本ブログの筆者は懐疑的である。アメリカはオバマ大統領が今年に予定されている大統領選の再選をめざして,TPP(環太平洋戦略的経済連携協定:Trans-Pacific Partnership)の拡大・浸透に懸命である(いま:2016年夏の段階ではその先行き不透明)。

 いまや,情報・金融強盗資本主義体制の経済態勢しか採れなくなったアメリカ経済社会は,それでも老体国化しつつあるアメリカ中心の略奪経済構造の向けて,世界各国を変改・整列させようと企んでいる。

 --本日も,新年の〔ここでは2012年における〕あいさつを国民に向けておこなった「天皇のことば」を紹介しておく。

☆ 天皇陛下「少しでも良い年に」
皇居で新年の一般参賀 ☆

 新年恒例の一般参賀が1月2日,皇居・宮殿の東庭でおこなわれ,7万770人が訪れた。天皇陛下は皇后さまや皇太子ご夫妻,秋篠宮ご夫妻ら皇族方とともに,長和殿のベランダに立たれた。   

 あいさつで陛下は,東日本大震災や豪雨災害に見舞われた昨年を「心の痛む年でした」とし,被災者を案じた上で,「被災地の復興が進み,この年が国民1人ひとりにとり少しでも良い年となるよう願っています」と述べ,参賀者に笑顔で手を振って応えた。 
 註記)http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120102-00000005-jij-soci,『時事通信』2012年1月2日 (月) 5時23分配信,最終更新:1月2日 (月) 15時17分。
2016年1月2日皇族参賀画像
 出所)写真は2016年1月2日の「一般参賀」画像,http://blog.goo.ne.jp/adragonisflying12345/e/599ab2861c180a2927235f744411e493
 かつての帝国臣民は,この「天皇陛下」の「父:大元帥の命令」によって,大東亜戦争では日本国民だけでも310万名もの『尊い命』を,生き神さまとされたこの裕仁のためにこそ,捧げていたの木村三浩表紙である。その時の敵国の人びとは《鬼畜米英》と蔑称されていた。
 註記)これは,木村三浩『鬼畜米英―がんばれサダム・フセインふざけんなアメリカ!! (増補版)』鹿砦社,2003年4月の表紙カバー。

 ところがである,戦争に敗けてしまった日本帝国の大元帥「閣下」が,占領軍の総大将様であったとはいえ「アメリカ側の格下の元帥」マッカーサーに命乞いをし,媚びを売った結果,なんとか戦後においても自分の天皇位を護ることに成功した。

 おまけにその直後に彼はさらに,そのアメリカさんに対して「沖縄県」を〈ほとんどただ同然で引き渡す〉というごとき,これはどうみても本当に『売国奴』とみなすほかない,沖縄県人からみればそうとしか表現できない役目をはたしていた。より正確にいうと,自分の「天皇の地位」の安定化との「交換条件」であったかのような “お返し” として,みずから「その提案」をおこなっていた。

 1872年から1879年の「琉球処分」という歴史以来,「沖縄県人」は天皇の赤子でも,むろん股肱でもなかった。靖国神社に安らかに祀られているという〈英霊〉のなかには,沖縄県人も大勢いるはずである。彼らも含めた250万柱近くにもなんなんとする〈英霊〉たちは,日本帝国大元帥であったこの裕仁氏の,以上のような「不実の精神」というよりは「全面的な裏切りの行為」を,草葉の陰からどのようににらみ返しているか?
昭和天皇死去マンガハンギョレ紙
 というよりは,昭和天皇はしょせん,沖縄県を「日本固有の領土」とは思っていなかったのかもしれない。ここまで想像もしたうえで,過去の歴史に深く関与した彼の「山よりも高く,海よりも深い,とてつもなく重大な政治責任」を凝視する必要がある。


<転載終了>

5命乞いは朝鮮人の得意技だが、朝鮮人裕仁は命乞いなどしていない、する必要も無かった。開戦から原爆投下まで全てできレース。東京大空襲で皇居だけ免れたのは何故?真っ先に爆撃するのが普通でしょう。売日本した天皇が売沖縄をするのは屁でもない。日本人など何百万人死んでも関係ねえ。因みに吉田茂も朝鮮部落出身。同族だもん仲がいい。明仁が先祖は朝鮮人と言ったけど、それほど昔のことじゃない。 当然のように朝鮮族の嫁を迎え、息子の嫁も朝鮮由来。かくして日本人は朝鮮人天皇を拝みに新年皇居に行く。おめでたい国、日本。知ってて行くならかまわない。終戦直後に飛び出した、一億総懺悔。朝鮮電通 が創作した、世界で最も成功したブロパガンダ用語。最も懺悔すべき罪人裕仁が悲劇の主人公になって、悲劇の国民が罪人にさせられてしまった。今は毎年明仁が裕仁に代わって謝ってはいるが、言葉だけ。 朝鮮人どもの臭い芝居はたくさんだ。 アメリカの属国じゃ足りず朝鮮の属国にもなろうとしてる。因みにNHKはじめマスコミは朝鮮人の天下。報道は全て朝鮮寄り。次期天皇レースも。森田実、突っ込みが甘い。 残念!諦めるなネタは無尽蔵。取り敢えず電通に仕返しすべし。

「今の自民は猿山の猿と同じ」 稲田防衛相という人事は? 完全なミスキャストですね。

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昔は井戸塀政治家なんてのもいたけれど、今は政治家もサラリーマン化しています。政治資金は党から出る。それも政党助成金という税金です。権力闘争が活力を生むのに、政治家は小物になり、政治のダイナミズムが失われてしまいました。みな上ばかり見て、ボスの意向を気にしている。猿山の猿と同じですよ。

完全なミスキャストですね。安保・防衛分野の知識と経験がないだけでなく彼女は自民党の中でもかなりの右派とされている。戦争の悲惨さを知らない世代が勇ましいことを言って、周辺国との軋轢を生んでいる現状には危うさを感じます。

「積極的平和主義」という名のもとに、米国追随主義に走っている。あのタカ派の中曽根元首相でさえ「現行憲法の下では集団的自衛権は行使できない」という立場を貫いたのは、日本が法治国家だからです。安倍政権は、憲法があるのに、解釈を変えて行使を可能にするという無謀なことをした。衆参ともに安定多数を確保したので、この際「やりたかったことを全部やってしまえ」ということなのでしょうが、これを「時代の変化」の一言で見過ごしてはならないと思います。衆参とも安定多数を確保したので、「やりたかったことを全部やってしまえ」ということなのでしょうが、これを「時代の変化」の一言で見過ごしてはならない。▼小泉のどこがいいのか
 いまだに「将来の首相候補」などと、小泉進次郎をヨイショする素っ頓狂なメディアが存在する。小泉のどこがいいのか? 原発騒ぎが起きると「再稼働は問題だ」。ところが、安倍首相から役を授けられた途端、踵を返しダンマリを決め込んだ。

 戦争法にも進んで「賛成票」を投じた。この人は父親に似て、パフォーマンスは得意だが中身は空っぽ。もともと頭はあまりよくない。軽薄でいい加減な男だ

 なぜ、小泉進次郎を取り上げたかと言うと、誤った情報が危険を生むからである。事情をよく知らない市民は、彼を「正義の味方」だと信じ込む。マスコミが垂れ流す弊害である。

▼政治を茶化したテレビ
 特にテレビ。「進次郎はイケメン。絵になる」とそれだけの理由で追っかけ、争ってヨイショ。政治を小泉劇場などと茶化し、娯楽番組扱い。この感覚が今も続いている。

 繰り返し放映されるCMと同じで、再三、進次郎が登場すると、大衆は慣らされてしまう。気が付けば小泉進次郎が「茶の間の人気者」となっていた、というわけだ。人気者はたちまち「永田町の英雄」に“昇格”、という塩梅だ。

▼“政界三種の神器”を手に
 進次郎はオヤジ同様に、政治哲学など持ち合わせていない。その場その場で態度がコロコロ変わる。このあたりは安倍晋三とそっくりだ。進次郎はオヤジが築いた「永田町の遺産」を引き継ぎ、バッジを付けたに過ぎない。

 地盤、看板、かばん(カネ)の“政界三種の神器”を苦労なく手に入れた。それにも増して有難いのは数億円の政治資金。どういうわけか非課税で、オヤジからそっくりバトンタッチ。


■あなたの通話・メール・ネット利用履歴は全て見られている

インターネット時代、日々めまぐるしく変わり続ける情報と状況のなかで、どれだけの人が彼を覚えているだろうか。いや、それ以前に、彼は日本でまだ十分に知られていないかもしれない。

このインターネットの裏側で大規模に執り行われている監視の実態を、世界に向けて暴いた当時弱冠29歳のエンジニア。かつて2年間日本で暮らしたにもかかわらず、日本人のほとんどは彼の警告を自分の問題として感じていない――。

アメリカ国家安全局(NSA)の契約職員だったエドワード・スノーデンに昨年末インタビューを申し込んだのは、この焦りに似た動機からだった。スノーデンは2013年6月、二人の米国人ジャーナリスト(『暴露』の著者グレン・グリーンウォルドと、公開中の映画『シチズンフォー』の監督ローラ・ポイトラス)にNSAの機密文書を提供し、米国が秘密裏に張り巡らせた世界監視網を人々に告げ知らせた。

メール、チャット、ビデオ通話、ネット検索履歴、携帯電話での通話など、世界中のあらゆる通信経路を通過する情報のすべてをNSAが掌握しようとしているという事実が、初めて具体的な仕組みとともに明らかにされた。世界中が驚愕し、多くの人々が激怒し、私自身も震えた。

しかし、日本ではこの史上最大級の内部告発はどこか他人事のように報道された。初報が英字紙ガーディアンやワシントン・ポストのスクープとして始まり、米国政府が自国の市民まで容赦のない監視の対象としていたことが驚きの焦点となったため、私たちはいつものように米国経由で情報を受け取って、自分たちには直接関係ないと高をくくった。

ドイツやブラジルではすぐに自分たちの個人情報はいったいどこまで把握されているのかという独自の取材が始まったが、日本ではそのような追及は起こらなかった。さらに、インターネット時代の私たちはまことに忘れやすい。昨日の衝撃は今日の凡庸にすぐさま姿を変える。自分が監視されているかもと知らされても、即刻「実害」がないのならさして危機感も湧かず、むしろ受け入れてしまう…。

だが、それは決して他人事ではなかった。2013年秋にカナダの大学院へ来た私は、スノーデンの喚起した議論が始まったばかりだと気づいた。英字紙によるスクープは止まず、「テロリスト」を捕まえるはずだった監視システムは「ジャーナリスト」を妨害するために使われていることを伝えていた。

やがて彼自身、世界各地の講演会場にネットを通じて登場してはNSAが自由と民主主義を蝕んでいることを指摘し、存在感を強めていった。

監視システムが人目の届かない場所でいかに乱用されているかを知らせる、こうした続報は日本にも大いに関係があったが、日本には伝えられなかった。流れ続ける情報は、日本のメディア関係者の意識に留まることなく、日本を静かに迂回していった。

■特定秘密保護法はアメリカがデザインした

5月、スノーデンは亡命先のロシアから、私のインタビューに応じた。詳細は他所で報じたが(『サンデー毎日』6月12日号〜7月10日号掲載)、彼はNSAが日本人をどう監視しているかを語ると同時に、日本の言論の自由が危機的状況にあることを深く憂えていた。それは彼自身が暴露した監視問題についての世界と日本との深刻な情報のギャップにも反映されていた。彼の発言のいくつかから、日本におけるNSA監視と報道の「不自由」の関係を考えたい。

発言1 「日本で近年成立した(特定)秘密保護法は、実はアメリカがデザインしたものです」

スノーデンはNSAの仕事を請け負うコンピュータ会社デルの社員として2009年に来日し、東京都福生市で2年間暮らしていた。勤務先は、近くの米空軍横田基地内にある日本のNSA本部。NSAは米国防長官が直轄する、信号諜報と防諜の政府機関だが、世界中の情報通信産業と密接な協力関係を築いている。デルもその一つで、米国のスパイ活動はこうした下請け企業を隠れみのにしている。

米国の軍産複合体は、いまやIT企業に広く浸透し、多くの技術が莫大な予算を得て軍事用に開発され、商用に転化されている。NSAはテロ対策を名目にブッシュ政権から秘密裏に権限を与えられ、大量監視システムを発達させていった。

スノーデンが働くNSAビルには、日本側の「パートナーたち」も訪れ、自分たちの欲しい情報を提供してくれるようNSAに頼んでいたという。が、NSAは日本の法律が政府による市民へのスパイ活動を認めていないことを理由に情報提供を拒み、逆に、米国と秘密を共有できるよう日本の法律の変更を促したというのだ。米側から繰り返された提案が、スノーデンの言う「秘密法のデザイン」に当たる。

特定秘密保護法はスノーデンの告発から半年後の2013年12月、国会で強行採決された。これまで語られなかった背景を、スノーデンはこう明かした。

「これはNSAが外国政府に圧力をかける常套手段です。自分たちはすでに諜報活動を実施していて、有用な情報が取れたが、法的な後ろ盾がなければ継続できない、と外国政府に告げる。これを合法化する法律ができれば、もっと機密性の高い情報も共有できると持ちかけられれば、相手国の諜報関係者も情報が欲しいと思うようになる。こうして国の秘密は増殖し、民主主義を腐敗させていく……」

特定秘密保護法により、国の秘密を漏らした者は最高懲役10年が課されることになった。厳罰によって、政府の監視システムとそれが扱う秘密情報を人々の目から隠すことができる。では、NSAは日本でなにを監視しているのか。

発言2 「米政府が日本政府を盗聴していたというのは、ショックな話でした。日本は米国の言うことはほとんどなんでも聞いてくれる、信じられないほど協力的な国。今では平和主義の憲法を書き換えてまで、戦闘に加わろうとしているでしょう? そこまでしてくれる相手を、どうして入念にスパイするのか? まったくバカげています」

これは、内部告発メディアのウィキリークスが昨夏公表した、NSAの大規模盗聴事件「ターゲット・トーキョー」についてのスノーデンの感想だ。NSAが少なくとも第一次安倍内閣時から内閣府、経済産業省、財務省、日銀、同職員の自宅、三菱商事の天然ガス部門、三井物産の石油部門などの計35回線の電話を盗聴していたことを記す内部文書が公にされた。

対象分野は、金融、貿易、エネルギー、環境問題などで、いずれもテロとはなんの関係もない。米国が表面上は「友好関係」を強調しながら、日本のなにを監視しているのかがわかる。NSAと緊密な協力関係にある英語圏の国々、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダにも一部共有されていた(これらの国々はNSA文書で「ファイブ・アイズ」と呼ばれる。次ページ 図1参照)。



図1(Approved SIGINT Partners)NSAの信号諜報(SIGINT: Signals Intelligenceの略)協力国についてのNSA機密文書。最も緊密に情報を共有する「Second Parties」が英語圏の国々で、別名「ファイブ・アイズ」。日本は協力国ではあるが、監視対象ともなる「Third Parties」に含まれている。


■標的は政府機関だけではない

ターゲット・トーキョーの盗聴経路はわかっていないが、NSAが国際海底ケーブルへの侵入、衛星通信の傍受、マイクロソフト、グーグル、フェイスブックなどインターネット各社への要請によって、世界中のコミュニケーションの「コレクト・イット・オール」(すべて収集する)を目指していることは、スノーデンの公表した機密文書によって明らかになっている。(↓図2参照)



図2(Collect It All)米国の「すべてをかぎつけ、すべてを知り、すべてを収集し、すべてを処理し、すべてを利用し、すべてをパートナーにする」という、「対テロ戦争」下での新方針。スノーデンが明らかにしたNSA機密文書のうち、おそらく最も反響を読んだ一枚。「パートナー」の部分では、イギリスの諜報機関「GCHQと三沢(空軍基地)で得た情報を共有する」と記している。


オーストラリアの安全保障研究者、デズモンド・ボールとリチャード・タンターによれば、日本の監視拠点は、米海軍横須賀基地(神奈川県)、米空軍三沢基地(青森県)、同横田基地と米大使館(東京都)、米海兵隊キャンプ・ハンセンと米空軍嘉手納基地(沖縄県)で、約1000人が信号諜報に当たっているという。このうち米大使館は官庁、国会、首相官邸に近く、NSAの特殊収集部隊が配置されているといわれる。米軍基地は戦闘拠点であるだけでなく、監視活動を主要任務としているのだ。

このうち国際ケーブルなどの通信インフラに侵入して情報を盗み出す「特殊情報源工作(SSO)」を、スノーデンは「今日のスパイ活動の大半であり、問題の核心」と呼ぶ。SSOは主に、国際海底ケーブルの米国上陸地点で、ケーブルを通過する大量の情報をNSAのデータベースへと転送する工作を施す。

インターネットが米国由来の技術であることから、世界の通信の多くが米国内のインターネット、通信会社のサーバーを通過する。そのため、たとえ日本国内で送受信されたメールであっても、米国内のケーブル上陸地点を通過すれば情報を盗むことができる。標的にされているのは、政府機関だけではない。「コレクト・イット・オール」はすべての人々の通信を対象にしているのだ。

■日本の通信会社も協力しているはず

言うまでもなく、電話もインターネットも大半が民間企業によって運営されている。SSOには企業の協力が欠かせない。NSA文書は、世界中で80社以上との「戦略的パートナーシップ」を築いたと明かす。

米国内ではすでに、大手通信会社のベライゾンやAT&Tがデータ転送システムの構築に協力し、利用者データをNSAに渡してきたことがニューヨーク・タイムズなどによって報じられている。日米間海底ケーブルのひとつ「トランス・パシフィック・オーシャン」の国際共同建設にも、この両社が参加し、米側の上陸地点オレゴン州北部のネドンナ・ビーチの内陸、ヒルズボロに陸揚げ局を設置している。(↓図3参照)



図3(Trans-Pacific Express)盗聴プログラム「STORMBREW」の一部としてNSA文書に記載された国際海底ケーブル「トランス・パシフィック・エクスプレス」。日本の接続地点は「Shinmaruyama」(新丸山)と表記され、「窒息ポイント」と呼ばれる侵入地点、米西海岸の「BRECKENRIDGE」につながる。


この位置が、NSAの最高機密文書に記された情報収集地点(「窒息ポイント」と呼ばれる)のひとつと重なることから、日本からのデータがこの地点で吸い上げられている可能性は高い。中国、台湾、韓国もつなぐこの光ファイバー・ケーブルには、日本からNTTコミュニケーションズが参加。千葉県南房総市に陸揚げ局・新丸山局を設置している。

発言3 「多くの場合、最大手の通信会社が最も密接に政府に協力しています。それがその企業が最大手に成長した理由であり、法的な規制を回避して許認可を得る手段でもあるわけです。つまり通信領域や事業を拡大したい企業側に経済的インセンティブがはたらく。企業がNSAの目的を知らないはずはありません」

日本の通信会社がNSAに直接協力しているのか、それはスノーデンにも分からない。だが、彼は言う。

「もし、日本の企業が日本の諜報機関に協力していないとしたら驚きですね。というのは、世界中の諜報機関は同手法で得た情報を他国と交換する。まるで野球カードのように。手法は年々攻撃的になり、最初はテロ防止に限定されていたはずの目的も拡大している。交換されているのは、実は人々のいのちなのです」

「僕が日本で得た印象は、米政府は日本政府にこうしたトレードに参加するよう圧力をかけていたし、日本の諜報機関も参加したがっていた。が、慎重だった。それは法律の縛りがあったからではないでしょうか。その後、日本の監視法制が拡大していることを、僕は本気で心配しています」

日本のNSA活動が米軍基地を拠点としているように、NSA監視システムは「対テロ戦争」下で世界に急速に張り巡らされた。新たな監視手段の導入が常に「安全のため」と説明されるにもかかわらず、欧米で相次ぐ「テロ」は、すでに強力な軍や警察の監視システムが人々の安全を守れてはいないことを露呈している。では、監視システムはなんのために使われているのか?



筆者とネット越しに話すスノーデン氏(筆者撮影)


■大量監視に危機感欠く 日本のメディア

スノーデンの告発によって、米国では「模範的」「愛国的」といえるムスリム市民たちが集中的な監視対象になり、調査報道ジャーナリストたちが「国家の脅威」としてリストに上がっていることが明らかになった。大量監視は私たちの安全ではなく、グローバルな支配体制を守るために、すべての個人を潜在的容疑者として見張っているようだ。

そしてスノーデンが指摘するように、情報通信産業は利益の追求という「経済的インセンティブ」に突き動かされながら、いまや世界の軍産複合体の中心部で、この広範な戦争と支配の構造を下支えしている。

今のところ米国の戦場とはなっていない日本も、この戦争構造に組み込まれているし、現に監視の下にある。長年米軍基地を提供し、「思いやり予算」と日米地位協定で厚遇してきた日本ですら執拗に監視されてきたことは、スノーデンを驚かせた。ターゲット・トーキョーは、監視が「敵」や反対者に限らず、協力者や無関係な人々まで対象としていることを明確にした。

と、同時に、日本政府は米国の監視システムの被害者でありながら、今後、特定秘密保護法によって米国の世界監視体制を守る同調者として、日本で暮らす人々の通信データを横流しする共犯者、加害者としての性格を強めていくことを、スノーデンは憂慮している。

秘密保護法によって逮捕された記者やジャーナリストはまだいない。だが、政府の特定秘密文書は昨年末時点で27万2020点、前年から8万点以上と恐るべき勢いで増大している(2016年4月26日付朝日新聞)。その間に、「世界報道の自由度ランキング」で近年順位を下げ続けて来た日本がさらに今年72位へと転落したのは偶然ではない。

強権発動はなくとも、報道の「不自由」が日本のメディアに蔓延し、英語や他言語がわかる特派員や現地スタッフが海外に何千人いようとも、日本の外交、民主主義、そして戦争と平和に大いにかかわるスノーデンの告発が、危機感をもって日本に伝えられることはなかった。いや、強権発動を要せずして、日本の報道関係者はネット上の流動的、断片的な情報から内向きに聞こえのよいもの、効率よくニュースにできるものを選択する「不自由」に慣れ、日本人の世界を理解する力を深刻に低下させている。

これは実は、監視問題に限ったことではない。史上最多といわれる難民問題から旧日本軍「慰安婦」問題まで、世界の現場で起きている事象が日本にいる私たちに「自分の問題」として感じられるまでに掘り下げて伝えられているとは言いがたい。特に、日本への批判を含んだ声は、穏便に加工されて出荷されているようにみえる。

このツケを払わされるのは、おそらくメディアではない。もちろん日本政府でもない。71年前の敗戦時、多くの日本人が政府と報道機関が実は何年も前から嘘ばかりついてきたことを初めて知った。世界を知らず、世界から孤立し、聞こえのよいニュースに期待をかけたまま、家族を、友人を、すべてを失った。が、政府も報道機関も生き延びた。

ツケを払わされるのは結局、悲しいまでに個人、私たち一人ひとりだ。大量監視システムは「監視されても構わない」と思う人たちでさえ、執拗に追い回し、いつでも「危険人物」に変えうることを、スノーデンは日本に警告した。日本人が自分たちは関係ない、と思わされている間に。


小笠原 みどり(おがさわら・みどり)
ジャーナリスト。朝日新聞記者を経て、2004年、米スタンフォード大でフルブライト・ジャーナリスト研修。現在、カナダ・クイーンズ大学大学院博士課程在籍。監視社会批判を続ける。共著に『共通番号制(マイナンバー)なんていらない!』(航思社)、共訳に『監視スタディーズ』(岩波書店)。



 


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コメント

1. 2016年8月22日 07:37:26 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[-860]
▲△▽▼
スパイ防止法を作らにゃいかん。
何十年か前、作ろうとしたが 糞サヨ勢力が 偽善を言いまくって潰れたのだよな


2. 2016年8月22日 07:56:44 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[-859]
▲△▽▼
人の顔をアップで写さんでもよい ったく
わしゃ人間の顔はキライじゃ


3. 2016年8月22日 11:12:51 : x1hyXjzEkk : ri3WgfKaPLg[198]
▲△▽▼
気に食わぬ邪魔な奴が現れたら一挙に潰す、鳩山さんの時もなぜ突然おかあさんのお金の問題が出て来たのかと不思議だった、近くは舛添の追い落としなぜ突然色々と不都合なことが出て来たか不思議だった。へいぜいから監視して材料をすぐ出さず保存しておきある時突然出すのだ。そういう意味ではほとんど全員が弱みを握られ泳がされている状態ではないか。その典型が経世会は全員やりだまに上げられ、清和会は誰ひとりやりだまに上げられていない。つまり売国奴は泳がせ少しでも抵抗する奴は潰す、CIAそのものだ。それを自由にやらせている日本は完全アメリカの植民地ではないか。


4. 2016年8月22日 11:30:51 : d5RUVlx4Yw : WHZhL_RhpHQ[3]
▲△▽▼
kzだ。kzはいつもオカミに従順でいい子だね。
そのスパイ防止法には、アメリカが日本をスパイし放題の取り決めが混ざっていたってこと早くお勉強しておいで。

kzがこの記事読んでスパイスパイって騒いでんなら、そのスパイ防止法じゃダメだったってことにならないかなあ。

kzはやっぱり考え事したってkzなんだね。安定のクzぶりだね



5. 2016年8月22日 11:41:30 : KzvqvqZdMU : OureYyu9fng[-856]
▲△▽▼

kzくんわ しかし アメリカ製憲法を拝んだりはしないもんね

     はぃ また勝たせてもらいました(^^)



6. 2016年8月22日 12:16:20 : d5RUVlx4Yw : WHZhL_RhpHQ[4]
▲△▽▼
日本は比較的情報がオープンな国で、例えばあなたのようなジャーナリストが政府の秘密を暴いたとしても、これまで極端な罰則はなかった。でも今回の秘密保護法で、国の秘密を漏らせば(最高で)懲役10年の罰則になりませんか?」厳罰によってNSAの監視システムを公衆の目から隠すことができる。だから米国は「秘密保護法をつくれば、もっと気密性の高いトップ・シークレットもあなたがたと共有できるようになりますよ、と日本側に持ちかけた」と言うのだ。「これがNSAが外国政府に圧力をかける常套手段です。つまり自分たちはすでにこういう諜報活動を実施していて、こんな情報が取れたと提示する。それから、けれどこの活動は法的な後ろ盾がなければ継続できない。もしあなたの国が法的にこれを承認しなければ、このプログラムは終了するしかない、と。そして何でも構わない、脅威が迫っていると示してみせる。外国の諜報活動とか、テロ攻撃とか、貿易交渉での優位を失うとか・・・この誘惑に勝てる政府関係者はいません。

>だから米国は「秘密保護法をつくれば、もっと気密性の高いトップ・シークレ>ットもあなたがたと共有できるようになりますよ、と日本側に持ちかけた


ありゃ。アメリカ製だったね。kzくん。kzくんってやっぱり考え事したことないでしょ



7. 2016年8月22日 15:15:38 : fpt8itpB5Q : zW@YYVl31Kw[936]
▲△▽▼
阿修羅民的には日本がなぜこれほどアメリカに服従してしまうかという謎は解けているのだろうか
CIAに殺されるから?CIAが金をくれるから?
そんなことで日本を動かすのは無理だろう
CIAに殺されると言っても、実動隊のヤクザを潰してしまえ済む話だ
例えば座間基地では政治家のスキャンダル情報を収集していて
邪魔な政治家は電通と連携して即座に辞任に追い込むことができるという
こんなことを果たしてアメリカの意思でやっているだろうか
支配層の天皇一味が在日米軍を使っていると見ると多くの謎が解けると思うが



8. 2016年8月22日 16:04:30 : LXVE60Jtwc : Gdgp6h67g5o[4]
▲△▽▼

天皇一味って、7、頭オカシイんじゃね。


9. 2016年8月22日 16:49:15 : iYh3gblSFQ : EsTGde8@dwA[1]
▲△▽▼

スノーデンは、消された。
これだ、
ffdae96f8dd292374a966ec8b57d9cc680ce1d23
cb7072c522efe32a1a7e34b0



10. 2016年8月22日 17:12:46 : fbLHj29AU2 : DSnh@BqnNPc[23]
▲△▽▼
東京駅の八重洲口2Fに ルーフという 広くて気持ちのいい場所があるが
そこには飲食店が1店もなく 不思議に思っていた。
八重洲口を見渡せて人々が飲食するには絶好のポイントなのに
NTTの地味な店舗が一つあるだけで あんなにいい場所を
独占している。 
JR東京駅としても飲食店に貸せば相当収益が上がるのに
とても不思議だった。
最大手通信会社のNTTだからか
 




11. 2016年8月22日 19:55:41 : YsACM3TXsw : Gfozs0QLszc[18]
▲△▽▼
アメリカの属国というよりは植民地だなあ、日本は


12. 2016年8月22日 20:32:29 : 3VbCQUYwdw : N6p_TNO57dI[556]
▲△▽▼
しかしKzは日本の反米につながる動き、今でいうなら日本会議などの歴史修正主義運動にアメリカの厳しい監視が張り巡らされているだろう事には全く思い及ばないのかね。
恐らくジャパンハンドラ―の中には彼らに耳触りのいい事、実はアメリカの心ある支配層は日本に戦争を吹きかけたことを反省しているのです、ぐらいのことを言っているのではないか。
陰では舌をだして「だますことを日常としている連中がこちらのだましにはころっといとも簡単にだまされるものだ」と笑っているのじゃないか。
まったく警戒心を見せない、コリャ第二の敗戦も確実だ。

コスプレ男。着物女。茶番対決知事選コンビ。日本には、世界を生命が絶滅する戦争へと導くウソに異議を申し立てる力をもった強力な左翼運動が必要だ。

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2016年08月23日21:03
カテゴリマスコミに載らない海外記事
左翼は一体どうなったのだろう?
マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-5c43.html
<転載開始>
Paul Craig Roberts
2016年8月19日

私の世代の知り合い連中は、アメリカ左翼の消滅に戸惑っている。戦争が遙かに少なく、独占資本家の窃盗も遥かに少なく、裕福で有力なエリートがずっと少なく、一般市民に対する警官の暴力行為もずっと少なく、軍事化もずっと少なく、民営化も規制緩和もずっと少なく、社会保障に対する攻撃もずっと少なく、マスコミによるプロパガンダもずっと少なかったが、それでも、より穏やかな状態にもかかわらず、左翼がいて、あらゆることを騒ぎ立てていた頃を、彼らは覚えているのだ。

15年このかた、あるいはそれ以上、クリントン政権によるユーゴスラビア破壊以来、アメリカは、ユーゴスラビア/セルビア諸国を含め、7、8カ国の国民に対し戦争をしかけ、何百万人もの死者、身体障害者や、難民をもたらした。警察国家が作り出され、アメリカ憲法は、保護的な機能を剥奪され、アメリカ法と国際法のもとで大量の犯罪が、三つの政権によっておこなわれてきた。これらの犯罪には、拷問、あからさまな偽旗事件、むき出しの侵略(戦争犯罪)、令状なしのスパイ行為や、アメリカ国民の殺害がある。ところが、左翼の声はほとんど聞こえない。

明らかに、知り合いたちは、かつては左翼がしてくれていた、国による説明や国の方向に対する異議申し立てが無いのを寂しく思い始めているのだ。彼らがどう思っているのか、私にはわかる。我々は、偏見や、紋切り型の考え方の方向に押されがちだが、そこで、左翼が揺さぶりをかけてくれるというわけだ。今や我々は、プロパガンダに押されっぱなしなのに、わずかなインターネット上の声を除いて、対抗勢力は存在しない。

1992年、Frank M. Engle名称講義後の質疑応答時に、アメリカ最高裁判所に、ブレナンとマーシャルの両判事がいないことを、これほど寂しく思うようになろうとは全く思ってもいなかったと、聴衆に語ったのを覚えている。

現在、我々にとっては、昔、左翼がいた頃より遙かに、是が非でも左翼が必要だ。現在、政府は、民主党には、独裁制の権限があると考えている。アメリカ合州国では、例えば、人身保護令状は、法律からも憲法からも削除されてしまった。更に酷いことに、ホワイト・ハウス幹部は、正当な法の手続きなしに、殺害すべき国民のリストを作ることが可能なのだ。これはもう、独裁者の権力だ。ところが、独裁制のこうした特質は、今や制度化されてしまい、目立たなくなっている。

雇用と財政的安定性が、海外移転され、外国人に与えられてしまい、何もかも奪われたアメリカ人労働者たちは、フランス人がしているのと同様、街頭で抗議行動をしているはずだと思いたくもなる。ところがウンともスンともないのだ。大統領候補ロス・ペローが、アメリカ人労働者に、彼らにこれから何が起ころうとしているかを警告した際、アメリカ人労働者は、彼に投票する十分な確信が持てなかった。虐げられたアメリカ人労働者は、99パーセントの人々の将来性をむしばんでいるのは雇用喪失であることを認めているトランプに投票するよう、今度は、しっかり状況を把握しているだろうか、それとも、指導部の欠如が問題なのだろうか。もしトランプが、約束したことを実行する気がなかったり、実行する能力がなかったりした場合でも、約束を実行し損ねたことが、我々の認識を高めてくれるのだから、我々にとっては、まだましなのだ。

左翼の観点からすれば、現在のアメリカは、彼らにとって完璧な環境が揃っている。すると、左翼はどこにいるのだろう?

この疑問に対する、私の答えはこうだ。 左翼は、ソ連が崩壊した際に、途方もない打撃を被った。左翼は、ソ連崩壊によって、アメリカ“民主的資本主義”に対する代案があるという考え方を失った。ソ連崩壊によって、アメリカ政府の単独覇権主義に対する、あらゆる拘束が取り払われてしまったため、左翼は落胆もした。中国が毛沢東を見捨て、資本主義陣営側へと動いてしまったので、たいまつを掲げる国は皆無になった。

仕組まれた偽旗テロ事件のようにみえるものに対する政府説明に、一体どうして、左翼が賛成するのか、人々は戸惑っている。建築家や技術者、物理学者、ナノ化学者、消防士や緊急救援隊員、航空会社や軍のパイロットなど、特別な政治的信念を持たない人々が、証拠に基づいて、9/11公式説明に異議を申し立てているのに、他の場合であれば、左翼は120%信じるまい政府説明を、一体なぜ左翼は擁護するのだろう? 左翼は、トンキン湾事件が、戦争をするために仕組まれていたこと、サダム・フセインには“大量破壊兵器”など無かったこと、イランに核兵器はなかったことを知っている。左翼は、政府が白々しいウソをつくのを知りながら、一体なぜ、あり得ない政府の9/11陰謀論を信じるのだろう?

マルクス主義が崩壊してしまったため、左翼の唯一の希望は、欧米によって虐げられている人々が立ち上がることだけになったというのが、その答えだろうと私は思う。9/11で、虐げられている人々が、虐げている連中に対して反撃したことに、左翼は大きな情緒的満足を感じているのだ。これが、左翼が9/11の公式説明に執着する理由だ。そして、いかなる本当の証拠の欠如にもかかわらず、オーランドや、ニースなどの他の“テロ事件”に執着する理由なのだ。

時速90キロで走る大型トラックが、185人をなぎ倒したが、その直後のトラックには、血痕も、衣類も、肉片も、わずかな凹みすらもないと言われたら、アメリカ左翼が、明らかにウソの説明をやじり倒していただろう頃を、私は記憶している。

時速90キロで、犬をはねたことがある人に、血やら、自動車の損傷について、質問して頂きたい。鹿をはねて、自動車がお釈迦になった人に質問して頂きたい。大型トラックが、時速90キロで人をはねた場合、人のからだが無事で、明らかな怪我も流血もなしで、道路に横たわった姿でいるようなことがあり得るかどうか、専門家に質問して頂きたい。

質問など不要と思われるだろう? その通り。時速90キロで走って、人をはねた大型トラックの力は、その人間を道路中に飛び散らすはずだ。ところが、ニースの写真には、そういう様子は皆無だ。

パリにいるフランス内務大臣が、ニース当局に、テロ事件とされるもの、185人がトラックにはねられたとされるものの、道路中にずっと設置されている防犯カメラに撮られた全映像を公表してはならず、即座に破壊するよう、更に出来事に関する警察報告を変造するよう命じたと、ニース警察に聞かされたなら、アメリカ左翼が、説明を要求している人々を“陰謀論変人”と呼ぶのではなしに、当局の血を要求していたであろうはずの頃のことを私は覚えている。

今では、アメリカ左翼は、飛行機も操縦できない数人のサウジアラビア人が、アメリカ安全保障国家を出し抜いた事件や、185人が大型トラックにはねられたといいながら、写真はそのような結果を示しておらず、パリ当局が、録画証拠の破壊と、報告書変造を命じたという、これほど実に奇妙な出来事に関して疑問を呈する人々を黙らせたがるのだ。

9/11の公式説明は、戦争をするための正当化だ。戦争の理由を受け入れてしまえば、戦争反対は困難になる。政府の9/11陰謀論を受け入れて、左翼は反戦運動を潰したのだ。

一体なぜ左翼が、政府が戦争と警察国家を正当化するために利用するまさにその物事について政府を信じるのだろう? 虐げられた人々は反撃することができ、実際、反撃するのだという考え方によって得られる情緒的満足を、公式説明に異議申し立てをする人々が、左翼から奪ってしまうからだというのが答えだ。アレクサンダー・コバーン本人が、かつて、これを私に説明してくれたことがある。公式9/11説明に対する専門家たちの異議の声を私が報じた際に、彼が言ったのだ。虐げられた人々は、虐げる人々に対し反撃しないのだと考える私は、虐げられた人々の尊厳を奪っているのだと。虐げられた人々が、圧政を黙認していることを意味するので、コバーンは真実を受け入れることができなかった。

コバーンの考えかたは理解できる。希望を持ったあらゆる運動の重要性はわかるが、事実が、希望を損なうような立場を左翼がとり、事実に対し、左翼が、反対の意見を言うような状況になっているのを残念に思う。

左翼、あるいは、わずかに残る、それらしき人々に、別の希望を提案したい。真実の力への信頼だ。圧制者を擁護してはいけない。圧制者を攻撃するのだ。圧制者を攻撃するにつれ、左翼の力も強くなる。人々は永久にバカなわけではない。個人的状況が、聞かされている話とは矛盾する日がいつかはやってくる。だが、もし指導部がなければ、目覚めても、反乱には進化できない。

欧米には、世界を生命が絶滅する戦争へと導くウソに異議を申し立てる力をもった強力な左翼運動が必要だ。私としては、改革主義的左翼の方が、革命的左翼より好ましいと思うが、だからといって、革命的左翼は、現在存在しているもの、つまり対抗勢力から反対されることのない革命的新自由主義より、好ましくないと言っているわけではない。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/08/19/what-became-of-the-left-paul-craig-roberts/
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コスプレ男。着物女。茶番対決知事選コンビ。画面に映ると、あわてて音を消し、チャンネルを変える。

マスコミ報道、犯罪容疑者の性を表現するのに、「男性」「女性」という単語は使わない。「男」か「女」。

先を考えるとうんざり。100%見ることはないだろう。64年の時には、無邪気にわくわくしたものだった。家中さがせば、当時のポスターが出てくるかも知れない。

「スクリーン、スピード、セックス」、重要な問題から目をそらせるためのイベント。
何度も申しあげるが運動神経皆無。素晴らしい演技をみても、自己嫌悪が高まるだけ。

日本には、世界を生命が絶滅する戦争へと導くウソに異議を申し立てる力をもった強力な左翼運動が必要だ。私としては、改革主義的左翼の方が、革命的左翼より好ましいと思う。



<転載終了>

【「マッカーサーのアメリカ」と「日本の天皇裕仁」との《闇取引の影響》は,敗戦後史にいちじるしく残存していった】

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2016年08月23日21:47
カテゴリ社会科学者の随想
憲法学も国際政治学も明晰でない天皇・天皇制の議論,敗戦後「天皇制度の生き残り」に淵源していた集団的自衛権の歴史的課題
社会科学者の随想さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1060435587.html
<転載開始>
【「マッカーサーのアメリカ」と「日本の天皇裕仁」との《闇取引の影響》は,敗戦後史にいちじるしく残存していった】

【「日本国の個別的自衛権および集団的自衛権」の問題,そして,その根本的な矛盾を反映させてきた「21世紀的に〈なれの果て〉」の議論を確認する】


 ① 篠田英朗『集団的自衛権の思想史』(風行社,2016年7月)の「〈Amazon の レビュー〉国際政治学者だからこそ分かる集団的自衛権,深く知る第一歩になる本」(投稿者佐々木勇太 2016年8月15日,星は 5.0〔でいまのところは,この書評1点のみで満点の評価〕)

 a) 今日,多くの場面で問題提起される「集団的自衛権」。この本は国際政治学者であり,平和構築や紛争解決の学問領域でご活躍されている篠田英朗先生によって書かれた本である。この本はその題名から難度の高そうな内容が予想されがちかもしれないが,必らずしもそうとはいえない。むしろ,この本は集団的自衛権につい篠田英朗画像て,その背景を多く含めながらも初歩的な箇所から丁寧に説明されている。
 出所)画像は篠田英朗,http://www.tufs.ac.jp/research/people/shinoda_hideaki.html

 集団的自衛権について書かれている書籍は多い。しかし,その多くは個別的自衛権との比較,集団安全保障体制との違い,自衛権という考え方を具体例に置きかえるものなど,表層的で概念的なまま説明されているにとどまっている。そのような書籍は「一般教養」としての理解をするにはこと足りるかもしれないが,「学問」として捉えてゆくときの理解としてはもの足りないばかりか,表層上のみの理解では自己による勝手な評価をしてしまうこともある。
 b) この本を一言で説明するならば,「学問として集団的自衛権をしる第一歩となる本」といえるかもしれない。

 本著で特徴的なのは,まずその概念形成の「歴史」から紐解くという姿勢を一貫していることである。1945年の八月革命,1951年の講和条約,1960年の安保改正,1970年代の沖縄,1991年の冷戦終了と湾岸戦争,と追っていくことでその「背景にあった議論や思篠田英朗表紙想」が丁寧に説明されている。

単なる賛成・反対では片づけることのできない,主張や考えの違いや変遷があり,現在の集団的自衛権があることをしることで,自分の認識をいま一度あらためさせられた。

 本著はそもそもの立場として,集団的自衛権を云々しようというものを明示していない。概念形成の背景をしることで思考という過程を経て,あらためて読者の価値判断も可能になるだろう。

 c) つぎに特徴的なのは,国際政治学者だからこそ分かりやすい法的議論の説明と,つねに寄り添う国際政治学的視点である。集団的自衛権を,国家のもつ(本著中では「国民」によって直接行使される権利であるという考えも提示されているが)「権利」として捉えるならば,法的な議論は避けられない。

 しかし,本著は法学を学んだ経験がない者にとっても分かりやすいかたちで整理されており,いわゆるその領域で「前提認識」とされている事項に関しても,説明がていねいにくわえられている。そして,この明確さは国際法学者ではない篠田先生が自身でも整理する過程があったからこそできているのではないかと感じた。

 そして同時に,本著は法的議論に終始するものでもない。法解釈の方法や主張の変遷の説明とともに,本著全体を通じてつねに「日本」という国家から国際政治(とくに安全保障やバランスオブパワー,外交圧力など)の観点からの補足が挟まっており,国際政治に興味のある方にとっても飽きない内容になっている。

 d)「集団的自衛権」の法的理解を,国際政治学者の著作によってその第一歩を踏むというのはいささか歪ではあるが,だからこそ理解がしやすく面白い内容になっているのも事実である。また,すでに法学に詳しい方も,国際政治学者からみた分析というのは間違いなく新たな観点を読みとることになるだろう。集団的自衛権について学問としてアプローチし始めたい方にお薦めしたい一冊である。
 註記)https://www.amazon.co.jp/product-reviews/4862581048/ref=acr_offerlistingpage_text?ie=UTF8&showViewpoints=1

 以上,販売促進的にべた褒めの要素も混融している論評であるが,この篠田英朗『集団的自衛権の思想史』の中身・内容を,手っとり早く理解するには適当な紹介文である。集団的自衛権「行使容認の問題」に対して,より異質という意味での新しい視点を提供した著作であることは,たしかである。要するに,この本の新味は「思想史的な接近方法」にもっともよく顕現されている。

 ② 杉田 敦(政治学者・法政大学教授)稿「〈書評〉『集団的自衛権の思想史』篠田英朗〈著〉」(『朝日新聞』2016年8月21日朝刊11面「読書」)

★ 憲法と安保の「二重構造」を検証 ★

 イ) 憲法学者の宮沢俊義は,ポツダム宣言受諾で天皇主権から国民主権への「革命」が起こったとした。いわゆる「八月革命」説だ。だが,著者によればこの説は「実際の憲法制定権力者としてのアメリカの存在を消し去る」ことで,「表」の憲法と「裏」の日米安保という二重構造を正当化する役割を果たした。本書は,こうした構造を思想史的に緻密に検証しようとする。

 戦後憲法学は,立憲主義を権力制限的にとらえ,自衛権を抑制的に解釈してきた。これに対して著者は,人びとが信託により安全確保の責務を政府に負わせることこそが立憲主義の根幹とし,昨〔2015〕年の安保法制をも必要な施策と評価する。

 ロ) 国際法上の概念である自衛権を,内閣法制局や憲法学者が憲法の側に引き寄せ,個別的自衛権と集団的自衛権とを厳密に区別したことが,著者からすれば,そもそも問題であった。

 個別的自衛権を担う合憲な自衛隊と,基地を用いて一方的に集団的自衛権を行使する米軍という整理には,「表」の憲法論が「裏」の安保に実は依存している点で〔もともと〕矛盾がある。冷戦時代は反共目的でこれを受け入れた米国だが,冷戦終結後,日本側にさらなる対応を求めたのも当然という。

 ハ) 平和構築論を専攻する著者が,国際協調主義の立場で考えているのは明らかだ。国連による集団安全保障と,同盟としての集団的自衛とを峻別する憲法学を批判し,集団的自衛の意義を強調するのも,個別的自衛だけにこだわる「内向き」の姿勢では,国際的な人権確立の動きに協力できないと考えるからである。

 しかし,米国の世界戦略と距離を保とうとしたぎりぎりの努力を「内向き」の一言で清算すべきなのか。欧州のような地域的な連携をもたない日本では,国際協調への意思が,一層の対米従属につながるという逆説もあるのではないか。さまざまな論争を呼びうる刺激的な一冊だ。

 ③ 省 察。評者たちに欠けている,あるいは避けている(?)天皇・天皇制問題の深いかかわり-歴史的にも論理的に事実であった関連するもろもろの経緯を逃しておいてよいのか-

 本ブログ内では,集団的自衛権の問題が日本国憲法第9条にかかわるのであれば,その前項にデンと構えている第1条~8条の関連性が,いったい,どのように配慮され議論されるべきかを考えてきた。

 篠田英朗『集団的自衛権の思想史』は,② の杉田 敦も言及している論点,つまり

    「表」の憲法論   が   「裏」の安保法制
        ↓     ↓
  「個別的自衛権の自衛隊」と「集団的自衛権の米軍」

という整理:論理構成になかに,もともと潜んでいたという矛盾について,さらに掘り下げてみる余地がある。

 「表:自衛隊の個別的自衛権」に対する「裏の米軍の集団的自衛権」という組みあわせは,実は,まず「第9条の制約」を受けてきた「『軍隊らしからぬが軍隊そのもの』である自衛隊」,そしてつぎに,それに対する「第1条から8条の存在保障」をもたらしてきた在日米軍という,もとから相互に不可離である「〈対〉の関係性」を意味してきた。

 いわゆる「マッカーサー・メモ(あるいは原則)」にまで立ち戻って考えてみるべきである。 日本の憲法改正に対してマッカーサーが提示した,この「守るべき三原則(マッカーサー・ノート)〔ともいう〕」は,つぎのものであった。
  ⅰ)天皇は国家の元首の地位にある。皇位は世襲される。天皇の職務および権能は,憲法にもとづき行使され,憲法に表明された国民の基本的意思に応えるものとする。

   ⅱ)国権の発動たる戦争は廃止する。日本は紛争解決のための手段としての戦争,さらに自己の安全を保持するための手段としての戦争をも,放棄する。

 日本はその防衛と保護を,いまや世界を動かしつつある崇高な理想に委ねる。日本が陸海空軍をもつ権能は,将来も与えられることはなく,交戦権が日本軍に与えられることもない。

  ⅲ)日本の封建制度は廃止される。貴族の権利は,皇族を除き,現在生存する者一代以上には及ばない。華族の地位は,今後どのような国民的または市民的な政治権力を伴うものではない。予算の型は,イギリスの制度に倣うこと。
 この3原則を受けて,総司令部民政局が憲法草案を作成した。当初から並々ならぬ矛盾を包蔵させられていた日本国憲法であった。上記でⅰ)とⅲ)とは〈大という形容が付くほかない矛盾〉そのものであったけれども,マッカーサーの占領軍総司令官が屁理屈(無理じい)でもって決めていたから,出立点においては「元来,問答無用の条項」であった。
    補注)1946年2月3日,マッカーサーが部下のホイットニーに宛てたメモ,いわゆる「マッカーサー・ノート」をつぎの画像資料で紹介しておく。( ↓ 画面 クリックで 拡大・可)
マッカーサー・メモ3原則
出所)http://tamutamu2011.kuronowish.com/manoto.htm

 マッカーサー・ノートの真意は「9条」を置くのは,「1条(から8条まで)」を利用するためであって,その逆ではなかった。そうした脈絡においての9条と1条の関係づけが,いうなれば歴史的かつ論理的により正確に把握されておく必要がある。

 1950 年6月25日に朝鮮戦争が始まると,警察予備隊を8月には創設させられた日本国は,その時点ですでに9条は骨抜きになっていた。だが,1条のほうはそのまま放置されていた。1条は9条にささえられた憲法内の条項であったのだから,9条の実体が溶解していたのであれば,1条も無用・不要になっていた。この論点は後段でも再度触れる。
 天皇・天皇制が封建遺制でないとはいえず,その尻尾を大きく引きずっている,しかも明治帝政の時代に創作された疑似古代史的なゲテモノである。この事実は,マッカーサーであっても誰であっても,絶対にいいぬけることができない「歴史的な本質」である。これは,日本の歴史内における伝統だとか文化だとかいう以前において,しかと認識されておくべきことがらである。占領軍=アメリカは,敗戦した大日本帝国の天皇制度(天皇:裕仁と天皇制:ここでは宮内庁〔当時はまだ宮内省〕)を,実用主義的に占領政策に活用しただけのことであった。

 要言していえば,日本国憲法とはこれが〈押しつけられた時点〉においてからして,GHQが敗戦国日本を統治・支配するための新憲法だった。それゆえ,そうであったなりにそのなかには矛盾的な本性などが,不可避の特性として包含されていた。新憲法に関するこの程度の前提となる理解は,百も承知できるようにしたうえで,関連する議論にとりかかる余地もある。

 以上の指摘は,本ブログで筆者がさんざん論じてきたつもりの問題性であった。なかでももっとも肝心な・一番大事だともいえる,いいかえれば,一方では,絶対に無視されてはならない “天皇条項” をあえて宙に浮かせたまま,他方では,GHQの「押しつけ憲法」を日本が「受けとった憲法」として,それも自衛権の問題にだけ惹きつけて論じるのであれば,この方向性から生じる必然の理は「〈画竜点睛を欠く〉議論:憲法談義」であるほかなかった。  
 龍の構造画像画竜点睛画像
 出所)左側画像は,http://470830.at.webry.info/201201/article_1.html
 出所)右側画像は,http://contest.japias.jp/tqj2004/70237/k/garyoutensei.html

 ④ 本ブログ内の関連する記述

 1) 関連する記述
 本ブログ筆者の関連する記述としては,つぎの5点(実質4点)を挙げておきたい。これらをいちいち通読してもらうのはたいへんなので,ここに摘記しておいた「主題と副題」の文句に接してもらえば,なんとはなしでもその趣旨は感じとってもらえると考えている。もちろん,実際に読んでいただければ申し分なしであるが。なお,※-5からだけは後段で直接引用する箇所がある。
     ※-1 2015年04月08日

   主題「安倍晋三流の右折改憲か,それとも,池澤夏樹流の左折改憲か?」

   副題1「日本国憲法を改正(改定)するといっても,天皇・天皇制をどうするのか?」
   副題2「日本知識人に特有である知的陥穽にはまらないで,憲法を改めようとするには,どうしたらよいのか?」
   副題3「安倍晋三風の傲慢・頑迷・旧守(?)・反動的な憲法改悪よりも,池澤夏樹流の開明・先取・革新(!)・民主的な憲法改正への道」

     ※-2 2016年04月20日

   主題「『押しつけ憲法』の『改憲を押しつけない』こと,および『マッカーサー・メモの原点』に還って考える日本国憲法の『公然たる秘密』」

   副題1「天皇制度に関連する条項の検討を抜きにした憲法論議の空しさ」
   副題2「天皇・天皇制に触れない『護憲・改憲〈論〉』は地に足が着いていない」

     ※-3 2016年06月14日

   主題「憲法の第9条と第1~8条の相互関係に触れてこなかった議論の不思議」

   副題1「柄谷公人が言及した天皇条項と戦争放棄条項の矛盾的結合形態は,アメリカが敗戦させ占領した旧大日本帝国を日本国として支配・統治するための工夫(戦後措置)に過ぎなかった」
   副題2「なぜ,それほどまでむずかしい議論に発展させねばならないのか? そこにこそ,天皇・天皇制に対する『日本的な討究方法』が生起させている,具体的な制約・無意識的な限界がある」

     ※-4 2016年07月11日-これは ※-1と同文-

   主題「憲法を改定したいとすれば,放置されていてよいわけがない問題点があるのでは?」

   副題1「本日:2016年7月11日早朝のテレビニュースに出ていた安倍晋三君の顔色は,遊説のせいか,どす黒く疲弊した表情にみえた。他党の代表たちも皆,一様に疲れた顔つきをしていたが,安倍君のそれは一番よくなかったように映っていた」
   副題2「改憲に賛同する政治勢力が堅実に,参議院における議席を伸張させたが,この国はいよいよ『対米属国度をさらに深化=発展させる』ための内政・外交を展開していくのか?」
   副題3「この記述は2015年4月8日に公表されていたが,ここに再録することが適当と判断し,あえてかかげてみることにした」
   副題4「日本国憲法を改正(改定)するといっても,天皇・天皇制をどうするのか?」
   副題5「日本知識人に特有である知的陥穽にはまらないで,憲法を改めようとするには,どうしたらよいのか?」
   副題6「安倍晋三風の傲慢・頑迷・旧守(?)・反動的な憲法改悪よりも,池澤夏樹流の開明・先取・革新(!)・民主的な憲法改正への道」

     ※-5 2016年07月18日

   主題「明仁天皇は表明していないが明白に意思表示している退位の問題,宮内庁など周囲がその希望・気持を忖度しつつ退位問題を進展させる『アウンの国:ジャポン』」

   副題1「象徴である天皇がモノをいい,しかも,そのなにかを実現させようとする日本国憲法改定への動向」
   副題2「対米従属国家日本の『戦後レジーム』は,安倍晋三にも変えられず,むしろその〈絆〉をオトモダチ的に強化させつつある」
   副題3「アメリカにとっての『押しつけ憲法』の有価値性」
 2) 天皇・天皇制の問題はどこへいったのか
 前段で指摘してみたつもりである「自衛権に関連する論点」は,個別的であれ集団的であれ,また集団的安全保障の次元にかかわる問題であれ,けっして避けて通るわけにいかないところの,それぞれが基本的な論点である。

 だが,篠田英朗『集団的自衛権の思想史』の場合も確実に,「天皇・天皇制」に関連する議論は稀薄である。というよりは,実質的にはほとんどない。敗戦後における日本には天皇・天皇制そのものが残され,つまり,新憲法のなかに第1条から第8条として収容されていた。しかしながら,それとの組みあわせとして,抱きあわされる関係でもって,第9条に「戦争放棄」も置かされていた。

 そして,以上の全体を包みこむ格好で存在してきたのが占領軍という存在であった。その意味では間違いなく「押しつけ〔られた〕憲法」であった。と同時にここにおいては,1947年9月20日の『天皇メッセージ』を想起する必要がある。昭和天皇は新憲法に納得する姿勢を示していたが,戦後日本政治史に関するこの程度の経緯は,憲法学者はむろんのこと,国際政治学者である篠田英朗も知悉の事項である。

 ともかく,篠田英朗『集団的自衛権の思想史』の考察は,天皇・天皇制の問題関連には近づかないでいる。それでいて,集団的自衛権のための通底基盤である「第9条⇔第1条から第8条」の全体的な広がりまでも,当然のごとく論及されている。憲法の問題が天皇制度の問題でもあることは,あえて申すまでもない基本の理解である。天皇・天皇制の関連問題を「とりあげていない」ことが,ただちに「こちら側の問題じたいに〈なにも問題がない〉」までも意味しているのではない。
 補注)なお,前掲した本ブログのうち ※-5(2016年7月18日)から,以下の引用(#)をしておく。抽出した部分は「憲法体系と安保体系-下位法と上位法の立体関係-」と名づけられていた1節である。
   矢部宏治表紙2014年 矢部宏治表紙2016年 
 註記)いずれも集英社インターナショナル,2014年10月と2016年5月発行。

 (#) 矢部宏治による2著,『日本はなぜ,「基地」と「原発」を止められないのか』(集英社インターナショナル,2014年10月),『日本はなぜ,「戦争ができる国」になったのか』(同,2016年5月)を,簡潔にまとめてみれば,こういう時代区分になる。

  ◇-1「戦前・戦時(昭和前期)」は

       『天皇』+ 日本軍 + 内務官僚

  ◇-2「戦後1(昭和後期)」は

       『天皇+米軍』+ 財務・経済・外務・法務官僚+「自民党」

  ◇-3「戦後2(平 成 期)」は

       『米軍』+ 外務・法務官僚

 戦前・戦中の宮内省,敗戦後の宮内庁がこのなかにまぎれこんでいては,宮内庁式になる数々の天皇政治をとりしきってきた。だが,平成天皇の時代になると『天皇の位置づけ』の意味あいが,そのように顕著に異質になってきた。

 そして,2015年夏・秋から2016年春にしあがった「安保関連法」の成立・施行は,日本国憲法における天皇・天皇制の位置づけ=価値評価を質的にも大きく変質させた。すなわち,それをより軽少なものに変形させつつある動向が,ヨリ明白になったといえる。

 平成天皇にも人間の寿命が(神ではないゆえ)いつか来る。そのときまでにはなんとか,これまでのような日本政治における皇室行政を,さらにより天皇家よりに「有利な態勢」に少しでも引っぱっていきたい。

 補注の補注)2016年8月8日,平成天皇がビデオ・メッセージで全国に向けて公表した「生前退位」の希望表明があった。この行為は,彼の主意の具体的な表現である。

  前掲の◇-1・2・3では,なぜか,「天皇の存在」が平成の時代になってから消えている。日本国憲法は天皇・天皇制を残すかわりに,この憲法体制の上に載せられている,いいかえれば,重しのようにもたれかかっている “米日安保体制の存在” を,基本面より全体的に許しており,いうなれば一心同体的にも機能させてきた。

 在日米軍基地をなくせないかぎり,天皇・天皇制もなくせない。そうしないと敗戦のケジメはつけられない。敗戦後,アメリカが日本を軍事占領したあと,支配・統治・運営・管理をしやすくするために天皇制度を活用していた。いまもその実質=抱合関係に変わりはない。

 この歴史はある意味では「ボタンのかけ違い」ならぬ「意図されたそのかけ違い」であった。昭和天皇もその息子の平成天皇も,その米日間におけて展開されてきた〈敗戦後史の事情〉をよく呑みこんできた。つまり,彼らにとってみれば,納得ずくでの敗戦後事情の推移になっていた。

 もちろん,敗戦国の天皇であったという経緯があったゆえ,まともに真正面からは抗うこともできず,そのままに受けいれざるをえなかった当時の状況であった。東京裁判は,天皇を活かすためのセレモニーであった一面も有していた。
〔本論に戻る→〕 篠田英朗『集団的自衛権の思想史』は第1章「自衛権を持っているのは誰なのか-1945年8月革命と憲法学出生の秘密-」の終わり付近で,こう記述している。
    憲法は誰が制定してのか?という伝統的な問いは,自衛権は誰が行使するのか?という現代的な問いと直結している。その答えは,「表」側では,「国民」である。「裏」側では,「アメリカ(とともに)」または「日米安保体制」という「戦後の日本の国体」であろう。

 あるいは「表」側では「個別的自衛権」だけが行使され,「裏」側では「集団的自衛権」も行使される,と言い換えても,事情はほとんど同じだ。今や日本という国家には,歴史的事情により,「ケルゼンとシュミットの野合」が存在し,国民(人民)と天皇の共生が存在し,9条の平和主義と日米同盟が存在し,より一層包括的な国家体制を作り出している(61-62頁)。
 註記)改行箇所は引用者が入れた。またここでは,ケルゼンとシュミット学説に関する学問的な説明は入れない。ウィキペディアなどでしらべてほしい。
 この文章においてようやく「天皇」という語句が,わずかにではあるが登場させられていた。しかし,この天皇の問題は,日本国憲法が公布・施行されてから今日まで継続的に日本の政治(国際政治)にもかかわる,具体性のある中心的な論点でもあった。いうなれば,日本の政治においてはその《要の位置》に控えていたのが,天皇・天皇制であったわけである。こうした敗戦国側の日本国憲法史における「天皇制度に関する事実経過」が描いてきた軌跡を忘れてはならない。

 日本国憲法下のとくに自衛権(個別的と集団的の双方)の問題は,いままでずっとまさにアクロバット的な解釈論をもってとりざたされてきた。そのサーカス技術的な操作を要求してきたというべきか,あるいはまたそれを可能にさせてきたのが,「天皇条項:第1~8条」という基本条件の絶対的な必要性であった。

 マッカーサーは「戦後レジーム」=日本の支配・統治のために,そしてアメリカ本国は国際政治を意識した世界戦略のために,すなわち裕仁をそれぞれが必要性に応じて「ビンのフタ」に使いまわしていた。また天皇自身もその役目(蝶つがいとしての機能)を,それら内外政治の舞台の上で積極的にうまく演じてきたといえる。

 ⑤ 篠田英朗『集団的自衛権の思想史』が真っ向からは言及していない天皇・天皇制の論点

 1) 篠田『集団的自衛権の思想史』は,長谷川正安の立論:「憲法体制と安保体制」を利用しながら,こう語ってもいた。
    その際,かき消された戦勝国としての連合国の存在と,占領軍としてのアメリカ合衆国の存在は,日本の憲法体系からは隠されたままとなった。むしろアメリカの存在について語ること自体がタブー視され,憲法外の議論であるばかりか,違憲であるとさえ言われるようになった。

 実態として日本の国家体制の根幹を形成するものとして確立された日米安全保障条約は,しかしそのまま憲法の枠の外に存在するものとされた。憲法体制と安保体制という2つの国家体制の柱が,お互いを十分に意識しつつ,相互に無視しあうような「表」と「裏」の関係を形成する状態がうまれた(173頁)。
  註記)改行箇所は引用者が入れた。
 「憲法体制と安保体制という2つの国家体制の柱」を,日本国という人体の大事な内臓に譬えれば,あたかも,これらを包摂している腹腔内の腹水の機能を,天皇・天皇制=第1~8条がになっていた。それだけではなく,この機能が「憲法の枠の外に存在するものとされた」「日米安全保障条約まで密通する」機能まで果たしていた。ここで指摘するのは『天皇メッセージ』1946年9月20日のことである。その意味でいえばその腹水は病的な水準にまで増大していたと判定するほかなかった。( ↓ 画面 クリックで 拡大・可)
腹水画像
出所)http://medick.biz/category/select/cid/2994/pid/92080

 したがってまた,「アメリカの存在について語ること自体がタブー視され,憲法外の議論であるばかりか,違憲であるとさえ言われるようになった」という点については,『天皇メッセージ』(1946年9月20日においてだけでなく,さらには1950年6月下旬にも天皇による同種の「逸脱の行為」がなされていたし,マッカーサーとの会見時ごとの発言内容も政治の行為であった)が重ねられていた事実からも,問題視されねばならない検討課題が残されていた。

 しかし,天皇・天皇制に関しては,アメリカ側の問題じたい以上に,過度なくらいにタブー視されてきた。「菊のタブー」という表現があるが,篠田英朗『集団的自衛権の思想史』を実際に手にとって読む前までは,天皇・天皇制についても当然に,議論の対象にとりあげつつ全体の考察が展開されるものと思いきや,この予想には全的に反する内容であった。

  2) 日本の国家体制の帰結-天皇明仁にとっての含意-
 篠田『集団的自衛権の思想史』は,こうも推論している。--おそらくは「最低限の実力」組織である個別的自衛権行使者たる自衛隊は,集団的自衛権行使者たる世界最強軍隊である米軍の主導のもとに,共同作戦を遂行する。

 また,日本への攻撃がない場合での米軍の行動に,日本は協議のうえで同意を与えるかもしれない。それらの状態は,法的整理をおこなわなければならない立場の者にとっては,悪夢のように複雑な事態である。だがそれが日本の国家体制の帰結といえる(117頁)。

 1950年8月に創設された警察予備隊の登場によって,それまで第9条をみえない使用で「戦力面」において裏づけていた米軍は〔その後に〕,自衛隊となるこの軍隊が部分的にとって替わることになったのだから,日本国憲法の第1条から8条とその第9条との「元来奇妙な均衡状態にあって維持されていた関係性」が,より明白に歪曲される事態をもたらしていた。

 2015年9月までには国会(衆参両院)で成立し,2016年3月には施行された安保関連法は,そうした憲法条項内の矛盾関係を決定的な深みにまで引きずりこんだ。米軍と同じ軍事的な次元にまで自衛隊3軍が,集団的自衛権容認行使をできる軍隊組織に変えられたとなれば,問題は一気に憲法「第1条から8条の立場にいる天皇・天皇」のところまで,より具体的にいえば,天皇とその家族たちにとっては,日本国憲法が押しつけられたときの時代状況とは完全に異なった「天皇家を囲む憲法的な時代環境」が出現したことになる。

 思えば,安倍第2次政権が2012年12月に登場してからの天皇一家(具体的に指摘すれば天皇→美智子→皇太子などが誕生日ごとに発信してきた見解)は,その機会をとらえては「自分たちは日本国憲法」を守るという姿勢を,いまさらのように〈ことさら強調する〉発言を連続させてきた。

 敗戦後において天皇裕仁の時代にできあがっていた「米日安保体制」が,安倍晋三によって大きく様変わりさせられているように現象している。だが,それだけではなく同時に,日本国憲法に依拠してこそ存立できている「皇室の立脚基盤」が大きく揺すぶられる事態が発生したのである。彼らが非常な危機感を抱くに至ったのは,あまりにも当然の事情経過であった。

 いままで,首相の安倍晋三が皇族たちに突きつけてきた「日本の国家体制の帰結」,つまり,その後における「戦後レジーム」--実はこの否定も脱却もほとんど実現できていないことは,いまだに厳在しつづける在日米軍基地をもって明らかなのではあるが--に関しては一定限度であっても,その「変質・歪曲」をこうむってきた政治過程は,明仁ら一族にとってみれば “とうてい許容しがたい事態のなりゆき” を記録してきた。

 3) 憲法第9条が「表」で日米安保が「裏」ならば,憲法第1~8条はなにか? -それは安保の「裏」に支持される「表」であり,憲法の「表」に表現されている「裏」だと表現すればよいのか?-

 さて,篠田『集団的自衛権の思想史』にしたがって論を進めると,こうなるのか? 「安保体制下で高度経済成長を経験した多くの日本人は,矛盾の解消ではなく,矛盾と共存することを選びはじめた。憲法9条と安保体制という『表』と『裏』の矛盾を抱え込んだ国家体制を,そのまま受け入れることを模索しはじめた」(120頁)時期があったものの,いまではその「矛盾」そのものが「解消」も「共存」もさせにくい難局に遭遇させられている。

 この点は,安倍晋三政権になってからは『安保体制:第9条』の「裏」側に,もはや『〈安住のための空間〉としての「第1から8条」を,均衡的=安定的に求めにくくなった天皇家』の苦悩を発生させている。

 敗戦後における天皇・天皇制の役割でなんであったか? いまも同じにその役割は天皇家が果たしているのか? 基地問題としての在日米軍,それもとくに沖縄県への集中的な付けまわしは過重でありながらも,いまだになにも抜本の解決ができていない。

 独立国の様相として観る「在日米軍基地の姿容:実態」は,特定国をのぞけば,日本が一番異様である。まるで属国か自治領を実感させる状態を呈している。いったい,あと何十年経ったら米軍が「在日する基地」の「占領」を終了させる時期が来るのか? すでに71年以上もの年月が流れてきた。悠長に構えていたら1世紀の期間にまで,すぐににでも到達しそうな雰囲気さえある。

 4)「戦後レジーム」はかくして,今後にもなお継続されていくのか?
 篠田『集団的自衛権の思想史』にもっと聞いてみる。「従来の日本の国家体制を,冷戦が終焉して四半世紀たった現代においてもなお,維持するということ」「については関係者は,それぞれ妥協を重ねた上で,合意し続けた」。その結果をみれば「論理は軽視された。結果が尊重された」のであり,「安保法制によって何が達成されたのか?」といえば,「今後も憲法9条 / 日米安保体制を基軸として既存の日本の国家体制の枠組みが維持される,という合意の維持が,達成されたのである」(170頁)。

 安倍晋三のぶち上げてきた「戦後レジーム」の否定と破壊,すなわちこれから脱却するという大目標は,尻切れトンボに終わっている(というよりはそのトンボすら飛んでいなかった)。

 安保関連法によって集団的自衛権行使容認を正式に認めた手順は,日本国自衛隊3軍のアメリカ合衆国軍隊に対する従属性(フンドシ担ぎの役目:分担機能)をより発展・深化させる効果を生んでいただけである。

 安倍晋三が後生大事に抱く夢「青い鳥」は,戦前・戦中体制,あるいは幻想のなかの明治帝政時代にありそうに映っていたが,21世紀のいまどきに,そのような「神武創業」的な日本政治の再構築は不可能事である。白日夢である。日本における「対米従属の政治・経済体制」はより確固たる基盤になりえているのだから,「戦後レジーム」を本気で進めたいのであれば,まずなによりも在日米軍基地の撤去が先決問題である。

 ⑥「『天皇と戦争』どう考える」(『朝日新聞』2016年8月23日朝刊31面「文化・文芸」)

 この本日の『朝日新聞』朝刊「文化・文芸」欄には,④ までの話題に合致し,融合する議論「『天皇と戦争』どう考えるか」が掲載されていた。篠田英朗『集団的自衛権の思想史』は「思想史」を語りながら,安保の問題に対応する憲法の問題をとりあげていながらも,第1条から第8条までの「天皇・天皇制の問題」には,まったくといいくらい具体的には立ち入らない論旨の構成であった。

 篠田同書におけるその議論の方途は,本ブログ筆者の議論の枠組で考えるに,それこそ想像すらできないような「論点の設定(特定)とその排除(無視)」(意識的かそれとも無意識的かは判らないが)がなされている。この本日の『朝日新聞』「文化・文芸」欄「『天皇と戦争』どう考えるか」における議論の内容は,そうした疑問点を再考するため実質を提示していると受けとめ,最後に引照することにした。

 なお,画像資料でもこの記事をかかげておくので,どちらでも読めるかたちになっている。( ↓ 画面 クリックで 拡大・可)
『朝日新聞』2016年8月23日朝刊文化文芸欄天皇と戦争問題
 a) 退位の意向をにじませるお気持ちを表明した天皇陛下はこれまで,国内外で戦死者の慰霊を重ね,反省の念を示してきた。その足跡からは戦争に向き合ってきた姿勢が浮かぶ。天皇と「戦争の歴史」の関係を,私たちは主権者としてどう考えればいいのか。昭和・平成,そして次世代について,識者と考えた。

 昭和天皇が戦後,訪問を果たせなかった沖縄を,天皇陛下は皇太子時代から計10回訪ね,国内最大の地上戦の犠牲者らを慰霊してきた。

 先の戦争について,1990年の韓国・盧 泰愚(ノ・テウ)大統領の来日時には「痛惜の念」と語り,1992年に歴代天皇として初めて訪中したさいは「深い反省」と述べた。

 昨〔2015〕年,そして今〔2016〕年の全国戦没者追悼式のおことばでも,「深い反省」と表現。2005年にサイパン,昨年はパラオを訪れ,日本兵だけでなく米兵や現地の犠牲者を悼んだ。

 b) 父の昭和天皇は戦後,戦争にどう向き合ったのか。河西秀哉・神戸女学院大学准教授(日本近現代史)は「昭和天皇は,自分が戦争を進めたという意識が薄かったのではないか。外国に向けても一歩引いた発言をしていた」と語る。

 昭和天皇は戦後,国内各地を訪ねて戦死者の遺族とも対面したが,踏みこんだおことばを述べることはなかった。1971年の訪英時の晩餐会で戦争に言及しなかったことが現地で批判され,1975年の訪米時には「私が深く悲しみとするあの不幸な戦争」という表現を使った。

 戦後の東京裁判では,日本を安定統治するため天皇制を利用したい米国の意向などで,昭和天皇の戦争責任は問われなかった。だが終戦直後やサンフランシスコ講和条約発効前後には天皇の戦争責任が議論され,退位の可能性もとりざたされた。

 c) 昭和天皇に戦争責任はあったのか。吉田 裕・一橋大学教授(日本近現代史)は「戦争当時,昭和天皇は常に沈黙を守ったわけではなく,様々な場で政治的意思を表明していた。天皇の決断なしには開戦はありえず,責任は否定できないと思います」と話す。

 ただ,明治憲法下の天皇の「統治権」は国務大臣の補佐にもとづき行使されるため,法的な責任は国務大臣が負い,天皇は責任を負わないという考え方もある。議論はいまなお分かれる。一方,1950年代から皇太子として外遊し,当時の欧米の対日感情を肌で感じた天皇陛下は,昭和天皇の責任を肩代わりするように戦争に向き合ってきたという見方もある。

 吉田教授は「冷戦で日本の戦後処理があいまいになり,決着がついていなかった責任問題を,いわば父からの遺産として相続せざるをえなかった」とみる。日本国憲法は「天皇は国政に関する権能を有しない」と規定するが,外遊に出れば,先の戦争に関してなんらかの発言を期待されることもあるのは,「国の代表とみられている」(吉田教授)からだ。

 d) 天皇陛下が,やり残していることはなにか。河西准教授は「戦争で犠牲になった人びと全体を悼み,苦しみを分かち合う姿勢は海外でも受け入れられている半面,日本の責任がみえにくくなるところがある。また,韓国訪問はまだ果たせず,植民地支配の問題までは踏みこめていない」〔と述べる〕。

 政治的な意味合いを帯びかねない天皇の海外慰霊は,そもそも憲法が想定していないとも指摘。「こうした公的行為の拡大は,天皇の権威性を高めることになり問題だ」とするが,慰霊はいまや象徴天皇の仕事の軸になっており,つぎの天皇となる皇太子さまも続けるとみる。「戦争を経験していない世代になり,相手国も世代交代するので,反省を示すよりも,経験を引き継ぎましょうという意味合いに変化していくのでは」。

 文芸評論家の加藤典洋さんは1999年,昭和天皇の戦争責任をめぐって社会学者の橋爪大三郎さんと論争をした。加藤さんは,昭和天皇には道義的な戦争責任はあり,その死後も被侵略国への責任は消えないという立場だ。ただし,それを果たすべき責任の担い手は日本の国民だという。

 年々戦争体験者が減るなか,いわば開戦責任としての「戦争責任」よりも「戦後責任」が問われていると加藤さんはいう。すなわち,被侵略国の人びとに対して自分たちの非を認め,今後繰り返さないと謝罪することが大事だというのだ。

 「戦後,主権者は天皇から国民に代わっており,昭和天皇の死後,対外的な責任を継ぐのは私たち国民だ。それを現在の天皇に頼んだら,国民の責任放棄になってしまう」。

 戦争に向き合い,憲法に基づく象徴天皇の姿を追い求めてきた現天皇を,改憲をめざす安倍政権に反撃する後ろ盾と捉えることにも警鐘をならす。「天皇の政治的な関与を認め,戦前とはまた別のやり方で天皇に依存するようになる可能性に注意すべきだ。それは国民主権の自己否定につながる」。

 ⑦ 天皇・天皇制の措置について〔事後の追論〕

 いまからほぼ四半世紀前に公刊されていた著書,大嶽秀夫『二つの戦後・ドイツと日本』(日本放送出版協会,1992年)は,日米安保体制に関して,つぎのような基本的な認識を提示していた。本日の議論はある意味では,少しややこしくなっていたので,関連の説明を提供するつもりである。( ↓ 画面 クリックで 拡大・可)
大嶽秀夫表紙
 篠田英朗『集団的自衛権の思想史』は,敗戦後における日本政治史を国際政治論に関する思想史としては,新しい視座からする議論を創造的に展開してくれた。これをさらに活かせるような概念的な整理が必要である。

 前段において記述した箇所であったが,これをもう一度もちだしてみる。「安保法制によって何が達成されたのか?」と問われての話題であった。
   「今後も憲法9条 / 日米安保体制を基軸として既存の日本の国家体制の枠組みが維持される,という合意の維持が,達成されたのである」(170頁)ということであったが,そもそもマッカーサー・メモにおいては,その「ⅲ)日本の封建制度は廃止される。貴族の権利は,皇族を除き,現在生存する者一代以上には及ばない。華族の地位は,今後どのような国民的または市民的な政治権力を伴うものではない」という1項目が入れられていた。

 --思うにこの点は,天皇・天皇制に対する「敗戦後における使用価値」を,きわめて便宜的かつ限定的に措置していた点を意味する。
 大嶽秀夫はつぎのように〈敗戦後史に関する解釈〉を提示していた。--ポツダム宣言による「非軍事化」は,必ずしも日本を恒久的に非武装に留めておく趣旨ではなく,ただ「軍国主義」的な軍事組織の廃絶を狙っていた。その裏を返せば,連合国と同様の軍国主義的ではない(民主的な)軍であれば,復活を許される。日本に関していえば「天皇の軍隊」の廃絶を意味していたのである。

 したがって,天皇制を廃絶すれば,独立国として軍隊をもつことは将来において許され(※A),逆には天皇制を維持したい場合は,軍隊の保有は断念せざるをえない(※B)。これが「天皇制と第9条が取引された」理由というか,あるいはまた,その事情に控えていた最低条件であった。このいずれかを選ぶことを余儀なくされるときは,マッカーサーも幣原も,天皇を選ぶに躊躇しなかった(94-95頁参照)。

 ところがである,安倍晋三が以上のような「戦後レジーム」をぶちこわしにした(確認しておくが,彼のその狙い⇒「戦前・戦中への回帰」という夢想:幻想が実現できたかといえば,けっしてそうはなっていない)。

 歴代の政権や首相たちが,これまでなんとかごまかしながら・騙しながら維持してきた「※A」にとどまりえない,換言すれば「日米安保体制」をさらに進展・深化させてしまう結果をもちこむような,「安保関連法」を成立・施行させたのである。いうなれば,安倍は「※B」の地平にまでわざわざ, “敗戦後史としての米日軍事同盟関係” を突進させる無茶を冒したのである。

 彼はすなわち,なんとかして個別的自衛権に制限していた日米安保条約の枠組を,あえて集団的自衛権が行使できる両国関係にまで拡延させたのである。

 敗戦直後におけるマッカーサー・メモは「皇族を除き」と断わってはいたのだから,21世紀における天皇家側にとっては,いささかおおげさになる表現ではあるが,「自族の存亡」をいよいよ・ますます本格的に意識せざるをえない「米日間の国際関係」が,安倍晋三の手を通して,お節介にも形成されたことになる。明仁たちが胸中密かに秘めている「皇室の危機感」は並々ならぬものがあると推量する。

 それゆえここでは,既述した論及:表現を再度繰りかえす。「安倍第2次政権が2012年12月に登場してからの天皇一家(具体的に指摘すれば天皇→美智子→皇太子などが誕生日ごとに発信してきた見解)は,その機会をとらえては「自分たちは日本国憲法」を守るという姿勢を,いまさらのように〈ことさら強調する〉発言を連続させてきた」事情やその背景を,どこにみいだせばよいのかを明示していたのである。

 --すでにだいぶ紙数(字数)を費やしているので,ここでは以上の議論に関して本ブログ内は,「天皇問題の解決方法」をすでに示唆してきたことのみ付記しておく。


<転載終了>

監視社会真っ只中に置かれる日本。個人を特定する為に様々な法と危機を煽り監視カメラの整備が進められている。

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2020年に向け、どんな汚染が広がろうとなかったことにする圧力だけが強まる。日本人は東京五輪のために失うものが多すぎる。メダル数と、国民の寿命や情報知が引き換え。


71年前の敗戦時、多くの日本人が政府と報道機関が実は何年も前から嘘ばかりついてきたことを初めて知った。世界を知らず、世界から孤立し、聞こえのよいニュースに期待をかけたまま、家族を、友人を、すべてを失った。が、政府も報道機関も生き延びた。

ツケを払わされるのは結局、悲しいまでに個人、私たち一人ひとりだ。大量監視システムは「監視されても構わない」と思う人たちでさえ、執拗に追い回し、いつでも「危険人物」に変えうることを、スノーデンは日本に警告した。日本人が自分たちは関係ない、と思わされている間に。

特定秘密保護法はアメリカがデザインしたとする証言。東西冷戦中は西側のスパイだけじゃなく東側のスパイも秋葉原で部品を調達していたとどこかで読んだな。 / “スノーデンの警告「僕は日本のみなさんを本気で心配しています」 なぜ私たちは…特定秘密保護法はアメリカがデザインしたとする証言。東西冷戦中は西側のスパイだけじゃなく東側のスパイも秋葉原で部品を調達していたとどこかで読んだな。 / “スノーデンの警告「僕は日本のみなさんを本気で心配しています」 なぜ私たちは…


日本の恥! リオ五輪閉会式で安倍首相がアスリートをさしおいて政治宣伝…背後に官邸と組織委のグロテスクな思惑
http://lite-ra.com/2016/08/post-2515.html
2016.08.22. 日本の恥!リオ閉会式で安倍が政治宣伝 リテラ


 こいつら、頭がおかしいんじゃないのか。リオ五輪の閉会式、2020年の開催都市・東京のプレゼンテーションで、土管からマリオのコスプレをした安倍首相が登場したとき、まず、口をついて出たのはこの言葉だった。

 断っておくが、本サイトが安倍嫌いだから言っているわけではない。閉会式で行われる次期開催都市のプレゼンテーションについては、前々から誰がサプライズ出演するのか、と注目されていた。北京五輪閉会式でのロンドンのプレゼンテーションのクライマックスにはベッカム、ロンドン五輪閉会式のリオのプレゼンテーションにはペレが登場しており、今回の東京のプレゼンテーションにも、日本を代表するアスリートが抜擢されるのだろうと思われていた。ネットでも、北島康介、高橋尚子、中田英寿、イチロー、錦織圭の名前、さらにはキャプテン翼などアニメキャラの名前などが飛び交っていた。

 ところが、登場したのはアスリートでもなんでもない、日本の民主主義を壊している総理大臣・安倍晋三だったのである。しかも、安倍がクローズアップされたのは現地でのショーだけではなかった。

 ショーではまず、国家主義的な匂いがプンプンする日の丸・君が代斉唱パフォーマンスが繰り広げられ、続いてプロモーション映像が流された。その映像は、水泳の北島康介や、マラソンの高橋尚子らメダリストが赤いボールをパスしていくというものだが、ここで最後にボールを受け取ったのが安倍首相だった。そして、ボールを受けとった安倍首相は、永田町の国会議事堂から黒塗りの車でリオに向かうのだが、このままでは間に合わない、と車内で突如マリオに変身。前述の現地会場のショーにつながるわけだ。

 この映像に映っている時間も北島らアスリートよりはるかに長く、しかも、世界的にほとんど顔を知られていないことへの対策か(だったら出すなという話だが)、安倍首相が登場するカットにだけわざわざ「SHINZO ABE」「PRIME MINISTER」というテロップまで付ける特別扱い。

 ようするに、このショーは最初から最後まで、完全に安倍首相が主役だったのである。

 東京という都市で行われるスポーツの祭典をアピールする映像であるはずなのに、なぜ、アスリートを隅に追いやり、国家の政治権力者を主役にする必要があるのか。

 しかも、五輪は「都市」で開催される祭典であって、「国家」のものではない。もちろん、開催都市によるセレモニーは、その都市や国の特色やエスニシティ(あるいはステレオタイプ)をモチーフにして、世界へ向けアピールするのが常だ。しかし、理念はスポーツと平和の祭典であり、事実、競技中の宗教的、政治的アピールの一切が禁じられている。

 過去の五輪閉会式の例をみても、セレモニーでその都市が位置する国の政治権力のトップがメインを張るなんていうのは前代未聞だ。北京五輪の中国ですらこんなことはやらなかった。ソチ五輪のロシアでもプーチンがショーに登場することはなかった。これから先も、北朝鮮などの独裁国家でオリンピックが開かれないかぎり、こんなショーはありえないだろう。

 そういう意味では、今回の東京セレモニーは日本が民度の低い前近代的独裁国家であるかのようなイメージを世界に振りまいていしまったといってもいい。

 それにしても、いったいなぜ、次期五輪開催都市のプレゼンテーションが安倍の政治宣伝パフォーマンスに堕してしまったのか。この東京セレモニーのクリエイティブスーパーバイザーを担当したのは、ソフトバンクのCMで知られる元電通の有名CMディレクター・佐々木宏氏と歌手の椎名林檎で、総合演出と振り付けはPerfumeのライブ演出などで知られるMIKIKO氏だが、安倍首相の起用は、彼らだけのアイデアでなく、東京五輪組織委員会との相談で決まったらしい。

「目玉のサプライズキャストについては、当初、アスリートを起用する案の他に、ゲームやアニメキャラでいくという案が出ていると聞いていた。それが、いつのまにか安倍首相がマリオをやることになったんです。そんなところから五輪組織委と電通が裏でプッシュしたんじゃないかと言われています」(JOC関係者)

 五輪組織委は、安倍首相の元ボスである森喜朗元首相が会長として君臨しており、役員や理事にも、御手洗冨士夫経団連名誉会長やプロデューサーの秋元康など、安倍応援団がずらりと名を連ねている。しかし、今回、安倍首相の出演の仕掛人は、側近の組織委理事に送り込まれた安倍首相の側近中の側近、萩生田光一内閣官房副長官ではないかといわれている。

「いま、安倍首相は自民党総裁の任期を延長して、東京五輪まで首相を続けることを狙っている。側近の萩生田氏が動いて、安倍首相に閉会式の主役をはらせ、それを既定路線にしようと考えたんじゃないでしょうか」(全国紙政治部記者)

 しかも、スーパーバイザーの佐々木宏氏や椎名林檎もこうした安倍周辺の意向を率先して取り入れていった気配がある。安倍首相の登場以外でも、今回のショーでは、やたら日の丸が出てくる、国威発揚、国家主義的演出が露骨だったが、これはおそらく、政権の空気や国旗・国歌にこだわる森喜朗会長の意向を汲んだ結果だろう。

「今回、評価が高ければ、2020年の東京五輪本番の開会式・閉会式のプロデュースや演出を任される可能性が高くなる。明らかに今の組織委の意向や、そのバックにいる安倍政権の好みを反映させるでしょうからね」(前出・JOC関係者)

 いずれにしても、リオ閉会式でのプレゼンテーションが、この国の歪んだ空気感を反映したグロテスクな政治宣伝だったことは間違いない。そのことの危険性に気づかず「安倍ちゃんがマリオのコスプレwwうはwww」と喝采しているようでは、2020年東京五輪がナチスドイツ下で開催されたベルリン五輪の再現になる可能性だってゼロではないだろう。


「一国の総理大臣のやることか?」「国辱ものだ」――リオ五輪の閉会式にサプライズ登場した安倍首相に国内外から非難と嘲笑が巻き起こっている。

 閉会式では2020年の東京五輪への引き継ぎ式が行われ、巨大モニターに8分間のプレゼンテーション映像が流れた。キャプテン翼やドラえもんなどアニメのキャラクターに交じって、なぜか公用車の後部座席でふんぞり返る安倍首相の姿も。これだけでも顰蹙ものだが、映像の後、会場中央に置かれた円筒の中から赤いボールを持ったスーパーマリオの着ぐるみが登場。その中から出てきたのが、なんと満面の笑みを浮かべた安倍首相本人だったのだ。

 早速、ネットでは「アニメを使って楽しかったが、最後に“汚物”が出てきて絶望」「世界に日本の恥をさらした」「安倍は土管から出てくるためにわざわざ税金を使ってリオまで行ったのか」といった声があふれ返った。

「ちょうど80年前、ナチス政権下のドイツで開かれたベルリン大会で、ヒトラーは国威発揚のため自ら開会宣言を行った。オリンピックの政治利用の最悪のケースとして歴史に刻まれています。安倍首相もセレモニーに登場することで“東京五輪まで首相を続けるぞ”とアピールしたのです。再来年9月までの自民党総裁任期を延ばそうという動きと連動した姑息な延命PRです」(自民党事情通)

 ヒトラーといい安倍首相といい、独裁者がやることはソックリだ。





「安倍は土管から出てくるためにわざわざ税金を使ってリオまで行ったのか」うう…
リオ五輪閉会式 安倍首相の“スーパーマリオ”に非難と嘲笑 http://www.


安倍首相は土管から出てくるためにわざわざ税金を使ってリオまで行き、セレモニーに登場することで“東京五輪まで首相を続けるぞ”とアピールしたのです。

都市主催のオリンピックであるから国が出て来るのもおかしく、国別とはいえ、あくまでも個人競技が主体であるところからも、次の主催国だからといって総理大臣が前面に出るべきでは無いだろう。
    それにしても、原発事故で核燃料が地下に融け落ちて一時はブラジルシンドロームも懸念されたのだから、首相の入ったカプセルが地球を突き抜けて東京からブラジルに行く、という構想は、見ていてもヒヤヒヤした。
    ブラジル開催を終えて東京へと移るのであるから、少なくとも選手の投げたボールか何かがブラジルから東京へと飛んで来るなら理解できるが、特に呼ばれてもいない首相が、カプセル様の物に入って東京から真下のブラジルへ突き抜ける、というシチュエーションは、溶融した核燃料が地下を突き抜けて反対側まで行くという暗示ではないかと、冷や汗が出てしまったのである。    
    あまりにも無邪気といえば無邪気に見えてあら探しはしたくないが、あまり質の良くなさそうな背広といい、時刻を見る腕時計がオメガで有ったり(この流れで行けばどう考えても日本製だろう)と、緻密さに欠けている印象だ。
   小池氏だけで良かったのに、最後に人を喰って自分に人目を引き寄せたい性癖には閉口するのであり、こういう目立ちたがりは、世界が平穏な場合は良いが、混沌としている場合には演出に乗せられ易く、国の代表として非常に危険な道に入って行く可能性が高いと思われ、主権者納税者として、かなりの用心が必要であろう。

年金資金GPIFを株(バクチ)に注ぎ込み大損失!(以前60年続いた自民党政権時代に消えた年こ金5000万件)→社会保障費削減で年金は減る一方!

日銀総裁黒田の「マイナス金利政策」で日本経済は地に落ち(いや?地下にもぐる?)

アホノミクスはとっくに破綻しているのに大型補正予算で28兆円(ほとんどをリニアモーターカーの前倒しや港湾整備事業に建設国債の発行で負債は増える一方→今の少子高齢化時代に本当に必要なのか?

防衛費は5.1兆円で年々増やす一方!

今や子供の貧困は6人に1人!

こんな状態で2020年に東京五輪(賄賂、汚職まみれ)は本当に開催できるのか?

2018年までに日本経済はもつかどうか?とまでいわれているのに...?!

オバマの核先制不使用宣言

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2016年8月22日   田中 宇

http://tanakanews.com/160822nuke.htm

 世界的な核廃絶を個人的な目標にして米大統領になったバラク・オバマが、政治的なしがらみを気にしなくてすむ任期の最後の半年間に、再び核廃絶の策を進めようとしている。今回のオバマの策は、多岐にわたっている。(1)核の先制不使用の宣言(米国自身の宣言とともに、国連安保理で、合法的に核保有を許されている5つの常任理事国のすべてが先制不使用を決議する形をおそらくめざしている)、(2)国連安保理で核実験の禁止を決議し、米議会などが批准を拒否している核実験禁止条約(CTBT)の実質的な発効を目指す、(3)米議会が可決してオバマもいったん承認した巨額予算の核兵器の近代化計画を大統領権限で縮小する、(4)限定核戦争を想定した新型ミサイル(LRSO)の開発を延期する、(5)米露の核ミサイル軍縮である新STARTの延長・・・などが盛り込まれている。最大のものは「核の先制不使用の宣言」だ。 (Obama plans major nuclear policy changes in his final months)



 オバマは、大統領就任から2ヶ月後の09年4月のプラハ演説で、核廃絶の目標を発表した。10年4月には、ロシアと新STARTの軍縮を開始した。欧州人はオバマにノーベル平和賞を与えた。しかし、その後のオバマは、米議会など米国内外の軍産複合体に阻まれ、核廃絶を進められなかった。米国の核兵器は減らず、逆に米議会に巨額な核兵器の近代化計画を実施されてしまった。軍産にウクライナ危機を誘発され、米露関係も改善できなくなった。オバマは、今春に発表されたアトランティック誌のインタビューで、軍産が米政界全体、大統領府の内部まで席巻し、好戦策を続けていることに怒りを表明している。 (軍産複合体と闘うオバマ) (Obama will bypass Congress, seek U.N. resolution on nuclear testing)



 今回オバマは、これまで核廃絶を妨害してきた軍産主導の米議会を迂回して、上記の新たな諸策を進めようとしている。今回の策の中心である核の先制不使用と核実験禁止は、いずれも国連安保理の決議とすることで、米議会の手の届かないところで話をまとめようとしている。安保理の常任理事国(P5)のうち、中国は1964年から、核の先制不使用を戦略として掲げている。中国は、P5なので核武装が事実上の国際義務だったが、その一方で中国は「非同盟諸国」の主導役なので先制不使用を掲げ、以前から、米国や世界に対し、核保有国のすべてが先制不使用を宣言して核戦争の可能性を減らすことを提案してきた。オバマの先制不使用案は、安保理で、米中共同の色彩を帯びる可能性がある(だから日本は反対している)。BRICSでは、インドも先制不使用を掲げている。 (No first use From Wikipedia)



▼世界を危険にしたブッシュの好戦策を廃止する

 核の先制不使用は「他の国々が核兵器で攻撃してこない限り、米国は核兵器を使わない」という宣言だ。これにより、核戦争勃発の可能性は減る。しかし、北朝鮮やロシアなど米国の敵が「核兵器で攻撃されないのなら、通常兵器で攻撃してやれ」などと考え、米国が攻撃される可能性が増大し、米国の安全がむしろ脅かされるとの批判がある。核兵器は、先制使用するかどうか言わずに(もしくは先制使用しうることを示唆して)保有する「曖昧姿勢」を採ってこそ、敵を恐れさす「抑止力」を持つので、先制不使用の宣言は抑止力を低下させてしまい良くないと言って、米議会や日本などの同盟諸国(つまり軍産)は、オバマの案に反対している。 (Obama's Nuclear Farewell) (Keep America's foes guessing: Why Obama shouldn't curb U.S. nuclear options)



 しかし実のところ、従来の米国の核戦略は「曖昧姿勢」でなかった。01年の911事件後、ブッシュ政権は「悪の枢軸」(イラク、イラン、北朝鮮)など、テロ支援国、大量破壊兵器の不正保有国、独裁国、人権侵害する国、反米姿勢の国など、米国が(濡れ衣をかけて)任意に敵視した国に対し「核兵器を含む先制攻撃を行い、政権転覆する」という「ブッシュ・ドクトリン(単独覇権主義)」を掲げていた(一時明言し、その後引っ込めつつ維持していた)。このブッシュドクトリンの最初の適用例として、イラクに大量破壊兵器保有の濡れ衣を着せてフセイン政権を転覆するイラク侵攻が、03年に挙行された。05年からは、イランに核兵器開発の濡れ衣をかけて経済制裁し、政権転覆を図った。 (Bush Doctrine From Wikipedia) (TAKING FIRST-USE OF NUKES OFF THE TABLE: GOOD FOR THE UNITED STATES AND THE WORLD)



 米政府は「核のバンカーバスター爆弾で、イランや北朝鮮の秘密の地下核施設をピンポイント攻撃する」という核の先制使用の案を、マスコミに頻繁にリークして書かせた。イラクのように転覆されることを恐れた北朝鮮は、公然と核実験やミサイル試射を繰り返し、急いで核武装する策をとった。米国はブッシュドクトリンで核の先制使用を強調し、それによって北朝鮮を新たな核保有国に仕立てた。軍産複合体としては、北朝鮮が核武装した方が、朝鮮半島の南北を固定化でき、韓国への米軍駐留を恒久化し、米韓日が中朝と対峙する好戦的な構図を維持できる。 (イスラエルがイランを核攻撃する?) (北朝鮮と世界核廃絶)



 オバマ政権になってからは、核戦略は曖昧姿勢に戻ったが、米国はその後もシリアやリビアの政権転覆を試みており、世界から見た米国の印象は依然として「積極的に核を先制使用する」ブッシュドクトリンの姿勢だ。そうした中で、オバマが先制不使用を公式に宣言すると、世界に対する米国の好戦的な印象が大幅に減少し、世界的な緊張緩和につながる。 (End the First-Use Policy for Nuclear Weapons)



 核の先制不使用を宣言すると、緊張緩和でなく、敵国が米国をなめてかかり、むしろ緊張が増すという軍産系の主張に対し、オバマ政権は「米国は通常兵器の分野において、世界で圧倒的な力を持っている。他の国が通常兵器で米国を攻撃しても、米国は通常兵器のみで十分対抗できる。核の先制不使用を宣言しても、敵が米国をなめてかかることはない」と反論している。 (In support of nuclear no first use)



▼中国やロシアはオバマに賛成しそう

 安保理常任理事国(P5)は「世界の警察官」なので、他の「平民諸国」の好戦性を低下する抑止力として核兵器を持つことがNPT(核不拡散条約)などで事実上義務づけられてきた。P5の諸国どうしが対立(核戦争)することは、もともと想定されていない(あとから英国が冷戦を誘発し、米国が作ったP5の協調を意図的に破壊し、ソ連を共通の敵にして米英同盟を強化した)。発展途上諸国の主導役を目指した1960年代の中国が、他の途上諸国(つまり平民諸国)の不安を払拭するため核の先制不使用を宣言したように、冷戦がなかったら「P5だけ核武装するなんて不公平だ」という平民諸国の不満を解消するため、P5は全体として先制不使用を宣言していただろう。



 しかし現実は、米ソ冷戦が40年続き、P5は分裂していた。ソ連側は戦車部隊など地上軍の通常兵器の分野でNATO(米英仏)より強かったため、米英仏は「ソ連の通常兵器の強さに対抗するため、NATOは核の先制使用を可能にしておかねばならない」という理屈で、先制不使用策を拒否し続けた。欧州やトルコのNATO軍基地には、ソ連の戦車部隊が攻めてきた時に発射するための小型の核兵器が今も貯蔵されている。冷戦終結をはさんだ80ー90年代に、米国は軍事開発で通常兵器の総力が急速に向上した半面、この時期のロシア(ソ連)は政治経済が破綻して軍事力が低下し、通常兵器の分野で米国はロシアよりはるかに強くなった。しかし、今もNATOは「ロシアの脅威があるので核の先制不使用を宣言できない」と言い、欧州やトルコに小型核兵器を配備している。完全に時代遅れな状況だ。オバマは、これを打破しようとしている。 (Obama's Dangerous Drive to Ban Nuclear Weapons Testing)



 オバマの核先制不使用宣言は、米国だけでなくP5を中心とする核保有国の全体で宣言することをめざしている。P5のうち、中国はすでに述べたように、以前から先制不使用を宣言しており、オバマの案に賛成だろう。中国は2011年まで、国防白書で核先制不使用の戦略を維持していることを明記していたが、13年以降、この明記をやめて「曖昧姿勢」の方に傾いている。中国は先制不使用をやめたのでないかとの見方を米国の軍事関係者が発している。時期的に見て、中国は、米国が11年に中国包囲網の戦略を強化した後、先制不使用の宣言をやめているので、中国が曖昧戦略に転じたのは、米国が中国敵視を強めたからだ。オバマが「米国は先制不使用を宣言するので中国も宣言してほしい」と提案すれば、それは米国の中国敵視策の縮小を意味するので、中国は賛成するだろう。 (China's No-First-Use Policy Promotes Nuclear Disarmament) (中国が核廃絶する日)



 中国に関連した動きとして、北朝鮮は、今年5月の労働党大会で、核の先制不使用を宣言している。北朝鮮はエネルギーと食料のかなりの部分を中国からの輸入に頼っており、中国に手綱を握られているが、中国は北の核武装に反対している。中国は、北がすでに持っている核兵器を廃棄させることが困難なので、現実策として、まずは核の先制不使用を宣言しろと北に圧力をかけ、党大会で宣言させた。北の経済的な中国依存が変わらない限り、北は中国の圧力で、核の先制不使用を維持するだろう。 (Kim Jong Un says Pyongyang won't use nukes first) (北朝鮮の政権維持と核廃棄)



 P5でのオバマの策が成功するかどうかは、ロシアにかかっている。冷戦終結時、米国のレーガン大統領は、ソ連が東欧への支配を手放しても、米国が東欧をNATOに加盟させることはないとゴルバチョフに約束した。だがその後の米国はこの約束を反故にし、東欧諸国を次々とNATOに加盟させ、ロシアを敵視し、ロシアに脅威を与えている。プーチンのロシアは、これに対抗し、核兵器の近代化を進めている。ソ連はかつて通常兵器で米国にまさっていたため、核の先制不使用を宣言していたが、冷戦後のロシアは、通常兵器で米国に劣っているため、先制不使用の宣言をしていない。 (Why Obama should declare a no-first-use policy for nuclear weapons)



 しかし、昨年以降のロシアは、純粋な軍事力でなく、シリアなどをめぐる国際政治上の競争において、米国を打ち負かし続けている。トルコも、ロシアと親しくして米国やNATOを嫌う姿勢を強めている。ロシアにとって、米国との軍事競争は重要でなくなっている。今のロシアの隆盛ぶりから考えて、オバマから核の先制不使用のP5での共同宣言を持ちかけられたら、プーチンは賛成しそうだ。米露双方が核先制不使用を宣言したら、NATOなど軍産によるロシア敵視がにぶり、これまで軍産に阻まれてロシア敵視をやめられなかったEUもロシアと協調でき、全体的にロシアにとって有利になる。 (ロシア・トルコ・イラン同盟の形成)



 このほかの核保有国として、インドはすでに先制不使用を宣言している。パキスタンは宣言していないものの、経済や安保面で中国への依存度が強く、中国が圧力をかければ先制不使用に同意するだろう。イスラエルも核保有国だが、国家存続が何らかの形で保証されるなら、先制不使用に応じるだろう。



▼核廃絶を希望するふりして希望してない日本

 こうして見ると、オバマの世界的な核先制不使用の計画に反対するのは、中露など非米諸国でなく、日韓英仏といった米国の同盟諸国の方である。オバマの計画が7月初旬にマスコミへのリークで表面化した後、日本、韓国、英国、フランスが、連名で計画に反対した。英仏はP5だ。日韓と英仏では、反対する動機が異なる。英仏は、オバマが、同じく核保有するNATOの同盟国なのに、英仏に何も事前に知らせずに、先制不使用の宣言を計画したことに危機感を持っている。英仏は、オバマがNATOの結束を乱していることに不満なのであり、核先制不使用そのものに反対しているのでない。 (U.S. allies oppose facet of Obama's nuclear `legacy' - Winston-Salem Journal)



 フランスは、ドイツとの軍事統合を進めている。独仏は、核を時代遅れな兵器と見る点で一致している。フランスは、核廃絶の前段階としての先制不使用に反対でない。長期的に、フランスはEU軍事統合でNATOを離れる方向なので、オバマがNATOの結束を乱していることも、短期的な問題でしかない。 (英離脱で走り出すEU軍事統合)



 潜水艦搭載の核兵器を持つ英国では、コービンの労働党が核廃絶を党是として掲げている。保守党政権は先日、潜水艦の更新を決定し、今後しばらく英国が核兵器を持ち続けることが確定した。だが、潜水艦の基地はスコットランドにあり、EU離脱の中、スコットランドが英国から独立したら、英国内で他の潜水艦基地を確保できないまま、核廃絶を余儀なくされる可能性もある。全体として、EUと同様、英国も核兵器を時代遅れと考える傾向が強い。英国が先制不使用に強く反対することは考えにくい。 (Labour facing prospect of three-way split over Trident vote) (A tempest tears through British politics)



 トルコでは、米軍の50発の小型核兵器が配備されているインジルリク空軍基地が7月下旬のクーデター騒動の拠点の一つになり、エルドアン大統領らトルコ政府がインジルリクの米軍を敵視する傾向になり、米国では「インジルリクの核兵器を他に移すべきだ」という主張が出ている。そこから発展して「そもそも米軍がトルコや欧州に配備している小型核兵器は、旧ソ連の地上軍侵攻に備えたものであり、今や時代遅れだ。トルコだけでなく全欧から米国の核兵器を撤去した方が良い」という主張も出ている。トルコが米国に喧嘩を売る姿勢は今後も長く続きそうだし、EUも軍事統合で対米自立していくので、長期的に、トルコや欧州に米国が置いている核兵器は撤去される方向だ。 (Report: US Nukes in Turkey at Risk of Seizure by Terrorists) (中東を反米親露に引っ張るトルコ)



 長期的に対米従属からの脱却傾向である英仏と対照的に、日本と韓国は、対米従属を続けられなくなることをいやがって、オバマの核先制不使用に反対している。韓国は、南北和解・在韓米軍撤収・中国との協調(従属)といった、対米従属以外の道があるが、日本は、対米従属以外の道を用意していない。日本政府は、ブッシュドクトリン(核の積極的な先制使用宣言)を脅威に感じて北が核武装し、北の脅威が増して在日と在韓の米軍が恒久駐留し、日本が対米従属を永続できることを歓迎してきた。日本政府は、表向き核廃絶を希求しているように見せかけてきたが、実のところ核廃絶など望んでおらず、米国が核の先制使用を振り回し、北が核武装する事態を歓迎していた。オバマの主導で世界が核先制不使用を宣言すると、北朝鮮や中国との緊張が緩和され、米国が「米軍がいなくても日本は自衛できる」と考える流れになり、在日米軍が撤退傾向となり、対米従属を続けられなくなる。だから日本はオバマの計画に反対している。戦後日本の平和主義は対米従属のためのものであり、偽善だった。



 かつてオバマは、核廃絶に向けた日本政府の意欲に期待していた。オバマはプラハ宣言の後、日本と豪州という同盟諸国に、世界核廃絶の音頭をとってほしいと頼み、日本政府は川口順子・元外相を立て、豪政府はエバンス元外相を立てて、川口とエバンスが主導する国際組織ICNND(核不拡散・核軍縮に関する国際委員会)が作られた。だがその後、日豪政府が核廃絶に本腰を入れることはなく、ICNNDは大した動きをしていない(今回のオバマの計画には歓迎の意を示したが)。オバマは日本政府のウソの姿勢を見抜けず、一時日本に期待して裏切られた末に、今回は中国など非米側の諸国に頼って先制不使用を計画することにしたようだ。今から思うと、5月末のオバマの広島訪問は、今回の先制不使用などの計画の先駆となる象徴的な動きだった。オバマは、安倍首相とともに広島を訪問することで、安倍(や後ろで操っている日本外務省)に「口だけでなくちゃんとやれよ。俺はやるぜ」というメッセージを送ったともいえる。 (オバマの核廃絶策の一翼を担う日本) (オバマの広島訪問をめぐる考察)



▼オバマが望む後継者はトランプ?

 オバマの今回の計画が、上記のようにうまくいくとは限らない。今回の分析は、オバマの計画がうまくいくとしたらこんなシナリオでないかという考察だ。私は、以前のオバマの核廃絶の動きに関しても、うまくいくとしたらこんなシナリオだろうという考察を書いて何度か配信しているが、その後の展開はうまくいかず、核廃絶は全く進んでいない。今回も、国連のP5諸国の賛同が得られるとしても、米国内の議会などからの横やりで、話が潰されるかもしれない。 (いよいよ出てくるオバマの世界核廃絶) (オバマの核軍縮) (核の新世界秩序)



 オバマの任期は来年1月までだ。今回の核をめぐる策のいくつかは、オバマの任期の間に終わらず、次の政権に引き継がれる。次の大統領がクリントンになった場合、彼女は軍産へのすり寄りが激しいので、おそらくオバマの核廃絶策を無効にしていこうとするだろう。対照的にトランプは、日本など同盟諸国が米国にぶら下がっていることを非難し続ける一方、ロシアとの緊張緩和に積極的だ。オバマの策が維持されるとしたら、それはオバマと同じ民主党のクリントンでなく、政敵のはずの共和党のトランプが大統領になった場合だ。 (Blowing Up America's Nuke Policy)



 オバマは前出の今春のアトランティック誌のインタビューで、クリントンの軍産の一員としての好戦性を批判している。オバマは、公式には、クリントンを支持し、トランプを非難している。現職の大統領が、次期大統領を決める選挙期間中に、候補を名指しして非難することは、米国で珍しい。オバマは選挙直前の10月に公務を減らしてクリントンを支援する姿勢まで打ち出している。だが、オバマのこれまでのひねくれた戦略から考えて、オバマが非難するほどトランプの支持が増え、オバマが応援するほどクリントンの支持が減るような構造を持った策でないかと疑われる。この件に関しては、改めて詳しく書くつもりだ。 (トランプ台頭と軍産イスラエル瓦解) (Trump `unfit,' Obama says, challenging GOP to end backing)




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オバマの邪魔しているの日本でしょうか?(笑)

核廃絶の世界的な流れは、確かにありそうです。

田中のウーさん記事は、期待を込めて載せておこう。



原発を止めたくない理由か↓

核廃絶を先頭切って走るべき日本政府が、本音では、 核武装したいと願っている欺瞞。

正直に主張すると、国民から反発があるので、嘘のオブラートに包んで現在推進中であった。



安倍首相のワシントンポスト報道否定こそ大嘘だ! 過去にも核武装発言を「発言してない」と虚偽の弁明

2016.08.21 リテラ
http://lite-ra.com/2016/08/post-2513.html
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自民党HPより

 オバマ大統領が現在、検討しているとされる「核兵器の先制不使用宣言」をめぐって、安倍首相がハリス米太平洋軍指令官に反対の意向を示していたことを先週、各紙が報じた。元となったのは15日付けのワシントンポストの報道だ。

 だが、昨晩、安倍首相は記者団に対し、「ハリス司令官との間において米の核の先制不使用についてのやりとりは全くない。どうしてこういう報道になったか分からない」と、ワシントンポストの報道を全否定した。



 しかも、この安倍首相の否定を受けてネット上では安倍応援団が、ワシントンポストにそういうくだりはなく報道を後追いした朝日や毎日が記事を捏造した、などとわめき立て始めた。



「ワシントンポストの原文を読んできて下さい。反対を示す言葉はどこにも書かれていません」「朝日は英語も読めないのか」「完全にマスゴミの仕業だな」「反日どもがいつものように大嘘を喚いているだけ」



 まったく、バカに構うと日が暮れるとはこのことか。調べればすぐわかるのに嘘ばかり垂れ流すネットの安倍応援団は、元となったワシントンポストの記事をとくと読めばいい。以下が原文と翻訳したものだ。



〈Japan, in particular, believes that if Obama declares a “no first use” policy, deterrence against countries such as North Korea will suffer and the risks of conflict will rise. Japanese Prime Minister Shinzo Abe personally conveyed that message recently to Adm. Harry Harris Jr., the head of U.S. Pacific Command, according to two government officials.〉



〈もしもオバマが核の「先制不使用」を宣言したら、北朝鮮のような国に対する抑止力が損なわれ紛争のリスクが高まると、日本は信じている。2人の政府官僚によると、日本の安倍晋三首相は、このメッセージを最近ハリス太平洋司令官に直接、伝えた。〉



 ワシントンポストは、安倍首相が直接、ハリスに「抑止力が損なわれ紛争のリスクが高まる」と伝えた、しかも、2人の政府官僚が証言したとはっきり書いているのだ。これを読んで「反対とは書いていない」と言うのは、もはや英語力以前の問題だろう。これでもまだ捏造と言うのなら、寝言は寝てから言え、という話である。



 だいたい、怪しいのは「ハリス司令官との間において米の核の先制不使用についてのやりとりは全くない」という安倍首相のほうだ。



 実は、安倍首相が7月26日にハリス司令官と会談し、反対の意志を伝えたことは、日本の官邸、外務省関係者も一部のメディアにオフレコで認めていた。日本のメディアは自主規制して報道しなかったが、今回はアメリカ側がそれを報じたため後追いしたのである。



 さらにいえば、日本は国連で一貫して「核兵器禁止条約」の交渉開始決議に棄権しており、核軍縮の進展を目指す国連作業部会の会合でも、佐野利男軍縮大使は安全保障上の問題を理由に核が必要とし「核兵器を削減・廃絶するのはほとんど非現実的」と主張。「核兵器禁止条約」の締結に対して反対し続けている。オバマ大統領が打ち出そうとしている核兵器の先制不使用宣言についても、外務省や政府高官は非公式に反対の意志を示してきた。



 また、安倍首相自身も、2006年に「核兵器であっても、自衛のための必要最小限度にとどまれば、保有は必ずしも憲法の禁止するところではない」と答弁書に記すなど、積極的な核武装論者であることは論を待たない。



 ワシントンポストの記事以前に、こうした事実を総合するだけでも、安倍首相が直接、ハリス司令官に反対の意志を伝えていたと可能性は極めて高いといえるだろう。ようするに、安倍はワシントンポストの報道で、世論から予想外の批判を受けたため、慌てて「発言していない」など得意の二枚舌で否定しただけではないのか。ましてや背後でこれだけの動きをしておきながら、「どうしてこういう報道になったか分からない」などと嘯くのはサイコパスとしか言いようがない。



 実は、安倍は、以前も“核武装”をめぐって発言したことを「発言していない」と大嘘をついたことがある。発端は、官房副長官時代の2002年、早稲田大学で開かれた田原総一朗氏との学生向けシンポジウムのなかで、こんなことを語ったことだった。



「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。小型であればですね」



 まさに明確な核武装を肯定する発言で、「サンデー毎日」(毎日新聞出版)がこれをスクープしたのだが、安倍はなんとそんな発言はしていないと完全否定したのだ。「サン毎」編集部はこの講演会の録音テープを入手しており、そのテープの内容を詳細に公開していた。にもかかわらず、この発言を追及された国会では、安倍は「使用という言葉は使っていない」と主張しながら、こんなことを言いはじめたのだ。



「本来静かな学びやであるべき大学の教室にサンデー毎日が盗聴器とまた盗撮ビデオを仕掛けて、そしてそれによってセンセーショナルな話題にするということは、私はそれは学問の自由を侵すことにはならないかと、強い私は危惧を持つものでございます」



 自分にとって不都合な報道には「盗聴器と盗撮ビデオを仕掛けられた」とメディアを一方的に犯罪者扱いする──。もちろん、「サン毎」が盗聴器や盗聴カメラを仕掛けていたという事実はまったくなく、この発言もまた大きな問題になったのだが、保身のためならどこまでも嘘をつき通し、卑劣な罵倒を繰り出す性格は、このころから何も変わっていないのだ。今回のワシントンポストの報道を否定しているのも、それで逃げ切れると考えているのだろう。



 しかし、先日も夏季休暇中に日枝久フジテレビ会長とゴルフに興じていた安倍首相だが、海外メディアを国内メディアのようにゴルフや会食で手なずけることも、官邸が圧力をかけることもできない。実際、国内と違い安倍政権を“忖度しない”海外メディアは安倍首相の極右思想を客観的事実に基づいて冷静に分析、報道してきた。



 だが、そんな報道に対して、首相は「捏造された」と言わんばかりの態度をとっている。今回の問題だって、記事を否定するのであれば核兵器の先制不使用に対する自身の考えをあきらかにするべきだが、それさえしていないのだ。そして、ネット右翼が「反日の捏造だ」と沸き返り、反知性主義丸出しの安倍首相擁護を繰り出す──。つくづく、この国のレベルはどうなっているのか、と溜息をつくほかない。
(編集部)

2016年08月10日06:38
カテゴリGhost Riponの屋形(やかた)
日本会議は国賊集団である 小林よしのり
ゴーストライポンさんのサイトより
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-12188852523.html
<転載開始>
日本会議は国賊集団である
2016年08月04日 小林よしのり
http://blogos.com/article/185975/
週刊文春の記事「天皇生前退位に『日本会議』が猛反発」という記事を読んで、猛烈に腹が立った。

日本会議は自分たちの方が天皇陛下より偉いと思っている!

「天皇陛下の好きにはさせない」というこの傲岸不遜の態度は、あきらかに「国民主権」の最悪の病いの発症である。
「承詔必謹」のひとかけらもない、国賊そのものである。

日本会議が「男系男子」にこだわるのなら、その人物を国民に紹介すればいいではないか!
「いない者」を皇族にしろと、この場に及んで主張するとは、頭がイカレてるのか!?
小泉政権での女系継承を認める法案を潰してから、何年になる?

なぜ日本会議は男系男子を見つけないのか?

「いない者」をいると妄想して、男系しか許さんと言うのは異常すぎる!
日本会議の中に極左が入り込んで、皇統断絶のために策動しているのではないかとしか思えない。

お言葉を表明される天皇陛下のご意向は、断じて「私心」ではない!
それが「公」のためだからだ!
日本の未来のため、あらゆる方面に配慮した結果として、悩みに悩んで表明される「ご意向」である。

ある宮内庁幹部は「これは天皇陛下からの最後のメッセージともいえる、大きなものだから」と呟いたという。

日本会議は天皇陛下を奴隷と思っているのか?
これほどまでに「尊皇心」をなくすとは、極左以上!
日本会議は国賊集団である!

週刊文春の記事らしいが・・・
これぞ右翼(笑)

日本会議と命名されているが、国賊であったと。
国賊なので、偽日本会議でお願いします(笑)


似たようなサンプルは他にもあり、
「天皇陛下を”彼”呼ばわりする宮家邦彦の発言が怖い。基本的人権の制限とか」
忠誠誓っているのが、日本国民や天皇ではなく、ネオコンなのかユダ金なのか?
そう考えると、彼らの言動&行動の説明がつく。
中身はガイジンです↓


なぜ天皇の生前退位がそれほど大問題なのか
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-12182470557.html
天皇陛下を”彼”呼ばわりする宮家邦彦の発言が怖い。基本的人権の制限とか
2016 年 7 月 18 日 まるこ姫の独り言
http://www.asyura2.com/16/senkyo209/msg/687.html
この中で、宮家邦彦が天皇陛下を”彼”と呼んで、慌てて天皇
陛下と言い直していたが、この発言には本当にビックリした。


ベストセラー『日本会議の研究』の著者、菅野完氏に聞く!日本会議の正体とは?
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-12180933960.html


日本会議が「生前退位」の最大障壁となる可能性
2016.07.25 NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20160725_432403.html
 天皇を敬うことと天皇の意向に同意することが必ずしも一致しないところに、皇室典範改正問題の難しさがある。

 保守系民間団体「日本会議」は、実はこれまで皇室典範改正に反対してきた。もしかしたらこの巨大組織が、生前退位の最大障壁となるのかもしれない。生前退位の意向が報じられると、東大名誉教授で日本会議副会長の小堀桂一郎氏は産経新聞(7月16日付)でこうコメントした。

「天皇の生前御退位を可とする如き前例を今敢えて作る事は、事実上の国体の破壊に繋がるのではないかとの危惧は深刻である。全てを考慮した結果、この事態は摂政の冊立(さくりつ)を以て切り抜けるのが最善だ、との結論になる」


まり、「摂政」一つとっても、日本会議(安倍政権)と天皇が、対立してるのが良くわかるのであった。
他には、憲法問題も、原発事故の件もあります。
さまざまなブロガーの、天皇が、憲法改正、未来の日中戦争を止めたと言う直感は、希望的観測ではなく、当たっているような気がしますね。
テレパシーが働いたか?(笑)

リテラに詳しい解説ありました↓


天皇が「お気持ち」で生前退位に反対する安倍政権や日本会議へ反論! 象徴天皇を強調して戦前回帰けん制も
2016.08.08 リテラ
http://lite-ra.com/2016/08/post-2481.html
 本日、公表された天皇自身の「お気持ち」を表したビデオメッセージだが、その中身は予想以上に踏み込んだものとなった。

 たんに高齢で天皇としての務めが十分に果たせなくなる懸念を表明しただけでなく、各地に出かけ国民の傍に寄り添うことこそが象徴天皇の役割であり、単純に公務を縮小するのは「無理があろう」と明言。「摂政」をおくという措置に対しても違和感を表明した。また、昭和天皇の崩御のときに起きた自粛が再現されることへの懸念を示し、大々的な葬儀についても「避けることは出来ないものか」とはっきり意思を表した。

 これは、明らかに安倍政権の周辺から出てきている「生前退位反対論」を牽制する意図があってのものだろう。

 実は7月にNHKが「生前退位ご希望」の第一報を打った際、菅義偉官房長官は報道に激怒し、そのあとも政府関係者からは「生前退位は難しい」という慎重論ばかりが聞こえてきていた。「国務を減らせば済む話」「摂政で十分対応できる」、さらに「天皇が勝手に生前退位の希望を口にするのは、憲法違反だ」という声も上がっていた。

・・・

 安倍首相の周辺や日本会議が生前退位をヒステリックに否定したがるのは、それが彼らの極右思想の根幹と真っ向から対立するものだからだ。

 そもそも生前退位というのは、江戸時代後期以前の皇室では、しばしば行われていた。ところが、明治になって、天皇を頂点とする国家神道を国民支配のイデオロギー装置にしようと考えた政府は、大日本帝國憲法と皇室典範によって、この生前退位を否定、天皇を終身制にした。「万世一系」の男性血統を国家の基軸に据え、天皇を現人神と位置づける以上、途中で降りるなどということを許すわけにはいかない。終身制であることは不可欠だった。

 それは、この大日本帝國憲法の復活を最終目標にしている安倍首相と日本会議も同様だ。周知のように、自民党の憲法改正草案でも、日本会議の「新憲法の大綱」でも、天皇は「国家元首」と規定されている。彼らが天皇を神話的な存在に戻し、国民支配の装置として再び政治利用しようという意図をもっているのは明らかであり、生前退位を認めるというのは、その目論見が水泡に帰すこととイコールなのだ。

 しかし、天皇は今回のメッセージで、こうした日本会議や安倍首相が狙う戦前的な天皇制復活、天皇の国家元首化をきっぱりと否定した。

・・・

「安倍首相やその周辺の右翼連中はもともと、天皇陛下のことを『ヴァイニング夫人に洗脳されている、国体の破壊者だ』と言っていたくらいで、天皇陛下のお気持ちなんて一顧だにしていなかった。生前退位や女性宮家の問題もずっと裏で要望を出されていたのに無視されていた。それが今回、天皇に『国民へのメッセージ』というかたちで、問題を顕在化されてしまったうえ、憲法と象徴天皇制のありようまで語られてしまったわけですからね。いまごろ、はらわたが煮えくりかえってるんじゃないでしょうか」(ベテラン皇室記者)

 天皇が今回、この「お気持ち」を公表した裏には、単純に高齢化への不安から生前退位を実現したいという以上に、天皇という存在が皇太子の代になっても政治利用されないよう「日本国憲法における象徴としての天皇のありかた」を伝えておきたいという気持ちがあったと言われている。

 戦前回帰を企図する安倍政権がすんなりと生前退位を認めるとは思えないが、少なくとも国民にはその思いは伝わったのではないだろうか。
(エンジョウトオル)


映像見つけたので、これも追加で。
東日本大震災について、「天皇陛下のおことば」のノーカット版↓


天皇陛下とローマ法王の脱原発発言
2012年3月12日 田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/2012/03/0003879
 「原子力発電所の事故が発生したことにより、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そして生活の場としていた地域から離れざるを得なくなりました。再びそこに安全に住むためには放射能の問題を克服しなければならないという困難な問題が起こっています」。
 11日、国立劇場で行われた「東日本大震災・追悼式典」で天皇陛下が述べられた、原発事故に関するお言葉だ。NHKは追悼式典をライブで伝えた。生放送であるため陛下のお言葉は一言も漏らさず伝わった。
 ところが同じNHKでも編集作業が加わるニュースでは「原発事故」の部分はカットされていた。民放もこの部分は省いた。

何かおかしい北海道の台風!~TPP台風ではないかと噂になってます。

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2016年08月24日20:37
カテゴリ『光軍の戦士たち』
何かおかしい北海道の台風!~TPP台風ではないかと噂になってます。
光軍の戦士たちさんのサイトより
http://ameblo.jp/64152966/entry-12193167624.html
<転載開始>
何かおかしい北海道の台風!
~TPP台風ではないかと噂になってます。






東西に高気圧、トリプル台風…日本が通り道に 2016年08月22日
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160822-OYT1T50154.html

立て続けに発生した9、10、11号の「トリプル台風」が、
北海道や関東など広い範囲に大雨をもたらし、河川の氾濫などを引き起こした。

9、11号が連続して日本に上陸したのは、台風が発生しやすい状況に加え、
東西の二つの強い高気圧に挟まれた日本が台風の通り道になったためだ。

まず日本の東側にある高気圧によって、北を通る偏西風が大きく蛇行し、
北極側の冷たい空気が日本の南の太平洋上空に流れ込んだ。
その結果、暖かい海面との間に、大きな気温差が生じて上昇気流ができやすくなり、
台風が続々と発生した。
加えて、東西の高気圧の配置が、日本付近に台風の通り道を作った。
東側の高気圧は例年ならもっと西に張り出しているはずだが、
今年は西側の高気圧が強く、東西の高気圧が日本を挟み込むような配置となった。
このため、南の海上で発生した台風は、その間をすり抜けるようにして、
東日本や北日本に続々と接近する珍しいルートをとった。



台風はいったん上陸すると勢力が弱まるため、最初の上陸場所が強く影響を受ける。
気象庁の松本積主任予報官は「北海道への台風直撃が続くのは前例がない。
北海道は台風の経験が少なく、地盤が緩んでいる場所もある。
21日夜から翌朝にかけて注意が必要」と警戒を強めている。


■ 北海道に3つ上陸、迷走する10号…なんかおかしい今年の台風

17日の7号、21日の11号に続いて上陸した台風9号。
北海道に1年で台風が3つ上陸するのは1951年の統計開始以来初。

また、専門家は「台風は北東に進んで接近するのが普通の経路で、
台風10号の進路はかなり珍しい」と話す。

実際、沖縄地方に接近する台風の多くはフィリピンの東海上で発生し、
太平洋高気圧のへりに沿って北上するのが普通。
本当、今年、九州に台風が来てない。



海上移動式 HAARP




管理人

HAARP・・は、電離層ヒ―タ―とも呼ばれています。
電離層に照射すると、電離層は一挙に数キロ上に押し上げられます。
すると、それに伴って、数キロの空間が出来ることになります。
自然の摂理として、その空間を埋める自然現象が機能します。
つまり、上昇気流が発生する訳です。
湿度が高い海面の上空で、この現象が継続して起こると台風に発展します。
また、タツマキもこの原理で発生させることが可能です。

更に、HAARP・・を、某所HAARPから反射衛星を使って海面に照射すると、
海面は熱せられ、高気圧地帯を意図的に作ることが可能です。
無論、その強弱も調整することが可能となります。

つまり、あらゆる気象操作を改変することが可能なのです。
例えば、去年か一昨年だったか、台風が直角に進路変更して
日本本土を直撃するといった珍しい現象が見られたこともありましたが、
これなども、
HAARP・・の照射位置を少しづつ移動させることで可能となります。
要するに、上昇気流ポイントを移動させたり、海面を熱することにより、
上空を高気圧に出来る訳ですから、この二つを使えば、ほとんど自由に
台風の航路は変えられることをご理解いただけると思います。
台風は、高気圧の縁を進むのは、気象学の常識な訳ですから。

それから、気象庁の説明は話半分に聞いておいたほうがいいです。
そもそも、人工台風や人工地震を起こしている犯人達によって
支配されていることが、既に、判明しています。
この事実は、もうたくさんの皆さんが知っている周知の事実だと思います。

気象庁においても、人工台風や人工地震は、暗黙の常識として
定着しているといった話が、気象庁内部通報者から出て来ています。
もう、常識なんですよ・・・常識。
まだ陰謀論だと言っている人は、何十年も遅れた情報弱者の人だよ。






北海道の農作物は、台風で大変な影響を受けています。
一部に、TPP台風 ではないかといった話が出ています。

画像・出典
http://blogs.yahoo.co.jp/saki_happy_life777/41648781.html

















管理人

気象庁が、前例がないと話している以上、我々としては、
どうしてもHAARPによる気象操作を疑ってしまいます。


もう台風を制御する特許が既にある。
日本でも民間企業が制御特許申請済み。
米軍はもっと進んでるので威力強化、低下、進路変更も可能だろう。
http://www.google.com/patents/US20060201547

軌道上からの電磁ビーム照射で台風の勢力を弱体化、米社が特許申請
特許申請の中でソーラーエン社は、熱帯性低気圧の渦の中心を狙い
正確に高エネルギーの電磁ビーム照射を続けることにより、
渦を形成する気流の流れを衰退させることが可能であると述べた。

衰退させることが可能であるならば、逆も真なりで
更に発達させる事も可能であると考えるのが普通です。


軌道上からの電磁ビーム照射で台風の勢力を弱体化、米社が特許申請
http://scienceplus2ch.blog108.fc2.com/blog-entry-491.html

宇宙太陽光発電などの技術開発を進めている米ソーラーエン(SolarEn)社が
宇宙太陽光発電用に軌道上に投入した衛星ステーションから、
台風やハリケーンに対して電力中継用の電磁ビーム照射を行うことで、
台風の渦の内部の温度を人工的に上昇させ、台風の勢力を衰退させる技術を考案、
米特許庁に特許申請を行っていたことが判った。





この特許申請は「Weather management using space-based power system
(宇宙発電システムを利用した気象管理)」
(Publication number: US 2006/0201547 A1)というもの。

特許申請の中でソーラーエン社は、熱帯性低気圧の渦の中心を狙い正確に
高エネルギーの電磁ビーム照射を続けることにより、
渦を形成する気流の流れを衰退させることが可能であると述べた上で、
移動を続ける熱帯性低気圧の渦の中心を狙って電磁ビーム照射を行うために
複数のミラー衛星を使って電磁ビームの中継を行うと同時に、
照射方法の制御を行うことを詳しく説明している。

宇宙太陽光発電の実用化には国家予算クラスの巨額の費用が必要となることもあり、
直ぐに、こうした気象管理システムができる可能性は低いが、
今世紀中には台風やハリケーンの進路を人工的に変えたりすることも
可能になる日が到来するかもしれない。



2016年08月24日20:55
カテゴリ長周新聞福島・原発関係
国民の生命危険にさらす象徴
長周新聞さんのサイトより
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/kokuminnoseimeikikennisrasusyoutyou.html
<転載開始>
国民の生命危険にさらす象徴
性懲りもない原発再稼働
              福島の二の舞導く亡国政治    2016年8月19日付

 四国電力は12日、国内で最大級の断層帯である中央構造線がすぐそばを走り、「国内でもっとも危険な原発の一つ」と警鐘が鳴らされ、隣接する市町村議会が中止を求める意見書をあいついで可決するなかで、伊方原発三号機(愛媛県伊方町)の再稼働を強行した。2011年の東日本大震災での大規模地震と津波で東京電力福島第一原発が爆発し、1~3号機がメルトダウンを起こすという重大事故から5年が経過した。事故の原因も究明されず、事故の収束のめどもたたないなかで、安倍政府は昨年8月の九州電力川内原発の再稼働を皮切りに、関西電力の高浜原発の再稼働を強行した。さらには安倍首相のお膝元である山口県では、今月に村岡知事が中国電力の上関原発建設予定地の埋め立て免許延長を許可し、原発の新規立地の動きを進めている。さらに運転から40年をすぎた老朽原発の再稼働を容認し、原子炉メーカーの利潤追求のために原発輸出のトップセールスに奔走している。性懲りもなく元の木阿弥で原発政策を引き戻し、国民生活を脅かす政治との対決が迫られている。
 
 地震・火山やテロの脅威おかまいなし アメリカが強いる原発政策

 福島原発事故以後、初めて再稼働を強行したのがもっとも西に位置する川内原発1、2号機(鹿児島県)だった。しかし、今年4月には震度7クラスを2度も記録する熊本大地震が発生した。川内原発再稼働にあたって論議の焦点となったのは、周辺が大規模な火山噴火・地震地帯であることだった。4月の熊本地震では川内原発の80㌔㍍圏の八代市で震度五を記録する地震が起き、「川内原発の即時停止」を求める世論や行動がまき起こった。しかし、安倍政府も九電も原子力規制委員会も「川内原発を停止する理由がない」として運転を継続した。
 川内原発の近辺にはM7・0からM7・5の地震を発生しうる出水断層帯・市来断層帯・甑(こしき)断層帯が分布している。また、今回の熊本地震の震源となった日奈久断層帯の南方わずか50㌔㍍のところにある。こうした活断層の活動が活発化していることが地震学会などでも論議となり、学者たちは警鐘を鳴らしている。熊本地震では新幹線や高速道路など交通手段が寸断されたことから見ても、原発事故に備えての現行の避難計画が非現実的であることも明確になった。大規模地震と原発事故の複合災害に見舞われた場合、高齢者や入院患者などの弱者のみならず住民に逃げ場はないのである。
 7月の参議院選挙と同日におこなわれた鹿児島県知事選挙では「熊本地震の影響を考慮し、川内原発を停止して施設の点検と避難計画の見直しをおこなう」ことを公約に掲げた無所属新人の三反園訓氏が当選した。対抗馬で自公推薦の伊藤氏は2014年11月に川内原発の再稼働に同意し、福島原発事故後初の原発再稼働に道筋をつけたが、同時に世論の反発を受けて知事職を追われることとなった。再稼働したから「仕方ない…」ではなく、原発立地点では引き続き一進一退の攻防が激化していることを示した。
 高浜原発3、4号機は今年の1月~2月にあいついで再稼働を強行した。だが今年3月、大津地裁が運転停止を命じる仮処分決定をくだした。高浜原発付近にも活断層が複数あり、大津地裁の仮処分決定では「断層が連動して動く可能性を否定できない」と指摘している。関電は今年3月の仮処分決定を不服として異議を申し立てたが、大津地裁は認めなかった。関電は大阪高裁に保全抗告と執行停止を申し立てたが再稼働の見通しは立っておらず、高浜3、4号機とも核燃料の取り出しをおこなっている。
 それに続く伊方原発3号機の再稼働強行に対しては、大分、高知、広島などの各市町村議会が再稼働中止や慎重対応を求める意見書を次次に可決した。伊方原発は瀬戸内海に面し、細長い佐田岬半島の付け根にあり、重大事故が起きれば住民が安全に避難することは不可能である。
 意見書の多くは日本で最大の活断層である中央構造線の付近に伊方原発が立地していることを重大視している。広島県の尾道市議会の意見書は、「川内原発や伊方原発付近で熊本地震と同様の地震が起こらないともかぎらない。地震だけでなく火山活動も盛んになり、地殻変動期に入ったといわれている」と指摘し、「避難計画は熊本地震で交通がずたずたに遮断されたことを見てもまったく機能しないことは明らかである。佐田岬半島の5000人の住民は避難することを諦めなければならない」としている。最後に「福島原発と同様の事故が起きれば日本は壊滅する危険がある。福島原発事故後すべての原発が停止していたあいだ、電力は足りている。川内原発を運転し続け、伊方原発を再稼働しなければならない理由はない」として川内原発運転停止と伊方原発の再稼働中止を求めている。
 こうした鹿児島県知事選結果や大津地裁判決、また伊方原発周辺市町村議会の動きは福島原発事故後の国民世論の激変を示しており、安倍政府が強行する原発再稼働に国民の圧倒的多数が反対していることの反映にほかならない。
 安倍首相のお膝元の山口県で福島原発事故後初の新規立地として上関原発建設計画を動かし始めているが、祝島の島民をはじめ全町、全県、全国の団結した原発建設阻止の意志は強固で揺るぎない。東日本大震災以前には無関心だった人人も含めて、原発についてはこれまでにない危機感が包囲しており、政府が強行すればするほど、より強い反発を呼び起こす関係となっている。

 制御できない福島原発 未だ10万が避難生活

 福島原発事故は原発をめぐる国民世論を激変させた。「原発は絶対安全」「クリーンなエネルギー」と宣伝してきた政府や電力会社の欺瞞がはげ落ちた。「地球にやさしい」「CO2を出さない。温暖化防止」のための原発が人間そのものをひどい目にあわせ、広大な郷土を放射能汚染にさらして福島県を塗炭の苦しみに追いやった。チェルノブイリのことを他人事のように見なしていたら、同等のメルトダウンを引き起こして今日に至っているのである。「資源のない日本は電力を原子力に頼っているのだ」「原発が止まったら電力が足りなくなる」といって計画停電したのも大嘘だったことは、五四基が停止しても電力は足りていたことが証明した。
 福島事故は「国策」としての原発推進政策によって、5年たった今も10万人以上の住民が避難生活をよぎなくされるという大惨事を国民に強いた。国民の生命と安全を守るのではなく危険にさらし、その後は東京のために電力を供給し続けてきた福島を切り捨て、忘却の彼方に置くかのようにして今日に至っている。被災者に対する賠償も打ち切りである。そうした原発災害の責任は政府も電力会社も原子力規制委員会も、誰一人としてとらないままである。賠償金はみな国が肩代わりし、東電経営陣のなかから一人も逮捕されないばかりか、5年しかたたないなかで開き直って原発再稼働を強行し、新規立地計画まで動かすという、まともな為政者ならとてもできないような言動を安倍政府はやっている。それは第2、第3の福島事故が起きても構わないというものにほかならない。
 事故後の福島第1原発では、連日6000~7000人もの原発作業員・技術者を必要としている。どこに溶け落ちたかもわからない核燃料デブリを水で冷やし続け、さらに地下水とも格闘しながら汚染水をくみ上げて原発周辺をタンクだらけにしてまるで制御などできないのが現実だ。仮に地震が頻発している西日本側の原発で第2の福島事故が起きた場合、国内で動員できる技術者や専門家、原発作業員の確保すらままならないことは疑いない。それでも再稼働していく無謀さは、国土を廃虚にしかねないことに躊躇がない為政者の姿を暴露している。国民の生命や安全を守るために危険を極力回避する、地震や火山活動が活発化しているならなおさら停止しておくという政治判断が働かないことを示している。それよりも優先されているのは何か? である。
 福島第1原発の事故が証明したのは、テロに襲われるまでもなく地震や津波に襲われたらひとたまりもないのが原発で、ミサイルを撃ち込まれなくても電源喪失で原子炉の暴走が始まることだった。そして、いざ事故になれば政府は放射性物質の飛散状況をSPEEDIで把握しながら住民には知らせず、浴びるに任せて混乱収拾を優先させること、行き場を失った十数万人という国民は着の身着のまま故郷を追われ、学校なり避難先の体育館等で段ボールの仕切りを立てて何カ月も暮らさなければならないこと、仮設住宅で五年暮らしても先が見えないこと、同じ福島県民同士で被害者と加害者のような分断が生まれて難儀しなければならないことなど、さまざまあった。放射能汚染を回復することや風評被害に立ち向かうのも少少ではない困難をともなっている。
 さらに原発そのものも手が付けられず、周辺一帯が原発の墓場にされてしまうことも明らかになった。こうした悲劇しか生み出さないことがわかったうえで、しかも人間の願望では押しとどめることができないことをわかったうえで、あえて再稼働を強行するのはなぜか? である。

 原発輸出急がせる米国 日米原子力協定盾に

 日本の尻を叩いて原発再稼働や原発輸出を急いでいるのはアメリカである。2011年の福島原発事故後、当時の民主党野田政府は「脱原発」方針を掲げたが、アメリカ政府から日米原子力協定をたてに一喝され、方向転換した経過がある。日本の原発技術、燃料のウランなどはみなアメリカに依存しており、アメリカの意に反して原発から撤退することはできないのである。
 今年の6月には、オバマ大統領とインド首相がホワイトハウスで、ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)がインドで6基の原発を建設することで基本合意したと発表した。WHは東芝の子会社の体裁をとっているが、実質上はWHが東芝の製造ラインを使って原発を生産し、海外に輸出する関係にある。WHは06年には東芝とあわせて15年までに33基の原発を契約する計画を発表したが、2011年の福島事故後撤回した。
 WHはその後2019年までに世界で64基の原発受注目標を掲げているが、現在までに受注したのはアメリカの4基と中国の4基の計8基にとどまっている。それにインドの6基をあわせても14基で目標の4分の1以下であり、原発輸出を日本政府にせかしているのはWHの事情が大きい。そして肝心の東芝はWH買収劇で多額の負債を背負い、その経営は自主性など奪われたに等しい状態となった。GEとつながった日立にせよ、国内原子力メーカーはみな米エネルギー資本の傘下状態で、原発技術についても実質的に握られた状態である。こうして軍産複合体が世界の紛争地帯で武器売買ビジネスに昂じるのと同じように、原発ビジネスを世界的に展開することがこれらの資本にとって死活の問題になっている。1基4000億~5000億円ともいわれる原発建設は、まとまった話になると何兆円という規模のカネが動く商売である。
 アメリカの日本への原発輸出も核兵器製造と密接に結びついている。日本は現在47・9㌧のプルトニウムを保有している。フランスに16・2㌧、イギリスに20・9㌧、国内に10・8㌧保有している。核兵器約6000発に転用できる量である。54基の原発の使用済み核燃料を再処理してとり出したもので、アメリカが核保有国以外で再処理を認めているのは日本だけである。核兵器以外に使い道のない大量のプルトニウム保有を保証しているのは1988年に締結した日米原子力協定で、アメリカから輸入したウラン燃料から生じたプルトニウムに対する権限はアメリカにあるとしている。6000発分のプルトニウムを日本が勝手に利用することはできず、日本の原子力政策は徹頭徹尾アメリカの核戦略の一環に深く組み込まれている。
 安倍政府は昨年の国会で安保法制をとおし、アメリカの下請軍隊として世界中に自衛隊を派遣することを可能にした。このことは、世界各国からの報復テロの危険性を高め、原発がその標的となる危険性を格段に高めている。しかし一方で、国内には54基の原発を抱え、しかも再稼働させるという暴挙に及んでいる。真剣に戦争の脅威を捉えるなら、報復テロの標的にされるのが原発であることは疑いないが、それでも再稼働させるというのは「ミサイル攻撃などあり得ない」と確信しているか、「どうなっても構わない」と思っているかのどちらかである。「北朝鮮のミサイルが」「中国が攻めてくる」と扇情的に煽る割には、商業メディアもこの無謀について一言も言及せず、現実の国民生活を脅かすであろう原発再稼働の問題についてまるで押し黙っているのも特徴となっている。
 アメリカ国内ではスリーマイル事故以来、新規立地は30年以上にわたってやられておらず、その原発技術を維持することと併せて日本列島に54基も林立させてきた。そして、自国ではないアジアの植民地で躊躇もなく再稼働させ、地震大国、火山大国であろうとお構いなくやらせている。そもそも福島第1原発の設計をしたのはGEであり、東芝や東電以上に責任を問われなければならない第一級の戦犯にほかならない。
 前代未聞の原発災害を体験した以上、二度とくり返させないためにどうすべきかが問われている。売国政治が日本列島を東から西にいたるまで原発の墓場にしかねないのに対して、これを止める力を全国的につなげることが待ったなしとなっている。広島、長崎で原爆を投げつけられて被爆し、「日本人の原子力へのアレルギーを払拭する」といって持ち込まれた原発によって被爆し、第3、第4の被爆や福島の二の舞を黙って見ていることはできない。原発というダイナマイトを腹に巻き付けたまま戦争狂いがいきり立っているような異常事態、まさに「自爆ゴジラ」が暴れ回っているような状態を放置して、国土の壊滅的な打撃を甘んじて受けなければならない理由などない。
 対米従属構造の一端である日米原子力協定の存在もふくめて社会的に論議を発展させ、再稼働や新規立地を押しとどめ、原発政策を抜本的に改めさせる力を発揮することが求められている。

 
<転載終了>











2016年08月24日19:17
カテゴリgeneumiのブログ
お門違いなトンチンカン
geneumiのブログさんのサイトより
http://ameblo.jp/geneumi/entry-12193274323.html
<転載開始>
親世代、祖父母世代は、子や孫に自らの未熟さ故のゴタゴタ【呪いの言葉】を植え付けたがる。
年長者の話は聞くべきだ。
は、結構だが、年長者ほど、知らず知らず【呪いの言葉】になっていないか自問自答するバランス感覚は持たなければならない。

それが出来ない老人(例えば森元総理のような人)は、お門違いなトンチンカンを連発して顰蹙を買うが、本人はリッパな振る舞いだと信じて疑わない。
偽総理をしてマリオ・サプライズのアイディアは森元総理なんてことはどうでもいい。
既にそうとう迷惑な存在だが、最終的には持て余される。
周囲に当たり散らし、増々嫌われて一丁上がり。
それもこれも、乗っかる土俵を間違えているのに誰も指摘してあげないからである。

今さらジミン党的油ダポチ天国に生涯を捧げるのも自由?だが、背後にある隠然たる力の源泉、朝鮮系レプか偽油ダ屋か知らないが、そんなものに力は無い。

困った時のマスメディアほど無責任な存在は無い。
重鎮だの長老だのと持ち上げているが、その反面吐き捨てるような残酷な軽蔑が見え隠れする。

立て板に水が突然黙る。
電池の切れたおしゃべり人形。
あるいは、気絶したり、アワを吹いたり。
キラーリー大統領候補も、シンガポールの李大統領も然り。

おかしな土俵に乗っかるお歴々はお門違いなトンチンカンでは済まない。
大事な会議のど真ん中で立ち往生する課長さん。
大政翼賛会の華々しい演壇で意識を失う防衛大臣なんて図もアリかも知れない。

後頭部から目に見えない微細な電線を引っ張りだして、直接コンセントにつないでもダメ。
人間は「霊」なので、霊体を存在足らしめるエネルギーが途絶したらただの肉と骨である。

身体はあっても、心「意識」が無い。
土俵を間違えたまま一途に突っ走れば、突然電池が切れて、心「意識」が吹っ飛ぶ。

これは、カタチを変えた強烈な認知症 ☞ 強制的なリセットである。
一時的な現象にしてもらいたいが、この先しばらく、心の無い肉体だけの人間が増える嫌〜な時代に突入する。

こうなると、お門違いなトンチンカンなんて、笑っている場合ではない。
地球人類といっても、泥の下から雲の上まで。
幸か不幸か公の立場のある人の去就は否が応でも注目される。

偽総理夫妻のテンでバラバラな行動も然り。
思うに、油ダポチの上層部はICチップかリモコンか知らないが、それなりに行動を支配されているはずである。
普通の感覚でいっても、一国のトップなら責任の重みで押しつぶされそうになる。
まして、偽総理に至っては犯罪的な失策のオンパレ、余程無神経でなければ息も出来ない。

リオ五輪閉会式でマリオに扮してサプライズ。
奥方は真珠湾。
少し前にはヘリパット反対運動の現場に現れた。
埋め込まれたICチップの誤作動ならまだ救いがあるが【お門違いなトンチンカンは滅びのサイン】である。

事によると既に強制リセットが作動しているかも知れない。
どうせ、1から10まで操られているので、さほど困らない。

残念だがほとんどの地球型人類は長年刷り込まれた思考パターンの堂々巡りから抜けきれずに生きている。

レプが扮した古代神にコロッと騙され、資本主義の勝ち組負け組、偽油ダ屋の地球破壊工作、神の再来に備えて原罪を背負う、のめり込めばのめり込むほど不幸の見本市カルトとかに振り回されて辛い毎日を送っている。

偽総理を揶揄するのは簡単だが、我々も二つや三つのお門違いなトンチンカンを日々演じているのである。

ツイッターで懸命に犬の行方を探して欲しいとか、殺される捨て犬を救って欲しいツィイート。
発信者の一生懸命は分からぬではない。
毎日毎日膨大な殺処分に心が曇らぬわけでもない。
だが、失礼を顧みず言わせてもらえば、それでタイムラインを埋め尽くすのはどうなのか?

もっと根本的な問題の解決を模索するなら、例えばコスタリカの事例もある。
コスタリカの捨て犬たちの楽園
http://blog.livedoor.jp/genkimaru1/archives/2003242.html

根本的には、日本の土地、住宅事情そのものを変えていかなければどうにもならない。
ペット産業が衰退し、ペットフード会社が要らない環境をつくるほうが、人間も犬も楽に生きられる。

動物愛護も人権尊重も建前はいいが、実際の所、お門違いなトンチンカンが横行している。

フィリピン大統領の麻薬撲滅運動に対して、アメリカの人権団体が異論を挟む。
おおよそ1000人が裁判などの手続きを経ず殺されたのが問題だと指摘。

だが、アメリカは裁判どころか何の通告も無いまま、無差別に何十万、何百万人の一般市民を殺害した。
なぜ、アメリカの人権団体は自国の所業を差し置いて、麻薬撲滅を掲げる他国に干渉するのか?

考えるまでもない。
麻薬ビジネスが衰退すればドル箱を失うからである。

ペットフード産業がスポンサーかどうか知らないが、都市型プランテーション国家で犬が置かれた状況を顧みず、動物愛護もへったくれもないのでは?

このような表面的な活動の裏には必ずと言っていいほど、思考パターンに一途を刷り込む【呪い】がかけられている。
それに気づかぬ行動家は絶対的な信念を持つパブロフの犬である。


自らに埋め込まれた一途な刷り込みから開放される。
お門違いなトンチンカンを自覚できた人は幸いである。

若い時は誰しも不慣れなことや未熟さを露呈してお門違いなトンチンカンを演ずることがある。
恥をかいたり、冷や汗を拭ったりと大変だが、軌道修正の一大チャンス。

フト我に返り、何でこんなに一途に頑張っているのかと自問自答するのも大事。
我が身の脳に刻み込まれた【呪い】に気がつけば、もっと宜しい。
親か教師か書物かカルトか、因子は様々でも、これまでの重荷が一瞬で開放されることもある。

今時の普通の暮らしに背を向けて、イバラの道を歩むのは決して楽ではないが、その途端見えてくる最大のご褒美は依って立つ土俵の違いである。
新しい土俵は日々、人間の意識が働き切磋琢磨して磨き上げられる。
この先はいつもの新しい土俵が登場する。
これに関わる人間は、心(霊)が抜け落ちた、肉と骨だけ人間に陥る心配はない。


<転載終了>

もう隠せない! この事実を知らないのは日本国民だけ

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もう隠せない! この事実を知らないのは日本国民だけ(simatyan2のブログ)
http://www.asyura2.com/15/genpatu42/msg/369.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 22 日 15:11:15: igsppGRN/E9PQ


★< 8000 Bq/kgを超えた横浜市内の学校>

  鶴見区末吉小学校 9900 Bq/kg
  港北区矢上小学校 13400 Bq/kg
  西区軽井沢中学校 13600 Bq/kg
  都筑区東山田 9600 Bq/kg
  緑区山下みどり台小学校 9500 Bq/kg
  戸塚区下郷小学校 8700 Bq/kg
  青葉区桂小学校 9200 Bq/kg
  都筑区茅ヶ崎東小学校 14200 Bq/kg
  都筑区南山田小学校 10700 Bq/kg

  でもでもでもでも・・・・・・翌年はもっと高くなって、再び政府に除染の請求・・・・

  横浜市は【放射性物質汚染対処特措法】に基づき、8,000Bq/kg超の指定廃棄物申請をする旨公表し
  ました。神奈川では現状申請がないはずなので、これで県内最初の指定廃棄物です。  

もう隠せない! この事実を知らないのは日本国民だけ
http://ameblo.jp/usinawaretatoki/entry-12004671013.html
2015-03-22 13:12:33NEW ! simatyan2のブログ


前の記事でも紹介した福島の放射能を可視化した写真集がアメリカ
でも出版されるようですね。


フランスでも紹介されたことが、著者・森敏東大名誉教授のブログ
に書かれてあります。
http://moribin.blog114.fc2.com/blog-entry-1842.html

僕のブログでもアクセス数が多く反響大きい時は、関係者やネトウヨ
の攻撃コメントが何十件も続きます。


たいていは同じ発信地、同じIPアドレスなので無視しますが、
中にはまじめに質問してくる人も数多くいます。


しかしそれらの人にまじめに応えても、次には違う人が同じ質問を
繰り返してきて限がないので無視することにしています。


ただこれらの疑問にアメリカ版は完全に応えるような内容になって
るようですね。


一番多いのが、


 同じ物体の放射能汚染の地域別の可視化画像がないと何とも言え
 ない、あるいは危険性がわからない、という意見です。


例えば魚とか鳥とかの放射能汚染が、福島と他の地域を比較した
可視化画像がないと意味がないというものですね。


しかしそれらもちゃんと存在するのです。


一例を挙げると下の画像ですね。





同一の車のエアフィルターを、シアトル、東京、福島の3箇所で
比較した画像を見ると一目瞭然です。


あとアメリカ版では日本では出来なかった人体の画像も掲載される
ようなのでショックはさらに大きくなるでしょうね。


英語版が出るということは他国にも翻訳されるということです。


日本では大手マスコミは一切沈黙してますし、政府による言論統制
も今後さらに厳しくなるので、知らないのは日本国民だけという
ことにもなりかねませんね。


なにせ、日本では首相が


「アンダーコントロールは完全にされて、何の問題もないことを
私が保証する」


と言ってしまったんですから。








政権と一心同体のマスコミが公表できるわけもありません。


公表しようとすると今まで危険だった基準値を引き上げるしかない
のです。


それはすでに行われましたね。


例えば、セシウム137による土壌汚染の避難の目安は


・乳幼児   1 Bq/kg まで
・~6才まで 20 Bq/kg まで
・小中学生  50 Bq/kg まで
・大人    100 Bq/kgまで


ですが、現在の日比谷公園は800 Bq/kgです。


基準値を引き上げてこれです。


311の原発事故前では、100 Bq/kg のものは、放射性の危険
物質としてドラム缶に密閉され厳重に管理されていたのです。


それが今では800 Bq/kg の所に住んでるんですね。


ならば、セシウムの300倍強い毒性といわれるストロンチウム
ならどうか?


ストロンチウムは 0.33bq/kg で危険と言われています。


そうすると


300キロ圏  立ち入り禁止区域
1000キロ圏 強制避難地域
1000キロ超 選択避難地域


すなわち、


東京を始めとする関東全域 「立ち入り禁止区域」
大阪を始めとする関西、四国、中国、北海道 「強制避難地域」
九州のみ 「選択避難地域」


となってしまい、とても公表などできるはずも有りません。


もちろん昔の数値に照らし合わせてということで、決して脅かし
たり煽ったりするつもりはありません。


タバコの健康被害と同じで、1日1本ならほとんど健康に問題
はないでしょう。


しかし10本ならどうか、100本吸えば肺がんリスクは上がる
が、10本程度なら問題ないと言ってるような感じに聞こえます。


こういうことを書くと必ず揚げ足取りをする人が現れますが、
ここで言ってるのは危険であるとか、危険でないとかではなく、
政府が勝手に基準値を変えたりしてることを言ってるのです。


先日、「福島第一原発事故5年目の真実 地獄に住む子どもたち」
という動画がアップされました。


福島第一原発事故5年目の真実 地獄に住む子どもたち Koriyama, Fukushima Prefecture



見ればわかるように線量計は鳴りっぱなしで、まだまだ収束など
していないことがわかります。


こういう事実が公になることにより、政権擁護というか、政権の
飼い犬、ネット右翼などは、


「どうして本当のことを言うのだ」


と怒り心頭に達すると思います。


だからガン登録法などを推し進めて、正しい情報を流したら逮捕
とか、患者が増えてるとかいう情報を広めると重罪、とか中国並に
厳しくしようとしているのです。


知らされなければ、「存在」しないことになる、そんなバカげた
ことが現実の日本で起ころうとしているんですね。




 


 

「人の価値とは、生まれや身分によるものではなく、清らかな行いによって決まる」


仏教聖典おしえ第四章煩悩第一節心の穢れ第七項(p85)

 外から飛んでくる毒矢は防ぐすべがあっても、内からくる毒矢は防ぐすべがない。貪(むさぼ)りと瞋(いか)りと愚かさと高ぶりとは、四つの毒矢にもたとえられるさまざまな病を起こすものである。

 心に貪りと瞋りと愚かさがあるときは、口には偽りと無駄口悪口と二枚舌を使い、身には殺生と盗みとよこしまな愛欲を犯すようになる。

 意の三つ、口の四つ、身の三つ、これらを十悪という。

 知りながらも偽りを言うようになれば、どんな悪事をも犯すようになる。悪いことをするから、偽りを言わなければならないようになり、偽りを言うようになるから、平気で悪いことをするようになる。

 人の貪りも、愛欲も恐れも瞋りも、愚かさからくるし、人の難儀も不幸も、また愚かさからくる。愚かさは実に人の世の病毒にほかならない。

_____________

「なぜイスラエルなのか」

 なぜユダヤフリーメーソンはイスラエルに建国したのか。それはキリスト教ユダヤ教イスラム教の聖地が同じ場所にあるからです。一神教は異教徒を攻撃しますが聖地に居る者を攻撃できません。ゆえにキリストの墓の下の地下室にユダヤフリーメーソンの世界本部があるのです。紋章はユダヤ教キリスト教イスラム教の紋章を重ねて三位一体としたNWOの紋章ですね。

 ということは第三次大戦が起こって世界中に報復合戦で核兵器が打ち込まれてもイスラエルだけが聖地だからどこの国からも核攻撃されない。ノアの箱舟のごとく全人類が滅んでもイスラエルに居座ったユダヤフリーメーソンだけが生き残るという仕掛けです。ゆえに世界中に戦争が起こるよう常に策謀している悪魔の正体がイスラエルであることが証明されます。

 このユダヤフリーメーソンの悪業を封じ込めるためには、国連でイスラエルを永久敵国に指定すればよい。国連敵国日本と同じように国外で一切の武力行使ができない国にしてやれば、悪魔はすべての魔力を失います。箱舟に悪魔を封じ込めるわけです。これで日本国憲法9条が希求する世界平和がこの地球上に実現します。

 また、NHKと携帯電話を潰してやればイスラエルと子分アメリカへの裏送金それぞれ年約10兆円の戦争策謀資金が枯渇するので、地上からすべての戦争が無くなります。これは世界中どこの国にも出来ない、唯一仏教徒日本国民にしか出来ない仕事ですね、地上恒久平和実現。




2

 心の構造

  迷いもさとりも心から現われ、すべてのものは心によって作られる。

 ちょうど手品師が、いろいろなものを自由に現わすようなものである。

  人の心の変化には限りがなく、その働きにも限りがない。

 汚れた心からは汚れた世界が現われ、清らかな心からは清らかな世界が現われるから、外界の変化にも限りがない。

  絵は絵師によって描かれ、外界は心によって作られる。

 心はたくみな絵師のように、さまざまな世界を描き出す。

 この世の中で心のはたらきによって作り出されないものは何一つない。

  ところが、この心は常に恐れ悲しみ悩んでいる。すでに起こったことを恐れ、まだ起こっていないことをも恐れている。

 なぜなら、この心の中に無明と病的な愛着とがあるからである。

  迷いの世界はこの心から起こり、迷いの心で見るので迷いの世界となる。

  このように、この世界は心に導かれ、心に引きずられ、心の支配を受けている。

 迷いの心によって、悩みに満ちた世間が現われる。

  すべてのものは、みな心を先とし、心を主とし、心から成っている。

 汚れた心でものを言い、また身で行なうと、苦しみがその人に従うのは、ちょうど牽(ひ)く牛に車が従うようなものである。

  しかし、もし善い心でものを言い、または身で行なうと、楽しみがその人に従うのは、ちょうど影が形に添うようなものである。

 悪い行ないをする人は、この世では、悪いことをしたと苦しみ、後の世では、その悪い報いを受けてますます苦しむ。

  善い行ないをする人は、この世において、善いことをしたと楽しみ、後の世では、その報いを受けてますます楽しむ。


 心のけがれ

  仏性を覆いつつむ煩悩に2種類ある。

  1つは道理に迷う理性の煩悩である。2つには実際に当たって迷う感情の煩悩である。

  この2つの煩悩は、無明(むみょう)と愛欲となる。

  無明とは無知のことで、ものの道理をわきまえないことである。

 愛欲は激しい欲望で、生に対する執着が根本であり、見るもの聞くものすべてを欲しがる欲望ともなり、死を願うような欲望ともなる。

  この無明と愛欲とをもとにして、貪(むさぼ)り、瞋(いか)り、愚かさ、邪見、恨み、嫉み、へつらい、たぶらかし、おごり、あなどり、ふまじめ、その他いろいろの煩悩が生まれてくる。

  この貪(むさぼ)りと瞋(いか)りと愚かさは、世の3つの火といわれる。

 貪りの火は、欲にふけって真実心を失った人を焼き、瞋りの火は、腹を立てて、生けるものの命を害する人を焼き、愚かさの火は、心迷って仏の教えを知らない人を焼く。

  まことにこの世はさまざまの火に焼かれている。

 貪りの火、瞋りの火、愚かさの火、生・老・病・死の火、憂い・悲しみ・苦しみ・悶えの火、――さまざまな火によって炎々と燃え上がっている。

 これらの煩悩の火はおのれを焼くばかりでなく、他をも苦しめ、人を身・口・意の3つの悪い行為に導くことになる。

  貪(むさぼ)りは満足を得たい気持ちから、瞋(いか)りは満足を得られない気持ちから、愚かさは不浄な考えから生まれる。

 貪りの罪の汚れは少ないけれども、これを離れることは容易でなく、瞋りは罪の汚れが大きいけれども、これを離れることは早いものである。

 愚かさは罪の汚れも大きく、またこれを離れることも容易ではない。

  人間の欲にははてしがない。それはちょうど塩水を飲むものが、いっこうに渇きが止まらないのに似ている。

  人はその欲を満足させようとするけれども、不満がつのっていらだつだけである。

  人は欲のために争い、欲のために戦う。また人は欲のために身をもちくずし、盗み、詐欺をはたらき、姦淫する。

  また、欲のために身・口・意の罪を重ね、この世で苦しみを受けるとともに、死んで後の世には、暗黒の世界に入ってさまざまな苦しみを受ける。

  外から飛んでくる毒矢は防ぐすべがあっても、内からくる毒矢は防ぐすべがない。

 貪りと瞋りと愚かさと高ぶりとは、4つの毒矢にもたとえられるさまざまな病を起こすものである。

  心に貪(むさぼ)りと瞋(いか)りと愚かさがあるときは、口には偽りと悪口と二枚舌を使い、身には殺生と盗みとよこしまな愛欲を犯すようになる。

 意の3つ、口の4つ、身の3つ――これらを十悪という。

  人の貪(むさぼ)りも、愛欲も恐れも瞋(いか)りも、愚かさからくる。人の不幸も難儀もまた、愚かさからくる。愚かさは実に人の世の病毒にほかならない。

  人は煩悩によって業を起こし、業によって苦しみを招く。煩悩と業と苦しみの3つの車輪はめぐりめぐってはてしがない。

  この車輪の回転には始まりもなければ終わりもない。しかも、人はこの輪廻から逃れるすべを知らない。

 永劫に回転する輪廻に従って、人はこの現在の生から次の生へと永遠に生まれ変わってゆく。

  迷いのすがた

  この世の人びとは、身分の高下にかかわらず、富の多少にかかわらず、すべてみな金銭のことだけに苦しむ。

 なければないで苦しみ、あればあるで苦しみ、ひたすらに欲のために心を使って、安らかなときがない。

  富める人は、田があれば田を憂え、家があれば家を憂え、すべて存在するものに執着して憂いを重ねる。

 あるいは災いにあい、困難に出会い、奪われ焼かれてなくなると、苦しみ悩んで命まで失うようになる。

  貧しいものは、常に足らないことに苦しみ、家を欲しがり、田を欲しがり、この欲しい欲しいの思いに焼かれて、心身ともに疲れ果ててしまう。

 このために命を全うすることができずに、中途で死ぬようなこともある。

  人は互いに敬愛し、施しあわなければならないのに、わずかな利害のために互いに憎み争うことだけをしている。

 しかも、争う気持ちがほんのわずかでも、時の経過に従ってますます大きく激しくなり、大きな恨みになることを知らない。

  この世の争いは、互いに害し合ってもすぐに破滅に至ることはないけれども、毒を含み、怒りが積み重なり、憤りを心にしっかり刻みつけてしまい、生を変え、死を変えて、互いに傷つけ合うようになる。

  人は愛欲の世界にひとり生まれ、ひとり死ぬ。

 未来の報いは代わって受けてくれるものがなく、おのれひとりでそれに当たらねばならない。

  善と悪とはそれぞれの報いを異にし、善は幸いを、悪は災いをもたらすことが、動かすことのできない道理によって定まっている。

 しかも、それぞれがおのれの業を担い、報いの定まっているところへ、ひとり赴く。

  まことに、世俗のことはあわただしく過ぎ去ってゆき、頼りとすべきものは何一つない。

 この中にあって、こぞってみな快楽のとりことなっていることは、嘆かわしい限りと言わなければならない。

  このような有様がこの世の姿である。

 人びとは苦しみの中に生まれてただ悪だけを行ない、善を行なうことを少しも知らない。

 だから自然の道理によって、さらに苦しみの報いを受けることを避けられない。

  栄華の時勢は長続きせず、たちまちに過ぎ去る。

 この世の快楽も何一つ永続するものはない。

  だから、人は世俗のことを捨て、健全なときに道を求め、永遠の生を願わねばならない。

 道を求めることをほかにして、どんな頼み、どんな楽しみがあるというのか。

  ところが人びとは、善い行為をすれば善を得、道にかなった行為をすれば道を得るということを信じない。

 また、人が死んでまた生まれるということを知らず、施せば幸いを得るということを信じない。

 善悪にかかわるすべてのことを信じない。

  ただ、誤った考えだけを持ち、道も知らず、善も知らず、心が暗くて、吉凶禍福が次々に起こってくる道理を知らず、ただ眼前に起こることだけについて泣き悲しむ。

  どんなものでも永久に変わらないものはないのであるから、すべてうつり変わる。

 ただ、これについて苦しみ悲しむことだけ知っていて、教えを聞くことがなく、心に深く思うことがなく、ただ眼前の快楽におぼれて、財貨や色欲を貪って飽きることを知らない。

  人びとが、遠い昔から迷いの世界を経めぐり、憂いと苦しみに沈んでいたことは、言葉では言い尽くすことができない。

 しかも今日に至ってもなお、迷いは絶えることがない。

 いま、仏の教えに会い、仏の名を聞いて信ずることができたのは、まことにうれしいことである。

  だから、よく思いを重ね、悪を遠ざけ、善を選び、努め行なわなければならない。

  仏の教えを知った以上は、人は他人に従って煩悩や罪悪のとりこになってはならない。

 また仏の教えをおのれだけのものとすることなく、それを実践し、それを他人に教えなければならない。

  心を清める

 一、人には、迷いと苦しみのもとである煩悩がある。この煩悩のきずなから逃れるには五つの方法がある。

  第一には、ものの見方を正しくして、その原因と結果とをよくわきまえる。

 すべての苦しみのもとは、心の中の煩悩であるから、その煩悩がなくなれば、苦しみのない境地が現われることを正しく知るのである。

  見方を誤るから、我という考えや、原因・結果の法則を無視する考えが起こり、この間違った考えにとらわれて煩悩を起こし、迷い苦しむようになる。

  第二には、欲をおさえしずめることによって煩悩をしずめる。

 明らかな心によって、眼・耳・鼻・舌・身・意の六つに起こる欲をおさえしずめて、煩悩の起こる根元を断ち切る。

  第三には、物を用いるに当たって、考えを正しくする。
 
 着物や食物を用いるのは享楽のためとは考えない。

 着物は暑さや寒さを防ぎ羞恥を包むためであり、食物は道を修めるもととなる身体を養うためであると考える。

 この正しい考えのために、煩悩は起こることができなくなる。

  第四には何ごとも耐え忍ぶことである。

 暑さ・寒さ・飢え・渇きを耐え忍び、ののしりや謗(そし)りを受けても耐え忍ぶ。

 この忍びを受けることによって、自分の身を焼き滅ぼす煩悩の火は燃え立たなくなる。

  第五には、危険から遠ざかることである。

 賢い人が、荒馬や狂犬の危険に近づかないように、行ってはならない所、交わってはならない友は遠ざける。

 このようにすれば煩悩の炎は消え去るのである。


  二、世には五つの欲がある。

 眼に見るもの、耳に聞く声、鼻にかぐ香り、舌に味わう味、身に触れる感じ、この五つのものをここちよく好ましく感ずることである。

  多くの人は、その肉体の好ましさに心ひかれて、これにおぼれ、その結果として起こる災いを見ない。

 これはちょうど、森の鹿が猟師のわなにかかって捕えられるように、悪魔のしかけたわなにかかったのである。

 まことにこの五欲はわなであり、人びとはこれにかかって煩悩を起こし、苦しみを生む。

 だから、この五欲の災いを見て、そのわなから免れる道を知らなければならない。

  三、その方法は一つではない。

 例えば、蛇と鰐(わに)と鳥と犬と狐と猿と、その習性を別にする六種の生きものを捕えて強いなわで縛り、そのなわを結び合わせて放つとする。

  このとき、この六種の生きものは、それぞれの習性に従って、おのおのその往みかに帰ろうとする。

 蛇は塚に、鰐は水に、鳥は空に、犬は村に、狐は野に、猿は森に。

 このために互いに争い、力のまさったものの方へ、引きずられてゆく。

  ちょうどこのたとえのように、人びとは目に見たもの、耳に聞いた声、鼻にかいだ香り、舌に味わった味、身に触れた感じ、及び、意(こころ)に思ったもののために引きずられ、その中の誘惑のもっとも強いものの方に引きずられてその支配を受ける。

  またもし、この六種の生きものを、それぞれなわで縛り、それを丈夫な大きな柱に縛りつけておくとする。

 はじめの間は、生きものたちはそれぞれの住みかに帰ろうとするが、ついには力尽き、その柱のかたわらに疲れて横たわる。

  これと同じように、もし、人がその心を修め、その心を鍛練しておけば、他の五欲に引かれることはない。

 もし心が制御されているならば、人びとは、現在においても未来においても幸福を得るであろう。

  四、人びとは欲の火の燃えるままに、はなやかな名声を求める。

 それはちょうど香が薫りつつ自らを焼いて消えてゆくようなものである。

 いたずらに名声を求め、名誉を貪って、道を求めることを知らないならば、身はあやうく、心は悔いにさいなまれるであろう。

  名誉と財と色香とを貪り求めることは、ちょうど、子供が刃(やいば)に塗られた蜜をなめるようなものである。

 甘さを味わっているうちに、舌を切る危険をおかすこととなる。

  愛欲を貪り求めて満足を知らない者は、たいまつをかかげて風に逆らいゆくようなものである。

 手を焼き、身を焼くのは当然である。

  貪りと瞋(いか)りと愚かさという三つの毒に満ちている自分自身の心を信じてはならない。

 自分の心をほしいままにしてはならない。

 心をおさえ欲のままに走らないように努めなければならない。

  五、さとりを得ようと思うものは、欲の火を去らなければならない。

 干し草を背に負う者が野火を見て避けるように、さとりの道を求める者は、必ずこの欲の火から遠ざからなければならない。                                      
  美しい色を見、それに心を奪われることを恐れて眼をくり抜こうとする者は愚かである。

 心が主であるから、よこしまな心を断てば、従者である眼の思いは直ちにやむ。

  道を求めて進んでゆくことは苦しい。しかし、道を求める心のないことは、さらに苦しい。

 この世に生まれ、老い、病んで、死ぬ。その苦しみには限りがない。

  道を求めてゆくことは、牛が重荷を負って深い泥の中を行くときに、疲れてもわき目もふらずに進み、泥を離れてはじめて一息つくのと同じでなければならない。

 欲の泥はさらに深いが、心を正しくして道を求めてゆけば、泥を離れて苦しみはうせるであろう。

  六、道を求めてゆく人は、心の高ぶりを取り去って教えの光を身に加えなければならない。

 どんな金銀・財宝の飾りも、徳の飾りには及ばない。

  身を健やかにし、一家を栄えさせ、人びとを安らかにするには、まず、心をととのえなければならない。

 心をととのえて道を楽しむ思いがあれば、徳はおのずからその身にそなわる。

  宝石は地から生まれ、徳は善から現われ、智慧は静かな清い心から生まれる。

 広野のように広い迷いの人生を進むには、この智慧の光によって、進むべき道を照らし、徳の飾りによって身をいましめて進まなければならない。

  貪(むさぼ)りと瞋(いか)りと愚かさという三つの毒を捨てよ、と説く仏の教えは、よい教えであり、その教えに従う人は、よい生活と幸福とを得る人である。


  七、人の心は、ともすればその思い求める方へと傾く。

 貪(むさぼ)りを思えば貪りの心が起こる。

 瞋(いか)りを思えば瞋りの心が強くなる。

 損なうことを思えば損なう心が多くなる。

  牛飼いは、秋のとり入れ時になると、放してある牛を集めて牛小屋に閉じこめる。

 これは牛が穀物を荒して抗議を受けたり、また殺されたりすることを防ぐのである。

  人もそのように、よくないことから起こる災いを見て、心を閉じこめ、悪い思いを破り捨てなければならない。

 貪(むさぼ)りと瞋(いか)りと損なう心を砕いて、貪らず、瞋(いか)らず、損なわない心を育てなければならない。

  牛飼いは、春になって野原の草が芽をふき始めると牛を放す。

 しかし、その牛の群れの行方を見守り、その居所に注意を怠らない。

  人もまた、これと同じように、自分の心がどのように動いているか、その行方を見守り、行方を見失わないようにしなければならない。


  八、釈尊がコーサンビーの町に滞在していたとき、釈尊に怨みを抱く者が町の悪者を買収し、釈尊の悪口を言わせた。

 釈尊の弟子たちは、町に入って托鉢(たくはつ)しても一物も得られず、ただそしりの声を聞くだけであった。

  そのときアーナンダは釈尊にこう言った。

  「世尊よ、このような町に滞在することはありません。他にもっとよい町があると思います」

  「アーナンダよ、次の町もこのようであったらどうするのか」

  「世尊よ、また他の町へ移ります」

  「アーナンダよ、それではどこまで行ってもきりがない。

 わたしはそしりを受けたときには、じっとそれに耐え、そしりの終わるのを待って、他へ移るのがよいと思う。

 アーナンダよ。仏は、利益・害・中傷・ほまれ・たたえ・そしり・苦しみ・楽しみという、この世の八つのことによって動かされることがない。

 こういったことは、間もなく過ぎ去るであろう」


 善い行ない

  一、道を求めるものは、常に身と口と意の三つの行ないを清めることを心がけなければならない。

 身の行ないを清めるとは、生きものを殺さず、盗みをせず、よこしまな愛欲を犯さないことである。

 口の行ないを清めるとは、偽りを言わず、悪口を言わず、二枚舌を使わず、むだ口をたたかないことである。

 意の行ないを清めるとは、貪(むさぼ)らず、瞋(いか)らず、よこしまな見方をしないことである。

  心が濁れば行ないが汚れ、行ないが汚れると、苦しみを避けることができない。

 だから、心を清め、行ないを慎しむことが道のかなめである。

  二、昔、ある金持ちの未亡人がいた。

 親切で、しとやかで、謙遜であったため、まことに評判のよい人であった。

 その家にひとりの女中がいて、これも利口でよく働く女であった。

  あるとき、その女中がこう考えた。

  「うちの主人は、まことに評判のよい人であるが、腹からそういう人なのか、または、よい環境がそうさせているのか、一つ試してみよう」

  そこで、女中は、次の日、なかなか起きず、昼ごろにようやく顔を見せた。

 主人はきげんを悪くして、「なぜこんなに遅いのか。」ととがめた。

  「一日や二日遅くても、そうぶりぶり怒るものではありません」とことばを返すと、主人は怒った。

  女中はさらに次の日も遅く起きた。

 主人は怒り、棒で打った。

 このことが知れわたり、未亡人はそれまでのよい評判を失った。

  三、だれでもこの女主人と同じである。

 環境がすべて心にかなうと、親切で謙遜で、静かであることができる。

 しかし、環境が心に逆らってきても、なお、そのようにしていられるかどうかが問題なのである。

  自分にとって面白くないことばが耳に入ってくるとき、相手が明らかに自分に敵意を見せて迫ってくるとき、衣食住が容易に得られないとき、このようなときにも、なお静かな心と善い行ないとを持ち続けることができるであろうか。

  だから、環境がすべて心にかなうときだけ、静かな心を持ちよい行ないをしても、それはまことによい人とはいえない。

 仏の教えを喜び、教えに身も心も練り上げた人こそ、静かにして、謙遜な、よい人といえるのである。

  四、すべてことばには、時にかなったことばとかなわないことば、事実にかなったことばとかなわないことば、柔らかなことばと粗いことば、有益なことばと有害なことば、慈しみのあることばと憎しみのあることば、この五対がある。

  この五対のいずれによって話しかけられても、

  「わたしの心は変わらない。

 粗いことばはわたしの口から漏れない。

 同情と哀れみとによって慈しみの思いを心にたくわえ、怒りや憎しみの心を起こさないように」

と努めなければならない。


  八、人が心に思うところを動作に表すとき、常にそこには反作用が起こる。

 人はののしられると、言い返したり、仕返ししたくなるものである。

 人はこの反作用に用心しなくてはならない。

 それは風に向かって唾(つばき)するようなものである。

 それは他人を傷つけず、かえって自分を傷つける。

 それは風に向かってちりを掃くようなものである。

 それはちりを除くことにならず、自分を汚すことになる。

 仕返しの心には常に災いがつきまとうものである。




 甘い汁を吸う
 甘い汁を吸わない

  選択権が存在する。


  初めは、ほんの出来心で、

  甘い汁を、舐めた。


 今では、甘い汁を、ゴクゴク飲んでも、


  足りねー!足りねー!


 甘い汁、を、飲めなくなってから、


  苦悶が始まる。


 それだけの事をして、まで、舐めたかった汁。

  もう飲めないんだぜ。

  騙したり、殴ったり、殺したり…

  そうまでして舐めたかった汁。



28. 2015年3月24日 10:33:21 : 2RkSJbizMQ
現在日本は満身創痍、半身不随。しかし日本人はあまり気にしていない。日本人は馬鹿か?
しかし実際問題として正確な放射能の値や分布を認めたら政府は首都圏に退避勧告を出さざるを得なくなり、大混乱が起きて首都機能が無くなってしまう。だから政府はそういうことは隠してしまう。国会議員は議事堂で放射線汚染のなか被曝しながら真面目に法律を審議し、討論をしているではないか。国会議員は神風特攻隊員と同じだ。尊敬に値する。売国奴の連中はもう海外に移住しているよ。



31. 2015年3月24日 12:26:42 : ZrMDpsyito
 この国はもう一度、水爆を落とされる方がいい。今度は地方でなく東京の霞ヶ関の真上で爆発させることだ。ついでに大阪のど真ん中、名古屋が標的がいい。
 それでもアベを総大将とする日本の自己中政治屋、官僚、マスゴミ、国民はわからないだろうと想像するが。


3
(選択A)「汚染地域の子供の移住の支援に税金を使う」のに、国民は賛成!
(選択B)「食べて応援で全国民被爆させる」のと「キチガイじみた安全神話を押しつける」のに、国民は反対!

Aの予算より、Bの最終コスト=全国民の健康障害の方が遙かに大きい。


 


93. 2015年3月27日 02:59:10 : TGgfYEbPRU
国家機関は電力会社による核自爆テロから国民を守ってはくれない・・・。
2度あることは3度ある・・・1度目の事故で政策変えられないのが日本の痛いところ・・・。


94. 2015年3月27日 08:15:34 : aoHsrIsoTY
2015.3.25 21:55
敦賀・東通に「活断層」 原子力規制委が評価書受理
http://www.sankei.com/affairs/news/150325/afr1503250044-n1.html
敦賀原発で行なわれた専門家による断層調査=2014年6月、福井県敦賀市(矢田幸己撮影)
http://www.sankei.com/affairs/photos/150325/afr1503250044-p1.html

 原子力規制委員会は25日、日本原子力発電敦賀原発(福井県)2号機の敷地内破砕帯(断層)について、「将来活動する可能性のある断層(活断層)」と判断した専門家調査団の評価書を受理し、確定した。2年以上に及んだ調査は終えるが、原電は抗議を続けており、再稼働に向けた審査を申請する意向を示している。原発の新規制基準では、活断層の真上に重要施設があることを認めておらず、再稼働は極めて困難になる。

 規制委は同じく東北電力東通原発(青森県)についても、敷地内に「活断層」があると指摘した評価書を受理した。重要施設直下の破砕帯については、活動性の有無を両論併記とするなど曖昧なままにした。東北電は既に1号機の再稼働に向けた審査を申請。中断していた審査が動き出す。

 規制委は6原発で破砕帯調査を進めているが、調査を終えたのは、活断層はないと判断した関西電力大飯原発(福井県)を含め計3カ所。活断層が確定するのは初めてとなる。

 敦賀の破砕帯については、規制委の専門家調査団が平成24年12月に現地調査を開始した。25年5月に、2号機直下を走る破砕帯「D-1」が、活断層の可能性が否定できないと認定し、規制委も了承した。

 しかし原電が新しいデータを記載した報告書を提出したため調査を再開。追加評価会合を5回開いたが、結論は変わらなかった。

原電は既に運転期間が40年を超えている1号機の廃炉を決定。2号機も再稼働できないと、経営上の苦難がさらに増す。

 一方で、東通の評価書では、敷地内を南北に走る破砕帯「F-3」と「F-9」を「活断層」と指摘。これら2本の破砕帯は、重要施設の真下にはないため廃炉にはならないが、大幅な耐震工事が必要になる。



【用語解説】破砕帯(断層)調査

 東京電力福島第1原発事故後、旧原子力安全・保安院が6原発の敷地内に活断層の疑いを指摘。原子力規制委員会が引き継ぎ、学会の推薦で選ばれた外部有識者4人と規制委の委員1人の計5人で専門家調査団を組織した。調査団は現地調査後、会合で審議し評価書案を作成。審査に当たった4人以外の外部有識者がピア・レビュー(検証会合)を開き、その後、規制委が評価書を受理する。

2015.3.25 21:56
「活断層」評価 不可解な運営 質問状考慮せず“強行採決” 事業者と対立深まる
http://www.sankei.com/life/news/150325/lif1503250043-n2.html

敦賀原発と東通原発の破砕帯が「活断層」と評価され、一連の調査が終結した。ただ、原子力規制委員会側の調査や会合では不可解な運営があり、事業者が質問状を出しても考慮されなかった。事業者との対立ばかりが目立ち、“強行採決”した形で、規制委としても後味の悪さが残った。

 「重大かつ明白に信義則と適正手続に反するものであり、当然無効である」。日本原子力発電は25日、こうした文書をメディアに配布した。

 新しい評価書では、調査に当たった専門家調査団とは別の専門家が昨年12月のピアレビュー(検証会合)で出した「科学的な点から評価に問題がある」との疑問を必ずしも解消していない。2年以上にわたり計12回開かれた会合でも、規制委側の一方的な対応が見られた。

 昨年6月に開かれた会合では、断層を覆う地層の年代について原電が説明している最中に、規制委側から「時間もないから後でいい」と止められた。原電が新しいデータを出そうとしても「いつまでたっても終わらない」と資料をはねつける場面もあった。 

今月5日には、原電が評価書案に63カ所の誤りがあるとして質問状を提出。規制委側は「検討する」と応じたが、回答のないまま今回の評価書を確定した。

 調査を担当した規制委の石渡明委員は「抗議が出ていることは承知している。事業者からの情報は十分考慮し、決して無視したというわけではない」と強調。田中俊一委員長も「申請があれば今後の審査会合で判断する」と突き放した。

 調査の意義が途中で変更を遂げたことに、専門家調査団からも反発の声が出ている。当初は調査団が判断した結果を規制委が了承していたが、調査団に法的な位置付けがないことが指摘されると、昨年12月、「審査の中で、重要な知見の一つとして参考とする」と方針転換し、調査団の結論を“格下げ”したからだ。

 審議の不可解さは東通原発でも見られた。評価会合の場で、東北電力は破砕帯の変形の要因を「岩盤が風化し、結晶が成長して膨張したことによる影響だ」との主張を展開してきた。しかし、東北電がこうした例を紹介した際に、規制委側は「根拠を欠いた架空の説だ」「時間の無駄だ」と一方的に議論を打ち切った。

 東北電もこの日「当社に説明の機会がなく、十分な議論を行うことができなかった」とコメントし、規制委との全面対決を示唆している。(原子力取材班)


95. 2015年3月27日 09:48:45 : 738DnzHLQk
ネット右翼の、リーダー格の正体
 
「増税の一方で、税金2800億円をドブに捨てる役所のデタラメ
 
まったく懲りない連中である。 役所の巨額の無駄遣いが明らかになった。
会計検査院は7日、官庁や政府出資法人など、2013年度の決算検査報告書を安倍首相に提出。
指摘された税の無駄遣いは595件、2831億円に上った。 」
http://megalodon.jp/2015-0121-1449-10/nikkan-gendai.com/articles/view/news/154792/
 
 


96. 2015年4月23日 18:49:34 : AiChp2veWo
IOCってなんで・・・、AS・その方が大逆転劇が鮮明だから。


97. 不眠症 2015年12月05日 19:14:56 : nYRH.ca0zYtKk[1] : mBqEoVAF7k : YuLD0e5f9D4

さすが!『原発』365日間アクセス№1!

冒頭の放射性物質写真比較の説得力に関心しました。

原発再稼動で、鹿児島県薩摩川内市に帰省しても泊まらず

挨拶まわりをして半日で関西にとんぼかえりしてます。

過去に、新幹線建設予算欲しさから原発反対派住民を

『説得?』工作していた卑しい土建屋根性の自分が恥ずかしい。

桜島異変の影響が原発になければいいのですが‥‥

推進派川内市民の方々は再稼動で大喜びですが‥‥

自分自身は反省してます。





98. 2016年3月29日 21:40:29 : RQpv2rjbfs : DnS7syXjc2g[135]
▲△▽▼
騒ぐのは都で肺がんが爆発的に増えてからでも遅くない。いや遅いか。今更どうしようもないからどうでもよい。オーメン。
東京都で出た使用済みのエアフィルターは完全に放射性廃棄物になっているということですね。



浜岡原発は311に配管破断により放射能を放出していた?

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浜岡原発が放射能を頻繁に放出していた?

2001年11月7日 1号機、高圧注入系の緊急炉心冷却装置(ECCS)の作動試験中に、駆動のための蒸気をとおす配管が爆発、破断。

2009年8月11日 - 駿河湾地震の発生、5号機排気筒排出ガスからヨウ素131を検出。

2009年12月 - 3号機で放射性廃液が漏れ、作業員34人が被曝。

2011年5月14日5号機復水器に400?圧力容器内に5?海水が混入するトラブル。ヒ素76を検出。

ということで、静岡県での放射能汚染は常態化していた?


浜岡原発は311に配管破断により放射能を放出していた?

 浜岡原発は311もしくは、2011年3月15日の静岡県東部地震M6.4により、配管破断が発生し、放射能を漏洩した可能性がある。


311の地震で盛大に漏らしたのを隠蔽するために「事後的に」事故を報告したのではなかろうか?

原発が地震で放射能を漏洩したとなると、再稼働は難しくなる。

何しろ耐震強化は一部の配管に振れ止めを付ける程度しかできない。

まり、そのまま廃炉となってしまう。

であるから、東京電力にしろ、中部電力にしろ、地震ではなくて、津波が原因だということにしたい。

 朝日新聞「プロメテウス」の記事によると、311地震直後、津波くる前に近くに住む女性塾講師が元教え子の東電作業員に「先生!逃げろ!配管がメチャクチャだ!」と教えられたという事だ。

 311で破壊された世界最強を誇った釜石防波堤は、厚さ約20mもあった。

浜岡原発で建設された防波堤は高さ22mだが、厚さ2mに過ぎない。釜石防波堤10分の1で、薄さでの世界記録だと言われてる。

巷間では「屏風」の異名を馳せている。

 つまり、津波の対策をすれば大丈夫だというアピールのためだけに防波堤・防潮堤を建設した。防波堤そのものが津波で押し流されて原発建屋を破壊するとまで言われている。

電力会社は何が何でも地震で放射能を放出したということを隠蔽したいのだ。

2012年に島田市と浜松市が被災地の瓦礫を引き受けて焼却処分を行った。

浜松市1313t。島田市の630t。静岡県全体で木材チップ3500tを焼却処分した。

チェルノブイリ事故対策でも分かる通り「燃やしてはいけない」のであるのだが、敢えて燃やしてしまったわけだ。

静岡県島田市が震災ガレキを受入れ焼却した翌年2013年、それまでずっと最高値だった静岡茶が大暴落した

セブンイレブンの緑茶からセシウム検出との測定結果がでた。静岡県島田市の企業が製造していた。

不思議な事に、島田市役所は汚染がれき焼却での環境汚染を認めている。

私は瓦礫焼却による環境汚染は発生は否定しないが、そもそも、フランスがお茶を突っ返してきたのは2011年6月である。

となると、お茶の汚染源としては、瓦礫焼却は不適切である。

瓦礫焼却は全国各地にある原発が放射能汚染源となっている事を隠蔽するためではなかろうか?

福島で起きた原発事故の前、もしくは311から浜岡原発で放射能が盛大に漏れていた実態を隠して日本の原発を安全と騙るためには、住民投票や瓦礫とセシウムで国民を騒がせておく方が都合がいい。

放射能測定器を取り上げろ!といった大臣がいたが、するべきは全国各地の原発による放射能汚染であるのかもしれない。

もちろん、福島第一原発事故後であるから、フクシマ由来の放射能核種もあるだろうから、汚染源の同定は難しいかもしれない。

複数の核種を測定し、半減期を勘案すれば、絞り込めるのではなかろうか?


天皇とは何か? ニッポンとは何か?

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東大卒業記念時計を拝した時に、天皇は微動だにしなかった・・・

『 ぼかぁ~、日本とは何か? と考えた 』
『 その時に、まさしく微動だにしなかった天皇だと思ったね 』
『 あれが、ニッポンだと、思ったね 』
東大時計台で、かの戦中将校・生れ変わり全共闘と席を共にし
その内面を吐露していたぼんぼん文化人・・・。
かの丙種不合格・文芸人は、ソコを押し進めて
『 豊穣の海 』へと下船間近かに腹切って沈没した。

ニッポンとは何か?
天皇とは何か?


ドイツの場合は行政機構は壊滅しており、官僚機構も軍隊も解体したが、日本は軍隊は解散させるが、官僚機構はすべてそのまま残した。日本は空襲でも官庁がやられていない。国会議事堂はそのままきれいに残った。大蔵省や日銀も戦前からの建物がそのままだ。

ドイツは戦争に協力したマスメディアなどはすべて廃刊になった。日本は違った。悪かったのは軍部だけで、天皇はじめ、官僚機構がそうだし、独占企業、マスコミ、全部が元元平和主義者のような顔をして生き残った。それが単独占領を保障したわけだ。みなアメリカに協力して民族的な利益を売り飛ばしていった。

アメリカは日本占領に50万人の兵力を用意していた。しかし20万人でよいといって削った経緯がある。戦前の体制がそっくりアメリカの配下になったからできたことだ。いかに日本の支配階級が売国的かがわかる。

アメリカはアジアを侵略した日本を懲らしめるため、そして国民が好戦的であるから原爆投下をして戦争を終わらせ、いく百万の人命を救ったと、みずからを平和主義者であるかのように宣伝してきた。

だが実際は、日本を侵略し、単独で占領して属国にする計画を、ずっと以前から持っており、それを実現するチャンスと見なして緻密な計画を持って望んだ戦争であった。日本支配にあたっては、天皇を傀儡(かいらい)とする政府をつくることも計画していたし、戦時中も天皇や皇族を攻撃してはならないという命令を米軍将兵に厳守させていた。それは天皇側にも知らされており、近衛文麿や吉田茂などはその線で動いていた。東京大空襲でも皇居は攻撃されていない。


国民は皆“お国のため”といって国に殺された。天皇はアメリカに日本を占領してくれとお願いしたんだ!それは共産主義が怖くてアメリカに自分を守ってもらうためだった。

米軍の無差別空襲のなかで、不思議なことに皇居は攻撃対象からはずされ、三菱重工広島造船所や長崎造船所は広島、長崎の原爆投下でも被害はなく、下関空襲でも三菱や軍は無傷であった。日本はひどく痛めつけられ、戦争が終わったときには、かろうじてどうにか食っていける状態だったと、わたしたちは告げられる。 事実は、驚くほど少ない工場と住宅しか破壊されておらず、それもひどい損傷を受けていなかった。そして、インフラストラクチャーの損害はわずかだった。広く世間に知られている損害のほとんどは、普通の日本人が住んでいた数百万軒の紙と木でできたマッチ箱のような家だった。

アメリカの国立公文書館で発見された「米国陸軍軍事情報部真理作戦課『 日本プラン 』」

日本プラン」は1941(昭和16)年12月、すなわち日本軍の真珠湾攻撃の直後に作成が開始されたもので、「天皇を平和の象徴(シンボル)として利用する」戦略が明記されていた。すべての戦争責任を、「軍部」に押しつけて天皇を免罪し、「象徴天皇制」のもとで日本を占領支配するという計画を立てていた。1942(昭和17)年5月には「皇室に対するすべての攻撃は避けられなければならない」とする「英米共同指針計画」を出し、皇居への爆撃の禁止命令を厳格に実施させた。戦後駐日大使となったライシャワーはその当時、「 日米戦争勝利後の “ ヒロヒトを中心とした傀儡 (かいらい) 政権 ” 」を提言し、「 天皇は100万の軍隊駐留に匹敵する 」と主張していた。

昭和天皇にとっては「国体護持」だけが狙いで,アメリカが原爆を投下してくれた事にも感謝していた

英米が創り上げた天皇制政府は、ただみずからの支配的地位の温存、「 国体護持 」だけを求めて、人民の革命的な決起を恐れつづけ、アメリカに民族的な利益をすべて売り渡し、人民が肉体的、気力のうえでへとへとに疲れはてることを願っていた。この点でアメリカの支配層と利害が完全に一致していた。

この時期、日本から和平打診の情報がアメリカの新聞で報道され、沖縄戦のさなかの5月には降服の打診がおこなわれたが、アメリカ政府が公式に拒否した事実も明らかにされている。

 当時、アメリカにとっては、なによりも戦後のソ連の影響力を排除し、日本を単独占領支配すること、そのために日本の人民の反米的要素、革命的な気力を喪失させることが最大の眼目となっていた。45年2月のヤルタ会談で、ドイツ敗北後の3カ月後にソ連が参戦することが約束されたことは、アメリカ支配層がそれまでに計画的に日本を制圧することを至上命令とした。そのために、原爆の開発と日本への投下計画「マンハッタン計画」をおしすすめ、広島・長崎への投下を強行したのである。


戦後の日本はアメリカを「解放軍」と美化するとともに、1部のA級戦犯だけを処罰し、あとの責任は「 1億総懺悔 」といって国民全体に押し付け、戦争をおこした財閥、政治家、官僚、マスコミ指導者などはアメリカによって守られた。兵隊経験者を「 加害者 」といって排除することは、第2次大戦の真実にベールを掛け、ふたたび日本を戦争にたたきこむアメリカの利害から出発していた。

「アメリカはイラクでも同じことを繰り返し、その野蛮さは動物以下じゃないか。戦後社会は、アメリカのうたう民主主義に巧妙に騙されてきた。

原爆や空襲でこれだけひどい目にあわされたのに、いつのまにか親兄弟を殺したマッカーサーを尊敬し、チョコレートや脱脂粉乳などの家畜の餌を与えられたことを感謝するようにされた。


南京城攻略の折、降伏した中国兵数千人を城壁の傍らに立たせておき銃剣にて全員を刺殺した時の司令官は昭和天皇の叔父で天皇に顔がそっくりの < 朝香の宮 >と言う奴だ。 南京大虐殺は天皇家の命令で行われたことは明らかだ。

日米戦争に突き進むとき、すでに中国で打ち負かされており、戦死者は20万人近くになっていた。ここで支配勢力が心配したことは、中国撤退となると、天皇の権威が崩壊することであり、反乱・革命が起きることであった。そして日米戦争に突き進んだ。

天皇を頭とする政治家、財閥などは、原爆投下を絶好のチャンスとして、アメリカに降伏し、命乞いをした。そして戦争に駆り立て犠牲を強いた人人には何の償いもせず、民族的な利益のすべてを売り飛ばすことでその支配の地位を守ってもらう道を選んだ。


__________________
ゆえに、こういうこと↓ がさも当然のように出て来る。





●昭和天皇ヒロヒトは、
スイスに莫大な蓄財が出来た感謝の印に、
「 敵国の戦争指揮官 」の
ドレーパーに
< 勲一等瑞宝章 >を与え表彰している。


●平成天皇アキヒトは、昨秋・2014年秋

「 日本調教師であり世界の戦争屋 」の

ジョセフ・ナイ米国国家安全保障会議NSC・議長に

< 旭日重光章 >を与え表彰している。


●平成天皇アキヒトは、
「 ジャパン・ハンドラーであり世界の戦争屋 」の
ラムズフェルド元国防長官と
アーミテージ元国務副長官に
< 旭日大綬章 >を与え表彰している。



日本軍と米軍が「 殺し合えば殺し合う程 」この銀行が儲かる
「 仕組み 」になっていた。この銀行の私的利益のために
日本と米国の軍人は「 殺し合い 」をした。


●この金儲けシステムの
●米国側にドレーパーがおり、
●日本側に天皇が居た。

__________________

ヒロシマとナガサキへの原爆投下は
天皇ヒロヒトの、指定。


戦争末期、ドレイパーは、
天皇が無条件降伏を申し出ると同時に、
「 戦争犯罪人として自分を処刑しないで欲しい 」
と命乞いをした事に対し、天皇の命の保証と戦後における
天皇制度の維持を確約し、それと引き換えに、
日本に原爆を投下し、その威力がどの程度なのかを見終えるまで無条件降伏を承認しない、という条件を出した。

天皇は広島・長崎への原爆投下を事前に承認し、

それと引き換えに、自分の命と地位の延命を手に入れた。

天皇ヒロヒトは、自分1人が助かり、それと引き換えに、

広島、長崎の市民の皆殺しを承諾した。


これが、
「 同業者、兵器密売企業の共同経営者 」

天皇とドレイパーの密約である。

__________________

ぼんぼんぼっちゃん文芸文化人_三島が知れば
ウンコ漏らすだろうな・・・。
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