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Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
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完全なる好い鴨葱の奴隷国家

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欧州の金融危機が欧州財務相会議によるギリシャへの追加融資を認める結果に、ギリシャの国債格付が一気に5段階引き上げられるという好転をみせており、目の前の欧州危機は終息したとされています。




これは欧州中央銀行による無制限の国債買い入れ宣言や、欧州安定機構(ESM)の設立の実施などの施策の成功によるものですが、前稿で書いたバチカン銀行のスペイン、イタリアなども現在は落ち着いてきており、確かに目の前の危機は乗り越えたのかもしれません。




これにより、欧州はさらなる政治統合へ向けて大きく前進するという事になりますが、欧州の金融と政治の安定は米国の金融危機にもいい影響を与えるのは必至であると思われます。



米国ではクリスマス休暇と年末年始の時期に、ベイナー下院議長が共和党議員に対して「ワシントンから離れないように。」という指示を出しているようですから、まだまだ緊迫している状況であるのは間違いないでしょうが、オバマ大統領と共和党の歩み寄りは不可能ではないとの観測も出てきており、財政の崖は今回も何とか先送りに出来る公算も出ています。







そしてひとつ言える事は、この欧米の金融危機が目先を何とか乗り越えられそうな可能性が出てきているのは、日本の巨大な資金供給によるものが大きいと言えるのではと推測しています。つまり、日銀による際限のない資金供給がすでに始まっているという事です。




これはまだ組閣されていない安倍政権によるものというより、日銀の決定であると思われるのですが、これもまた安倍自民党によるゴリ押しのようなイメージが先行して、カムフラージュされていますが、明らかに日銀の意思というか、国際金融寡頭勢力により日本国民を担保に際限のない円供給が実施されているものであると確信しています。




逆を言えば、際限のない円供給をさせる為の金融危機の演出ではないのかと疑ってしまうのですがいかがでしょうか・・。




ところで、政治経済のリアルワールドでも取り上げましたが、2012年12月22日に米国連邦銀行


による通貨発行権が100年契約の失効により期限切れになるという情報は、どうも例の古歩道氏(ベンジャミン・フルフォード)によるものであるようです。




連銀が設立されて100年目であるのは事実ですが、通貨発行権の契約切れという話は当ブログでも書いたように定かではありません。


いろいろなブログにより、古歩道氏のこの説が一人歩きしてしてしまい、怪情報に繋がっているようなので、試しに今月の古歩道氏のメルマガを購入して読んでみました。







なるほどこれらの情報がネット上を一人歩きして拡散しているのだなと思わず苦笑してしまいましたが、最新版のタイトルが「政府紙幣に戻れるかどうかが2013年のテーマになる」でした。




古歩道氏によると、サバタイ派金融マフィアというのだそうですが、これらが米連銀や日銀などを支配し、紙幣を国民を担保に剃り散らかした元凶であるとしています。

俗にいう国際金融寡頭勢力の事であると思われますが、氏曰く、悪の側の勢力という事です。




そしてそれらが剃り散らかし各政府に貸し付けた紙幣の合計は、ロスチルド機関紙によると50兆ドル、日本円に換算して4.5京円だそうです。

今回の金融危機により顕在化した負債総額が4京円と言われています。

その意味からも4.5京円というのは意味深な数字ではあります。


この4京円のうち、どれくらいが溶かしきれずに負債として残るのかは定かではありませんが、ギリシャの国債が債権者の銀行団が80%近くの償却をさせられたのを見ても判る通リ、国家からの認可で成り立つ銀行は、国家からの脅しには屈するしかありませんが、
もちろん、国際金融寡頭勢力はこの限りではありません。

彼らからの債務は決して消滅する事はないでしょう。


font color="orange">その最もたるものが、中央銀行からの各国政府の借金なのですが、これらは、はっきり言ってしまえば、国民を担保にしての借金であると言えば、理解し易いでしょうか。


たとえば、日本国の日銀が過去から現在に於いて剃り続けてきた円という通貨は政府負債として積み上がっているわけですが、これらの負債は政府が消滅しようが消えません。

なぜならそれらは国民を担保にした負債であるからです。

政府が消滅しようが、日本という国家がある限り日本国民は返済を義務付けられているという事になります。

それらは新しい政府により、主に税金として取り立てられていくという事になるでしょう。

つまり、完全なる奴隷国家の誕生になるのです。

そこで古歩道氏の「政府紙幣に戻れるかどうかが2013年のテーマになる」の記事の内容なのですが、そこにはこう書かれています。







古歩道氏のメルマガより転載



その50兆ドル、日本円にして約4.5京円のうちの殆どが、純粋に各国政府が中央銀行に対して

抱えている借金である。

しかしながら、その各国政府がお金を創造する権限を民間の中央銀行から政府へと再び取り戻し

たならば、その膨大な借金はすぐにでも消せる。

世界中の中央銀行を掌握してきたサバタイ派金融マフィアたちは、長年に亘って巨額の賄賂や暗殺、プロパガンダなどの方法を駆使し、この理論に「陰謀論」というレッテルを貼って封印しようとしてきた。




しかし、欧米主導の国際金融界で中心的な役割を果たしてきたIMFまでもが、今ではこの理論を

積極的に認め始めている。








転載終了







何と古歩道氏は、米連銀などの通貨発行権を政府に取り戻せば、その膨大な借金はすぐにでも消せると言っています。

つまり4.5京円の中央銀行からの負債はすべて消えるのだと言っているのです。

これはいかにも乱暴であり、また現実を無視した暴論であるのですが、この辺が古歩道氏の胡散臭さでもあるわけです。




おそらく米連銀などが剃り散らかしたドル紙幣により、世界が破綻するとすれば、4.5京円の債務は地球上の資産総額以上であり、すべての現物資産は中央銀行の所有になってしまうと言った方が判り易いでしょう。

それでも足らない分は、将来の地球人が背負ってゆく負債として残っていくと考えた方が、人類史上の過去からの歴史から鑑みて妥当ではないのでしょうか。


そのあと通貨発行権が誰のものになろうと最早関係無いのではないでしょうか。

つまり、すべては終わってしまっているのです。

そう考えると、すでに99.99%の世界資産を握っているとされる国際金融寡頭勢力にとって、現在の通貨システムと世界経済システムを壊してしまうのは得策ではないと考えているのではないでしょうか。

つまり、労働力としての70億人の人間を消滅させては自分達の今後の利益にならないという事です。

近代という時代に於いて、労働により得たわずかな金銭を消費させるという新しい奴隷システムは、継続して存続させたいはずであるのです。

現存するすべての富はすでに手中に収め、残るは将来の世界市民の労働からの搾取という事に目的がシフトするという事です。


闇の世界の陰謀の世界のという、人類を消滅させてしまうような話に私が賛同しないのは以上の理由からですが、それにしても古歩道氏の話を一時ネットで盛んに取り上げ持ち上げていた連中はどうしたのでしょうか?




闇の勢力に対抗している正義の味方である、白馬の騎士ならぬホワイト・ドラゴン云々でしたが、ロカフェラー率いる悪魔の手先共をどんどん逮捕して、ついに地球は奴らからの軛(くびき)から逃れて平和の世界が訪れるのだと言う話で大賑わいでしたが、なかなか大規模な逮捕劇が起きないものですから、いきなり古歩道氏を攻撃する態度に豹変し、挙げ句の果てが、古歩道氏は在日、韓国、朝鮮、中国の回し者であるという例の基地外じみた言動に戻るという呆れた結末でしたが、いやはや古歩道氏も大変な連中に支持されたものです。




それにもめげず、衝撃的な情報を発信し続ける古歩道氏にエールを送るものですが、以前も書いたように、情報は断面によりまったく違う顔を覗かせるのですが、古歩道氏の情報の処理の仕方に、日本語の壁というものもあるのではないかと危惧するのですが、どうでしょか。

それと氏の人の良さにも起因しているのではと思うのですが、どちらにしてもその言動から目を離せない一人であるのは間違いありません。



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