悲しいことだけど、日本は駄目、いずれつぶれる。

　体に染みついた国民性とやらが原因だと思う。最近変わって来たところもあるが、会社に入れば、永久就職が是。組織に従属するのが望ましいと盲信する。その組織にもランクがあり、特権階級に入りたがる競争意識が強く、入っただけで満足する。そして自己満足に浸る（たとえば霞が関の官僚）。

　勤勉な国民性は日本人の優れた一面だと思うが、組織に従属する体質もずっと染みついている。組織の判断が間違っていても、組織の指示には従う。誤ったことにも一生懸命邁進する（たとえば東電社員とか、NHKの集金人）。

　お上に従う意識が強いから、自分でものを考えない（たとえば近所のおばちゃん）。ものを考えない分、偉い人たち（？）の書いた新聞、映像ニュースをすぐに信用する。「新聞にこう書いてあった」「テレビでああやっていた」と嘘八百のメディアを信用する。そして選挙に向かう。「あたしは馬鹿だから…」と言いつつおばちゃんたちの投票率はなぜか高い。
　小中学校の教育も似たようなもの。横並びがよく、他人と違う行動、思考を示すと、先生から叱られる。

　日本のシステムはがんじがらめで構築されている。士農工商の制度は生き続け、脱却できない。出る杭は叩かれるじゃなくて、出る杭は折られる。

　福島の原発事故。なぜ、福島の人間が真の怒りの声を上げない。虐げられた状況を、なぜ甘受する。だから、日本が動かない。我慢、我慢の日本人。70-80年前と同じ、為政者にだまされ、メディアにだまされ、組織に従属し、ひたすら自分たちの小さな幸せに満足する。そして、それを是とする風潮はまったく変わっていない。