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Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
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山登りのイメージは山の神"今井正人"選手のフォーム

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ピアノの新約聖書と言われるべートーヴェンの三二曲のソナタは、同時期や以降に書かれた弦楽四重奏曲や交響曲と深いかかわりをもっている。ベートーヴェンは、もっとも手近にあるピアノで、もう少し複雑な編成をもつ作品を書く予行演習をしたふしがある。

ピアノ・ソナタの最初の三曲には作品二がつけられている。いっぽうで、最初の六曲の弦楽四重奏曲は作品一八、交響曲第一番は作品二一だ。ピアノ・ソナタで言えば第一〇番作品一四までは、シンフォニーやカルテット以前に書かれたことになる。そして、この一〇番は作品六〇の交響曲第四番と同じ変ロ長調で書かれ、同じような「晴朗な」気分で満たされている。だから、四番のシンフォニーを勉強することは確実にソナタを演奏するのに役立つ。

作品二−一のソナタの第一楽章はオーケストラをイメージして弾くとそれらしくなる。ここはヴァイオリン、ここはチェロ、ここはフルート……というふうに。有名な『悲愴』ソナタの第二楽章は弦楽四重奏曲……。

時代を越えてひとつのモティーフが一定の意味を持って作曲家たちの間をとびまわることもある。ベートーヴェンが交響曲第五番作品六七(一八〇八)で駆使してみせた「運命のモティーフ」がそうだ。モーツァルト『幻想曲K四七五』(一七八五)、ハイドンのソナタ第四九番(一七八九)、べートーヴェンのソナタ第五番作品一〇−一(一七九八)、ソナタ第二三番『熱情作品五七』(一八〇五)。

いずれもジャジャジャジャーン、と悲劇的な雰囲気をまとわせるが、例外もある。べートーヴェン『ピアノ協奏曲第四番』の主要主題もこの「運命のモティーフ」なのだが、一転してGメジャーで穏やかに思索的に開始する。おそるべし、ベートーヴェン。

作曲家のほうからテキスト解読の手がかりを与えてくれることもある。ベートーヴェンのソナタ第二六番作品八一−a

には「告別」というタイトルがつけられ、各楽章の標題として「別れ」「不在」、「再会」と掲げられている。これは、べートーヴェンのパトロン兼弟子のルドルフ大公が、フランス軍の侵攻のため一八〇九年五月にウィーンを脱出し、翌年一月に戻ってくるまでの一連のできごとを心理的に描写した、いわゆるプログラム・ミュージックである。






今井正人選手は

今年のびわ湖でサブテンを達成しています

ニューイヤー駅伝では

日本長距離界の至宝"佐藤悠基"選手の4区の区間タイムを塗り替えています

偉大なる山登りの達人です


今井選手の長所は

トラックの持ちタイムにはない登りの強さ

乳酸の貯まらない理想的な着地と蹴り足にリズムとピッチ

力強さでは

新山の神"柏原竜二"選手に軍配が上がりますが


私から見て

山の神は"今井正人"選手のことだと確信します


山登りは

諦めない心の強さとスタミナのどちらの一方でも欠けては力が半減します


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