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Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
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天上の音楽とも言うべき深遠な世界であり、至高精神の最高到達点だ

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果たしてベートーヴェンとは何か。

ここを避けて通ると、なんでもよい、好み、などとあらぬ方向に行ってしまう。


ベートーヴェンの音楽は、情熱・熱情である。

知識・見識、哲学のそれではない。

情熱はいかなる時に発揮されるか。
逆境と重なる感情なのである。苦難と重なる感情なのである。
絶望や混沌、そして不幸と重なる感情である。
きれいさから生まれるものではない。平穏から生まれるものでもない。
人生の究極を表現しているのである。
情熱に満ちていない斜に構えた人間には表現できない世界である。
これらは響く歌で表現されるのではなく、低音の打ち込みによって支えられる。
打ち込みが足りないベートーヴェンは、ベートーヴェンではない。
いかに感情の際を表現できるか、
結局は、技術ではなく、命をかけて出し切っているか、
ほぼここにかかっている。

全集古いのから挙げていくね。
シュナーベル、ナット、バックハウス(2回)、ケンプ(2回)、
グルダ(2回)、アラウ(2回)、ブレンデル(3回)、
バレンボイム(3回)、園田高弘(2回?)、アシュケナージ、
ボミエ、ブッフビンダー(2回?)、パール、オピッツ、
この他最近のは分からん。


その他、横山、仲道、ヤンドー、ギィ、エル=バシャ(2回)、コルスティック、
コヴァセヴィッチ、メジューエワ、レヴィナス、エランド
といったところか


A.チッコリーニ、A.フィッシャー、A.ルケシーニ、A.シフ、B.ロバーツ、D.ツェヘリン、
E.ハイドシェク、C.フランク、G.プルーデルマッヒャー、野平一郎、I.ゼーデルグレン、
J.オコナー、清水和音、K.W.パイク、L.ロルティ、M.ビンズ、M.グリンベルグ、P.ルイス、
P.レーゼル、R.ブラウティガム、R.グード、R.シャーマン、R.タウプ、杉谷昭子、
T.ニコラーエワ、W.ギーゼキング、山根弥生子、児玉麻里

以上、手持ちの範囲では、ざっとこんなところ。
もしかすると全集になってない勘違いもあるかもですが。


至高の精神性
>極めつきの完成度
>天上の音楽とも言うべき深遠な世界
>悟りの境地に達したであろうベートーヴェン
>限りない美しさ

>ベートーヴェンのピアノソナタがこれまでに体現してきた
 >すべての要素を凝縮したかのような
31番!
32番は最高傑作というよりなにか得体のしれない怖さがあるといつも思う


32番の2楽章は確かに死が近づくことによる諦観を感じられる。


最後の3曲はもうずーっと遠く見てる感じだわ
他と比べるべきではないとすら思う


31番人気だね〜 実は自分もそうw
32番よりも断然こちらのほうが好き。


後期ばっか話題が出るのう
7番11番18番の魅力に気づかないとはお前らもまだまだだな


4番、7番、11番、とかは個人的には大好きだよ1番好きなのは13番だし
でも最高傑作というなら21番、23番、とか後期3曲当たりが妥当だろ


ただ29番と32番は傑作というより怪作かなw
ただ楽譜どうり弾けばサマになるタイプの曲じゃなくて
演奏者の解釈とか力量が大きい
29番の第三楽章とか32番の第二楽章で演奏者ごとにあれだけ解釈が違うのも
そのせいだな。
そのかわりそれがビシッと決まると最高傑作すら凌駕するようなモノが出現する


凌駕するのに成功した演奏家の録音は何かあるかな?


32番て言うほどいい曲だとも思えない


そんなこたぁないぜよw

11番は伝統的なソナタ様式の中から
表現可能性の極限まで追求されているし
18番なんか長いトリルや遠隔転調、
シンコペーションのヘミオラのリズム変化が
ソナタ形式の枠内でこれほどドラマチックに
作用されている作品は稀だと思える

7番ももちろん軽視できない。
初期の作品にして早くもいきなりオーケストラ風の
ポリフォニックな性格が打ち出されている。
これは明らかに伝統様式への葛藤があらわになっている!
「悲愴」ソナタとほぼ同時期だが、
様式的に7番の方が後作と言っても違和感ないくらいだ。

あんたの言ってること、わからんでもない。


9、10、15、18、24、27
ここら辺の良さがわかるようになれば上級者といえよう

経験上、ベートーヴェンのピアノソナタはCDの音楽性と違うことがほとんど。
バックハウスのように、そのまま解釈が明確に示されてる場合を除き、
録音から音楽性を判断することはできない。
内田のピアノソナタも、本当のところは楽器から出た音を聞かないと
わからない。
確かに内田のベートーヴェンCDは、崩してる、というのが当たっているが、
ベートーヴェンの本質は、そういう表層とは違うところにある。

一方、モーツアルト、シューベルトは優れている。
この2つの音楽は、経験上、CDに音楽性がそのまま現れるもの。
経験上、モーツアルトで優れた音楽家は、
ベートーヴェンを弾けたのを聞いたことがない。
内田は弾けてないでは、と思われるが、やはりそれだけでは
彼女のベートーヴェンの本当の音楽性は分からない。

少なくとも、CDだけ聞いて音楽性を判断するのはばかげている。
彼女の発言を聞いて判断するのは、マイナスにしかならない。

※曲のオススメとしては
☆第1番 まだ未完成な部分もある曲で 確かにベートーヴェン度は高くはないかもしれませんが 拍節感のズレを生み出す和音の刻みなど すでに彼の音楽の特徴を表していると感じます。また個人的には4楽章の第2主題に続くオクターヴ順次下降のメロディラインがしびれます(笑)
☆第5番 ベートーヴェン=ハ短調?という 私の勝手なイメージと重なることも手伝って 初期の作品としてベートーヴェン度アゲアゲな雰囲気を持った曲だと思います。
☆第7番 お〜!ベートーヴェン(なんじゃそりゃ)初期の頂点がこの曲と次の第8番じゃないですかね。
☆第11番 ベートーヴェンも人の子(意味不明)初期の頂点を極めた後 第9番第10番で少し気抜け状態?この11番で復活!と言わんばかりの充実した作品と思います。1楽章もですが個人的には第4楽章!オススメです。もちろん第8番第14番は言わずもがな。
☆中期の作品
17番18番21番23番26番まとめて。
こちらはオススメされている方もいらっしゃいますし 有名どころ満載なので私の幼稚な説明も不用かと。☆中期か後期か微妙?な27番(恐らく後期で間違いないと思いますが。)個人的にめっちゃ好きな曲です。 あの強面?のベートーヴェンも実はロマンチストなのねぇ♪と感激した曲です。ソナタとしては2楽章で何となく不完全燃焼な感じですが…
☆後期作品。
実は。その昔このQAで大盛り上がり(なのは質問者さまだけ?爆)な29番が理解できずに 後期作品恐怖症になってしまって 非常〜にお恥ずかしいことにこのQAの話題に出るまで29番は封印していました。で,昨日思いきってウン十年ぶりに聴いて…大 大 大感激!(涙)なぜこの曲が嫌だったのか七不思議?もちろんフーガを理解したとは到底言えませんが 単に聴くだけなら大好き!な曲です。
後期作品こそピアノ・ソナタの最高峰!というご意見も多い中 コンプレックスだったこの29番を大好きな曲にできたのは このご質問と出逢えたことだと嬉しく思います♪
※曲中のピンポイント聴きどころ&曲にちなんだエピソード
☆ローカルなところで。12番第3楽章。日本古来の歌に酷似したオクターヴのメロディに当時中学生だった私は,そこを弾くたび大笑いしてしまい レッスンで真面目に弾くのに苦戦した記憶が(^^;
☆14番第3楽章コーダ第3群アルペシオのカデンツァと17番再現部レチタティーボ風の単旋律からのカデンツァ風アルペシオが酷似している気がして ベートーヴェンもネタ切れか…と思いつつ 実はこのフレーズが大好き(爆)
☆うら若き中学1年の頃,初恋の第8番を弾いた後 偶然モーツァルトのKV457を弾いて やたら似たような印象を受けた記憶があります。同じ調性だし。どちらも大好きですけど♪
☆16番ってあまり聴く機会がなく,たまたま試験の時に弾く人がいて『どんな曲かなぁ〜』と興味津々で曲が始まり…思わず椅子からずり落ちそうになった記憶が(^^; 17番の印象が強かった私は そのすっとぼけた(ぉぃ)主題が忘れられず しばらく頭の中から離れなかった…後々その曲が『ハイリゲンシュタットの遺書』を書いた年に完成されたと知り,またまた椅子からずり落ちそうになりました。その時初めて彼の強靭な精神力を感じ取れた気がしたのも事実です。
☆アシュケナージとポリーニが全盛期を迎えた頃。23番の3楽章142小節からの解釈が真逆で(ライヴでの演奏でしたが)ライバル同士…わざとか?とか勘ぐったりしましたが どちらの解釈も納得できるものでさすがだなぁと思ったことがありました。アシュケナージはシンコペーション(8分4分8分)の4分音符スフォルツァンドを若干短めに鋭くテンポもいくぶん上げ気味。ポリーニはスフォルツァンドをテヌートっぽくテンポも若干下げ気味で。


個人的に好きなのは
8番悲愴2、3楽章、(1楽章の出だしはバッハのパルティータ2番の出だしに似てると思うのは私だけでしょうか)
14番月光3楽章(有名なのはやっぱり1楽章。でも2楽章もきれいですよね)
23番熱情(全部好きだけど3楽章が特に)、
他にも、表題がついてるような曲は、やっぱり有名曲だけあって「美味しい」フレーズは多いと思います。
ついてないけど、個人的にすごく好きなのは30番1楽章。
30〜32番は、典型的古典派ソナタからは逸脱してて、バロックmeetsロマン派という感じで、私は好きです。

逆に、表題がついている29番ハンマークラヴィアは、
弾き手は、「戦いぬいたぜ!」的な満足感が味わえる(あるいは「(曲と戦ったけど)負けたぜ」という敗北感)けど、
純粋に聞くだけだとどうかなあと個人的には思います。
無駄に長いし(交響曲並)、五月蝿いし…。下手な人が弾くと筋トレみたいだもん。
よほどのベートーヴェン好きじゃなければお薦めはしないです。
(もし聞くなら下記で書いてるように、ポリーニが良いと思いますが。)
月光は、演奏者によってスピード等の違いが大きく、なじみ深い曲の分それがよくわかるので、聞き比べにはお薦めです。
グールドなんかは、びっくりするような弾き方してます。
ベートーヴェンって、スマートで洗練されたものを良しとする現代の真逆を行くような曲が多いけど、
だからこそ逆に、がっつり四つに組む横綱相撲の風格があって、そこがよいと個人的には思います。

ベートーヴェンのソナタって、ものすごく乱暴なことを言ってしまうと
1楽章:堂々と、2楽章:優美に、3楽章:駆け抜けろ!
って感じの曲調になっているから、
好みのタイプの楽章を集中的に聞いて、気に入ったのを見つけてから、その曲を全体で通して聞くのもよいと思います。
個人的には上記のとおり、3楽章が好きな曲が多いです。

バックハウス、聞いていらっしゃるんですね。私も大好きです。リアルタイムで聞いてみたかったなあと思います。
ピアノの音もベートーヴェンに合っているとおもうし、
なんというか、ベートーヴェンを聞いてるなあと、しみじみさせてくれます。

評価はわかれるみたいですが、個人的には、
超高度なテクニックが要求される29〜32番は、ポリーニの演奏が音がクリアで好きです。
ポリーニは22番など、マイナーな曲も良いです。
ちなみに彼の演奏は、ザ・イタリア人って感じでバックハウスと比べると面白いです。
クリアに疾走する明るい音で聞くと、まるで違うものに聞こえるというか、
23番の1楽章なんて、2楽章や3楽章のような曲調に聞こえます。
冷たいと言われる人だけど、23番の入っているアルバムは全体的に、相当熱い演奏だと思います。24番とか。

実を言うと、ベートーヴェンって単に聞くより、実際弾いた方が、カタルシスが大きいんですよね。
だから、単なる聞き手、じゃなくて、ピアニストになりきって聞くと、ものすごく気持ちいいし充実感が味わえると思います。
楽器をやってらっしゃるなら、楽譜も読めるでしょうから、楽譜片手にいかがでしょうか。


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