クラシック倶楽部 ルノー・カプソン バイオリン・リサイタル ウェブ検索
3/20 (木) 6:00 〜 6:55 (55分)
この時間帯の番組表
NHK BSプレミアム(Ch.3)
音楽 - クラシック・オペラ , 音楽 - ライブ・コンサート
番組概要「バイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品12 第2」 「バイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24“春”」 ベートーベン作曲 「チガーヌ」 ラヴェル作曲
番組詳細「バイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品12 第2」 「バイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24“春”」 ベートーベン作曲 「チガーヌ」 ラヴェル作曲 (バイオリン)ルノー・カプソン,(ピアノ)ダヴィッド・カドーシュ 〜東京・紀尾井ホールで収録〜
【出演】(バイオリン)ルノー・カプソン,(ピアノ)ダヴィッド・カドーシュ
クラシック音楽館 2014年3月16日
水戸室内管弦楽団 第89回定期演奏会
1.序曲「フィンガルの洞窟」作品25 メンデルスゾーン作曲
2.交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」 メンデルスゾーン作曲
3.交響曲第4番変ロ長調作品60 ベートーベン作曲
管弦楽:水戸室内管弦楽団
指揮:ナタリー・主トゥッツマン(1.2曲目)
指揮:小澤征爾(3曲目)
[収録:2014年1月17日/水戸芸樹館コンサートホールATM]
ナタリー・シュトゥッツマン
ナタリー・シュトゥッツマン(Nathalie Stutzmann, 1965年6月5日 - )は、フランスのコントラルト歌手、指揮者。
シュレンヌの生まれ。ソプラノ歌手だった母親の薫陶を受け、ナンシー音楽院に進学後、パリ・オペラ座の付属学校でミシェル・セネシャルに師事した。また、1983年から1987年までハンス・ホッターの下でドイツ・リート等を学んだ。1988年にベルテルスマン国際声楽コンクールで優勝し、コントラルト歌手及びオペラ歌手として国際的に活動を始めた。コントラルト歌手としてのレコーディングは、ロベルト・シューマンの歌曲、エルネスト・ショーソンやフランシス・プーランク等のフランス歌曲をはじめ、アントニオ・ヴィヴァルディの宗教曲など多岐にわたる。2008年から指揮者としても活動するようになり、2009年にはオルフェオ55という室内管弦楽団を創設して指揮者を務めている
3月17日(月) 午前6時00分〜6時55分
クラシック倶楽部 アラカルト(11)ユジャ・ワン+マキシム・ヴェンゲーロフ
「ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 作品19“幻想ソナタ”」
(作曲)スクリャービン、(ピアノ)ユジャ・ワン
「ピアノ・ソナタ 第6番 作品62」
(作曲)スクリャービン、(ピアノ)ユジャ・ワン
「バイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 作品96」
(作曲)ベートーベン、(バイオリン)マキシム・ヴェンゲーロフ、(ピアノ)ヴァグ・パピアン
21世紀のヴィルトゥオーソ、ここに現る
ユジャ・ワン、音楽界を席巻する25歳のピアニスト
ヴィルトゥオーソ。辞書には「卓越した技術を持つ演奏家」とある。しかし、それだけでは足りない。真のヴィルトゥオーソとは、目で追えぬほどの早業と度肝を抜くような音量で聴く者を圧倒したかと思えば、次の瞬間には極上のやわらかな音色で甘い夢に誘い、焦らすように興奮を先延ばしにし、本当のクライマックスを迎えたなら、それまで取っておいた極限の演奏技巧と大きな身振りで聴衆をカタルシスに導く――そう、どちらかと言えば聴く者の心を自在にあやつる「魔術師」に近い存在なのだ。19世紀の天才ヴァイオリニスト、パガニーニだって「悪魔に魂を売って手に入れた技巧」と評されたではないか。
ユジャ・ワンは、21世紀の聴衆の前に彗星の如くあらわれた真のヴィルトゥオーソである。最高のテクニックを駆使して鳴らされるピアノは、まったく優等生的ではない。「このテンポのまま弾き続けたらどうなるのだろう?」「どれほど魂を揺さぶられたらクライマックスを迎えるのだろう?」――私たちの憧れや期待を一身に背負い、ユジャ・ワンのピアノは己の道を突き進む。時に逆巻く怒涛の激情をもって、時に危険な甘さを湛えた官能をもって。その強烈なアウラを放つ演奏と舞台上でのカリスマ性に心を奪われたなら、「21世紀のヴィルトゥオーソ」の出現を熱狂的な喝采と賛辞で称えたい。
マキシム・ヴェンゲーロフ
今日は、マキシム・ヴェンゲーロフの演奏を聴きにサントリーホールに出かけた。
マキシムの演奏を聴くのは、本当に久しぶりである。今回の来日は「ヴェンゲーロフ・フェスティバル2013」と名付けられ、6月10日にオーチャードホールで「ベートーヴェン&ブラームス・プログラム」が行われ、今日は「リサイタル」、明日もサントリーホールで「弾き振り公演」が予定されている。
数年ぶりに聴く演奏は、なぜかとてもなつかしい感じがした。ヘンデルのヴァイオリン・ソナタ第4番からスタートしたのだが、肩の故障は完全に直り、以前の音が戻っていた。
太くまろやかで情熱的なマキシムの音が、鍛え抜かれたフィンガリングと自然なボウイングによって私の心の奥に沁み込んできた。
「ああ、これがヴェンゲーロフの音楽だ」
いつしか、作品はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番に移っていたが、私の心は音に酔いしれていた。
このソナタでは、マキシムは親しい友人であり、指揮の指導者でもあるピアノのヴァグ・パピアンと、瞑想的で幻想的な曲想を大切に、お互いのコミュニケーションをより密度濃いものにしながら弾き進めていった。
庄司紗矢香&メナヘム・プレスラー
●日時
2014年4月12日(土)15時00分開演
●出演者
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
●演奏曲目
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 op.78
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 op.162,D.574 他
●料金
一般¥6,500 学生¥3,000
●お問合わせ
鎌倉芸術館 0120−1192−40 ( 9:00〜19:00)
聴きどころ
パガニーニ・コンクールの鮮烈なデビューから15年。庄司紗矢香は活動の拠点をヨーロッパに置き、多くの著名アーティストとの共演を繰り広げています。彼女の魅力は、その小柄な体からは想像できないほどスケールが大きく、力強い音色と、演奏に没入し聴衆に音楽を伝えようとする圧倒的な情熱です。今の自分には満足していない、と常に語る彼女。その演奏は着実に深化を遂げ、聴衆の心をつかんできました。
今回彼女がパートナーに選んだのは、半世紀以上も続いた著名アンサンブル、ボザール・トリオのメンバーであった名手、メナヘム・プレスラー。90歳を迎えるプレスラーは弦楽器とのアンサンブルで培った、上品で柔らかく、軽快ながら力強い音色を持ったピアニストとして現在も旺盛な演奏活動を行っています。
今回の演奏会では二人が熟慮を重ねて選んだ曲目をお届けいたします。モーツァルトがウィーンでその名声を確立していく時期に書かれた、瑞々しい響き溢れるソナタ。情熱的な感情を持つシューマンのソナタ。推敲を重ねた末にようやく生み出された、哀愁漂う旋律が魅力的なブラームスの1番。「二重ソナタ」という名前でも呼ばれ、二つの楽器が対等に扱われ、競演するシューベルトのソナタは、徐々に自らの作風を作り上げていくシューベルトの充実を示す作品の一つです。
庄司紗矢香とプレスラー。世代を超えた共演がどのような化学反応を起こすのか。今から楽しみでなりません。
出演者プロフィール
庄司紗矢香
ヴァイオリン
「絶大なスタミナと何事にもひるまない精神により、
庄司は希有な音楽家として出現した。
世界は彼女のものだ。」
グラモフォン誌
1999年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで史上最年少、日本人として初めて優勝して以来、庄司紗矢香は、ヴラディーミル・アシュケナージ、サー・コリン・デイヴィス、シャルル・デュトワ、マリス・ヤンソンス、ロリン・マゼール、ズービン・メータ、セミヨン・ビシュコフ、パーヴォ・ヤルヴィ、アントニオ・パッパーノといった世界を代表する指揮者たちと共演を重ねる。
2012/2013年シーズンはサンクトペテルブルク・フィル、ロンドン・フィル(テミルカーノフ指揮)、ロシア国立響(ユロフスキ指揮)との再共演を行った。また、セビリア王立響、BBCウェールズ響と初共演を果たした他、ウィーン・コンツェルトハウスではウィーン響(大野和士指揮)と再共演した。
2013/2014年シーズンには、BBCフィル(佐渡裕指揮)、モスクワ・フィル、マドリッド王立劇場管などとの初共演が予定されている。
ソリストとして多忙の活躍を見せている庄司は、室内楽の活動にも力を入れており、これまでにジョシュア・ベル、ワディム・レーピン、イタマール・ゴラン、イェフィム・ブロンフマン、スティーヴン・イッサーリスと共演。
庄司は、ドイツ・グラモフォンと契約を結んでおり、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルとのデビューCDは高い評価を得ている。最新録音であるサンクトペテルブルク・フィル(テルミカノフ指揮)との共演のプロコフィエフの協奏曲は2014年の初めにリリースされる予定。
2004年ケルン音楽大学卒業以来、ヨーロッパを拠点として活躍中。
1999年度都民文化栄誉章、2000年出光音楽賞、2009年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1729年製ストラディヴァリウス“レカミエ(Recamier)”である。
メナヘム・プレスラー
ピアノ
ドイツ、フランス国家から民間人に与えられる最高位の勲章を授与されたメナヘム・プレスラーは、現代を代表するピアニストの一人である。ボザール・トリオの創設メンバーであり、その51年の全歴史を通じてピアニストを務め続けた。ほぼ70年に渡るキャリアを誇り、世界で最も誉れ高く著名な音楽家の一人である。ソロとしても室内楽の演奏家としても傑出した才能を持ち、世界中の主要舞台で活躍。2013−14シーズンは、アムステルダムのコンセルトヘボウ管、パリ管、ベルリン・フィルとの共演が予定されている。
1923年、ドイツのマクデブルク生まれ。ナチスから逃れて1939年に家族と共に移住したイスラエルで音楽教育を受ける。1946年、サンフランシスコのドビュッシー国際コンクールで優勝し、本格的なキャリアをスタート。続いて名匠ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管でアメリカデビューを果たした。
1955年、ダニエル・ギレ、バーナード・グリーンハウスと共にボザール・トリオを結成。長く広く賞賛を浴びた世界屈指の室内アンサンブルであり、ピアノ三重奏曲の人気を大きく高めた功績を持つ。トリオは世界各地で年間100以上のコンサートをこなし、レコーディングではピアノ室内楽の曲目をほぼ網羅している。2008年8月21日、ボザール・トリオは1955年にデビューしたタングルウッドで最後の演奏を披露して解散。
2012年6月には、スペインのソフィア女王よりメニューイン賞を授与され、またグラムフォン誌の殿堂入りを果たした。
プレスラーは音楽に人生を捧げており、ツアーもマスタークラスも行っていない時は、ディスティングイッシュド・プロフェッサーの地位にあるインディアナ大学のスタジオにいる。室内楽の第一人者としての威信は非常に高く、ピアノと音楽の知識は膨大にして、楽譜に書かれた音符から美しい音楽を紡ぎ出す聡明さを伴う。
2014年3月30日(日)
時間 14:00開演 13:30開場
会場 杜のホールはしもと・ホール
内容
【出演】
堤 剛(チェロ)
河村尚子(ピアノ)
【プログラム】
ベートーヴェン:
モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋人か女房か」
による12の変奏曲 ヘ長調 作品66
ブラームス:
チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 作品99
マルティヌー:
ロッシーニの主題による変奏曲
ファリャ:
7つのスペイン民謡
チャイコフスキー:
奇想的小品 作品62
チケット 発売日 12/15(日) 発売
料金
全席指定3,500円
学生2,000円
ペア席6,000円
プレイガイド
その他
お問い合わせ チケットMove 042-742-9999
やっぱり、ライブが一番!!
皆さまも是非ライブへどうぞ!!
青葉台フィリアホールでも4/26,6/21,7/26,9/20と
シリーズものをやっています
もちろん、クラシック倶楽部で覚えたミューズたちです
昨日のマラソン・コースで仕入れてきました
3/20 (木) 6:00 〜 6:55 (55分)
この時間帯の番組表
NHK BSプレミアム(Ch.3)
音楽 - クラシック・オペラ , 音楽 - ライブ・コンサート
番組概要「バイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品12 第2」 「バイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24“春”」 ベートーベン作曲 「チガーヌ」 ラヴェル作曲
番組詳細「バイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 作品12 第2」 「バイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24“春”」 ベートーベン作曲 「チガーヌ」 ラヴェル作曲 (バイオリン)ルノー・カプソン,(ピアノ)ダヴィッド・カドーシュ 〜東京・紀尾井ホールで収録〜
【出演】(バイオリン)ルノー・カプソン,(ピアノ)ダヴィッド・カドーシュ
クラシック音楽館 2014年3月16日
水戸室内管弦楽団 第89回定期演奏会
1.序曲「フィンガルの洞窟」作品25 メンデルスゾーン作曲
2.交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」 メンデルスゾーン作曲
3.交響曲第4番変ロ長調作品60 ベートーベン作曲
管弦楽:水戸室内管弦楽団
指揮:ナタリー・主トゥッツマン(1.2曲目)
指揮:小澤征爾(3曲目)
[収録:2014年1月17日/水戸芸樹館コンサートホールATM]
ナタリー・シュトゥッツマン
ナタリー・シュトゥッツマン(Nathalie Stutzmann, 1965年6月5日 - )は、フランスのコントラルト歌手、指揮者。
シュレンヌの生まれ。ソプラノ歌手だった母親の薫陶を受け、ナンシー音楽院に進学後、パリ・オペラ座の付属学校でミシェル・セネシャルに師事した。また、1983年から1987年までハンス・ホッターの下でドイツ・リート等を学んだ。1988年にベルテルスマン国際声楽コンクールで優勝し、コントラルト歌手及びオペラ歌手として国際的に活動を始めた。コントラルト歌手としてのレコーディングは、ロベルト・シューマンの歌曲、エルネスト・ショーソンやフランシス・プーランク等のフランス歌曲をはじめ、アントニオ・ヴィヴァルディの宗教曲など多岐にわたる。2008年から指揮者としても活動するようになり、2009年にはオルフェオ55という室内管弦楽団を創設して指揮者を務めている
3月17日(月) 午前6時00分〜6時55分
クラシック倶楽部 アラカルト(11)ユジャ・ワン+マキシム・ヴェンゲーロフ
「ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 作品19“幻想ソナタ”」
(作曲)スクリャービン、(ピアノ)ユジャ・ワン
「ピアノ・ソナタ 第6番 作品62」
(作曲)スクリャービン、(ピアノ)ユジャ・ワン
「バイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 作品96」
(作曲)ベートーベン、(バイオリン)マキシム・ヴェンゲーロフ、(ピアノ)ヴァグ・パピアン
21世紀のヴィルトゥオーソ、ここに現る
ユジャ・ワン、音楽界を席巻する25歳のピアニスト
ヴィルトゥオーソ。辞書には「卓越した技術を持つ演奏家」とある。しかし、それだけでは足りない。真のヴィルトゥオーソとは、目で追えぬほどの早業と度肝を抜くような音量で聴く者を圧倒したかと思えば、次の瞬間には極上のやわらかな音色で甘い夢に誘い、焦らすように興奮を先延ばしにし、本当のクライマックスを迎えたなら、それまで取っておいた極限の演奏技巧と大きな身振りで聴衆をカタルシスに導く――そう、どちらかと言えば聴く者の心を自在にあやつる「魔術師」に近い存在なのだ。19世紀の天才ヴァイオリニスト、パガニーニだって「悪魔に魂を売って手に入れた技巧」と評されたではないか。
ユジャ・ワンは、21世紀の聴衆の前に彗星の如くあらわれた真のヴィルトゥオーソである。最高のテクニックを駆使して鳴らされるピアノは、まったく優等生的ではない。「このテンポのまま弾き続けたらどうなるのだろう?」「どれほど魂を揺さぶられたらクライマックスを迎えるのだろう?」――私たちの憧れや期待を一身に背負い、ユジャ・ワンのピアノは己の道を突き進む。時に逆巻く怒涛の激情をもって、時に危険な甘さを湛えた官能をもって。その強烈なアウラを放つ演奏と舞台上でのカリスマ性に心を奪われたなら、「21世紀のヴィルトゥオーソ」の出現を熱狂的な喝采と賛辞で称えたい。
マキシム・ヴェンゲーロフ
今日は、マキシム・ヴェンゲーロフの演奏を聴きにサントリーホールに出かけた。
マキシムの演奏を聴くのは、本当に久しぶりである。今回の来日は「ヴェンゲーロフ・フェスティバル2013」と名付けられ、6月10日にオーチャードホールで「ベートーヴェン&ブラームス・プログラム」が行われ、今日は「リサイタル」、明日もサントリーホールで「弾き振り公演」が予定されている。
数年ぶりに聴く演奏は、なぜかとてもなつかしい感じがした。ヘンデルのヴァイオリン・ソナタ第4番からスタートしたのだが、肩の故障は完全に直り、以前の音が戻っていた。
太くまろやかで情熱的なマキシムの音が、鍛え抜かれたフィンガリングと自然なボウイングによって私の心の奥に沁み込んできた。
「ああ、これがヴェンゲーロフの音楽だ」
いつしか、作品はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番に移っていたが、私の心は音に酔いしれていた。
このソナタでは、マキシムは親しい友人であり、指揮の指導者でもあるピアノのヴァグ・パピアンと、瞑想的で幻想的な曲想を大切に、お互いのコミュニケーションをより密度濃いものにしながら弾き進めていった。
庄司紗矢香&メナヘム・プレスラー
●日時
2014年4月12日(土)15時00分開演
●出演者
庄司紗矢香(ヴァイオリン)
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
●演奏曲目
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 op.78
シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 op.162,D.574 他
●料金
一般¥6,500 学生¥3,000
●お問合わせ
鎌倉芸術館 0120−1192−40 ( 9:00〜19:00)
聴きどころ
パガニーニ・コンクールの鮮烈なデビューから15年。庄司紗矢香は活動の拠点をヨーロッパに置き、多くの著名アーティストとの共演を繰り広げています。彼女の魅力は、その小柄な体からは想像できないほどスケールが大きく、力強い音色と、演奏に没入し聴衆に音楽を伝えようとする圧倒的な情熱です。今の自分には満足していない、と常に語る彼女。その演奏は着実に深化を遂げ、聴衆の心をつかんできました。
今回彼女がパートナーに選んだのは、半世紀以上も続いた著名アンサンブル、ボザール・トリオのメンバーであった名手、メナヘム・プレスラー。90歳を迎えるプレスラーは弦楽器とのアンサンブルで培った、上品で柔らかく、軽快ながら力強い音色を持ったピアニストとして現在も旺盛な演奏活動を行っています。
今回の演奏会では二人が熟慮を重ねて選んだ曲目をお届けいたします。モーツァルトがウィーンでその名声を確立していく時期に書かれた、瑞々しい響き溢れるソナタ。情熱的な感情を持つシューマンのソナタ。推敲を重ねた末にようやく生み出された、哀愁漂う旋律が魅力的なブラームスの1番。「二重ソナタ」という名前でも呼ばれ、二つの楽器が対等に扱われ、競演するシューベルトのソナタは、徐々に自らの作風を作り上げていくシューベルトの充実を示す作品の一つです。
庄司紗矢香とプレスラー。世代を超えた共演がどのような化学反応を起こすのか。今から楽しみでなりません。
出演者プロフィール
庄司紗矢香
ヴァイオリン
「絶大なスタミナと何事にもひるまない精神により、
庄司は希有な音楽家として出現した。
世界は彼女のものだ。」
グラモフォン誌
1999年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで史上最年少、日本人として初めて優勝して以来、庄司紗矢香は、ヴラディーミル・アシュケナージ、サー・コリン・デイヴィス、シャルル・デュトワ、マリス・ヤンソンス、ロリン・マゼール、ズービン・メータ、セミヨン・ビシュコフ、パーヴォ・ヤルヴィ、アントニオ・パッパーノといった世界を代表する指揮者たちと共演を重ねる。
2012/2013年シーズンはサンクトペテルブルク・フィル、ロンドン・フィル(テミルカーノフ指揮)、ロシア国立響(ユロフスキ指揮)との再共演を行った。また、セビリア王立響、BBCウェールズ響と初共演を果たした他、ウィーン・コンツェルトハウスではウィーン響(大野和士指揮)と再共演した。
2013/2014年シーズンには、BBCフィル(佐渡裕指揮)、モスクワ・フィル、マドリッド王立劇場管などとの初共演が予定されている。
ソリストとして多忙の活躍を見せている庄司は、室内楽の活動にも力を入れており、これまでにジョシュア・ベル、ワディム・レーピン、イタマール・ゴラン、イェフィム・ブロンフマン、スティーヴン・イッサーリスと共演。
庄司は、ドイツ・グラモフォンと契約を結んでおり、ズービン・メータ指揮イスラエル・フィルとのデビューCDは高い評価を得ている。最新録音であるサンクトペテルブルク・フィル(テルミカノフ指揮)との共演のプロコフィエフの協奏曲は2014年の初めにリリースされる予定。
2004年ケルン音楽大学卒業以来、ヨーロッパを拠点として活躍中。
1999年度都民文化栄誉章、2000年出光音楽賞、2009年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。
使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1729年製ストラディヴァリウス“レカミエ(Recamier)”である。
メナヘム・プレスラー
ピアノ
ドイツ、フランス国家から民間人に与えられる最高位の勲章を授与されたメナヘム・プレスラーは、現代を代表するピアニストの一人である。ボザール・トリオの創設メンバーであり、その51年の全歴史を通じてピアニストを務め続けた。ほぼ70年に渡るキャリアを誇り、世界で最も誉れ高く著名な音楽家の一人である。ソロとしても室内楽の演奏家としても傑出した才能を持ち、世界中の主要舞台で活躍。2013−14シーズンは、アムステルダムのコンセルトヘボウ管、パリ管、ベルリン・フィルとの共演が予定されている。
1923年、ドイツのマクデブルク生まれ。ナチスから逃れて1939年に家族と共に移住したイスラエルで音楽教育を受ける。1946年、サンフランシスコのドビュッシー国際コンクールで優勝し、本格的なキャリアをスタート。続いて名匠ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管でアメリカデビューを果たした。
1955年、ダニエル・ギレ、バーナード・グリーンハウスと共にボザール・トリオを結成。長く広く賞賛を浴びた世界屈指の室内アンサンブルであり、ピアノ三重奏曲の人気を大きく高めた功績を持つ。トリオは世界各地で年間100以上のコンサートをこなし、レコーディングではピアノ室内楽の曲目をほぼ網羅している。2008年8月21日、ボザール・トリオは1955年にデビューしたタングルウッドで最後の演奏を披露して解散。
2012年6月には、スペインのソフィア女王よりメニューイン賞を授与され、またグラムフォン誌の殿堂入りを果たした。
プレスラーは音楽に人生を捧げており、ツアーもマスタークラスも行っていない時は、ディスティングイッシュド・プロフェッサーの地位にあるインディアナ大学のスタジオにいる。室内楽の第一人者としての威信は非常に高く、ピアノと音楽の知識は膨大にして、楽譜に書かれた音符から美しい音楽を紡ぎ出す聡明さを伴う。
2014年3月30日(日)
時間 14:00開演 13:30開場
会場 杜のホールはしもと・ホール
内容
【出演】
堤 剛(チェロ)
河村尚子(ピアノ)
【プログラム】
ベートーヴェン:
モーツァルトの歌劇《魔笛》の「恋人か女房か」
による12の変奏曲 ヘ長調 作品66
ブラームス:
チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 作品99
マルティヌー:
ロッシーニの主題による変奏曲
ファリャ:
7つのスペイン民謡
チャイコフスキー:
奇想的小品 作品62
チケット 発売日 12/15(日) 発売
料金
全席指定3,500円
学生2,000円
ペア席6,000円
プレイガイド
その他
お問い合わせ チケットMove 042-742-9999
やっぱり、ライブが一番!!
皆さまも是非ライブへどうぞ!!
青葉台フィリアホールでも4/26,6/21,7/26,9/20と
シリーズものをやっています
もちろん、クラシック倶楽部で覚えたミューズたちです
昨日のマラソン・コースで仕入れてきました