Quantcast
Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2772

NYタイムズは、能天気な日本国民を啓蒙しようとしているのではないでしょうか。

$
0
0
1.オモテムキの米国の良識を代表するNYタイムズに批判される国内高支持・安倍総理の国家主義:戦後から営々と築かれてきた日本ブランドを貶める元凶となるのか


 2014年3月3日の日経新聞によれば、世界ブランドのマスコミ・NYタイムズが安倍総理の国家主義を痛烈に批判しているようです(注1)。ここまで言われても、現実に安倍政権の国内支持率は下がっていません。ただ、安倍自民党を支持する日本国民が、安倍氏の国家主義に賛同しているかどうかは不明です。おそらく多くの安倍自民支持者は、伝統的な自民ブランドを支持しているに過ぎなく、取り立てて政治思想はもたないと思われます。そこで、NYタイムズは、安倍自民を漠然と支持する能天気な日本国民を啓蒙しようとしているのではないでしょうか。



 NYタイムズを日常的に読む日本人は稀でしょうが、NYタイムズは、日本のマスコミ経由で、米国良識層の安倍批判を伝えようとしているのでしょう。



 NYタイムズを米国民のみならず、世界の識者は読んでいるでしょうから、今、安倍自民を支持する日本人を危険視する世界世論が形成される真っ最中です。



 海外に住む日本人、海外でビジネスする日本人、そして海外旅行する日本人はこのことをしっかり覚悟しておくべきです。



2.戦後日本人が築き上げた日本ブランドをぶっ壊しているのが、戦前の亡霊に取り憑かれた安倍総理

 筆者が米国シンクタンクSRIインターナショナルに勤務していた80年代後半から2000年代初頭にかけて、日本は米国に次いで世界第二位の経済大国であり、日本製品のブランド力は抜群で、エコノミックアニマルと揶揄されつつも、日本の評判は決して悪くなかったと思います。この貴重な日本ブランドを時代錯誤の国家主義者・安倍氏はみずからぶっ壊しています。



 安倍氏本人にはその意識はないでしょうが、安倍氏を背後から操る狡猾な米国戦争屋ネオコンは、すべて、計算ずくです。彼らネオコンは今の日本を戦前のように戦争国家に駆り立てています。一方、リベラルのNYタイムズは、それを危険視しています。



 要するに、米国という国家は昔から一枚岩ではなく、今の日本をならず者国家に陥れようとする勢力と、それを危険視する勢力が併存しているのです。





3.今の米国政府の対日観:日本国民の選んだ安倍総理はナチスと同盟を結んだA級戦犯・松岡洋右の生まれかわりではないか



 今の日本は、1930年代、後のA級戦犯・松岡洋右(注2)が国際連盟を脱退し、ドイツ・ナチスと同盟を結んだ時代に似てきました。



 ちなみに、松岡洋右は山口県室積(田布施の隣)の出身ですが、周南市(旧新南陽市)で生まれた筆者は子供の頃、室積海岸に毎年泳ぎに行っていました。この松岡と安倍氏の尊敬する田布施出身の岸信介(安倍氏の母方祖父)は親戚同士です。蛇足ですが、筆者の叔母も田布施に住んでいました。



 NYタイムズの極東担当は、自分たちが危険視する安倍氏の出自を丹念に調べているでしょうが、ナチスと同盟を結び、米国と戦争を始めた日本人(米国にとってのA級戦犯)のひとり・松岡が安倍氏と親戚関係にあることは把握しているでしょう。



 NYタイムズが安倍氏の思想を危険視するのは、安倍氏が松岡など戦前、米国と戦争した日本人指導者と同じ思想を持っていると観たからではないでしょうか。しかも、彼らから見て、そのような安倍氏を日本国民が支持していると見えるわけです。ただし、悪徳ペンタゴン・マスコミの世論調査を信用するという前提での話ですが・・・。



4.安倍総理を批判するNYタイムズは対米自立を志向した鳩山元首相をどうみていたのか



ところで、2014年初頭の今、安倍総理を危険視するNYタイムズの上記記事(注1)で思い出されるのが、2009年、NYタイムズに投稿された鳩山元首相のエッセー(注3)です。鳩山氏の思想はこのエッセーによって米国民に伝えられたのですが、この当時のNYタイムズは鳩山氏に対して特段、批判的ではありませんでした。したがって、NYタイムズに代表されるリベラルな米国良識層は鳩山氏の思想より、安倍氏の思想の方をよほど危険視しています、われら日本人はそのことにしっかり気付きましょう。



それでは、2009年、総理になる直前だった鳩山氏は、米国民に向かってどのような主張をしたのでしょうか。同氏は日本を属国化している米国戦争屋から自立し、中韓や東南アジア諸国と連携して東アジア共同体の実現を目指すと宣言したのです(注4)。筆者はこの宣言を全面的に支持しますが、この宣言によって、鳩山氏を危険視したのはNYタイムズでもなく、一般米国民でもなかったのです。鳩山氏を危険視したのはまさに、米戦争屋ジャパンハンドラーおよび、彼らの奴隷に成り下がった悪徳ペンタゴン外務省官僚だったのです。米戦争屋は鳩山氏をアンチ米戦争屋日本人とみなし、外務省など悪徳ペンタゴン日本人勢力は鳩山氏をアンチ悪徳ペンタゴン政治家とみなしました。そして、鳩山氏が政権に就くや否や、彼らは一致団結して鳩山氏のみならず小沢氏の失脚工作を猛然と開始したのです。なぜなら、米戦争屋および悪徳ペンタゴン日本人連中は鳩山氏を背後から動かしているのは小沢氏と知っていたからです。ほんとうは2009年、小沢政権が誕生するはずだったのですが、米戦争屋の指令で小沢失脚工作に手を貸した悪徳ペンタゴン検察官僚と悪徳ペンタゴン・マスコミによって、小沢政権シナリオにストップが掛けられたのです。つまり2009年に首相になった鳩山氏は小沢氏の代行だったわけです。



2009年、利権党・自民に愛想を尽かした日本国民は小沢・鳩山民主党政権を誕生させたのは確かですが、大多数の国民は、小沢・鳩山両氏の対米自立思想(離米思想であって反米思想では決してない)を支持して小沢・鳩山民主党政権を誕生させたとは限らず、単に、自民に嫌気が差しただけだったのです。このような情緒的で付和雷同の国民性が今日の日本を狂わせていると言えます、残念ながら・・・。



5.オバマ政権二期目に小沢・鳩山政権が誕生していれば日米関係にヒビは入らなかった



 オバマ政権一期目は、米戦争屋エージェントであったヒラリー・クリントン経由で、米政府内の米戦争屋の覇権が一定程度維持されていましたが、二期目のオバマ政権ではクリントンの代わりに、ネオコン系のヌーランド国務次官補がいるくらいで、米戦争屋の影は薄いわけです。なぜなら、ネット情報に接する米国民が米戦争屋の正体に気付き、米戦争屋の寄生する共和党は、いくら選挙不正をやってもごまかしきれないほど、支持されなくなったからです。その意味で、イスラエルと並び、わが日本は米戦争屋の数少ないラストリゾートに成り下がっています。さらに、欧米銀行屋に支援されるオバマ政権は経済政策的に中国重視であり、日中の対立を本心から嫌います。



 以上の状況から仮定してみるに、オバマ政権二期目の今、仮に日本サイドが安倍政権二期目ではなく、かつての小沢・鳩山政権であったなら、今よりはるかにオバマ政権下での日米関係は良好だったし、日中韓の対立もなかったでしょう。そうなれば、日本企業はアジア市場でもっと稼げたし、アジアからの観光客も増えて、日本経済は今より良好だったでしょう。



 逆に、今の米国において、仮にオバマが破れて、ネオコンの傀儡・ギングリッジまたはマケインが米政権を握っていたら、ネオコンCIAによって攪乱されたシリアに米軍やNATO軍が侵攻し、リビアと並んでシリア崩壊が起き、今ごろは次の標的・イラン戦争がはじまっていたでしょう。そして、二期目の安倍政権下、日本の自衛隊は米軍NATO軍の傭兵として、イラン戦争に動員され、多大な犠牲が出ていたでしょう。仮にイランが戦争回避に走ったとしても、ネオコンが次に狙うウクライナで混乱が起こされ、米軍NATO軍が侵攻してロシア軍と軍事衝突が起きているでしょう。そして、ここでも、安倍政権下の自衛隊員が傭兵として派兵されて、多大な犠牲がでているでしょう。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2772

Trending Articles