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無為無策,万策尽きて…。

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無為無策
12月 31st, 2013 · 2 Comments
今朝、この4文字熟語によって起きました。(笑)

万策尽きて…。
現場で結局、「特攻」ということを考えついて、若い人たちが国のために勇んで死んでいくのに、周囲の老兵たちは、とめるところか、襟を正して見送った。

アメリカ兵になって考えてみましょう。

陥落は目に見えている。

食糧もどうやら尽きている、燃料もつきている。

日本兵が、海で魚をとっているのも見えるわけですよね。

北朝鮮を引き合いに出して悪いですが、あんな小さな国で、大きな国を敵にまわしてあっぱれと、思いますよ。
でも、やっぱり無理がありますよね。
その「無理」のひずみが、粛正だったり、強制収容所だったり、秘密だったりする。

大方の大きな戦艦は戦争の最初の頃にほぼ全滅。

そもそも、時代は航空戦の時代。日本は1週間でアメリカに勝てなければ勝ちはないとわかっていて、真珠湾攻撃をしました。
だから、真珠湾には、もう役割を終えた、艦ばかり置いてあって、実際、アメリカになんの損害もなかった。
全部、スパイなのか傍受されていたのかしりませんが、おりこみずみ。

だから、1週間で勝てなければあとは地獄、自滅のための戦争に、当時の日本政府は、「勝ってます、勝ってます!」って嘘を言い続けたんですよね。

嘘っていったんつきはじめると、もう身を滅ぼすまで突き続けなければならない。だから苦しいから嘘をつくな。
誰のためでもない、自分のために。

今、日本の政府は無為無策、まったく太平洋戦争当時と同じですよね。

子どもたちに何もしない。

嘘のつじつまをなんとか埋めるのが、17才という年齢の子どもたちの特攻ですよね。

それでその子たちを「英霊」ということ。

恥ずかしくないですか、当時の政府の無為無策、万策尽きたら普通、「降参」ですよね。
戦争なんだから。
国民の了解なしにはじめて、国民に嘘をつき続けて、やめるタイミングがわからない。

そういう状況の日本から、アメリカの艦隊に向かって、「カミカゼ」として、びゅんびゅん、やってくる。
ワンウエイのガソリンだけ。

それを艦隊から観ているアメリカ兵になってみれば、恐ろしい国だと思うでしょう。

「英霊」だと思えますか?

哀れな、選択の余地のない「ヒステリー」に見えたらしい。
私達日本人からみれば、それはあまりに可哀想な。
だけど、そんな可哀想な目にあわせた戦争指導者、国民の命を預かっている人たちが、止めない。
日本は、悪いことを止める力が極力弱いと思った方がいいでしょう。

無為無策…。
老人は、さっさと死ねるように、と言った政治家もいた。

先日、福島に行って、みんなが言っていたこと。

「これだけ、小児甲状腺癌が出ているのに、飯舘村から一人も出ていないんだよね。おかしいよねってみんな言ってる」

嫌な予感があたらなければいい。無事あってほしいと願う。別の病気でないように願う。

無為無策のツケは、必ず子どもに。

子どもを「英霊」とかまつりあげるな、間違いなく犠牲者だ。

本音を言えない社会の。



戦争での人殺しは英雄ですか?
1月 2nd, 2014 · 5 Comments
「罪と罰」というドストエフスキーの小説の中で、お金に困った青年が金貸しのおばあさんを殺すときにあれこれ考えます。

「人殺しは罪だけど、戦争で殺せばナポレオンのように英雄。自分がこの強欲なおばあさんを殺しても…」と、とうとうと殺していいための理論構築を頭の中でしていきます。

その小説の奥深さ、人々からさげすまれ、最低であると言われるやり方で、家族を養う女性との出会いによって、その殺人犯の心が変化していくさま、ロシアというあやつりがたい巨大な化け物のような無秩序社会の中の秩序。などなど、圧倒されるものがありますが、今、もう一度読み返す時間もなく、残念に思います。

だけど、何言ってんだい、殺人は殺人じゃないか、というその問いかけに、今、再び、日本が、いとも簡単に、正義のためなら戦争しても言い、高校生のような若い男の子たちを「特攻」で死なせた側の責任は問われず「英霊」ともてはやす。

戦場で人を殺さなければ、自分が殺される。それでも殺していいのか。本当にそれが英雄か?

21世紀はその段階に入るのではないでしょうか?
正義のため…などというのは、現代からみたら嘘くさく、すでに舞台裏はみえみえで、武器産業と総理大臣の家族が密接につながっているとかそういうお話を聞いてしまうと、やすっぽい週刊誌の小説のような感じよりもできが悪い。

国民として、政府という場所まで上り詰めたその人間の暴走を止める責任がある。

しかし、大方の人間がそれを気づかず、止めることができなければ、あの軽い調子で、憲法を変えなくても「徴兵」ということをやりかねません。
この間、いろいろな人と話をして驚いたのは、「人権」という概念が、日本人らしく、いかにあいまいであるか。
雲の中にあって、つかもうとしたら消えてしまう夢のような話ではなく、さまざまな私達の権利は憲法に明記されていて、政府はそれを犯してはならない。

言論の自由

集会結社の自由

思想信条の自由

表現の自由

生存権

などなど。あげたらきりがない。私達が行きたいところへ旅行し、好きなところに宿泊できるのも、これも「自由」。

しかし、これらの自由がすべてないのが、共産主義社会なのです。
自民党の憲法改正案は、それらの人権をざっくり削除したいという。それって、そう全体主義国家へ向かうだけです。北朝鮮と同じになっていく。
自民党の中では天賦人権説はもういらないとか言う人たちもいるようです。
天から与えられたモノじゃなくて、当時の日本人のやたら先進的な人たちとアメリカで日本人にはこの「権利」をと憲法に書いて決めたんです。概念じゃなくて政府はそれを保障する義務を負う。
確かに、日本人の中でそのような、権利をふりかざすのはみっともないという感覚もある。

だから、日本国民のレベルより、憲法のレベルが高いことも確かです。
言論の自由があるのに、「そんなこと言うな」「不安をあおるな」とか平気で言う人いますよね。
その人の前でみなさんどうしますか?
黙っちゃうでしょ。
「私には言論の自由がある、あなたは人権侵害を犯している!あなたはおかしい」と言い返す背景がない。
つまり、憲法を生かし切っていない。
(欧米だって職を失うとなったら言わないと思いますが、友達同士などの会話の場合ね)

原発事故があったら、ある程度強権的にでも、住んでいけないところから人々を移住させなければいけない。

旧ソ連がそれをやれたのも、やはり、そういう国家だったからできたのでしょう。
反対したら殺されるか、夜のウチにどこかへ連れ去られるのがせきのやま。

つまり、一方的に政府が言う「無理難題」を聞くしかないのです。でも、聞くだけのメリットが彼らにあった。
家の支給
無料の医療(レベルがあるが)
無償の教育(大学まで、能力のある人)
仕事の世話
つまり、言うことさえ聞いておれば死にはしない。
このレベル?と思っても、最低ラインでがまんする。

日本は、人権を取り上げられた上に、仕事を失ったら、家賃が払えなければ家族路頭に迷うけれど、政府は面倒見ない。病気になっても、自己負担がこれからあがっていく。
メリットがひとつもないのに、義務だけ課せられていく。

奨学金が払えなければいずれ、アメリカのように軍隊や軍の派遣で危険地帯での任務も強制もありえるでしょう。
どうでしょうか?

政府は「領土」と「領空」を守るために決意を新たにしています。
私達「国民」を守るとは言わない。

一つの罪をとても重大に感じる人、考える人と、まったく心の痛みさえ感じない人もいます。
エニアグラムという心理学の本があります。
それはそもそも人間をだいたい9つのタイプにわけて考え、その人間の正確に合わせた適材適所を考えるどこかの地域の帝王学だったように思います。

首相の性格を話したこともない私が談ずるのは、もちろん失礼かと思いますが、(もしもエニアグラムを知っている人がいたらいっしょに考えてくださいね)あくまで私見。

たぶん7番なのでしょう。
この7番の特徴は、遊び。それから、正義とか、国家のなんたらかんたらとか偉そうな屁理屈がスキ。
でも、「無責任」、言ったことを忘れて遊びで飛び回る。
子どもで言えば、グループの中にこういう子がいれば、遊んでばかりで叱られて、宿題なんてすっかり忘れて…なんて子ですね。でも、叱られてもケロケロっとして、また同じことの繰り返し。
でも、この子がいると、楽しいことを考えるので、子どもたちには人気です。
自分を変えようとはしない、自分大好き人間。
大人になって会社に入れば、幹事などをまかせたら、まあ、楽しい会を企画してくれるでしょう。
企画も最後まで詰めることができませんが、それは人間社会。
どうしても気になった人間がなんとかホローして、無事に、その会が楽しく終わって、幹事は良かったというふうに終わるのが常です。
でも、お小言や、しつけはだいきらい。
国債を発行して、借金がいつ返せるか考えない。
でも、みんなが国の借金で困っていても、鼻歌歌える人がこのタイプですね。
くよくよするなよって。

このタイプの子どもは大変むずかしいですね。叱ってもだめ、ほめすぎても増上慢になるし。
コツコツと最後まで「責任」を取ることの大切さを教えるしかない。

残念ながら、現首相が「責任」「責任」と連呼するのも、「責任」という言葉の意味がわからないからなのでしょう。
17才の子どもを「特攻」いいかせた無責任な人たち。

A級戦犯アメリカに裁かれた裁判だよ。
じゃ、国民から裁いてもらったらいい。
アメリカが石油をくれなかったから戦争したんだよ。
だったら戦争しかけていいんですか?
大学生と幼稚園の戦争のようだった。

アジアを植民地主義から解放したんだよ。
本音は、欧米の植民地を奪いたかった。
石油がほしかった。
日本がどんどん戦端を南に南に伸ばすだけ伸ばして、ヨーロッパ諸国の植民地をとったところで、
同じようにしてアメリカが日本を攻め落としていった。
戦端がのびれば、警備が薄くなり、物資がない日本が負けるに決まっています。
そのとき、日本のお友達(三国同盟)であったナチスドイツもまた、戦端をエジプトにまでのばしていました。
なぜ、こんなことをしているかといえば、当時、同盟を結んだ日本、ドイツ、イタリアは植民地主義から出遅れて、資源の収奪ができなかったからです。

タイに行ったときに、こんなに自然豊かで果物がわんさか実っているのに、なぜ、南方戦線の兵隊たちは餓死したんだろう。いろいろな野草をみんな食べています。
タイは戦場になりませんでしたが、逃れてきた日本兵もいたそうです。
「食べていい草かどうかわからなかったのでは?」日本と違ってあっという間に、草が生い茂る南方で。

たかが食糧のために、誰かを殺す、それが戦争です。
誰でもスパイに見えて、反抗した人間を殺す。これも、日本が中国や朝鮮半島でしてきたことです。
侵略じゃない、と言う人がいますが、それではなんだったんですか?

私は本当に聞きたいです。

軍隊がそこを歩いて、何か衝突があれば、そこで誰かが犠牲になる。
それって、正義ですか?
侵略してもいない国で、勝手に自分達の正義を振りかざして、他国民を裁いたこと。
悪いとか悪くないとかそれ以前に、軍靴で人の国に入っちゃいけないんじゃないですか?

逆を考えたらわかりますよね。

21世紀の地球で、戦争が亡くならない。原発が亡くならない。

これが儲かるからです。
誰かの憎しみだとか、何十年何百年前の恨みだとかそういうものを導火線にして、戦争が起きるけれど、それは利益があるから行われる。
だから、その商売がなくならない。
韓国で大きなゼネストが行われ、朴政権の不正選挙が追求されているけれど、朴大統領は日本のヤスクニ参拝を責め立てる。
普通に考えたら、安倍首相のヤスクニ参拝ありがたい。中国政権にもありがたい。
日本だって、政府と国民の願いの乖離が起こってる。
つまり、この3国の首脳陣の利害関係が一致している。
おまけにロシアまで口はさんできた。みんな、国民と政府の思いがズレている国。
国民の声をきくつもりはない、国民を支配したい。

ならば、いちばん目先を変えるのにいいのが…戦争。

後ろで武器商人が、ね、いいアイデアでしょ?って指導者たちにプレゼンテーションしている。
戦争で人殺し?したくありません。させたくありません。
兵役拒否したら300年、獄につなぐぞ!と石破氏は、国民を脅す。
「あんた選挙で勝っただけだろ」
だけど、いつも、彼らが彼らのそんな夢を語り合っているから口から出たんだね。
地球上で、戦争で人を殺さない権利、それが私達一人ひとりにあると思うかどうか。
そうやって獲得していくものなのです。
本来、人権とは。
特に東北・関東の子どもたちは、被ばくさせられており、戦争がはじまったら、いのいちばんに徴兵されると感じています。

戦争のための滑走路、二本、沖縄に。

原発反対、放射能嫌だは言えなくても、戦争反対はまだ言える。言えるウチにとにかく、戦争体験のあるじいさんばあさんに戦争が始まりそうだと、プラカード一緒に持ってもらうしかありません。


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