日ロの領土交渉はアベノミクスに代わる「ニンジン」の第二弾ー(田中良紹氏)
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4th Sep 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
ロシアに騙されてもたいした額にならないだろう。それにひきかえTTPも想定すれば国の根幹を喪失し、原発再稼動で陸海の恵を食べられない境遇が確定し、モンサントや農薬塗れの食物、世界の薬の4割超の薬を食べさせられて、滅びの未来確定。たかる物モウないだろう
こいつが首相の内にせいぜい使い倒そうと世界は狙っているのではないか。
この男に忠告してやっても聞きそうにない。
むしろせいぜいおだてて調子に乗らせたところで利益を引き出そうと思うのではないか。
安倍総理は2日午後、ロシアのウラジオストクでプーチン大統領と会談し、
11月と12月にペルーと日本で再会談を行うことを合意した。
会談後に安倍総理は平和条約締結交渉の進め方について
「道筋が見えてきた。手ごたえを強く感じとることができた」と記者団に語った。
その言い方や表情から高揚した感じを受け取ったが、
そのことにフーテンはまたまた危うさを感じる。
交渉当事者が交渉の途中で高揚したものの言い方をすることなどあってはならない。
それは交渉術のイロハである。
山本七平がどこかに書いていたが、交渉事は怒ったら負け、惚れたら負けである。
怒ったり惚れたりすれば理性が働かなくなる。だから交渉事に長けた相手は必ずこちらを怒らせるか、
あるいは惚れさせようと仕掛けてくる。それを日本人は分かっていないという話である。
安倍・プーチン会談を見ていると、
ファーストネームで呼びかけ積極的に語り掛けているのは安倍総理の方で、
プーチン大統領はその言動を「注意深く」受け止め、「慎重に」判断している印象である。
安倍総理の目的がどこにあるかを見極めている。
交渉の表向きの目的は北方領土問題を解決して平和条約を締結することである。
しかし領土問題でロシア側の姿勢は1956年の日ソ共同宣言以来何も変わっていない。
つまり平和条約を締結すれば歯舞、色丹を引き渡すというものだ。
これに対し日本では1855年の日露和親条約を根拠に択捉、国後を加えた「四島一括返還」を
一貫して主張してきた。しかしロシアは「第二次大戦の結果、自国領になった」としてこれを全く認めない。
歯舞、色丹の引き渡しでも主権は日本ではなくロシアが持つと考えている節がある。
こうした中で安倍総理はロシア側に経済協力を軸にした「新たなアプローチ」を提案し、
世耕経済産業大臣にロシア経済分野協力担当大臣を兼務させるという異例の人事を行って
ロシア側の歓心を買おうとしている。
その背景にはウクライナ問題で西側諸国から経済制裁を受け、
さらに原油安で経済的に苦しい状況にあるロシアを譲歩させるには、
経済を切り札にプーチン大統領との個人的信頼関係をうまく利用すれば突破口は開かれると読んでいるからだ。
そのため安倍総理だけが何度もロシアを訪れ、
プーチン大統領に気に入られる提案を繰り返すという、外交的には極めて異例のことが起きている。
しかし異例であってもそれが日本の国益につながるのであれば問題はない。
問題は国益につながるかどうかだ。
アベノミクスが思い通りの成果を生まず、国民の将来不安を解消できなくなると、
安倍政権は「まだ道半ば」という言葉を多用して期待を先につなげる策に出た。
しかしそれは当初からわかっていたことで、
フーテンは「アベノミクスは鼻先にぶら下げられたニンジン」と昔から表現している。
ニンジンを見て走り続ける馬のように国民は働かされ、
そのことで経済を成長させようとするのがアベノミクスである。
最近の選挙結果を見ればそのニンジン効果はまだ薄れていない。
アベノミクスを争点にした選挙で与党はいずれも勝利し続けている。
アベノミクスを失敗とみている海外はこの選挙結果に驚いている。
アメリカやイギリスではグローバリズムで職や賃金を失った国民が怒りの声を上げ
政治に地殻変動を起こさせている時、破綻に向かっているアベノミクスがなぜ支持されるのか。
日本の格差の程度がまだ英米ほどではないからだと考えるしかない。
そのため「まだ道半ば」が有効なのだと考えられている。
しかしアベノミクスの有効寿命には限りがある。
安倍総理は次のニンジンを国民の前にぶら下げる必要がある。
日ロの「平和条約交渉」がそれに当たるとフーテンは考える。
ロシアが領土問題で譲歩する気のないことは百も承知である。
せいぜい歯舞、色丹の引き渡しが実現する程度である。
しかしそれでも段階的に「四島返還」交渉を進めるという見せかけの道筋を国民に示せれれば、
それはニンジンになりうる。そのためにはロシア側にも協力してもらう必要があり、
その見返りがロシア側の望む経済協力ということになる。
ニンジンが最も必要になるのは12月15日にプーチン大統領を迎えて
山口県で行われる日ロ首脳会談から2018年にかけてである。
2018年には3月にロシア大統領選挙があり、9月末には安倍総理の自民党総裁任期が切れる。
その年を双方が「日本の年」と「ロシアの年」にすることを安倍総理が提案し、
記念行事が行われることになっている。
プーチン大統領が再選されるのは確実だから、
自分もそれにあやかって総裁任期を延長するための布石にしたい現れだとフーテンは思ったが、
それだけならニンジンは国益のためというより個人益のためである。
そしてロシアの思惑はロシアをG8から追い出したG7に対する分断工作にある。
そのG7の議長を今年務めているのは日本の安倍総理であり、
安倍・プーチン会談で見られる安倍総理の「すり寄り外交」は
G7各国にとっていささか眉を顰めたくなる光景ではないかとフーテンは思うのである。
このところのプーチン外交は、かねてからの宿敵であり、
シリア問題でも立場が敵対するトルコのエルドアン大統領をロシア機撃墜事件で謝罪させ、
ロシアとの関係改善に持ち込むなどNATOにくさびを打ち込み、
また南シナ海問題で孤立を深める中国と合同軍事演習を行うなどアメリカへの対抗心を強めている。
昨年はアメリカに迎合し「ネギ背負った鴨」となって集団的自衛権の行使容認に踏み切り、
軍事分野でアメリカから金を吸い上げられる道を拡げた安倍政権が、
次にはロシアとの「平和条約締結交渉」をエサに経済協力で金を吸い上げられ、
挙句に各国から外交交渉のできない国と見くびられ、
「たかり」にあうことになるのではないかとフーテンは恐れるのである。
北方領土の国後・択捉島の扱いを理解するには次の3項目が必要です。残念ながら、日本国民はゆがんだ形でしか理解していません。
第2次大戦後、日本はこの国後・択捉島の領有権はどのように決定されたかー日本は放棄―
放棄された国後・択捉島を誰が領有するかの問題、米国はソ連に貴方の物と約束
1956年の日ソ国交交渉の時、何故、米国は日本が国後・択捉をソ連の領土と認めることを米国が反対したか
第2次大戦後、日本はこの国後・択捉島の領有権はどのように決定されたかー日本は放棄―
第二次大戦後、日本はポツダム宣言を受諾しています。
「八 カイロ宣言ノ條項ハ履行セラルベク又日本國ノ主權ハ本州、北海道、九州及四國竝ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ」
日本は本州、北海道、九州及四國以外は、「吾等(連合国)ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ」に合意し、連合国側は戦後国後・択捉を含む千島は日本領から除外しています。
中略
連合軍一般指令作成過程での受け持ち地域に関するトルーマンとスターリンのやりとりは興味ある史実を含んでいる(出典『日露(ソ連)基本文書・資料集』)
スターリン発トルーマン宛進展密書(45年8月16日)
「一般指令第一号が入った貴信受領しました。次のように修正することを提案します。
一:日本軍がソ連軍に明け渡す区域に千島全島を含めること
二:北海道の北半分を含めること。境界線は釧路から留萌までを通る線とする」
トルーマン発スターリン宛通信(8月18日受信)
「一般指令No1を、千島全てをソ連軍極東総司令官に明け渡す領域に含むよう
修正することに同意します。
3:1956年の日ソ国交交渉の時、何故、米国は日本が国後・択捉をソ連の領土と認めることを米国が反対したか
この日ソ国交回復交渉に米国は大きい影響を与えた。「二島返還やむなし」として解決を図ろうとする日本側に強い圧力をかけている。
重光外相はこのモスクワでの会談の後、スエズ運河に関する国際会議の政府代表としてロンドンに行く。ここでダレス長官を訪問して、日ソ交渉の経過を説明した。この会談の模様を再度、松本俊一著『モスクワにかける虹』から見てみたい。
「(1956年)8月19日に、重光葵外相(この時、日ソ平和条約の日本側全権を兼任)はダレス長官を訪問して、日ソ交渉の経過を説明した。ダレス長官は、“千島列島をソ連の帰属にすることは、サンフランシスコ条約でも決まっていない。従って日本側がソ連案を受諾することは、日本はサンフランシスコ条約以上のことを認めることとなる。かかる場合は同条約第26条が作用して、米国も沖縄の併合を主張しうる立場に立つわけである”という趣旨のことを述べた。
重光外相はホテルに帰ってくると私を呼び入れて、やや青ざめた顔をして“ダレスは全くひどいことをいう。もし日本が国後、択捉をソ連に帰属せしめたら、沖縄をアメリカの領土とするということを言った”とすこぶる興奮した顔つきで話してくれた。
重光氏もダレスが何故にこの段階において日本の態度を牽制するようなことをいい、ことに琉球諸島の併合を主張しうる地位に立つというがごとき、まことにおどしともとれるようなことを言ったのか、重光外相のみならず、私自身も非常に了解に苦しんだ」
ダレス長官はさらに追い打ちをかける。9月7日谷駐米大使に、「日ソ交渉に関する米国覚書」を手交する。8月19日は重光外相に日本が「国後、択捉をソ連に帰属せしめたら」米国は「沖縄を併合する」と脅した。9月7日は「米国はサンフランシスコ和平条約による一切の権利を留保する、平和条約はチャラになる」と谷駐米大使を脅している。覚書には次の記述がある。
「日本はサンフランシスコ条約で放棄した領土に対する主権を他に引き渡す権利を持っていないのである。このような性格のいかなる行為がなされたとしてもそれはサンフランシスコ条約署名国を拘束しうるものではなく、かつ同条約署名国はかかる行為に対してはおそらく同条約によって与えられた一切の権利を留保するものと推測される」
外交は国のトップがするべき事では無い。
では誰がやるのか?それは外務官僚で、長年培って来た「コネクション」を使い水面下で協定・条約案件の99%を合意して置く。
そして最後に両国のトップが会談・判断し1%の穴埋めをして「国会・議会」に諮る。
これが先進国の外交交渉の姿だが、我が大日本帝国は外務官僚が米国一辺倒で「出世」出来たものだから、外交能力が完全に退化した「只の東大バカ」の集まりに成り下がった。
加えてトップが幼稚園からのエスカレーター学歴だからこれも「判断能力退化」と云うより「幼稚園児知能」で停滞中。
今でも「戦争」は戦艦でするものと思い込み漁船と2回も衝突する役立たずの「高額もうイーデス艦」を米国から購入する。
更に近代戦の要である「戦闘用航空機」には「空飛ぶダンプカーF35」「屋根飛ばし専用オスプレー」を通常の2~3倍の値段で米国から買わされているのに専門家で在る「防衛省幹部」は何の疑問も抱かず喜んでいる。
中国包囲網を構築すると言いながら、逆に日本が経済包囲されている事に未だ気付かないキチガイ総理・政権・ネトウヨ・ネトサポ・日本会議の「本物売国奴達」。
不正選挙で目出度く「先生」に成られた「青山シゲなる大法螺吹き」は今回のロ日会談はKGBプーチンがキチガイ安倍に擦り寄ったと、またまた得意の法螺を吹いているが会談中の両者の顔付き・言動観れば一目瞭然である。
さて形だけのお約束「平和条約」締結するのに、どれだけの「売国」をキチガイ総理がするのか御手並み拝見と行きましょう。
1億2000万の人口を抱えながら一応先進国となっている日本がこれほど経歴もさることながら重みの無い人間性も掛けている人間がトップをしている事は本当に国民にとって不幸極まりない。選挙で変えたくても政権お抱えのムサシという会社を良い様に使いそれに加担しているマスコミ、電通と言う悪企業が一体となってこの安倍独裁者を支えている。アベノミクスなどとうに失敗しているとドイツフランスの首脳が言っているのに何故自民党が選挙で勝つかはそレが解っていない、マスコミが腐っているから国民の多くも解っていない。
2016年09月03日18:24
カテゴリマスコミに載らない海外記事
あなたはマインドコントロールされたCIAのカモだろうか?
マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/cia-3729.html
<転載開始>
Paul Craig Roberts
2016年8月31日
誰かが、オーランド、サンバーナーディノ、パリやニースの公式説明に疑問を呈するのを聞いて、したり顔でほくそえんだことがおありだろうか? 9/11に関する疑問を投じた、2,500人の建築家やエンジニア、消防士、民間機や軍用機のパイロット、物理学者や化学者や元政府高官よりも、自分の方が優れていると感じておられるだろうか? もしそうであれば、読者は、マインドコントロールされたCIAのカモの姿にあてはまっている。
“陰謀論”という言葉は、1964年、ジョン・F・ケネディ大統領は、本人も警察に拘留された際、訊問を受ける前に暗殺されたリー・ハーヴェイ・オズワルドという名の、一人の銃器携帯者に暗殺されたというウォーレン委員会の結論に異議の声を上げる多くの懐疑論者の信頼を損なうため、CIAによって発明され、世間で使われるようになったのだ。CIAはマスコミ内のお友達を利用して、ウォーレン委員会報告を疑うことを、嘲笑と敵意の対象にするキャンペーンを立ち上げたのだ。このキャンペーンは“史上最も成功したプロパガンダ作戦の一つだった”。
ランス・デ・ヘイヴン・スミス政治学教授が、論文審査を受けた著書『アメリカにおける陰謀論』テキサス大学出版局刊の中で、そう言って、政府説明に異議申し立てする人々に対し、人々が、反射的、自動的に汚名を着せるようにするのに、CIAがいかにして成功したかを説明している。これは極めて重要で、読みやすい本で、『マトリックス』の世界から、読者を解放する力を持った、まれな一冊だ。
デ・ヘイヴン・スミス教授は、CIAの策謀を立案している原本のCIA公文書#1035-960を、情報公開法請求によって入手できたおかげで、この本を書くことができた。官僚は、これほど古い文書が重要だなどとは思わなかったのだろう。文書には“不要になり次第、破棄すること”と記されているが、なぜか破棄されなかったのだ。CIA文書#1035-960は、本書中に複製されている。
CIAが、政府説明に対する懐疑論に汚名を着せるのに成功したことによって、9/11のような民主主義に対する国家犯罪 (SCAD)を調査するのを困難にしている。政府が証拠を破壊し、所定の手続きを無視し、捜査を遅らせ、それから、公式説明にお墨付きを与える政治的委員会を立ち上げることができる9/11のような怪しい出来事の場合でさえ、人々の頭は“陰謀論変人”とあざ笑うよう、洗脳されているのだ。デ・ヘイヴン・スミス教授は、ケネディ暗殺や9/11などの出来事では、公式の警察や検察による捜査は決して行われなかったと書いている。出来事の解明は、政治的委員会に任されたのだ。
デ・ヘイヴン・スミス教授の本は、私が読者の皆様に書いてきたことを裏付けている。政府は、SCADが起きる瞬間に、公式説明を用意していおいて、そもそもの発端から論議を支配しているのだ。これによって、他の全ての説明が“陰謀論”になる。デ・ヘイヴン・スミス教授は、それをこう説明している。
“ミーム情報に対するSCADの手法は、CIAや、他の関与している可能性がある機関が、作戦のずっと前に、ミーム情報を作成しておいて、それゆえ、いかなる競合する概念が出現する前に、SCADのミーム情報が極めて迅速に現れ、広まってしまうようにするのだ。”
建国の始祖だったら、政府内部の権力の座にいる連中が、隠れた思惑に役立つ出来事の画策を可能にするのに、政府が関与している怪しい出来事と、見なしたであろうものに対する世論を支配するのに、CIAは成功しているのだ。9月11日の出来事は、ワシントンが支配する世界のための果てしない戦争という新たなパラダイムをうみ出した。CIAが世論の支配に成功したおかげで、支配層エリートの政治犯罪を捜査するのが不可能になっている。結果として、反逆罪が、アメリカ政府の公式政策になることさえ可能になっている。
デ・ヘイヴン・スミス教授の本は、アメリカ軍、CIAと、シークレット・サービスの人間によるケネディ大統領暗殺について語っている。ウォーレン委員会が、民主主義に対する国家犯罪を隠蔽したのと同様、デ・ヘイヴン・スミス教授は、なぜ我々は、9/11公式説明を疑うべきなのかを示している。そして、政府が我々に語るあらゆることも。
本書をお読み願いたい。薄い本だ。手頃な価格だ。現実を知るための準備だ。本書は、阿呆で、無頓着な、洗脳されたアメリカ人にならずに済む予防接種になる。CIAが、印刷された本書全てを購入し、燃やさないのに、私は驚いている。おそらく、CIAは、国民の洗脳に成功したことで、何の恐れもないとたかをくくり、アメリカ民主主義や、責任を負う政府が回復できるなどとは思っていないのだ。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Order.が購入可能。
記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/08/31/are-you-a-mind-controlled-cia-stooge-paul-craig-roberts/
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蛙の子は蛙。
「制御棒処分、70m以深 国の管理10万年 規制委方針」という報道にも平然と、のんびり白痴製造装置の番組を見て笑っているあなたはマインドコントロールされたカモだろうか?
宗主国の腰巾着、第一の属国も、必然的に、デッド・ネーション・ウォーキング。
アフリカに大盤振る舞いしたのは、国連の理事国に選ばれるための選挙運動だろう。
宗主国としては、かならずオウム返しに同じ意見の投票をする傀儡が理事国になるのは有利だから、勧めはしても、文句は言うまい。しかも日本の国民の税金による買収工作。宗主国の懐は全く痛まない。
戦争への道を着実に進む一方、国民の福祉は壊滅方向にある。同じ物事の裏と表。
ネオコンの意図、誤算や、間違った発射警報による核戦争の可能性は、高いままだと私は思う。アメリカ/NATO軍の挑発や、ロシア国境のミサイル基地は、核大国間の緊張を高めるだけの無謀なことだ。間違った警告が、本物と思われて、誤算が起きるのは、緊張している時期だ。地球上の生命のために、アメリカ政府は、ロシアとの緊張を、高めるのではなしに、緩和すべきなのだ。今のところ、ネオコンが、地球上の生命のために、連中の覇権の狙いを進んで放棄するという兆しは皆無だ。
2016年09月03日19:26
カテゴリgeneumiのブログ
地獄の何丁目?その2
geneumiのブログさんのサイトより
http://ameblo.jp/geneumi/entry-12196348647.html
<転載開始>
地獄の三丁目で、レプ退治終了。
だが、地上世界のお約束、それは少し遅れてやってくる。
年金損失が20兆円?
そんなもんで済む訳がない。
それでも、しばらくは約束通りの支払いを続ける。
ある日突然支払い不能では、この先騙せる保証がなくなる。
パナマ文書の膨大な資金は何処へ消えたか?
金庫番はアシュケナージ偽油ダ屋だが、その上のお歴々が粛清された。
一節には隠然たる力の源泉はレプ系傘下国際社会の保有する莫大な資産だそうだ。
しかし、いくら正統な債券を持ってしても、市中の銀行では引き出せない仕組みになっている。
もしかすると、引き出すにはレプの相当上の実力者の承認が必要?
と、なれば、永遠にカネは引き出せない。
なぜなら、彼らはもう宇宙に存在しない。
もっとも、数千億~兆単位の金を預けた世界中の間抜けが、資金引き出しを無理強いしようものならアッサリ殺される。
殺されたらそのお金は誰のもの?
本来はレプのものだが所詮木の葉のお金。
蒸発しても宇宙を汚す汚い代物。
こうなると、裏社会は自分たちの保身と権益が最優先。
つまり、今までお目こぼしした従順な家畜(手のつけやすい)ところからむしり取る。
銀行で言うところの貸し剥がし。
裏社会の庇護の元に生計を立てる人々は、官も民も無く、強制的貸し剥がしの憂き目。
「裏社会」と関わったことを今更後悔しても手遅れである。
裏のコマンドはどこにどのくらい金があるか、つぶさに知っている。
地獄の二丁目、消費増税25%でも焼け石に水。
体面上、国は約束を破れない。
国際的な信用にも関わる。
だが、消費税40%はあり得ない。
無い袖は振れない。
これまで不正に蓄財したお金を全部吐き出して補填した事にする?
もちろん、焼け石に水。
カネを戻しても罪は消えない。
こうなると、あとは戦争しかない。
国家非常事態宣言。
その日のために北朝鮮をつくり陰で支えて来た。
事によると満州とも結託して、北京政府に揺さぶりをかけるかも知れない。
だが、どれもこれも不完全燃焼。
不完全燃焼の理由は簡単。
一般市民は、支配層の小間使いより遥かにリテラシーが高い。
偽総理をして、一国の総理大臣だと強弁する連中に知性があると思う?
明らかな劣化は隠しようもない。
そうなった理由も簡単。
バカの抽出マシン、不正選管ムサシで選りすぐりの低能だけを選んだ。
ネトウヨ、日本会議、戦争おタク、統一教会、偽カルトである。
その他を見ても世襲、裏切りのご褒美、薬中、汚れ役・・・。
「心」が壊れた人間のクズ。
誰も信用しないマスゴミもお陀仏。
アナウンサーが白と云えば、あ~、きっと黒なんだな、と、見え透いてしまう。
地獄本町。
壮絶ないじめの連鎖は国を滅ぼしかねないレベルに達する。
核分裂反応ほど高速ではないが確実に弱いものを殺す。
実に陰湿で気持ち悪い。
非日本人系利権関係者は100%対象。
そんなものは知らないと言っても、親が、祖父母がそうなら立派な対象者。
何も知らない善良なS価信者、キリスト教原理主義者に依存する迷える子羊もやっと過ちに気づくが、時既に遅し。
この人たちは気の毒なことに、これまでも相当虐げられているが、それに気づいていない。
だが、この先は嫌でも気づかされる。
適当に長いモノに巻かれて、適当に自己の利益を優先する。
これまでの常識をベースに善良に生きていると自負する人々。
本来頭がいいので鉄板B層ではない、いわゆる日和見層。
残念だが、この層もターゲットである。
なぜなら、一番多い人口層。
この層の特徴は、今だに、消費税増税を仕方がないと言ってみたり、年金は国を信用して支払うべきと言ってみたり。
INU・HKの偏向報道を黙認し、嘘つき新聞も止めない。
世論調査では、どちらとも云えないを選ぶ。
しかし、これまでも相当騙されて、余計な金を吸い取られている事も事実。
年金払い損確定。
社会保障は別途請求書がついてくる。
食べて応援はいいが、ガンになっても保険は降りないアフラック。
などなど、数えきれない不利益の暴風雨。
それでも、まあまあ、そこそこの生活ができればいいと妥協を重ねて来たのだが・・・。
ここから先は地獄の一丁目である。
地震、雷、緩慢なる毒殺、その気になれば何だってやるのが司令塔を失った裏社会。
自作自演でミサイルをぶっ放し、北朝鮮が攻めてきたと云えば、日和見層は戦争に反対しない。
この層が30~40%いれば、裏社会1丁目1番地の思う壷。
それを必死で阻止せんと、陰謀論者とか変わり者とかいわれながらも信念を貫く一部の人々を真っ先に無視、あるいは卑下する輩。
何か、汚いものでも扱うように、自分たちだけきれいヅラをする。
当ブログ管理者はこの手合いが一番嫌いである。
鉄板B層+日和見層のおかげで、日本はここまで堕ちた。
だが、ハンドラーのケツも発火した今、さらに貶めるにはこれまでにも増して鉄板B層+日和見層の多大な犠牲が必要である。
カネ、もしくは生命を捧げよ、だって。
誰に?
まさか偽総理一派?
いや、お国のため。
バカなの・・・?
お国はそれぞれの意識の中にあるにはあるが、それにカネを捧げる?
命を捧げる?
なにそれ?
意識世界から1ミリでもそんな要求が来る訳がない。
真っ先に意識世界の意志を汲み取ったなら、それに従って生きるのみ。
地上世界限定のお国のためなんちゅう世迷い言で人に指図する阿呆は、人間止めた方がいいんじゃないの?
人間が生まれて来た使命は「生命環境を守り育む」ことである。
これに背を向ければ、いくら品行方正な暮らしぶりでも裏社会の構成メンバーである事に変わりはない。
レプの親玉がいれば、紛いなりにも棚ぼたが落っこちてきて、忠誠さえ誓えばいい事があったかのように見えた。
我も我もと群がって、アメリカを中核にした国際社会なる虚像が一人歩きを始めたが、それにしたところで、多寡だか200年の果敢ない夢。
地獄の一丁目を突き抜けると同時に上昇スパイラルが見えて来る。
誰の目にもハッキリ見える。
「生命環境を守り育む」意志を持ち、1ミリでも貢献した人は、ぴょんと飛び乗って準備OK。
しかしそうでない人は、次々に通り過ぎる光の階段を見送るばかり。
意識が低過ぎて飛べない。
あるいは飛び乗り損ねたら、永遠の谷底に堕ちていく気がして足がすくむ。
自然法(循環)は、極めて公平に作用する。
常に誰にでも同じ条件を与えている。
しかし、個々の意識の違いによって地上的苦しみをかき集めるのは、オノレの問題。
この数年、時間の質が変わり、悪事は速やかにバレ、当事者は逃げられない。
巡りの剥離作用と相まって、現在進行形で悪事に手を染める連中のタイムラインはブチンブチンとショートカット。
世界はクッキリと2つに割れるかに見えるが、さほど時間をおかず一方は跡形もなく消えていくのである。
2016年09月03日19:29
カテゴリ社会科学者の随想福島・原発関係
東電福島第1原発事故現場「汚染水漏れ」問題は永遠に続くのか? 放射性物質に汚染された地下流水を凍土壁で包囲できない惨状
社会科学者の随想さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1060733466.html
<転載開始>
【どこまで続く泥濘ぞ,果てるところをしらない放射性物質による地下水汚染問題】
【あと何年・何十年経ったら解決できるのか,福島第1原発事故現場の,誰にも判らない重大・深刻な実情】
①「福島第1,地下水が急上昇 大雨続き,凍土壁2カ所溶ける」(『朝日新聞』2016年9月2日朝刊1面)
東京電力福島第1原発で,汚染水対策で設置が進む凍土壁で遮蔽(しゃへい)された下流のエリアの地下水位が,台風10号による降雨の影響以上に上昇していたことが〔9月〕1日,わかった。東電は,凍っていた凍土壁の2カ所が,度重なる大雨で溶けたと明らかにした。こうした穴を抜け,原子炉建屋側の地下水が下流に流れこんだとみられる。
東電福島第1原発事故現場凍土壁『朝日新聞』2016年9月2日朝刊 東電によると,凍土壁の下流の護岸の地下水位は,台風10号が通過した先月30日に一時,地表の下28センチまで上昇した。台風10号の通過前は35センチ下だったといい,7センチほど上昇した。
台風10号による付近の降水量は1日で55ミリ。それだけなら5・5センチの上昇ですむはずだが,ポンプで740トンの地下水をくみ上げたにもかかわらず,降水量を超える水位の上昇があった。
東電によると,先〔8月〕月17日に接近した台風7号の大雨以降,凍土壁の2カ所で0度以下だった温度が0度以上に上昇した。度重なる大雨で大量の水が流れこんだことで溶けたとみられる。東電は薬剤を流しこみ,再凍結を促す工事をする。
凍土壁の上流にある原子炉建屋には,高濃度汚染水がたまっている。東電は,建屋近くを通って汚染された地下水が,凍土壁の穴を抜けて下流に流れこんだとみており,凍土壁が機能していない状況を認めた。
東電福島第1原発事故現場汚染水漏れ工事失敗画像
出所)画像は,http://ameblo.jp/syuukitano/entry-12185029671.html
地下水が地表まであふれ出た場合,側溝などを通じて海に流れ出す恐れもあった。東電の担当者は1日,「あと150ミリ降っていたら,地表面を超えていたかもしれない」と話した。気象庁は当初,東北地方の多いところで24時間に200ミリほどの雨が降ると予想していた。(記事引用終わり)
本ブログでは原発問題に関しては,福島第1原発事故にかかわって,いまだに収束のみこみのもてないままである「地下水汚染水漏れ工事」を,なんどもとりあげてきた。最近における記述がたとえば,つぎの8月20日のものである。
⇒ 2016年08月20日,主題「東電福島第1原発事故現場の『汚染水漏れ』対策は,いつになったら完了できるのか? あと何年・何十年かかるのか?」,副題「いつ終わるのかこれからもまったく読めていない『いまも生きている〈悪魔の火〉=溶融した核燃料「残骸(デブリ」)』 による放射性物質汚染水の継続的な発生問題に対する東電側対策の無力さ」
問題となっている地下流水「汚染水漏れ工事」に関するくわしい議論は,上の記述を参照してもらうことにしておく。本日はごく簡単に,早くから指摘・批判されていたこの工事じたいがその実効性においてほとんど期待できていなかった点を,あらためて強調しておく議論としたい。
要は,原発がいったん事故を起こしたとなると,もうとてもではないが,手の着けようがないくらいに重大かつ深刻,複雑かつ至難な「現場の状況」が生まれてしまうのである。1979年3月28日に発生したスリーマイル島原発事故はまだましもであったが,1986年6月26日のチェルノブイリ原発事故,および2011年3月11日の東電福島第1原発事故は,きわめて甚大な核災害をもたらした。その人的・物的な被害は,当該地域に関してだけでなく,地球全体の自然環境という観点からみても回復不能の損害を与えた。
以上の話題は深く考えるまでもなく,とてつもなく長期的な視野をもっての対処を覚悟させられる問題を教示している。われわれは現に,そうした難題を目前に突きつけられているし,ある意味では,まともな神経をもつ人間であれば,唖然・呆然たる気分に追いこまれていても当然であるような,原発事故が発生していたのである。ところが,つぎの ② の記事はこの ① の前日に報道されていたものであったが,読みようによっては,失神・卒倒しそうになる内容でもあった。
②「制御棒処分,地下70メートル超 電力会社400年,国が10万年管理 原子力規制委」(『朝日新聞』2016年9月1日朝刊3面)
原子力規制委員会は〔8月〕31日,原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち,原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定した。地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め,電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ,10万年間,掘削を制限する。これで,放射能レベルの高いものから低いものまで放射性廃棄物の処分方針が出そろった。
『朝日新聞』2016年9月1日朝刊使用済み核燃料廃棄記事 原発の廃炉で出る放射性廃棄物は,使用済み核燃料から出る放射能レベルがきわめて高い高レベル放射性廃棄物と,L1,原子炉圧力容器の一部などレベルが比較的低い廃棄物(L2),周辺の配管などレベルがきわめて低い廃棄物(L3)に大きく分けられる。
埋める深さは放射能レベルによって変わる。高レベル放射性廃棄物は地下300メートルより深くに10万年,L2は地下十数メートル,L3は地下数メートルとの処分方針がすでに決まっていたが,L1は議論が続いていた。
大手電力会社でつくる電気事業連合会は,国内の原発57基が廃炉になれば,L1だけで約8千トンの廃棄物が出ると試算している。規制委はL1について,コンクリートなどで覆って70メートルより深い岩盤内に少なくとも10万年間は埋める必要があると結論づけた。電力会社が管理する期間については「数万年とするのは現実的でない」として,300~400年間とした。その後は,国が立ち入りや掘削がされないように対策をとるとした。
放射性廃棄物画像
出所)底面の横軸にある10万年の位置に注意したい。
http://agora-web.jp/archives/1632988.html
処分地はL1~L3とも,電力会社が確保する必要があるが,候補地選びは難航しそうだ。すでに廃炉作業が始まっている日本原子力発電東海原発(茨城県)では,もっとも放射能レベルの低いL3に限って原発の敷地内に埋めることを今〔2016〕年1月,地元が容認した。しかし,これが受け入れが決まった全国で唯一の例で,L2やL1の受け入れを容認した自治体はない。
一方,高レベル放射性廃棄物の処分地は,火山や活断層から離れた場所で,運搬しやすいように海岸から20キロ以内が「適性が高い」などとする条件が検討されている。国は年内にも候補となる「科学的有望地」の地図を示す方針だ。
--この記事を読んでみて,人はどのように感じ,受けとめることになるのか? 筆者にいわせれば,途方もない話である。10万年先のことにいまの日本政府,いまの政権がどのような,高レベル放射性廃棄物に対する《安全の保証》をできるというのか?
a)「10万年先?」 10万年先に向けるというこのような「問題の設定」じたいが,根源から間違えている。現在,人間のしっている歴史:「有史の範囲」での尺度を当てはめていえば,とうてい収まり切らないのが「この10万年という永い期間」である。10万年先とは断わっているけれども,どのような責任のとり方を〈する・できる〉つもりで,その期限を想定しているのか?
その期限の果てしなく限りのない長大さは,人間・組織・制度が保証できるような,今後における「先の問題」とはいえない。いまからすでにとうてい「責任のとりようもない先の話」である。このような問題がもちだされる原発という問題そのもののなかには,異常・異様だなどとは形容しきれないほど難問・難局が控えている。
現実的に考えれば,まったくの『想定外』に〈なっていかざるをえない〉ほどに,ずいぶん遠い先:未来のことになるはずである。 はたして,この高レベル放射性廃棄物などの処分・管理のためのコストはいくらになるのか? この経費はいまの原発コストに算入されていないはずである。原発が金食い虫・穀潰しである発電装置になっていることは,もはや誰もが認めざるをえまい。
b)「原子力は悪魔のような代物」 東京電力社長を務めた木川田一隆は,「原子力はダメだ。絶対にいかん。原爆の悲惨な洗礼を受けている日本人が,あんな悪魔のような代物を受け入れてはならない」と主張したことがあった。しかし,東京電力は原発を導入していき,そして福島第1原発事故を起こした。事故現場の後始末が今後において,どのように片づけられているのか,いまところまったくその見通しすらついていない。
原子力は《悪魔の火》であり,原発の核燃料は《魔物のエネルギー》である。つまり,人間の手には負えない物質である。にもかかわらず,これを電気をえるための燃料に使ったところからして,そもそもの過ちがあった。人間の側にはもともと,この種の魔物にまっこう向かって闘えるような実力は,もともともちあわせていない。相手が悪すぎて,人間が手にしてきた科学技術では対処できず,無理ばかりである。
c)「原子力の平和利用というまやかし」 日本に原発を普及させることになった標語, “アトムス・フォー・ピース” は絶対に矛盾する語法である。原子力は兵器・武器用であれば,すなわち “アトムス・フォー・ワー” であれば,その適合性を大いに発揮できる。しかし,こちらの用途は「人間の殺戮と物資の破壊」のためにのみ向けられている。
広島原子力平和利用講演会ポスター画像
出所)このポスターは「1953年にアイゼンハワー大統領が『原子力の平和利用』ということをいい出して,原子力平和博覧会って日本でやるわけです」といわれたときのもの。http://ameblo.jp/m08068469/entry-11990208843.html
戦争用にでも事業用にでも用途をみいだせるダイナマイト(火薬)の場合に比べて,原子力をエネルギーに使用する用途は,その本質的な方向性からして根本より異質であるとみなすほかない。原発や水爆といった核兵器は,人間の技術的な矛盾をきわめた,どうみても本質的には「悪=殺人と破滅のための科学の応用」でしかない。
それを原発で核燃料に使用するにしても,しょせんは《悪魔の火》《魔物のエネルギー》であり,人間の側が『魔法使い』にならないかぎりとうてい,対等のつきあいは不可能である。
それゆえ,湾岸戦争やイラク戦争で使用された劣化ウラン弾をのぞけば,原水爆を兵器・武器として使用する核戦争は,いままで起こされていない。起こしたときはこの地球の破滅を意味する。むろんこの指摘は,第2次大戦以降に関する話である。日本は原爆を落とされた国として,その〈人体実験〉をさせられた被害国であったではないか。
この国がその後においては「ピースでもワーでも区別しない原子力」の「エネルギーとしての利用」だから,しかも電力をえるため:平和のためだといって,いままで50基以上もの原発を導入・利用してきた。思えば完全にキチガイ沙汰ではなかったか? 福島第1原発事故現場でいま進行中の事態は,まさしく「核物質との戦争状態」にある。けれども,そこでは人間の側がただ悪戦苦闘させられつづけ,守戦を強いられているだけの「技術的な状況」(魔境的な様相)である。
d)「トイレのないマンション」を承知で建設 しかしそれでもいままでは,正気のつもりでもって原発を稼働させてきたわけである。そのためにすでに現実の問題になっているように,使用済み核燃料やその他のとくに高レベル放射性廃棄物の処分・廃棄の方法そのものが,いまや大問題になっている。各種に分類されている放射性廃棄物を廃棄・保存させる土地すら,まだろくにみつかっていないというではないか。これはなにごとか?
いうなれば,まさに「トイレのないマンション」状態にあるのが,なかでも高レベル放射性廃棄物に関する問題である。昔であれば,畠には肥溜めがあってこれを肥料に使えたが,放射性廃棄物にもならず,原発事故を起こした放射性汚染物質の処理・処分問題は,今後においてその解決するめどは立っていないといわれている。
10万年先における問題について,いま責任をもってどうする・こうするという立場から,モノを申せる人間・組織(法人)や国家と地方自治体は,存在するのか? 原子力という怪物(魔界・魔境から使者)を相手にできる者(人間)は,もともとこの地球上は存在しない。
e)「人間界には不適である原子力エネルギー」 日本は第2次大戦の末期において,原爆(核爆弾)という兵器の戦災国になったあげく,21世紀に入ると原発(核発電)という装置の被災国になってもいる。アトムス・フォー・ピースもアトムス・フォー・ワーもあったものではない,といわざるをえない。
Atoms そのものが不幸な災害をもたらす素性・本質を備えている。「原爆の正しい使用法」があるとすれば,それはもともと武器・兵器に関するそれだけであり,これ以外にはありえなかった。
ところが,そこを「平和利用するという方途」と幅を拡げたところじたいから,誤謬が発生していた。要するに「原爆の間違った使用法が原発による電力生産」だという「歴史的・論理的な理解・認識」にならざるをえない。
人間・人類の側における能力・知識・管理力だけをもってしては,《悪魔の火》である「魔性の技術」の原子力は,充分に管理・統制できない。武器・兵器として人殺しに使うにしても,電力生産のためにエネルギーとして使うにしても,その基盤においては共通する原理である「原子力の物理・化学的な特性」が,技術管理上,非常に困難な問題を随伴・生起させている。これが原発の現況に関しては大前提に置かれるべきまっとうな把握のしかたである。
③ む す び-若干の指摘-
◆-1 「原発は巨大モンスターである」(元福島県知事佐藤栄佐久の弁。引用は,山本義隆『フクシマの原発事故をめぐって-いくつか学び考えたこと-』みすず書房,2011年,84頁)。
◆-2 「日本人は,ヒロシマとナガサキで被曝しただけではない。今後日本は,フクシマの事故でもってアメリカとフランスについで太平洋を放射性物質で汚染した3番目の国として,世界から語られることになる」(同書,93-94頁)。
◆-3 「遠いフクシマ,遙かなオキナワをのぞみながら想像力を駆使すると,核=原子力時代がつくりだした『国内植民地主義』と『対米追随』のうえをすべっていく『原子力エネルギーによる経済発展モデル』が透けてみえる。あるいは『国策優先』の名で括られた『基地と原発』による分断支配の光景-『原発のなかのフクシマ』は『基地のなかのオキナワ』そして『下北核半島』-である」。「他者への苦しみへの自覚を欠いた『無慈悲な国策』のモデル」……(前田哲男『フクシマと沖縄-「国策の被害者」生み出す構造を問う-』高文研,2012年,164頁,165頁)。
◆-4 問題点の3つ。これは,日本の電力産業に関して指摘することである。
第1に。「これまで自然・再生可能エネルギーなどへの技術的可能性も意思も真の意味で開花することがなかった」。
第2に。「原発一極傾斜体制を推し進めてきた原動力の一つに,あくなき利益追求の経済構造が存在していた」がゆえに,かえって「安いコストで発電できる水力や火力の設備をスクラップしてまで原発建設は進んだ」。結局「『安全』を捨て『危険』を選んだ意思は誰のものであったか」?
第3に。「ひとたび原発が立地した地域社会には特有の『暗さ』が感じられ」る(内橋克人『日本の原発どこで間違えたのか』朝日新聞出版,2011年,3頁)。
内橋克人は,同書最後の段落では「原発会社にとって泥沼のジレンマはこれからいよいよ深刻化するはずだ」(269頁)と予測していた。東電福島第1原発事故現場のこれからは,さらに半世紀・1世紀といった〈時間的な単位〉でとりくむべき後始末の問題を背負っていく運命となっている。
より具体的にいえば,本日もまたとりあげてみた「地下流水⇒汚染水漏れ工事」に不可避であるその技術的な至難性は,いまでは〈泥沼のジレンマ〉のなかにはまりこんでいる。いったい,いつになったら解決への展望ができるのか,今後においてもなお,不詳のままにありつづけていくに違いない。
電力会社はこう問われているのではないか。「いかに『適正原価』や『事業報酬』が肥大し,『総括原価』がふくれ上がっても,販売電力量が伸びなければどうなるのか」?(内橋,同書,269頁)。
そのように問われており,すでに「電力需給関係の実際」においては明白になっている傾向,つまり,いまから10年ほど前からはすでに電力需要が頭打ちになっている,この国のエネルギー需給事情のなかでは,原発ほど不適・不向きな発電技術はない。原発不要・無用の事情や理由は,時代の流れのなかからも確実に押し寄せてきている。日本では「時すでに遅しの感」があったけれども,その潮流は確実に進展している。
<転載終了>
http://www.twitlonger.com/show/n_1sp2qap
4th Sep 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
ロシアに騙されてもたいした額にならないだろう。それにひきかえTTPも想定すれば国の根幹を喪失し、原発再稼動で陸海の恵を食べられない境遇が確定し、モンサントや農薬塗れの食物、世界の薬の4割超の薬を食べさせられて、滅びの未来確定。たかる物モウないだろう
こいつが首相の内にせいぜい使い倒そうと世界は狙っているのではないか。
この男に忠告してやっても聞きそうにない。
むしろせいぜいおだてて調子に乗らせたところで利益を引き出そうと思うのではないか。
安倍総理は2日午後、ロシアのウラジオストクでプーチン大統領と会談し、
11月と12月にペルーと日本で再会談を行うことを合意した。
会談後に安倍総理は平和条約締結交渉の進め方について
「道筋が見えてきた。手ごたえを強く感じとることができた」と記者団に語った。
その言い方や表情から高揚した感じを受け取ったが、
そのことにフーテンはまたまた危うさを感じる。
交渉当事者が交渉の途中で高揚したものの言い方をすることなどあってはならない。
それは交渉術のイロハである。
山本七平がどこかに書いていたが、交渉事は怒ったら負け、惚れたら負けである。
怒ったり惚れたりすれば理性が働かなくなる。だから交渉事に長けた相手は必ずこちらを怒らせるか、
あるいは惚れさせようと仕掛けてくる。それを日本人は分かっていないという話である。
安倍・プーチン会談を見ていると、
ファーストネームで呼びかけ積極的に語り掛けているのは安倍総理の方で、
プーチン大統領はその言動を「注意深く」受け止め、「慎重に」判断している印象である。
安倍総理の目的がどこにあるかを見極めている。
交渉の表向きの目的は北方領土問題を解決して平和条約を締結することである。
しかし領土問題でロシア側の姿勢は1956年の日ソ共同宣言以来何も変わっていない。
つまり平和条約を締結すれば歯舞、色丹を引き渡すというものだ。
これに対し日本では1855年の日露和親条約を根拠に択捉、国後を加えた「四島一括返還」を
一貫して主張してきた。しかしロシアは「第二次大戦の結果、自国領になった」としてこれを全く認めない。
歯舞、色丹の引き渡しでも主権は日本ではなくロシアが持つと考えている節がある。
こうした中で安倍総理はロシア側に経済協力を軸にした「新たなアプローチ」を提案し、
世耕経済産業大臣にロシア経済分野協力担当大臣を兼務させるという異例の人事を行って
ロシア側の歓心を買おうとしている。
その背景にはウクライナ問題で西側諸国から経済制裁を受け、
さらに原油安で経済的に苦しい状況にあるロシアを譲歩させるには、
経済を切り札にプーチン大統領との個人的信頼関係をうまく利用すれば突破口は開かれると読んでいるからだ。
そのため安倍総理だけが何度もロシアを訪れ、
プーチン大統領に気に入られる提案を繰り返すという、外交的には極めて異例のことが起きている。
しかし異例であってもそれが日本の国益につながるのであれば問題はない。
問題は国益につながるかどうかだ。
アベノミクスが思い通りの成果を生まず、国民の将来不安を解消できなくなると、
安倍政権は「まだ道半ば」という言葉を多用して期待を先につなげる策に出た。
しかしそれは当初からわかっていたことで、
フーテンは「アベノミクスは鼻先にぶら下げられたニンジン」と昔から表現している。
ニンジンを見て走り続ける馬のように国民は働かされ、
そのことで経済を成長させようとするのがアベノミクスである。
最近の選挙結果を見ればそのニンジン効果はまだ薄れていない。
アベノミクスを争点にした選挙で与党はいずれも勝利し続けている。
アベノミクスを失敗とみている海外はこの選挙結果に驚いている。
アメリカやイギリスではグローバリズムで職や賃金を失った国民が怒りの声を上げ
政治に地殻変動を起こさせている時、破綻に向かっているアベノミクスがなぜ支持されるのか。
日本の格差の程度がまだ英米ほどではないからだと考えるしかない。
そのため「まだ道半ば」が有効なのだと考えられている。
しかしアベノミクスの有効寿命には限りがある。
安倍総理は次のニンジンを国民の前にぶら下げる必要がある。
日ロの「平和条約交渉」がそれに当たるとフーテンは考える。
ロシアが領土問題で譲歩する気のないことは百も承知である。
せいぜい歯舞、色丹の引き渡しが実現する程度である。
しかしそれでも段階的に「四島返還」交渉を進めるという見せかけの道筋を国民に示せれれば、
それはニンジンになりうる。そのためにはロシア側にも協力してもらう必要があり、
その見返りがロシア側の望む経済協力ということになる。
ニンジンが最も必要になるのは12月15日にプーチン大統領を迎えて
山口県で行われる日ロ首脳会談から2018年にかけてである。
2018年には3月にロシア大統領選挙があり、9月末には安倍総理の自民党総裁任期が切れる。
その年を双方が「日本の年」と「ロシアの年」にすることを安倍総理が提案し、
記念行事が行われることになっている。
プーチン大統領が再選されるのは確実だから、
自分もそれにあやかって総裁任期を延長するための布石にしたい現れだとフーテンは思ったが、
それだけならニンジンは国益のためというより個人益のためである。
そしてロシアの思惑はロシアをG8から追い出したG7に対する分断工作にある。
そのG7の議長を今年務めているのは日本の安倍総理であり、
安倍・プーチン会談で見られる安倍総理の「すり寄り外交」は
G7各国にとっていささか眉を顰めたくなる光景ではないかとフーテンは思うのである。
このところのプーチン外交は、かねてからの宿敵であり、
シリア問題でも立場が敵対するトルコのエルドアン大統領をロシア機撃墜事件で謝罪させ、
ロシアとの関係改善に持ち込むなどNATOにくさびを打ち込み、
また南シナ海問題で孤立を深める中国と合同軍事演習を行うなどアメリカへの対抗心を強めている。
昨年はアメリカに迎合し「ネギ背負った鴨」となって集団的自衛権の行使容認に踏み切り、
軍事分野でアメリカから金を吸い上げられる道を拡げた安倍政権が、
次にはロシアとの「平和条約締結交渉」をエサに経済協力で金を吸い上げられ、
挙句に各国から外交交渉のできない国と見くびられ、
「たかり」にあうことになるのではないかとフーテンは恐れるのである。
北方領土の国後・択捉島の扱いを理解するには次の3項目が必要です。残念ながら、日本国民はゆがんだ形でしか理解していません。
第2次大戦後、日本はこの国後・択捉島の領有権はどのように決定されたかー日本は放棄―
放棄された国後・択捉島を誰が領有するかの問題、米国はソ連に貴方の物と約束
1956年の日ソ国交交渉の時、何故、米国は日本が国後・択捉をソ連の領土と認めることを米国が反対したか
第2次大戦後、日本はこの国後・択捉島の領有権はどのように決定されたかー日本は放棄―
第二次大戦後、日本はポツダム宣言を受諾しています。
「八 カイロ宣言ノ條項ハ履行セラルベク又日本國ノ主權ハ本州、北海道、九州及四國竝ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ」
日本は本州、北海道、九州及四國以外は、「吾等(連合国)ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ」に合意し、連合国側は戦後国後・択捉を含む千島は日本領から除外しています。
中略
連合軍一般指令作成過程での受け持ち地域に関するトルーマンとスターリンのやりとりは興味ある史実を含んでいる(出典『日露(ソ連)基本文書・資料集』)
スターリン発トルーマン宛進展密書(45年8月16日)
「一般指令第一号が入った貴信受領しました。次のように修正することを提案します。
一:日本軍がソ連軍に明け渡す区域に千島全島を含めること
二:北海道の北半分を含めること。境界線は釧路から留萌までを通る線とする」
トルーマン発スターリン宛通信(8月18日受信)
「一般指令No1を、千島全てをソ連軍極東総司令官に明け渡す領域に含むよう
修正することに同意します。
3:1956年の日ソ国交交渉の時、何故、米国は日本が国後・択捉をソ連の領土と認めることを米国が反対したか
この日ソ国交回復交渉に米国は大きい影響を与えた。「二島返還やむなし」として解決を図ろうとする日本側に強い圧力をかけている。
重光外相はこのモスクワでの会談の後、スエズ運河に関する国際会議の政府代表としてロンドンに行く。ここでダレス長官を訪問して、日ソ交渉の経過を説明した。この会談の模様を再度、松本俊一著『モスクワにかける虹』から見てみたい。
「(1956年)8月19日に、重光葵外相(この時、日ソ平和条約の日本側全権を兼任)はダレス長官を訪問して、日ソ交渉の経過を説明した。ダレス長官は、“千島列島をソ連の帰属にすることは、サンフランシスコ条約でも決まっていない。従って日本側がソ連案を受諾することは、日本はサンフランシスコ条約以上のことを認めることとなる。かかる場合は同条約第26条が作用して、米国も沖縄の併合を主張しうる立場に立つわけである”という趣旨のことを述べた。
重光外相はホテルに帰ってくると私を呼び入れて、やや青ざめた顔をして“ダレスは全くひどいことをいう。もし日本が国後、択捉をソ連に帰属せしめたら、沖縄をアメリカの領土とするということを言った”とすこぶる興奮した顔つきで話してくれた。
重光氏もダレスが何故にこの段階において日本の態度を牽制するようなことをいい、ことに琉球諸島の併合を主張しうる地位に立つというがごとき、まことにおどしともとれるようなことを言ったのか、重光外相のみならず、私自身も非常に了解に苦しんだ」
ダレス長官はさらに追い打ちをかける。9月7日谷駐米大使に、「日ソ交渉に関する米国覚書」を手交する。8月19日は重光外相に日本が「国後、択捉をソ連に帰属せしめたら」米国は「沖縄を併合する」と脅した。9月7日は「米国はサンフランシスコ和平条約による一切の権利を留保する、平和条約はチャラになる」と谷駐米大使を脅している。覚書には次の記述がある。
「日本はサンフランシスコ条約で放棄した領土に対する主権を他に引き渡す権利を持っていないのである。このような性格のいかなる行為がなされたとしてもそれはサンフランシスコ条約署名国を拘束しうるものではなく、かつ同条約署名国はかかる行為に対してはおそらく同条約によって与えられた一切の権利を留保するものと推測される」
外交は国のトップがするべき事では無い。
では誰がやるのか?それは外務官僚で、長年培って来た「コネクション」を使い水面下で協定・条約案件の99%を合意して置く。
そして最後に両国のトップが会談・判断し1%の穴埋めをして「国会・議会」に諮る。
これが先進国の外交交渉の姿だが、我が大日本帝国は外務官僚が米国一辺倒で「出世」出来たものだから、外交能力が完全に退化した「只の東大バカ」の集まりに成り下がった。
加えてトップが幼稚園からのエスカレーター学歴だからこれも「判断能力退化」と云うより「幼稚園児知能」で停滞中。
今でも「戦争」は戦艦でするものと思い込み漁船と2回も衝突する役立たずの「高額もうイーデス艦」を米国から購入する。
更に近代戦の要である「戦闘用航空機」には「空飛ぶダンプカーF35」「屋根飛ばし専用オスプレー」を通常の2~3倍の値段で米国から買わされているのに専門家で在る「防衛省幹部」は何の疑問も抱かず喜んでいる。
中国包囲網を構築すると言いながら、逆に日本が経済包囲されている事に未だ気付かないキチガイ総理・政権・ネトウヨ・ネトサポ・日本会議の「本物売国奴達」。
不正選挙で目出度く「先生」に成られた「青山シゲなる大法螺吹き」は今回のロ日会談はKGBプーチンがキチガイ安倍に擦り寄ったと、またまた得意の法螺を吹いているが会談中の両者の顔付き・言動観れば一目瞭然である。
さて形だけのお約束「平和条約」締結するのに、どれだけの「売国」をキチガイ総理がするのか御手並み拝見と行きましょう。
1億2000万の人口を抱えながら一応先進国となっている日本がこれほど経歴もさることながら重みの無い人間性も掛けている人間がトップをしている事は本当に国民にとって不幸極まりない。選挙で変えたくても政権お抱えのムサシという会社を良い様に使いそれに加担しているマスコミ、電通と言う悪企業が一体となってこの安倍独裁者を支えている。アベノミクスなどとうに失敗しているとドイツフランスの首脳が言っているのに何故自民党が選挙で勝つかはそレが解っていない、マスコミが腐っているから国民の多くも解っていない。
2016年09月03日18:24
カテゴリマスコミに載らない海外記事
あなたはマインドコントロールされたCIAのカモだろうか?
マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2016/09/cia-3729.html
<転載開始>
Paul Craig Roberts
2016年8月31日
誰かが、オーランド、サンバーナーディノ、パリやニースの公式説明に疑問を呈するのを聞いて、したり顔でほくそえんだことがおありだろうか? 9/11に関する疑問を投じた、2,500人の建築家やエンジニア、消防士、民間機や軍用機のパイロット、物理学者や化学者や元政府高官よりも、自分の方が優れていると感じておられるだろうか? もしそうであれば、読者は、マインドコントロールされたCIAのカモの姿にあてはまっている。
“陰謀論”という言葉は、1964年、ジョン・F・ケネディ大統領は、本人も警察に拘留された際、訊問を受ける前に暗殺されたリー・ハーヴェイ・オズワルドという名の、一人の銃器携帯者に暗殺されたというウォーレン委員会の結論に異議の声を上げる多くの懐疑論者の信頼を損なうため、CIAによって発明され、世間で使われるようになったのだ。CIAはマスコミ内のお友達を利用して、ウォーレン委員会報告を疑うことを、嘲笑と敵意の対象にするキャンペーンを立ち上げたのだ。このキャンペーンは“史上最も成功したプロパガンダ作戦の一つだった”。
ランス・デ・ヘイヴン・スミス政治学教授が、論文審査を受けた著書『アメリカにおける陰謀論』テキサス大学出版局刊の中で、そう言って、政府説明に異議申し立てする人々に対し、人々が、反射的、自動的に汚名を着せるようにするのに、CIAがいかにして成功したかを説明している。これは極めて重要で、読みやすい本で、『マトリックス』の世界から、読者を解放する力を持った、まれな一冊だ。
デ・ヘイヴン・スミス教授は、CIAの策謀を立案している原本のCIA公文書#1035-960を、情報公開法請求によって入手できたおかげで、この本を書くことができた。官僚は、これほど古い文書が重要だなどとは思わなかったのだろう。文書には“不要になり次第、破棄すること”と記されているが、なぜか破棄されなかったのだ。CIA文書#1035-960は、本書中に複製されている。
CIAが、政府説明に対する懐疑論に汚名を着せるのに成功したことによって、9/11のような民主主義に対する国家犯罪 (SCAD)を調査するのを困難にしている。政府が証拠を破壊し、所定の手続きを無視し、捜査を遅らせ、それから、公式説明にお墨付きを与える政治的委員会を立ち上げることができる9/11のような怪しい出来事の場合でさえ、人々の頭は“陰謀論変人”とあざ笑うよう、洗脳されているのだ。デ・ヘイヴン・スミス教授は、ケネディ暗殺や9/11などの出来事では、公式の警察や検察による捜査は決して行われなかったと書いている。出来事の解明は、政治的委員会に任されたのだ。
デ・ヘイヴン・スミス教授の本は、私が読者の皆様に書いてきたことを裏付けている。政府は、SCADが起きる瞬間に、公式説明を用意していおいて、そもそもの発端から論議を支配しているのだ。これによって、他の全ての説明が“陰謀論”になる。デ・ヘイヴン・スミス教授は、それをこう説明している。
“ミーム情報に対するSCADの手法は、CIAや、他の関与している可能性がある機関が、作戦のずっと前に、ミーム情報を作成しておいて、それゆえ、いかなる競合する概念が出現する前に、SCADのミーム情報が極めて迅速に現れ、広まってしまうようにするのだ。”
建国の始祖だったら、政府内部の権力の座にいる連中が、隠れた思惑に役立つ出来事の画策を可能にするのに、政府が関与している怪しい出来事と、見なしたであろうものに対する世論を支配するのに、CIAは成功しているのだ。9月11日の出来事は、ワシントンが支配する世界のための果てしない戦争という新たなパラダイムをうみ出した。CIAが世論の支配に成功したおかげで、支配層エリートの政治犯罪を捜査するのが不可能になっている。結果として、反逆罪が、アメリカ政府の公式政策になることさえ可能になっている。
デ・ヘイヴン・スミス教授の本は、アメリカ軍、CIAと、シークレット・サービスの人間によるケネディ大統領暗殺について語っている。ウォーレン委員会が、民主主義に対する国家犯罪を隠蔽したのと同様、デ・ヘイヴン・スミス教授は、なぜ我々は、9/11公式説明を疑うべきなのかを示している。そして、政府が我々に語るあらゆることも。
本書をお読み願いたい。薄い本だ。手頃な価格だ。現実を知るための準備だ。本書は、阿呆で、無頓着な、洗脳されたアメリカ人にならずに済む予防接種になる。CIAが、印刷された本書全てを購入し、燃やさないのに、私は驚いている。おそらく、CIAは、国民の洗脳に成功したことで、何の恐れもないとたかをくくり、アメリカ民主主義や、責任を負う政府が回復できるなどとは思っていないのだ。
Paul Craig Robertsは元経済政策担当の財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリプス・ハワード・ニュー ズ・サービスと、クリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる。彼の新刊、The Failure of Laissez Faire Capitalism and Economic Dissolution of the West、HOW AMERICA WAS LOST、The Neoconservative Threat to World Order.が購入可能。
記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2016/08/31/are-you-a-mind-controlled-cia-stooge-paul-craig-roberts/
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蛙の子は蛙。
「制御棒処分、70m以深 国の管理10万年 規制委方針」という報道にも平然と、のんびり白痴製造装置の番組を見て笑っているあなたはマインドコントロールされたカモだろうか?
宗主国の腰巾着、第一の属国も、必然的に、デッド・ネーション・ウォーキング。
アフリカに大盤振る舞いしたのは、国連の理事国に選ばれるための選挙運動だろう。
宗主国としては、かならずオウム返しに同じ意見の投票をする傀儡が理事国になるのは有利だから、勧めはしても、文句は言うまい。しかも日本の国民の税金による買収工作。宗主国の懐は全く痛まない。
戦争への道を着実に進む一方、国民の福祉は壊滅方向にある。同じ物事の裏と表。
ネオコンの意図、誤算や、間違った発射警報による核戦争の可能性は、高いままだと私は思う。アメリカ/NATO軍の挑発や、ロシア国境のミサイル基地は、核大国間の緊張を高めるだけの無謀なことだ。間違った警告が、本物と思われて、誤算が起きるのは、緊張している時期だ。地球上の生命のために、アメリカ政府は、ロシアとの緊張を、高めるのではなしに、緩和すべきなのだ。今のところ、ネオコンが、地球上の生命のために、連中の覇権の狙いを進んで放棄するという兆しは皆無だ。
2016年09月03日19:26
カテゴリgeneumiのブログ
地獄の何丁目?その2
geneumiのブログさんのサイトより
http://ameblo.jp/geneumi/entry-12196348647.html
<転載開始>
地獄の三丁目で、レプ退治終了。
だが、地上世界のお約束、それは少し遅れてやってくる。
年金損失が20兆円?
そんなもんで済む訳がない。
それでも、しばらくは約束通りの支払いを続ける。
ある日突然支払い不能では、この先騙せる保証がなくなる。
パナマ文書の膨大な資金は何処へ消えたか?
金庫番はアシュケナージ偽油ダ屋だが、その上のお歴々が粛清された。
一節には隠然たる力の源泉はレプ系傘下国際社会の保有する莫大な資産だそうだ。
しかし、いくら正統な債券を持ってしても、市中の銀行では引き出せない仕組みになっている。
もしかすると、引き出すにはレプの相当上の実力者の承認が必要?
と、なれば、永遠にカネは引き出せない。
なぜなら、彼らはもう宇宙に存在しない。
もっとも、数千億~兆単位の金を預けた世界中の間抜けが、資金引き出しを無理強いしようものならアッサリ殺される。
殺されたらそのお金は誰のもの?
本来はレプのものだが所詮木の葉のお金。
蒸発しても宇宙を汚す汚い代物。
こうなると、裏社会は自分たちの保身と権益が最優先。
つまり、今までお目こぼしした従順な家畜(手のつけやすい)ところからむしり取る。
銀行で言うところの貸し剥がし。
裏社会の庇護の元に生計を立てる人々は、官も民も無く、強制的貸し剥がしの憂き目。
「裏社会」と関わったことを今更後悔しても手遅れである。
裏のコマンドはどこにどのくらい金があるか、つぶさに知っている。
地獄の二丁目、消費増税25%でも焼け石に水。
体面上、国は約束を破れない。
国際的な信用にも関わる。
だが、消費税40%はあり得ない。
無い袖は振れない。
これまで不正に蓄財したお金を全部吐き出して補填した事にする?
もちろん、焼け石に水。
カネを戻しても罪は消えない。
こうなると、あとは戦争しかない。
国家非常事態宣言。
その日のために北朝鮮をつくり陰で支えて来た。
事によると満州とも結託して、北京政府に揺さぶりをかけるかも知れない。
だが、どれもこれも不完全燃焼。
不完全燃焼の理由は簡単。
一般市民は、支配層の小間使いより遥かにリテラシーが高い。
偽総理をして、一国の総理大臣だと強弁する連中に知性があると思う?
明らかな劣化は隠しようもない。
そうなった理由も簡単。
バカの抽出マシン、不正選管ムサシで選りすぐりの低能だけを選んだ。
ネトウヨ、日本会議、戦争おタク、統一教会、偽カルトである。
その他を見ても世襲、裏切りのご褒美、薬中、汚れ役・・・。
「心」が壊れた人間のクズ。
誰も信用しないマスゴミもお陀仏。
アナウンサーが白と云えば、あ~、きっと黒なんだな、と、見え透いてしまう。
地獄本町。
壮絶ないじめの連鎖は国を滅ぼしかねないレベルに達する。
核分裂反応ほど高速ではないが確実に弱いものを殺す。
実に陰湿で気持ち悪い。
非日本人系利権関係者は100%対象。
そんなものは知らないと言っても、親が、祖父母がそうなら立派な対象者。
何も知らない善良なS価信者、キリスト教原理主義者に依存する迷える子羊もやっと過ちに気づくが、時既に遅し。
この人たちは気の毒なことに、これまでも相当虐げられているが、それに気づいていない。
だが、この先は嫌でも気づかされる。
適当に長いモノに巻かれて、適当に自己の利益を優先する。
これまでの常識をベースに善良に生きていると自負する人々。
本来頭がいいので鉄板B層ではない、いわゆる日和見層。
残念だが、この層もターゲットである。
なぜなら、一番多い人口層。
この層の特徴は、今だに、消費税増税を仕方がないと言ってみたり、年金は国を信用して支払うべきと言ってみたり。
INU・HKの偏向報道を黙認し、嘘つき新聞も止めない。
世論調査では、どちらとも云えないを選ぶ。
しかし、これまでも相当騙されて、余計な金を吸い取られている事も事実。
年金払い損確定。
社会保障は別途請求書がついてくる。
食べて応援はいいが、ガンになっても保険は降りないアフラック。
などなど、数えきれない不利益の暴風雨。
それでも、まあまあ、そこそこの生活ができればいいと妥協を重ねて来たのだが・・・。
ここから先は地獄の一丁目である。
地震、雷、緩慢なる毒殺、その気になれば何だってやるのが司令塔を失った裏社会。
自作自演でミサイルをぶっ放し、北朝鮮が攻めてきたと云えば、日和見層は戦争に反対しない。
この層が30~40%いれば、裏社会1丁目1番地の思う壷。
それを必死で阻止せんと、陰謀論者とか変わり者とかいわれながらも信念を貫く一部の人々を真っ先に無視、あるいは卑下する輩。
何か、汚いものでも扱うように、自分たちだけきれいヅラをする。
当ブログ管理者はこの手合いが一番嫌いである。
鉄板B層+日和見層のおかげで、日本はここまで堕ちた。
だが、ハンドラーのケツも発火した今、さらに貶めるにはこれまでにも増して鉄板B層+日和見層の多大な犠牲が必要である。
カネ、もしくは生命を捧げよ、だって。
誰に?
まさか偽総理一派?
いや、お国のため。
バカなの・・・?
お国はそれぞれの意識の中にあるにはあるが、それにカネを捧げる?
命を捧げる?
なにそれ?
意識世界から1ミリでもそんな要求が来る訳がない。
真っ先に意識世界の意志を汲み取ったなら、それに従って生きるのみ。
地上世界限定のお国のためなんちゅう世迷い言で人に指図する阿呆は、人間止めた方がいいんじゃないの?
人間が生まれて来た使命は「生命環境を守り育む」ことである。
これに背を向ければ、いくら品行方正な暮らしぶりでも裏社会の構成メンバーである事に変わりはない。
レプの親玉がいれば、紛いなりにも棚ぼたが落っこちてきて、忠誠さえ誓えばいい事があったかのように見えた。
我も我もと群がって、アメリカを中核にした国際社会なる虚像が一人歩きを始めたが、それにしたところで、多寡だか200年の果敢ない夢。
地獄の一丁目を突き抜けると同時に上昇スパイラルが見えて来る。
誰の目にもハッキリ見える。
「生命環境を守り育む」意志を持ち、1ミリでも貢献した人は、ぴょんと飛び乗って準備OK。
しかしそうでない人は、次々に通り過ぎる光の階段を見送るばかり。
意識が低過ぎて飛べない。
あるいは飛び乗り損ねたら、永遠の谷底に堕ちていく気がして足がすくむ。
自然法(循環)は、極めて公平に作用する。
常に誰にでも同じ条件を与えている。
しかし、個々の意識の違いによって地上的苦しみをかき集めるのは、オノレの問題。
この数年、時間の質が変わり、悪事は速やかにバレ、当事者は逃げられない。
巡りの剥離作用と相まって、現在進行形で悪事に手を染める連中のタイムラインはブチンブチンとショートカット。
世界はクッキリと2つに割れるかに見えるが、さほど時間をおかず一方は跡形もなく消えていくのである。
2016年09月03日19:29
カテゴリ社会科学者の随想福島・原発関係
東電福島第1原発事故現場「汚染水漏れ」問題は永遠に続くのか? 放射性物質に汚染された地下流水を凍土壁で包囲できない惨状
社会科学者の随想さんのサイトより
http://blog.livedoor.jp/bbgmgt/archives/1060733466.html
<転載開始>
【どこまで続く泥濘ぞ,果てるところをしらない放射性物質による地下水汚染問題】
【あと何年・何十年経ったら解決できるのか,福島第1原発事故現場の,誰にも判らない重大・深刻な実情】
①「福島第1,地下水が急上昇 大雨続き,凍土壁2カ所溶ける」(『朝日新聞』2016年9月2日朝刊1面)
東京電力福島第1原発で,汚染水対策で設置が進む凍土壁で遮蔽(しゃへい)された下流のエリアの地下水位が,台風10号による降雨の影響以上に上昇していたことが〔9月〕1日,わかった。東電は,凍っていた凍土壁の2カ所が,度重なる大雨で溶けたと明らかにした。こうした穴を抜け,原子炉建屋側の地下水が下流に流れこんだとみられる。
東電福島第1原発事故現場凍土壁『朝日新聞』2016年9月2日朝刊 東電によると,凍土壁の下流の護岸の地下水位は,台風10号が通過した先月30日に一時,地表の下28センチまで上昇した。台風10号の通過前は35センチ下だったといい,7センチほど上昇した。
台風10号による付近の降水量は1日で55ミリ。それだけなら5・5センチの上昇ですむはずだが,ポンプで740トンの地下水をくみ上げたにもかかわらず,降水量を超える水位の上昇があった。
東電によると,先〔8月〕月17日に接近した台風7号の大雨以降,凍土壁の2カ所で0度以下だった温度が0度以上に上昇した。度重なる大雨で大量の水が流れこんだことで溶けたとみられる。東電は薬剤を流しこみ,再凍結を促す工事をする。
凍土壁の上流にある原子炉建屋には,高濃度汚染水がたまっている。東電は,建屋近くを通って汚染された地下水が,凍土壁の穴を抜けて下流に流れこんだとみており,凍土壁が機能していない状況を認めた。
東電福島第1原発事故現場汚染水漏れ工事失敗画像
出所)画像は,http://ameblo.jp/syuukitano/entry-12185029671.html
地下水が地表まであふれ出た場合,側溝などを通じて海に流れ出す恐れもあった。東電の担当者は1日,「あと150ミリ降っていたら,地表面を超えていたかもしれない」と話した。気象庁は当初,東北地方の多いところで24時間に200ミリほどの雨が降ると予想していた。(記事引用終わり)
本ブログでは原発問題に関しては,福島第1原発事故にかかわって,いまだに収束のみこみのもてないままである「地下水汚染水漏れ工事」を,なんどもとりあげてきた。最近における記述がたとえば,つぎの8月20日のものである。
⇒ 2016年08月20日,主題「東電福島第1原発事故現場の『汚染水漏れ』対策は,いつになったら完了できるのか? あと何年・何十年かかるのか?」,副題「いつ終わるのかこれからもまったく読めていない『いまも生きている〈悪魔の火〉=溶融した核燃料「残骸(デブリ」)』 による放射性物質汚染水の継続的な発生問題に対する東電側対策の無力さ」
問題となっている地下流水「汚染水漏れ工事」に関するくわしい議論は,上の記述を参照してもらうことにしておく。本日はごく簡単に,早くから指摘・批判されていたこの工事じたいがその実効性においてほとんど期待できていなかった点を,あらためて強調しておく議論としたい。
要は,原発がいったん事故を起こしたとなると,もうとてもではないが,手の着けようがないくらいに重大かつ深刻,複雑かつ至難な「現場の状況」が生まれてしまうのである。1979年3月28日に発生したスリーマイル島原発事故はまだましもであったが,1986年6月26日のチェルノブイリ原発事故,および2011年3月11日の東電福島第1原発事故は,きわめて甚大な核災害をもたらした。その人的・物的な被害は,当該地域に関してだけでなく,地球全体の自然環境という観点からみても回復不能の損害を与えた。
以上の話題は深く考えるまでもなく,とてつもなく長期的な視野をもっての対処を覚悟させられる問題を教示している。われわれは現に,そうした難題を目前に突きつけられているし,ある意味では,まともな神経をもつ人間であれば,唖然・呆然たる気分に追いこまれていても当然であるような,原発事故が発生していたのである。ところが,つぎの ② の記事はこの ① の前日に報道されていたものであったが,読みようによっては,失神・卒倒しそうになる内容でもあった。
②「制御棒処分,地下70メートル超 電力会社400年,国が10万年管理 原子力規制委」(『朝日新聞』2016年9月1日朝刊3面)
原子力規制委員会は〔8月〕31日,原発の廃炉で出る放射性廃棄物のうち,原子炉の制御棒など放射能レベルが比較的高い廃棄物(L1)の処分の基本方針を決定した。地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め,電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が引きつぎ,10万年間,掘削を制限する。これで,放射能レベルの高いものから低いものまで放射性廃棄物の処分方針が出そろった。
『朝日新聞』2016年9月1日朝刊使用済み核燃料廃棄記事 原発の廃炉で出る放射性廃棄物は,使用済み核燃料から出る放射能レベルがきわめて高い高レベル放射性廃棄物と,L1,原子炉圧力容器の一部などレベルが比較的低い廃棄物(L2),周辺の配管などレベルがきわめて低い廃棄物(L3)に大きく分けられる。
埋める深さは放射能レベルによって変わる。高レベル放射性廃棄物は地下300メートルより深くに10万年,L2は地下十数メートル,L3は地下数メートルとの処分方針がすでに決まっていたが,L1は議論が続いていた。
大手電力会社でつくる電気事業連合会は,国内の原発57基が廃炉になれば,L1だけで約8千トンの廃棄物が出ると試算している。規制委はL1について,コンクリートなどで覆って70メートルより深い岩盤内に少なくとも10万年間は埋める必要があると結論づけた。電力会社が管理する期間については「数万年とするのは現実的でない」として,300~400年間とした。その後は,国が立ち入りや掘削がされないように対策をとるとした。
放射性廃棄物画像
出所)底面の横軸にある10万年の位置に注意したい。
http://agora-web.jp/archives/1632988.html
処分地はL1~L3とも,電力会社が確保する必要があるが,候補地選びは難航しそうだ。すでに廃炉作業が始まっている日本原子力発電東海原発(茨城県)では,もっとも放射能レベルの低いL3に限って原発の敷地内に埋めることを今〔2016〕年1月,地元が容認した。しかし,これが受け入れが決まった全国で唯一の例で,L2やL1の受け入れを容認した自治体はない。
一方,高レベル放射性廃棄物の処分地は,火山や活断層から離れた場所で,運搬しやすいように海岸から20キロ以内が「適性が高い」などとする条件が検討されている。国は年内にも候補となる「科学的有望地」の地図を示す方針だ。
--この記事を読んでみて,人はどのように感じ,受けとめることになるのか? 筆者にいわせれば,途方もない話である。10万年先のことにいまの日本政府,いまの政権がどのような,高レベル放射性廃棄物に対する《安全の保証》をできるというのか?
a)「10万年先?」 10万年先に向けるというこのような「問題の設定」じたいが,根源から間違えている。現在,人間のしっている歴史:「有史の範囲」での尺度を当てはめていえば,とうてい収まり切らないのが「この10万年という永い期間」である。10万年先とは断わっているけれども,どのような責任のとり方を〈する・できる〉つもりで,その期限を想定しているのか?
その期限の果てしなく限りのない長大さは,人間・組織・制度が保証できるような,今後における「先の問題」とはいえない。いまからすでにとうてい「責任のとりようもない先の話」である。このような問題がもちだされる原発という問題そのもののなかには,異常・異様だなどとは形容しきれないほど難問・難局が控えている。
現実的に考えれば,まったくの『想定外』に〈なっていかざるをえない〉ほどに,ずいぶん遠い先:未来のことになるはずである。 はたして,この高レベル放射性廃棄物などの処分・管理のためのコストはいくらになるのか? この経費はいまの原発コストに算入されていないはずである。原発が金食い虫・穀潰しである発電装置になっていることは,もはや誰もが認めざるをえまい。
b)「原子力は悪魔のような代物」 東京電力社長を務めた木川田一隆は,「原子力はダメだ。絶対にいかん。原爆の悲惨な洗礼を受けている日本人が,あんな悪魔のような代物を受け入れてはならない」と主張したことがあった。しかし,東京電力は原発を導入していき,そして福島第1原発事故を起こした。事故現場の後始末が今後において,どのように片づけられているのか,いまところまったくその見通しすらついていない。
原子力は《悪魔の火》であり,原発の核燃料は《魔物のエネルギー》である。つまり,人間の手には負えない物質である。にもかかわらず,これを電気をえるための燃料に使ったところからして,そもそもの過ちがあった。人間の側にはもともと,この種の魔物にまっこう向かって闘えるような実力は,もともともちあわせていない。相手が悪すぎて,人間が手にしてきた科学技術では対処できず,無理ばかりである。
c)「原子力の平和利用というまやかし」 日本に原発を普及させることになった標語, “アトムス・フォー・ピース” は絶対に矛盾する語法である。原子力は兵器・武器用であれば,すなわち “アトムス・フォー・ワー” であれば,その適合性を大いに発揮できる。しかし,こちらの用途は「人間の殺戮と物資の破壊」のためにのみ向けられている。
広島原子力平和利用講演会ポスター画像
出所)このポスターは「1953年にアイゼンハワー大統領が『原子力の平和利用』ということをいい出して,原子力平和博覧会って日本でやるわけです」といわれたときのもの。http://ameblo.jp/m08068469/entry-11990208843.html
戦争用にでも事業用にでも用途をみいだせるダイナマイト(火薬)の場合に比べて,原子力をエネルギーに使用する用途は,その本質的な方向性からして根本より異質であるとみなすほかない。原発や水爆といった核兵器は,人間の技術的な矛盾をきわめた,どうみても本質的には「悪=殺人と破滅のための科学の応用」でしかない。
それを原発で核燃料に使用するにしても,しょせんは《悪魔の火》《魔物のエネルギー》であり,人間の側が『魔法使い』にならないかぎりとうてい,対等のつきあいは不可能である。
それゆえ,湾岸戦争やイラク戦争で使用された劣化ウラン弾をのぞけば,原水爆を兵器・武器として使用する核戦争は,いままで起こされていない。起こしたときはこの地球の破滅を意味する。むろんこの指摘は,第2次大戦以降に関する話である。日本は原爆を落とされた国として,その〈人体実験〉をさせられた被害国であったではないか。
この国がその後においては「ピースでもワーでも区別しない原子力」の「エネルギーとしての利用」だから,しかも電力をえるため:平和のためだといって,いままで50基以上もの原発を導入・利用してきた。思えば完全にキチガイ沙汰ではなかったか? 福島第1原発事故現場でいま進行中の事態は,まさしく「核物質との戦争状態」にある。けれども,そこでは人間の側がただ悪戦苦闘させられつづけ,守戦を強いられているだけの「技術的な状況」(魔境的な様相)である。
d)「トイレのないマンション」を承知で建設 しかしそれでもいままでは,正気のつもりでもって原発を稼働させてきたわけである。そのためにすでに現実の問題になっているように,使用済み核燃料やその他のとくに高レベル放射性廃棄物の処分・廃棄の方法そのものが,いまや大問題になっている。各種に分類されている放射性廃棄物を廃棄・保存させる土地すら,まだろくにみつかっていないというではないか。これはなにごとか?
いうなれば,まさに「トイレのないマンション」状態にあるのが,なかでも高レベル放射性廃棄物に関する問題である。昔であれば,畠には肥溜めがあってこれを肥料に使えたが,放射性廃棄物にもならず,原発事故を起こした放射性汚染物質の処理・処分問題は,今後においてその解決するめどは立っていないといわれている。
10万年先における問題について,いま責任をもってどうする・こうするという立場から,モノを申せる人間・組織(法人)や国家と地方自治体は,存在するのか? 原子力という怪物(魔界・魔境から使者)を相手にできる者(人間)は,もともとこの地球上は存在しない。
e)「人間界には不適である原子力エネルギー」 日本は第2次大戦の末期において,原爆(核爆弾)という兵器の戦災国になったあげく,21世紀に入ると原発(核発電)という装置の被災国になってもいる。アトムス・フォー・ピースもアトムス・フォー・ワーもあったものではない,といわざるをえない。
Atoms そのものが不幸な災害をもたらす素性・本質を備えている。「原爆の正しい使用法」があるとすれば,それはもともと武器・兵器に関するそれだけであり,これ以外にはありえなかった。
ところが,そこを「平和利用するという方途」と幅を拡げたところじたいから,誤謬が発生していた。要するに「原爆の間違った使用法が原発による電力生産」だという「歴史的・論理的な理解・認識」にならざるをえない。
人間・人類の側における能力・知識・管理力だけをもってしては,《悪魔の火》である「魔性の技術」の原子力は,充分に管理・統制できない。武器・兵器として人殺しに使うにしても,電力生産のためにエネルギーとして使うにしても,その基盤においては共通する原理である「原子力の物理・化学的な特性」が,技術管理上,非常に困難な問題を随伴・生起させている。これが原発の現況に関しては大前提に置かれるべきまっとうな把握のしかたである。
③ む す び-若干の指摘-
◆-1 「原発は巨大モンスターである」(元福島県知事佐藤栄佐久の弁。引用は,山本義隆『フクシマの原発事故をめぐって-いくつか学び考えたこと-』みすず書房,2011年,84頁)。
◆-2 「日本人は,ヒロシマとナガサキで被曝しただけではない。今後日本は,フクシマの事故でもってアメリカとフランスについで太平洋を放射性物質で汚染した3番目の国として,世界から語られることになる」(同書,93-94頁)。
◆-3 「遠いフクシマ,遙かなオキナワをのぞみながら想像力を駆使すると,核=原子力時代がつくりだした『国内植民地主義』と『対米追随』のうえをすべっていく『原子力エネルギーによる経済発展モデル』が透けてみえる。あるいは『国策優先』の名で括られた『基地と原発』による分断支配の光景-『原発のなかのフクシマ』は『基地のなかのオキナワ』そして『下北核半島』-である」。「他者への苦しみへの自覚を欠いた『無慈悲な国策』のモデル」……(前田哲男『フクシマと沖縄-「国策の被害者」生み出す構造を問う-』高文研,2012年,164頁,165頁)。
◆-4 問題点の3つ。これは,日本の電力産業に関して指摘することである。
第1に。「これまで自然・再生可能エネルギーなどへの技術的可能性も意思も真の意味で開花することがなかった」。
第2に。「原発一極傾斜体制を推し進めてきた原動力の一つに,あくなき利益追求の経済構造が存在していた」がゆえに,かえって「安いコストで発電できる水力や火力の設備をスクラップしてまで原発建設は進んだ」。結局「『安全』を捨て『危険』を選んだ意思は誰のものであったか」?
第3に。「ひとたび原発が立地した地域社会には特有の『暗さ』が感じられ」る(内橋克人『日本の原発どこで間違えたのか』朝日新聞出版,2011年,3頁)。
内橋克人は,同書最後の段落では「原発会社にとって泥沼のジレンマはこれからいよいよ深刻化するはずだ」(269頁)と予測していた。東電福島第1原発事故現場のこれからは,さらに半世紀・1世紀といった〈時間的な単位〉でとりくむべき後始末の問題を背負っていく運命となっている。
より具体的にいえば,本日もまたとりあげてみた「地下流水⇒汚染水漏れ工事」に不可避であるその技術的な至難性は,いまでは〈泥沼のジレンマ〉のなかにはまりこんでいる。いったい,いつになったら解決への展望ができるのか,今後においてもなお,不詳のままにありつづけていくに違いない。
電力会社はこう問われているのではないか。「いかに『適正原価』や『事業報酬』が肥大し,『総括原価』がふくれ上がっても,販売電力量が伸びなければどうなるのか」?(内橋,同書,269頁)。
そのように問われており,すでに「電力需給関係の実際」においては明白になっている傾向,つまり,いまから10年ほど前からはすでに電力需要が頭打ちになっている,この国のエネルギー需給事情のなかでは,原発ほど不適・不向きな発電技術はない。原発不要・無用の事情や理由は,時代の流れのなかからも確実に押し寄せてきている。日本では「時すでに遅しの感」があったけれども,その潮流は確実に進展している。
<転載終了>