2016年09月03日18:15
カテゴリるいネット農薬
昆虫と人間の神経は、実は基本的に同じものである。虫だけを殺す薬など存在しない!
るいネットさんのサイトより
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=309043&g=132108
<転載開始>
「zeraniumのブログ」さんの記事を紹介します。
リンク
ここでは「昆虫と人間の神経は、実は基本的に同じものである」という事が指摘されています。つまり「虫だけを殺す」薬品などなく、必然的に人体にも害が及び蓄積されていることが語られています。
以下、抜粋引用です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【ネオニコチノイド系殺虫剤は日本人によって開発された】
世界に広がったネオニコチノイド系殺虫剤の開発には、実は日本人が深く関わっていた。イミダクロプリドは1978年、シェル化学グループが開発した殺虫剤を、日本特殊農業製造(現在の日本バイエルアグロケム社)が改良して新農薬として世に出したが、それを開発したのは日本人だった。そして2010年、アメリカ化学会が、イミダクロプリドを作り出した利部伸三に対し農薬化学研究賞を授与した。
(中略)
開発当初は夢の新農薬として有機塩素系農薬の代表格DDTだったが、その数十年後にはその強い毒性が明らかにされた。DDTを発見した学者はノーベル生理学・医学賞を与えられたが、その後DDTなどの有機塩素系農薬は環境に残留し、生物に濃縮されることがわかり、1970年代に日本をはじめ各国で製造・使用が禁止された。その後に登場した有機リン系農薬も絶賛されて全世界に広まったが、2007年には一転して危険な農薬という理由でEUではほとんど禁止となった。
しかし日本ではまだ、有機リン系農薬ですら、そのほとんどが禁止にさえなっていない。そして新農薬とされるネオニコチノイドは、まだ日本各地で”弱毒性”との宣伝を受けて讃えられ、しかも減農薬推進のために歓迎されている真最中なのだ。
【昆虫と人間の神経は、実は基本的に同じもの】
基本的に人も昆虫も、神経伝達物質といわれるアセチルコリンやグルタミン酸などが必要であり、神経系の基本は同じである。にもかかわらずこれまでの農薬の研究は、いかにして人ではなく虫だけの神経系を攻撃するかに絞られてきた。そして有機リン系農薬が登場して40年あまりを経た今になってやっと、この農薬が影響したのは虫だけではなかったことがわかってきた。
化学物質の影響を受けやすいのが、乳幼児や胎児である。
そして子どもの神経と発達に、有機リン農薬の及ぼした悪影響の証拠が発表された。米国の権威ある小児科雑誌(Pediatrics)は2010年6月、低レベルであっても尿から有機リン系農薬が、より多く検出された子どもはADHDになりやすいという論文を掲載した。
化学物質が生体内に入って変化することを「代謝」というが、それによって毒性が逆転することがある。かつて中国餃子による食中毒騒ぎがあったが、そのときに問題となったのがメタミドホスという物質で、これは有機リン系農薬アセフェートの一つの代謝産物だった。つまり餃子を食べて体内に入った後、それがより強力な物質に変化して体内に影響したのである。
そして強力な農薬ネオニコチノイドの毒性(P.61の表参照)が起こす、代謝の不安は計り知れない。たとえば代謝産物の一つデニストロイミダクロプリドではそれが体内に入ったとき、その毒性は昆虫よりも哺乳類においてかえって高くなり、ごく微量であっても神経伝達を阻害する。(P.62参照) つまり選択毒性が逆転し、人間の体内に入ると毒性が大きくなるということなのだ。
これほど重大な事実が、私たち国民にはまったく知らされていないのである。
「昆虫は殺すが人には安全」などということはあり得ず、農薬企業の説明を鵜呑みにした行政や農業関係者だけでなく、私たちはあまりにも簡単に騙されてしまったのではないか?
ネオニコチノイド系殺虫剤がミツバチの精子減少をもたらしている
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=318099
ネオニコチノイド系の農薬・殺虫剤の使用によって、ミツバチが大量死している事例が相次いで確認されていますが、新たに精子を減少させることが判明しました。個体をすぐさま死に至らしめる濃度でなくとも、次世代を生み出す機能を奪ってしまう毒性を持つようです。
人も昆虫も神経系の基本構造は同じであり、たとえ“弱毒性”と謳われていても、「虫は殺すが人には安全」という薬品は存在しません。
ミツバチだけでなく、人類が(自らが生み出した)化学物質によって、種の存続の危機にさらされていると捉える必要があります。
◇ネオニコチノイド系殺虫剤で、ミツバチの精子減少リンク
<AFPBB News>より
////////↓↓転載開始↓↓////////
【7月27日 AFP】ミツバチの脳に有害なことが知られているネオニコチノイド系殺虫剤が、ミツバチの精子も減少させることが分かり、ミツバチの世界的減少の一因となっている可能性が、研究者らにより27日明らかにされた。
英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に発表された研究論文によると、ネオニコチノイドの広範な使用は、年数十億ドルの価値に相当する受粉をもたらすミツバチに「想定外の避妊効果」を及ぼす可能性がある。
研究チームは実験で、ミツバチを2つのグループに分けた。片方のグループには、実際に使用されている濃度の2種類のネオニコチノイド系殺虫剤、チアメトキサムとクロチアニジンを含む花粉を与えた。もう片方のグループには汚染されていない餌を与えた。
そして38日後、産卵する女王バチとの交尾を生涯の重要な役割とする雄バチの精液を抽出し検査したところ、試験体での生きた精子と死んだ精子の割合によって「精子の生存能力の低下」が明確に示された。
ミツバチは欧州や北米などで「蜂群崩壊症候群」という奇妙な現象に見舞われており、その原因としてはダニ、ウイルス、菌類、殺虫剤、あるいはその組み合わせなどが指摘されているが、今回の新たな研究によって可能性のある原因のリストに、精子の質の低下が加わった。(c)AFP
////////↑↑転載終了↑↑////////
<転載終了>
コメント一覧
1. 名無し 2016年09月03日 20:42
本当、殺虫剤など(必要最低限にし)極力使わない工夫をしましょう。
2. ルンルン 2016年09月04日 02:43
私は、ゴキブリと蚊には無条件で殺虫剤を使用していますが、反省です。
なので、農薬や除草剤はもっと強力で、広範囲に被害が広がるので、気をつけないといけません。
フリース・ジャケットを作るのに用いられる極めて小さな合成繊維は魚も汚染している、と議員は警告しました。
ある予想では、1枚の合成衣服から約1900の個々の繊維が洗い流され ―ほぼ40%が下水処理施設から逃れて海に到達することを示唆しています。
フリースジャケットが廃棄プラスチックボトルで作られ、プラスチックゴミの解決策と考えられているので、これは皮肉なことです。
マイクロプラスチックの最も大きい原因のひとつは自動車のタイヤと路面表示からの摩滅だと推定されています。
しかし、この問題は、代替が容易に入手可能なシャンプーにおいてマイクロビーズの比較的簡単な禁止よりも、対処するのが非常に難しいことを示しているようです。
280以上の海洋生物種が、マイクロプラスチックを摂取するとわかりましたが、生態リスクについての巨大な不確実性があるので、より多くの研究がプラスチック汚染に必要とされている、と議員は言います。
「私達は世界の海、海と海洋生物を汚染から保護することを完全に約束し、このタイムリーな報告書に含まれる勧告を詳細に注視していきます」と、「環境・食糧・農村地域省(DEFRA)のスポークスマンは言いました。
「多くの大手メーカーはすでに化粧品、美容製品や練り歯磨きからマイクロビーズを除去するための自主的な措置を講じてきました。私たちは、今どのような行動が適切かについて考え、追って発表します」
(管理人より)
議員はプラスチック・マイクロビーズの禁止を要求します
By Roger Harrabin BBC environment analyst 24 August 2016
(翻訳は管理人)
化粧品中のプラスチック・マイクロビーズの世界的な禁止が、できるだけ早く課せられなければならないと議員は要求しました。
環境監査委員会は、シャワージェル、フェイシャルスクラブで使用されるプラスチック製の小さなボールが北極海の氷の中や海底で見つかることさえある、と述べています。
議員はまた、すり切れた自動車のタイヤとフリース・ジャケットからの合成繊維が野生生物を傷つけているかもしれない、と言います。
政府は、EUがそれらに対して法律を制定していない場合、化粧品のマイクロビーズの禁止を検討するとしています。
しかし議員はこの増大する問題について、大臣に対し、より強固な立場をとることを望んでいます。
委員会の議長メアリー・クレイは言いました。「何兆ものプラスチックの小さい破片が世界の海、湖、河口に蓄積され、海洋生物に害を与えており、食物連鎖に入っています。一回のシャワーで10万個のプラスチック粒子が海に流れます」「プラスチック製マイクロビーズを段階的に廃止する化粧品企業の自主的なアプローチはあてになりません。我々は完全な法的禁止を必要としています」
なぜマイクロビーズが論争となるのでしょうか?
マイクロビーズは5mm以内の小さなプラスチック粒子です。それらは塊を追加し、研磨を提供するために、練り歯磨きなどの化粧品に使用されています。
ビーズは大きさや硬さを均一に製造することができるため、メーカーはそれらを使用しています。
他のマイクロプラスチックは、海洋のより大きなプラスチック物の崩壊から生じます – 袋、ペットボトル、廃棄された漁具など。
15兆~51兆のマイクロプラスチック粒子が海に蓄積されていると推定されています。化粧品からのマイクロプラスチックは、海洋環境に入るプラスチックの0.01%~4.1%を構成すると考えられています。
しかし委員会は「マイクロビーズは巨大な問題のごく一部であるが、禁止がより広い問題へ取り組むことへの関与を示すであろう」と述べています。
口に入りやすい
マイクロプラスチック汚染は、野生動物に口に入る可能性が高くなるので、潜在的に大きな廃プラスチックよりも、環境に有害です。 マイクロプラスチックは、毒素を引きつける、より大きな表面積を有します。
エクセター大学のタマラ・ギャロウェイ教授は以下のように述べました。
「私たちは世界中で調査した海水のあらゆるサンプルで、プラスチックの破片を見つけてます。多くの海洋動物は、それらを食物と間違えマイクロビーズを摂取します。そして、それらは動物の腸にとどまり- 栄養価の高い食べ物を食べることを妨げています」「平均的な牡蠣は、最大50個のプラスチック粒子を含んでいました。私たちにはまだ、これらが引き起こすかもしれない害のエビデンスはありませんが、ほとんどの人々は、たぶん食物といっしょにマイクロビーズを食べたくはないでしょう」
イギリスでは議員がマイクロプラスチックの禁止を要求しています。日本はどうなってるんでしょうか?
Why are microbeads controversial? (2016/8/24 BBC) によると
それらを含む製品は、必ずしも成分のリストに「マイクロビーズ」と表示していないそうです。その代わりに、ポリエチレンやポリプロピレンといった石油化学プラスチックの一覧が表示されています。
ポリエチレンやポリプロピレン=マイクロビーズ とわからない人もいるでしょう。
段階的な廃止はユニリーバで既に完了し、ロレアルは来年まで続くそうです。
メーカーはどの国にもあります。日本のメーカーの商品の中にもマイクロビーズは含まれています。
恐怖!歯磨き粉のつぶつぶが歯の隙間から大量に!プラスチックマイクロビーズの危険性を知る
アメリカでもイギリスでも規制の動きがありますが、日本は
「日本の業界団体、日本化粧品工業連合会によると、国内では現在マイクロビーズの規制はない。メーカーの一つ、資生堂の広報担当者は「(環境汚染の)指摘は把握しているが、今後の対応は決まっていない」とコメントした。」
マイクロビーズ垂れ流し放題なんですね
下水で流れていけば、あとはどうなろうと知らんというメーカー、消費者ばかり。だから売れる。
人間が、海をゴミ箱にしていますから、マイクロプラスチックやら、放射性物質やら、PCB、難燃剤などなど、あらゆる毒性物質が食物連鎖に入っていきます。
食物連鎖上位の人間の口に入る頃には、すごいことになっていくでしょう。 というか、もうなっています。(;>_
人類が海を汚してるんです。
さらに、フリースの衣類も暖かいので喜んで着てるわけですが、こういったものからも繊維が海に流れていく・・・
エコ、リサイクルという看板を掲げて、ペットボトルのゴミでフリースを作っているのに、結局、環境を汚染しているなんて本末転倒・・・・もうやめなきゃいけないですね。
公に言われている「リサイクル」は根本的な解決策にはならないということを示す一つの例だと思います。
今、すべての衣類に合成繊維が使われていますよね。学校や部活の体操着なども綿100%じゃないんです。
私は、今、出来るだけ綿か麻を着るようにしていますが、今まで買ってしまった服をどうしようか悩みます。
メーカーの生産の上流を止めるように、運動することも大事ですが、個人レベルでの不買も大事だとつくづく感じます。CMを見てマイクロプラスチックが入った商品を買わないことです。
あと、タイヤの問題は自動車を減らすしか手はないでしょうね。
産業構造を変えて、社会を変える。それしか持続可能な社会にはならないと私は思います。
食物連鎖上位のクジラが減ればどうなるか・・・恐ろしいことです。
生態系が破壊されてしまう・・・・
Sperm Whales Found Dead In Germany, Stomachs FULL Of Plastic And Car Parts
ドイツで遺体で発見されたマッコウクジラの胃は、大量のプラスチックと自動車部品で満たされていた
ByAmanda FroelichPosted on April 21, 2016
“These findings show us the results of our plastic-oriented society. Animals inadvertently consume plastic and plastic waste, which causes them to suffer, and at worst, causes them to starve with full stomachs.”
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州環境長官はこの結果を受け、以下のように述べた。
「これらの知見は、私たちが生み出した過剰なプラスチック型社会の結果を示すものです。海洋生物は、これらの廃プラスチックを飲み込み、苦しみ、最悪の場合、胃がプラスチックで一杯になった状態で餓死するかもしれないのです」
カテゴリるいネット農薬
昆虫と人間の神経は、実は基本的に同じものである。虫だけを殺す薬など存在しない!
るいネットさんのサイトより
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=309043&g=132108
<転載開始>
「zeraniumのブログ」さんの記事を紹介します。
リンク
ここでは「昆虫と人間の神経は、実は基本的に同じものである」という事が指摘されています。つまり「虫だけを殺す」薬品などなく、必然的に人体にも害が及び蓄積されていることが語られています。
以下、抜粋引用です
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【ネオニコチノイド系殺虫剤は日本人によって開発された】
世界に広がったネオニコチノイド系殺虫剤の開発には、実は日本人が深く関わっていた。イミダクロプリドは1978年、シェル化学グループが開発した殺虫剤を、日本特殊農業製造(現在の日本バイエルアグロケム社)が改良して新農薬として世に出したが、それを開発したのは日本人だった。そして2010年、アメリカ化学会が、イミダクロプリドを作り出した利部伸三に対し農薬化学研究賞を授与した。
(中略)
開発当初は夢の新農薬として有機塩素系農薬の代表格DDTだったが、その数十年後にはその強い毒性が明らかにされた。DDTを発見した学者はノーベル生理学・医学賞を与えられたが、その後DDTなどの有機塩素系農薬は環境に残留し、生物に濃縮されることがわかり、1970年代に日本をはじめ各国で製造・使用が禁止された。その後に登場した有機リン系農薬も絶賛されて全世界に広まったが、2007年には一転して危険な農薬という理由でEUではほとんど禁止となった。
しかし日本ではまだ、有機リン系農薬ですら、そのほとんどが禁止にさえなっていない。そして新農薬とされるネオニコチノイドは、まだ日本各地で”弱毒性”との宣伝を受けて讃えられ、しかも減農薬推進のために歓迎されている真最中なのだ。
【昆虫と人間の神経は、実は基本的に同じもの】
基本的に人も昆虫も、神経伝達物質といわれるアセチルコリンやグルタミン酸などが必要であり、神経系の基本は同じである。にもかかわらずこれまでの農薬の研究は、いかにして人ではなく虫だけの神経系を攻撃するかに絞られてきた。そして有機リン系農薬が登場して40年あまりを経た今になってやっと、この農薬が影響したのは虫だけではなかったことがわかってきた。
化学物質の影響を受けやすいのが、乳幼児や胎児である。
そして子どもの神経と発達に、有機リン農薬の及ぼした悪影響の証拠が発表された。米国の権威ある小児科雑誌(Pediatrics)は2010年6月、低レベルであっても尿から有機リン系農薬が、より多く検出された子どもはADHDになりやすいという論文を掲載した。
化学物質が生体内に入って変化することを「代謝」というが、それによって毒性が逆転することがある。かつて中国餃子による食中毒騒ぎがあったが、そのときに問題となったのがメタミドホスという物質で、これは有機リン系農薬アセフェートの一つの代謝産物だった。つまり餃子を食べて体内に入った後、それがより強力な物質に変化して体内に影響したのである。
そして強力な農薬ネオニコチノイドの毒性(P.61の表参照)が起こす、代謝の不安は計り知れない。たとえば代謝産物の一つデニストロイミダクロプリドではそれが体内に入ったとき、その毒性は昆虫よりも哺乳類においてかえって高くなり、ごく微量であっても神経伝達を阻害する。(P.62参照) つまり選択毒性が逆転し、人間の体内に入ると毒性が大きくなるということなのだ。
これほど重大な事実が、私たち国民にはまったく知らされていないのである。
「昆虫は殺すが人には安全」などということはあり得ず、農薬企業の説明を鵜呑みにした行政や農業関係者だけでなく、私たちはあまりにも簡単に騙されてしまったのではないか?
ネオニコチノイド系殺虫剤がミツバチの精子減少をもたらしている
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=318099
ネオニコチノイド系の農薬・殺虫剤の使用によって、ミツバチが大量死している事例が相次いで確認されていますが、新たに精子を減少させることが判明しました。個体をすぐさま死に至らしめる濃度でなくとも、次世代を生み出す機能を奪ってしまう毒性を持つようです。
人も昆虫も神経系の基本構造は同じであり、たとえ“弱毒性”と謳われていても、「虫は殺すが人には安全」という薬品は存在しません。
ミツバチだけでなく、人類が(自らが生み出した)化学物質によって、種の存続の危機にさらされていると捉える必要があります。
◇ネオニコチノイド系殺虫剤で、ミツバチの精子減少リンク
<AFPBB News>より
////////↓↓転載開始↓↓////////
【7月27日 AFP】ミツバチの脳に有害なことが知られているネオニコチノイド系殺虫剤が、ミツバチの精子も減少させることが分かり、ミツバチの世界的減少の一因となっている可能性が、研究者らにより27日明らかにされた。
英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」に発表された研究論文によると、ネオニコチノイドの広範な使用は、年数十億ドルの価値に相当する受粉をもたらすミツバチに「想定外の避妊効果」を及ぼす可能性がある。
研究チームは実験で、ミツバチを2つのグループに分けた。片方のグループには、実際に使用されている濃度の2種類のネオニコチノイド系殺虫剤、チアメトキサムとクロチアニジンを含む花粉を与えた。もう片方のグループには汚染されていない餌を与えた。
そして38日後、産卵する女王バチとの交尾を生涯の重要な役割とする雄バチの精液を抽出し検査したところ、試験体での生きた精子と死んだ精子の割合によって「精子の生存能力の低下」が明確に示された。
ミツバチは欧州や北米などで「蜂群崩壊症候群」という奇妙な現象に見舞われており、その原因としてはダニ、ウイルス、菌類、殺虫剤、あるいはその組み合わせなどが指摘されているが、今回の新たな研究によって可能性のある原因のリストに、精子の質の低下が加わった。(c)AFP
////////↑↑転載終了↑↑////////
<転載終了>
コメント一覧
1. 名無し 2016年09月03日 20:42
本当、殺虫剤など(必要最低限にし)極力使わない工夫をしましょう。
2. ルンルン 2016年09月04日 02:43
私は、ゴキブリと蚊には無条件で殺虫剤を使用していますが、反省です。
なので、農薬や除草剤はもっと強力で、広範囲に被害が広がるので、気をつけないといけません。
フリース・ジャケットを作るのに用いられる極めて小さな合成繊維は魚も汚染している、と議員は警告しました。
ある予想では、1枚の合成衣服から約1900の個々の繊維が洗い流され ―ほぼ40%が下水処理施設から逃れて海に到達することを示唆しています。
フリースジャケットが廃棄プラスチックボトルで作られ、プラスチックゴミの解決策と考えられているので、これは皮肉なことです。
マイクロプラスチックの最も大きい原因のひとつは自動車のタイヤと路面表示からの摩滅だと推定されています。
しかし、この問題は、代替が容易に入手可能なシャンプーにおいてマイクロビーズの比較的簡単な禁止よりも、対処するのが非常に難しいことを示しているようです。
280以上の海洋生物種が、マイクロプラスチックを摂取するとわかりましたが、生態リスクについての巨大な不確実性があるので、より多くの研究がプラスチック汚染に必要とされている、と議員は言います。
「私達は世界の海、海と海洋生物を汚染から保護することを完全に約束し、このタイムリーな報告書に含まれる勧告を詳細に注視していきます」と、「環境・食糧・農村地域省(DEFRA)のスポークスマンは言いました。
「多くの大手メーカーはすでに化粧品、美容製品や練り歯磨きからマイクロビーズを除去するための自主的な措置を講じてきました。私たちは、今どのような行動が適切かについて考え、追って発表します」
(管理人より)
議員はプラスチック・マイクロビーズの禁止を要求します
By Roger Harrabin BBC environment analyst 24 August 2016
(翻訳は管理人)
化粧品中のプラスチック・マイクロビーズの世界的な禁止が、できるだけ早く課せられなければならないと議員は要求しました。
環境監査委員会は、シャワージェル、フェイシャルスクラブで使用されるプラスチック製の小さなボールが北極海の氷の中や海底で見つかることさえある、と述べています。
議員はまた、すり切れた自動車のタイヤとフリース・ジャケットからの合成繊維が野生生物を傷つけているかもしれない、と言います。
政府は、EUがそれらに対して法律を制定していない場合、化粧品のマイクロビーズの禁止を検討するとしています。
しかし議員はこの増大する問題について、大臣に対し、より強固な立場をとることを望んでいます。
委員会の議長メアリー・クレイは言いました。「何兆ものプラスチックの小さい破片が世界の海、湖、河口に蓄積され、海洋生物に害を与えており、食物連鎖に入っています。一回のシャワーで10万個のプラスチック粒子が海に流れます」「プラスチック製マイクロビーズを段階的に廃止する化粧品企業の自主的なアプローチはあてになりません。我々は完全な法的禁止を必要としています」
なぜマイクロビーズが論争となるのでしょうか?
マイクロビーズは5mm以内の小さなプラスチック粒子です。それらは塊を追加し、研磨を提供するために、練り歯磨きなどの化粧品に使用されています。
ビーズは大きさや硬さを均一に製造することができるため、メーカーはそれらを使用しています。
他のマイクロプラスチックは、海洋のより大きなプラスチック物の崩壊から生じます – 袋、ペットボトル、廃棄された漁具など。
15兆~51兆のマイクロプラスチック粒子が海に蓄積されていると推定されています。化粧品からのマイクロプラスチックは、海洋環境に入るプラスチックの0.01%~4.1%を構成すると考えられています。
しかし委員会は「マイクロビーズは巨大な問題のごく一部であるが、禁止がより広い問題へ取り組むことへの関与を示すであろう」と述べています。
口に入りやすい
マイクロプラスチック汚染は、野生動物に口に入る可能性が高くなるので、潜在的に大きな廃プラスチックよりも、環境に有害です。 マイクロプラスチックは、毒素を引きつける、より大きな表面積を有します。
エクセター大学のタマラ・ギャロウェイ教授は以下のように述べました。
「私たちは世界中で調査した海水のあらゆるサンプルで、プラスチックの破片を見つけてます。多くの海洋動物は、それらを食物と間違えマイクロビーズを摂取します。そして、それらは動物の腸にとどまり- 栄養価の高い食べ物を食べることを妨げています」「平均的な牡蠣は、最大50個のプラスチック粒子を含んでいました。私たちにはまだ、これらが引き起こすかもしれない害のエビデンスはありませんが、ほとんどの人々は、たぶん食物といっしょにマイクロビーズを食べたくはないでしょう」
イギリスでは議員がマイクロプラスチックの禁止を要求しています。日本はどうなってるんでしょうか?
Why are microbeads controversial? (2016/8/24 BBC) によると
それらを含む製品は、必ずしも成分のリストに「マイクロビーズ」と表示していないそうです。その代わりに、ポリエチレンやポリプロピレンといった石油化学プラスチックの一覧が表示されています。
ポリエチレンやポリプロピレン=マイクロビーズ とわからない人もいるでしょう。
段階的な廃止はユニリーバで既に完了し、ロレアルは来年まで続くそうです。
メーカーはどの国にもあります。日本のメーカーの商品の中にもマイクロビーズは含まれています。
恐怖!歯磨き粉のつぶつぶが歯の隙間から大量に!プラスチックマイクロビーズの危険性を知る
アメリカでもイギリスでも規制の動きがありますが、日本は
「日本の業界団体、日本化粧品工業連合会によると、国内では現在マイクロビーズの規制はない。メーカーの一つ、資生堂の広報担当者は「(環境汚染の)指摘は把握しているが、今後の対応は決まっていない」とコメントした。」
マイクロビーズ垂れ流し放題なんですね
下水で流れていけば、あとはどうなろうと知らんというメーカー、消費者ばかり。だから売れる。
人間が、海をゴミ箱にしていますから、マイクロプラスチックやら、放射性物質やら、PCB、難燃剤などなど、あらゆる毒性物質が食物連鎖に入っていきます。
食物連鎖上位の人間の口に入る頃には、すごいことになっていくでしょう。 というか、もうなっています。(;>_
人類が海を汚してるんです。
さらに、フリースの衣類も暖かいので喜んで着てるわけですが、こういったものからも繊維が海に流れていく・・・
エコ、リサイクルという看板を掲げて、ペットボトルのゴミでフリースを作っているのに、結局、環境を汚染しているなんて本末転倒・・・・もうやめなきゃいけないですね。
公に言われている「リサイクル」は根本的な解決策にはならないということを示す一つの例だと思います。
今、すべての衣類に合成繊維が使われていますよね。学校や部活の体操着なども綿100%じゃないんです。
私は、今、出来るだけ綿か麻を着るようにしていますが、今まで買ってしまった服をどうしようか悩みます。
メーカーの生産の上流を止めるように、運動することも大事ですが、個人レベルでの不買も大事だとつくづく感じます。CMを見てマイクロプラスチックが入った商品を買わないことです。
あと、タイヤの問題は自動車を減らすしか手はないでしょうね。
産業構造を変えて、社会を変える。それしか持続可能な社会にはならないと私は思います。
食物連鎖上位のクジラが減ればどうなるか・・・恐ろしいことです。
生態系が破壊されてしまう・・・・
Sperm Whales Found Dead In Germany, Stomachs FULL Of Plastic And Car Parts
ドイツで遺体で発見されたマッコウクジラの胃は、大量のプラスチックと自動車部品で満たされていた
ByAmanda FroelichPosted on April 21, 2016
“These findings show us the results of our plastic-oriented society. Animals inadvertently consume plastic and plastic waste, which causes them to suffer, and at worst, causes them to starve with full stomachs.”
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州環境長官はこの結果を受け、以下のように述べた。
「これらの知見は、私たちが生み出した過剰なプラスチック型社会の結果を示すものです。海洋生物は、これらの廃プラスチックを飲み込み、苦しみ、最悪の場合、胃がプラスチックで一杯になった状態で餓死するかもしれないのです」