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Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
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政府が国民を棄民する国においては、放射能リスクでは戦時下にある

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嘘と隠蔽。

これが日本人のシンボルになってきた。それが日本の原子炉建屋の構造にも込められていることに気づいた。

知られているように福島原発の建屋には、使い終わった高レベル放射性廃棄物を貯蔵する、使用済み核燃料プールがある。

つまりこの建屋は、ゴミの高レベルの放射性廃棄物も一緒にため込んでいたわけだ。

福島原発事故が起きた直後に、初めてこの建屋の構造を知って驚いた方も多いのではないだろうか。そんなものが中に隠されていたのかと。

要するに電気を起こした後の核のゴミを捨てる場所がないものだから、最初から同じ建屋の中に作ったわけだ。住民には最初から説明されていたのだろうか。

高レベル放射性廃棄物の「仮置き場」、というようなものはありえない。「仮」(中間)などというのは、そのときの政府の担当者がその場しのぎでいっているだけだ。

どこも引き受けてはないのだから、最終処分場になる。つまり現在、使用済み核燃料プールを持っている県は、核のゴミ捨て場でもあるのだ。

いずれにしても安倍晋三は、福島原発をコントロールしており、汚染水もブロックしていると世界の大舞台で真っ赤な嘘をついた。

実際はコントロールもブロックもできていないので、汚染水は外洋に流出し続けているのである。

証拠は掃いて捨てるほどある。

10月2日にも、福島第1原発のタンクから汚染水が漏えい。安倍晋三の大好きな「港湾内」の、外側から海へ流れ出た。

漏えいした理由は、タンクが傾いた地形に建てられていて、汚染水を入れるときに、最も高い位置にあるタンクの水位計だけ見ていて、傾いた地形の最も下にあるタンクが最初に溢れる原理が分からなかったというという立派なもの。

ちなみにこれにはオチがついていて、水位計は、最初に満杯になる一番下のタンクにつけなければならないのに、傾いた地形の一番上のタンクにのみ設置してあった。見事である。吉本並みだ。

菅官房長官も吉本の影響を受けている。安倍晋三の、汚染水コントロールの嘘を意識して、「全体としてはコントロールできていると思っている」と開き直り。

オリンピック招致を決めてしまえば、こちらのもの、と思っていたとしたら、とんでもない間違いである。世界が福島原発に真剣に向き合うのは、日本のことを心配しているからという理由ばかりではない。それが北半球の人類の運命に関わっているからだ。

したがって今後も世界は福島原発を注視し、警戒し続ける。つまり安倍晋三の嘘は、事あるごとに白日のもとで検証される。

今後の日本の状況は、オリンピックどころではない深刻な状況に変化していく。それは消費税増税の実施である。いくら利権にありついたテレビが洗脳しようとも、国民の暮らしを直撃する増税ばかりはどうしようもない。しかも安倍晋三は社会保障も減額する。

過去の例からして消費税増税は法人税減税の穴埋めに使われてきた。今回の消費税増税も、社会保障どころか、法人税減税の穴埋めに使われる。

肥田舜太郎は、重要な証言をしている。

ひとつは、日本に原爆を投下した米国が、放射線の粒を体内に取り入れた者は、入った放射線の量が非常に少ないから、全く人間には被害を与えない、ということを、日本政府に押し付けたこと。

ふたつめに、被爆者に対しては、今受けているどんな被害も、これはすべてアメリカの軍事機密であるから、自分の身体に今何が起こっているかを絶対に口外してはいけない、人に話してもいけない、親にもいってはいけない、もし違反したものは厳罰に処す、と命じたこと。

3つめに、日本の医師に対しては、広島・長崎で被害を受けた被爆者に診療を求められたら、それは自由にやってよろしい、しかし、その結果を、記録をしたり、研究の材料として論文に書いたりしてはならない、と命じたこと。さらに仲間内で相談をしたり、研究をすることは一切許さない、もしこれに違反した場合は厳罰に処す、と命じたこと。

そして4つめに、日本の国民が放射線の被害についてほとんど無知な理由は、米国が、世界で初めて経験した不思議な病気、不思議な重症の恐ろしい身体の状態が、放射線のせいであるということを、誰も知ることができないように口封じをしたからであると証言していること。

(石原慎太郎が、東京オリンピックの開催に関連して、欧米の汚染水への関心の高さに触れ、欧米は放射線被害に過敏だ、といった趣旨の発言をしていた。これは、石原の放射線への無知、鈍感さを証明する発言だったのである)

それから5つめに、米国は、始めて作った核兵器で日本人をモルモットにして実験をしたこと、しかもその治療法は全くない、今日にいたっても今の医学はまだ、放射線の被害を正しく診療する能力がない、治療法は全くわからない、と証言していること。そのまま68年間が経過したこと。

そして悲しくも恐ろしい結論に至る。

もし米国が、原爆を落としても、平和になってから日本の医師が沢山生き残った被爆者を一生懸命診察をし、治療をし、苦労をして研究をするならば、68年経った今日、今福島で起こっている放射線被害は、今よりももっともっと正しく診断ができ、どうしたらいいかという方向もおそらく分かっていたに違いない、と証言していること。

米国が、新しい爆弾のモルモットとして日本人を使ったばかりでなく、被害を受けて68年間、まだ今日でもそのために死んでいく被爆者がいること。そういう状態を作ったことに何の責任も取らず、「あの爆弾を落としたことは正しかった」というふうに開き直っていること。

後は、直接に、肥田舜太郎の語る言葉に耳を傾けてほしい。

これは間違いないことだが、その年齢から推して、肥田の語る言葉は、日本人への、いや世界に向けての、わたしたちが襟を正して聞くべき、貴重な遺言なのである



日本の放射腺汚染地域で住む子供に、親はどのようにしていくべきか
2013年10月14日 [原発]

以下に紹介するのは、IPPNWドイツ支部の、Alex Rosen博士が、「日本の放射腺汚染地域で住む子供たちに対して、親たちはこれからどのようにしていくべきか」を、 Emi Kiyomizu にアドバイスしたものである。

Emi Kiyomizu は、ドイツ在住の脱原発の市民活動家で、ツイッターやフェイスブックで、日々、精力的な活動をおこなっている。

彼女の許可を得て、この貴重なアドバイスをご紹介する。

Alex Rosen博士は書いている。

「家族と一緒に健康で長く生きたいと思うなら、放射線のリスクは自分でコントロールしなければならない。

各自が良いか悪いか判断しなければならない」

Alex Rosen博士の深い人間性が感じられる、良いアドバイスだ。

この「コントロール」は明らかに安倍晋三の「コントロール」を意識した言葉である。

政府が国民を棄民する国においては、「放射線のリスクは自分でコントロールしなければならない」。そして「各自が良いか悪いか判断しなければならない」のである。

悲しいが、そして寂しいが、これが現実なのだと思う。世界の良心的な知性は、全てを見抜いている。

状況は、対中国的には戦前であり、放射能リスクでは戦時下にある。

子供を守るために、そして各自が生き延びるために、可能な者から脱出しなければならない。

(引用開始)

Emi Kiyomizu

私自身が、若っかったら、そして、幼い子供を持っていたら、日本の汚染地域から避難します。

避難が出来ない人達は、ホットスポットの場所に絶対に行かないこと、汚染食品(福島県産の食品は避ける)を食べないこと、できるだけ早く医者(放射線検査に)に行くこと、福島当局からの警告(例えば公園の砂場で子供達を遊ばせない等)に従うことも重要である。

私が聞いた福島県が行なっている子供達に対しての医療ケア−は、十分ではないと思う。

私がとても心配していることは、日本政府や福島県が行なっている子供達の甲状腺検査が各2年毎であること、子供達の甲状腺超音波検査にただの2-3分しかかけていないこと、セカンドオピニオン(他の医者に行き他の意見を聞くことは重要である)が推奨されていないこと、甲状腺検査だけされており、放射腺による影響で他の多くの疾病が発生することなどが無視されていることを、とても懸念しています。

各家族がどれだけのリスクを持つことができるか、各自が考え、判断してください。そして汚染地で生活することがどんなに危険であるか良く考えてください。高速道路でどのくらい速く運転するか、どんな物を食べるか、どのくらいアルコールを飲むか、タバコを吸い始める、自転車でヘルメットを着用するかなどは、健康に対して大きな影響はない。

タバコを吸ったり、アルコールを飲んだり、脂っこい食べ物を食べ、スポーツをほとんどしない人達は、健康上の危険性が高いといえる。

家族と一緒に健康で長く生きたいと思うなら、放射線のリスクは自分でコントロールしなければならない。

各自が良いか悪いか判断しなければならない。

私は子供たちが、汚染地で暮らし、砂場で遊んでも大丈夫か、果実を食べても大丈夫かいつも心配しなければならない状態で子供達が汚染地で暮らすことは望んでいません。

愛の挨拶を送ります。

Alex Rosenより。

Liebe Frau、emi、kiyomizu

(引用終わり)


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