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2016箱根駅伝予想はすべてスターターと5区の成否がカギを握る  本命は混戦模様

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本命は混戦模様としたのは

新山の神”神野大地選手”の出来が読めないところ

全日本の調子からでは区間賞は分からない

服部兄弟で混戦を制して先手を取り、往路優勝にこぎ着ければ東洋大学も強い

早稲田大学もスターター次第では大逃げもあるかも

これは他の大学にもあてはまる

私の予想では山で再逆転をして往路優勝で1分の貯金を作った大学の総合優勝と読んでいます

すべては神野大地選手の出来にかかっていると言っても過言ではありません


【青山学院大学】

1区 久保田和真

2区 一色恭志

3区 田村和希

4区 中村祐紀

5区 神野大地

6区 村井 駿

7区 小椋裕介

8区 渡辺利典

9区 下田裕太

10区 渡辺 心



連覇を狙う青山学院だからこそ、色気を出す必要はない。

主要区間は殆ど変えずに実績のある選手を起用していければ得意なパターンに持っていくことができるはずだ。

1区久保田選手・2区一色選手・5区神野選手・7区小椋選手といった具合に、主力メンバーが経験のある区間で前に立つことで連覇をぐっと近づけることができる。

3区にはロードでの強さが光る田村選手、4区には箱根出場にかけるスピードランナー中村選手を予想。

上記で予想した選手以外も状態を上げてきており、選手層は厚い。

正直16人のエントリーメンバーを選ぶのも一苦労なチーム力。

原監督の「誰が調子がよく、誰が適応しているのか」を見極める目も重要になってきそうだ。

神野選手の今季の調子だと前回のような走りは難しいかもしれないが、他校にとって脅威のままであることは間違いない。

青学が彼にタスキを渡すまでにトップに立っていた場合は、5区以降の首位交代は無いかもしれない。

そう思わせるほど、盤石な強さを感じさせている。


【東洋大学】

1区 服部弾馬

2区 服部勇馬

3区 口町 亮

4区 野村峻哉

5区 櫻岡 駿

6区 高橋尚弥

7区 小笹 椋

8区 堀 龍彦

9区 上村和生

10区 山本采矢



全日本駅伝で初優勝を飾った時のように先行逃げ切りのオーダーを組んでくるだろう。

服部兄弟、そして全日本駅伝MVPの口町選手を並べ、一気に主導権を握る。

長い距離に対して少し不安もあった口町選手だが、今季は服部勇馬選手とマラソンの練習もこなしスタミナをつけている。

彼のスピードを活かすなら4区起用も考えられるが、3区を任せるに十分値する状態の良さ。

全日本同様に3区間連続区間賞があるようなら理想通りの展開になりそうだ。

5区は経験者の五郎谷選手の可能性が高いが、ロード力があり自身も望んでいる櫻岡選手という一手も面白そうだ。

若手が起用されることも考えられるため、酒井監督の采配に注目したい。

中間層が台頭し、復路にも力のあるランナーを配置する目処がついた。

上村選手は前回3区だったが、本来得意とする復路起用が濃厚。

先行するレースの場合、しっかりとラップを刻むことができるので東洋としては彼にタスキを渡す段階でトップに立っておきたい。

全日本駅伝のメンバーに加え、山の適性を考えた時、7・8人はほぼ確実にエントリーする。

残り2・3枠に誰が入ってくるのかもポイントになる。



【早稲田大学】

1区 中村信一郎

2区 高田康暉

3区 武田凛太郎

4区 永山博輝

5区 安井雄一

6区 三浦雅裕

7区 光延 誠

8区 平 和真

9区 柳 利幸

10区 井戸浩貴



今季の早稲田の選手層は厚く、エントリーされた16人から誰を選出するのか相楽監督の手腕が試されるところだ。

それでも、ほぼ確定とされるのが、1区中村選手、6区三浦選手だろう。

中村選手は全日本駅伝で区間3位のスタートを見せ、流れを作った。

課題となっていた1区の適任者が出てきたのはチームとして大きい。

同じく復路のスタートを担う6区にはスペシャリスト・三浦選手が控える。

この2区間が決まっているのはアドバンテージと言える。

もう1つの特殊区間5区は安井選手か佐藤選手が起用される見込み。

ただ、安井選手は今季好調ながらも出雲・全日本と補欠エントリー。

箱根駅伝に向けて調整をしていると捉えることができるだろう。

2区起用が濃厚な高田選手を始め、柳選手や武田・平・井戸選手といった上級生、2年の光延選手に藤原選手、ルーキーの永山選手など力のあるランナーが揃った今季。

流れを変える大エースという存在はいないかも知れないが、安定した力を発揮することができ、優勝も狙える力を持っている。

往路での走り次第では復路での逆転劇も考えられる。


【駒澤大学】

1区 中谷圭佑

2区 大塚祥平

3区 工藤有生

4区 下 史典

5区 馬場翔大

6区 小山裕太

7区 西山雄介

8区 高本真樹

9区 其田健也

10区 中村佳樹



大八木監督のコメントと現在のチーム事情を考えた場合、ある程度の区間は候補が決まっているように感じる。

注目は中谷・工藤・西山選手の配置、そして、5区は馬場選手か大塚選手という点だろう。

仮に5区を大塚選手とすれば、1区工藤選手、2区中谷選手、3区西山選手といった構想が浮かび、馬場選手なら上記のような予想になる。

全日本駅伝以降の大塚選手のコンディションが非常に良く、急激に2区候補となったのは頭の悩ませどころだろう。

前回は悔しい思いをしたが、馬場選手は90回大会で区間3位の実績を残しており、ハマれば山問題は解消だ。

個人的にも山でのリベンジを見たいと思うが、果たしてどのような決断を下すのか。

4年生の井上選手や高月選手も充分エントリーに絡んでくるだろうし、10000メートルベストチーム5位の二岡選手が箱根路に間に合えば復路で大きな戦力にもなる。

上位陣の選手力は決して青山学院に引けをとらない。

中間層の選手たちの走りが勝負の明暗を分けるのではないかと思っている。





【東海大学】

1区 白吉 凌

2区 川端千都

3区 廣田雄希

4区 湊谷春紀

5区 宮上翔太

6区 國行麗生

7区 石橋安孝

8区 林竜之介

9区 春日千速

10区 高木登志夫



箱根駅伝経験者であり実力のある荒井選手や土屋選手などがエントリーから外れるなど改めて選手層の厚さを感じた今回の布陣。

力のある選手が多いだけに総合力でどこまで目標順位である3位に近づけるか注目だ。

東海の強みとしてやはり5区が決まっていることが挙げられる。

2年連続で5区区間5位という実績を持ち、3回目となる今回は区間賞を静かに狙っている。

山での追い上げが期待出来るだけに往路4区間の走りが重要。

1区には白吉選手の起用が待たれるが、10月に怪我から復帰した状態のため夏での走りこみができなかった。

調整力に定評がある彼なので、箱根には間に合わせてくるだろうが、1区を凌げる状態かどうか見極めが難しいところだ。

2区には川端選手が起用濃厚だろう。

前回ルーキーとは思えない走りでシーズンを終えたが、今季はエースとしての期待がかかる。

仮に2区を走る場合には、最低でも前回以上のタイムが求められる。

1・2区で流れを掴み、3・4区で粘った上で山に繋げることができれば実力者を残しておける復路でも勝負ができる。

出雲・全日本では共に5位だったが、箱根ではどこまで上位に入っていけるか。






【明治大学】

1区 坂口裕之

2区 横手 健

3区 牟田祐樹

4区 田中龍太

5区 木村 慎

6区 藪下響大

7区 江頭賢太郎

8区 山田 稜

9区 齋田直輝

10区 吉田 楓



まず、大前提として横手選手が箱根駅伝に間に合うかどうかが重要となる。

ある程度のコンディションまで戻っているのであれば、2区起用が考えられる。

しかし、微妙なラインなら1日でも休ませるため復路起用も構想として入れなくてはいけないだろう。

その場合は木村選手が2区に入り、5区に他の選手を回さざるを得なくなる。

やはり上位で勝負するには横手選手の復調が欠かせないだろう。

1区の可能性として坂口選手が出てきたのは大きい。

全日本駅伝では各校のエースに食らいつき、区間7位。

指揮官としても前に出来る限り離されないスターターとしての役割を期待しているはず。

彼が粘った上でエース区間にタスキを繋げれば流れは作れる。

齋田選手や吉田選手、山田選手といった全日本駅伝で好走した選手の起用区間もポイント。

単独でペースを作れるタイプなので復路起用が考えられるが、追い上げの区間として捉えることができる。

昨年よりどうしてもパンチ力は落ちるもののバランスは悪くない。

往路で大きなつまずきさえなければ、6位以内は確実にキープできるはずだ。







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