ピアノ曲における感触はブラームスに似るが、それをいうピアニストは少ない。小林秀雄さんがドビュッシーをブラームスと同じような位置にいる人でしょうと評しているのは、どこから嗅ぎつけたのか分からないが、良い勘をしているといわざるを得ない。
1、モーツァルト 40番シンフォニー1楽章
2、シベリウス 悲しきワルツ
3、シューベルト 未完成1楽章
4、シューマン 交響曲<春>1楽章
5、ブラームス ピアノカルテット1番4楽章
6、ショパン マズルカ25番
7、ワーグナー 神々の黄昏よりジークフリートの葬送行進曲
親愛なる友、ライバル、悪友のような存在、
敬意を払い、愛情をもって作曲家に接しているのがいい。
バッサリと切りつけたかと思ったら
偉大なる才能を存分に評価する。
小林秀雄節での語りは、文字だけを追っているよりも
声で聴くほうがより深く心にしみる。
シベリウス
「僕はあのシベリウスという人はね、とっても好きなんですよ。
いいですねえ。
僕が中学時代ですよ、あの人の「悲しきワルツ」というのが、
セノオ楽譜店から訳詩がついて出ていた。
なんともいい歌だなと思ったことがあるんですよ
(略)
シベリウスには私、そういう、とっても強い思い出があるんです。
それがちっとも変わらないんです、どれ聴いても。
あれ、魂ですよね」
シューベルト
「みんながワーワー言うリードより器楽のほうが好き。
未完成、これは決定的な魅力なんです。」
ブラームス
「本質的には老年作家だね、あいつは。だから、好きですよ、ブラームスは。」
シューマン
「僕はピアノとともに滅びたんだと思いますけどね、
運命で生まれた男の悲しさというものは障害がありますからね。
自殺して、飛び込んで また何かしたりして、
それからまた作っていましょう。
そんなものの中にみんなありますよね。
そこらのノイローゼができるもんじゃありませんからね。
そういうものは僕は好きですけどね、犠牲者ですね。
だから、そういった場合はやっぱりとてもいいですね、シューマンは。」
「ベートーヴェンも好きだけど私はシューマンが一番好き
魂に響くというか・・・」~アルゲリッチ
①まずは、シューマンを聴きたい<幻想曲&幻想小曲>
ワーグナー
「ワーグナーというのはあんまり教養のない人なんですけど、
まあ、10年かかるところを3日で覚えるぐらいの天才を持っていた人です。
こういう天才が、音楽史上に現れるなんてことはもう考えられないことですよ」
音楽についても熱く物申します(一部↓)
「音楽というものは、これは歴史をしょった、
実に難解なひとつの意味なんだよ。音ではないんだよ、絶対に。
意味なんだよ。ミーニングなんだよ。
そんなものを聴きわけるか聴きわけないか、
その人の教養にかかわることじゃないですか。
その人の歴史的教養にかかわることで、
ほかには何も関わることではないです。」
語られることの本質が理解できていないところもあるが、
だいたいは、わかった気がするし、
もっと深くわかりたいと思っている。
刺激的な出会い、小林秀雄先生
私の音楽との出会い
1997.9に
アントゥール・ルビンシュタインとバレンボイムでロンドン響で
ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3.4番で
心のスイッチが入りました
幾多の音楽作品の中でも原点になっています
精神の崇高さに磨きがかかっているのが特長です
今
楽しみに聴いているのは
先日BS日テレで録画した
読響でアリス・紗良・オットーで
ベートーヴェン・ピアノ協奏曲1です
進取の気性に溢れています
小林先生の
『音楽というものは耳で聴くのじゃない、その人の精神が聴くのです』
が
今更ながら、秀逸でした
クラシック倶楽部 ロジェ・ムラロ ピアノ・リサイタル ウェブ検索
1/13 (火) 6:00 ~ 6:55 (55分) この時間帯の番組表
NHK BSプレミアム(Ch.3)
音楽 - クラシック・オペラ , 音楽 - ライブ・コンサート 番組概要ロジェ・ムラロ ピアノ・リサイタル ▽【出演】ロジェ・ムラロ(ピアノ) ▽【演奏曲】ラヴェル作曲「クープランの墓」「夜のガスパール」ほか
番組詳細ロジェ・ムラロ ピアノ・リサイタル ▽【出演】ロジェ・ムラロ(ピアノ) ▽【演奏曲】ラヴェル作曲「ハイドンの名によるメヌエット」「クープランの墓」「夜のガスパール」 ▽【収録】2014年1月12日/トッパンホール
【出演】ピアノ…ロジェ・ムラロ
1、モーツァルト 40番シンフォニー1楽章
2、シベリウス 悲しきワルツ
3、シューベルト 未完成1楽章
4、シューマン 交響曲<春>1楽章
5、ブラームス ピアノカルテット1番4楽章
6、ショパン マズルカ25番
7、ワーグナー 神々の黄昏よりジークフリートの葬送行進曲
親愛なる友、ライバル、悪友のような存在、
敬意を払い、愛情をもって作曲家に接しているのがいい。
バッサリと切りつけたかと思ったら
偉大なる才能を存分に評価する。
小林秀雄節での語りは、文字だけを追っているよりも
声で聴くほうがより深く心にしみる。
シベリウス
「僕はあのシベリウスという人はね、とっても好きなんですよ。
いいですねえ。
僕が中学時代ですよ、あの人の「悲しきワルツ」というのが、
セノオ楽譜店から訳詩がついて出ていた。
なんともいい歌だなと思ったことがあるんですよ
(略)
シベリウスには私、そういう、とっても強い思い出があるんです。
それがちっとも変わらないんです、どれ聴いても。
あれ、魂ですよね」
シューベルト
「みんながワーワー言うリードより器楽のほうが好き。
未完成、これは決定的な魅力なんです。」
ブラームス
「本質的には老年作家だね、あいつは。だから、好きですよ、ブラームスは。」
シューマン
「僕はピアノとともに滅びたんだと思いますけどね、
運命で生まれた男の悲しさというものは障害がありますからね。
自殺して、飛び込んで また何かしたりして、
それからまた作っていましょう。
そんなものの中にみんなありますよね。
そこらのノイローゼができるもんじゃありませんからね。
そういうものは僕は好きですけどね、犠牲者ですね。
だから、そういった場合はやっぱりとてもいいですね、シューマンは。」
「ベートーヴェンも好きだけど私はシューマンが一番好き
魂に響くというか・・・」~アルゲリッチ
①まずは、シューマンを聴きたい<幻想曲&幻想小曲>
ワーグナー
「ワーグナーというのはあんまり教養のない人なんですけど、
まあ、10年かかるところを3日で覚えるぐらいの天才を持っていた人です。
こういう天才が、音楽史上に現れるなんてことはもう考えられないことですよ」
音楽についても熱く物申します(一部↓)
「音楽というものは、これは歴史をしょった、
実に難解なひとつの意味なんだよ。音ではないんだよ、絶対に。
意味なんだよ。ミーニングなんだよ。
そんなものを聴きわけるか聴きわけないか、
その人の教養にかかわることじゃないですか。
その人の歴史的教養にかかわることで、
ほかには何も関わることではないです。」
語られることの本質が理解できていないところもあるが、
だいたいは、わかった気がするし、
もっと深くわかりたいと思っている。
刺激的な出会い、小林秀雄先生
私の音楽との出会い
1997.9に
アントゥール・ルビンシュタインとバレンボイムでロンドン響で
ベートーヴェン・ピアノ協奏曲3.4番で
心のスイッチが入りました
幾多の音楽作品の中でも原点になっています
精神の崇高さに磨きがかかっているのが特長です
今
楽しみに聴いているのは
先日BS日テレで録画した
読響でアリス・紗良・オットーで
ベートーヴェン・ピアノ協奏曲1です
進取の気性に溢れています
小林先生の
『音楽というものは耳で聴くのじゃない、その人の精神が聴くのです』
が
今更ながら、秀逸でした
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1/13 (火) 6:00 ~ 6:55 (55分) この時間帯の番組表
NHK BSプレミアム(Ch.3)
音楽 - クラシック・オペラ , 音楽 - ライブ・コンサート 番組概要ロジェ・ムラロ ピアノ・リサイタル ▽【出演】ロジェ・ムラロ(ピアノ) ▽【演奏曲】ラヴェル作曲「クープランの墓」「夜のガスパール」ほか
番組詳細ロジェ・ムラロ ピアノ・リサイタル ▽【出演】ロジェ・ムラロ(ピアノ) ▽【演奏曲】ラヴェル作曲「ハイドンの名によるメヌエット」「クープランの墓」「夜のガスパール」 ▽【収録】2014年1月12日/トッパンホール
【出演】ピアノ…ロジェ・ムラロ