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Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
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いま福島が第二の原発事故とも呼ばれる大変な問題に直面しています。

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福島の森は、人々の生活を脅かしているのか。
地面に落ちた木の葉は、川や人々の居住地域を汚染しているのだろうか。

これらの問いがはらむ重要性は、事故を起こした福島原発周辺に広がる重度汚染地域の70%以上が森に覆われているという事実が示している。

フランスの政府機関、「フランス放射線防護原子力安全研究所」(IRSN)と「原子力発電環境整備機構」(ANDRA)が筑波大学の恩田祐一・加藤弘亮両教授らのチームと合同で福島県の川俣町山木屋地区で実施した調査結果によれば、事故から約3年以上がたった現在、福島原発周辺の汚染地域を覆う森林には事故当時吸収された放射性物質の10〜20%もの量が蓄積されたままと見られている。木々に蓄積された死の灰は枯れ葉などを通じて森の地面に移行し、周辺の汚染を助長している。

これは、フランスの専門家らが驚くほどの高い濃度である。

「チェルノブイリでは、事故から2年後には木々に含まれる放射線物質の量が高くても当初の5〜10%になりました。」

ニコラ・ロフレード研究員は指摘する。

ヒノキと杉をはじめとする福島原発周辺の針葉樹林は福島原発事故で空気中に放出された死の灰(放射性降下物)の95%を吸収した。これらの木々に吸収された放射性物質は、杉やヒノキの性質や原発が爆発した際の環境条件により、チェルノブイリ原発事故の際の木々の汚染に比べその低減に予想を大幅に上回る時間を要している。

IRSNのフレデリック・コッパン研究員らが調査を行った山木屋地区の放射線量は年間8〜27ミリシーベルトにのぼる。日本政府は年間20ミリシーベルト以下の地域については住民の帰還が可能との考えを示しているが、フランス国内の規則では年間1ミリシーベルトが許容の上限とされている。針葉樹林に残る高い濃度の放射能汚染は、この高い放射線量の原因になっている。

森の汚染は今後数十年、そして数百年の間残存すると見られている。森林は除染の対象外となっているが、こうした高い濃度の汚染が人々の生活に与える影響はまだ十分に知られていない。どちらにしても、日本人には今後被ばくへの危険に対する強い警戒が求められる。山火事は木々が含む放射性物質を空気中にまき散らす原因になりかねない。また、放射能に汚染された木々を薪として燃やせば高濃度の放射性の灰が発生するため、薪の使用を制限しなければならない。キノコ類や汚染された野禽類は口に入れることを避けなければならない。

(抜粋、一部編集)

●元の記事:「放射性物質の貯蔵庫と化した日本の森林」/「研究」(2014年3月号)
(« Les forêts japonaises, les réservoirs radioactifs », La recherche, 2014.3)
http://www.larecherche.fr/savoirs/nucleaire/forets-japonaises-reservoirs-radioactifs-01-03-2014-171498


 


      福島原発事故で東北の椎茸のほだ木が出荷できず、全国のほだ木が高騰した

     今度は東北のほだ木が格安で10t車に積んで全国に出回っている、

      調べてみようと思う、根性有るジャーナリストはいないのか



福島で放射能でまみれたゴミの焼却が問題です。MLで届いたものを転載します。
環境省の利権はゴミ焼却?
以下転載
いま福島が第二の原発事故とも呼ばれる大変な問題に直面しています。
放射性物質で汚染された廃棄物を各市町村で焼却処理をするという前代未聞の計画であり、鮫川村をはじめ、相馬市、福島市や郡山市ですでに仮設焼却炉が建設され焼却処理が進められています。
これらを含め、計画されているのは20基以上にのぼります。

放射性汚染物を市民の生活圏で焼却処理をするという、世界でも例のない試みでもあるに関わらず、何故かほとんど報道されません。

排ガスによる地域住民への影響のみならず、作業員の被ばくも避けられない深刻な問題です。

田村市
4月からの避難指示解除が決定されてた田村市都路(みやこじ)地区は、県内最大規模の焼却炉建設計画が進められており、県内各地から放射能汚染物が持ち込まれ、処理されることになっています。

近くには小学校があり、4月から子どもたちが通うため、親御さんたちから排ガスへの不安の声があがっています。

焼却施設は帰還の妨げになるうえ、農業への被害も避けられないとして、地元では建設阻止のため反対運動が持ち上がりました。
3月6日には街宣車が出される予定ですので、福島を取材されるメディアの皆様には是非報道していただきたいと思います。

福島市
福島市と郡山市には下水処理場に仮設焼却炉が建設され、下水汚泥を処理しています。


福島市の焼却施設には石原環境大臣と井上副大臣が視察に訪れ、石原環境大臣が点火式に参加し、華々しくスタートしましたが、ほとんどの地元の住民には知らされませんでした。
敷地には立ち入り禁止を表す放射線管理区域の標示と高濃度の償却汚泥が入っていると見られる放射能マークの付いた黄色いドラム缶が並んで、全身防護服の作業員が立ち働いているのが道路から丸見えの状態です。

その道路を隔てた真向かいには市民プールがあって、夏場は通常通りに営業しているという異様な光景が広がっています。

敷地の周囲の線量は、昨年11月の終わりに計測したところ、最も高いところで1.7マイクロシーベルトありました。

郡山市
郡山の下水場施設には100億円以上が投じられ、仮設焼却炉が建設されました。
環境副大臣が点火式に出席し、極めて限定的な人を対象に形ばかりの説明会が開かれましたが、
何故か市議会議員にも知らされませんでした。

7カ月の短期計画でしたが、つい先日、突然地域住民に対し一方的に2〜3年の延長通告が出されました。その上、国から県に移管されるという事ですが、理由については説明されていません。


相馬市
相馬市に於いては大型焼却炉が3基も建設されました。
がれきと除染の廃棄物を混合焼却していますが、焼却炉の風下で線量が高くなると、市民から不安が寄せられています。

周囲には多数の運動場や学校幼稚園がたち並ぶ地域ですが、焼却炉建設に当たっては住民説明会も開かれませんでした。

石原環境大臣は井上副大臣と視察に訪れた際、この炉を「福島復興のシンボル」と絶賛し、自身のフェイスブックでも発信しています。
その上、事務次官、福島県知事、相馬市長らトップが一堂に会し、華々しく起工式や点火式が行われているにもかかわらず、地元住民に説明がないというのはどういう事でしょうか?
「復興のシンボル」であるならば被災地観光ツアーに組み込めばよいのではないでしょうか。

今後、全国から福島に訪れる皆さんにぜひお願いします。復興予算という名の巨額の皆様の血税を惜しみなくつぎ込んで建設される各地の焼却炉を是非見学していただきたい。
そして石原大臣の復興キャンペーンにならって写真を撮り、SNSで全国に発信していただきたいとお願いいたします。

飯舘村
飯舘村には2期の仮設焼却炉の建設が進められています。
ここでもまた建設地地権者を含むに極めて狭い地区住民だけに説明され、
村民にも説明されていません。
そのひとつ蕨平(わらびだいら)においては、筑波の研究者が区長以下7名を
香川県直島町の産廃施設に視察に連れていき、安全性を確認させたという内容が福島民報により報じられました。

放射能ゴミの焼却処理なら相馬市などの仮設焼却炉を視察すべきところを、
なぜわざわざ汚染のない香川県にまで行く必要があったのか?
費用を出した環境省は明確に答えていません。

鮫川村
私の自宅から2km以内の鮫川村にも焼却炉が秘密裏に建設されました。
地権者を含む30件のみで決定され、わたしたち村以外の人間は排除され続けています。

反対運動もむなしく強行に稼働されましたが、その直後に爆発事故を起こし、遂に計画後1年も稼働が遅れる結果となりました。
建設目的は他市町村で仮焼却施設を進めるために安全データをとる事でしたが、鮫川村の実験治験結果を待たずに、すでに各地で建設が進行しています。
鮫川村の実証実験はすでに意味を失ったにもかかわらず、
再稼働に向けて外周工事を行い、現在試験焼却を行っています。

8月の焼却炉爆発事故に於いても、村民以外私たちには何も知らされないまま、
11月に再稼働の説明会が村民を対象に開かれました。
私は何としても入場するため村民の委任状を持って行きましたが門前払いされました。

担当者は「不満ならどうぞ裁判でも何でもやって下さい」と冷たく言い放ったのです。

あの時の屈辱的な言葉は決して忘れることができません。

それは私たち脱原発を望む国民にたいする国と原子力ムラから投げつけられた暴言ではないでしょうか。
「どうせお前たちは何をやっても勝てる見込みなどないんだ」と言わんばかりに聞こえます。

このまま原発事故を過去のものとし、原子力推進のために利用される福島復興を認めてもいいものか、
そして再稼働へと破滅に突き進むのか、
自分自身を含め一人一人に覚悟と生き方が問われていると思います。




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