Q:今の日本が取り組むべき大きな問題とはどういう問題でしょうか。
・今や日本も世界も国家のリーダーシップが弛緩してしまって、取り組むべき大きな問題があるのに、それが見えなくなっている。
問題を解決する能力以前に問題を認識する能力が極端に衰えている。
・たとえば消費増税の話だ。
消費税を増税すればそのあとにひどい不況が来て、景気対策ではまったく効果がないのは明らかだ。
所得が増えていないのに物価が上がれば買い控えをするのは当たり前。
車や家も消費増税の駆け込みでみんな買っているのだから増税後はピタッと動きが止まるのは目に見えている。
法人税の減税をしても個人の所得は増えないから効果はない。
・その一方社会保障の一体改革はやらないし、来年度予算の概算要求は過去最大規模。
財政再建など全く進んでいないし、国債の金利が何かのはずみで跳ね上がったら万策尽きる。
机上の空論の財政再建議論が全く無意味であることはかこ20年の歴史を振り返ればあまりにも明らかだ。
今の日本の政治に日本政府を立て直す能力はない。
でもその現実から多くの国民は目をそらしている。
Q:とても厳しい現実ですね。
・もっと重大な問題は福島第1原発事故だ。
オリンピックが東京に来ることが決まり、日本のメディアがこぞってお祭り騒ぎをやっているときに世界のメディアは福島が制御不能になったと言って、そして首相の言っていることが現実と違うと言って大騒ぎになった。
この夏以降毎日のように世界のメディアは福島の現実を大変深刻に伝えている。
・要するに汚染水を止める方法は今のところ思い浮かばない。
溶け落ちた燃料はどこにあるのかわからず、取り出す方法を今の人類は知らない。
来年にも米国西海岸に汚染水が到着する、そういう話題で世界は大騒ぎをし、政府はもとより世界の民衆が大変心配している。
そのなかで政府がやるから大丈夫などと言っても笑い物になるだけだ。
まったく世界を納得させることができない。
・今の日本を見ると本当のことは外国のメディアを見ないとわからない。
国内のメディアはまるで政府の広報機関のようになっている。
国民が重大な問題を直視するのを妨げているかのようだ。
これは太平洋戦争末期、ソ連東欧崩壊前と全く同じだ。
・今や日本も世界も国家のリーダーシップが弛緩してしまって、取り組むべき大きな問題があるのに、それが見えなくなっている。
問題を解決する能力以前に問題を認識する能力が極端に衰えている。
・たとえば消費増税の話だ。
消費税を増税すればそのあとにひどい不況が来て、景気対策ではまったく効果がないのは明らかだ。
所得が増えていないのに物価が上がれば買い控えをするのは当たり前。
車や家も消費増税の駆け込みでみんな買っているのだから増税後はピタッと動きが止まるのは目に見えている。
法人税の減税をしても個人の所得は増えないから効果はない。
・その一方社会保障の一体改革はやらないし、来年度予算の概算要求は過去最大規模。
財政再建など全く進んでいないし、国債の金利が何かのはずみで跳ね上がったら万策尽きる。
机上の空論の財政再建議論が全く無意味であることはかこ20年の歴史を振り返ればあまりにも明らかだ。
今の日本の政治に日本政府を立て直す能力はない。
でもその現実から多くの国民は目をそらしている。
Q:とても厳しい現実ですね。
・もっと重大な問題は福島第1原発事故だ。
オリンピックが東京に来ることが決まり、日本のメディアがこぞってお祭り騒ぎをやっているときに世界のメディアは福島が制御不能になったと言って、そして首相の言っていることが現実と違うと言って大騒ぎになった。
この夏以降毎日のように世界のメディアは福島の現実を大変深刻に伝えている。
・要するに汚染水を止める方法は今のところ思い浮かばない。
溶け落ちた燃料はどこにあるのかわからず、取り出す方法を今の人類は知らない。
来年にも米国西海岸に汚染水が到着する、そういう話題で世界は大騒ぎをし、政府はもとより世界の民衆が大変心配している。
そのなかで政府がやるから大丈夫などと言っても笑い物になるだけだ。
まったく世界を納得させることができない。
・今の日本を見ると本当のことは外国のメディアを見ないとわからない。
国内のメディアはまるで政府の広報機関のようになっている。
国民が重大な問題を直視するのを妨げているかのようだ。
これは太平洋戦争末期、ソ連東欧崩壊前と全く同じだ。