▼毎日の生活で心がけたいこと
○ 睡眠時間を十分とる(疲れたときは8~9時間)
○ 食事の基本は玄米菜食
○ 適度に体を動かして体を温める
○ 感謝して笑う
体温が低いと免疫力は低下する
再稼動した伊方原発3号機の配管から1.3トンもの大量の冷却水が漏れる事故が発生したが、原因は「配管の老朽化とゴムパッキンの緩み」だという。この事実ひとつを見ても、原子力規制委員会による審査など「再稼動ありき」のロクでもないデタラメ審査だということが良く分かる。
ポンプの欠陥、再稼働前ありましたね。
九州電力ほどのゴリ押し度は自分は感じませんが、四国電力には「事故なんてない。なんとかなるだろ」というユルさを強く感じます(TH)
伊方原発3号機で排水漏れ 四国電「環境への影響なし」
伊方3号機で水漏れ
今日午後2時頃
配管からの水漏れを職員が発見
漏れ出した水は最大で1.3tとみられ全て回収済みと発表している
/世界の統計で2年以上停止していた原発の事故率は100%
日本でも例外ではない様子
危険です
愛媛県知事の中村といい、四国電力の佐伯社長といい、まさに「今だけ、金だけ、自分だけ」路線をばく進中。自民、公明、維新がバックにいるため、平気で愚劣な意見を述べることができるのだろう。断言するが彼らは決して責任などとらないし、取れるわけがない。
そもそも伊方原発は違法建築物「原子炉立地審査指針」に反する。
中央構造線が動けば、どうなる。動く可能性は高い。地震、津波と電源喪失の脅威が。
瀬戸内海には出口がない、陸も海も壊滅する。
国民の生命を利権と天秤にかけ、利権のみを追い求めるアベ一派、ナカムラ、サエキ、何と醜悪な・・・事故後、騙されていたではもう遅い。(すでに何度も騙されているのだ。)彼らを操る1%と大手広告代理店とマスゴミに洗脳された多くの国民・・・この国の未来はどうなる。子どもたちに希望を残すことができるのか。
がん発症を考えるとき、もう一つ大事なキーワードがあります。それは、「低体温」です。
リンパ球は、体温が高い状態で活発に働きます。
かぜで熱が上がるのは、体温を高めてウイルスをやっつけるリンパ球を増やすため。
基礎体温が高い人は、免疫力が高いのですが、低い人は、免疫力が低下して病気になりやすいのです。
なぜでしょうか。安保先生は、こう指摘します
「自律神経と体温にも、密接な関係があります(グラフ)。
交感神経が優位になりすぎると、血管が収縮して血流が悪くなり、体温も低下してしまうのです。
体のなかで、がんができやすいのは、冷えたり血流が悪い場所です。
たとえば女性に乳がんが多いのは、乳房が突き出ているので血液が届きにくいから。
また、ストレスで胃が痛む人は、胃の血流障害を起こしやすく、胃がんを発症しやすいのです。
反対に、楽をしすぎている状態、
つまり副交感神経が優位過剰でリンパ球が多すぎる人でも体温が低下してがんを発症することがあります。
血管が開きすぎて 血流障害を招くうえ、運動不足で代謝熱が低下し体温が低くなるからです。
このタイプは肥満の人に多く見られます」
東北の現状を踏まえ、熊本でも住民たちの強烈な世論を発信していかなければいけないし、全国にとっても「熊本だけの話」では済まない。日本列島が地震活動期にあるといわれるなかで、今後第2、第3の東北・熊本にどこでも、誰でもなりうる。国は東京オリンピックのバブルに浮き足立っているが、いざ首都直下地震でも起きたときに、地方以上の惨劇に見舞われることは明らかだ。東北被災地とともに、熊本の復興はこれからの日本社会の進路を象徴的にあらわしている。住民生活を再建し、コミュニティを守り、農漁業をはじめとする1次産業を立て直すたたかいは、全国的な課題であり、全国的な世論を巻き起こさなければいけない。
北の被災地はかなり広範囲だが、日本全国の自治体が第2、第3の被災地になりかねない可能性がある。苦しんでいる被災民に関心がなく「棄民」を平気でやるその目線はどっちを向いているのかだ。多国籍企業が海外進出ばかりで、国民が貧乏になろうが知らん顔であるのと同じように、統治の側が国民の生命・安全に対してどう向きあうのかがまるでない。ODA(政府開発援助)で東南アジアや海外に大金をばらまき、建設会社が海外へ出て行って「バングラデシュがかわいそう」といって恩を着せるが、その前に熊本だし、タイの道路を作る前に熊本の道路ではないか。「日本の伝統・誇り」というわりには、国民がどんなひどい目に遭おうが関心がない。その姿勢が東北や熊本で露骨に体現されている。
世相を斬る あいば達也政治・経済関係
確信犯的な年金運用損 北朝鮮並みの信賞必罰を望む気持ちに
世相を斬る あいば達也さんのサイトより
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/0771ea8d5fa928b3e92f968439f11cba
<転載開始>
●確信犯的な年金運用損 北朝鮮並みの信賞必罰を望む気持ちに
安倍政権の、あまりにも無謀な包括的な経済政策により(俗称:アホノミクス)により、国民に、受動喫煙のような被害が及ぶ事態になってきた。日銀、GPIF等々の組織や責任者にも罪はあるが、凡庸な悪であり、口角泡を飛ばしてまで、非難する気にはなれない。やはり、諸悪の根源が、安倍官邸発の強権的経済政策発動だと云う事実関係があるために、彼らの罪は一等を減じて受けとめることになる。安倍首相が、誰彼のアドバイスに従った上の決定であっても、「私が最高責任者である!」と言い放った、安倍首相の後ろには、彼の責任をケアする人物はいないと云うことだ。
世界最大の年金基金を、自らの政権維持の道具に使ったのだから、儲けを出して、我が成果のように振る舞うことは出来ない。単に、国民と云う他人の財布に手を突っ込んで、好き勝手に運用しただけで、どこぞの、経理担当者の横領と、本質的に変わりがない。よく、消費税1%は2兆円の税収入になると言われているが、GPIFの一四半期(16年4月~6月)の評価損5.2兆円は、消費税2.5%分を失ったと云うことだ。塩崎厚労相や安倍官邸の幹部からは、“年金運用は長期的視点で見るべきもの”と云う、盗人猛々しい御高説に終始しているが、単なる責任の先送りに過ぎない。
≪ GPIF:評価損5.2兆円、運用改革後の全収益が消失-4~6月
世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、2四半期連続で巨額の運用評価損を計上した。国内株価の下落や円高を背景に、運用資産額は基本ポートフォリオを前例のない大幅な見直しを実施する前の水準まで目減りした。
GPIFが26日午後に公表した今年度第1四半期(4-6月)の運用状況によると、収益率はマイナス3.88%、評価額はマイナス5兆2342億円。い ずれも1-3月期に続く不振だった。6月末の運用資産は129兆7012億円。過去最高だった1年前の141兆1209億円から11兆4197億円減り、14年6月末以来の低水準となった。前身の年金資金運用基金として自主運用を始めた2001年度からの累積収益は40兆1898億円。
資産別の収益率と評価額は、国内株式がマイナス7.38%とマイナス2兆2574億円、外国株式がマイナス7.76%とマイナス2兆4107億 円、外国債券がマイナス8.02%とマイナス1兆5193億円だった。ともに円高による目減りを価格の上昇で補い切れなかった。収益が増えたのは国内債券のみで、1.91%と9383億円。
6月末の円相場は3月末との比較で主要10通貨全てに対して上昇。英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利 した6月24日は、対ドルで一時7円超の円高となった。国内株は大幅に下落する一方、日本銀行のマイナス金利政策を受けた国内債の利回りは低下。資産構成 の見直しでリスク資産を増やしたGPIFに逆風となっている。
高橋則広理事長は説明資料で、収益率がマイナスとなった理由について、5月の米雇用統計が事前予想を大きく下回ったことや、市場予測と異なる英国のEU離脱投票結果を受けて、急激に円高が進み、世界の株式市場が一時的に大きく下落したことを例に挙げた。
GPIFの運用は、2014年10月の大幅な見直しで、株式と債券が半分ずつで国内資産6割・外貨建て資産4割という分散型となっている。基本ポートフォリオは、国内債が35%、内外株式がそれぞれ25%、外債が15%。5%だった短期資産は各資産に分散して管理している。 GPIFの資産構成見直しの詳細については、こちらをご覧下さい
GPIFは、新たな目標値に向けた資産構成への変更がほぼ終了した昨年7-9月期に自主運用開始以降で最大の評価 損を計上した。世界的な市場混乱からのリスク回避の動きが円高圧力となり、保有する内外株式と外債の評価を目減りさせたためだ。金融市場は年末にかけて持 ち直したものの、今年に入ると円高・株安が再燃。GPIFの直近1年間の評価損益はマイナス13兆1929億円に上っている。
14年 10月から今年6月末までの通算運用は1兆962億円の損失。昨年6月末までの3四半期で12兆円余りを稼いだGPIFは、運用改革後の収益全てを失った 格好だ。ただ、運用資産は第2次安倍晋三内閣の発足直後に当たる12年末からとの比較で約17.8兆円増となっている。
年金特別会計が 管理する資金も含めた積立金全体に占める国内債の割合は6月末に39.16%と3月末の過去最低から3四半期ぶりに上昇。国内株は21.06%と14年末 以来の低水準に後退した。外債は12.95%と3四半期連続で低下。外株は21.31%と2四半期連続で下がった。短期資産は5.51%。全体の5%を上 限とするインフラ投資やプライベートエクイティ(PE、未公開株)、不動産などのオルタナティブ(代替)投資は0.05%だった。
長期 金利の指標となる新発10年物国債利回りは6月末にマイナス0.23%と3月末から18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。 TOPIXは7.53%安い1245.82。米国債の10年物利回りは1.4697%と30bp低下。円の対ドル相場は1ドル=103円20銭と9円37 銭の円高・ドル安が進んだ。MSCIコクサイ・インデックスは円換算で8%下落した。 ≫(ブルームバーグ)
そもそも、安倍政権の包括的経済政策(俗称:アホノミクス)は、濡れ手で粟のような短絡的マネタリスト思考であり、先進諸国全体覆っている、経済成長の限界は、明々白々であるにも拘らず、インフレターゲットを設定すると云う、非常識な手段に興じただけである。世界的に市場のパイが縮小する中で、少子高齢化に伴う、社会保障制度の改悪など、GDPの6割以上を占める、内需(個人消費動向に連動)の喚起は、公共事業の頻発だけなのだから、個人消費を促す住宅の購入などの分野の値上がりを誘発し、逆に購入意欲を失わせている。社会保障の充実とは、簡単な話、社会保障の削減である。これで、インフレが起きるなんて考えた奴は、キチガイの類だろう。
≪ 7月消費者物価は3年4カ月ぶりの下げ幅-黒田緩和前に戻る
7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は5カ月連続の下落となり、日本銀行が黒田東彦総裁の下で決定した量的・質的金融緩和直前の2013年3月以来、3年4カ月ぶりの下げ幅となった。生鮮食品を除く食料や宿泊料の伸びが鈍化したことが全体を押し下げた。
総務省が26日発表した7月の全国コアCPIは前年比0.5%低下した。マイナス幅は前月(0.4%低下)から拡大した。ブルームバーグがまとめた予想中央値(0.4%低下)を下回った。物価の基調を見る上で参考となる食料(酒類を除く)とエネルギーを除く総合、いわゆるコアコアCPIは0.3%上昇と、これも事前の予想(0.4%上昇)を下回った。
総務省は、7月分の消費者物価指数(CPI)から新基準(2015年基準)を適用した。12日に発表した1ー6月分に新基準を遡及(そきゅう)適用した数値によると、6月のコアCPIは0.4%低下と従来の10年基準から0.1ポイント上方修正された。
■包括的な検証
日銀は7月29日の金融政策決定会合で、コアCPI前年比が2%程度に達する時期は「17年度中」との見通しを維持する一方で、「先行きの海外経済に関する不透明感などから不確実性が大きい」と指摘。その上で、マイナス金利付き量的・質的金融緩和の下での経済・物価動向や政策効果について、9月20、21日の会合で総括的な検証を行うことにし、議長である黒田東彦総裁がその準備を執行部に指示した。
SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは統計発表後のリポートで、「食料やコアコア部分の弱さが続く見込みで、コアCPIはなかなか前年比プラス圏へ浮上しないだろう」として、浮上は来年初めごろになりそうだとみる。基本給の低迷でサービスが伸び悩む中、円高の影響波及で食料などの弱さが続くとして、コアコアCPIは「マイナス化へ至る可能性もある」とみている。
先行指標の東京都区部8月中旬速報はコア指数が0.4%低下と、6カ月連続のマイナスとなった。マイナス幅は前月と同じだった。コアコアCPIは0.1%上昇と前月(0.2%上昇に改定)を下回った。事前の予想はそれぞれ0.4%低下、0.3%上昇だった。
■予想比下振れなら追加緩和期待
日銀は物価の基調を見る上で、独自に公表するエネルギーと生鮮食品を除いたいわゆる日銀版コアCPIを重視している。6月分は旧基準で0.8%上昇だったが、新基準では0.7%上昇に下方修正され、26日午後発表された7月分の指数は0.5%上昇に鈍化した。
モルガン・スタンレーMUFG証券の山口毅エコノミストは19日付のリポートで、エネルギー品目のマイナス寄与は前年比で縮小していくため、コアCPIは年末にかけて「マイナス幅は急速に縮小していく」としながらも、エネルギーを除く物価は目先、「明確な底打ちの兆しはなく、下振れリスクが強まっている」と指摘した。
黒田総裁は20日付の産経新聞のインタビューで、9月の「総括的な検証」を踏まえ 追加的な緩和措置を講じる可能性は十分ある、と述べた。野村証券の松沢中チーフ金利ストラテジストは19日付のリポートで、7月のコアCPI前年比が市場予想(0.4%低下)から下振れれば、13年3月以来の下落幅となるため、「日銀に対する追加緩和期待が高まりやすい」としている。 ≫(ブルームバーグ)
金融関係者の言説と云うものは、新興宗教の教祖が、信者に向かって、寄進を増やせば、“御利益、霊験あらかたなるぞ”と嘯いている状況に似ている。異次元の金融緩和、マイナス金利導入等々、基本的に実行出来る金融政策は打ちどめなので、残された道は「ヘリコプター・マネー」と云う、殆どヤケクソ金融政策しか残されていない。金融関係者にとって、相場が大胆に動くことが望めれるので、上記記事のような「日銀の更なる金融政策」と云う表現になるが、ヘリコプター・マネーにまで突入してしまえば、アホノミクスの材料は在庫の底をついたとなり、大きく売り浴びせのターゲットにされるだろう。愉快犯のように円高株安が顕著になる。FRBが金利引き上げに動いても、根本的に、円高株安、個人消費の更なる低迷は避けられない。
≪ 年金運用損、将来世代にツケ? 「損失処理の仕組みを」
公的年金積立金の運用損が膨らんでいる。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用基準を見直してからの通算成績は、初めて赤字に転落した。想定以上の赤字が出れば将来世代へ負担を先送りすることになりかねず、専門家は新たな仕組みづくりを求めている。
「今回のような短期的な運用の評価損は、年金額に影響しません」。GPIFの担当者は26日の記者会見で明言した。年金の支払いに必要な年間約50兆円の財源のうちGPIFの運用で賄うのは 10%未満。運用する積立金約130兆円のうち国債20兆円分の償還金だけで、当面の財源を捻出できる見通しだという。現在の運用基準は「見直す必要性はない」と強調した。
ただ、株式の比率を50%に倍増して以降の運用成績はマイナスに。この傾向が続くなら、将来的な年金額への影響は否定できない。
高齢化は今後さらに進む見通しのため、年金財政は償還金だけでは賄えず、積立金を取り崩していく計画だ。現時点では評価額だが、将来、運用損が確定すれば、積立金を取り崩しても年金の財源を賄えない可能性もある。その赤字分は将来世代の負担になる。
日本総研の西沢和彦主席研究員は「新しい運用方針を決めた政府を選んだのは私たち。今の世代で生じた損失は、今の世代で処理すべきだ」と主張。スウェーデンやカナダでは、政府の想定以上に積立金が減ったと判断した場合、自動的に年金額を減らし、保険料を上げる仕組みがあるという。日本にはこうした仕組みがないため、西沢研究員は「損失処理の仕組みをつくるべきだ」と提言する。
民進党は26日に年金に関する会合を開き、「株式運用比率を倍増したことが失敗だった」(山井和則・国会対策委員長代理)などと確認。臨時国会で政権を追及していく構えだ。
≫(朝日新聞デジタル:久永隆一、高橋健次郎)
朝日の記事の中で、≪日本総研の西沢和彦主席研究員は「新しい運用方針を決めた政府を選んだのは私たち。今の世代で生じた損失は、今の世代で処理すべきだ」と主張。スウェーデンやカナダでは、政府の想定以上に積立金が減ったと判断した場合、自動的に年金額を減らし、保険料を上げる仕組みがある≫と云う個所があるが、これは、役人が言えない部分を、日本総研の西沢に言わせただけで、安倍政権の、政権維持の為に使われた国民の財布の減少を、安倍政権を選んだ国民が悪いのだから、一緒に痛みを分かち合わなければならないと暗に示している。
こう云う時だけ、民主主義を振り回されたのでは、国民も浮かばれない。安倍政権を、思慮分別なく選択した国民が、応分の負担を強いられるのは、一定の範囲で致しかたないのかもしれない。しかし、初めから、このような事態を迎えるであろうことは、権力を握る側は知っていたわけで、その罪は大きい。単に、選挙に勝つために、目先の利益を優先し、国富や国民の財産を根本的に傷つける可能性もあるような、と思いながら、政権維持を優先した結果なのだから、安倍政権に責任を取って貰ったうえで、応分の負担に応じたい。こういう事態が起きると、北朝鮮のような国の野蛮なお仕置きが魅力的に見えてしまう。どうも、筆者の感情も、かなり劣化してきている(笑)。
<転載終了>
リオ五輪のクライマックスで、アベマリアならぬ安倍マリオが土管から出てきて、世界に向かって「僕を見て!」をやったのには絶句した。都市開催の五輪において、開催国や次期開催国の政治指導者が主人公気取りで登場するような場面など見たことがなかったからだ。前回ロンドン五輪で次期開催都市の顔として出てきたのは、ブラジルを代表するサッカー選手のペレだった。さらに思い出してみて、北京五輪やソチ五輪などで胡錦濤やプーチンが出しゃばったか? 否、みなそのような下品な行為には及ばなかった。アスリートを差し置いて政治家が目立つ場面ではないし、主人公が誰なのかをわきまえていれば当然だ。むしろおこがましいし、恥ずべき振る舞いと見なすのが常識だろう。
ところが世界基準からかけ離れて「僕を見て」の出たがりが堪えきれなかった。演出を担当した電通はじめ周囲のおべんちゃらも大概だ。おそらく気分が満たされているのは本人だけで、オバマ、プーチン、習近平、メルケル等等、各国の政治指導者も含めて世界は失笑しているのである。あの得意満面に赤いボールを抱えて出てきた顔を見て、心の中で「バカ丸出しじゃないか…」と思った人が大半なのではないだろうか。
舛添要一がどうしてもやりたかった旗振りを小池百合子がやり、それ以上に目立つ格好で安倍マリオがしゃしゃり出て五輪は幕を閉じた。アスリートでもない者が何か勘違いして、四年後の脚光を待ちきれずにフライングをやった。こうした目立ちたい一心で、およそ遠慮とか恥を知らない振る舞いを見て、彼らにとっての日本民族の美徳とはいったい何なのだろうか? と思うのだった。
例え金メダルでなくとも、努力した選手たちは脚光を浴びて賞賛されればいい。そこに横から割り込んできて、何だか自分まで人気者と思っているところが浅ましく図図しい。世界は裸の王様をどう見なしただろうか。
○ 睡眠時間を十分とる(疲れたときは8~9時間)
○ 食事の基本は玄米菜食
○ 適度に体を動かして体を温める
○ 感謝して笑う
体温が低いと免疫力は低下する
再稼動した伊方原発3号機の配管から1.3トンもの大量の冷却水が漏れる事故が発生したが、原因は「配管の老朽化とゴムパッキンの緩み」だという。この事実ひとつを見ても、原子力規制委員会による審査など「再稼動ありき」のロクでもないデタラメ審査だということが良く分かる。
ポンプの欠陥、再稼働前ありましたね。
九州電力ほどのゴリ押し度は自分は感じませんが、四国電力には「事故なんてない。なんとかなるだろ」というユルさを強く感じます(TH)
伊方原発3号機で排水漏れ 四国電「環境への影響なし」
伊方3号機で水漏れ
今日午後2時頃
配管からの水漏れを職員が発見
漏れ出した水は最大で1.3tとみられ全て回収済みと発表している
/世界の統計で2年以上停止していた原発の事故率は100%
日本でも例外ではない様子
危険です
愛媛県知事の中村といい、四国電力の佐伯社長といい、まさに「今だけ、金だけ、自分だけ」路線をばく進中。自民、公明、維新がバックにいるため、平気で愚劣な意見を述べることができるのだろう。断言するが彼らは決して責任などとらないし、取れるわけがない。
そもそも伊方原発は違法建築物「原子炉立地審査指針」に反する。
中央構造線が動けば、どうなる。動く可能性は高い。地震、津波と電源喪失の脅威が。
瀬戸内海には出口がない、陸も海も壊滅する。
国民の生命を利権と天秤にかけ、利権のみを追い求めるアベ一派、ナカムラ、サエキ、何と醜悪な・・・事故後、騙されていたではもう遅い。(すでに何度も騙されているのだ。)彼らを操る1%と大手広告代理店とマスゴミに洗脳された多くの国民・・・この国の未来はどうなる。子どもたちに希望を残すことができるのか。
がん発症を考えるとき、もう一つ大事なキーワードがあります。それは、「低体温」です。
リンパ球は、体温が高い状態で活発に働きます。
かぜで熱が上がるのは、体温を高めてウイルスをやっつけるリンパ球を増やすため。
基礎体温が高い人は、免疫力が高いのですが、低い人は、免疫力が低下して病気になりやすいのです。
なぜでしょうか。安保先生は、こう指摘します
「自律神経と体温にも、密接な関係があります(グラフ)。
交感神経が優位になりすぎると、血管が収縮して血流が悪くなり、体温も低下してしまうのです。
体のなかで、がんができやすいのは、冷えたり血流が悪い場所です。
たとえば女性に乳がんが多いのは、乳房が突き出ているので血液が届きにくいから。
また、ストレスで胃が痛む人は、胃の血流障害を起こしやすく、胃がんを発症しやすいのです。
反対に、楽をしすぎている状態、
つまり副交感神経が優位過剰でリンパ球が多すぎる人でも体温が低下してがんを発症することがあります。
血管が開きすぎて 血流障害を招くうえ、運動不足で代謝熱が低下し体温が低くなるからです。
このタイプは肥満の人に多く見られます」
東北の現状を踏まえ、熊本でも住民たちの強烈な世論を発信していかなければいけないし、全国にとっても「熊本だけの話」では済まない。日本列島が地震活動期にあるといわれるなかで、今後第2、第3の東北・熊本にどこでも、誰でもなりうる。国は東京オリンピックのバブルに浮き足立っているが、いざ首都直下地震でも起きたときに、地方以上の惨劇に見舞われることは明らかだ。東北被災地とともに、熊本の復興はこれからの日本社会の進路を象徴的にあらわしている。住民生活を再建し、コミュニティを守り、農漁業をはじめとする1次産業を立て直すたたかいは、全国的な課題であり、全国的な世論を巻き起こさなければいけない。
北の被災地はかなり広範囲だが、日本全国の自治体が第2、第3の被災地になりかねない可能性がある。苦しんでいる被災民に関心がなく「棄民」を平気でやるその目線はどっちを向いているのかだ。多国籍企業が海外進出ばかりで、国民が貧乏になろうが知らん顔であるのと同じように、統治の側が国民の生命・安全に対してどう向きあうのかがまるでない。ODA(政府開発援助)で東南アジアや海外に大金をばらまき、建設会社が海外へ出て行って「バングラデシュがかわいそう」といって恩を着せるが、その前に熊本だし、タイの道路を作る前に熊本の道路ではないか。「日本の伝統・誇り」というわりには、国民がどんなひどい目に遭おうが関心がない。その姿勢が東北や熊本で露骨に体現されている。
世相を斬る あいば達也政治・経済関係
確信犯的な年金運用損 北朝鮮並みの信賞必罰を望む気持ちに
世相を斬る あいば達也さんのサイトより
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/0771ea8d5fa928b3e92f968439f11cba
<転載開始>
●確信犯的な年金運用損 北朝鮮並みの信賞必罰を望む気持ちに
安倍政権の、あまりにも無謀な包括的な経済政策により(俗称:アホノミクス)により、国民に、受動喫煙のような被害が及ぶ事態になってきた。日銀、GPIF等々の組織や責任者にも罪はあるが、凡庸な悪であり、口角泡を飛ばしてまで、非難する気にはなれない。やはり、諸悪の根源が、安倍官邸発の強権的経済政策発動だと云う事実関係があるために、彼らの罪は一等を減じて受けとめることになる。安倍首相が、誰彼のアドバイスに従った上の決定であっても、「私が最高責任者である!」と言い放った、安倍首相の後ろには、彼の責任をケアする人物はいないと云うことだ。
世界最大の年金基金を、自らの政権維持の道具に使ったのだから、儲けを出して、我が成果のように振る舞うことは出来ない。単に、国民と云う他人の財布に手を突っ込んで、好き勝手に運用しただけで、どこぞの、経理担当者の横領と、本質的に変わりがない。よく、消費税1%は2兆円の税収入になると言われているが、GPIFの一四半期(16年4月~6月)の評価損5.2兆円は、消費税2.5%分を失ったと云うことだ。塩崎厚労相や安倍官邸の幹部からは、“年金運用は長期的視点で見るべきもの”と云う、盗人猛々しい御高説に終始しているが、単なる責任の先送りに過ぎない。
≪ GPIF:評価損5.2兆円、運用改革後の全収益が消失-4~6月
世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、2四半期連続で巨額の運用評価損を計上した。国内株価の下落や円高を背景に、運用資産額は基本ポートフォリオを前例のない大幅な見直しを実施する前の水準まで目減りした。
GPIFが26日午後に公表した今年度第1四半期(4-6月)の運用状況によると、収益率はマイナス3.88%、評価額はマイナス5兆2342億円。い ずれも1-3月期に続く不振だった。6月末の運用資産は129兆7012億円。過去最高だった1年前の141兆1209億円から11兆4197億円減り、14年6月末以来の低水準となった。前身の年金資金運用基金として自主運用を始めた2001年度からの累積収益は40兆1898億円。
資産別の収益率と評価額は、国内株式がマイナス7.38%とマイナス2兆2574億円、外国株式がマイナス7.76%とマイナス2兆4107億 円、外国債券がマイナス8.02%とマイナス1兆5193億円だった。ともに円高による目減りを価格の上昇で補い切れなかった。収益が増えたのは国内債券のみで、1.91%と9383億円。
6月末の円相場は3月末との比較で主要10通貨全てに対して上昇。英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利 した6月24日は、対ドルで一時7円超の円高となった。国内株は大幅に下落する一方、日本銀行のマイナス金利政策を受けた国内債の利回りは低下。資産構成 の見直しでリスク資産を増やしたGPIFに逆風となっている。
高橋則広理事長は説明資料で、収益率がマイナスとなった理由について、5月の米雇用統計が事前予想を大きく下回ったことや、市場予測と異なる英国のEU離脱投票結果を受けて、急激に円高が進み、世界の株式市場が一時的に大きく下落したことを例に挙げた。
GPIFの運用は、2014年10月の大幅な見直しで、株式と債券が半分ずつで国内資産6割・外貨建て資産4割という分散型となっている。基本ポートフォリオは、国内債が35%、内外株式がそれぞれ25%、外債が15%。5%だった短期資産は各資産に分散して管理している。 GPIFの資産構成見直しの詳細については、こちらをご覧下さい
GPIFは、新たな目標値に向けた資産構成への変更がほぼ終了した昨年7-9月期に自主運用開始以降で最大の評価 損を計上した。世界的な市場混乱からのリスク回避の動きが円高圧力となり、保有する内外株式と外債の評価を目減りさせたためだ。金融市場は年末にかけて持 ち直したものの、今年に入ると円高・株安が再燃。GPIFの直近1年間の評価損益はマイナス13兆1929億円に上っている。
14年 10月から今年6月末までの通算運用は1兆962億円の損失。昨年6月末までの3四半期で12兆円余りを稼いだGPIFは、運用改革後の収益全てを失った 格好だ。ただ、運用資産は第2次安倍晋三内閣の発足直後に当たる12年末からとの比較で約17.8兆円増となっている。
年金特別会計が 管理する資金も含めた積立金全体に占める国内債の割合は6月末に39.16%と3月末の過去最低から3四半期ぶりに上昇。国内株は21.06%と14年末 以来の低水準に後退した。外債は12.95%と3四半期連続で低下。外株は21.31%と2四半期連続で下がった。短期資産は5.51%。全体の5%を上 限とするインフラ投資やプライベートエクイティ(PE、未公開株)、不動産などのオルタナティブ(代替)投資は0.05%だった。
長期 金利の指標となる新発10年物国債利回りは6月末にマイナス0.23%と3月末から18ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。 TOPIXは7.53%安い1245.82。米国債の10年物利回りは1.4697%と30bp低下。円の対ドル相場は1ドル=103円20銭と9円37 銭の円高・ドル安が進んだ。MSCIコクサイ・インデックスは円換算で8%下落した。 ≫(ブルームバーグ)
そもそも、安倍政権の包括的経済政策(俗称:アホノミクス)は、濡れ手で粟のような短絡的マネタリスト思考であり、先進諸国全体覆っている、経済成長の限界は、明々白々であるにも拘らず、インフレターゲットを設定すると云う、非常識な手段に興じただけである。世界的に市場のパイが縮小する中で、少子高齢化に伴う、社会保障制度の改悪など、GDPの6割以上を占める、内需(個人消費動向に連動)の喚起は、公共事業の頻発だけなのだから、個人消費を促す住宅の購入などの分野の値上がりを誘発し、逆に購入意欲を失わせている。社会保障の充実とは、簡単な話、社会保障の削減である。これで、インフレが起きるなんて考えた奴は、キチガイの類だろう。
≪ 7月消費者物価は3年4カ月ぶりの下げ幅-黒田緩和前に戻る
7月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は5カ月連続の下落となり、日本銀行が黒田東彦総裁の下で決定した量的・質的金融緩和直前の2013年3月以来、3年4カ月ぶりの下げ幅となった。生鮮食品を除く食料や宿泊料の伸びが鈍化したことが全体を押し下げた。
総務省が26日発表した7月の全国コアCPIは前年比0.5%低下した。マイナス幅は前月(0.4%低下)から拡大した。ブルームバーグがまとめた予想中央値(0.4%低下)を下回った。物価の基調を見る上で参考となる食料(酒類を除く)とエネルギーを除く総合、いわゆるコアコアCPIは0.3%上昇と、これも事前の予想(0.4%上昇)を下回った。
総務省は、7月分の消費者物価指数(CPI)から新基準(2015年基準)を適用した。12日に発表した1ー6月分に新基準を遡及(そきゅう)適用した数値によると、6月のコアCPIは0.4%低下と従来の10年基準から0.1ポイント上方修正された。
■包括的な検証
日銀は7月29日の金融政策決定会合で、コアCPI前年比が2%程度に達する時期は「17年度中」との見通しを維持する一方で、「先行きの海外経済に関する不透明感などから不確実性が大きい」と指摘。その上で、マイナス金利付き量的・質的金融緩和の下での経済・物価動向や政策効果について、9月20、21日の会合で総括的な検証を行うことにし、議長である黒田東彦総裁がその準備を執行部に指示した。
SMBC日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは統計発表後のリポートで、「食料やコアコア部分の弱さが続く見込みで、コアCPIはなかなか前年比プラス圏へ浮上しないだろう」として、浮上は来年初めごろになりそうだとみる。基本給の低迷でサービスが伸び悩む中、円高の影響波及で食料などの弱さが続くとして、コアコアCPIは「マイナス化へ至る可能性もある」とみている。
先行指標の東京都区部8月中旬速報はコア指数が0.4%低下と、6カ月連続のマイナスとなった。マイナス幅は前月と同じだった。コアコアCPIは0.1%上昇と前月(0.2%上昇に改定)を下回った。事前の予想はそれぞれ0.4%低下、0.3%上昇だった。
■予想比下振れなら追加緩和期待
日銀は物価の基調を見る上で、独自に公表するエネルギーと生鮮食品を除いたいわゆる日銀版コアCPIを重視している。6月分は旧基準で0.8%上昇だったが、新基準では0.7%上昇に下方修正され、26日午後発表された7月分の指数は0.5%上昇に鈍化した。
モルガン・スタンレーMUFG証券の山口毅エコノミストは19日付のリポートで、エネルギー品目のマイナス寄与は前年比で縮小していくため、コアCPIは年末にかけて「マイナス幅は急速に縮小していく」としながらも、エネルギーを除く物価は目先、「明確な底打ちの兆しはなく、下振れリスクが強まっている」と指摘した。
黒田総裁は20日付の産経新聞のインタビューで、9月の「総括的な検証」を踏まえ 追加的な緩和措置を講じる可能性は十分ある、と述べた。野村証券の松沢中チーフ金利ストラテジストは19日付のリポートで、7月のコアCPI前年比が市場予想(0.4%低下)から下振れれば、13年3月以来の下落幅となるため、「日銀に対する追加緩和期待が高まりやすい」としている。 ≫(ブルームバーグ)
金融関係者の言説と云うものは、新興宗教の教祖が、信者に向かって、寄進を増やせば、“御利益、霊験あらかたなるぞ”と嘯いている状況に似ている。異次元の金融緩和、マイナス金利導入等々、基本的に実行出来る金融政策は打ちどめなので、残された道は「ヘリコプター・マネー」と云う、殆どヤケクソ金融政策しか残されていない。金融関係者にとって、相場が大胆に動くことが望めれるので、上記記事のような「日銀の更なる金融政策」と云う表現になるが、ヘリコプター・マネーにまで突入してしまえば、アホノミクスの材料は在庫の底をついたとなり、大きく売り浴びせのターゲットにされるだろう。愉快犯のように円高株安が顕著になる。FRBが金利引き上げに動いても、根本的に、円高株安、個人消費の更なる低迷は避けられない。
≪ 年金運用損、将来世代にツケ? 「損失処理の仕組みを」
公的年金積立金の運用損が膨らんでいる。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が運用基準を見直してからの通算成績は、初めて赤字に転落した。想定以上の赤字が出れば将来世代へ負担を先送りすることになりかねず、専門家は新たな仕組みづくりを求めている。
「今回のような短期的な運用の評価損は、年金額に影響しません」。GPIFの担当者は26日の記者会見で明言した。年金の支払いに必要な年間約50兆円の財源のうちGPIFの運用で賄うのは 10%未満。運用する積立金約130兆円のうち国債20兆円分の償還金だけで、当面の財源を捻出できる見通しだという。現在の運用基準は「見直す必要性はない」と強調した。
ただ、株式の比率を50%に倍増して以降の運用成績はマイナスに。この傾向が続くなら、将来的な年金額への影響は否定できない。
高齢化は今後さらに進む見通しのため、年金財政は償還金だけでは賄えず、積立金を取り崩していく計画だ。現時点では評価額だが、将来、運用損が確定すれば、積立金を取り崩しても年金の財源を賄えない可能性もある。その赤字分は将来世代の負担になる。
日本総研の西沢和彦主席研究員は「新しい運用方針を決めた政府を選んだのは私たち。今の世代で生じた損失は、今の世代で処理すべきだ」と主張。スウェーデンやカナダでは、政府の想定以上に積立金が減ったと判断した場合、自動的に年金額を減らし、保険料を上げる仕組みがあるという。日本にはこうした仕組みがないため、西沢研究員は「損失処理の仕組みをつくるべきだ」と提言する。
民進党は26日に年金に関する会合を開き、「株式運用比率を倍増したことが失敗だった」(山井和則・国会対策委員長代理)などと確認。臨時国会で政権を追及していく構えだ。
≫(朝日新聞デジタル:久永隆一、高橋健次郎)
朝日の記事の中で、≪日本総研の西沢和彦主席研究員は「新しい運用方針を決めた政府を選んだのは私たち。今の世代で生じた損失は、今の世代で処理すべきだ」と主張。スウェーデンやカナダでは、政府の想定以上に積立金が減ったと判断した場合、自動的に年金額を減らし、保険料を上げる仕組みがある≫と云う個所があるが、これは、役人が言えない部分を、日本総研の西沢に言わせただけで、安倍政権の、政権維持の為に使われた国民の財布の減少を、安倍政権を選んだ国民が悪いのだから、一緒に痛みを分かち合わなければならないと暗に示している。
こう云う時だけ、民主主義を振り回されたのでは、国民も浮かばれない。安倍政権を、思慮分別なく選択した国民が、応分の負担を強いられるのは、一定の範囲で致しかたないのかもしれない。しかし、初めから、このような事態を迎えるであろうことは、権力を握る側は知っていたわけで、その罪は大きい。単に、選挙に勝つために、目先の利益を優先し、国富や国民の財産を根本的に傷つける可能性もあるような、と思いながら、政権維持を優先した結果なのだから、安倍政権に責任を取って貰ったうえで、応分の負担に応じたい。こういう事態が起きると、北朝鮮のような国の野蛮なお仕置きが魅力的に見えてしまう。どうも、筆者の感情も、かなり劣化してきている(笑)。
<転載終了>
リオ五輪のクライマックスで、アベマリアならぬ安倍マリオが土管から出てきて、世界に向かって「僕を見て!」をやったのには絶句した。都市開催の五輪において、開催国や次期開催国の政治指導者が主人公気取りで登場するような場面など見たことがなかったからだ。前回ロンドン五輪で次期開催都市の顔として出てきたのは、ブラジルを代表するサッカー選手のペレだった。さらに思い出してみて、北京五輪やソチ五輪などで胡錦濤やプーチンが出しゃばったか? 否、みなそのような下品な行為には及ばなかった。アスリートを差し置いて政治家が目立つ場面ではないし、主人公が誰なのかをわきまえていれば当然だ。むしろおこがましいし、恥ずべき振る舞いと見なすのが常識だろう。
ところが世界基準からかけ離れて「僕を見て」の出たがりが堪えきれなかった。演出を担当した電通はじめ周囲のおべんちゃらも大概だ。おそらく気分が満たされているのは本人だけで、オバマ、プーチン、習近平、メルケル等等、各国の政治指導者も含めて世界は失笑しているのである。あの得意満面に赤いボールを抱えて出てきた顔を見て、心の中で「バカ丸出しじゃないか…」と思った人が大半なのではないだろうか。
舛添要一がどうしてもやりたかった旗振りを小池百合子がやり、それ以上に目立つ格好で安倍マリオがしゃしゃり出て五輪は幕を閉じた。アスリートでもない者が何か勘違いして、四年後の脚光を待ちきれずにフライングをやった。こうした目立ちたい一心で、およそ遠慮とか恥を知らない振る舞いを見て、彼らにとっての日本民族の美徳とはいったい何なのだろうか? と思うのだった。
例え金メダルでなくとも、努力した選手たちは脚光を浴びて賞賛されればいい。そこに横から割り込んできて、何だか自分まで人気者と思っているところが浅ましく図図しい。世界は裸の王様をどう見なしただろうか。