下記の記録のとおり
一般コースより大分時間はかかりそう
戸屋から入る方が無難なのかもしれない
2日の朝の天気で考えます
台風21号の進路が大きく変化したことで、秋晴れ優勢の天気が続いていますけど・・・昨日の記事に書いたように、今週末は、温帯低気圧に変化した元台風21号の時間差攻撃?が待っています。
●笊ヶ岳~ランカン尾根~大金山
ルート上の危険箇所は2261m峰と2125m峰の間のギャップくらい。ここも慎重に北側を巻けばそこまで問題ないでしょう。2125m峰までは踏跡不明瞭箇所も多いですが、そこから先は大金山まで割と明瞭で、テープもところどころ付けられています(テープのみを辿っていけるほどには多くはないです。
笊ヶ岳はやはり個人的には20名山くらいには入るであろう素晴らしい山です。これだけ感動的な山は中々ないでしょう。
下山もバリエーションルートのランカン尾根。小笊付近は藪に覆われていて大変でしたが、その後は割といいペースで進んでいくことができました。しかしアップダウンがそれなりにあったせいで中々標高を落とせないまま、1827m点で日没まで残り1時間となってしまいました。
縦走路側は藪が酷く、一旦抜けたらもう戻る気にはなれませんでした。いやはや名前の通り恐ろしいハイマツの山です、這松尾。
縦走路は最初やや不明瞭。その後も残雪が一部を覆い隠し不明瞭な状態が続きました。椹島下降点まで来た辺りでやっと明瞭なルートに変わりました。伝付峠~椹島下降点はこのままどんどん薄くなっていきそうな予感がします。笊ヶ岳まではバテバテでしたが、一般登山道に変わったおかげで何とか登っていくことができました。
【ランカン尾根】
老平~笊ヶ岳間は特に地図を広げる事も無く歩行出来るがこちらは地形図、コンパス必要。尾根が広い箇所は踏み跡が分散され薄くなるので尾根の芯を見失わないように進む。登りは高みを目指せばよいが、下りはルートを見失いやすいので注意が必要。小笊以降は下草もほとんどなく道は歩きやすい。登攀具を使う様な技術的に難しい箇所は無く読図力と体力勝負のVR。
笊ヶ岳~小笊~2500m付近までは石楠花、シラビソ、ハイマツを漕ぎながら進む事になるが足元は踏まれておりさほど労せず通過可能。(小太郎山西尾根のようにハイマツの上に乗って四つん這いにならなければ進めないような箇所は無かった)
1948mピーク手前に地形図には表記されていないキレット有り。勢いよく突っ込んでしまうと尾根の先が突然崖になっているのでここは猛烈に注意が必要。この辺りまで来ると藪にマヒし始める頃でもある。
右へのトラバース道を進むと岩壁の下へ続く明瞭なバンドがある。
*黒戸尾根と比較される山だがここでは白根三山と比較してみる事とする。
(GPSは10秒毎取得の同一設定)
笊ヶ岳(老平~ランカン)2014.9/14登頂
合計距離: 28.08km
累積標高(上り): 3250m
累積標高(下り): 2861m
白根三山(広河原~大門沢)2014.8/13登頂
合計距離: 28.01km
累積標高(上り): 2537m
累積標高(下り): 3216m
距離、標高差からみると白根三山を大門沢から詰めて広河原へ降りるルートに近いようだ。笊ヶ岳には小屋、水場、エスケープルート無し。携帯はほぼ圏外。白根三山はいざとなったら小屋に逃げ込めば良いがこちらでは全て自己解決しなければならない。この日は駐車場が止めきれないくらいの人出ではあったがランカン経由は我々のみ。(登りで使っているパーティも無し)ソロ山行でアクシデントが発生したら数日放置もありえるだろう。
白根三山の日帰りを軽くこなせないようだと笊~ランカンは厳しいか。