今後、日本で巨大地震が起これば、311の悪夢が再現されることがほぼ確定している!
http://ameblo.jp/64152966/entry-12042871459.html
2015-06-25 07:24:31 wantonのブログ
1986年4月26日のチェルノブイリ原発も
2011年3月11日の地震を起点に起こった福島第一原発も
大きな地震に誘発されてメルトダウンを起こした。
結果的に、双方とも大爆発を起こすに到った。
福島第一原発には、安全の為に冷却装置が設置されて
いたが、地震津波による電源喪失の為に冷却装置が
働かずに、大事故に到った経緯がある。
その際に、冷却用補助電源を設置していれば、
あそこまでの大事故には、到底、到らなかった。
ドイツの新聞は・・・
「3.11以前に原発の冷却用補助電源を
設置していなかった国は日本だけ。
その設置の要望を却下したのは、何と第一次安倍内閣だった。
そこから検証すべきだろう‥‥フクシマは政治的な人災、」
・・・と、その巨悪大罪を厳しく指弾している。
ところで・・・
311以降、その問題の冷却用補助電源が新たに設置される
ことになったといった報道は全く目にすることが出来ない。
これは、実に、驚くべき事実です。
つまり・・・
今現在、311以前と何も変わっていない訳です。
巨大地震が起こり、大きな津波が発生した場合、
311の悪夢が再現されることが、ほぼ確定している
という事実を誰も騒がないなんて・・・
それこそ、悪夢以外の何物ではないと感じるのは、
果たして、私だけなのでしょうか!?
何も反省しない・・・
何も学習しない・・・
何と愚かな国なのでしょうか!?
それどころか、再稼動せよの大合唱が湧き上がる始末。
愚かさを通り越して、もはや、狂人のレベルですらある。
もう一度言います。
原発は、大きな地震が起こったら、必ずメルトダウンを
起こします。
冷却装置が機能しなかったら、必ず、大爆発します。
これは、必ず覚えておいて下さい。
つまり、津波に襲われたらアウトということです。
それから、原発の天井に、通常ミサイルが着弾しても
同様のことが起こります。
冷却装置は、5階に設置されていますが、
日本の原発の天井は、極めて貧弱に出来ており、
ミサイルは、その天井を簡単に貫通してしまいます。
集団自衛権を行使した国から、常に、その危険性を
覚悟しなければならなくなる訳です。
日本の国は、一体どこまで馬鹿ぞろいなのか!?
まさに、世界最狂レベルを独走している有様。
冷却用補助電源の問題が議題に上がらないのは、
当時と今の安倍内閣の責任問題が追及されるからに
他ならない。
これこそが、国家を挙げて国民が最も騒がなければならない
最大急所の核心部分であることが分からないのであろうか!?
3号機はプルトニウムの核爆発、
4号機はミサイルで爆発された
http://www.link-21.com/earth/b06.html
・
1 3号機はプルトニウムの核爆発
1号機と2号機は発電プラントであるが、
3号機と4号機の原子炉はウラン濃縮プラントであり、
原子炉内には核燃料棒ではなく拡散筒が入れられていた。
これは、従来の六フッ化ウランガスを濃縮するだけではなく、
六フッ化プルトニウムガスも同時に濃縮する新型の
濃縮プラントであった。(特開2006-46967)
2011年3月11日に日本の東北を襲った地震は、
新型の濃縮プラントの原子炉を襲った。
4号機は停止中で、稼動していた3号機は地震で緊急停止した。
職員はメルトダウンが起きる心配も、使用済み核燃料ではなく、
拡散筒が入れられている燃料プールの水素発生はないと判断していた。
しかし、13日の14時に3号機の原子炉内の温度が急上昇した。
原子炉内の拡散筒を覆っていた軽水の水位は下がり、
拡散筒が高温状態になっていた。
これは、チェルノブイリ事故と同じで、地震の揺れで
拡散筒内の濃縮ウランが臨界が起こしたのである。
この臨界で原子炉内の温度が上昇し、軽水が沸騰して水素が発生する。
14日11時に、原子炉内炉内の濃縮中のプルトニウムを
包むように水素爆発が起き、炉内でインプロージョン
(爆縮型)の過早核爆発を誘発した。
原子炉はこの衝撃に耐え切れずに破壊。
核爆発による衝撃波をともなう爆発がおきた。
インプロージョン型(wikipediaから引用)
インプロージョン型(英:Implosion)または爆縮方式は、
英語のexplosion「爆発」という語のex-(外へ)という
接頭辞をin-(内へ)に置き換えた造語で、
「爆縮」はその和訳である。
爆縮方式とはその名の通り、プルトニウムを球形に配置し、
その外側に並べた火薬を同時に爆発させて位相の揃った
衝撃波を与え、プルトニウムを一瞬で均等に圧縮し、
高密度にすることで超臨界を達成させる方法である。
長崎市に投下されたファットマンで採用された。
プルトニウムは自発核分裂の確率が高く、
プルトニウム原爆は過早爆発防止の為にこの方式でのみ
実用可能となるのに対し、ウラン原爆はインプロージョン型、
ガンバレル型のどちらでも可能である。
過早爆発 (wikipediaから引用)
プルトニウム原爆において、反応材のプルトニウム240含有量が
7%を超過、爆縮が不完全、軽量化のため爆縮火薬を削減しすぎた
余裕のない設計、などの場合では、爆縮方式であっても
プルトニウム240の自発核分裂の発生する外向きの爆風が、
TNT爆縮火薬の内向きの圧力に打ち勝ってプルトニウム239の
塊が充分に核分裂を完了する前に吹き飛ばしてしまう。
この現象が過早爆発であり、プルトニウム239の一部しか
核分裂しないため、爆発力が計画値を大幅に下回ってしまう。
2006年の北朝鮮の核実験は過早爆発だったと見られている。
3号機の爆発は2回続けて起きているが、
1回目は原子炉内の水素爆発で、
二回目は、原子炉内での水素爆発で、
炉の中心にあったと思われるプルトニウムが、
インプロージョン(爆縮)により核爆発を起こした。
ただし、この核爆発は、不完全な過早爆発である。
福島第一原発では、発電プラントとしての原子炉事故と
ウラン濃縮プラントの原子炉事故が同時におきたのである。
そして、チェルノブイリ同様に、臨界を引き起こしたのは地震である。
地震による揺れで臨界が発生し、チェルノブイリでは、
拡散筒が干渉することで広島に落とされた原爆と同じ
ガンバレル型の核爆発がおきた。
これに対して、福島第一原発では、水素爆発が、
濃縮中のプルトニウムを核爆発させた長崎の落とされた
インプロージョン型の核爆と同じ爆発を引き起こしたのである。
2 4号機はミサイルで爆発された
3月11日の地震当日、4号機は原子炉圧力容器の上蓋が外され
ウラン濃縮は行われていなかった。
拡散筒には濃縮前の六フッ化プルトニウムがガス化して
充填されていたが、筒内のプルトニウムは臨界する量に
達していないので、地震の揺れで3号機のような臨界が起きなかった。
使用済み核燃料プールには、使用前の拡散筒が入っていて
燃料プールの温度上昇は起こらない。
4号機は1号機から3号機までの状況と違って危険はなかった。
しかし、この状況は、ウラン濃縮プラントである3号機が
爆発した状況で、4号機が残ることは米国と日本政府に
とってはまずい状況であった。
ウラン濃縮の施設であることが知られてしまうからだ。
日米両政府は、4号機が無傷で残った場合に、
ウラン濃縮プラントであることが知られてしまうことを恐れた。
日本の原発でウラン濃縮のOEM生産をさせていたことを
表に出すわけにはいかない。
この問題を解決するために、4号機は、沖合いに待機していた
米原子力空母ロナルド・レーガンの艦載機のトマホークで
爆破されたのである。
建屋の壁にはミサイルが撃ち込まれた跡があり、
建屋内部の写真からは延焼した形跡はなく
ミサイルの爆破であることは明白である。
この、ミサイルによる爆破は日本側も知っていたはずだ。
朝6時の爆破後火災が発生するが、それまで、
事故後静観していた米軍が消火活動に参加する。
それまで、空母で静観していた海兵隊が原発事故現場に
乗り込んできたのは、爆破の跡を確認するためと、
ミサイルの残骸を収集することだったと考えるべきです。
4号機はウラン濃縮プラントであり、
破壊による証拠を隠滅するために、
米軍がミサイルを撃ち込んだのである。
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管理人
この記事の後半部分にも説得力がある。
米原子力空母ロナルド・レーガンの乗組員の
多くが、被爆症状を発症し、その後、
東電や日本国政府に補償を求めて訴訟を起こした。
何故、あれほどまでに多数の酷い被爆患者が出たのかが
大いに謎であり疑問だった。
しかし、その全てに説明がつく。
そういう意味でも、この記事の信憑性は
非常に高い云わざるを得ない。
また、4号機の爆発映像が皆無であるのも
その謎が解けたのではないだろうか。
全て、証拠隠滅を図られた訳です。
皆さん、大きな地震と津波があれば、
また同じ巨大災害が起こると・・・
危機感を新たにして
何度も声を大にして叫ぼうではありませんか。
これが、現時点での最重要課題と考えます。
ホントに、滅びてしまいます、日本国は!
これからヨード131の広域漏洩が続き、測定すれば、常に各地で検出されることになる。これが福島由来の放射能拡散の指標として定着する日は、そう遠くはないだろう。
これは、日本が放射能臨界漏洩の止まらない国になってしまったことを示している。
ロシアが近い将来の地下核爆発を警戒しはじめているようだし。
大深度地下に潜り込んだ核燃料を処置することなどは、人類未踏の領域であり、これといった具体的な案はいまだに立案されていません。
もはや制御不能の状態なのです!
(転載終了)
●阿修羅の読者なら毎日チェックの飯山一郎先生のサイトですが、このままでは全地球規模の絶滅事故になりかねないため、ロシア、中国、ドイツの首脳が真剣に対処を考えているようです。地下深く沈んだデプリは、バンカーバスター爆弾でマントル層に埋め殺すしかないそうです。ロシアのプーチン大統領が10日間雲隠れしたのも、このフクシマ対策を練っていたからだとか。
これをやるには日本列島を無人にする必要がありますが、一応日本は主権国家であり、ここに連合国が介入すると戦争になってしまいます。このため、日本国民がバタバタと大量死しはじめ、日本社会がパニックになって統治不能になった段階で、連合国が日本をコントロール下に置きます。その時にはアベコベは失脚しているでしょう。
その時、生き残った日本国民は外国に避難となりそうですが、小松左京氏の「日本沈没」は形を変えて実現することになるのでしょうか。
「アメリカの最高の科学者が原発のすべてについて語る
ー癌がなぜ世界中で増加しているのか?」
ここで、スターングラス博士にお話をお聞きしたいと思います。
彼は、原子力の本場アメリカで、60年代から、核実験や原子力発電に
よる低レベル放射能の影 響を訴えて続けて来た、
数少ない科学者の一人です。
2006年の二月には念願だった来日を果たし、
青森県の六ヶ所村も訪ねています。
こんにちは、今日はよろしくお願いします。
S博士
「まずはじめに、日本には55基もの原子炉が運転している
のを知ってるよね。」
、、、はい。
S博士
「それに、ほとんどが海岸沿いの国土の2割程度の面積に
人口が集中していて、原発も割と近くに配置されている。
だから、日本政府が2003年度に発行した、過去100年の日本人の
死因の推移を見たとき、あまり驚かなかった。」
と言いますと。
S博士
「日本では、戦後の50年で、がんの死亡がずっと増え続けている。
1900年台の前半は、がんはそこまで存在しなかった。
日本に原爆が落とされて、アメリカ製の原子力発電所が導入されて
から、一気に増え始めたのだ。
今でも日本にある原発の八割がアメリカ製だ。」
はい。
S博士
「そして、本場のアメリカで分かって来たことが、
原子力発電所というのは、公に発表されているよりも、
ずっと大量の放射性物質を放出しているという ことだ。
大半は、細かい分子になった、核の分裂によって産まれる物質で、
大気や海に放出されている。核分裂生成物というやつだ。」
はい。
これが、自然放射線と混同されると、訳分からなくなりますね。
S博士
「その通りだ、そもそも自然放射線というのは、
海抜0メートル付近では、0.8 から1mSV(ミリシーベルト)が
普通であって、それ以上はラドンなどごく特定の地域しか関係の
ないものや、0.15mSVほどのカリウムなどを大げさに
数えている場合が多い。
しかも、ほとんどの自然放射線が外部被ばくを起こすガンマ線で、
体の中の特定な器官に蓄積して内部被ばくを起こすものじゃない。
ストロンチウム90やヨウ素131などの放射性物質は、
体の中に入り込むのと、それと同じ量を地面にばらまいたのでは、
威力が全然違うのだ。」
分かります。
S博士
「ヨウ素131は、ほとんどが一週間の半減期だが、
これは首にある甲状腺に集中する。
甲状腺というのは、体全体の新陳代謝をコントロールしていて、
多くの器官が甲状腺のホルモンによって動いている。
だから甲状腺が壊れると、大人だと、甲状腺に異常が生じたり、
がんになることがある。
また、ストロンチ ウム90は骨に集中する。
これはカルシウムと似ているためで、カルシウムは、骨をつくったり、
神経の伝達にも欠かせない。
要するに、脳みその働き、考える 力に貢献している。
よって、ストロンチウム90が引き起こす問題というのは、
あまり知られていないのが、カルシウムと同じように骨だけじゃなく、
脳にも入 り込んで、神経にダメージを与えるため、
特に脳の発達に支障をきたすようになる。」
赤ちゃんですね。
S博士
「赤ちゃんもそうだし、お母さんのお腹の中いる胎児のときからだ。
それに、脳みそは10代まで発達し続ける。だからそこに問題が生じると、
普通の読み書き、理解する力、計算する力、
全体的に影響を受けてしまう訳だ。健康な脳みそをつくる過程でだよ。」
母親は知っておくべき情報ですね。
S博士
「これは、本当に伝えなければいけないことだ。
繰り返すが、ストロンチウム90やヨウ素131は自然には存在しないもので、
ウランやプルトニウムが 核分裂を起こしたときのみ、産まれるのだ。
原子炉の中で起きていることは、原爆の核分裂が起こす環境破壊と同じなのだ。
つまり、核実験などが広めた汚染 を、
原子力発電所がそのまま引き継いだに過ぎないのだ。」
なるほど。
S博士
「これは数年前にJournal of American Medical Association
で発表されたばかりなんだが、妊婦が歯科医でX線を数回受けただけでも、
散ったX線が、ヨウ素131のように甲状腺に影響を与え て、
それが早産につながる確率が数割高くなることが分かった。
こうした未熟児は、現在の医学ではほとんどを救うことができるのだが、
X線のせいですでに脳 の発達に影響が出てしまっている。
それが思考力や、集中力の欠如に表れる。
脳の発達に支障をもった未熟児は、自閉症になる可能性も出てくるのだ。」
このように器官に集中する放射性物質は、
どのようにダメージを与えているんですか?
S博士
「ヨウ素131の場合、ガンマ線というのは、X線と一緒で、
とても強いエネルギーを持った光を出す。
そして、ベータ線は電子なんだが、数ミリしか飛 ばなくても、
臓器に埋め込まれると周りの細胞を破壊する訳だ。
変異を起こしたり、遺伝子を傷つけてしまう。
そして、フリーラジカルが産まれる。フリーラジ カルとは、
マイナスの力を帯びた酸素分子で、寿命も一瞬なんだが、
これがプラスを帯びた細胞の粘膜に引き寄せられて、
穴を空けてしまうので、大変なこと だ。
これらのことは、60年代の後半から70年代にかけて分かったことで、
原子力発電を始めたずっと後の話だよ。」
はい。
S博士
「初めての原発が1942年のシカゴだったから、
そのおよそ30年後に分かったことだよ。
もう一つ興味深い発見だったのは、X線などの強くて短い刺激が
つくる多くのフリーラジカルは、実はお互いとぶつかり合って、
そこまでダメージを引き起こせないんだ。
これを、私は『混んだナイトクラブ効果』と呼ん でいる。
分かるだろう、狭い空間に人が入りすぎて、身動きが取れないのだ。
これで分かったことが、X線などが与える、自然放射線の一年分に
値する1mSV ほどの一度の衝撃は、思ったほど効果がなく、
同じ量を一週間、一ヶ月の間に分けて微量を受けた方が、
細胞あたりのフリーラジカルが少ないために、
ずっと大 きなダメージを与えるのだ。」
そうなんですか。
S博士
「このことは、衝撃だった。つまり、X線や原子爆弾のように、
集中された強い放射線よりも、永続的な低レベルの放射線の方が、
ダメージは100倍から1000倍も大きいことが分かったのだよ。」
なるほど。
S博士
「我々はヒロシマやナガサキで集めたデータを信じきってしまったのだ。
原爆は、主にガンマ線と中性子線を一瞬で放出したから、
本当に強くて大量のエ ネルギーを放出した。
ましてや、その頃はフォールアウト(『死の灰』と訳される)の
ことも良く分かっていなかった。
要するに、長期的な低レベル放射能の影 響を、今日でも、
完全に間違って計算しているのだ。
2003年にイギリスのクリス・バズビー (Chris Busby) 氏らが、
ヨーロッパのECRR機構(European Commission on Radiation Risk)
に頼まれて、原子力発電所のリスクについて過去50年の様々な論文や
ケースを完全に洗い直したところ、同じ結論にたどり着いたのだ。
我々は、低レベルの内 部被ばくによる影響を、
少なくとも100倍から1000倍、過小評価して見積もっているのだ。」
はい。
S博士
「もう一つ言いたいのが、ストロンチウム90は骨に入って、
強い電子を放出する。骨髄では赤血球と白血球もつくられているから、
ここで異常が起きる と、白血病を起こす。
また、白血球というのは、体のありとあらゆる病源と戦っているから、
白血球がちゃんとつくられないと、これは大都市で警察のストを起こす
と犯罪率が一気に高くなるようなものだ。
分かるね。ストロンチウム90が白血球を壊せば、
体中にがんが起きても止めることができない。
ストロンチウム 89の半減期は50日で、
ストロンチウム90の半減期は28年だから、体に蓄積されていくものだ。」
そうですか。
S博士「さきほどの低レベルの放射能の話に戻るが、
人々が間違いを犯した原因のひとつに、放射線によるがんの治療による。
これは動物実験で、一週間おきに 集中した放射線をあてれば、
健全な細胞は元に戻るということから、放射量を細かく分ければ、
体には影響が少ないと信じられていたのだ。
ところが、内部被ばくの場合は、少ない量でも常に体の中にある訳だから、
慢性被ばくと言っても良い。
これが何十年間と蓄積されると、ストロンチウム90のように白血球が
壊されていけば、肺炎やさまざまな感染が起き易く、
免疫力が激しく低下することに繋がるのだよ。」
では、質問を変えます。
原子力発電所は、すべての排出物をモニタして、
環境もモニタして、すべては安全だと言います。
何がいけないのでしょうか?
S博士
「何回も言うが、0.1~0.2mSVほどのX線の影響と、
核分裂生成物を比べて、影響を少なく見積もりすぎているから、
誤った安全の基準を適用しているところが間違っている。
2005年に発行されたUS Academyの論文には、
『どんな微量の放射能でも、必ず何らかのダメージを与えている。
無害ということなどない』と書かれているくらいだ。
一時期、『微量なら健康に良い』と信じられていたのも
まったくの間違いで、『一定値以下なら安全』と信じられていたことも、
間違いだった。
これはようやく最近、世界中で発表されている論文で認められてきたことだ。
更に、1000倍もダメージを少なく見積もってものだから、
0.1mSVだったものが、実質的には 100mSVと同じダメージを加えているのだ。」
これらの核分裂生成物は、化学的にフィルタすることってできるんですか?
S博士
「完全には無理だ。中空糸フィルタやイオン交換樹脂など、
どんなにテクノロジーが進化しようと、完璧なフィルタなど存在しない。
例えば、アルゴン、 クリプトン、キセノン、ラドンなどの希ガスは、
化学的にフィルタすることはできない。
トリチウムなども水分と同じような性質なので、なかなかフィルタできない。
モニタリングは、結局、役割を果たしていないのだ。
自然界はストロンチウム90やヨウ素131をつくらないから、
自然放射能と比べるのはおかしい。
更に、X線などは刺激が短か過ぎる。
だから、安全だと思っていた放出量が、
実はそうではなかったということだ。」
それでも、核実験からの残量放射能が減って来ていて、
今では食物に含まれている値も示していますが。
S博士
「良いかい。基本的に原子力発電所が自ら検出して発表しているデータは
そこまで信用しない方が良い。
電力の生産があがるほど、放射性物質の排出は ぜったいに免れられないのだ。
それに、原子力発電所がどのくらい排出しているかを心配したり論議するよりも、
人間にどのくらい入って来ているのかを検出する方がずっと早いのだ。
私たちの90年代の研究で分かったことは、アメリカで原子力発電所の近くに
住んでいる子供たちの乳歯から検出されたストロンチウム 90は、
かつての核実験の時代と同じくらい高くなってきているということだ。
これは原子力発電所が放射性物質を出し続けている確固たる証拠だ。
このプロ ジェクトもアメリカの政府がデータを公表しなくなったために、
独自で始めたのだ。
ストロンチウム90の値は、すでに胎内で蓄積されていることが分かることと、
ストロンチウム以外の放射性物質も入って来ていることを裏付けるから大事な訳だ。
これらはすべて、いわゆる通常の運転で起きていることだよ。」
それは日本にも言えることですか。
S博士
「繰り返すが、日本の八割はアメリカ製の原子力発電所であるからして、
まず間違いないだろう。
原子力発電所の放射性ガスや放射性物質の粒子は、
日本 の美しい山脈に降り注ぎ、それがきれいな湧き水に混入して、
田んぼや畑、飲み水に入って行ってしまうのだよ。
風がどっちに吹いていようが関係なく、これが いちばん起こりうる被ばくの
方法で、私はこれが日本でがんが急増している要因のひとつだと考えている。
ちなみに、ロレン・モレーが日本で集めた乳歯のサン プルからも
ストロンチウム90が充分なレベル検出されている。
これはどこで産まれたか、どこで育ったかによって大きく異なるし、
もっと大規模な研究が必要 だが、アメリカと同じような状況であると予想される。
小児がんを主に、健康な発育が妨げられる確率が数割は高くなるということだ。
もちろん、放射性物質に よる害は成人にもあてはまることだ。」
そうなんですか。
S博士
「ついでに、もう一つ重大な話をしよう。ストロンチウム90から出来るのが、
イットリウム90だ。これは骨じゃなくて、すい臓に集中する。
すい臓と いうのは、糖尿をおさえるホルモン、インスリンを分泌しているから、
ここに異常が出ると糖尿病になる。
世界中で、糖尿病が急増しているのは知ってるね。
日本は、すでに人口の割合から言えば、アメリカの二倍もいる。
そのアメリカだって、イギリスより率が高いのだ。
日本では、戦後から現在にかけて、すい臓がん が12倍にもふくれあがっている。
50年代の終わりにドイツの動物実験で発見されたのが、
ストロンチウム90が電子を放出してイットリウム90になると、
骨から肺、心臓、生殖器などに移動するのだが、
すい臓に最も高い集中見られたのだ。
インスリンがうまく生産されないようになって、血糖値が上がってしまうのだ。
今までは放射能が糖尿病と繋がっているなんてまったく認知されていないのだ。
これで分かっただろう、国際放射線防護委員会(ICRP)は、
当初、放射能の影響として、特定のがんと奇形児くらいしか認めなかったのだ。
未熟児、乳児の死亡や、肺、心臓、すい臓、これらの部位への影響は
すべて無視されてき たのだ。」
はい。
S博士
「民間エネルギーの最初の原子力発電所は、ピッツバーグに57年に、
私が15年間勤めたWestinghouse社によって建てられた。
私たちは、 汚い石炭の発電所よりも、安くて、きれいなエネルギーだと
思っていた。
微量の放射性物質が逃げても、大したことないと思っていたのだが、
それは大間違い だった。
これと同じ原子炉が、今でも日本でたくさん稼働している。
70年代にカナダのエイブラム・ペトカウ (Abram Petkau) 博士が発見した、
低レベル放射能によるフリーラジカルの影響を、未だに反映できていないのだ。
フリーラジカルの性質を分かっていなかったのと、放射線量と 人体への影響が
比例的な関係だと勘違いしていたのだ。
低レベルで起きる様々なことは、ヒロシマとナガサキの生存者を調べただけでは、
まったく予期できな かったのは当然のことだ。」
はい。
S博士
「だから、原爆の生存者や、X線のデータによって計算された
国際的な許容量はまったく間違っている。
これは、原子力発電所が大規模に建てられるよ になって、
何十年も後に分かったことだが、誰もその過ちを認めることが出来ずに、
今日まで来てしまった。
その理由の一つとして、すでにウラン鉱山に巨額の投資がされてしまって
いたことがあるだろう。だから、ウランの利益を受けている人たちは
過ちを認めないどころか、それを絶対に隠したいのだ。
ウランは核 分裂以外には役割がないから、それがただの粉末のゴミになる
ことを本気で危惧しているのだ。
世界中の政府や企業、イギリスの皇室などが所有しているウラン は、
原子力発電所が他の燃料で動くようになったら困るのだ。」
日本企業もかなり先行投資していますよね。他の燃料と言いますと?
S博士
「天然ガスだ。天然ガス発電に切り替えれば、
なんと、設備投資の7~8割は無駄にならない。
天然ガスはあと数十年は持つと言われているから、
その間 に自然エネルギーを開発すれば良いのだ。
コロラド州のフォート・セイント・ブレイン (Fort St. Vrain) は、
すでにこの成功例だ。
原子炉だけを閉じて、天然ガス用のボイラーを横につくって、
タービンの建物など、ほかのものはそっくりそのまま使えたのだ。
そ う、原子力はお湯を沸かしているだけだからね。
原子炉の中の水も放射能を持っているために、配管が錆びて出てくる鉄、
マンガン、コバルトなどにも中性子が ぶつかって、普通の元素まで放射性に
なって大気に飛び出てしまうのだよ。これが体内にも必要な物質の場合、
放射性の鉄分だって血液に入ってしまう訳だ。」
原子炉を解体しただけで、その付近は大丈夫なんですか?
S博士
「そうだ。その証拠にコロラド州は、あらゆるがん、小児がんの率が
全米でいちばん低いのだ。
解体すれば、新しい核分裂や放射性ガスを止めれば、燃料 自体は、
まだ残っているが隔離することはできる。それが素晴らしい点だ。
もちろん、完全に廃棄するにはたいへんなコストがかかるよ。
これはもっと大変な問 題だ。だから、原子力産業は、古くなった発電所を
解体する巨額のコストを考えていなくて、将来のコストを少なく見積もり
すぎているのが、大問題だ。でも、 運転を止めることさえすれば、
せめて新しい放射性ガスが発生することは抑えられるのだからね。」
環境的には、それがいちばん良い訳ですね。
S博士
「とりあえずは、だ。その代わり、何万年、何億年と放射能を持つ
核廃棄物をどうするのかを、まだ誰も解決できていない。
何故かというと、長い時間が 経つと、地下に埋めようが、山に埋めようが、
放射線が缶から漏れ始めることが分かっているからだ。
缶が空気中のバクテリアに侵されて行くからだ。
そうすれ ば、今度は地下水が汚染される。」
はい。
S博士
「環境的な問題はそれにとどまらない。
日本のロッカショで起きようとしていることは、
全国の55基分の廃棄物を集めるから、どうがんばっても
大量の放射性物質を大気と海に捨てることになるだろう。
そうすれば魚も死ぬし、近辺の入江に生息する貝や生物が放射性物質を
吸い込んで、人間と同じように免疫力 が低下して行って、
死んでしまうのだ。
60年代に核実験が盛んに行われていた時期も、北大西洋では、魚が激減して、
核実験が終わったあと、一気に元に戻っ た。
決して乱獲のせいなどではなかったのだ。
このことは、今でも世界中の原子力発電所の近くで起きている。
クジラやイルカも、川に流した放射性物質によっ て、
みんな影響されているのだ。」
何度も言いますが、それでも原子力発電所は、海への放出をフィルタして、
ちゃんとモニタしていると言いますが。
S博士
「だから、そんなフィルタがあれば、
固形の廃棄物の心配だけで済むから嬉しいよ。
でも現実的には、一部の放射性物質しか取り除けないことは、
実績で 分かっているのだ。
しかも、事故や人為的ミスの可能性も計算にいれてなくても、この状況だ。
過去には放出しなくて済んだ放射性物質も、大量にあった訳だ。
スリーマイル、チェルノブイリ、
これらは、世界中に多大なるインパクトを与えたのだ。
我々はチェルノブイリが起きた翌年のアメリカでも、統計データと
EPAによるストロンチウム、ヨウ素、セシウムの測定量から、
数万人規模で過剰な死者が出たと考えている。」
そうなんですか。
S博士
「特に日本の場合は、地震国だということを忘れては行けない。
日本の面積にあれだけの原子炉が集中していることと、
ロッカショの再処理工場の最大の 問題点は、さきほど言ったように
全国の燃料棒を集めてプールにいれていることだ。
これらは、本当に強い、本当に高レベルの廃棄物で、なんかの拍子に、
この プールの冷却水にもしものことがあったら、
大惨事では済まないことになるだ
http://ameblo.jp/64152966/entry-12042871459.html
2015-06-25 07:24:31 wantonのブログ
1986年4月26日のチェルノブイリ原発も
2011年3月11日の地震を起点に起こった福島第一原発も
大きな地震に誘発されてメルトダウンを起こした。
結果的に、双方とも大爆発を起こすに到った。
福島第一原発には、安全の為に冷却装置が設置されて
いたが、地震津波による電源喪失の為に冷却装置が
働かずに、大事故に到った経緯がある。
その際に、冷却用補助電源を設置していれば、
あそこまでの大事故には、到底、到らなかった。
ドイツの新聞は・・・
「3.11以前に原発の冷却用補助電源を
設置していなかった国は日本だけ。
その設置の要望を却下したのは、何と第一次安倍内閣だった。
そこから検証すべきだろう‥‥フクシマは政治的な人災、」
・・・と、その巨悪大罪を厳しく指弾している。
ところで・・・
311以降、その問題の冷却用補助電源が新たに設置される
ことになったといった報道は全く目にすることが出来ない。
これは、実に、驚くべき事実です。
つまり・・・
今現在、311以前と何も変わっていない訳です。
巨大地震が起こり、大きな津波が発生した場合、
311の悪夢が再現されることが、ほぼ確定している
という事実を誰も騒がないなんて・・・
それこそ、悪夢以外の何物ではないと感じるのは、
果たして、私だけなのでしょうか!?
何も反省しない・・・
何も学習しない・・・
何と愚かな国なのでしょうか!?
それどころか、再稼動せよの大合唱が湧き上がる始末。
愚かさを通り越して、もはや、狂人のレベルですらある。
もう一度言います。
原発は、大きな地震が起こったら、必ずメルトダウンを
起こします。
冷却装置が機能しなかったら、必ず、大爆発します。
これは、必ず覚えておいて下さい。
つまり、津波に襲われたらアウトということです。
それから、原発の天井に、通常ミサイルが着弾しても
同様のことが起こります。
冷却装置は、5階に設置されていますが、
日本の原発の天井は、極めて貧弱に出来ており、
ミサイルは、その天井を簡単に貫通してしまいます。
集団自衛権を行使した国から、常に、その危険性を
覚悟しなければならなくなる訳です。
日本の国は、一体どこまで馬鹿ぞろいなのか!?
まさに、世界最狂レベルを独走している有様。
冷却用補助電源の問題が議題に上がらないのは、
当時と今の安倍内閣の責任問題が追及されるからに
他ならない。
これこそが、国家を挙げて国民が最も騒がなければならない
最大急所の核心部分であることが分からないのであろうか!?
3号機はプルトニウムの核爆発、
4号機はミサイルで爆発された
http://www.link-21.com/earth/b06.html
・
1 3号機はプルトニウムの核爆発
1号機と2号機は発電プラントであるが、
3号機と4号機の原子炉はウラン濃縮プラントであり、
原子炉内には核燃料棒ではなく拡散筒が入れられていた。
これは、従来の六フッ化ウランガスを濃縮するだけではなく、
六フッ化プルトニウムガスも同時に濃縮する新型の
濃縮プラントであった。(特開2006-46967)
2011年3月11日に日本の東北を襲った地震は、
新型の濃縮プラントの原子炉を襲った。
4号機は停止中で、稼動していた3号機は地震で緊急停止した。
職員はメルトダウンが起きる心配も、使用済み核燃料ではなく、
拡散筒が入れられている燃料プールの水素発生はないと判断していた。
しかし、13日の14時に3号機の原子炉内の温度が急上昇した。
原子炉内の拡散筒を覆っていた軽水の水位は下がり、
拡散筒が高温状態になっていた。
これは、チェルノブイリ事故と同じで、地震の揺れで
拡散筒内の濃縮ウランが臨界が起こしたのである。
この臨界で原子炉内の温度が上昇し、軽水が沸騰して水素が発生する。
14日11時に、原子炉内炉内の濃縮中のプルトニウムを
包むように水素爆発が起き、炉内でインプロージョン
(爆縮型)の過早核爆発を誘発した。
原子炉はこの衝撃に耐え切れずに破壊。
核爆発による衝撃波をともなう爆発がおきた。
インプロージョン型(wikipediaから引用)
インプロージョン型(英:Implosion)または爆縮方式は、
英語のexplosion「爆発」という語のex-(外へ)という
接頭辞をin-(内へ)に置き換えた造語で、
「爆縮」はその和訳である。
爆縮方式とはその名の通り、プルトニウムを球形に配置し、
その外側に並べた火薬を同時に爆発させて位相の揃った
衝撃波を与え、プルトニウムを一瞬で均等に圧縮し、
高密度にすることで超臨界を達成させる方法である。
長崎市に投下されたファットマンで採用された。
プルトニウムは自発核分裂の確率が高く、
プルトニウム原爆は過早爆発防止の為にこの方式でのみ
実用可能となるのに対し、ウラン原爆はインプロージョン型、
ガンバレル型のどちらでも可能である。
過早爆発 (wikipediaから引用)
プルトニウム原爆において、反応材のプルトニウム240含有量が
7%を超過、爆縮が不完全、軽量化のため爆縮火薬を削減しすぎた
余裕のない設計、などの場合では、爆縮方式であっても
プルトニウム240の自発核分裂の発生する外向きの爆風が、
TNT爆縮火薬の内向きの圧力に打ち勝ってプルトニウム239の
塊が充分に核分裂を完了する前に吹き飛ばしてしまう。
この現象が過早爆発であり、プルトニウム239の一部しか
核分裂しないため、爆発力が計画値を大幅に下回ってしまう。
2006年の北朝鮮の核実験は過早爆発だったと見られている。
3号機の爆発は2回続けて起きているが、
1回目は原子炉内の水素爆発で、
二回目は、原子炉内での水素爆発で、
炉の中心にあったと思われるプルトニウムが、
インプロージョン(爆縮)により核爆発を起こした。
ただし、この核爆発は、不完全な過早爆発である。
福島第一原発では、発電プラントとしての原子炉事故と
ウラン濃縮プラントの原子炉事故が同時におきたのである。
そして、チェルノブイリ同様に、臨界を引き起こしたのは地震である。
地震による揺れで臨界が発生し、チェルノブイリでは、
拡散筒が干渉することで広島に落とされた原爆と同じ
ガンバレル型の核爆発がおきた。
これに対して、福島第一原発では、水素爆発が、
濃縮中のプルトニウムを核爆発させた長崎の落とされた
インプロージョン型の核爆と同じ爆発を引き起こしたのである。
2 4号機はミサイルで爆発された
3月11日の地震当日、4号機は原子炉圧力容器の上蓋が外され
ウラン濃縮は行われていなかった。
拡散筒には濃縮前の六フッ化プルトニウムがガス化して
充填されていたが、筒内のプルトニウムは臨界する量に
達していないので、地震の揺れで3号機のような臨界が起きなかった。
使用済み核燃料プールには、使用前の拡散筒が入っていて
燃料プールの温度上昇は起こらない。
4号機は1号機から3号機までの状況と違って危険はなかった。
しかし、この状況は、ウラン濃縮プラントである3号機が
爆発した状況で、4号機が残ることは米国と日本政府に
とってはまずい状況であった。
ウラン濃縮の施設であることが知られてしまうからだ。
日米両政府は、4号機が無傷で残った場合に、
ウラン濃縮プラントであることが知られてしまうことを恐れた。
日本の原発でウラン濃縮のOEM生産をさせていたことを
表に出すわけにはいかない。
この問題を解決するために、4号機は、沖合いに待機していた
米原子力空母ロナルド・レーガンの艦載機のトマホークで
爆破されたのである。
建屋の壁にはミサイルが撃ち込まれた跡があり、
建屋内部の写真からは延焼した形跡はなく
ミサイルの爆破であることは明白である。
この、ミサイルによる爆破は日本側も知っていたはずだ。
朝6時の爆破後火災が発生するが、それまで、
事故後静観していた米軍が消火活動に参加する。
それまで、空母で静観していた海兵隊が原発事故現場に
乗り込んできたのは、爆破の跡を確認するためと、
ミサイルの残骸を収集することだったと考えるべきです。
4号機はウラン濃縮プラントであり、
破壊による証拠を隠滅するために、
米軍がミサイルを撃ち込んだのである。
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管理人
この記事の後半部分にも説得力がある。
米原子力空母ロナルド・レーガンの乗組員の
多くが、被爆症状を発症し、その後、
東電や日本国政府に補償を求めて訴訟を起こした。
何故、あれほどまでに多数の酷い被爆患者が出たのかが
大いに謎であり疑問だった。
しかし、その全てに説明がつく。
そういう意味でも、この記事の信憑性は
非常に高い云わざるを得ない。
また、4号機の爆発映像が皆無であるのも
その謎が解けたのではないだろうか。
全て、証拠隠滅を図られた訳です。
皆さん、大きな地震と津波があれば、
また同じ巨大災害が起こると・・・
危機感を新たにして
何度も声を大にして叫ぼうではありませんか。
これが、現時点での最重要課題と考えます。
ホントに、滅びてしまいます、日本国は!
これからヨード131の広域漏洩が続き、測定すれば、常に各地で検出されることになる。これが福島由来の放射能拡散の指標として定着する日は、そう遠くはないだろう。
これは、日本が放射能臨界漏洩の止まらない国になってしまったことを示している。
ロシアが近い将来の地下核爆発を警戒しはじめているようだし。
大深度地下に潜り込んだ核燃料を処置することなどは、人類未踏の領域であり、これといった具体的な案はいまだに立案されていません。
もはや制御不能の状態なのです!
(転載終了)
●阿修羅の読者なら毎日チェックの飯山一郎先生のサイトですが、このままでは全地球規模の絶滅事故になりかねないため、ロシア、中国、ドイツの首脳が真剣に対処を考えているようです。地下深く沈んだデプリは、バンカーバスター爆弾でマントル層に埋め殺すしかないそうです。ロシアのプーチン大統領が10日間雲隠れしたのも、このフクシマ対策を練っていたからだとか。
これをやるには日本列島を無人にする必要がありますが、一応日本は主権国家であり、ここに連合国が介入すると戦争になってしまいます。このため、日本国民がバタバタと大量死しはじめ、日本社会がパニックになって統治不能になった段階で、連合国が日本をコントロール下に置きます。その時にはアベコベは失脚しているでしょう。
その時、生き残った日本国民は外国に避難となりそうですが、小松左京氏の「日本沈没」は形を変えて実現することになるのでしょうか。
「アメリカの最高の科学者が原発のすべてについて語る
ー癌がなぜ世界中で増加しているのか?」
ここで、スターングラス博士にお話をお聞きしたいと思います。
彼は、原子力の本場アメリカで、60年代から、核実験や原子力発電に
よる低レベル放射能の影 響を訴えて続けて来た、
数少ない科学者の一人です。
2006年の二月には念願だった来日を果たし、
青森県の六ヶ所村も訪ねています。
こんにちは、今日はよろしくお願いします。
S博士
「まずはじめに、日本には55基もの原子炉が運転している
のを知ってるよね。」
、、、はい。
S博士
「それに、ほとんどが海岸沿いの国土の2割程度の面積に
人口が集中していて、原発も割と近くに配置されている。
だから、日本政府が2003年度に発行した、過去100年の日本人の
死因の推移を見たとき、あまり驚かなかった。」
と言いますと。
S博士
「日本では、戦後の50年で、がんの死亡がずっと増え続けている。
1900年台の前半は、がんはそこまで存在しなかった。
日本に原爆が落とされて、アメリカ製の原子力発電所が導入されて
から、一気に増え始めたのだ。
今でも日本にある原発の八割がアメリカ製だ。」
はい。
S博士
「そして、本場のアメリカで分かって来たことが、
原子力発電所というのは、公に発表されているよりも、
ずっと大量の放射性物質を放出しているという ことだ。
大半は、細かい分子になった、核の分裂によって産まれる物質で、
大気や海に放出されている。核分裂生成物というやつだ。」
はい。
これが、自然放射線と混同されると、訳分からなくなりますね。
S博士
「その通りだ、そもそも自然放射線というのは、
海抜0メートル付近では、0.8 から1mSV(ミリシーベルト)が
普通であって、それ以上はラドンなどごく特定の地域しか関係の
ないものや、0.15mSVほどのカリウムなどを大げさに
数えている場合が多い。
しかも、ほとんどの自然放射線が外部被ばくを起こすガンマ線で、
体の中の特定な器官に蓄積して内部被ばくを起こすものじゃない。
ストロンチウム90やヨウ素131などの放射性物質は、
体の中に入り込むのと、それと同じ量を地面にばらまいたのでは、
威力が全然違うのだ。」
分かります。
S博士
「ヨウ素131は、ほとんどが一週間の半減期だが、
これは首にある甲状腺に集中する。
甲状腺というのは、体全体の新陳代謝をコントロールしていて、
多くの器官が甲状腺のホルモンによって動いている。
だから甲状腺が壊れると、大人だと、甲状腺に異常が生じたり、
がんになることがある。
また、ストロンチ ウム90は骨に集中する。
これはカルシウムと似ているためで、カルシウムは、骨をつくったり、
神経の伝達にも欠かせない。
要するに、脳みその働き、考える 力に貢献している。
よって、ストロンチウム90が引き起こす問題というのは、
あまり知られていないのが、カルシウムと同じように骨だけじゃなく、
脳にも入 り込んで、神経にダメージを与えるため、
特に脳の発達に支障をきたすようになる。」
赤ちゃんですね。
S博士
「赤ちゃんもそうだし、お母さんのお腹の中いる胎児のときからだ。
それに、脳みそは10代まで発達し続ける。だからそこに問題が生じると、
普通の読み書き、理解する力、計算する力、
全体的に影響を受けてしまう訳だ。健康な脳みそをつくる過程でだよ。」
母親は知っておくべき情報ですね。
S博士
「これは、本当に伝えなければいけないことだ。
繰り返すが、ストロンチウム90やヨウ素131は自然には存在しないもので、
ウランやプルトニウムが 核分裂を起こしたときのみ、産まれるのだ。
原子炉の中で起きていることは、原爆の核分裂が起こす環境破壊と同じなのだ。
つまり、核実験などが広めた汚染 を、
原子力発電所がそのまま引き継いだに過ぎないのだ。」
なるほど。
S博士
「これは数年前にJournal of American Medical Association
で発表されたばかりなんだが、妊婦が歯科医でX線を数回受けただけでも、
散ったX線が、ヨウ素131のように甲状腺に影響を与え て、
それが早産につながる確率が数割高くなることが分かった。
こうした未熟児は、現在の医学ではほとんどを救うことができるのだが、
X線のせいですでに脳 の発達に影響が出てしまっている。
それが思考力や、集中力の欠如に表れる。
脳の発達に支障をもった未熟児は、自閉症になる可能性も出てくるのだ。」
このように器官に集中する放射性物質は、
どのようにダメージを与えているんですか?
S博士
「ヨウ素131の場合、ガンマ線というのは、X線と一緒で、
とても強いエネルギーを持った光を出す。
そして、ベータ線は電子なんだが、数ミリしか飛 ばなくても、
臓器に埋め込まれると周りの細胞を破壊する訳だ。
変異を起こしたり、遺伝子を傷つけてしまう。
そして、フリーラジカルが産まれる。フリーラジ カルとは、
マイナスの力を帯びた酸素分子で、寿命も一瞬なんだが、
これがプラスを帯びた細胞の粘膜に引き寄せられて、
穴を空けてしまうので、大変なこと だ。
これらのことは、60年代の後半から70年代にかけて分かったことで、
原子力発電を始めたずっと後の話だよ。」
はい。
S博士
「初めての原発が1942年のシカゴだったから、
そのおよそ30年後に分かったことだよ。
もう一つ興味深い発見だったのは、X線などの強くて短い刺激が
つくる多くのフリーラジカルは、実はお互いとぶつかり合って、
そこまでダメージを引き起こせないんだ。
これを、私は『混んだナイトクラブ効果』と呼ん でいる。
分かるだろう、狭い空間に人が入りすぎて、身動きが取れないのだ。
これで分かったことが、X線などが与える、自然放射線の一年分に
値する1mSV ほどの一度の衝撃は、思ったほど効果がなく、
同じ量を一週間、一ヶ月の間に分けて微量を受けた方が、
細胞あたりのフリーラジカルが少ないために、
ずっと大 きなダメージを与えるのだ。」
そうなんですか。
S博士
「このことは、衝撃だった。つまり、X線や原子爆弾のように、
集中された強い放射線よりも、永続的な低レベルの放射線の方が、
ダメージは100倍から1000倍も大きいことが分かったのだよ。」
なるほど。
S博士
「我々はヒロシマやナガサキで集めたデータを信じきってしまったのだ。
原爆は、主にガンマ線と中性子線を一瞬で放出したから、
本当に強くて大量のエ ネルギーを放出した。
ましてや、その頃はフォールアウト(『死の灰』と訳される)の
ことも良く分かっていなかった。
要するに、長期的な低レベル放射能の影 響を、今日でも、
完全に間違って計算しているのだ。
2003年にイギリスのクリス・バズビー (Chris Busby) 氏らが、
ヨーロッパのECRR機構(European Commission on Radiation Risk)
に頼まれて、原子力発電所のリスクについて過去50年の様々な論文や
ケースを完全に洗い直したところ、同じ結論にたどり着いたのだ。
我々は、低レベルの内 部被ばくによる影響を、
少なくとも100倍から1000倍、過小評価して見積もっているのだ。」
はい。
S博士
「もう一つ言いたいのが、ストロンチウム90は骨に入って、
強い電子を放出する。骨髄では赤血球と白血球もつくられているから、
ここで異常が起きる と、白血病を起こす。
また、白血球というのは、体のありとあらゆる病源と戦っているから、
白血球がちゃんとつくられないと、これは大都市で警察のストを起こす
と犯罪率が一気に高くなるようなものだ。
分かるね。ストロンチウム90が白血球を壊せば、
体中にがんが起きても止めることができない。
ストロンチウム 89の半減期は50日で、
ストロンチウム90の半減期は28年だから、体に蓄積されていくものだ。」
そうですか。
S博士「さきほどの低レベルの放射能の話に戻るが、
人々が間違いを犯した原因のひとつに、放射線によるがんの治療による。
これは動物実験で、一週間おきに 集中した放射線をあてれば、
健全な細胞は元に戻るということから、放射量を細かく分ければ、
体には影響が少ないと信じられていたのだ。
ところが、内部被ばくの場合は、少ない量でも常に体の中にある訳だから、
慢性被ばくと言っても良い。
これが何十年間と蓄積されると、ストロンチウム90のように白血球が
壊されていけば、肺炎やさまざまな感染が起き易く、
免疫力が激しく低下することに繋がるのだよ。」
では、質問を変えます。
原子力発電所は、すべての排出物をモニタして、
環境もモニタして、すべては安全だと言います。
何がいけないのでしょうか?
S博士
「何回も言うが、0.1~0.2mSVほどのX線の影響と、
核分裂生成物を比べて、影響を少なく見積もりすぎているから、
誤った安全の基準を適用しているところが間違っている。
2005年に発行されたUS Academyの論文には、
『どんな微量の放射能でも、必ず何らかのダメージを与えている。
無害ということなどない』と書かれているくらいだ。
一時期、『微量なら健康に良い』と信じられていたのも
まったくの間違いで、『一定値以下なら安全』と信じられていたことも、
間違いだった。
これはようやく最近、世界中で発表されている論文で認められてきたことだ。
更に、1000倍もダメージを少なく見積もってものだから、
0.1mSVだったものが、実質的には 100mSVと同じダメージを加えているのだ。」
これらの核分裂生成物は、化学的にフィルタすることってできるんですか?
S博士
「完全には無理だ。中空糸フィルタやイオン交換樹脂など、
どんなにテクノロジーが進化しようと、完璧なフィルタなど存在しない。
例えば、アルゴン、 クリプトン、キセノン、ラドンなどの希ガスは、
化学的にフィルタすることはできない。
トリチウムなども水分と同じような性質なので、なかなかフィルタできない。
モニタリングは、結局、役割を果たしていないのだ。
自然界はストロンチウム90やヨウ素131をつくらないから、
自然放射能と比べるのはおかしい。
更に、X線などは刺激が短か過ぎる。
だから、安全だと思っていた放出量が、
実はそうではなかったということだ。」
それでも、核実験からの残量放射能が減って来ていて、
今では食物に含まれている値も示していますが。
S博士
「良いかい。基本的に原子力発電所が自ら検出して発表しているデータは
そこまで信用しない方が良い。
電力の生産があがるほど、放射性物質の排出は ぜったいに免れられないのだ。
それに、原子力発電所がどのくらい排出しているかを心配したり論議するよりも、
人間にどのくらい入って来ているのかを検出する方がずっと早いのだ。
私たちの90年代の研究で分かったことは、アメリカで原子力発電所の近くに
住んでいる子供たちの乳歯から検出されたストロンチウム 90は、
かつての核実験の時代と同じくらい高くなってきているということだ。
これは原子力発電所が放射性物質を出し続けている確固たる証拠だ。
このプロ ジェクトもアメリカの政府がデータを公表しなくなったために、
独自で始めたのだ。
ストロンチウム90の値は、すでに胎内で蓄積されていることが分かることと、
ストロンチウム以外の放射性物質も入って来ていることを裏付けるから大事な訳だ。
これらはすべて、いわゆる通常の運転で起きていることだよ。」
それは日本にも言えることですか。
S博士
「繰り返すが、日本の八割はアメリカ製の原子力発電所であるからして、
まず間違いないだろう。
原子力発電所の放射性ガスや放射性物質の粒子は、
日本 の美しい山脈に降り注ぎ、それがきれいな湧き水に混入して、
田んぼや畑、飲み水に入って行ってしまうのだよ。
風がどっちに吹いていようが関係なく、これが いちばん起こりうる被ばくの
方法で、私はこれが日本でがんが急増している要因のひとつだと考えている。
ちなみに、ロレン・モレーが日本で集めた乳歯のサン プルからも
ストロンチウム90が充分なレベル検出されている。
これはどこで産まれたか、どこで育ったかによって大きく異なるし、
もっと大規模な研究が必要 だが、アメリカと同じような状況であると予想される。
小児がんを主に、健康な発育が妨げられる確率が数割は高くなるということだ。
もちろん、放射性物質に よる害は成人にもあてはまることだ。」
そうなんですか。
S博士
「ついでに、もう一つ重大な話をしよう。ストロンチウム90から出来るのが、
イットリウム90だ。これは骨じゃなくて、すい臓に集中する。
すい臓と いうのは、糖尿をおさえるホルモン、インスリンを分泌しているから、
ここに異常が出ると糖尿病になる。
世界中で、糖尿病が急増しているのは知ってるね。
日本は、すでに人口の割合から言えば、アメリカの二倍もいる。
そのアメリカだって、イギリスより率が高いのだ。
日本では、戦後から現在にかけて、すい臓がん が12倍にもふくれあがっている。
50年代の終わりにドイツの動物実験で発見されたのが、
ストロンチウム90が電子を放出してイットリウム90になると、
骨から肺、心臓、生殖器などに移動するのだが、
すい臓に最も高い集中見られたのだ。
インスリンがうまく生産されないようになって、血糖値が上がってしまうのだ。
今までは放射能が糖尿病と繋がっているなんてまったく認知されていないのだ。
これで分かっただろう、国際放射線防護委員会(ICRP)は、
当初、放射能の影響として、特定のがんと奇形児くらいしか認めなかったのだ。
未熟児、乳児の死亡や、肺、心臓、すい臓、これらの部位への影響は
すべて無視されてき たのだ。」
はい。
S博士
「民間エネルギーの最初の原子力発電所は、ピッツバーグに57年に、
私が15年間勤めたWestinghouse社によって建てられた。
私たちは、 汚い石炭の発電所よりも、安くて、きれいなエネルギーだと
思っていた。
微量の放射性物質が逃げても、大したことないと思っていたのだが、
それは大間違い だった。
これと同じ原子炉が、今でも日本でたくさん稼働している。
70年代にカナダのエイブラム・ペトカウ (Abram Petkau) 博士が発見した、
低レベル放射能によるフリーラジカルの影響を、未だに反映できていないのだ。
フリーラジカルの性質を分かっていなかったのと、放射線量と 人体への影響が
比例的な関係だと勘違いしていたのだ。
低レベルで起きる様々なことは、ヒロシマとナガサキの生存者を調べただけでは、
まったく予期できな かったのは当然のことだ。」
はい。
S博士
「だから、原爆の生存者や、X線のデータによって計算された
国際的な許容量はまったく間違っている。
これは、原子力発電所が大規模に建てられるよ になって、
何十年も後に分かったことだが、誰もその過ちを認めることが出来ずに、
今日まで来てしまった。
その理由の一つとして、すでにウラン鉱山に巨額の投資がされてしまって
いたことがあるだろう。だから、ウランの利益を受けている人たちは
過ちを認めないどころか、それを絶対に隠したいのだ。
ウランは核 分裂以外には役割がないから、それがただの粉末のゴミになる
ことを本気で危惧しているのだ。
世界中の政府や企業、イギリスの皇室などが所有しているウラン は、
原子力発電所が他の燃料で動くようになったら困るのだ。」
日本企業もかなり先行投資していますよね。他の燃料と言いますと?
S博士
「天然ガスだ。天然ガス発電に切り替えれば、
なんと、設備投資の7~8割は無駄にならない。
天然ガスはあと数十年は持つと言われているから、
その間 に自然エネルギーを開発すれば良いのだ。
コロラド州のフォート・セイント・ブレイン (Fort St. Vrain) は、
すでにこの成功例だ。
原子炉だけを閉じて、天然ガス用のボイラーを横につくって、
タービンの建物など、ほかのものはそっくりそのまま使えたのだ。
そ う、原子力はお湯を沸かしているだけだからね。
原子炉の中の水も放射能を持っているために、配管が錆びて出てくる鉄、
マンガン、コバルトなどにも中性子が ぶつかって、普通の元素まで放射性に
なって大気に飛び出てしまうのだよ。これが体内にも必要な物質の場合、
放射性の鉄分だって血液に入ってしまう訳だ。」
原子炉を解体しただけで、その付近は大丈夫なんですか?
S博士
「そうだ。その証拠にコロラド州は、あらゆるがん、小児がんの率が
全米でいちばん低いのだ。
解体すれば、新しい核分裂や放射性ガスを止めれば、燃料 自体は、
まだ残っているが隔離することはできる。それが素晴らしい点だ。
もちろん、完全に廃棄するにはたいへんなコストがかかるよ。
これはもっと大変な問 題だ。だから、原子力産業は、古くなった発電所を
解体する巨額のコストを考えていなくて、将来のコストを少なく見積もり
すぎているのが、大問題だ。でも、 運転を止めることさえすれば、
せめて新しい放射性ガスが発生することは抑えられるのだからね。」
環境的には、それがいちばん良い訳ですね。
S博士
「とりあえずは、だ。その代わり、何万年、何億年と放射能を持つ
核廃棄物をどうするのかを、まだ誰も解決できていない。
何故かというと、長い時間が 経つと、地下に埋めようが、山に埋めようが、
放射線が缶から漏れ始めることが分かっているからだ。
缶が空気中のバクテリアに侵されて行くからだ。
そうすれ ば、今度は地下水が汚染される。」
はい。
S博士
「環境的な問題はそれにとどまらない。
日本のロッカショで起きようとしていることは、
全国の55基分の廃棄物を集めるから、どうがんばっても
大量の放射性物質を大気と海に捨てることになるだろう。
そうすれば魚も死ぬし、近辺の入江に生息する貝や生物が放射性物質を
吸い込んで、人間と同じように免疫力 が低下して行って、
死んでしまうのだ。
60年代に核実験が盛んに行われていた時期も、北大西洋では、魚が激減して、
核実験が終わったあと、一気に元に戻っ た。
決して乱獲のせいなどではなかったのだ。
このことは、今でも世界中の原子力発電所の近くで起きている。
クジラやイルカも、川に流した放射性物質によっ て、
みんな影響されているのだ。」
何度も言いますが、それでも原子力発電所は、海への放出をフィルタして、
ちゃんとモニタしていると言いますが。
S博士
「だから、そんなフィルタがあれば、
固形の廃棄物の心配だけで済むから嬉しいよ。
でも現実的には、一部の放射性物質しか取り除けないことは、
実績で 分かっているのだ。
しかも、事故や人為的ミスの可能性も計算にいれてなくても、この状況だ。
過去には放出しなくて済んだ放射性物質も、大量にあった訳だ。
スリーマイル、チェルノブイリ、
これらは、世界中に多大なるインパクトを与えたのだ。
我々はチェルノブイリが起きた翌年のアメリカでも、統計データと
EPAによるストロンチウム、ヨウ素、セシウムの測定量から、
数万人規模で過剰な死者が出たと考えている。」
そうなんですか。
S博士
「特に日本の場合は、地震国だということを忘れては行けない。
日本の面積にあれだけの原子炉が集中していることと、
ロッカショの再処理工場の最大の 問題点は、さきほど言ったように
全国の燃料棒を集めてプールにいれていることだ。
これらは、本当に強い、本当に高レベルの廃棄物で、なんかの拍子に、
この プールの冷却水にもしものことがあったら、
大惨事では済まないことになるだ