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2013年11月20日(水) 午前6:00〜午前6:55(55分) ジャンル音楽>クラシック・オペラ
音楽>ライブ・コンサート
番組内容
神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフ デュオ・リサイタル▽
【演奏曲】バイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」(ベートーベン作曲)ほか
出演者ほか
【出演】バイオリン…神尾真由子,【出演】ピアノ…ミロスラフ・クルティシェフ
楽曲「バイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47“クロイツェル”」
(作曲)ベートーベン、(バイオリン)神尾 真由子、(ピアノ)ミロスラフ・クルティシェフ
「バイオリン・ソナタ ホ短調 K.304 第2楽章」
(作曲)モーツァルト、(バイオリン)神尾真由子、(ピアノ)ミロスラフ・クルティシェフ
「バイオリン・ソナタ ト長調 第3楽章」
(作曲)ラヴェル、(バイオリン)神尾真由子、(ピアノ)ミロスラフ・クルティシェフ
【収録】2012年11月24日/東京オペラシティ コンサートホール
10歳で名指揮者シャルル・デュトワと共演するなど、
早くからその才能を発揮していたヴァイオリニストの神尾真由子。
チューリッヒ音楽院でザハール・ブロンのもとで研鑽を積み、大きな成長を遂げた彼女は、2007年のチャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門で優勝を飾る(同コンクールのヴァイオリン部門の優勝者は、1990年の諏訪内晶子以来、日本人で2人目)。現在、RCAレーベルからCDをリリースするなど、国際的に活躍。その集中力の高く、ドラマティックな演奏は、聴く者すべてを魅了する。
そんな神尾が、同じ年のチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で最高位(第1位なしの第2位)を獲得したミロスラフ・クルティシェフとリサイタルをひらく(二人は2010年のリサイタル・ツアーでも共演している)。クルティシェフは、1985年、レニングラード(現・サンクトペテルブルグ)生まれ。サンクトペテルブルグ音楽院で学んだ。名指揮者ワレリー・ゲルギエフに認められ、彼とも共演を重ねている。
今回のリサイタルのプログラムは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7、8,9番が予定されている。ベートーヴェンは10曲のヴァイオリン・ソナタを残し、それまでどちらかといえばピアノが中心であった「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」を二つの楽器がまったく対等に活躍するジャンルにまで高めたが、特に「クロイツェル」と呼ばれる第9番のソナタはその総決算ともいうべき傑作である。
ヴァイオリンとピアノがほとんど協奏曲的にぶつかり合い絡み合う「クロイツェル」は、まさに二重奏の醍醐味を満喫させてくれる。
神尾とクルティシェフは同じ年のコンクールの覇者どうしではあるが、ともに非常に個性の強いアーティストであるだけに、とてもエキサイティングな共演になるに違いない。
(文/山田治生)
チケット申込
公演概要
神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフ デュオ・リサイタル
<公演日時・会場>
2012年11月24日(土) 東京オペラシティ コンサートホール
<出演者>
ヴァイオリン:神尾真由子
ピアノ:ミロスラフ・クルティシェフ
<曲目>
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 作品30-2
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 作品30-3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47 「クロイツェル」
経歴[編集]日本での幼少時代[編集]4歳の時からヴァイオリンを始め、里屋智佳子、小栗まち絵、工藤千博に師事。
1996年、第50回全日本学生音楽コンクール全国大会小学校の部において4年生で第1位を獲得し、1997年3月、オーチャードホールで、シャルル・デュトワ指揮スーパーサウンド・オーケストラ[1]とラロの『スペイン交響曲』の第5楽章を共演して10歳でソリストとしてデビューした。
初めての国際コンクール出場とアメリカ留学[編集]1998年、ユーディ・メニューイン国際コンクール・ジュニア部門で最年少の11歳で入賞した。
2000年、ニューヨークへ留学し、アスペン音楽祭、ジュリアード音楽院プレカレッジでドロシー・ディレイ、川崎雅夫に師事。そして、54か国から422人が参加したヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで第1位を獲得。
2001年8月、サントリー(株)から1727年製ストラディヴァリウス(以前ヨーゼフ・ヨアヒムが所有、使用していたもの)を貸与されて弾き始めた。
帰国[編集]2002年4月、日本に戻り、桐朋女子高等学校初の特待生となり、原田幸一郎に師事した。2002年4月にはアリオン賞を受賞、2003年には第13回出光音楽賞を受賞。また、18歳になる2004年にも国際コンクールに出場し、モンテ・カルロ・ヴァイオリン・マスターズで優勝、ダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を獲得した。
現在[編集]20歳を迎えた2006年、第5回モントリオール国際音楽コンクールに出場したが、第5位にとどまった。
2007年6月には、4年に1度開催される若手演奏家の登竜門である、第13回チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門で優勝(ヴァイオリン部門での日本人の優勝は1990年の諏訪内晶子以来2人目)。
2008年、Sony BMG Masterworksと専属録音契約。
アスペンのマネージメントにより演奏活動を行っている。また、チューリッヒ音楽院でザハール・ブロンに師事し、研鑽を積んでいる。
2009年6月、アスペンによりファンクラブが設立された。
2011年、拠点をニューヨークにうつした。
2012年、約10年使用していた上記のストラディバリウスを返却、米国・ストラディバリ・ソサエティーから1735年製グァルネリ・デル・ジェスの貸与を受け、使用している。
2013年7月8日、ロシア人ピアニストのミロスラフ・クルティシェフと結婚した[2]。
2013年11月20日(水) 午前6:00〜午前6:55(55分) ジャンル音楽>クラシック・オペラ
音楽>ライブ・コンサート
番組内容
神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフ デュオ・リサイタル▽
【演奏曲】バイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」(ベートーベン作曲)ほか
出演者ほか
【出演】バイオリン…神尾真由子,【出演】ピアノ…ミロスラフ・クルティシェフ
楽曲「バイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47“クロイツェル”」
(作曲)ベートーベン、(バイオリン)神尾 真由子、(ピアノ)ミロスラフ・クルティシェフ
「バイオリン・ソナタ ホ短調 K.304 第2楽章」
(作曲)モーツァルト、(バイオリン)神尾真由子、(ピアノ)ミロスラフ・クルティシェフ
「バイオリン・ソナタ ト長調 第3楽章」
(作曲)ラヴェル、(バイオリン)神尾真由子、(ピアノ)ミロスラフ・クルティシェフ
【収録】2012年11月24日/東京オペラシティ コンサートホール
10歳で名指揮者シャルル・デュトワと共演するなど、
早くからその才能を発揮していたヴァイオリニストの神尾真由子。
チューリッヒ音楽院でザハール・ブロンのもとで研鑽を積み、大きな成長を遂げた彼女は、2007年のチャイコフスキー国際コンクールのヴァイオリン部門で優勝を飾る(同コンクールのヴァイオリン部門の優勝者は、1990年の諏訪内晶子以来、日本人で2人目)。現在、RCAレーベルからCDをリリースするなど、国際的に活躍。その集中力の高く、ドラマティックな演奏は、聴く者すべてを魅了する。
そんな神尾が、同じ年のチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で最高位(第1位なしの第2位)を獲得したミロスラフ・クルティシェフとリサイタルをひらく(二人は2010年のリサイタル・ツアーでも共演している)。クルティシェフは、1985年、レニングラード(現・サンクトペテルブルグ)生まれ。サンクトペテルブルグ音楽院で学んだ。名指揮者ワレリー・ゲルギエフに認められ、彼とも共演を重ねている。
今回のリサイタルのプログラムは、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第7、8,9番が予定されている。ベートーヴェンは10曲のヴァイオリン・ソナタを残し、それまでどちらかといえばピアノが中心であった「ヴァイオリンとピアノのためのソナタ」を二つの楽器がまったく対等に活躍するジャンルにまで高めたが、特に「クロイツェル」と呼ばれる第9番のソナタはその総決算ともいうべき傑作である。
ヴァイオリンとピアノがほとんど協奏曲的にぶつかり合い絡み合う「クロイツェル」は、まさに二重奏の醍醐味を満喫させてくれる。
神尾とクルティシェフは同じ年のコンクールの覇者どうしではあるが、ともに非常に個性の強いアーティストであるだけに、とてもエキサイティングな共演になるに違いない。
(文/山田治生)
チケット申込
公演概要
神尾真由子&ミロスラフ・クルティシェフ デュオ・リサイタル
<公演日時・会場>
2012年11月24日(土) 東京オペラシティ コンサートホール
<出演者>
ヴァイオリン:神尾真由子
ピアノ:ミロスラフ・クルティシェフ
<曲目>
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 作品30-2
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 作品30-3
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47 「クロイツェル」
経歴[編集]日本での幼少時代[編集]4歳の時からヴァイオリンを始め、里屋智佳子、小栗まち絵、工藤千博に師事。
1996年、第50回全日本学生音楽コンクール全国大会小学校の部において4年生で第1位を獲得し、1997年3月、オーチャードホールで、シャルル・デュトワ指揮スーパーサウンド・オーケストラ[1]とラロの『スペイン交響曲』の第5楽章を共演して10歳でソリストとしてデビューした。
初めての国際コンクール出場とアメリカ留学[編集]1998年、ユーディ・メニューイン国際コンクール・ジュニア部門で最年少の11歳で入賞した。
2000年、ニューヨークへ留学し、アスペン音楽祭、ジュリアード音楽院プレカレッジでドロシー・ディレイ、川崎雅夫に師事。そして、54か国から422人が参加したヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで第1位を獲得。
2001年8月、サントリー(株)から1727年製ストラディヴァリウス(以前ヨーゼフ・ヨアヒムが所有、使用していたもの)を貸与されて弾き始めた。
帰国[編集]2002年4月、日本に戻り、桐朋女子高等学校初の特待生となり、原田幸一郎に師事した。2002年4月にはアリオン賞を受賞、2003年には第13回出光音楽賞を受賞。また、18歳になる2004年にも国際コンクールに出場し、モンテ・カルロ・ヴァイオリン・マスターズで優勝、ダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位を獲得した。
現在[編集]20歳を迎えた2006年、第5回モントリオール国際音楽コンクールに出場したが、第5位にとどまった。
2007年6月には、4年に1度開催される若手演奏家の登竜門である、第13回チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門で優勝(ヴァイオリン部門での日本人の優勝は1990年の諏訪内晶子以来2人目)。
2008年、Sony BMG Masterworksと専属録音契約。
アスペンのマネージメントにより演奏活動を行っている。また、チューリッヒ音楽院でザハール・ブロンに師事し、研鑽を積んでいる。
2009年6月、アスペンによりファンクラブが設立された。
2011年、拠点をニューヨークにうつした。
2012年、約10年使用していた上記のストラディバリウスを返却、米国・ストラディバリ・ソサエティーから1735年製グァルネリ・デル・ジェスの貸与を受け、使用している。
2013年7月8日、ロシア人ピアニストのミロスラフ・クルティシェフと結婚した[2]。