台風10号接近による影響で30日午前6時45分ごろ、秦野、伊勢原市境にある国道246号の新善波トンネルの伊勢原側のり面で崖崩れが発生した。伊勢原署によると、通行途中の車両数台が巻き込まれたが、けが人はいなかった。影響で秦野市側の名古木交差点から伊勢原市側の西河内交差点が上下線で通行止めとなった。
トンネルの秦野側では警察官が「土の匂いがする。Uターンを」などと車を誘導。近くの名古木地区では泥水が246号方面に大量に流れ出して道路を茶色に染めていた。近隣の女性は「こんなことは初めて。どうなるのかしら」と不安そうに見つめていた。
弘法山近くの市道でも土砂崩れが発生。木や土砂が道路を完全に覆って寸断していた。混雑する主要道路を避けてきた車がUターンするなど、混乱が生じていた。
【速報】国道246号トンネルで土砂崩れ 秦野市では雨量400ミリ超えも 神奈川・伊勢原市 (tv-asahi.co.jp)
「すごい土砂災害…」 国道246号が「通行止め」! 伊勢原~秦野市境が「封鎖中」小田急電鉄は2024年8月30日(金)午前11時、神奈川県西部の東海大学前~秦野間において線路脇の盛土が流出していることを確認。現在も伊勢原~小田原間で運転を見合わせています。
小田急電鉄によりますと、30日午前8時45分ごろ、小田急小田原線の東海大学前駅から秦野駅の間で、線路脇で盛り土が流れ出ているのを徒歩で点検をしていた職員が確認しました。流出の規模は「確認中」としています。
小田急小田原線は30日、大雨の影響で始発から伊勢原駅と小田原駅の間で運転を見合わせていて、流出はこの区間で確認されました。
小田急電鉄は、この復旧作業のため、小田原線は伊勢原駅と新松田駅の間で、30日は終日運転を見合わせることを決めました。
台風10号の接近に伴い、関東南部でも大雨が降り続き、小田急線では連続雨量が安全運行の基準を上回っている箇所があるとしています。今後は支障区間の復旧作業を行うとともに、係員による点検や試運転を実施し、安全の確認が取れ次第 運転を再開する計画です。なお、これには相当の時間を要するとしています。