創価大が誇る「駅伝男」嶋津は、トラックで結果を出し、自信を持って駅伝シーズンに突入する。
嶋津は駅伝で圧倒的な強さを持つ。前々回、2年時の箱根駅伝は10区で区間新記録の快走でチームを11位から9位に押し上げ、創価大初のシード権(10位以内)獲得の立役者となった。前回の箱根駅伝では4区を担い、区間2位。チームをトップに引き上げ、往路優勝と総合2位に貢献した。
4年時で迎える箱根駅伝に向けて「9区を走りたい。9区と10区で区間記録保持者として名前を並べられたら格好いいじゃないですか」と笑った。もちろん、チームのために往路を走る心構えもある。「2区を走れる準備もしています」とやる気をみなぎらせた。
「厚底シューズが出てきてタイムはものすごく伸びましたし、選手も自信をつけています。ただ、あのシューズを頻繁に履いていると、股関節周りや仙腸関節周りのケガ(疲労骨折など)が増えるように感じています。
ナイキ厚底シューズは反発力のあるカーボンファイバープレートを、エネルギーリターンの高い特殊素材で挟んでいる。弾むように進む感触が特徴で、着地時の衝撃も和らげてくれる“魔法のシューズ”だ。着地時にかかるダメージは薄底と比べて、かなり小さい。しかし、故障者が続出しているという“想定外の現象”が起きているのだ。