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Channel: 丹沢最高峰 蛭ケ岳1673回超えを目指して 
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この国では高浜原発3号機が再稼働  フクイチ3号機瓦礫撤去工事  危険物散布テロ殺人犯

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高浜原発3号機が再稼働 プルサーマルは新基準で初 headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160129-… 設計寿命25年で、40年の稼働を行った超老朽原発で、ウラン核燃料の数倍以上苛酷な管理を強いられるMOXプルサーマル運転を始めてしまった 愚かを通り越した痴呆的愚挙 必ず事故を起こす!

どうしてこんなにたくさん、原発の天下りがあるのですか?

プルサーマル運転後の使用済み核燃料は、通常のウラン燃料の数百倍の崩壊熱があって、再処理まで100年の冷却が必要になり、地層処分では実に500年の冷却が必要になる 拝金ゾンビの関西電力に管理などできるはずはない 数年もしないうちに巨大事故を起こし会社は潰れて消えてしまうだろう

それにしても、どこに、こんなもの凄いメンバーが隠れていたかと思うほど大変な閣僚ばかりゾロゾロ出てくる SM宮沢・ドリル優子・極道森山・パンティ高木・賄賂甘利に、とうとう金目の伸晃までも 豪華キャストの頂点は、もちろん貧乏人から吸い上げ、海外垂れ流しの晋三だ

自民党政権が困った時は、北朝鮮のブタに頼んでテポドンぶっ放してもらう。

日本人なんてどうなっても良い人しか、日本国総理大臣になれません。ただバカなだけではなれないんです。そういえば「日本なんてどうなってもいい」発言の甘利明は売国(TPP)担当相。まさに適材適所ですね。何で政治家って年金を兆単位で無くしても裏金貰っても今の立場を辞めるだけですんでしまうんだろう?

 経済再生担当相を辞任した甘利明氏らに現金を渡した千葉県の建設会社に、都市再生機構(UR)が道路工事をめぐる約2億2千万円の補償金を支払う契約が成立したのは、当時の秘書とUR職員が初めて面談した約2カ月後の2013年8月だったことが29日、URなどへの取材で分かった。現金授受が始まったのも同月からだった。

ところが、話はそれだけで終わらない。実は、UR職員と秘書たちがもっとも頻繁に会っていたのは、その後。去年の10月だそうで、「二度取りの失敗からのネタ売り」と敬天新聞さんが喝破しておられるんだが、まぁ、そういう事だ。ヤクザにカネを渡したら、何度でも取りに来るw
とりあえず、2億2千万というのも、妥当な金額だったのかどうか、疑問が残るところで、脅迫だったんじゃないかという可能性も含めて、国交省、URの役人を国会に証人喚問すべき。少なくとも、甘利サイドは秘書が一人で行ったわけじゃない、二人の秘書が行ってるわけで、個人的な犯行で済まされないですねw

日本の消費税率8%はすでに北欧並みの高負担+税・社会保障の再分配はスウェーデンの3分の1以下で先進国最低=まさに「税金を国民から吸い上げる」だけの国民収奪国家めざす安倍政権

ただの悪いおっさんじゃ済まないヤクザ反社勢力だからな
逮捕案件だろ

刑法だよ、国民の金をヤクザと組んで盗んだ重大犯罪

死刑は当たり前 北朝鮮だったら家族と親族全て銃殺刑

でもなにこの温度差?

擁護するような情報の垂れ流しばかりで

これでもなお、夏の参院選で自民トが勝ったら、

日本人て たんなるパカの寄合いか、


顕著な事象に気づかない人って多いですね。琵琶湖に飛来する鴨類が9割減なのに誰も騒ぎませんし。1930年代にドイツ人が書いた文献に「日本人は中国人と比べて知能が低い」と書かれていてカチンときたが、残念だけど当たっているかも。


希ガス クリプトン85 ラドン

 2013年の夏頃だったか、(調べたら8月23日だった)
 友人と福島方面の汚染度調査に出かけて、千葉県まで帰ってきたとき、我孫子市の利根川付近を車で走っていたら、友人が突然、「なにこれ!」と叫んだ。

 肌身離さず持っているRADEXの検知管の二つある上等の測定器が、突然、ピーピーと警報音を鳴らし始めたのだ。
 見ると、とんでもない数値が出ていた。

 30μ/hとか70μ/hとか凄い数値が上下している。ところが、私の持っていたシンチレータ測定器はまったく反応していなかった。
 ということは、測定器の故障でなければGM管だけに反応するベータ線が出ていることを意味する。

 実は、出かけた19日にも、同じような現象が新潟の湯沢温泉から魚沼あたりでも起きた。
 このときは、計器のトラブルと思ったが、利根川付近の場合、10分以上も似たような数値が乱高下し、10キロも離れると、まったく正常に戻ったので、これは、とんでもないベータ線が出ている可能性が強いと思った。

 帰宅後、いったい該当するベータ線発生源は何か? いろいろ調べても容易に分からない。
 可能性のある核種といえば、ホットスポットを作りやすいセシウムやストロンチウムだが、いくらなんでも70μでは凄すぎる。
 飯舘村の土壌を採取して調べたが、測定器が完全に振り切れる状態だった。しかし千葉や茨城の測定箇所では、柏市であっても、せいぜい数μ/hが最高値だった。
 セシウムなら、ガンマ線が出るので必ずシンチレータ測定器に反応する。ストロンチウム90は、娘核イットリウム90が強力なベータ線を出すが、地面に付着してるものが車内で検出されることは飛程を考えればありえない。(ベータ線は空気中で、よく飛んで1m程度)

 車内でベータ線が検出されるなら、それは地表付近を這うように進み、車内にも侵入してくる重い気団であるはずだ。

 あとは事故から二年以上経ているので、半減期の長い、少なくとも数年以上ある長寿命核種以外、考えにくい。
 それと、十数分も驚くほどの高いレベルで検出され続けたので、相当に膨大な量でなければならない。

 フクイチから大量に出る可能性のある核種といえば、まずはガス体である希ガス類とヨウ素にトリチウムだ。
 これらのガス体核種は、セシウムやストロンチウムに比べると10倍以上も環境放出され、炉心メルトダウンの場合は、ほぼ全量出てしまう可能性が強い。

 ベータ線エネルギーの弱すぎるトリチウムは普通では測定できず、検知管に反応することはありえない。測定のときは、検知管の窓を突破できないため、内部にガスを入れて測定するしかないほどだ。
 それに水素なので、すぐに上空に昇ってしまうだろう。

 次に、ガス体になりやすいヨウ素131は半減期8日、事故から二年経ていれば、再臨界か医療用以外、検出される可能性は、ほぼない。

 となると、残るのは希ガス、それも上空に昇らず地表付近を気団として徘徊するほど質量が大きな核種。
 希ガスというのは化学的に不活性なヘリウム・ネオン・アルゴン・クリプトン・キセノン・ラドン であって、このうち寿命が長く、強いベータ線を出して被曝に関与する元素といえば、クリプトン・キセノン・ラドンである。

 ヘリウムやネオンなど軽い元素は拡散性も強いと思われるので問題にならない。深刻な被曝を引き起こすようなベータ線もほとんど出ない。アルゴンの同位体にも検出可能な放射能らしいものは見られない。

 残るのは、フクイチ事故で、もっとも大量に放出された可能性のあるクリプトン85とキセノン133だ。ラドンは源がウラン238なので、莫大に出た可能性があるが、半減期が3.8日なので一ヶ月存在できない。

 クリプトン85は、687Kの強いベータ線を出す。ガンマ線も出るが、ほとんど問題にならないほど少ない。おまけに半減期が10.76年と長い。消えるまでに百年はかかりそうだ。
 質量も相当に重く、気団として地表を這い進む性質がありそうだ。これは条件にぴったり合っていて怪しい。

 キセノン133は、346Kのベータ線を出すものの、半減期が5.3日と短く、一ヶ月そこそこで消えてしまう。

 というわけで、もし犯人が希ガスであるとしたなら、クリプトン85に絞られてくる。
 ただし、これが2011/03/15日頃、フクイチから大量に出たとしても、二年以上の間、地表付近を彷徨い続けてなお、毎時70マイクロのベータ線を出し続けることが可能かと考えると、相当に無理がある。

 (希ガスの場合は、ファンデルワールス力という結合があって、容易に分離拡散せず気団のまま彷徨する可能性がある)

 疑わしいものは他にもないだろうか?


 東電はフクイチ3号機瓦礫撤去工事で4兆ベクレル(大本営発表なので、実際には一桁以上多いはず)の放射能を飛散させている。

フクイチ作業の動画を見ると、強風のなか、クレーンがまともに外壁を壊していて、もの凄い粉塵飛散が見られる。
 この映像を欧米の専門家が見たら、腰を抜かして関係者は、ただちに逮捕、危険物散布、殺人罪でテロ殺人犯と同等の扱いを受けるだろう。
 日本では、警察どころか、マスコミも報道さえしなかった。

 瓦礫撤去は、使用済み核燃料プールに大量に落下した大きなコンクリートブロックをクレーンで引き抜く作業で、このとき燃料プールに瓦礫を落としたり、被覆管を傷つけるような作業ミスが、たくさん起きたはずだ。

東電は「株価が下がるから石棺工事もシールド工事もしない」と平然と言い放つような、人間としての良心のかけらもない拝金ゾンビ集団なので、工事に際して放射能の飛散を防ぐような配慮は一切していない。(せいぜい水をかける程度=安く上がるから)

 このとき、瓦礫が使用済み核燃料棒を押しつぶし、内部に大量に貯まっていたクリプトン85など希ガス類が莫大な量、環境に放出された可能性を考えると、この常識外れの異常なベータ線も、十分に合理的に説明可能だろう。

こう考えれば、不可解なベータ線大量検知の謎が、問題なく説明できてしまうので、ほぼ間違いないだろう。

 ただし、これは大変なことなのだ。後に説明するが、クリプトン85は原子力産業が説明しているような不活性の安全ガス体ではなく、実際には呼吸から肺に入って強いベータ線被曝を与え、肺ガンのイニシエータとして作用する。

【希ガス】

 上の例のように、クリプトン85やキセノン133は常温でガス体であって、使用済み核燃料被覆管に高圧で閉じこめられていて、これが破壊されれば、とんでもない量が瞬時に全量放出されるのである。

 フクイチ事故の被曝を考える上で、もっとも大量に放出されたはずの希ガス類を知ることは重要である。

 希ガスの性質と、同位体の問題をおさらいしておこう。

 希ガスは周期律表で最後の第18族元素群、ヘリウム・ネオン・アルゴン・クリプトン・キセノン・ラドンの常温ガス体元素を言い、外殻電子が閉ざされて反応することができず、昔は化学反応を起こさない不活性ガスと言われたが、近年、一定の条件で化合物を作る性質も明らかにされた。

 この同位体とトリチウム・ヨウ素がフクイチから放出された核種のなかで、もっとも大量であって、環境に巨大な影響を与えていると考える必要がある。

 それは、セシウム・ストロンチウムなどメルトダウンで知られた核種の10~数十倍のオーダーであって、核燃料被覆管内にガスとして閉じこめられ、事故時に真っ先に全量放出されるからである。

 問題になる核種は、このうちクリプトン・キセノンである。他の核種を調べても、生物に深刻な影響を与える放射能は確認できない。(今、分からないだけで将来明らかになる可能性は大いにある)

 実は、ラドンという希ガスが内部被曝に大きな問題を起こしているのだが、これは自然核種であって、独立した項目で説明する必要がある。

 当然のことだが、報道はセシウムやヨウ素ばかり強調して、おそらく桁違いに多いはずのクリプトン85についてほとんど無視、あるいは黙殺し続けている。

【クリプトン85】

 2012年5月12日 カレイドスコープがクリプトンに関する記事を書いた。
 http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-1268.html
 カレイドはなみいる反原発派の評論ブログの中でも群を抜いて優秀で、少し人間的に冷たいが、的を得た文章ばかりである。

 重要な部分を少し抜粋してみよう

 週刊朝日の誌上対談「広瀬隆×アーニー・ガンダーセン対談」

 ガンダーセン
 「当時は(私は)原発賛成派で、スリーマイル島事故の後、テレビで放射能はほとんど漏れていないと言っていました
11年後、1990年になってやっと大量の放射能が漏れていたことに気づいたんです。
 白血病や肺ガンの増加が指摘されました。
 肺ガンは、事故で放出された放射性のキセノンとクリプトンの吸入によるものだと思います」。

 広瀬氏:
「今回の事故でも、キセノンやクリプトンはすべて出たのに、まったく話題にもならない。
 放射性物質を体に取り込む内部被曝を防ぐ手立てがほとんどなされていなくて、私は、これが原因で大変なことが起きると非常に心配しています」。


 つまり、広瀬・ガンダーセン共に、希ガスは原子力産業が主張するような不活性で安全なガス同位体ではなく、明確に肺ガンや白血病を引き起こす疑いのある危険な核種だと明言している。
 これは当たり前のことだ。687KeVという強力なベータ線を放出する核種が、想像を絶するほどの膨大な量で環境を汚染し、それを呼吸で吸い込めば、気管支や肺の内部にベータ線熱傷さえ起こしかねない重篤な被曝障害をもたらすのは当然のことだ。

 肺ガンに至らずとも前駆症状として喘息など呼吸器系の疾患に大きく関与するのは常識的な判断であって、これが不活性ガスだから安全だなどと宣う原子力産業の手先学者は、被曝について無知蒙昧だけではすまされない。
 人々の健康に対する極悪迫害者であって、徹底的に糾弾するしかないだろう。こんなことを言うクズは、この世にいてはならない。


 1940年代の大気中濃度は、空気1m3あたり0.001ベクレル以下。天然クリプトン85は、ほぼ存在しないと考えられるほど微量だった。
 1940年代後半には、アメリカの核兵器製造のための再処理がおこなわれたために、大気が汚染されていった。

 世界で行われている核燃料の再処理の状況から、現在の濃度は1m3あたり1ベクレル以上と推計されている。1940年代の1000倍です。
(Wikiおよび原子力資料情報室)

 2012年3月~5月、フクイチ2号機におけるクリプトン85の異常な激増

 福島第一原発2号機の格納容器内で確認されたのは、5月8日の検出値で、2.6×102(Bq/cm3)ですから、これを1m3当たりに換算すると、×100(cm)3で、2億6000万ベクレル/1m3という途方もない量になる。

 2012年3月頃から、二号機付近で、クリプトン85の激増があり、この原因として地下にメルトスルーした核燃料の再臨界が起きたか、または核燃料プールに保存された核燃料被覆管が破れるような、何らかの作業をしたと考えられる。
 再臨界については、周辺でテルル139mやヨウ素131が頻繁に検出されており、継続性は別にして、ブスブスと火がついている状態であることは間違いなさそうだ。

 クリプトン85は、希ガスのため、非常に捉えにくく、その挙動も十分わかっていないことから、電力会社、政府はクリプトン85の人体への影響について、常に作為的とも言える過小評価を行っている。

 青森県六ヶ所村再処理工場では、年間あたりで33京ベクレルという途方もない莫大なクリプトン85の環境放出を計画しており、もし、その毒性が明らかになったなら、六ヶ所村どころか、世界の原子力産業の命運を地獄に葬るほどのインパクトがある。
 再処理工程の放出量が、あまりに莫大であり、東北北海道全体で、我々が我孫子市で遭遇したような恐ろしいほどのベータ線数値が連日測定される可能性があるのだ。

 クリプトン85のフィルタリング除去については、実は、すでに十年以上前に研究開発が行われ、技術的な目処は立っている。
 方法としては、該当希ガス核種の融点以下に冷却すれば液化するので、これをLNGのようにタンク保管するだけのことだ。
 クリプトン85については、排ガスを融点のマイナス153度以下、実用上はマイナス170度前後に冷却し、液化させて、同等に冷やした活性炭吸着剤に含ませ、そのままタンクに入れて100年ほど保管すれば消えてゆく。

 ところが、この種の技術がLNG運用で確立されているにもかかわらず、国は「カネがかかりすぎる」と決めつけ、フィルタリング放棄どころか、全量を環境放出すると、めちゃくちゃな決定をした。

 年間33京ベクレルという恐ろしい数値のベータ核種を環境に投げ捨てることの意味は、途方もなく無謀で残酷な事態である。
 これによって全世界の生物に恐ろしい影響が及ぶであろう。
 このままのペースでクリプトン85の激増(70年で1000倍)が続くなら、あと数十年もすれば全世界の生物が死滅する可能性さえある。

  クリプトン85は北半球では1985年までの10年間で大気中の濃度が2倍になり、世界気象機関(WMO)はオゾン層破壊や酸性雨を引き起こす物質とともに、監視項目に指定した。
 
 どんなに毒性が弱くとも、日常的に数十マイクロという線量で被曝したなら、累積線量では恐ろしい数値が出るだろう。再処理工場稼働は、まさに巨大な国民殺戮計画と呼ぶべきである。

 それゆえ、国際原子力産業と、その手先であるIAEA・ICRP・WHO、つまり、原子力を推進したい側の人々にとって、クリプトン85の存在は、隠しておかねばならない秘密であって、その毒性も徹底的に隠蔽されてきた。
 マスコミも鼻薬を嗅がされたのか、ほとんど報道しないのである。

再びカレイドからの無断引用

 一般の放射性核種は、大気中に漂っていたものがエアロゾルなどに吸着され、雨により地表に降下します)が、クリプトン85は、それとは異なった動きをすることが分かっています。

 普通、大気中に放出された放射性物質によって、雨天時、あるいは雨天直後の地上の空間線量率は上がり、風のない晴天の日には、空間線量率が上がることはないはずです。

 しかし、この実験では、晴天時でも空間線量が大幅に上昇することが認められ、その原因をクリプトン85が急激に大量に生成されたことに求めています。
 クリプトン85は、雨(当然、雪にも)に影響されない、ということです。(つまり、空気中のエアロゾルとくっつきにくい)

 「再処理施設から放出される核種のうち、クリプトン85の量が最大である」と結論付けています。

 再処理工場では、クリプトン85は排気塔から、すべて大気中に放出されることになっています。

 クリプトン85地表濃度に関する原燃の著しい過少評価によれば、六ヶ所村の日本原燃は、

 「排気は排気筒からさらに高く吹き上がるとされ、大気安定度によって異なるが、原燃の標準では吹き上がり高さは190mである。
 放射能雲(プルーム)の中心は、常にその高さの位置にあるとされ、風に流されつつ上下左右に拡散すると仮定されている。
 風速は一般に高さによって異なり、排気筒の高さでは大きく、地表面では小さいが、計算ではプルーム全体が排気筒の高さでの風速に従って流されると仮定している。
排気筒近くでは、プルームが下まであまり拡散してこないので、地表面濃度は小さいという結果になる」
 と主張しています。

 この日本原燃の犯罪的な過小評価については、
日本原燃(株)の事業申請書(大気へ気体放出量)から実効線量を計算した表において、「六ヶ所村再処理工場から大気への放出放射能は、年間5700人の吸入急性致死量に相当。
また、一般人、3900万人の年摂取限度に相当」
との分析があります。
(三陸の海を放射能から守る岩手の会:作成2006.3)

 六ヶ所再処理工場の運転によって大気中に放出される放射能の中でもクリプトン85は、最大の量で、毎年 3.3×10の17乗=330,000,000,000,000,000Bq(33京ベクレル)が六ヶ所村の上空に放出されます。

 放出の方法も、高さ約 150メートルの排気塔から排風機を使って時速約70キロメートルの速さで大気中に放出されます。

 膨大な量の放射性クリプトンを放出するため放出口では許容濃度をはるかに超えているのですが、非常に高い排気塔から加速して排気し大気中に拡散することで薄めてしまうから、地上に降りてくるときに濃度が低くなり問題ないというのが国や日本原燃の説明です」。
(以上、原子力資料情報室)

 クリプトン85は、不活性な希ガスであるため、水分には容易に溶けずに(クリプトンの水への溶解度は、わずか0.067)、空気中にほぼそのままの状態で漂っています。

 人は、まず呼気からクリプトン85を吸い込み、これが肺から血中に取り込まれて全身を回ります。
クリプトン85は水分に溶けないので、血液などの体液に溶けるのではなく、物理的に血液の中に「混じる」ということ。

 クリプトン85の健康への悪影響でまず挙げられるのが皮膚ガンです。
また、血液に取り込まれて血流と共に全身に行き渡ってしまうので、体のどこにでも濃縮される可能性がありります。

 特に、全身のリンパ組織に悪性腫瘍ができるホジキン病を発症させると考えられています。
そして、次に白血病を誘発する可能性が出てきます。

 イギリス北西部にあるセラフィールド再処理工場の周辺で、白血病が増えていることは知られています。

 原因は、プルトニウムなどのミクロン以下の極微粒子を肺に吸い込んで、それが全身を回り、局所的な部位に高い被曝線量を継続して与えることが原因であるとされていますが、ICRPのリスクモデルでは、これを認めていません。

 ただし、核の再処理工場から出てくるのは、むしろクリプトン85のほうが圧倒的に多いはずであり、半減期の長いプルトニウム(プルトニウム239の半減期は2万4000年)より、半減期10.76年のクリプトン85を考慮しないわけにはいかないでしょう。

 白血病が多いのは、セラフィールド再処理工場周辺だけでなく、他の核再処理工場でも同様ですから、再度、クリプトン85の人体への悪影響について、使用済み核燃料の再処理という観点から洗いなおして欲しいものです。

 東海村核燃料再処理工場では、1970年代半ばからクリプトン85が、すべて大気中に放出されてきました。

引用以上

 なぜ長々とカレイドを引用したかというと、実は、クリプトン85に関する過去の被曝障害関連論文が、なぜかネットから失われてしまっているからである。
 おそらく国際原子力産業がクリプトン85の毒性を隠蔽することが原子力産業の命運を定めることに気づき、総力を挙げて徹底的な隠蔽を行っているのではないだろうか?

 数年前には入手可能だった被曝関連の論文や、ウクライナでの被曝死者報告、福島現地で放射能汚染された遺体が無数にあるなどという大切なニュース記事が、最近、すべて削除されている。
 削除したって事実が消えるわけではないが、南京大虐殺や慰安婦問題に見られるように、証拠隠滅の上に自分たちの妄想に都合の良い虚偽の説を、それらしく流布するという極右勢力、日本会議による歴史捏造が、被爆問題にも及んできていると見る必要がある。
 
【ラドン】

 希ガスを語る上で、ラドンを外すわけにはいかない。
 周期律表18族で6元素の最後(今では7元素が提唱されている)
 ラドンは、独立に存在するのではなく、一番大本にあるウラン238が次々と塊変(崩壊)して、ラドンとして現れ、また塊変して別の核種に変わってゆく。

 原料がウランなのだから、原子炉の核生成物にも含まれるのは当然だが、一般には、天然由来の放射能鉱石から発生する核種であって、我々人類が、生物学的発生以来、つきあうことを避けられない核種であった。

 ラドンは地殻からガス体として放出され、上空に昇って、水や溶剤に溶けやすい性質から雨水に大量に含まれていて、雨が降るとガンマ線測定器が実際よりも大きな値を示す理由は、ラドンの放射能のせいである。

 ただし、ラドン自体は、ほとんどガンマ線を出さず、アルファー線を出してポロニウム218に塊変する。ガンマ線が検出されるのは、曽孫娘核種であるビスマス214からである。

 実は、ラドンには2系統の核種があって、ウラン238から始まってラジウム226、ラドン222と塊変するウラン系列の系統と、トリウム232から始まって、ラジウム228、ラジウム224を経てラドン220(通称トロン)になるトリウム系列の系統がある。

 現実に存在するラドンは、多くの場合、この二種類 ラドン222とラドン220が混在している。なぜなら大元のウランやトリウムを含む土壌が、同時に、この二つを含んでいる場合が多いからである。
 ラドン222は、4世代後のビスマス214が609Kのガンマ線を出すので存在がわかりやすい。
 トロン=ラドン220は、4世代後にタリウム208という2.6MeVと583Kの猛烈なガンマ線核種があって、平衡した場合、これが同時に検出されることがある。

 ラドンが水に溶けやすい気体である性質から、系列崩壊の途中でラドンとなった段階で気体として上空に昇り、雨水に含まれて降りてくる。
 このときには、ラドン222・ポロニウム218・鉛214・アスタチン218・ビスマス214などが同時に含まれ(平衡し)ていて、このうちビスマス214の609Kガンマ線がラドンのガンマ線として我々に検知されるのである。
 ビスマス214は半減期が20分ほど、3時間もすれば消えてしまうため、雨がやめば、すぐに検知されなくなる。

 【系列崩壊】

 アイソトープと呼ばれる放射性同位体核種を考えるにあたって、この系列塊変を理解できないと、放射能の意味も理解できなくなってしまう。

 すべての同位体核種(アイソトープ)は、放射線を出しながら次々と別の核種に変わってゆく性質がある。放射性同位体とは、種類を変えながら変化(壊変)する元素のことである。
 そして本体と壊変後の別の核種が同時に存在する(平衡する)ことで、娘核種の放射能が本体の放射能であると考えられているケースがたくさんある。

 例えば、一番代表的なセシウム137の場合、512Kのベータ線を出してバリウム137mに変わり、662Kの強いガンマ線を出して安定なバリウム137に壊変する。この過程は、いつでも平衡し同時に存在する。
 我々がセシウムのガンマ線と言うとき、実はバリウム137mのガンマ線というのが正しいはずだが、実用上は壊変系列が平衡している場合、セシウム137のガンマ線は662Kと言い習わしている。

 この例は、ほとんどの核種に共通するもので、単独で終わる核種など存在しないし、それはアイソトープ(放射性同位体)とは呼ばない。

 この壊変系列が非常に多数に渡るものを、特別に系列崩壊と呼ぶ。
 これは原子核の性質によって数学的に定まるもので、質量数を4で割った余りによって系列を定めることができる。
 自然核種の場合、4n系列=トリウム系列 4n+2=ウラン系列 4n+3=アクチニウム系列。
 その他、人工核種として4n+1=ネプツニウム系列がある。


 ウラン238は、19核種もの系列塊変を経て最後は安定な鉛206になる。
 トリウム232は、12核種の遷移塊変を経て最後は安定な鉛208になる。
 我々が鉛と認識しているものは、いずれかの系列塊変のなれの果てである鉛206と208(鉛207も含まれることがある)の混合物なのである。

 ウラン235から始まって鉛207に終わるアクチニウム系列は、人類がウラン鉱石を精製して核原料としてのウラン235を作りだしてから成立した系列で、核実験や原子炉の放出物のなかでのみ問題になる。

 そして、この系列塊変(崩壊)の途中では、すべての核種が同時に平衡状態で存在し(崩壊時間の短い核種は、すぐに消えてしまう)、系列全体を一つの核種=放射能として認識しないと放射能の意味が理解できなくなってしまう。

 おまけにウランとトリウムは土壌中に同時に存在する場合が多いから、あまりにも多数の核種が平衡状態で産出されるため、土壌の放射能分析は大変な難作業になってしまう。

 この系列塊変によって出てくる多数の放射能のせいで、実はウラン鉱石の場合、それを工業的に精製したウラン235や劣化ウランよりも、原材料のウラン鉱石の方が数倍もの強い危険な放射能を含んでいて、ウラン鉱における深刻な被曝問題が出てくるのである。

 添付したスペクトルグラフは、数日前、我が家の井戸水をCSIシンチ放射能計で測定したものだが、セシウムはビスマス214の誤検出で、実際には含まれていない。
 609KeV(304Ch)の明瞭なピークはビスマス214が出すガンマ線で、これがウラン系列の中の、ラジウム226か、ラドン222から出ていることが分かる。

 実は雨水や井戸水に溶ける性質があるのはラドン222で、私の土地は「ラドン温泉付」との謳い文句で売り出された別荘地で、土壌には大量のウランやトリウムが含まれ、井戸水は放射能水となっている。

 つまり、この井戸水の正体はラドン鉱泉なのである。本当は、ウランやトリウムを起源とする系列数十種類の放射能が含まれているはずだが、強いガンマ線として現れるのはビスマス214など数種類である。

 これほどのレベルとなると、さすがに飲用には問題があって、飲料水はミネラルウオーターを利用し、井戸水は生活用水に利用している。
 ただし、近所の多くが井戸水を利用し、わが蛭川村は長寿村に数えられているので、自然核種については原発核実験由来の人工核種に比べれば、それほど深刻さはないかもしれない。

 ラドンはウラン成分の含まれる、すべての土壌から気体として出てくるが、厳密に言えば花崗岩の含まれた土壌である。
 ウランやトリウムの大半が花崗岩に含まれているからで、これを原料に用いる陶器やコンクリート、大理石などからも出てくる。
 そして、人体に有害な作用を引き起こすことが確認されている。

 【ラドンの被曝障害】

 2005年6月、WHOはラドンを「世界のガンの6~15%がラドン被曝によって引き起こされる」
 という目を疑うような報告書を公開した。
 ラドンは喫煙に次ぐ肺ガンの主要なイニシエーターであると明記されている。

 またリットル100ベクレルを超えるラドンを含有する井戸水の利用を制限すべきと言う勧告を出している。
 室内においても、空気1立方メートル中、100ベクレルを超えると、非喫煙者の場合、0.1% 喫煙者の場合、2.5%、罹病率が高まるとする。
 欧米のデータから、1立方メートル中100ベクレルの空気を吸っている集団の肺ガンリスクは有意に高いとの報告があった。
 この線量効果関数は完全に直線的であり、閾値は存在しないとされる。
 
 ウランの含まれた土地ではラドン濃度が高くなり、気体として吸い込んだ強力なアルファー線と系列核のビスマス214のガンマ線が肺細胞を直撃するという説明である。
 
 だが、WHOは近年、原子力産業の役員が入り込んで勝手に報告を原子力産業に有利なようにデータを改竄する傾向がある。
 彼らの報告の、すべてを信用することは避けるべきだろう。
 ラドン以前に、原子力産業から放出されるクリプトン85やキセノン133、トリチウムなど人工核種を疑う必要があるからだ。

 現在、ラドン濃度と肺ガン罹患率が比例するというのは世界的定説になっていて、ラドン・ラジウム温泉によるホルミシス効果よりも、被曝リスクの方を問題にする論調が増えている。

 私の個人的な印象を言えば、WHOのラドン有害説には、原子力産業による莫大なクリプトン85放出を正当化する狙いが隠れているような気がする。
 吸入量でいえば、再処理工場から出るクリプトン85の量は年間30京ベクレルを超え、それだけで、自然界のラドン被曝量を桁違いに超える可能性があると考えている。

 再処理工場から出るクリプトン85は毎日90兆ベクレル、この気団が周辺都市に吹き寄せたとすれば、1立方メートルあたり数千・数万ベクレルのオーダーで地域の空気を汚染することが十分に予想でき、肺ガンのイニシエーションとして十分であって、これをウソにまみれたICRP/IAEA・WHOが連携してラドンのせいにすり替えることを、我々は考える必要があるのだ。

<転載終了>



日本に核開発を持ち込んだ、正力松太郎や中曽根康弘らの本当の目的が、平和利用の名を騙った日本国核武装にあったことが明らかで、核ミサイルの原料を作りたかったからに他ならない。

 今では、40年にわたる原発稼働の結果、世界でも指折りのプルトニウム在庫と、それを含む高濃度核廃棄物を保有しており、これ以上、資源量の少ない国産ウラン開発をする理由がない。

 核兵器を保有することで「強い国家として世界を威圧する」という妄想に取り憑かれてきた保守政治家たちにとって、もはやウラン鉱に、かつてのような神秘的魅力はなく、膨大な量が貯まった高濃度核廃棄物からプルトニウムを取り出すことだけが興味の対象なのである。

 だからこそ、人類史上最悪の危険なお荷物プラント、もんじゅに対する未練が収まらないのだが、もんじゅの再稼働が絶望的な事態を前に、今度は研究目的を終えたはずの茨城県、常陽まで再稼働させると言い始めた。
 運転すれば、高純度兵器級プルトニウムが入手できるからである。

 なお、ウランの世界最大の埋蔵国は、表向きオーストラリアということになっているが、実は北朝鮮の埋蔵量が豪州を陵駕するという調査結果があり、これが中国が北朝鮮を支援し続ける真の意味であるとの指摘がある。
 中国は北朝鮮の莫大な鉱物資源を何らかの形での併合によって私物化したいのである。

北朝鮮には世界最大級のウラン資源があって、これを海軍が直接、開発していたが、表向きは、陸軍との競争に勝つために秘密にされ、ウランの調達は上海の闇市場から購入としていた。
 現在の北朝鮮が、国情と不釣り合いな先端的核開発を行っている理由は、当時の技術や日本人人脈が、そのまま北朝鮮に居残って金政権に伝えたとされている。
 なお北朝鮮が核実験に使用している坑道は、当時の日本軍によるウラン採掘坑道ではないかと言われている。

95年末の「もんじゅ」、97年 3月の「東海再処理工場」、4月の「ふげん」、そして最近発覚したウラン廃物のずさんな管理など、動燃の施設で相次いでデタラメ管理問題が噴出した。


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